JP2011021943A - 端子台の接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子台に設けたねじ端子に容易に接続できる端子台の接続装置を提供する。
【解決手段】接続装置100は端子台71に並設配置された一組のねじ端子7t・7tに接続する。接続装置100は、端子台71の両翼に固定する一対の基台2a・2b、基台2a・2bに両端部を支持するスライド軸3、スライド軸3に連結する一つ以上の接続具10、及び接続具10を端子台71に向かって押える押さえ棒4を備える。接続具10は、ねじ端子7tの頭部に接触する突き当てコンタクト12、ポスト13、ハウジング14、及び接続部材(板ばね16及び連結棒18)を有する。ポスト13には、プローブ8p又はクリップ8cを係止できる。ハウジング14は、突き当てコンタクト12の先端部を一方の面から突出するように配置し、ポスト13を他方の面に立設する。接続部材は、突き当てコンタクト12とポスト13とを電気的に接続する。
【選択図】図3
【解決手段】接続装置100は端子台71に並設配置された一組のねじ端子7t・7tに接続する。接続装置100は、端子台71の両翼に固定する一対の基台2a・2b、基台2a・2bに両端部を支持するスライド軸3、スライド軸3に連結する一つ以上の接続具10、及び接続具10を端子台71に向かって押える押さえ棒4を備える。接続具10は、ねじ端子7tの頭部に接触する突き当てコンタクト12、ポスト13、ハウジング14、及び接続部材(板ばね16及び連結棒18)を有する。ポスト13には、プローブ8p又はクリップ8cを係止できる。ハウジング14は、突き当てコンタクト12の先端部を一方の面から突出するように配置し、ポスト13を他方の面に立設する。接続部材は、突き当てコンタクト12とポスト13とを電気的に接続する。
【選択図】図3
Description
本発明は、端子台の接続装置に関する。特に、電力量計などに備わる端子台の接続装置の構造に関する。
電力量計は、電力を積算し計量する電気計器である。一般家庭では、交流電力の内、有効電力が積算計量されて、いわゆる電気使用量が計量される。このような電力量計は、本体である電力計測器と端子台から構成されている。そして、端子台には、電源側給電用電線と負荷側給電用電線が接続されている。
上述した電力量計は、定期的又は必要に応じて、電圧が測定されている。この場合、テスタを用いて、プローブの先端を端子台に設けた端子に当接(接触)して、電圧を測定している。
ところで、このような電圧測定は、電力量計が通電状態で実施される。電力量計は、いわゆる活線状態で電圧が測定される。したがって、両手に持ったプローブの先端同士を不用意に接触させると、短絡が発生することがある。
このような不具合を解消するため、測定作業において、頻繁に移動するプローブが瞬時に吸着可能になり、無理な体勢を解消して安全意識に余裕をもち、測定作業が能率アップするプローブが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるプローブは、端子に吸着可能な磁石を取手棒の先端部に設け、磁石の中心から突出する接触棒を進退自在に取手棒に配置している。接触棒は、取手棒に内在する圧縮コイルばねで力を付勢されると共に、取手棒から延在するリード線と電気的に接続している。特許文献1によるプローブは、端子に吸着させて手放した状態を維持できる、としている。
しかし、特許文献1によるプローブは、端子に吸着する磁石の面積に比較して、取手棒が長く伸長しているので、端子に吸着する状態を維持することが困難と推定される。実態として、特許文献1によるプローブは、端子を奥に設ける穴にその先端部が片持ち状態で保持される場合にのみ適用可能と考えられる。
上述した電力量計は、その端子台に設けたねじ端子がハウジングの隔壁から陥没している。したがって、特許文献1によるプローブをねじ端子に吸着したまま保持することは困難である。
電力量計の端子台に設けたねじ端子に容易に接続でき、かつこの端子台に保持された状態を確実に維持可能な端子台の接続装置を実現できれば、プローブ同士を不用意に接触させることがなく、短絡が防止されて安全に電圧などを測定できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、電力量計の端子台に設けたねじ端子に容易に接続でき、かつこの端子台に保持された状態を確実に維持可能な端子台の接続装置を提供することを目的とする。
本発明者は、カバーを取り付けるための一対の雌ねじを利用して、接続装置を電力量計の端子台に取り付け、一組のねじ端子の頭部に接続可能な一つ以上の接続具をスライド自在に接続装置に連結し、接続具には、プローブ又はクリップが係止可能なポストを設け、このポストが一組のねじ端子と電気的に接続するように構成することにより、この課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな端子台の接続装置を発明するに至った。
(1)本発明による端子台の接続装置は、電力量計の端部に設けた端子台に並設配置された一組のねじ端子に接続する端子台の接続装置であって、前記端子台の両翼に固定する一対の基台と、これらの基台の一方の端部に両端部を支持するスライド軸と、このスライド軸に一方の端部がスライド可能及び回動可能に連結する一つ以上の接続具と、前記スライド軸と略平行に配置され、前記接続具の他方の端部を前記端子台に向かって押える押さえ棒と、を備え、前記接続具は、一組の前記ねじ端子の頭部に突き当てて接触する一対の突き当てコンタクトと、プローブ又はクリップが係止可能なポストと、一対の前記突き当てコンタクトの先端部を一方の面から突出するように配置し、一方の面と反対側の他方の面に前記ポストを立設するハウジングと、このハウジングに内装され、前記突き当てコンタクトと前記ポストとを電気的に接続する接続部材と、を有する。
(2)前記接続具は、一方の端部が前記スライド軸に着脱自在に連結することが好ましい。
(3)一方の前記基台は、前記押さえ棒の一方の端部を回動可能に連結するピンを有し、他方の前記基台は、前記押さえ棒の他方の端部を当該基台に保持する押さえばねを有することが好ましい。
(4)前記接続部材は、前記突き当てコンタクトの基端部を片持ち状に支持する板ばねからなることが好ましい。
本発明によれば、電力量計の端子台には、カバーを取り付けるための一対の雌ねじを利用して、一対の基台を固定し、これらの基台の一方の端部にスライド軸の両端部を支持し、このスライド軸に任意の数の接続具を取り付け、接続具を押さえ棒で押えると、接続具に設けた一対の突き当てコンタクトが一組のねじ端子の頭部に接触する。そして、接続具に設けたポストにプローブ又はクリップを係止して、電圧などを測定できる。
このように、本発明による端子台の接続装置は、電力量計の端子台に設けたねじ端子に容易に接続でき、かつこの端子台に保持された状態を確実に維持接続できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
最初に、一実施例による電力量計の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による端子台の接続装置が接続される一実施例による電力量計の構成を示す正面図である。
図1を参照すると、電力量計7は、本体である電力計測器70と端子台71から構成されている。電力量計7は、複数の電源側電力線6aと複数の負荷側電力線6bとの間に接続されている。電力量計7は、負荷側の機器に供給された電力量を計量している。
図1において、電力計測器70は、供給された電力を計測及び積算し、積算した値を電力量として正面側に向けて表示する積算表示手段を含んでいる。具体的には、積算表示手段は、電源側電力線6aから負荷側電力線6bに流れる電流に応じて電力を計測して積算し、積算して得た値を電力量として正面側に向けて表示している。図示された電力計測器70は、透明なカバーで背面を除く周囲が囲われている。
図1を参照すると、端子台71は、矩形の絶縁基板上に一組のねじ端子7t・7tを並設配置している。又、端子台71は、一組のねじ端子7t・7tを周囲から隔絶する隔壁7s・7sを有している。実体として、一対の隔壁7s・7sで囲われた凹部の底面に一組のねじ端子7t・7tを取り付けている。
なお、並設配置とは、一定の間隔を設けて一列に揃え、並べて配置することを意味している。これらのねじ端子7tは、それらの頭部がすり割り付きの低頭となっている。又、端子台71の両翼には、カバー(図示せず)を取り付けるための一対の雌ねじ7f・7fを設けている。
図1を参照すると、端子台71は、複数の電源側電力線6aと複数の負荷側電力線6bとの間に電力計測器70とが電気回路として介在するように、これらの電源側電力線6a及び負荷側電力線6bを接続している。
図1を参照すると、端子台71は、電源側端子部7aと負荷側端子部7bとに区分している。電源側端子部7aは、電源側電力線6aの端末(剥離電線)を一組のねじ端子7t・7tをねじ止めして、電気的に接続できる。負荷側端子部7bは、負荷側電力線6bの端末(剥離電線)を一組のねじ端子7t・7tをねじ止めして、電気的に接続できる。
次に、本発明の一実施形態による端子台の接続装置の構成を説明する。図2は、前記実施形態による端子台の接続装置の構成を示す正面図である。図3は、前記実施形態による端子台の接続装置の構成を示す斜視図である。図4は、前記実施形態による端子台の接続装置の構成を示す右側面図である。
図2から図4を参照すると、本発明の実施形態による端子台の接続装置(以下、接続装置と略称する)100は、端子台71の両翼に固定される一対の基台2a・2bを備えている。これらの基台2a・2bは、端子台71に設けられた一対の雌ねじ7f・7fを利用して、一組のビス7cで固定される(図1参照)。
又、図2から図4を参照すると、接続装置100は、一対の基台2a・2bの一方の端部に両端部が支持されるスライド軸3を備えている。スライド軸3は、一組のねじ端子7t・7tの配列方向と略平行に配置されている。
更に、図2から図4を参照すると、接続装置100は、一つ以上の接続具10を備えている。そして、接続具10の一方の端部は、スライド軸3にスライド可能及び回動可能に連結している。なお、実施形態では、二つの接続具10を配置している。
図2から図4を参照すると、接続装置100は、押さえ棒4を備えている。押さえ棒4は、スライド軸3と略平行に配置され、接続具10の他方の端部を端子台71に向かって押えることができる。
図2から図4を参照すると、一方の基台2aは、押さえ棒4の一方の端部を回動可能に連結するピン2pを有している。他方の基台2bは、押さえ棒4の他方の端部を基台2bに保持する押さえばね2sを有している。
次に、接続装置100の構成を補足しながら、接続具10の構成を説明する。図5は、前記実施形態による端子台の接続装置の構成を示す縦断面図である。図6は、前記実施形態による端子台の接続装置の構成を示す斜視分解組立図である。図7は、前記実施形態による端子台の接続装置の構成を示す斜視図であり、図6と異なる角度から端子台の接続装置を観ている。
図5から図7を参照すると、接続具10は、一対の棒状の突き当てコンタクト12・12を備えている。突き当てコンタクト12は、その先端部をねじ端子7tの頭部に突き当てて接触することができる。
又、図5から図7を参照すると、接続具10は、ポスト13、ハウジング14、カバーハウジング15を備えている。ポスト13は、銅合金などの導電性部材からなっている。そして、ポスト13の基端部131には、クリップ8cを挟む(係止する)ことができる。例えば、クリップ8cの端末は、テスタ(図示せず)に接続されている。
図5から図7を参照すると、ポスト13の先端部132には、すり割り13a付きの挿入開口13bを有している。プローブ8pの先端部が挿入開口13bに挿入されて挟着する(係止する)ことができる。例えば、プローブ8pの端末は、テスタ(図示せず)に接続されている。更に、ポスト13の先端部132は、伸縮が容易な絶縁性のキャップ17で覆われている。
図5から図7を参照すると、ハウジング14は、絶縁性の合成樹脂で成形されている。ハウジング14は、一方の端部に突出するアーム140を有している。アーム140には、スライド軸3とスライド可能に連結するガイド穴14cを設けている。ガイド穴14cには、劣弧に開角する開放部14dを設けている。
図5から図7において、スライド軸3から離反する力を接続具10に付与すると、開放部14dの両翼が開いて(弾性変形して)、接続具10をスライド軸3から取り外すことができる。
一方、図5から図7において、開放部14dをスライド軸3の外周に当接して、アーム140を押し込むと、開放部14dの両翼が開いた後に閉じて(弾性変形して)、接続具10をスライド軸3に取り付けることができる。このように、接続具10は、一方の端部をスライド軸3に着脱自在に連結できる。
図5から図7を参照すると、ハウジング14は、他方の端部に溝143を有している。溝143は、押さえ棒4の外周が部分的に当接する位置に設けられている。
図7を参照すると、押さえ棒4は、軸部40の外径より大きな外径を有する段付き軸41を一方の端部に設けている。段付き軸41は、相反する向きにある一対の円弧が部分的に平坦にカットされている。この平坦部には、ピン2pと回動可能に連結する軸穴(図示せず)を設けている。
一方、図7を参照すると、基台2aは、段付き軸41の平坦部を挟持する一対の支承部2d・2dを突出している。そして、ピン2pが一対の支承部2d・2dに圧入されて、押さえ棒4を回動可能に連結している(図3参照)。
図6を参照すると、押さえ棒4は、軸部40の外径より大きな外径を有する段付き軸42を他方の端部に設けている。一方、押さえばね2sは、その先端部を円弧に形成している。そして、押さえばね2sの先端部が段付き軸42を基台2bに押えて付けている。
図6を参照すると、押さえばね2sの基端部は、リベット2cで基台2bに固定されている。段付き軸42を強い力で引くと、段付き軸42が押さえばね2sから開放される。押さえばね2sの先端部を持ち上げて、段付き軸42を挿入すると、押さえ棒4の他方の端部を基台2bに保持できる(図3参照)。
図5から図7を参照すると、ハウジング14は、一方の面141に開口して、他方の面142に貫通する一対の貫通穴14a・14aを有している。貫通穴14aは、突き当てコンタクト12を絶縁可能に囲っている。そして、ハウジング14の一方の面141は、一組のねじ端子7t・7tの頭部に当接できる。
図5から図7を参照すると、カバーハウジング15は、絶縁性の合成樹脂からなり、図示されたような矩形の板状に成形されている。そして、カバーハウジング15は、その一方の面151から突出する一対の鉤状のランス15b・15bを両側部に設けている。一方、ハウジング14は、一対のランス15b・15bが係合可能な一対のラッチ部14b・14bを両側部に設けている。
図5から図7を参照すると、一対のラッチ部14b・14bに一対のランス15b・15bを係合させて、ハウジング14とカバーハウジング15とを結合できる。ハウジング14は、分離が困難な、いわゆる「はめ殺し」で、カバーハウジング15が組み立てられる。
図5から図7を参照すると、接続具10は、板ばね16と連結棒18を備えている。板ばね16は、その両端部が一対の突き当てコンタクト12・12の基端部を片持ち状に支持している。実施形態では、突き当てコンタクト12の基端部は、板ばね16の端部に「かしめ付け」で固定している。板ばね16は、突き当てコンタクト12に所定の接触圧力を付勢することができる。
図5から図7を参照すると、板ばね16の中央部は、連結棒18の一方の端面にスポット溶接で固定されている。そして、一対の突き当てコンタクト12・12、板ばね16、及び連結棒18を一体に構成している。
一方、図5から図7を参照すると、連結棒18の他方に設けた軸棒は、カバーハウジング15の他方の面152に突出しており、ポスト13の基端部131に設けた穴13cに圧入されている。ここで、ハウジング14は、カバーハウジング15を含むものとして考えることができ、ハウジング14は、ポスト13を他方の面152に立設している、とすることができる。
図5から図7を参照すると、一対の突き当てコンタクト12・12、板ばね16、及び連結棒18は、銅合金などの導電性部材からなり、ハウジング14に内装され、一対の突き当てコンタクト12・12とポスト13とを電気的に接続する接続部材とすることができる。
次に、本発明の実施形態による接続装置100の動作を説明しつつ、接続装置100の作用を説明する。
図1を参照して、予め、端子台71を覆うカバー(図示せず)を電力量計7から取り外しておく。図3を参照して、最初に、接続装置100を端子台71に固定する。端子台71に設けられた一対の雌ねじ7f・7fを利用して、一対の基台2a・2bを一組のビス7c・7cで固定する。
図5又は図6を参照すると、接続具10は、一組のねじ端子7t・7tの頭部に接触する一対の突き当てコンタクト12・12をハウジング14の一方の端部に設けている。更に、接続具10は、プローブ8p又はクリップ8cが係止可能なポスト13をハウジング14の他方の端部に設けている。
図5は、突き当てコンタクト12がねじ端子7tの頭部に当接して、板ばね16が弾性変形した状態を示している。図5を参照すると、接続具10は、スライド軸3を回動中心として、反時計方向に回動する力(反作用)が付勢されている。
一方、図5を参照すると、ハウジング14の他方の端部は、押さえ棒4に当接しており、接続具10を反時計方向に回動する運動が阻止される。したがって、突き当てコンタクト12は、ねじ端子7tに所定の接触圧力を付与することができる。
図5から図7を参照すると、接続具10は、ポスト13をねじ端子7tの頭部を囲う凹部24aから突出する突き当てコンタクト12と電気的に接続するように構成しているので、端子台71に設けたねじ端子7tに容易に接続できる。又、接続具10は、端子台71に保持された状態を確実に維持できるので、プローブを把持してねじ端子7tに接続する必要が無くなる。したがって、プローブ同士を不用意に接触させことがなく、短絡が防止される。
図2を参照すると、一方の接続具10は、中央の電源側電力線6aに接続する一組のねじ端子7t・7tに接続している。他方の接続具10は、中央の負荷側電力線6bに接続する一組のねじ端子7t・7tに接続している。
図3を参照して、押さえ棒4を開くと、接続具10は、スライド軸3を回動中心として、反時計方向に回動できる(図5参照)。そして、図2を参照すると、スライド軸3に案内されて、接続具10を列方向に移動できる。例えば、図2において、接続具10を隣接する一組のねじ端子7t・7tに接続できる。
本発明の実施形態によれば、電力量計7の端子台には、カバー(図示せず)を取り付けるための一対の雌ねじ7f・7fを利用して、一対の基台2a・2bを固定している。又、一対の基台2a・2bの一方の端部にスライド軸3の両端部を支持している。
スライド軸3に任意の数の接続具10を取り付け、接続具10を押さえ棒4で押えると、接続具10に設けた一対の突き当てコンタクト12が一組のねじ端子の頭部に接触する。そして、接続具10に設けたポスト13にプローブ8p又はクリップ8cを係止して、電圧などを測定できる。
このように、本発明の実施形態による接続装置100は、電力量計7の端子台71に設けたねじ端子7tに容易に接続でき、かつ端子台71に保持された状態を確実に維持接続できる。
又、図5から図7を参照すると、本発明の実施形態による接続装置100は、接続具10の一方の端部をスライド軸3に着脱自在に連結できるように構成している。したがって、接続装置100を端子台71に固定した後に(図3参照)、接続具10を取り外すこともでき、接続具10を追加することもできる。
図5から図7を参照すると、本発明の実施形態による接続装置100は、接続具10はスライド可能なので、容易に位置調整を行えるという効果がある。
又、図5から図7を参照すると、接続具10は、突き当てコンタクト12の基端部を片持ち状に支持する板ばね16を備えているので、この板ばね16を適宜に設計すれば、ねじ端子7tとの所定の接触圧力を付与することができる。
なお、図5は、突き当てコンタクト12がねじ端子7tの頭部に当接して、板ばね16が弾性変形した状態を示している。接続具10を端子台71から離間させると、突き当てコンタクト12の先端部がハウジング14の一方の面141から僅かに突出する、初期の状態に復帰できる。
更に、図5から図7を参照すると、ポスト13は、プローブ8pの先端部が挿入されて挟着するすり割り13a付きの挿入開口13bを先端部に有するので、プローブ8pを把持すことなく、プローブ8pが接続具10に保持されて、ねじ端子7tに接続できる。
図3から図5を参照すると、本発明の実施形態による接続具10は、プローブ8pのみならず、ポスト13にクリップ8cを係止できる。本発明の実施形態による接続装置100は、カバーを取り付けるための一対の雌ねじ7f・7fを利用して、端子台71に取り付け、一組のねじ端子7t・7tの頭部に接続可能な一つ以上の接続具10をスライド自在に接続装置100に連結し、従来のプローブと比較して保持力が優れ、プローブ8p又はクリップ8cをポスト13に係止できる。本発明の実施形態による接続具10は、プローブ8pとクリップ8cの双方をポスト13に係止することもできる。
又、図5から図7を参照すると、接続具10は、ポスト13の先端部を覆う絶縁性のキャップ17を更に備えるので、不要な感電を防止できるので安全である。
図2又は図3を参照すると、本発明の実施形態による接続装置100は、測定対象となる一組のねじ端子7t・7tに対応して接続具10を配置している。つまり、図示された接続装置100は、接続具10を2箇所に配置している。
しかし、本発明の実施形態による接続装置100は、全て(実施例では6箇所)の一組のねじ端子7t・7tに対応して接続具10を配置することもできる。そして、測定対象となるねじ端子7t・7tに対応する接続具10を介して電圧などを測定できる。
図5から図7を参照すると、上記の場合、全ての接続具10に設けたポスト13は、絶縁性のキャップ17で被覆されているので、電力量計が通電状態であっても、作業員の不作為による短絡を防止できる。
又、本発明の実施形態による接続装置100を利用して、電力量計が通電状態であっても、ねじ端子7tを安全にねじ止め又は解放することができる。この場合、ドライバで操作される以外の一組のねじ端子7t・7tに対応する箇所に接続具10を配置すれば、この接続具10は、絶縁性のキャップ17で被覆されているので、作業員の不作為による短絡を防止できる。
2a・2b 一対の基台
3 スライド軸
4 押さえ棒
7 電力量計
7t ねじ端子
8c クリップ
8p プローブ
10 接続具
12 突き当てコンタクト
13 ポスト
14 ハウジング
16 板ばね(接続部材)
18 連結棒(接続部材)
100 接続装置
3 スライド軸
4 押さえ棒
7 電力量計
7t ねじ端子
8c クリップ
8p プローブ
10 接続具
12 突き当てコンタクト
13 ポスト
14 ハウジング
16 板ばね(接続部材)
18 連結棒(接続部材)
100 接続装置
Claims (4)
- 電力量計の端部に設けた端子台に並設配置された一組のねじ端子に接続する端子台の接続装置であって、
前記端子台の両翼に固定する一対の基台と、
これらの基台の一方の端部に両端部を支持するスライド軸と、
このスライド軸に一方の端部がスライド可能及び回動可能に連結する一つ以上の接続具と、
前記スライド軸と略平行に配置され、前記接続具の他方の端部を前記端子台に向かって押える押さえ棒と、を備え、
前記接続具は、
一組の前記ねじ端子の頭部に突き当てて接触する一対の突き当てコンタクトと、
プローブ又はクリップが係止可能なポストと、
一対の前記突き当てコンタクトの先端部を一方の面から突出するように配置し、一方の面と反対側の他方の面に前記ポストを立設するハウジングと、
このハウジングに内装され、前記突き当てコンタクトと前記ポストとを電気的に接続する接続部材と、を有する端子台の接続装置。 - 前記接続具は、一方の端部が前記スライド軸に着脱自在に連結する請求項1記載の端子台の接続装置。
- 一方の前記基台は、前記押さえ棒の一方の端部を回動可能に連結するピンを有し、
他方の前記基台は、前記押さえ棒の他方の端部を当該基台に保持する押さえばねを有する請求項1又は2記載の端子台の接続装置。 - 前記接続部材は、前記突き当てコンタクトの基端部を片持ち状に支持する板ばねからなる請求項1から3のいずれかに記載の端子台の接続装置。
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JP2009165769A JP2011021943A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 端子台の接続装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-07-14 JP JP2009165769A patent/JP2011021943A/ja active Pending
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