JP2011020718A - 中空円筒状帯状部材の包装体および中空円筒状帯状部材の施工方法 - Google Patents

中空円筒状帯状部材の包装体および中空円筒状帯状部材の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯状部材の解け出しを確実に防止しつつ安定して保管し、輸送するとともに、施工現場において速やかに中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出す。
【解決手段】長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の左右の側面、内周面および外周面にわたって結束材を巻回して結束するとともに、結束された中空円筒状帯状部材を円筒状の袋体2に収容してその開口端を結束し、包装体1を形成する。そして、この包装体1を施工用治具5の一対の回転ローラー52に搭載し、回転自在に支持した後、袋体2の結束を解除するとともに、結束材の結束を解除し、中空円筒状帯状部材を袋体2に収容した状態で回転ローラー52上で回転させながら袋体2の開口端を通してその内周側から帯状部材を外方に引き出す。
【選択図】図4

Description

本発明は、螺旋状に巻回されて更生管とされる長尺の帯状部材を輸送するために中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の包装体および中空円筒状帯状部材の施工方法に関するものである。
老朽化した既設管では、帯状部材を螺旋状に巻回して更生管を製管し、製管された更生管によって内周面をライニングすることが行われている。このような既設管のライニング工法では、既設管の内部に帯状部材を送り込むため、施工現場まで長尺の帯状部材を輸送する必要がある。
帯状部材は、通常、輸送用ドラムに巻き重ねられた状態で現場まで輸送される。帯状部材が巻き重ねられる輸送用ドラムは、円板状の一対の側板の中央部間に円筒状の胴体が連結されて構成されており、胴体に長尺の帯状部材が順に巻き重ねられ、一定長さの帯状部材が巻き重ねられると、帯状部材が巻き重ねられた状態で側板から胴体が引き抜かれるようになっている。そして、帯状部材が巻き重ねられた輸送用ドラムは施工現場まで輸送されて仮置きされ、帯状部材が輸送用ドラムの内周側から繰り出されて既設管内に送り込まれ、既設管内にて螺旋状に巻回されることにより、更生管が順次製管される(例えば、特許文献1参照)。
輸送用ドラムに巻き重ねられる帯状部材の長さは、一般的には、500m〜2000m程度であり、この長さの帯状部材で形成される更生管の長さは、更生管の直径を約2mとすれば、約5m〜12m程度となる。したがって、老朽化した既設管のライニング長さが長い場合は、多数の輸送用ドラムを施工現場に持ち込む必要がある。
輸送用ドラムは、一度に輸送できる帯状部材長さを長く、かつ、トラックなどで輸送可能な最大の大きさに形成される。具体的には、通常、側板の外径3000mm、胴体の長さ1200mm程度の輸送用ドラムが多用される。したがって、このようなサイズの輸送用ドラムが多数施工現場に持ち込まれて仮置きされると、仮置き期間中、施工現場周辺の交通が渋滞したり、歩行者の通路を塞いだりするという問題がある。
この問題を避けるために、輸送用ドラムを1個ずつ施工現場に持ち込むようにすると、輸送用ドラムを一時的に保管しておく場所として、別の場所に広大な空間が必要となる。また、帯状部材を製造し、輸送用ドラムに巻き付ける工場では、必要が生じるまでの間多数の輸送用ドラムを保管しておかねばならなくなるが、その保管可能数には限度があり、帯状部材の製造可能長さ以上に消費があれば、時には一時的な帯状部材の供給量不足が発生する可能性も出てくる。
このような問題に対応して、出願人は、輸送用ドラムを用いることなく中空円筒状帯状部材をその解け出しを確実に防止しつつ安定して保管し、輸送することのできる帯状部材結束体を提案するとともに、製造ドラムや巻取り装置を用いて帯状部材結束体を製造する方法、さらには、製造された帯状部材結束体を収容支持して帯状部材結束体の内周側から帯状部材を安全に引き出して既設管内に供給することができる施工用治具を提案している(例えば、特許文献2参照)。
特許第3022353号公報 特開2009−107723号公報
ところで、引用文献2に記載された帯状部材結束体の施工用治具aは、図7に示すように、外周リングおよび内周リング間に複数本の補強桟を周方向に間隔をおいて放射状に連結して形成された左右の回転体bに、周方向に間隔をおいて複数本の連結ロッドcを着脱自在に連結して構成されている。そして、施工用治具aに対して帯状部材結束体10を収容し、支持するためには、左右の回転体b間にその半周にわたって複数本の連結ロッドcを連結した後、帯状部材結束体10を吊り上げて左右の回転体bおよび複数本の連結ロッドcによって形成された空間に落とし込み、左右の回転体bに収容するとともに、複数本の連結ロッドcに支持された帯状部材結束体10の外周面に合わせて、左右の回転体b間に残りの半周にわたって複数本の連結ロッドcを連結する必要がある。
ここで、帯状部材は、更生する既設管の管径に対応して幅および高さの異なるものが使用される。また、工場において帯状部材を設定された巻き長さ、例えば、1.0kmや0.5km巻き重ねて結束することにより帯状部材結束体が製造される。
したがって、製造ドラムや巻取り装置を用いて帯状部材結束体を製造するとき、帯状部材の種類および巻き長さによって帯状部材結束体の外径が変化するものとなる。これにより、帯状部材結束体を施工用治具に収容し、支持する際、予め帯状部材結束体の外径を計測し、その外径に対応して左右の回転体間に複数本の連結ロッドを連結位置を調整しつつ連結する必要がある。この結果、作業が煩雑になるとともに、収容作業に多くの時間を必要とするものとなっていた。すなわち、施工区間にわたって更生管を製管するには、多数の帯状部材結束体が必要であることから、限定された1日の作業時間に対して、施工用治具に1個の帯状部材結束体を収容支持するのに要する時間および必要とする帯状部材結束体の個数との積によって決定される準備作業に要する時間の割合が大きくなり、製管に割り当てられる作業時間が相対的に減少し、設定された施工区間の製管作業が遅延するおそれがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、帯状部材の解け出しを確実に防止しつつ安定して保管し、輸送することのできる中空円筒状帯状部材の包装体を提案するとともに、施工現場において速やかに中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出して既設管内に供給することのできる中空円筒状帯状部材の施工方法を提供するものである。
本発明の中空円筒状帯状部材の包装体は、螺旋状に巻回されることにより更生管とされる長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の左右の側面、内周面および外周面にわたって結束材を巻回して結束するとともに、結束された中空円筒状帯状部材を円筒状の袋体に収容してその開口端を結束することを特徴とするものである。
本発明によれば、帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の、その巻き重ね方向に対して交差する方向を結束材によって結束するとともに、結束された中空円筒状帯状部材を袋体に収容してその開口端を結束することにより、帯状部材が解け出すことを確実に防止することができる。
この結果、中空円筒状帯状部材を工場や施工現場に保管する際、荷崩れを防止して中空円筒部が左右方向に向いた縦置き状態に保管することができるとともに、中空円筒状帯状部材を袋体に収容した状態でその内周側から帯状部材を袋体の開口端を通して引き出すことができる。
ここで、袋体の材質は特に限定されないが、結束材を切断した際、中空円筒状帯状部材は、帯状部材の弾性変形による復元力が作用して拡径しようとするため、その弾性力に抗する引張強度を有するものとする。この場合、必要ならば、中空円筒状帯状部材の外周面に対応する袋体の外周面に補強材を巻回し、あるいは、予め積層したものを採用してもよい。
また、中空円筒状帯状部材の保管に際して、帯状部材の紫外線による劣化を防止するため、袋体に遮光性を付与することが好ましい。
本発明の中空円筒状帯状部材の施工方法は、螺旋状に巻回されることにより更生管とされる長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出す施工方法であって、請求項1記載の中空円筒状帯状部材の包装体を、一対の回転ローラーをそれぞれ回転自在に支持した施工用治具に搭載し、袋体の結束を解除するとともに、結束材の結束を解除した後、中空円筒状帯状部材を袋体に収容した状態で回転ローラー上で回転させながら袋体の開口端を通してその内周側から帯状部材を引き出すことを特徴とするものである。
本発明によれば、請求項1記載の中空円筒状帯状部材の包装体を、一対の回転ローラーをそれぞれ回転自在に支持した施工用治具に搭載した後、袋体の結束を解除するとともに、結束が解除された袋体の開口端を通して結束材の結束を解除する。そして、中空円筒状帯状部材を袋体に収容した状態で回転ローラー上で回転させながら袋体の開口端を通してその内周側から帯状部材を引き出す。
この結果、中空円筒状帯状部材の包装体を施工用治具に搭載し、袋体の結束および結束材の結束を順に解除すれば、中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を袋体の開口端を通して引き出すことができることから、施工に際しての準備作業を大幅に削減することができ、速やかに帯状部材を供給することができる。
本発明の中空円筒状帯状部材の施工方法は、螺旋状に巻回されることにより更生管とされる長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出す施工方法であって、長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の左右の側面、内周面および外周面にわたって結束材を巻回して結束するとともに、少なくとも外周面をシート材によって被覆した中空円筒状帯状部材を、一対の回転ローラーをそれぞれ回転自在に支持した施工用治具に搭載し、結束材の結束を解除した後、中空円筒状帯状部材をその外周面をシート材によって被覆した状態で回転ローラー上で回転させながらその内周側から帯状部材を引き出すことを特徴とするものである。
本発明によれば、長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の左右の側面、内周面および外周面にわたって結束材を巻回して結束するとともに、少なくとも外周面をシート材によって被覆した中空円筒状帯状部材を、一対の回転ローラーをそれぞれ回転自在に支持した施工用治具に搭載した後、結束材の結束を解除する。そして、中空円筒状帯状部材をその外周面がシート材によって被覆された状態で回転ローラー上で回転させながらその内周側から帯状部材を引き出す。
この結果、少なくとも外周面をシート材によって被覆した中空円筒状帯状部材を施工用治具に搭載し、結束材の結束を解除すれば、中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出すことができることから、施工に際しての準備作業を大幅に削減することができ、速やかに帯状部材を供給することができる。
本発明の中空円筒状帯状部材の包装体によれば、帯状部材の解け出しを確実に防止しつつ安定して保管し、輸送することができる。
また、本発明の中空円筒状帯状部材の施工方法によれば、施工現場において速やかに中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出して既設管内に供給することができる。
本発明の中空円筒状帯状部材の包装体の一実施形態を示す断面図である。 図1の中空円筒状帯状部材の包装体を施工用治具に搭載して示す正面図である。 図2の包装体および施工用治具の側面図である。 図1の中空円筒状帯状部材の包装体を施工用治具に搭載する工程を説明する斜視図である。 帯状部材結束体を示す斜視図である。 本発明の中空円筒状帯状部材の包装体の変形例を示す断面図である。 従来の帯状部材結束体の施工用治具を帯状部材結束体とともに示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の中空円筒状帯状部材の包装体1の一実施形態が示されている。
まず、この包装体1は、図5に示す帯状部材結束体10に該帯状部材結束体10の外径よりも若干大径の円筒状袋体2を被せ、袋体2内に帯状部材結束体10を収容した後、袋体2の開口端を適宜結束することにより形成される。
ここで、帯状部材結束体10は、老朽化した既設管をライニングする更生管を製管する帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた後、中空円筒状帯状部材10A(図5参照)の外周面、内周面および左右の側面にわたってダンボールなど緩衝材11を周方向に間隔をおいて複数箇所巻回するとともに、各緩衝材11の周囲に紐や帯などの結束材12を巻回して結束することにより製造される。
このような帯状部材結束体10は、詳細には図示しないが、製造ドラムにおける着脱自在な複数本の連結ロッドからなる巻き芯や巻取り装置における拡径縮径可能なドラムに帯状部材を順に巻き重ねて製造される。
また、袋体2に帯状部材結束体10を収容するには、詳細には図示しないが、フォークリフトトラックなどに設けられたチャッキングアタッチメントを帯状部材結束体10の中空円筒部に挿入するとともに、その内周面を押圧することによって帯状部材結束体10を保持した後、帯状部材結束体10の外径よりも若干大径の円筒状袋体2をその開口端を通して帯状部材結束体10に被せて袋体2内に帯状部材結束体10を収容する。次いで、チャッキングアタッチメントを帯状部材結束体10から離脱させ、袋体2の開口端を適宜結束するものである。
これにより、帯状部材を順に巻き重ねて形成された中空円筒状帯状部材10Aがその巻き重ね方向に対して交差する方向に結束材12によって結束されているため、帯状部材の解き出しが確実に防止される。また、中空円筒状帯状部材10Aは、袋体2に収容されているため、荷崩れが確実に防止される。これにより、保管スペースの小さな荷姿、すなわち、中空円筒部が左右方向に向いた縦置き状態に安定して保管し、輸送することができる。また、後述するように、中空円筒状帯状部材10Aを袋体2に収容した状態で施工用治具5の回転ローラー52(図4参照)に搭載して回転させることができる。
なお、袋体2としては、保管に際して紫外線による帯状部材の劣化を防止するため、遮光性を有することが好ましい。遮光性を有する袋体2を採用することにより、帯状部材結束体10を収容した袋体2を覆って新たに遮光シートを被せる手間を省くことができる。
また、結束材12を切断した際、中空円筒状帯状部材10Aは、帯状部材の弾性変形による復元力が作用して拡径しようとする。このため、袋体2の、中空円筒状帯状部材10Aの外周面に対応する外周面に補強材3(図6参照)を巻回し、または、予め積層して、袋体2の強度アップを図るようにしてもよい。
次に、このような包装体1を施工現場まで輸送し、包装体1から帯状部材を引き出して既設管内に供給する施工用治具5について説明する。
この施工用治具5は、図2乃至図4に示すように、基台51に設定間隔をおいて一対の回転ローラー52,52をそれぞれ回転自在に支持して構成されている。そして、回転ローラー52は、包装体1、すなわち、中空円筒状帯状部材10Aの幅以上の長さを有するとともに、一対の回転ローラー52,52にわたって包装体1を搭載した際、包装体1が回転ローラー52とともに円滑に回転できるようにそれらの間隔が設定されている。
また、施工用治具5の基台51には、回転ローラー52,52にわたって搭載された包装体1の周囲を覆うように、安全ガード53が立設されるようになっている。すなわち、安全ガード53によって区画された空間内に包装体1を収容することができるとともに、包装体1から帯状部材を引き出す際、安全ガード53によって包装体1が倒れることを防止できる。
この際、安全ガード53としては、包装体1が袋体2によって覆われていることから、袋体2の底面に対応する側の安全ガード53については、必ずしも立設する必要はない。また、帯状部材の引き出し側となる安全ガード53については、中空円筒状帯状部材10Aの中空円筒部の径よりも小径のリング531をその中空円筒部とほぼ同芯上に位置して形成することが好ましい。これにより、中空円筒状帯状部材10Aの内周側から帯状部材を引き出す際、リング531によって絞ることができ、帯状部材が中空円筒部で上下に跳ね上がったり、引き出し方向とは反対側に飛び出すことなく安定した姿勢で帯状部材を引き出すことができる。
このように構成された施工用治具5は、基台51にそれぞれ一対の回転ローラー52を回転自在に支持するとともに、基台51の周囲に安全ガード53を立設することにより組み立てられる。
次いで、施工現場に輸送され、中空円筒部を水平方向に向けて地上に荷卸しされた包装体1をクレーンなどを利用して吊り上げ、組み立てられた施工用治具5の安全ガード53によって区画された空間に落とし込み、その外周面を一対の回転ローラー52,52にわたって搭載し、回転自在に支持する(図4参照)。帯状部材包装体1を施工用治具5に搭載したならば、袋体2の開口端の結束を解除した後、結束が解除された袋体2の開口端を通して結束材12を切断し、帯状部材の巻き重ね方向に交差する方向の固定を解除する。これにより、袋体2に収容された中空円筒状帯状部材10Aを施工用治具5に回転自在に支持することができる。この際、結束材12による結束が解除されて中空円筒状帯状部材10Aが外径が拡大する方向に弾性変形しようとするが、袋体2によって変形が規制されている。
この後、中空円筒状帯状部材10Aの内周側から帯状部材の巻き始め端部を袋体2の開口端を通して引き出すとともに、対向する側の安全ガード53のリング531を経て外方に引き出す。これにより、帯状部材の一端部を図示しないマンホールを経て既設管内に導くことができる。
この結果、施工現場に輸送された中空円筒状帯状部材の包装体1を施工用治具5に搭載し、袋体2の結束および結束材12の結束を解除することで帯状部材をその内周側から引き出すことができることから、準備作業に要する時間を大幅に短縮して製管作業を速やかに実施することが可能となる。
なお、前述した実施形態においては、帯状部材結束体10を袋体2に収容して施工用治具5に搭載する場合を説明したが、帯状部材結束体10の少なくとも外周面を一層または複数層のシート材(図示せず)によって被覆し、シート材によって少なくとも外周面を被覆した帯状部材結束体10を施工用治具5の回転ローラー52に搭載し、結束材12を切断した後、中空円筒状帯状部材10Aをその外周面をシート材によって被覆した状態で回転させ、その内周側から帯状部材を引き出して既設管に供給するようにしてもよい。
1 施工用治具
2 袋体
5 施工用治具
52 回転ローラー
10 帯状部材結束体
10A 中空円筒状帯状部材

Claims (3)

  1. 螺旋状に巻回されることにより更生管とされる長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の左右の側面、内周面および外周面にわたって結束材を巻回して結束するとともに、結束された中空円筒状帯状部材を円筒状の袋体に収容してその開口端を結束することを特徴とする中空円筒状帯状部材の包装体。
  2. 螺旋状に巻回されることにより更生管とされる長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出す施工方法であって、請求項1記載の中空円筒状帯状部材の包装体を、一対の回転ローラーをそれぞれ回転自在に支持した施工用治具に搭載し、袋体の結束を解除するとともに、結束材の結束を解除した後、中空円筒状帯状部材を袋体に収容した状態で回転ローラー上で回転させながら袋体の開口端を通してその内周側から帯状部材を引き出すことを特徴とする帯状部材の施工方法。
  3. 螺旋状に巻回されることにより更生管とされる長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の内周側から帯状部材を引き出す施工方法であって、長尺の帯状部材を中空円筒状に巻き重ねた中空円筒状帯状部材の左右の側面、内周面および外周面にわたって結束材を巻回して結束するとともに、少なくとも外周面をシート材によって被覆した中空円筒状帯状部材を、一対の回転ローラーをそれぞれ回転自在に支持した施工用治具に搭載し、結束材の結束を解除した後、中空円筒状帯状部材をその外周面をシート材によって被覆した状態で回転ローラー上で回転させながらその内周側から帯状部材を引き出すことを特徴とする中空円筒状帯状部材の施工方法。
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