JP6801994B2 - 巻重結束体の保管装置 - Google Patents

巻重結束体の保管装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6801994B2
JP6801994B2 JP2016145970A JP2016145970A JP6801994B2 JP 6801994 B2 JP6801994 B2 JP 6801994B2 JP 2016145970 A JP2016145970 A JP 2016145970A JP 2016145970 A JP2016145970 A JP 2016145970A JP 6801994 B2 JP6801994 B2 JP 6801994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wound
shape
winding
binding
bundling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016145970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018016329A (ja
Inventor
明智 吉永
明智 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2016145970A priority Critical patent/JP6801994B2/ja
Publication of JP2018016329A publication Critical patent/JP2018016329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6801994B2 publication Critical patent/JP6801994B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Description

本発明は、帯状部材を巻き重ねて結束した巻重結束体のための保管装置及び保管方法に関し、特に、スチール等の補強部材の無い帯状部材からなる巻重結束体をドラムレスで縦置き保管するのに適した巻重結束体保管装置及び保管方法に関する。
例えば、特許文献1(特開2009−107723)には、老朽化した既設管を更生するための帯状部材からなる巻重結束体の保管方法が記載されている。先ず、帯状部材を製造ドラムに巻き重ねるとともに結束手段によって結束することによって、中空円筒状の巻重結束体を形成する。その後、製造ドラムを分解して撤去する。これによって、巻重結束体をドラムレス状態で保管することができる。保管用ドラムが無いため、保管用ドラムの保管スペースが不要である。更には、保管用ドラムのための資材やコストを省略できる。
その後、巻重結束体は、老朽化した下水道管等の既設管の更生施工現場に搬送され、施工リールに組み付けられる(特許文献2等参照)。そして、結束が解除され、帯状部材が、施工リールから連続的に繰り出されて、既設管の内周面に螺旋状にライニングされることによって、更生管(螺旋管)となる。
帯状部材には、塩ビ(PVC)等の樹脂製の帯本体にスチール等の金属板からなる補強部材が付いたものと、補強部材が付いておらず樹脂だけのものとがある(特許文献3、4等参照)。
特開2009−107723号公報 特開2011−011791号公報 特開2009−023295号公報 特開2008−105267号公報
スチール等の補強部材付きの帯状部材からなる巻重結束体の場合、ドラムレスで長期間、縦置き(軸線を略水平に向けて軸線と直交する断面を起立させた状態)にして保管しても、殆ど変形することはない。
これに対し、樹脂のみの帯状部材からなる巻重結束体の場合、ドラムレスで長期間、縦置き保管すると、自重によって扁平化変形を来す。すなわち、横方向の径が長くなり、上下方向の径が短くなる。このため、施工リールへのセット及び施工リールの回転操作が容易でない。例えば、施工リールの一対の円形フレームどうし間に架け渡すテンションバーの位置を巻重結束体の外周面の位置に応じて調節すると、時間がかかる。テンションバーの位置を一律に巻重結束体の長径に合わせると、短径側における巻重結束体とテンションバーとの間に隙間ができ、結束手段を外した時や施工リールを回した時に巻重結束体が暴れるおそれがある。施工リールを巻重結束体の変形に合わせた楕円形にすると、施工リールの回転が不安定である。
本発明は、かかる事情に鑑み、スチール等の補強部材の無い帯状部材からなる巻重結束体であっても、ドラムレスで長期間、縦置き保管したときの扁平化変形を防止することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明装置は、帯状部材を巻き重ねて結束した巻重結束体のための保管装置であって、
前記巻重結束体を、その軸線と直交する断面が起立されるように縦置き支持する縦置き支持手段と、
前記巻重結束体に対して前記軸線と直交する横方向に縮径させ、又は上下方向に拡径させる保形力を付与する保形力付与手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明方法は、帯状部材を巻き重ねてなる巻重体の軸線まわりの周方向の複数箇所を結束手段によって結束することによって巻重結束体を形成し、
前記軸線と直交する断面が起立されるように、縦置き支持手段によって前記巻重結束体を縦置き支持し、
保形力付与手段によって、前記巻重結束体に対して前記軸線と直交する横方向に縮径させ、又は上下方向に拡径させる保形力を付与することを特徴とする。
本発明によれば、例えばスチール等の補強部材の無い帯状部材からなる巻重結束体をドラムレスで長期間、縦置き保管する場合であっても、前記保形力の付与によって扁平化変形を防止できる。すなわち、巻重結束体が自重によって横方向へ拡径したり上下方向へ縮径したりするように変形するのを防止できる。この結果、帯状部材から例えば螺旋管を作製施工する際、巻重結束体を施工リールへ容易にセットでき、更には施工リールを円滑に回転させて帯状部材を繰り出すことができる。
前記保形力付与手段が、前記巻重結束体を水平まわりに囲んで締め付ける環状の保形用締付ベルトを含むことが好ましい。
前記保形力付与手段として保形用締付ベルトを、前記巻重結束体を水平まわりに囲むように環状に掛け回して締め付けることが好ましい。
保形用締付ベルトの締め付けによって、巻重結束体に対して横方向に縮径させる保形力を付与することができる。これによって、巻重結束体の自重による変形を確実に防止することができる。なお「水平まわりに囲む」とは、保形用締め付けベルトが巻重結束体に対して横方向に縮径させる保形力を付与し得るように巻重結束体を囲んでいることを言い、保形用締め付けベルトが水平に対して多少傾いた状態をも含む。
前記保形用締付ベルトが、有端のベルト本体と、前記ベルト本体を環状に留める留め具とを含み、前記留め具が、前記巻重結束体の中空部に面していることが好ましい。
これによって、帯状部材が留め具との接触によって損傷するのを防止できる。
前記巻重結束体の前記横方向の両側部には結束緩衝材が設けられ、前記保形用締付ベルトが、前記結束緩衝材の外面に沿って掛け回されていることが好ましい。
これによって、保形用締付ベルトと巻重結束体との間に結束緩衝材を介在させることができ、巻重結束体の帯状部材が保形用締付ベルトと直接接触して損傷するのを防止できる。
本発明によれば、帯状部材からなる巻重結束体をドラムレスで長期間、縦置き保管したとき、帯状部材に補強部材が設けられていなくても、巻重結束体が変形するのを防止でき、ひいては施工リールへのセット及び施工リールの回転操作を容易化することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る巻重結束体の保管構造の正面図である。 図2は、前記巻重結束体保管構造の斜視図である。 図3は、巻重結束体を構成する帯状部材の使用例を示し、図3(a)は、前記巻重結束体を保持手段から施工リールに移し替える工程の正面図である。図3(b)は、巻重結束体を施工リールにセットした状態の正面図である。図3(c)は、帯状部材を既設管の内周面にライニングする工程の正面断面図である。 図4は、前記施工リールの斜視図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る巻重結束体の保管構造の正面図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係る巻重結束体の保管構造の正面図である。 図7は、本発明の第4実施形態に係る巻重結束体の保管構造の正面図である。 図8は、本発明の第5実施形態に係る巻重結束体の保管構造の正面図である。 図9は、本発明の第6実施形態に係る巻重結束体の保管構造の正面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1及び図2に示すように、巻重結束体保管構造1は、巻重結束体9と、該巻重結束体9のための保管装置2を備えている。巻重結束体9は、巻重体90Xと、結束手段10を含む。巻重体90Xは、帯状部材90を環状に巻き重ねたものである。帯状部材90は、塩ビ(PVC)等の樹脂にて構成され、帯状に長く延びている。帯状部材90には、鋼板などの補強部材が設けられていない。このため、補強部材付きのものと比べて、巻重体90Xの保形性が低い。図3(c)に示すように、帯状部材90は、例えば老朽化した下水道管、農業用水管等の既設管6の更生に用いられる。
図1及び図2に示すように、巻重体90Xの軸線Lまわりの周方向に間隔を置いて複数の結束手段10が設けられている。ここでは、例えば4つの結束手段10が略90度間隔で配置されている。各結束手段10は、結束バンド11と、結束緩衝材12を含む。結束バンド11は、帯状部材90の巻き方向と直交するようにして、巻重体90Xに巻き付けられている。結束バンド11によって、巻重体90Xが結束されている。結束バンド11と巻重体90Xとの間に結束緩衝材12が介在されている。結束緩衝材12は、例えばポリエチレンなどの樹脂シートにて構成されている。結束緩衝材12は、巻重体90Xの軸線Lに沿って延びるように巻重体90Xの外周面上に配置されるとともに、巻重体90Xの角部及び端面に沿うように折り曲げられている。
巻重結束体9は、巻重結束体保管装置2によってドラムレスかつ縦置き状態で保持されている。巻重結束体保管装置2は、縦置き支持手段20と、保形用締付ベルト30(保形力付与手段)を備えている。縦置き支持手段20は、パレット21(台座)と、固定用ベルト22と、輪止め部材23を含む。パレット21は、平らな台形状になっている。パレット21上に巻重結束体9が縦置きされている。ひいては、縦置き支持手段20によって巻重結束体9が縦置き支持されている。縦置きとは、巻重結束体9の軸線Lが略水平に向けられ、該軸線Lと直交する断面が起立(水平に対して交差)された状態を言う。
パレット21の上面に一対の輪止め部材23が設けられている。輪止め部材23は、正面視で三角形状になっている。輪止め部材23の斜面部23aが巻重結束体9に当てられている。図における斜面部23aは、平面になっているが、巻重結束体9の外周面に沿う曲面になっていてもよい。一対の輪止め部材23によって、巻重結束体9が転がらないように保持されている。
固定用ベルト22は、ラッシングベルトにて構成されている。この固定用ベルト22が、巻重結束体9の底部の内周面とパレット21との間に掛け回されている。固定用ベルト22によって、巻重結束体9がパレット21に固定されている。巻重結束体9の底部の結束緩衝材12Bが、固定用ベルト22と巻重体90Xとの間に介在されている。
保形用締付ベルト30は、ラッシングベルトにて構成されている。詳しくは、保形用締付ベルト30は、有端のベルト本体31と、留め具32(バックル)を含む。ベルト本体31は、巻重結束体9を前後左右(水平まわり)に囲んでいる。留め具32によってベルト本体31が環状に留められている。更に、保形用締付ベルト30によって、巻重結束体9が左右方向w(軸線Lと直交する横方向)に圧縮されるように締め付けられている。
巻重結束体9の左右方向wの両側部の結束緩衝材12Cが、ベルト本体31と巻重体90Xとの間に介在されている。留め具32は、巻重結束体9の中空部9cに面している。
巻重結束体9は、次のようにして作製され、保管される。
製造ラインからの帯状部材90を製造ドラム(図示省略)に巻き付けることで巻重体90Xを形成する。この巻重体90Xを結束手段10によって結束し、巻重結束体9を形成する。その後、製造ドラムを分解して撤去する。これによって、巻重結束体9をドラムレス状態とする。このドラムレス巻重結束体9をパレット21上に縦置きし、かつ固定用ベルト22でパレット21に縛り付けて固定する。これによって、ドラムレス巻重結束体9を縦置きに支持した状態で保管できる。保管用ドラムが不要であるため、保管用ドラムの保管スペースが不要である。更には、保管用ドラムのための資材やコストを省略できる。
固定用ベルト22と巻重体90Xとの間に底部結束緩衝材12Bが介在されることによって、巻重体90Xの帯状部材90が、固定用ベルト22との直接接触で損傷するのを防止できる。
一方、縦置き状態のドラムレス巻重結束体9は、自重によって扁平化しようとする。つまり、左右方向wに伸び、上下方向vに縮むことで楕円状になろうとする(図3(b)の二点鎖線参照)。
更に、保形力付与手段として、保形用締付ベルト30を用意する。保形用締付ベルト30を巻重結束体9の水平まわりに環状に掛け回して、一定の張力がかかるまで締め付ける。締め付け作業は、作業者一人で行うことができる。
保形用締付ベルト30の締め付けによって、巻重結束体9を左右方向wに縮径させる向きの力(保形力)が付与される。この保形力によって巻重結束体9の自重による扁平化応力に抗することができる。したがって、補強部材の無い帯状部材90からなる巻重結束体9をドラムレスで長期間、縦置き保管しても扁平化変形を防止でき、元の円形状態を略保持できる。
ベルト本体31と巻重体90Xとの間には結束緩衝材12Cが介在されているから、帯状部材90がベルト本体31との接触によって損傷するのを防止できる。留め具32は中空部9cに面しているから、帯状部材90が金属製の留め具32との接触によって損傷するのを防止できる。
保形用締付ベルト30として市販のラッシングベルトを用いることができ、特別な治具を用意する必要が無く、コストを削減できる。
巻重結束体9を構成する帯状部材90は、次のように使用される。
図3(a)に示すように、巻重結束体9をパレット21に載せたままの状態で、老朽化した下水道管等の既設管6(同図(c))の更生施工現場へ搬送する。保形用締付ベルト30は、搬送前に解いてもよく、搬送後に解いてもよい。施工現場には施工リール40を用意しておく。図4に示すように、施工リール40は、一対の円形フレーム41と、複数のテンションバー43と、回転支持台45を含む。テンションバー43は、一対の円形フレーム41どうし間に架け渡され、かつ円形フレーム41の周方向に互いに等間隔置きに配置されている。
図3(a)に示すように、施工現場において、固定用ベルト22を解き、クレーン(図示省略)等を用いて巻重結束体9を施工リール40に移し替える。このとき、施工リール40の上半部のテンションバー43を取り外しておき、巻重結束体9を上方から施工リール40の一対の円形フレーム41どうし間に収容する。そして、図3(b)に示すように、前記上半部のテンションバー43を取り付ける。図3(b)において実線に示すように、巻重結束体9の外周面は略円形(真円に近い円形)であるから、複数のテンションバー43を円形フレーム41の中心から互いに略等距離の位置に配置することで、各テンションバー43を巻重結束体9の外周面に宛がうことができる。要するに、前述した保管中に巻重結束体9が楕円状(同図の二点鎖線)に変形しないようにすることで、その長径部分9aが円形フレーム41からはみ出してテンションバー43を設けることができなかったり、短径部分9bがテンションバー43から離れたりするのを回避できる。この結果、巻重結束体9を施工リール40に容易にセットできる。その後、結束手段10を外す。
続いて、図3(c)に示すように、帯状部材90を巻重体90Xから連続的に繰り出す。繰り出しに伴って、施工リール40が回転される。巻重体90Xの外周面は略円形であるから、施工リール40を円滑に回転操作できる。各テンションバー43が巻重体90Xの外周面に宛がわれているため、巻重体90Xを安定的に回転させることができる。
繰り出した帯状部材90をマンホール5から既設管6へ導入する。そして、製管機8によって既設管6の内周面に帯状部材90を螺旋状にライニングする。これによって、更生管7(螺旋管)が構築される。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る巻重結束体保管構造1Bを示したものである。
巻重結束体保管構造1Bには、保形力付与手段として一対の突っ張り棒3Bが設けられている。これら突っ張り棒3Bが、X字状にクロスされて中空部9c内に配置されている。各突っ張り棒3Bの両端部は、巻重結束体9の内周面に押し当てられている。この押し当て力は、巻重結束体9を上下方向vへ拡径させる向きの分力(保形力)を含む。この保形力によって、巻重結束体9の自重による扁平化応力に抗することができる。したがって、補強部材の無い帯状部材90からなる巻重結束体9をドラムレスで長期間、縦置き保管しても扁平化変形を防止でき、元の円形状態を略保持できる。
<第3実施形態>
図6は、本発明の第3実施形態に係る巻重結束体保管構造1Cを示したものである。
巻重結束体保管構造1Cにおいては、保形力付与手段として一本の突っ張り棒3Cが設けられている。突っ張り棒3Cは、真っ直ぐ上下に向けられて中空部9c内に配置されている。突っ張り棒3Cの両端部が、巻重結束体9の内周面の上下部分に押し当てられている。この押し当て力(保形力)は、巻重結束体9を上下方向vへ拡径させるように作用する。これによって、巻重結束体9の自重による扁平化応力に抗することができる。したがって、補強部材の無い帯状部材90からなる巻重結束体9をドラムレスで長期間、縦置き保管しても扁平化変形を防止でき、元の円形状態を略保持できる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態に係る巻重結束体保管構造1Dを示したものである。
巻重結束体保管構造1Dにおいては、保形力付与手段としてチェーンブロック50が設けられている。チェーンブロック50のチェーン53の両端部が、巻重結束体9の左右方向wの両側の結束バンド11に係止されている。詳細な図示は省略するが、チェーンブロック50のチェーンブロック本体51には、ねじりバネ等の付勢手段が設けられている。付勢手段によって、チェーン53がチェーンブロック本体51へ向かって引き寄せられるように付勢されている。この引き寄せ力(保形力)は、巻重結束体9を左右方向wへ縮径させるように作用する。これによって、巻重結束体9の自重による扁平化応力に抗することができる。したがって、補強部材の無い帯状部材90からなる巻重結束体9をドラムレスで長期間、縦置き保管しても扁平化変形を防止でき、元の円形状態を略保持できる。
<第5実施形態>
図8は、本発明の第5実施形態に係る巻重結束体保管構造1Eを示したものである。
巻重結束体保管構造1Eにおいては、保形力付与手段として緩衝体3Eが設けられている。緩衝体3Eは、樹脂にて構成されていてもよく、圧縮エアが充填されていてもよい。緩衝体3Eが、中空部9c内に収容されている。緩衝体3Eの外周部が巻重結束体9の内周面に押し当てられている。特に、巻重結束体9が自重で上下方向vに縮もうとすることで、緩衝体3Eの上下両側部が巻重結束体9の内周面の上下部分に強く押し当てられている。この押し当て力(保形力)によって、巻重結束体9の自重による扁平化応力に抗することができる。したがって、補強部材の無い帯状部材90からなる巻重結束体9をドラムレスで長期間、縦置き保管しても扁平化変形を防止でき、元の円形状態を略保持できる。
<第6実施形態>
図9は、本発明の第6実施形態に係る巻重結束体保管構造1Fを示したものである。
巻重結束体保管構造1Fにおいては、一対の輪止め部材23Fが保形力付与手段を兼ねている。輪止め部材23Fは、巻重結束体保管構造1Fの輪止め部材23(図1)よりも斜面部23aの傾斜が急になっている。斜面部23aの傾斜角は、パレット21の上面に対して例えば45°以上である。斜面部23aは、巻重結束体9の外周面の下半部における比較的上側の箇所に接している。このため、巻重結束体9が自重で左右方向wに広がろうとするのを、一対の輪止め部材23Fによって阻止することができる。したがって、補強部材の無い帯状部材90からなる巻重結束体9をドラムレスで長期間、縦置き保管しても扁平化変形を防止でき、元の円形状態を略保持できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、複数の実施形態の保形力付与手段を併用してもよい。例えば、巻重結束体9を保形用締付ベルト30(図1)で締め付け、かつ巻重結束体9の中空部9cには突っ張り棒3B又は3C(図5、図6)を設けてもよい。
本発明の帯状部材は、スチール等の補強部材が無いものに限られず、補強部材付きであってもよい。
本発明の帯状部材は、巻き重ねられ、かつ結束されて保持される帯状のものであればよく、既設管の更生用に限られない。
本発明は、例えば下水道管、農業用水管等の既設管の更生用の帯状部材の保管技術に適用できる。
軸線
v 上下方向
w 左右方向(軸線と直交する横方向)
1,1B〜1F 巻重結束体保管構造
2 巻重結束体保管装置
3B 突っ張り棒(保形力付与手段)
3C 突っ張り棒(保形力付与手段)
3E 緩衝体(保形力付与手段)
9 巻重結束体
90 帯状部材
90X 巻重体
10 結束手段
12C 横方向の両側部の結束緩衝材
20 縦置き支持手段
23F 輪止め部材(保形力付与手段)
30 保形用締付ベルト(保形力付与手段)
31 ベルト本体
32 バックル(留め具)
50 チェーンブロック(保形力付与手段)

Claims (3)

  1. 帯状部材を巻き重ねて結束した巻重結束体のための保管装置であって、
    前記巻重結束体を、その軸線と直交する断面が起立されるように縦置き支持する縦置き支持手段と、
    前記巻重結束体に対して前記軸線と直交する横方向に縮径させ、又は上下方向に拡径させる保形力を付与する保形力付与手段と、
    を備え、前記保形力付与手段が、前記巻重結束体の中空部内に配置された突っ張り棒を含み、前記突っ張り棒の両端部が前記巻重結束体の内周面に押し当てられていることを特徴とする巻重結束体保管装置。
  2. 帯状部材を巻き重ねて結束した巻重結束体のための保管装置であって、
    前記巻重結束体を、その軸線と直交する断面が起立されるように縦置き支持する縦置き支持手段と、
    前記巻重結束体に対して前記軸線と直交する横方向に縮径させ、又は上下方向に拡径させる保形力を付与する保形力付与手段と、
    を備え、前記保形力付与手段が、前記巻重結束体の中空部内に収容された緩衝体を含み、前記緩衝体の上下両側部が、前記巻重結束体の内周面の上下部分に押し当てられていることを特徴とする巻重結束体保管装置。
  3. 前記巻重結束体の前記横方向の両側部には結束緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻重結束体保管装置。
JP2016145970A 2016-07-26 2016-07-26 巻重結束体の保管装置 Active JP6801994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145970A JP6801994B2 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 巻重結束体の保管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145970A JP6801994B2 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 巻重結束体の保管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018016329A JP2018016329A (ja) 2018-02-01
JP6801994B2 true JP6801994B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=61081318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016145970A Active JP6801994B2 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 巻重結束体の保管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6801994B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018016329A (ja) 2018-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5301207B2 (ja) 帯状部材結束体の施工用治具
NO310970B1 (no) Fremgangsmate for fremstilling av en kveil av et fleksibelt objekt og kjerne for samme
JP4371969B2 (ja) 帯状板結束体の形成方法及び帯状板結束体の解き出し方法
US8881348B2 (en) Tension tool
JP6801994B2 (ja) 巻重結束体の保管装置
US5365715A (en) Rod tying apparatus
TW201814117A (zh) 一種鋼筋預組柱及其製作方法
JP5688329B2 (ja) 帯状部材結束体の施工用治具を用いた施工方法
JP6579703B2 (ja) 防水シートロール受台、防水シートの敷設機構及び敷設方法
JP5374256B2 (ja) 帯状部材結束体の製造方法
JP7062113B1 (ja) 中詰材成形用型枠装置および土木工事用袋体の位置決め方法
JP6703327B2 (ja) 跨座式台車用レールユニットの設置方法
JP2008308294A (ja) 帯状部材結束体の施工装置
CN215287653U (zh) 钢管捆装结构
CN113232916B (zh) 钢管自动捆装器
CN113353320B (zh) 钢管自动捆装方法
JP2011020718A (ja) 中空円筒状帯状部材の包装体および中空円筒状帯状部材の施工方法
JP2017100802A (ja) 巻重体保管装置
US3123942A (en) Stinton
JP2005170627A (ja) ホース用巻取機
JP2020040700A (ja) 鋼管端部の形状保持構造及び鋼管の段積み方法
JP6305057B2 (ja) 斜材の補強具及び補強方法
JP5374255B2 (ja) 帯状部材結束体の施工用治具および施工用治具に対する帯状部材結束体の収容方法
JP4980952B2 (ja) せん断補強部材、およびその施工方法
JP2003182939A (ja) 合成樹脂管用巻き付けドラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201126

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6801994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250