JP2011020230A - 携帯用工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作でライトを点灯させることができる携帯用工具を提供する。
【解決手段】モータ2と、モータの2回転力を伝達して先端工具に回転力又は打撃力を伝達する伝達部(4、5)と、これらを収容するハウジング(9、10)と、被削材を照らすライト6を有する携帯用工具1であって、ハウジングの振動又は傾きを検知する加速度センサ8を設け、加速度センサ8の出力に基づいてライト6の点灯を制御する。センサ8は、ハウジングの一部を構成するハンドル部9b近傍に設けられ、センサ8の出力を監視して、ハウジングに特定加速度の振動が加わるか、又は所定の傾きを検出した際に、ライト6を点灯させる。ライト6は、特定の振動を検出した際に消灯させるか、タイマを用いて所定時間後に消灯させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業箇所を照射するライトを備えた手持ち可能な携帯用工具に関し、特にライトのオンオフ制御を自動的に行うことができる携帯用工具に関する。
作業箇所を照射するためのLED等のライトを備えた手持ち可能な携帯用工具が広く使われている。これら携帯用工具においては、ライトを点灯させるためのスイッチをハウジングの任意の箇所に設け、作業者がスイッチを押すことによりライトが点灯する。ライトの消灯は、作業者が再びスイッチを押すか、或いは、タイマを用いて点灯してから一定時間経過したら自動的に消灯させるようにしている。
点灯・消灯の双方を作業者が行う方式の携帯用工具では、作業者による点灯・消灯の動作が必要なので煩わしく、また、作業終了後に消灯を忘れてライトが点灯したままになることがあり、その場合は無駄に電力を消費してしまう。特に、充電式電池を用いた携帯用工具においては、消灯し忘れによる電力消費の問題は深刻である。一方、ライトが点灯してから一定時間経過後に自動消灯させる方式では、位置合わせ等の作業準備中にライトが突然切れることを防止するために、自動消灯させるまでの時間を数分から十数分に設定させることが多く、無駄に電力を消費してしまう恐れがあった。
上述の問題を解消するために、ライトの点灯をモータ起動用のスイッチ(トリガスイッチ)と連動させて、モータの起動と同時にライトを点灯し、モータの停止と同時にライトを消灯させる方式が知られている。
さらに別の方法として、特許文献1には、カバー体の内側にライトを点灯するための独立した照明スイッチを設け、作業者が把持部を把持した際の手の把持力によりカバー体を弾性変形させてスイッチをオンにすることによりライトを点灯させる電動工具の照明装置が開示されている。特許文献1では、作業者が把持部から手を離すことによってスイッチがオフになり、ライトが自動的に消灯する。
特許第3998920号公報
特許文献1には、トリガスイッチとは別の位置に照明スイッチを備けたので、照明スイッチに至るまでの経路に配線が必要であり、製造コストが上昇してしまうという問題がある。また、作業者がハンドル部以外の把持部をきちんと握らないと照明スイッチがオンにならないため、位置合わせ等の作業等であって、把持部をきちんと握っていない場合は照明スイッチがオンにならないという問題があった。さらに、照明スイッチは、作業者が把持部を把持した際の手の把持力によりカバー体を弾性変形させてスイッチをオンにするため、把持部の握り具合に不自然さがでてしまう。
本発明は上記背景に鑑みてなされてもので、その目的は、簡単な操作でライトを点灯させることができる携帯用工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、簡単な操作でライトを自動消灯させることができる携帯用工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、作業終了後にライトの消灯を忘れ点灯したままになることを防止することができる携帯用工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータの回転力を伝達して先端工具に回転力又は打撃力を伝達する伝達部と、これらを収容するハウジングと、被削材を照らすライトを有する携帯用工具であって、ハウジングの振動又は傾きを検知するセンサを設け、センサの出力に基づいてライトの点灯を制御するように構成した。このため、センサの出力を監視する制御部を設け、制御部は、センサの出力を監視して、ハウジングの特定加速度の振動、又は、ハウジングの所定の傾きを検出した際に、ライトを点灯させる。センサは、ハウジング内のモータの近傍に設けると良い。
本発明の他の特徴によれば、モータはブラシレスモータであり、ハウジング内にはブラシレスモータを制御するインバータ回路を搭載する基板が設けられ、センサは基板上に搭載される。インバータ回路を制御するための制御部が設けられ、このモータ制御用の制御部と、ライト制御用の制御部は共用できる。基板上にセンサを搭載というのは、基板の上にセンサを半田付けやネジ止めするようにして直接搭載しても良いし、基板から配線を引いて基板の近傍に加速度センサを固定することにより間接的に搭載するようにしても良い。制御部は、モータを起動していない状態において、携帯用工具に特定のパターンの振動又は傾きを検出した際にライトを点灯させる。
本発明のさらに他の特徴によれば、制御部は、モータが起動された時の振動を検知してライトを消灯させる。また、制御部は、タイマを用いて点灯してから一定時間経過後にライトを消灯させるように構成しても良い。この消灯の際には、ライトの照度を徐々に低下させると好ましい。このようにして、ライトの点灯は工具本体を起動せずに工具本体を上下左右に振った時などに発生する振動を検知して行い、ライトの消灯はモータを起動した時の振動を検知することにより自動的に消灯させる。
請求項1の発明によれば、ハウジングの振動又は傾きを検知するセンサを設け、センサの出力に基づいてライトの点灯を制御するので、作業者が把持した携帯用工具から手を離さずに(又は手を動かさずに)ライトの点灯操作をすることができる。
請求項2の発明によれば、制御部は、センサの出力を監視して、ハウジングの特定加速度の振動、又は、ハウジングの所定の傾きを検出した際に、ライトを点灯させるので携帯用工具の操作性が向上する。さらに、ライトの点灯用のスイッチを別途設ける必要が無いので、電気配線を単純化することができる。
請求項3の発明によれば、ハウジングの一部を構成するハンドル部近傍に設けられるので、ハンドル部を把持して工具本体を持ち上げたり、意図的に振ったりした際の振動又は加速度を効果的に検出することができる。
請求項4の発明によれば、センサは基板上に搭載されるので、モータのインバータ回路用の基板等、既存の基板上にセンサを搭載又は接続させることができ、部品点数の増大を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、制御部は、モータを起動していない状態において、携帯用工具に特定のパターンの振動又は傾きを検出した際にライトを点灯させるので、作業者が位置合わせのために携帯用工具を動かす特定の動きを検知してライトを自動点灯させることができ、使い勝手の良い携帯用工具を提供することができる。
請求項6の発明によれば、制御部は、モータが起動された時の振動を検知してライトを消灯させるので、位置合わせが終了して作業を開始した後の、ライトが必要ない場合に迅速にライトを消灯でき、無駄な消費電力を低減させることができる。
請求項7の発明によれば、制御部は、タイマを用いて点灯してから一定時間経過後にライトを消灯させるので、ライトが点灯した後にモータを起動させないままで携帯工具を戻した(置いた)場合であっても、確実にライトを消灯させることができる。
請求項8の発明によれば、ライトは、照度を徐々に低下させることにより消灯されるので、作業者はライトが消灯される状況を容易に認識することができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例によるハンマドリルの構造を示す縦断面図である。 モータ2の駆動制御系の回路を示すブロック図である。 本発明によるライト6の点灯及び消灯の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本明細書においては、前後、上下の方向は図1に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例によるハンマドリル1の構造を示す縦断面図である。ハンマドリス1は、モータ2を駆動源とし、モータ2の回転力をピストン3による空気バネ3aを介して先端工具11に打撃力を伝達する打撃機構部4と、モータ2の回転力を先端工具11に伝達する回転伝達機構部5と、これらを収容するハウジングから構成される。本実施例においてハウジングは、リヤハウジング9及びフロントハウジング10により主に構成される。リヤハウジング9は、左右2分割の構造であり、これらはネジ止めにより固定される。フロントハウジング10は、円周方向に連続した筒状の一体構造である。リヤハウジング9は、側面から見て略L字状の形状であり、モータ2、制御回路基板7、トリガスイッチ14等を収容する。リヤハウジング9の前方側にはフロントハウジング10が接続され、フロントハウジング10には打撃機構部4と回転伝達機構部5が収容される。フロントハウジング10にはサイドハンドル16が設けられる。またフロントハウジング10の外周側には、弾力性のある合成樹脂により構成されるプロテクタ13が被される。フロントハウジング10の下側にはチェンジレバー22が設けられる。チェンジレバー22を回すことにより、“打撃だけ”、“打撃+回転”、“回転だけ”の3つの動作モードのいずれかに切り替えることができる。
リヤハウジング9のモータ2を収容する胴体部9aから略直角方向にハンドル部9bが延在する。ハンドル部9bの内部であって胴体部9aの直下にはトリガスイッチ14が設けられ、トリガ操作部14aがハンドル部9bから前方に突き出るように設けられる。ハンドル部9bの下部には、例えばAC100Vの商用電源を供給するための電源コード15が接続される。
リヤハウジング9の胴体部9aの前方側上部には、ライト保持部9cが形成され、そこに発光ダイオード(LED)等によるライト6が設けられる。ライト6は、暗い場所で作業をする際に、作業箇所を照射するために用いられ、制御回路基板7から電源が供給され、後述する制御部によって点灯又は消灯が制御される。
モータ2は、ブラシレス直流モータであり、モータ2の後方側には回転子に搭載された永久磁石の位置を検出することにより、モータ2のロータ2aの位置を検出するホールIC18を搭載するモータ用基板17が設けられる。モータ2の回転軸2cは、2つのベアリング23a、23bによって回転可能に保持される。ベアリング23bは、リヤハウジング9の内壁側に一体的に形成されたホルダ部9dに保持される。ホルダ部9dの後方側の胴体部9a内であって、ハンドル部9bの上側には、モータ2の回転制御を行う制御部やインバータ回路等を搭載する回路基板7が設けられる。
制御回路基板7には、ブラシレス直流方式のモータ2の制御するためのインバータ回路、及び、ハンマドリル1の全体を制御するための制御回路(制御部)が搭載されるが、これらの回路については後述する。さらに制御回路基板7には、本実施例の特徴をなす加速度センサ8が設けられる。加速度センサ8は、例えば圧電型加速度センサと呼ばれているものであり、加速度センサ8内部の図示しない圧電素子がひずむことにより電圧が発生する現象(圧電効果)を利用して加速度を計測する。リヤハウジング9の胴体部9aの上方には、モータ2の回転数を設定したり、その他の設定情報を入力するための設定入力パネル12が設けられる。
図2はモータ2の駆動制御系の回路を示すブロック図である。モータ2は3相のブラシレスDCモータで構成された、いわゆるインナーロータ型であって、複数組(本実施例では2組)のN極とS極を含むマグネットを含んで構成されるロータ2aと、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wから成るステータ2bと、ロータ2aの回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60°毎に配置された3つのホールIC18を有する。これらホールIC18からの回転位置検出信号に基づいて固定子巻線U、V、Wへの通電方向と時間が制御されロータ2aが回転する。ホールIC18は、モータ用基板17上の前方側、ロータ2aに対向する位置に設けられる(図1参照)。
制御回路基板7上に搭載されるインバータ回路31には、3相ブリッジ形式に接続された6つのスイッチング素子Q1〜Q6を含む。スイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御回路基板7に搭載される制御信号出力回路46に接続され、6つのスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレインまたは各ソースは、スター結線された固定子巻線U、V、Wに接続される。これによって、6つのスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路46から入力されたスイッチング素子駆動信号(H4、H5、H6等の駆動信号)によってスイッチング動作を行い、インバータ回路に印加される直流電圧を3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして固定子巻線U、V、Wに供給する。尚、本実施例においては電源コード15を介して交流電圧が入力されるが、図示しない整流回路30を介してインバータ回路31に直流電力が供給される。
スイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング素子駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6をパルス幅変調信号(PWM変調信号)H4、H5、H6として供給し、制御回路基板7上に搭載された演算部41によって、トリガスイッチ14のトリガ操作量(ストローク)の検出信号に基づいてPWM変調信号のパルス幅(デューティ比)を変化させることによってモータ2への電力供給量を調整し、モータ2の起動/停止と回転速度を制御する。
ここで、PWM変調信号は、インバータ回路31の正電源側スイッチング素子Q1〜Q3または負電源側スイッチング素子Q4〜Q6の何れか一方に供給され、スイッチング素子Q1〜Q3またはスイッチング素子Q4〜Q6を高速スイッチングさせることによって結果的に直流電圧から各固定子巻線U、V、Wに供給する電力を制御する。尚、本実施例では、負電源側スイッチング素子Q4〜Q6にPWM変調信号が供給されるため、PWM変調信号のパルス幅を制御することによって各固定子巻線U、V、Wに供給する電力を調整してモータ2の回転速度を制御することができる。
ハンマドリル1には、モータ2の回転方向を切り替えるための正逆切替レバー21が設けられ、回転方向設定回路42は正逆切替レバー21の変化を検出するごとに、モータ2の回転方向を切り替えて、その制御信号を演算部41に送信する。演算部41は、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するための中央処理装置(CPU)、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含んで構成される。
制御信号出力回路46は、回転方向設定回路42、回転子位置検出回路43及び回転角度検出回路44の出力信号に基づいて所定のスイッチング素子Q1〜Q6を交互にスイッチングするための駆動信号を形成し、その駆動信号をインバータ回路31に出力する。これによって固定子巻線U、V、Wの所定の巻線に交互に通電し、ロータ2aを設定された回転方向に回転させる。この場合、インバータ回路31の負電源側スイッチング素子Q4〜Q6に印加する駆動信号は、印加電圧設定回路49の出力制御信号に基づいてPWM変調信号として出力される。制御信号出力回路46によるPWM変調信号の作成は、ROMメモリに必要な制御データを予め記憶させておき、クロック信号に従って読み出してPWM作成データとして利用する。印加電圧設定回路49の出力制御信号に応答してPWM変調信号のパルス幅(デューティ比)が可変される。
モータ2に供給される電流は、電流検出回路48によって測定され、その値が演算部41にフィードバックされることにより、設定された電流値となるように調整される。尚、PWM変調信号は正電源側スイッチング素子Q1〜Q3に印加しても良い。また、図示していないが、インバータ回路31においてスイッチング素子の温度を測定する温度センサを設け、スイッチング素子又はその周囲の温度を常にモニターするように構成しても良い。温度があらかじめ設定された基準値以上に上昇したと判断されたら、演算部41は警告を出してモータ2の回転を制限したり、または、停止させるように構成すると好ましい。
さらに演算部41には、加速度センサ8の出力信号が入力され、演算部41はその出力信号を解析することにより、ライト点灯制御回路45に制御信号を出力し、ライト6の点灯又は消灯のタイミングを判定し、ライト6の点灯又は消灯を指示する信号をライト点灯回路45に出力する。ライト点灯回路45は、演算部41の出力信号に従って、ライト6を点灯又は消灯させる。
次に、図3を用いて、ライト6の点灯及び消灯の制御手順をする。ハンマドリル1の電源コード15をコンセントに接続されると、制御部40が起動され、演算部41は加速度センサ8からの信号待ちの状態となる(ステップ51)。この状態で、作業者は、設定入力パネル12を用いて消灯方式の設定が可能である。消灯方式は、例えば、工具本体を起動した時の振動を検知し消灯する方式、もしくは点灯時間を設定し設定時間に到達したら消灯する方式のいずれかを選択することができ、これらは設定入力パネル12を介して入力される。点灯時間以外にも振動を検知する機能を利用し工具本体を起動した時の振動を検知する間は点灯を継続し、工具本体を起動停止し振動が無くなった時に消灯することも可能である。ただし、作業者が設定しなければ、自動的に工具本体を起動した時の振動を検知し消灯する方式で待機する。また、昼間の作業や明るい場所での作業でライト6は必要ないため、作業者が強制的にライト制御をOFFすることも可能である。
次に、演算部41は、設定入力パネル12を介して作業者が「ライトの点灯」を指示したかを判定する(ステップ52)。ライト6の点灯が指示された場合は、本実施例による方法を利用せずに、従来技術と同じ手動でライト6の点灯及び消灯を制御する方法なので、ステップ58に進む。
次に演算部41は、作業者により消灯方式として「工具本体を起動した時の振動を検知し消灯する方式」の設定が選択されたか否かを判定し、選択されていればステップ54に進み、選択されていなければステップ59に進む(ステップ53)。
ステップ54においては、加速度センサ8により振動が検知されたかどうかを判定し、検出されなければそのまま待機状態を継続し、検出されたら演算部41は、ライト点灯回路45に点灯を指示する信号を出力してライト6を点灯させると共に、ライト9を消灯する時間をカウントするためのタイマを起動する(ステップ55)。この時の検知される振動は、作業者が本体を持ち上げた時の振動、先端工具11を被削材に押し付けた時の振動、作業者が工具本体を前後左右等特定の方向へ意図的に振った時の振動などであり、モータ2が起動されていない時に発生する振動である。加速度センサ8によって検出された振動の種類は、加速度センサ8の出力波形と、あらかじめROM等に格納された振動波形パターンを、演算部41が比較することに判定することができる。センサ8の出力波形としては、振動の波形、周波数などを用いることができる。作業者が手に取った場合、振動の波形は1回の大きな波形となり、周波数は低周波数の振動となる。
ライト6が点灯した後は、ステップ56においてライト6を消灯させるための振動が検出されたかどうかを判定し、検出されなければ演算部41はタイマの値からタイムオーバー(所定の点灯時間終了)かどうかを判定し、タイムオーバーでなければステップ54に戻る。この際、新たな振動検出が無ければライト6を点灯させたまま待機状態を継続し(ステップ56、57)、新たな振動が検出されたら、タイムオーバーのカウントを行うタイマをリセットして再度カウントを開始する(ステップ54、55)。
ステップ57でタイムオーバーの場合、又は、ステップ56でライト6を消灯させるための振動が検出された場合は、演算部41はライト点灯回路45に消灯を指示する信号を出力してライト6を消灯させる(ステップ63)。
一方、ステップ53において消灯方式が設定されていない場合は、ステップ59に進み、制御部41は点灯時間を設定する。この点灯時間は「ライト6が点灯されてから自動で消灯させるまでの時間」であり、例えば、数秒から数分程度の間隔で任意に設定することができる。設定方法は、作業者が設定入力パネル12を介して入力することができるが、入力がない場合は、あらかじめ定めたデフォルト値(例えば5分)を設定しても良い。
次に、ステップ60において、加速度センサ8により振動が検知されたかどうかを判定し、検出されなければそのまま待機状態を継続し、検出されたら演算部41は、ライト点灯回路45に点灯を指示する信号を出力してライト6を点灯させる(ステップ60、61)。この時の検知される振動は、ステップ54で検出される振動と同じである。次に、演算部41はタイマを用いてライト6の点灯時間をカウントし、その点灯時間がステップ59で設定された設定時間を超えたか否かを判定し、超えたらステップ63に進みライト6を消灯させる(ステップ62、63)。ステップ62において、点灯時間がステップ59で設定された設定時間を超えていない場合は、ステップ60に戻ることによって超えるまで待機する(ステップ62)。
尚、ステップ63においてライト6を消灯する時は、突然ライトが消えるのではなく、ライト6に供給する電圧を徐々に下げることで照度を徐々に落として消灯することも可能である。これにより、他のライトによる補助が必要なほど暗い場所でも、ライトが徐々に消えていく間に次の動作に入ることができる。また、作業者が設定を間違え不意に変更したい場合でも、この間に修正ができる。
以上のように、本実施例におけるライトの点灯及び消灯方法は、作業者はライト6のスイッチON又はOFFのための特別な操作が必要ないため、工具本体から手を離さずにライト6を点灯することができる。また、作業者が任意に消灯方法を選択できることで、作業者の好みに合わせて確実にライトを消灯することが可能となり、作業終了後に消灯を忘れ点灯したままになることを防止できる。
以上、本発明を示す実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例においてはハンマドリルの例をもとに説明したが、本発明はハンマドリルだけに限られず、インパクトドライバ、電気ドリル、グラインダ、丸のこ、釘打機等の携帯できる電動工具、又は他の動力を用いた携帯用工具であれば広く適用することができる。
さらに、上述の実施例ではインバータ回路31を制御する演算部41を用いて振動の検出やライトの点灯及び消灯を制御したが、この構成だけに限られずに、加速度センサ8、ライト点灯回路45、ライト6を制御部40とは独立した回路で構成してもよい。さらに、上述の実施例では圧電型加速度センサを制御回路基板7に固定するようにしたが、圧電型加速度センサでなくその他の加速度センサ、振動センサ、あるいは、何らかの動きを検出するセンサを制御回路基板7或いはその他の部分に搭載するようにしても良い。
1 ハンマドリル 2 モータ 3 ピストン 3a 空気バネ
4 打撃機構部 5 回転伝達機構部 6 ライト
7 インバータ回路 8 加速度センサ 9 リヤハウジング
9a (リヤハウジングの)胴体部 9b (リヤハウジングの)ハンドル部
10 フロントハウジング 11 先端工具
12 設定入力パネル 13 プロテクタ
14 トリガスイッチ 14a トリガ操作部
15 電源コード 16 サイドハンドル 17 モータ用基板
18 ホールIC 21 正逆切替レバー 22 チェンジレバー
23a、23b ベアリング
30 整流回路 31 インバータ回路
40 制御部 41 演算部 42 回転方向設定回路
43 回転子位置検出回路 44 回転角度検出回路
45 ライト点灯回路 46 制御信号出力回路
48 電流検出回路 49 印加電圧設定回路

Claims (8)

  1. モータと、該モータの回転力を伝達して先端工具に回転力又は打撃力を伝達する伝達部と、これらを収容するハウジングと、被削材を照らすライトを有する携帯用工具であって、
    前記ハウジングの振動又は傾きを検知するセンサを有し、
    前記センサの出力に基づいて前記ライトの点灯を制御することを特徴とする携帯用工具。
  2. 前記センサの出力を監視する制御部を設け、
    前記制御部は、前記センサの出力を監視して、前記ハウジングの特定加速度の振動、又は、前記ハウジングの所定の傾きを検出した際に、前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項1に記載の携帯用工具。
  3. 前記センサは、前記ハウジングの一部を構成するハンドル部近傍に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用工具。
  4. 前記モータはブラシレスモータであり、前記ハウジング内には前記ブラシレスモータを制御するインバータ回路を搭載する基板が設けられ、
    前記センサは前記基板上に搭載されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯用工具。
  5. 前記制御部は、前記モータを起動していない状態において、前記携帯用工具に特定のパターンの振動又は傾きを検出した際に前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項2に記載の携帯用工具。
  6. 前記制御部は、前記モータが起動された時の振動を検知して前記ライトを消灯させることを特徴とする請求項5に記載の携帯用工具。
  7. 前記制御部は、タイマを用いて点灯してから一定時間経過後にライトを消灯させることを特徴とする請求項5に記載の携帯用工具。
  8. 前記ライトは、照度を徐々に低下させることにより消灯されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯用工具。
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