JP2011019683A - パチンコ機 - Google Patents

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康司 中田
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Abstract

【課題】 何時の変動表示において特定の変動パターンが表示されるのか、大変分かり易く、かつ、新鮮味のある演出によって大当りの発生を示唆することのできるパチンコ機を実現する。
【解決手段】 第1保留数U1が4個になったときの変動パターンの抽選においてスーパーリーチパターンが選択されると、第1保留数表示装置91を構成する4番目の表示部91dが白色から青色に変化する。その後、第1保留数U1が3個に減少すると3番目の表示部91cが白色から緑色に、2個に減少すると2番目の表示部91bが白色から赤色に、1個に減少すると1番目の表示部91aが白色から虹色に変化する。このように、通常は白色で保留数を表示している表示部の発光色を他の発光色に変化させることにより、第1保留数U1が4個目のときにスーパーリーチパターンが抽選されたことを示唆することができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、遊技球が始動口に入賞すると図柄表示装置が複数の図柄を変動表示し、大当り図柄が確定表示されると大当りが発生するパチンコ機であって、図柄の変動表示中に遊技球が始動口に入賞すると、その入賞による図柄の変動表示が保留され、その保留数が表示されるパチンコ機に関する。
図19は、従来のパチンコ機の正面説明図である。従来のパチンコ機100は、発射ハンドル107と、遊技盤101と、始動口102と、図柄表示器103と、保留数表示装置109と、入賞装置104と、上皿108とを備える。そして、遊技者が発射ハンドル107を操作して発射された遊技球が始動口102に入賞すると、所定数の賞球が上皿108へ払い出され、図柄表示器103が、複数の異なる連続した数字(たとえば、0〜9)を表現した図柄の配列(以下、図柄列という)を画面上の横方向3箇所で変動表示(スクロール表示ともいう)する。
また、遊技球が始動口102に入賞したときに、パチンコ機100に備えられたコンピュータが、大当りかハズレかの判定(以下、大当り判定という)と、この大当り判定の結果に対応する変動パターン(図柄列の変動表示開始から終了までの表示内容)の抽選とを実行する。また、図柄表示器103が図柄列を変動表示しているときに遊技球が始動口102に入賞したときは、その入賞による図柄列の変動表示は保留され、その保留された変動表示は当該変動表示の終了後に行われる。
また、図柄列の変動表示を保留している数(以下、保留数という)は、所定数(たとえば、4個)を上限としてデータ格納装置に格納され、その保留数は、保留数表示装置109を構成するLEDの点灯数によって表示される。また、遊技球が始動口102に入賞したときにコンピュータによって実行された大当り判定の結果および変動パターンの抽選結果は、保留の発生した順番と対応付けてデータ格納装置に格納される。また、図柄列の変動表示の開始から終了までを1回とした場合に、図柄列の変動表示は保留数と同じ回数分行われ、変動表示が実行される毎に保留数が1個ずつ減少する。
そして、図柄列の変動表示が終了したときに画面上の3箇所で確定表示された図柄の組合せが大当り図柄(たとえば、図示のような777などの同一数字の並び)であった場合は、大当りが発生する。大当りが発生すると、入賞装置104が作動し、開閉部材105が開作動し、大入賞口106が開口する。そして、大入賞口106に規定数(たとえば、10個)以上の遊技球が入賞したか、あるいは、大入賞口106の開口時間が規定時間(たとえば、30秒)に達したかのいずれかの条件が満足されると、大入賞口106が閉口する。そして、大入賞口106の開口から閉口までを1ラウンドとし、複数のラウンド(たとえば、最大14ラウンド)が実行され、その間に遊技者は多量の賞球を獲得することができる。
特開2002−315918号公報
ところで、大当り図柄は、殆どの場合、図柄列が特定の変動パターン(たとえば、出現確率の低い変動パターン)にて変動表示されたときに確定表示される。
そこで、上述した従来のパチンコ機は、特定の変動パターンの発生を示唆するような静止画や動画を図柄列の変動表示中に表示して遊技者の注意を引くという演出を行う場合がある。
しかし、上記のような演出を行っても、保留数が複数存在する場合は、何時の変動表示において特定の変動パターンが表示されるのか、分からないという問題がある。
また、静止画や動画を使った演出は、長年に亘って行われているため、新鮮味が無くなっているという問題もある。
そこでこの発明は、上述の諸問題を解決するためになされたものであり、何時の変動表示において特定の変動パターンが表示されるのか、大変分かり易く、かつ、新鮮味のある演出によって大当りの発生を示唆することのできるパチンコ機を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、遊技領域が形成された遊技盤(5)と、前記遊技盤に設けられた始動口(53,59)と、遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置(87)と、前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口を通過したことを検出するスイッチ(53a,59a)と、前記スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段(12)と、前記スイッチがオンしたときに、複数の図柄の変動表示を開始し、その開始から所定時間経過したときに前記大当り判定手段の判定結果に対応する図柄を確定表示する図柄表示装置(52,55,56)と、前記図柄表示装置が、前記大当り判定手段が大当りと判定した結果に対応する図柄を確定表示した場合に大入賞口(57a)を開閉する入賞装置(57)と、前記図柄表示装置が前記複数の図柄を変動表示しているときに前記スイッチがオンした場合は、そのオンに基づく前記複数の図柄の変動表示の開始を保留する保留する保留手段(S20)と、前記図柄表示装置が変動表示する図柄の変動パターンを抽選で決定する変動パターン決定手段(S50〜S54)と、前記保留の数を示す保留数をn個を上限として格納し、さらに、保留の発生した順番と前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンとを対応付けて格納する格納手段(24a,24b)と、前記保留が発生する毎に前記格納手段に格納されている前記保留数に1を加算する加算手段(S17)と、前記図柄表示装置が前記複数の図柄の変動表示を開始してから終了するまでを1回の変動表示とした場合に前記図柄表示装置が変動表示を1回行う毎に前記格納手段に格納されている前記保留数から1を減算する減算手段(S23)と、前記保留した順番に対応して配列されたn個の発光部材(91a〜91d,92a〜92d)を有し、かつ、発光する発光部材の数によって前記保留数を表示する保留数表示装置(91,92)と、を備え、前記図柄表示装置が、前記格納手段に格納されている保留数と同じ数の回数分の変動表示を、前記順番に従って、かつ、各順番に対応付けられた変動パターンにて行うパチンコ機(1)において、
前記保留数表示装置の各発光部材は、それぞれn種類の発光色を発光可能であるが、通常はそれぞれ同一の第1の発光色にて発光することによって前記保留数を表示し、前記保留数が2以上の場合に前記格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンが格納されているか否かを判定する格納内容判定手段(S82)と、前記格納内容判定手段が肯定判定した場合に、m番目の発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する発光部材制御手段(S108〜S130)と、を備えたことにある。
また、この発明の第2の特徴は、遊技領域が形成された遊技盤(5)と、前記遊技盤に設けられた始動口(53,59)と、遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置(87)と、前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口を通過したことを検出するスイッチ(53a,59a)と、前記スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段(12)と、前記スイッチがオンしたときに、複数の図柄の変動表示を開始し、その開始から所定時間経過したときに前記大当り判定手段の判定結果に対応する図柄を確定表示する図柄表示装置(52,55,56)と、前記図柄表示装置が、前記大当り判定手段が大当りと判定した結果に対応する図柄を確定表示した場合に大入賞口(57a)を開閉する入賞装置(57)と、前記図柄表示装置が前記複数の図柄を変動表示しているときに前記スイッチがオンした場合は、そのオンに基づく前記複数の図柄の変動表示の開始を保留する保留する保留手段(S20)と、前記保留の数を示す保留数をn個を上限として格納し、さらに、保留の発生した順番と前記大当り判定手段の判定結果とを対応付けて格納する格納手段(24a,24b)と、前記保留が発生する毎に前記格納手段に格納されている前記保留数に1を加算する加算手段(S17)と、前記図柄表示装置が前記複数の図柄の変動表示を開始してから終了するまでを1回の変動表示とした場合に前記図柄表示装置が変動表示を1回行う毎に前記格納手段に格納されている前記保留数から1を減算する減算手段(S23)と、前記保留した順番に対応して配列されたn個の発光部材(91a〜91d,92a〜92d)を有し、かつ、発光する発光部材の数によって前記保留数を表示する保留数表示装置(91,92)と、を備え、前記図柄表示装置が、前記格納手段に格納されている保留数と同じ数の回数分の変動表示を前記順番に従って行うパチンコ機(1)において、
前記保留数表示装置の各発光部材は、それぞれn種類の発光色を発光可能であるが、通常はそれぞれ同一の第1の発光色にて発光することによって前記保留数を表示し、前記保留数が2以上の場合に前記格納手段のm番目(2≦m≦n)に格納されている大当り判定の結果が大当りであるか否かを判定する格納内容判定手段(S83)と、前記格納内容判定手段が肯定判定した場合に、m番目の前記発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する発光部材制御手段(S108〜S130)と、を備えたことにある。
また、この発明の第3の特徴は、遊技領域が形成された遊技盤(5)と、前記遊技盤に設けられた始動口(53,59)と、遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置(87)と、前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口を通過したことを検出するスイッチ(53a,59a)と、前記スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段(12)と、前記スイッチがオンしたときに、複数の図柄の変動表示を開始し、その開始から所定時間経過したときに前記大当り判定手段の判定結果に対応する図柄を確定表示する図柄表示装置(55,56)と、前記図柄表示装置が、前記大当り判定手段が大当りと判定した結果に対応する図柄を確定表示した場合に大入賞口(57a)を開閉する入賞装置(57)と、前記図柄表示装置が前記複数の図柄を変動表示しているときに前記スイッチがオンした場合は、そのオンに基づく前記複数の図柄の変動表示の開始を保留する保留する保留手段(S20)と、前記図柄表示装置が変動表示する図柄の変動パターンを抽選で決定する変動パターン決定手段(S50〜S54)と、前記保留の数を示す保留数をn個を上限として格納し、さらに、保留の発生した順番と前記大当り判定手段の判定結果と前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンとを対応付けて格納する格納手段(24a,24b)と、前記保留が発生する毎に前記格納手段に格納されている前記保留数に1を加算する加算手段(S17)と、前記図柄表示装置が前記複数の図柄の変動表示を開始してから終了するまでを1回の変動表示とした場合に前記図柄表示装置が変動表示を1回行う毎に前記格納手段に格納されている前記保留数から1を減算する減算手段(S23)と、前記保留した順番に対応して配列されたn個の発光部材(91a〜91d,92a〜92d)を有し、かつ、発光する発光部材の数によって前記保留数を表示する保留数表示装置(91,92)と、を備え、前記図柄表示装置が、前記格納手段に格納されている保留数と同じ数の回数分の変動表示を、前記順番に従って、かつ、各順番に対応付けられた変動パターンにて行うパチンコ機(1)において、
前記保留数表示装置の各発光部材は、それぞれn種類の発光色を発光可能であるが、通常はそれぞれ同一の第1の発光色にて発光することによって前記保留数を表示し、前記保留数が2以上の場合に前記格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンが格納されているか否かを判定する第1の格納内容判定手段(S82)と、前記第1の格納内容判定手段が肯定判定した場合に、前記大当り判定手段の判定結果として大当りの判定結果も前記m番目に格納されているか否かを判定する第2の格納内容判定手段(S83)と、前記第1の格納内容判定手段が肯定判定し、前記第2の格納内容判定手段が否定判定した場合に、m番目の前記発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する第1の発光部材制御手段(S108〜S130)と、前記第1および第2の格納内容判定手段が共に肯定判定した場合に、m番目の前記発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第3の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なり、さらに、前記第1の発光部材制御手段により変更された発光色とも異なる発光色に変更する第2の発光部材制御手段と、を備えたことにある。
前述の第1の特徴が備える発光部材制御手段によれば、保留数が2以上の場合で格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンが格納されているときに、m番目の発光部材の発光色を通常の第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、第1の発光色とは異なり、かつ、保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更することができる。
したがって、発光色が変更された発光部材が何番目の発光部材であるかを知ることにより、特定の変動パターンによる図柄の変動表示が、何番目の変動表示において行われるかを容易に知ることができる。
また、保留数表示装置を構成する発光部材の発光色を変更することによって特定の変動パターンの出現を示唆することができるため、静止画や動画を使う従来のパチンコ機と異なり、新鮮味のある演出を行うことができる。
前述の第2の特徴が備える発光部材制御手段によれば、保留数が2以上の場合で格納手段のm番目(2≦m≦n)に大当りの判定結果が格納されているときに、m番目の発光部材の発光色を通常の第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、第1の発光色とは異なり、かつ、保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更することができる。
したがって、発光色が変更された発光部材が何番目の発光部材であるかを知ることにより、大当りの発生に繋がる図柄の変動表示が、何番目の変動表示において行われるかを容易に知ることができる。
また、保留数表示装置を構成する発光部材の発光色を変更することによって大当りの発生を示唆することができるため、静止画や動画を使う従来のパチンコ機と異なり、新鮮味のある演出を行うことができる。
前述の第3の特徴が備える第1の発光部材制御手段によれば、保留数が2以上の場合で格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンのみが格納されているときに、m番目の発光部材の発光色を通常の第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、第1の発光色とは異なり、かつ、保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更することができる。
また、第2の発光部材制御手段によれば、保留数が2以上の場合で格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンおよび大当りの判定結果の両方が格納されているときに、m番目の発光部材の発光色を通常の第1の発光色とは異なる第3の発光色に変更し、かつ、保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、第1の発光色とは異なり、かつ、保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なり、さらに、第1の発光部材制御手段により変更された発光色とも異なる発光色に変更することができる。
したがって、発光色が変更された発光部材が何番目の発光部材であるかを知ることにより、特定の変動パターンによる図柄の変動表示が、何番目の変動表示において行われるかを容易に知ることができる。
また、変更された発光色が、特定の変動パターンを示唆するときに使われた発光色とは異なり、その発光色の発光部材が何番目の発光部材であるかを知ることにより、大当りの発生に繋がる図柄の変動表示が、何番目の変動表示において行われるかを容易に知ることができる。
また、保留数表示装置を構成する発光部材の発光色を変更することによって特定の変動パターンの出現や大当りの発生を示唆することができるため、静止画や動画を使う従来のパチンコ機と異なり、新鮮味のある演出を行うことができる。
この発明の実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。 図1に示す遊技盤5の構成を示す説明図であり、(a)は遊技盤の全体の説明図、(b)は(a)においてAで示す領域を拡大して示す説明図、(c)は普通電動役物を拡大して示す説明図である。 (a)は演出表示装置52、第1保留数表示装置91および第2保留数表示装置92の拡大説明図であり、(b)は第1保留数表示装置91および第2保留数表示装置92を構成する表示部の拡大説明図である。 (a)は第1および第2保留数表示装置の各表示部を構成するLED単体の外形を示す説明図であり、(b)は(a)に示すLEDの内部から光が出射する様子を示す説明図である。 (a)〜(d)は、第1保留数表示装置91が表示する第1保留数U1の説明図であり、(e)〜(h)は、表示部の発光色が変化する過程を示す説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 ランプ制御基板に接続されたLED基板などの説明図である。 第1および第2保留テーブルの説明図である。 第1始動口処理の流れを示すフローチャートである。 図柄処理の流れを示すフローチャートである。 受信処理の流れを示すフローチャートである。 変動パターン抽選処理の流れを示すフローチャートである。 演出処理の流れを示すフローチャートである。 保留数表示LED制御の流れを示すフローチャートである。 図14の続きを示すフローチャートである。 図15の続きを示すフローチャートである。 図16の続きを示すフローチャートである。 図17の続きを示すフローチャートである。 従来のパチンコ機の正面説明図である。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機を正面から見た説明図である。
図1に示すように、この実施形態に係るパチンコ機1には、外殻を構成する前枠2が設けられており、その前枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤5が設けられており、前枠2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射ハンドル4が取付けられている。遊技盤5の下方には、払出された賞球や貸球を収容する上受け皿6が設けられており、上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球を収容する下受け皿7が設けられている。
[遊技盤の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成について図を参照して説明する。図2は、遊技盤5の構成を示す説明図であり、(a)は遊技盤の全体の説明図、(b)は(a)においてAで示す領域を拡大して示す説明図、(c)は普通電動役物を拡大して示す説明図である。
遊技盤5の盤面には、遊技球の流下経路を規制する多数の遊技釘50が打ち込まれている。遊技盤5の盤面の周囲には、発射装置によって発射された遊技球を遊技領域に案内するためのレールセット71が設けられている。レールセット71の終端であって、遊技領域の右上角部には、矢印W2で示す軌道で飛んできた遊技球を跳ね返すための返しゴム63が設けられている。
遊技盤5の中央には、センター飾り51が設けられている。このセンター飾り51は、大仏を模した飾りであり、盤面から前方へ突出する立体形状に形成されており、遊技領域の中央においてかなりの面積を占めている。センター飾り51自身の下部には、演出画像の表示と演出図柄の変動表示とを行う演出表示装置52が設けられている。この実施形態では、演出表示装置52は、複数色を選択的に発光可能な複数のLEDを縦横(マトリクス状)に配置したドットマトリクスにより構成されている。
センター飾り51自身の左端には、遊技球が通過可能な左通過口58が開口形成されている。盤面の左側には、レールセット71の内周に沿って左サイド飾り68が設けられている。左サイド飾り68とセンター飾り51との間には、遊技球が流下する左寄り遊技領域が形成されている。その左寄り遊技領域には、風車69が回転自在に設けられている。また、図2(b)に示すように、左サイド飾り68には、普通図柄表示装置54と、普通図柄保留数表示装置54aと、第1特別図柄表示装置55と、第2特別図柄表示装置56とが設けられている。
普通図柄表示装置54、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56は、それぞれLEDにより構成されている。普通図柄表示装置54は、1個のLEDにより構成されており、そのLEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が普通図柄を構成する。また、普通図柄表示装置54がLEDを点滅させている状態が、普通図柄が変動表示している状態であり、変動表示が終了したときにLEDが点灯している状態が、普通図柄の当りを示す。普通図柄保留数表示装置54aは、4個のLEDにより構成されており、その点灯数により、普通図柄の保留数を最大4個表示する。
第1特別図柄表示装置55は4個のLEDにより構成されており、第2特別図柄表示装置56は2個のLEDにより構成されている。第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56において、LEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が特別図柄を構成する。また、LEDを点滅させている状態が、特別図柄が変動表示している状態である。第1特別図柄表示装置55は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときの点灯しているLEDの組合せが特定の組合せであるときに大当りが発生し、その組合せの種類によって大当りの種類が異なる。
たとえば、4個のLEDが点滅を繰り返した後、4個のLEDが総て点灯した状態になった場合は、最大14ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化する大当りが発生し、2個のLEDが点灯した状態になった場合は、最大2ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化する大当りが発生する。
ここで、確変とは、大当り判定において大当りと判定される確率が確変ではない通常時よりも高くなり、かつ、特別図柄および普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間(以下、変動時間という)が短縮され(時短)、かつ、普通電動役物60の開閉翼片60aの開放時間が通常時よりも長くなることにより、単位時間当りに大当りの発生する確率が通常時よりも高い遊技状態のことをいう。
また、第2特別図柄表示装置56は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときに少なくとも1個のLEDが点灯しているときに大当りが発生し、点灯しているLEDの数によって大当りの種類が異なる。たとえば、2個のLEDが点滅を繰り返した後、2個のLEDが総て点灯した状態になった場合は、最大14ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が時短に変化する大当りが発生し、1個のLEDが点灯した状態になった場合は、最大2ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、時短に変化する大当りが発生する。
また、左サイド飾り68には、左袖上入賞口64と、左袖入賞口65と、左下入賞口66とが設けられている。センター飾り51の直下には、第1始動口53が設けられている。この第1始動口53に遊技球が入賞すると、第1特別図柄表示装置55が特別図柄を変動表示するとともに、演出表示装置52が演出図柄を変動表示する。演出表示装置52は、第1特別図柄表示装置55または第2特別図柄表示装置56が特別図柄の変動表示を開始すると同時に演出図柄の変動表示を開始し、第1特別図柄表示装置55または第2特別図柄表示装置56が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出図柄の変動表示を終了する。この実施形態では、演出表示装置52は、数字(たとえば、0〜9)を表現した複数の演出図柄を数字の昇順に表示する。この表示は、表示領域の横方向の3箇所においてそれぞれ行われる。
第1始動口53の下方には、大当りが発生したときに、大当り遊技期間に実行される最大のラウンド数を演出により表示するための演出判定表示装置72が設けられている。センター飾り51と盤面の右端との間には、遊技球が流下する右寄り遊技領域が形成されている。その右寄り遊技領域には、右肩入賞口62が設けられており、その下方には、ゲート61が設けられている。
このゲート61を遊技球が通過すると、普通図柄表示装置54が普通図柄を変動表示する。また、普通図柄表示装置54が普通図柄を変動表示しているときに遊技球がゲート61を通過したときは、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留数は普通図柄保留数表示装置54aにより表示される。ゲート61の下方には、普通電動役物60が設けられている。普通電動役物60は、図2(c)に示すように、一対の開閉翼片60aを備えている。各開閉翼片60aは、その基部が回動可能に軸支されており、その基部の回動によって先端を外方へ開いたり内方へ閉じたりする。
図2(c)は、各開閉翼片60aが開いた状態である。普通電動役物60の直上には、遊技釘が存在するため、各開閉翼片60aが閉じた状態では、第2始動口59は遊技球が入賞できない大きさになり、各開閉翼片60aが開くと、第2始動口59が拡張され、遊技球が容易に入賞できる大きさになる。第2始動口59に遊技球が入賞すると、第2特別図柄表示装置56が特別図柄を変動表示するとともに、演出表示装置52が演出図柄を変動表示する。第2特別図柄表示装置56が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出表示装置52が演出図柄の変動表示を終了する。
普通電動役物60の下方には、右サイド飾り70が設けられており、その右サイド飾り70には、開閉部材を有する変動入賞装置57が設けられている。変動入賞装置57は、大当りが発生したときに開閉部材を作動させることにより、大入賞口57aを開口し、所定時間経過後に大入賞口57aを閉口する。遊技盤5自身の下部には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口67が開口形成されている。
また、遊技盤5は、左寄り遊技領域を流下する遊技球が第1始動口53に入賞し易いように構成されている。このため、遊技者は、通常、遊技球が左寄り遊技領域を流下するように矢印W1で示す領域を狙って遊技球を発射する。また、確変になると、普通電動役物60の開閉翼片60aが開放している時間が通常よりも長くなり、遊技球が第2始動口59に入賞し易くなるため、遊技者は、遊技球が右寄り遊技領域を流下するように矢印W2で示す領域を狙って遊技球を発射する。いわゆる右打ちをする。
[保留数表示装置]
次に、この発明の特徴である保留数表示装置について説明する。図3(a)は演出表示装置52、第1保留数表示装置91および第2保留数表示装置92の拡大説明図であり、(b)は第1保留数表示装置91および第2保留数表示装置92を構成する表示部の拡大説明図である。
図3に示すように、演出表示装置52の左側には、第1保留数表示装置91が設けられており、右側には第2保留数表示装置92が設けられている。第1保留数表示装置91は、表示部91a〜91dの計4個の表示部により構成されており、第2保留数表示装置92は、表示部92a〜92dの計4個の表示部により構成されている。
図4(a)は第1および第2保留数表示装置の各表示部を構成するLED単体の外形を示す説明図であり、(b)は(a)に示すLEDの内部から光が出射する様子を示す説明図である。
表示部91a〜91dおよび表示部92a〜92dは、それぞれ透光性を有するカバーを備えており、そのカバーの内側に1個または複数個のLED90を備える。
図4(a)に示すように、LED90は、薄肉板状のケース90aを備えており、そのケース90aの内部に赤色の光を発光する発光素子(以下、赤色発光素子と称する)90b、緑色の光を発光する発光素子(以下、緑色発光素子と称する)90cおよび青色の光を発光する発光素子(以下、青色発光素子と称する)90dの3つの発光素子を有する。それら3つの発光素子は、透明の樹脂90hによりケース90aの内部にモールドすることにより1チップ化されている。ケース90aの一方の側面からは、各発光素子を構成するダイオードのアノードに導通するピン90gが導出されており、他方の側面からは、カソードに導通するピン90eが導出されている。
図4(b)に示すように、各発光素子から出射された光は、樹脂90h内を拡散し、相互に混じり合い、赤、緑および青以外の光を作り出すことができる。たとえば、赤色発光素子90bおよび青色発光素子90dを発光させると、紫色の光が生成され、緑色発光素子90cおよび青色発光素子90dを発光させると、黄色の光が生成され、赤色発光素子90b、緑色発光素子90cおよび青色発光素子90dを発光させると、白色の光が生成される。
つまり、赤色発光素子90b、緑色発光素子90cおよび青色発光素子90dが、光の3原色に対応しており、点灯させる発光素子の組み合わせにより、光の3原色以外にも多種類の色の光を作り出すことができる。また、上記発光素子の選択に加えて、各発光素子の輝度、点灯のタイミングおよび点灯時間の少なくとも1つ以上を組み合わせて設定することにより、光の残像現象を利用することができるため、見た目の発光色を様々に変化させることができる。
第1特別図柄表示装置55が特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第1始動口53に入賞したときは、その入賞による特別図柄の変動表示は保留され、その保留数(以下、第1保留数という)は第1保留数表示装置91により表示される。第1保留数表示装置91は、表示部91a〜91dの点灯数により、第1保留数を最大4個まで表示する。
第2特別図柄表示装置56が特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第2始動口59に入賞したときは、その入賞による特別図柄の変動表示は保留され、その保留数(以下、第2保留数という)は第2保留数表示装置92により表示される。第2保留数表示装置92は、表示部92a〜92dの点灯数により、第2保留数を最大4個まで表示する。
表示部91a〜91dおよび表示部92a〜92dは、保留数を表示するときの通常の発光色は白色である。この実施形態では、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56が同時に特別図柄を変動表示することはなく、第1特別図柄表示装置55の保留数が1個以上存在する場合は、第2特別図柄表示装置56は、特別図柄を変動表示しないようになっている。
図5(a)〜(d)は、第1保留数表示装置91が表示する第1保留数U1の説明図であり、(e)〜(h)は、表示部の発光色が変化する過程を示す説明図である。
第1特別図柄表示装置55が特別図柄を変動表示している途中に1個の遊技球が第1始動口53に入賞すると、図5(a)に示すように、第1保留数表示装置91の表示部91aが白色で発光し、第1保留数U1が1個になったことを表示する。
以降、同一期間の変動表示期間中に第1始動口53に入賞した遊技球の数が2個、3個、4個に増加すると、図5(b)〜(d)に示すように、表示部91b,91c,91dが順に白色で発光し、第1保留数U1が2個、3個、4個に増加したことを表示する。また、表示部91a〜91dは、それぞれ保留が発生した順番の1番〜4番に対応している。なお、第2保留数表示装置92も同様に表示部92a〜92dを順に白色で発光させることにより、第2保留数U2の個数を表示する。
また、第1および第2保留数表示装置は、演出表示装置52が将来表示する演出図柄の変動パターンが特定の変動パターンであることを示唆する機能と、将来大当りが発生することを示唆する機能とを有する。なお、遊技球が第1始動口53に入賞したときに、主制御用CPU(図6にて符号12で示す)が大当り判定を行い、演出制御用CPU(図6にて符号22で示す)が、第1および第2特別図柄表示装置による特別図柄の変動パターンと、演出表示装置52による演出図柄の変動パターンとを抽選する。
上記の特定の変動パターンとは、たとえば、複数種類のリーチパターンの中で最も出現する確率の低いスーパーリーチパターンである。ここで、リーチとは、演出表示装置52において演出図柄が変動表示されている複数の表示領域のうち、1つの表示領域のみが演出図柄を変動表示しており、他の表示領域において大当り図柄を構成する演出図柄が確定表示されている状態のことである。
また、リーチパターンとは、リーチになる表示態様を含む変動パターンのことである。また、リーチパターンが出現しても、大当りが発生する場合と発生しない場合とがあるが、出現確率の低い変動パターンほど、大当り発生の確率が高くなるように設定されている。このため、出現確率の最も低いスーパーリーチパターンが出現すると、大当り発生に対する遊技者の期待感が最も高くなる。
この実施形態では、第1保留数U1が4個になったときに抽選された変動パターンがスーパーリーチパターンであった場合、あるいは、第1保留数U1が4個になったときの大当り判定の結果が大当りであった場合に、図5(e)に示すように、4個目の第1保留数U1を表示する4番目の表示部91dが白色から青色に変化する。そして、現在、第1特別図柄表示装置55が行っている特別図柄の変動表示および演出表示装置52による演出図柄の変動表示が終了し、次の変動表示が始まると、第1保留数U1が3個に減少し、図5(f)に示すように、表示部91dが消灯すると同時に3個目の第1保留数U1を表示する3番目の表示部91cの発光色が白色から緑色に変化する。
そして、現在、第1特別図柄表示装置55が行っている特別図柄の変動表示および演出表示装置52による演出図柄の変動表示が終了し、次の変動表示が始まると、第1保留数U1が2個に減少し、図5(g)に示すように、表示部91cが消灯すると同時に2個目の第1保留数U1を表示する2番目の表示部91bの発光色が白色から赤色に変化する。そして、現在、第1特別図柄表示装置55が行っている特別図柄の変動表示および演出表示装置52による演出図柄の変動表示が終了し、次の変動表示が始まると、第1保留数U1が1個に減少し、図5(h)に示すように、表示部91bが消灯すると同時に1個目の第1保留数U1を表示する1番目の表示部91aの発光色が白色から虹色に変化する。
以上のように、第1保留数U1が4個になったときに行われた変動パターンの抽選においてスーパーリーチパターンが抽選された場合、あるいは、第1保留数U1が4個になったときに行われた大当り判定の結果が大当りであった場合は、4個目の第1保留数U1を表示する4番目の表示部91dを白色から青色に変化させ、以降、第1保留数U1が1個ずつ減少する毎に、発光色が白色から変わる表示部の順番が1つずつ小さくなり、3番目の表示部91cを白色から緑色に、2番目の表示部91bを白色から赤色に、1番目の表示部91aを白色から虹色にそれぞれ変化させる。
つまり、第1保留数U1が減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の表示部の発光色を、白色とは異なり、かつ、第1保留数U1が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する。換言すると、白色から発光色が変化する表示部の発光色が、総て同じ発光色にならないように変更する。
このように、第1保留数U1が4個になったときに4番目の表示部91dが白色から青色に変化することにより、第1保留数U1が4個になったときに行われた変動パターンの抽選においてスーパーリーチパターンが抽選されたこと、あるいは、第1保留数U1が4個になったときに行われた大当り判定の結果が大当りであったことを遊技者に示唆することができる。これにより、遊技者は、4個目の第1保留数U1に基づいて行われる特別図柄の変動表示および演出図柄の変動表示のときに大当り図柄が確定表示され、大当りが発生することに対して期待感を高める。
また、第1保留数U1が1個ずつ減少する毎に、発光色が白色から変化した表示部が下方へ移動するため、第1保留数U1が減少する毎に遊技者の期待感が次第に高まる。さらに、その過程において、発光色が白色から変化する各表示部の発光色がそれぞれ異なり、最後は虹色に変化するため、同じ色が移動して行く場合よりも、色の変化があって視覚的に面白い。
特に、第1保留数U1が1個になったときに1番目の表示部91aが白色から虹色に変化し、その保留に基づいて行われた演出図柄の変動表示の結果、大当り図柄が確定表示され、大当りが発生すると、それを経験した遊技者は、青色から始まった発光色の変化が最後に虹色に変化すると、大当りが発生する可能性があることを学習することになる。このため、その後の遊技において表示部91dが白色から青色に変化すると、最後に虹色に変化しないか、大変スリルのある遊技を楽しむことができる。
また、第2保留数表示装置92は、第2保留数U2が4個になったときの変動パターンの抽選においてスーパーリーチパターンが抽選された場合、あるいは、第2保留数U2が4個になったときの大当り判定の結果が大当りであった場合は、第1保留数表示装置91と同様に表示部の発光色を変化させる。この場合、第1保留数表示装置91と第2保留数表示装置92とで、白色から変化させるときの発光色を異ならせ、どちらの保留数表示装置における演出であるかを視覚上分かり易くすることもできる。
[主な電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図6を参照して説明する。
パチンコ機1には、主制御基板10が設けられており、その主制御基板10には、主制御用MPU11が搭載されている。主制御用MPU11は、主制御用CPU12と、主制御用ROM13と、主制御用RAM14とを備える。主制御用CPU12は、大当り判定、確定図柄の抽選、入賞の検出、賞球の払出命令など、遊技における重要な処理を実行する。また、大当り判定には、通常大当りか否かの判定と、確変大当りか否かの判定とがある。確変大当りとは、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化することが約束された大当りのことであり、通常大当りとは確変大当りではない大当りのことである。
主制御用ROM13には、主制御用CPU12が上記の処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値などが読出し可能に格納されている。主制御用RAM14は、主制御用CPU12が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。
主制御基板10には、払出制御基板30が電気的に接続されている。払出制御基板30には、遊技球の払出しを制御する払出制御用MPU31が搭載されており、その払出制御用MPU31は、払出制御用CPU32と、払出制御用ROM33と、払出制御用RAM34とを備える。
払出制御用ROM33には、払出制御用CPU32が実行するコンピュータプログラムなどが読出し可能に格納されている。払出制御用RAM34は、払出制御用CPU32が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび上書き可能に格納する。
払出制御基板30には、遊技球を払出す部材を駆動するための払出モータ83と、この払出モータ83によって払出された遊技球を検出するための払出センサ85と、払出す遊技球がなくなった状態を検出するための球切れスイッチ86と、下皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ(下皿満杯SW)84と、ガラス枠3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ(扉開放SW)93と、遊技球を発射するロータリソレノイドなどの発射装置87とが電気的に接続されている。発射装置87には、発射ハンドル4の回動量に応じて発射装置の発射強度を調節するための発射ボリューム88と、遊技者が発射ハンドル4に触れたことを検出して発射装置87を駆動させるためのタッチセンサ89とが接続されている。
主制御基板10には、盤面中継端子板80が電気的に接続されており、その盤面中継端子板80には、変動入賞装置57を作動させるための大入賞口ソレノイド57bと、普通電動役物60の開閉翼片60aを開閉動作させるための普通電動役物ソレノイド60bと、大入賞口57aに入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)57cと、第1始動口53に入賞した遊技球を検出するための第1始動口スイッチ(第1始動口SW)53aと、第2始動口59に入賞した遊技球を検出するための第2始動口スイッチ(第2始動口SW)59aと、ゲート61を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)61aと、右肩入賞口62に入賞する遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)62aと、左袖上入賞口64に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)64aと、左袖入賞口65に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)65aと、左下入賞口66に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)66aと、普通図柄保留数表示装置54aとが電気的に接続されている。
主制御基板10には、演出制御基板20が電気的に接続されている。演出制御基板20には、演出制御用MPU21が搭載されており、その演出制御用MPU21は、演出制御用CPU22と、演出制御用ROM23と、演出制御用RAM24とを備える。演出制御用ROM23には、演出表示装置52が演出内容を表示するためのデータと、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56が所定の点灯パターンでLEDを点灯させるためのデータとが記録されている。
演出制御用CPU22は、演出表示装置52が行う演出図柄の変動パターンと、演出内容と、第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56のLEDの点灯パターンとを抽選により決定する処理を実行する。また、演出制御用CPU22は、その決定された変動パターンおよび演出内容が演出表示装置52に表示されるように演出表示装置52を制御し、かつ、決定された点灯パターンにてLEDが点灯するように第1特別図柄表示装置55および第2特別図柄表示装置56を制御する。
また、演出制御用CPU22は、第1保留数U1に対応して第1保留数表示装置91の各表示部を点灯させる制御と、第2保留数U2に対応して第2保留数表示装置92の各表示部を点灯させる制御と、第1保留数U1または第2保留数U2が4個になったときの抽選により決定された変動パターンがスーパーリーチパターンであった場合、あるいは、大当り判定の結果が大当りであった場合に表示部の発光色を変化させる制御とを実行する。
演出制御基板20には、第1特別図柄表示装置55と、第2特別図柄表示装置56と、普通図柄表示装置54と、演出判定表示装置72と、演出表示装置52と、パチンコ機1に設けられた装飾用LEDの点灯を制御するランプ制御基板81と、遊技中に効果音を出力する音声出力装置(図示せず)を制御する音声制御基板82とが電気的に接続されている。なお、音声制御基板82は、遊技内容に対応する音声をパチンコ機1の所定箇所に設けられたスピーカ(図示省略)から出力する。
[ランプ制御基板の主な電気的構成]
次に、ランプ制御基板81の主な電気的構成について、それをブロックで示す図7を参照して説明する。
ランプ制御基板81には、ランプ制御用CPU81aと、ランプ制御用ROM81bと、ランプ制御用RAM81cとが搭載されている。ランプ制御基板81には、ランプ制御分配基板200が電気的に接続されており、このランプ制御分配基板200には、第1保留数表示装置91の各表示部に設けられたLEDが搭載された第1保留数表示LED基板91eと、第2保留数表示装置92の各表示部に設けられたLEDが搭載された第2保留数表示LED基板92eと、第1始動口53を装飾するLEDが搭載された第1始動口LED基板53bと、第2始動口59を装飾するLEDが搭載された第2始動口LED基板59bと、ゲート61を装飾するLEDが搭載されたゲートLED基板61bと、大入賞口57aを装飾するLEDが搭載された大入賞口LED基板57dと、センター飾り51を装飾するLEDが搭載されたセンターLED基板51aとが電気的に接続されている。
さらに、ランプ制御分配基板200には、各入賞口を装飾するLEDが搭載された入賞口LED基板62bと、右サイド飾り70を装飾するLEDが搭載された右サイドLED基板70aと、左サイド飾り68を装飾するLEDが搭載された左サイドLED基板68aと、演出判定表示装置72を装飾するLEDが搭載された演出判定装置LED基板72aと、普通電動役物60を装飾するLEDが搭載された普通電動役物LED基板60cと、前枠2などを装飾するLEDが搭載された枠LED基板2aとが電気的に接続されている。
ランプ制御用CPU81aは、演出制御基板20の演出制御用CPU22から送信されたデータを受信し、その受信したデータを解析する。そして、その解析の結果、受信したデータが、ランプ制御分配基板200に接続された特定のLEDを点灯または点滅させるデータであった場合は、その特定のLEDを点灯または点滅させる。ランプ制御用ROM81bは、ランプ制御用CPU81aが実行するコンピュータプログラムを読出し可能に格納している。ランプ制御用RAM81cは、ランプ制御用ROM81bから読出したコンピュータプログラムおよびランプ制御用CPU81aの処理結果などを書換え可能に格納する。
[保留発生時の格納内容]
次に、保留が発生したときに演出制御用RAM24に格納される内容について図を参照して説明する。図8は、演出制御用RAM24に格納される第1保留テーブルおよび第2保留テーブルの格納内容を示す説明図である。
なお、以下の説明では、大当り図柄とは、大当たり判定の結果が大当りのときに、演出図柄の変動表示が終了したときに表示される大当り図柄のことであり、ハズレ図柄とは、大当たり判定の結果がハズレのときに、演出図柄の変動表示が終了したときに表示されるハズレ図柄のことである。また、確定図柄とは、大当り図柄およびハズレ図柄の両方を指す。また、確変大当り図柄とは、確変大当りを示す大当り図柄のことであり、通常大当り図柄とは、通常大当りを示す大当り図柄のことである。
第1保留テーブル24aは、遊技球が第1始動口53に入賞したときに発生したデータを格納し、第2保留テーブル24bは、遊技球が第2始動口59に入賞したときに発生したデータを格納する。図中の「判定結果」は、遊技球が第1始動口53または第2始動口59に入賞したときに主制御用CPU12が行った大当り判定の結果である。「確定図柄」は、遊技球が第1始動口53または第2始動口59に入賞したときに主制御用CPU12が決定した大当り図柄またはハズレ図柄である。「変動パターン」は、遊技球が第1始動口53または第2始動口59に入賞したときに演出制御用CPU22が決定した演出図柄の変動パターンである。
なお、演出制御用CPU22は、第1および第2特別図柄表示装置の変動パターンおよび確定図柄も抽選により決定し、それを第1および第2保留テーブルに格納するが、ここでは説明を省略し、演出図柄の変動パターンおよび確定図柄を代表にして説明する。
「保留順位」は、保留が発生した順番を示す。また、第1保留テーブル24aは、第1保留数U1を格納し、第2保留テーブル24bは、第2保留数U2を格納する。
図8に示す例では、第1保留テーブル24aの保留順位4番目(※)には、判定結果として「確変大当り」が格納されており、変動パターンとして「スーパーリーチパターン」が格納されている。また、第2保留テーブル24bの保留順位2番目(※)には、変動パターンとして「スーパーリーチパターン」が格納されている。
また、第1保留テーブル24aに格納されている第1保留数U1は4個になっており、第2保留テーブル24bに格納されている第2保留数U2も4個になっている。判定結果、確定図柄および保留数は、主制御用CPU12から送信され、各保留テーブルに格納される。変動パターンは、演出制御用CPU22が決定したものが格納される。
[主な遊技の流れ]
次に、パチンコ機1における主な遊技の流れについて図を参照して説明する。
(第1始動口処理)
図9は、主制御用CPU12が実行する第1始動口処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、演出図柄に関する処理を中心に説明し、特別図柄に関する処理は省略する。
主制御用CPU12は、第1始動口スイッチ53aがオンしたか否か、つまり遊技球が第1始動口53に入賞したか否かを判定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。ここで、肯定判定すると(S1:Yes)、主制御用RAM14に格納されている第1保留数U1を参照し(S2)、第1保留数U1が上限の4個未満であるか否かを判定する(S3)。ここで、肯定判定すると(S3:Yes)、このとき大当り抽選カウンタがカウントした大当り抽選カウンタ値を取得する(S4)。
ここで、大当り抽選カウンタとは、連続した複数の異なる数値をカウントするカウンタであり、この実施形態では、0〜499の計500の数値をカウントする。
続いて、主制御用CPU12は、遊技状態が確変に変化していることを示す確変フラグがオンしているか否かを判定する(S5)。ここで、肯定判定した場合は(S5:Yes)、確変大当り用大当り値テーブルを参照し(S6)、否定判定した場合は(S5:No)、通常大当り用大当り値テーブルを参照する(S7)。確変大当り用大当り値テーブルには、通常大当り用大当り値テーブルよりも多くの大当り値が設定されている。
この実施形態では、確変大当り用大当り値テーブルには、7,89,137,197,257,307,359,409の計8個の大当り値が設定されており、通常大当り用大当り値テーブルには、7,257の計2個の大当り値が設定されている。つまり、大当りが発生する確率は、通常時が、2/500=1/250であり、確変時が、8/500=4/250であり、確変時に大当りが発生する確率は、通常時よりも4倍に高くなっている。また、大当り値7が確変大当り値に設定されている。
続いて、主制御用CPU12は、大当りか否かを判定する(S8)。ここで、先のS4において大当り抽選カウンタから取得した大当り抽選カウンタ値と同じ数値の大当り値が確変大当り用大当り値テーブルまたは通常大当り用大当り値テーブルに設定されている場合は大当りと判定する(S8:Yes)。続いて、その大当りが通常大当りか否かを判定する(S9)。ここで、S8において肯定判定する基になった大当り値が確変大当り値ではなかった場合に肯定判定し(S9:Yes)、演出表示装置52により確定表示する通常大当り図柄を抽選により決定する(S10)。
通常大当り図柄の抽選は、通常大当り図柄抽選カウンタおよび通常大当り図柄テーブルを用いて行う。通常大当り図柄抽選カウンタは、連続した異なる複数の数値、たとえば、0〜4をカウントする。通常大当り図柄テーブルは、主制御用ROM13に格納されており、通常大当り図柄抽選カウンタのカウンタ値と通常大当り図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、0〜4のカウンタ値と、偶数のぞろ目で構成された通常大当り図柄000・222〜888とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU12は、S10を実行するタイミングになったときに通常大当り図柄抽選カウンタからカウンタ値を1つ取得し、その取得したカウンタ値と対応付けられている通常大当り図柄を通常大当り図柄テーブルから読出す。
続いて、主制御用CPU12は、演出表示装置52による演出図柄の変動時間を抽選により決定する(S11)。変動時間の抽選は、変動時間抽選カウンタおよび変動時間テーブルを用いて行う。変動時間抽選カウンタは、連続した異なる複数の数値、たとえば、0〜19をカウントする。変動時間テーブルは、主制御用ROM13に格納されており、変動時間抽選カウンタのカウンタ値と変動時間とを対応付けて構成されている。
たとえば、0〜19のカウンタ値と、5秒、10秒、15秒・・2分など、時間の異なる複数種類の変動時間とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU12は、S11を実行するタイミングになったときに変動時間抽選カウンタからカウンタ値を1つ取得し、その取得したカウンタ値と対応付けられている変動時間を変動時間テーブルから読出す。
続いて、主制御用CPU12は、第1保留数U1に1を加算し(S17)、第1保留数U1と、S10において抽選した通常大当り図柄と、S11において抽選した変動時間とを示す各データを演出制御基板20へ送信する(S18)。
また、主制御用CPU12は、S9において通常大当りではない、つまり確変大当りであると判定した場合は(S9:No)、確変フラグをオンする(S12)。続いて、確変大当り図柄を抽選により決定する(S13)。
確変大当り図柄の抽選は、確変大当り図柄抽選カウンタおよび確変大当り図柄テーブルを用いて行う。確変大当り図柄抽選カウンタは、連続した異なる複数の数値、たとえば、0〜4をカウントする。確変大当り図柄テーブルは、主制御用ROM13に格納されており、確変大当り図柄抽選カウンタのカウンタ値と確変大当り図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、0〜4のカウンタ値と、奇数のぞろ目で構成された確変大当り図柄111・333〜999とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU12は、S13を実行するタイミングになったときに確変大当り図柄抽選カウンタからカウンタ値を1つ取得し、その取得したカウンタ値と対応付けられている確変大当り図柄を確変大当り図柄テーブルから読出す。
続いて、主制御用CPU12は、確変における演出表示装置52による演出図柄の変動時間を抽選により決定する(S14)。変動時間の抽選は、確変用変動時間抽選カウンタおよび確変用変動時間テーブルを用いて行う。確変用変動時間抽選カウンタは、連続した異なる複数の数値、たとえば、0〜4をカウントする。確変用変動時間テーブルは、主制御用ROM13に格納されており、確変用変動時間抽選カウンタのカウンタ値と変動時間とを対応付けて構成されている。
たとえば、0〜4のカウンタ値と、5秒、7秒、9秒、11秒および13秒など、時間の異なる複数種類の変動時間であって、通常時よりも短い変動時間とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU12は、S14を実行するタイミングになったときに確変用変動時間抽選カウンタからカウンタ値を1つ取得し、その取得したカウンタ値と対応付けられている変動時間を確変用変動時間テーブルから読出す。
続いて、主制御用CPU12は、第1保留数U1に1を加算し(S17)、第1保留数U1と、S13において抽選した確変大当り図柄と、S14において抽選した変動時間とを示す各データを演出制御基板20へ送信する(S18)。また、S8において大当りではない、つまりハズレと判定した場合は(S8:No)、ハズレ図柄を抽選により決定し(S15)、演出表示装置52による演出図柄の変動時間を抽選により決定する(S16)。
ハズレ図柄の抽選は、ハズレ図柄抽選カウンタおよびハズレ図柄テーブルを用いて行う。ハズレ図柄抽選カウンタは、連続した異なる複数の数値、たとえば、0〜9をカウントする。ハズレ図柄テーブルは、主制御用ROM13に格納されており、ハズレ図柄抽選カウンタのカウンタ値とハズレ図柄とを対応付けて構成されている。たとえば、0〜9のカウンタ値と、0〜9の演出図柄とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU12は、S15を実行するタイミングになったときにハズレ図柄抽選カウンタからカウンタ値を1つ取得し、その取得したカウンタ値と対応付けられている演出図柄をハズレ図柄テーブルから読出す。
ハズレ図柄の抽選は、S15において3回行い、3つのハズレ図柄を決定する。このとき、3つのハズレ図柄が通常大当り図柄または確変大当り図柄であった場合は、再度、ハズレ図柄の抽選をやり直す。なお、遊技球が第2始動口59に入賞したときは、上述の第1始動口処理と略同様の第2始動口処理が実行される。このとき、S1、S2、S3およびS17は、それぞれ「第2始動口SWオン?」、「第2保留数U2参照」、「U2<4?」、「U2←U2+1」という内容になる。
(図柄処理)
次に、主制御用CPU12が実行する図柄処理の流れについて、それを示す図10のフローチャートを参照して説明する。
主制御用CPU12は、演出表示装置52が変動表示する演出図柄の変動時間を計測中であるか否かを判定し(S20)、計測中ではないと判定した場合は(S20:No)、第1保留数U1を参照する(S21)。そして、第1保留数U1が1以上であるか否かを判定し(S22)、1以上であると判定した場合は(S22:Yes)、第1保留数U1から1を減算し(S23)、演出図柄の変動開始を指示する変動開始コマンドと、現在の第1保留数U1を示すデータとを演出制御基板20へ送信する(S24)。続いて、演出図柄の変動時間の計測を開始する(S25)。
また、主制御用CPU12は、S22において第1保留数U1が1以上ではないと判定した場合は(S22:No)、第2保留数U2を参照し(S26)、第2保留数U2が1以上であるか否かを判定する(S27)。ここで、1以上であると判定した場合は(S27:Yes)、第2保留数U2から1を減算し(S28)、変動開始コマンドと、現在の第2保留数U2を示すデータとを演出制御基板20へ送信する(S29)。続いて、演出図柄の変動時間の計測を開始する(S30)。
(受信処理)
次に、演出制御用CPU22が実行する受信処理の流れについて、それを示す図11のフローチャートを参照して説明する。
演出制御用CPU22は、主制御用CPU12から送信されるデータを受信したか否かを判定し(S40)、受信したと判定した場合は(S40:Yes)、その受信したデータを解析する(S41)。続いて、その解析の結果、受信したデータが変動開始コマンドであるか否かを判定し(S42)、変動開始コマンドであると判定した場合は(S42:Yes)、演出処理を実行し(S43)、保留数表示LED制御を実行する(S47)。
また、S42において変動開始コマンドではないと判定した場合は(S42:No)、受信したデータが抽選結果であるか否かを判定し(S44)、抽選結果であると判定した場合は(S44:Yes)、受信した抽選結果を第1保留テーブル24aまたは第2保留テーブル24bに格納する(S45)。続いて、変動パターン抽選処理を実行し(S46)、保留数表示LED制御を実行する(S47)。
(変動パターン抽選処理)
次に、演出制御用CPU22が受信処理のS46(図11)において実行する変動パターン抽選処理の流れについて、それを示す図12のフローチャートを参照して説明する。
演出制御用CPU22は、受信処理のS45において格納された抽選結果のうち、大当り判定結果を参照し(S50)、その大当り判定結果に対応する変動時間を参照する(S51)。続いて、変動パターンを抽選するための変動パターン抽選カウンタが、このときカウントしたカウント値を1つ取得する(S52)。続いて、変動パターン抽選カウンタがカウントするカウント値と変動パターンとを対応付けて構成された変動パターンテーブルを参照し(S53)、先のS52において取得したカウント値と対応付けられている変動パターンを変動パターンテーブルから選択し、それを先のS50において参照した大当り判定結果と対応付けて保留テーブルに格納する(S54)。
変動パターン抽選カウンタは、複数の異なる連続した数値、たとえば、0〜9の数値をカウントする。変動パターンテーブルは、変動時間毎に設定されており、たとえば、変動パターン抽選カウンタの0〜9のカウント値と9種類の変動パターンとを対応付けて構成されている。また、変動時間が30秒以上の変動パターンは、リーチパターンに設定されており、その中で抽選で選択される確率は、ノーマルリーチパターンが最も高く、スーパーリーチパターンが最も低くなっている。
また、大当り判定結果が大当りであった場合およびハズレであった場合の何れの場合もスーパーリーチパターンが抽選される可能性があるが、大当りであった場合の方がスーパーリーチパターンが抽選される確率が高くなっている。つまり、遊技者から見れば、スーパーリーチパターンが出現すると、大当り発生への期待感が高くなるように設定されている。また、確変フラグがオンしている場合は、確変フラグがオンしていない場合よりも変動時間の短い変動パターンが抽選で選択され、単位時間当りにおける演出図柄の変動回数が多くなり、かつ、短時間で大当り判定の結果が分かるようになっている。
(演出処理)
次に、演出制御用CPU22が受信処理のS43(図11)において実行する演出処理の流れについて、それを示す図13のフローチャートを参照して説明する。
演出制御用CPU22は、演出図柄の変動時間を計測中であるか否かを判定し(S60)、計測中ではないと判定した場合は(S60:No)、第1保留テーブル24aを参照して第1保留数U1が1以上であるか否かを判定する(S61)。ここで、1以上であると判定した場合は(S61:Yes)、第1保留テーブル24aにおいて保留順位の1番目に格納されている変動パターンを読出し(S63)、その読出した変動パターンに従った演出図柄の変動表示を演出表示装置52に実行させる(S64)。
また、S61において第1保留数U1が1以上ではないと判定した場合は(S61:No)、第2保留テーブル24bを参照して第2保留数U2が1以上であるか否かを判定する(S62)。ここで、1以上であると判定した場合は(S62:Yes)、第2保留テーブル24bにおいて保留順位の1番目に格納されている変動パターンを読出し(S63)、その読出した変動パターンに従った演出図柄の変動表示を演出表示装置52に実行させる(S64)。
続いて、演出図柄の変動時間をセットし(S65)、変動時間の計測を開始する(S66)。続いて、先のS61において肯定判定している場合は、第1保留テーブル24aに格納されている各データの保留順位を1つずつ繰り上げ(S67)、第1保留テーブル24aに格納されている第1保留数U1から1を減算して第1保留数U1を更新する(S68)。また、先のS62において肯定判定している場合は、第2保留テーブル24bに格納されている各データの保留順位を1つずつ繰り上げ(S67)、第2保留テーブル24bに格納されている第2保留数U2から1を減算して第2保留数U2を更新する(S68)。
そして、S60において計測中であると判定した場合は(S60:Yes)、計測時間がタイムアップしたか否か、つまり変動時間が終了したか否かを判定し(S69)、肯定判定した場合は(S69:Yes)、演出表示装置52に演出図柄の変動表示を停止させ(S70)、先のS63において読出した変動パターンが第1保留テーブル24aに格納されていたものであった場合は、その変動パターンに対応付けられている確定図柄を演出表示装置52に確定表示させる(S71)。また、先のS63において読出された変動パターンが第2保留テーブル24bに格納されていたものであった場合は、その変動パターンに対応付けられている確定図柄を演出表示装置52に確定表示させる(S71)。
(保留数表示LED制御)
次に、演出制御用CPU22が受信処理のS47(図11)において実行する保留数表示LED制御の流れについて図を参照して説明する。図14は、保留数表示LED制御の流れを示すフローチャートであり、図15は、図14の続きを示すフローチャートであり、図16は、図15の続きを示すフローチャートである。図17は、図16の続きを示すフローチャートであり、図18は、図17の続きを示すフローチャートである。
演出制御用CPU22は、第1保留テーブル24aを参照して第1保留数U1が4個であるか否かを判定し(S80)、4個であると判定した場合は(S80:Yes)、第1保留テーブル24aの保留順位4番目に格納されている内容を参照する(S81)。続いて、第1保留テーブル24aの保留順位4番目の変動パターンとしてスーパーリーチパターンが格納されているか否かを判定し(S82)、格納されていると判定した場合は(S82:Yes)、第1制御フラグをオンする(S84)。
また、S82においてスーパーリーチパターンが格納されていないと判定した場合は(S82:No)、保留順位4番目の大当り判定結果として大当り(通常大当りまたは確変大当り)が格納されているか否かを判定し(S83)、大当りが格納されていると判定した場合は(S83:Yes)、第1制御フラグをオンする(S84)。また、S80において第1保留数が4個ではないと判定した場合は(S80:No)、第2保留テーブル24bを参照して第2保留数U2が4個であるか否かを判定し(S85)、4個であると判定した場合は(S85:Yes)、第2保留テーブル24bの保留順位4番目に格納されている内容を参照する(S86)。
続いて、第2保留テーブル24bの保留順位4番目の変動パターンとしてスーパーリーチパターンが格納されているか否かを判定し(S87)、格納されていると判定した場合は(S87:Yes)、第2制御フラグをオンする(S89)。また、S87においてスーパーリーチパターンが格納されていないと判定した場合は(S87:No)、保留順位4番目の大当り判定結果として大当り(通常大当りまたは確変大当り)が格納されているか否かを判定し(S88)、大当りが格納されていると判定した場合は(S88:Yes)、第2制御フラグをオンする(S89)。
続いて、制御フラグ(第1制御フラグまたは第2制御フラグ)がオンしているか否かを判定し(図15のS90)、制御フラグがオンしていないと判定した場合は(S90:No)、第1保留数U1が1個であるか否かを判定する(S91)。ここで1個であると判定した場合は(S91:Yes)、第1保留数表示装置91の1個目の表示部91aを構成するLEDを白色で発光させる(S92、図5(a))。また、S91において第1保留数U1が1個ではないと判定した場合は(S91:No)、第1保留数U1が2個であるか否かを判定し(S93)、2個であると判定した場合は(S93:Yes)、第1保留数表示装置91の2個目の表示部91bを構成するLEDを白色で発光させる(S94、図5(b))。
また、S93において第1保留数U1が2個ではないと判定した場合は(S93:No)、第1保留数U1が3個であるか否かを判定し(S95)、3個であると判定した場合は(S95:Yes)、第1保留数表示装置91の3個目の表示部91cを構成するLEDを白色で発光させる(S96、図5(c))。また、S95において第1保留数U1が3個ではないと判定した場合は(S95:No)、第1保留数U1が4個であるか否かを判定し(S97)、4個であると判定した場合は(S97:Yes)、第1保留数表示装置91の4個目の表示部91dを構成するLEDを白色で発光させる(S98、図5(d))。
続いて、制御フラグ(第1制御フラグまたは第2制御フラグ)がオンしているか否かを判定し(図16のS99)、制御フラグがオンしていないと判定した場合は(S99:No)、第2保留数U2が1個であるか否かを判定する(S100)。ここで1個であると判定した場合は(S100:Yes)、第2保留数表示装置92の1個目の表示部92aを構成するLEDを白色で発光させる(S101)。また、S100において第2保留数U2が1個ではないと判定した場合は(S100:No)、第2保留数U2が2個であるか否かを判定し(S102)、2個であると判定した場合は(S102:Yes)、第2保留数表示装置92の2個目の表示部92bを構成するLEDを白色で発光させる(S103)。
また、S102において第2保留数U2が2個ではないと判定した場合は(S102:No)、第2保留数U2が3個であるか否かを判定し(S104)、3個であると判定した場合は(S104:Yes)、第2保留数表示装置92の3個目の表示部92cを構成するLEDを白色で発光させる(S105)。また、S104において第2保留数U2が3個ではないと判定した場合は(S104:No)、第2保留数U2が4個であるか否かを判定し(S106)、4個であると判定した場合は(S106:Yes)、第2保留数表示装置92の4個目の表示部92dを構成するLEDを白色で発光させる(S107)。
続いて、第1制御フラグがオンしているか否かを判定し(図17のS108)、オンしていると判定した場合は(S108:Yes)、第1保留数U1が4個であるか否かを判定する(S109)。ここで、4個であると判定した場合は(S109:Yes)、第1保留数表示装置91の4個目の表示部91dを構成するLEDを青色で発光させる(S110、図5(e))。このように、今まで白色で発光していた4個目の表示部91dが青色に変化するため、遊技者は、第1保留数U1の4個目における大当り判定の結果が大当りであるかもしれないと期待する。
また、S109において、第1保留数U1が4個ではないと判定した場合は(S109:No)、第1保留数U1が3個であるか否かを判定し(S111)、3個であると判定した場合は(S111:Yes)、第1保留数表示装置91の3個目の表示部91cを構成するLEDを緑色で発光させる(S112、図5(f))。このように、第1保留数U1が4個の状態から演出図柄の変動表示が実行されると、第1保留数U1が3個に減少し、そのとき、今まで白色で発光していた3個目の表示部91cが緑色に変化するため、遊技者は、大当り発生の時期が近付いてきたのではないかと期待する。
また、S111において、第1保留数U1が3個ではないと判定した場合は(S111:No)、第1保留数U1が2個であるか否かを判定し(S113)、2個であると判定した場合は(S113:Yes)、第1保留数表示装置91の2個目の表示部91bを構成するLEDを赤色で発光させる(S114、図5(g))。このように、第1保留数U1が3個の状態から演出図柄の変動表示が実行されると、第1保留数U1が2個に減少し、そのとき、今まで白色で発光していた2個目の表示部91bが赤色に変化するため、遊技者は、大当り発生の時期がさらに近付いてきたのではないかと期待する。
また、S113において、第1保留数U1が2個ではないと判定した場合は(S113:No)、第1保留数U1が1個であるか否かを判定し(S115)、1個であると判定した場合は(S115:Yes)、第1保留数表示装置91の1個目の表示部91aを構成するLEDを虹色で発光させる(S116、図5(h))。このように、第1保留数U1が2個の状態から演出図柄の変動表示が実行されると、第1保留数U1が1個に減少し、そのとき、今まで白色で発光していた1個目の表示部91aが虹色に変化するため、遊技者は、大当り発生の時期がいよいよ到来したのではないかと期待する。
また、S115にいおて、第1保留数U1が1個ではないと判定した場合は(S115:No)、第1保留数U1が0個であるか否かを判定する(S117)。ここで、0個であると判定した場合は(S117:Yes)、第1保留数表示装置91の1個目の表示部91aを消灯し(S118)、第1制御フラグをオフする(S119)。
また、S108において、第1制御フラグはオンしていない、つまり第2制御フラグがオンしていると判定した場合は(S108:No)、第2保留数U2が4個であるか否かを判定する(図18のS120)。
ここで、4個であると判定した場合は(S120:Yes)、第2保留数表示装置92の4個目の表示部92dを構成するLEDを青色で発光させる(S121)。このように、今まで白色で発光していた4個目の表示部92dが青色に変化するため、遊技者は、第2保留数U2の4個目における大当り判定の結果が大当りであるかもしれないと期待する。
また、S120において、第2保留数U2が4個ではないと判定した場合は(S120:No)、第2保留数U2が3個であるか否かを判定し(S122)、3個であると判定した場合は(S122:Yes)、第2保留数表示装置92の3個目の表示部92cを構成するLEDを緑色で発光させる(S123)。このように、第2保留数U2が4個の状態から演出図柄の変動表示が実行されると、第2保留数U2が3個に減少し、そのとき、今まで白色で発光していた3個目の表示部92cが緑色に変化するため、遊技者は、大当り発生の時期が近付いてきたのではないかと期待する。
また、S122において、第1保留数U1が3個ではないと判定した場合は(S122:No)、第2保留数U2が2個であるか否かを判定し(S124)、2個であると判定した場合は(S124:Yes)、第2保留数表示装置92の2個目の表示部92bを構成するLEDを赤色で発光させる(S125)。このように、第2保留数U2が3個の状態から演出図柄の変動表示が実行されると、第2保留数U2が2個に減少し、そのとき、今まで白色で発光していた2個目の表示部92bが赤色に変化するため、遊技者は、大当り発生の時期がさらに近付いてきたのではないかと期待する。
また、S124において、第2保留数U2が2個ではないと判定した場合は(S124:No)、第2保留数U2が1個であるか否かを判定し(S126)、1個であると判定した場合は(S126:Yes)、第2保留数表示装置92の1個目の表示部92aを構成するLEDを虹色で発光させる(S127)。このように、第2保留数U2が2個の状態から演出図柄の変動表示が実行されると、第2保留数U2が1個に減少し、そのとき、今まで白色で発光していた1個目の表示部92aが虹色に変化するため、遊技者は、大当り発生の時期がいよいよ到来したのではないかと期待する。
また、S126にいおて、第2保留数U2が1個ではないと判定した場合は(S126:No)、第2保留数U2が0個であるか否かを判定する(S128)。ここで、0個であると判定した場合は(S128:Yes)、第2保留数表示装置92の1個目の表示部92aを消灯し(S129)、第2制御フラグをオフする(S130)。
[実施形態の効果]
以上のように、上述した実施形態のパチンコ機1を実施すれば、発光色が変更された表示部が何番目の表示部であるかを知ることにより、特定の変動パターンによる図柄の変動表示が、演出図柄の何回目の変動表示において行われるかを容易に知ることができる。また、大当りが発生することになる可能性のある変動表示が、演出図柄の何回目の変動表示において行われるかを容易に知ることができる。
また、同じ発光色の変化でも、大当りが発生する場合と発生しない場合とが混在するため、遊技者は、発光色が変化する表示部が移動する毎に、ハラハラドキドキする非常にスリルのある遊技を楽しむことができる。
さらに、保留数表示装置を構成する表示部の発光色を変更する演出であるため、静止画や動画を使う従来のパチンコ機と異なり、新鮮味のある演出を行うことができる。
[他の実施形態]
(1)第1保留数U1または第2保留数U2が4個になったときに決定された変動パターンが特定の変動パターンであった場合に、さらにそのときの大当り判定の結果が大当りであったか否かをも判定するように構成することもできる。そして、特定の変動パターンであったがハズレであった場合と、特定の変動パターンであり、かつ、大当りであった場合とで、同じ表示部でも変更する発光色を異ならせることができる。この場合、どちらの判定結果の場合でも、変更する発光色は、第1保留数U1または第2保留数U2を表示するときの発光色とは異なるようにする。
この構成のパチンコ機を実施すれば、同じ特定の変動パターンでも大当りの場合とハズレの場合とで、表示部の変化する発光色が異なるため、将来訪れる結果が大当りかハズレかを知ることができる。なお、この構成を適用したパチンコ機が本出願の請求項3に係るパチンコ機に対応する。
(2)前述の実施形態では、変動パターンが特定の変動パターンではないと判定した場合は、大当り判定の結果が大当りかハズレかを判定し、大当りであった場合は、特定の変動パターンであった場合と同じように表示部の発光色を変更したが、変動パターンが特定の変動パターンであるかの判定のみ、あるいは、大当り判定の結果が大当りかハズレかの判定のみを行い、その判定において肯定判定した場合に表示部の発光色を変更するように構成することもできる。
(3)前述の各実施形態では、表示部の発光色を変化させる場合の第1保留数U1または第2保留数U2の条件が4個であったが、3個または2個でもよい。また、第1保留数U1または第2保留数U2の上限がそれぞれ5個以上である場合は、その上限に応じて上記の条件を変更することができる。また、第1保留数U1または第2保留数U2の一方のみに上記の条件を適用することもできる。
1・・パチンコ機、12・・主制御用CPU(判定手段)、
24a・・第1保留テーブル(格納手段)、
24b・・第2保留テーブル(格納手段)、52・・演出表示装置(図柄表示装置)、
53・・第1始動口(始動口)、53a・・第1始動口スイッチ(スイッチ)、
57・・変動入賞装置(入賞装置)、57a・・大入賞口、
59・・第2始動口(始動口)、59a・・第2始動口スイッチ(スイッチ)、
87・・発射装置、91・・第1保留数表示装置、91a〜91d・・表示部、
92・・第2保留数表示装置、92a〜92d・・表示部。

Claims (3)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられた始動口と、
    遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置と、
    前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口を通過したことを検出するスイッチと、
    前記スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段と、
    前記スイッチがオンしたときに、複数の図柄の変動表示を開始し、その開始から所定時間経過したときに前記大当り判定手段の判定結果に対応する図柄を確定表示する図柄表示装置と、
    前記図柄表示装置が、前記大当り判定手段が大当りと判定した結果に対応する図柄を確定表示した場合に大入賞口を開閉する入賞装置と、
    前記図柄表示装置が前記複数の図柄を変動表示しているときに前記スイッチがオンした場合は、そのオンに基づく前記複数の図柄の変動表示の開始を保留する保留する保留手段と、
    前記図柄表示装置が変動表示する図柄の変動パターンを抽選で決定する変動パターン決定手段と、
    前記保留の数を示す保留数をn個を上限として格納し、さらに、保留の発生した順番と前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンとを対応付けて格納する格納手段と、
    前記保留が発生する毎に前記格納手段に格納されている前記保留数に1を加算する加算手段と、
    前記図柄表示装置が前記複数の図柄の変動表示を開始してから終了するまでを1回の変動表示とした場合に前記図柄表示装置が変動表示を1回行う毎に前記格納手段に格納されている前記保留数から1を減算する減算手段と、
    前記保留した順番に対応して配列されたn個の発光部材を有し、かつ、発光する発光部材の数によって前記保留数を表示する保留数表示装置と、
    を備え、前記図柄表示装置が、前記格納手段に格納されている保留数と同じ数の回数分の変動表示を、前記順番に従って、かつ、各順番に対応付けられた変動パターンにて行うパチンコ機において、
    前記保留数表示装置の各発光部材は、それぞれn種類の発光色を発光可能であるが、通常はそれぞれ同一の第1の発光色にて発光することによって前記保留数を表示し、
    前記保留数が2以上の場合に前記格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンが格納されているか否かを判定する格納内容判定手段と、
    前記格納内容判定手段が肯定判定した場合に、m番目の発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する発光部材制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられた始動口と、
    遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置と、
    前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口を通過したことを検出するスイッチと、
    前記スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段と、
    前記スイッチがオンしたときに、複数の図柄の変動表示を開始し、その開始から所定時間経過したときに前記大当り判定手段の判定結果に対応する図柄を確定表示する図柄表示装置と、
    前記図柄表示装置が、前記大当り判定手段が大当りと判定した結果に対応する図柄を確定表示した場合に大入賞口を開閉する入賞装置と、
    前記図柄表示装置が前記複数の図柄を変動表示しているときに前記スイッチがオンした場合は、そのオンに基づく前記複数の図柄の変動表示の開始を保留する保留する保留手段と、
    前記保留の数を示す保留数をn個を上限として格納し、さらに、保留の発生した順番と前記大当り判定手段の判定結果とを対応付けて格納する格納手段と、
    前記保留が発生する毎に前記格納手段に格納されている前記保留数に1を加算する加算手段と、
    前記図柄表示装置が前記複数の図柄の変動表示を開始してから終了するまでを1回の変動表示とした場合に前記図柄表示装置が変動表示を1回行う毎に前記格納手段に格納されている前記保留数から1を減算する減算手段と、
    前記保留した順番に対応して配列されたn個の発光部材を有し、かつ、発光する発光部材の数によって前記保留数を表示する保留数表示装置と、
    を備え、前記図柄表示装置が、前記格納手段に格納されている保留数と同じ数の回数分の変動表示を前記順番に従って行うパチンコ機において、
    前記保留数表示装置の各発光部材は、それぞれn種類の発光色を発光可能であるが、通常はそれぞれ同一の第1の発光色にて発光することによって前記保留数を表示し、
    前記保留数が2以上の場合に前記格納手段のm番目(2≦m≦n)に格納されている大当り判定の結果が大当りであるか否かを判定する格納内容判定手段と、
    前記格納内容判定手段が肯定判定した場合に、m番目の前記発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する発光部材制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  3. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられた始動口と、
    遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置と、
    前記発射装置により発射された遊技球が前記始動口を通過したことを検出するスイッチと、
    前記スイッチがオンしたときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段と、
    前記スイッチがオンしたときに、複数の図柄の変動表示を開始し、その開始から所定時間経過したときに前記大当り判定手段の判定結果に対応する図柄を確定表示する図柄表示装置と、
    前記図柄表示装置が、前記大当り判定手段が大当りと判定した結果に対応する図柄を確定表示した場合に大入賞口を開閉する入賞装置と、
    前記図柄表示装置が前記複数の図柄を変動表示しているときに前記スイッチがオンした場合は、そのオンに基づく前記複数の図柄の変動表示の開始を保留する保留する保留手段と、
    前記図柄表示装置が変動表示する図柄の変動パターンを抽選で決定する変動パターン決定手段と、
    前記保留の数を示す保留数をn個を上限として格納し、さらに、保留の発生した順番と前記大当り判定手段の判定結果と前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンとを対応付けて格納する格納手段と、
    前記保留が発生する毎に前記格納手段に格納されている前記保留数に1を加算する加算手段と、
    前記図柄表示装置が前記複数の図柄の変動表示を開始してから終了するまでを1回の変動表示とした場合に前記図柄表示装置が変動表示を1回行う毎に前記格納手段に格納されている前記保留数から1を減算する減算手段と、
    前記保留した順番に対応して配列されたn個の発光部材を有し、かつ、発光する発光部材の数によって前記保留数を表示する保留数表示装置と、
    を備え、前記図柄表示装置が、前記格納手段に格納されている保留数と同じ数の回数分の変動表示を、前記順番に従って、かつ、各順番に対応付けられた変動パターンにて行うパチンコ機において、
    前記保留数表示装置の各発光部材は、それぞれn種類の発光色を発光可能であるが、通常はそれぞれ同一の第1の発光色にて発光することによって前記保留数を表示し、
    前記保留数が2以上の場合に前記格納手段のm番目(2≦m≦n)に特定の変動パターンが格納されているか否かを判定する第1の格納内容判定手段と、
    前記第1の格納内容判定手段が肯定判定した場合に、前記大当り判定手段の判定結果として大当りの判定結果も前記m番目に格納されているか否かを判定する第2の格納内容判定手段と、
    前記第1の格納内容判定手段が肯定判定し、前記第2の格納内容判定手段が否定判定した場合に、m番目の前記発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第2の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なる発光色に変更する第1の発光部材制御手段と、
    前記第1および第2の格納内容判定手段が共に肯定判定した場合に、m番目の前記発光部材の発光色を前記第1の発光色とは異なる第3の発光色に変更し、かつ、前記減算手段によって前記保留数が1個減少する毎に、その減少した時点の保留数を示す最も大きい順番の発光部材の発光色を、前記第1の発光色とは異なり、かつ、前記保留数が減少する過程で変更された発光色とは異なり、さらに、前記第1の発光部材制御手段により変更された発光色とも異なる発光色に変更する第2の発光部材制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
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