JP2011019181A - 再送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログTV放送波のオフセット量が不確定でも、復調したデジタル放送信号を同期キャリアに同期させてアナログ変調できる再送信装置を提供する。
【解決手段】入力分配部11は、地上デジタルTV放送波をデジタル放送復調部12a、12b、…に分配すると共に所定周波数オフセットしているアナログTV放送波をキャリア抽出部14a、14b、…に分配する。キャリア抽出部14a、14b、…は、アナログTV放送波を中間周波信号に変換した後、映像中間周波バンドパスフィルタにて音声キャリア信号と他のチャンネルの信号を取り除いてAM変調成分を除去した後、PLLキャリア生成部にて同期キャリア信号を生成する。アナログ変調部13a、13b、…は、デジタル放送復調部12で復調された信号で上記同期キャリア信号をアナログ変調し、所定の周波数に変換して再送信信号として出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ放送の共同受信システムにおいて、例えば地上デジタル放送等のデジタルTV放送波を受信し、アナログTV放送波に変換して再送信する再送信装置に関する。
近年、世界的にテレビ放送のデジタル化が進行している。わが国では地上デジタル放送転換のため、2011年7月24日にアナログテレビ放送の停波が予定されており、それ以降はアナログテレビ受像機ではテレビ放送を受信できなくなる。地上デジタルTV放送を受信するためには、デジタルTV放送に対応したテレビ受像機を購入するか、地上デジタル・チューナを購入する必要がある。
しかしながら、病院、学校、ホテル等の施設に既に導入されているアナログTV放送対応の構内テレビ受像機については、その多数設置されているテレビ受像機を一度に交換・更新することは多額の設備投資になる。
そこで、地上デジタルTV放送波をアナログTV放送波に変換して再送信する再送信装置(共同視聴設備)を設置し、アナログTV放送が停波された後においても、アナログTV放送対応のテレビ受像機によるテレビ放送の受信を可能とすることが行われている。
上記再送信装置では、デジタルTV放送波がアナログTV放送波に変換されて再送信されるが、強電界と言われる地域、即ち放送局から近く、テレビジョン放送の電界が非常に強い地域では、現用のアナログテレビ受像機にプリセットされているチャンネルに再送信装置の出力チャンネルを設定した場合、アナログTV放送波の電波がテレビジョン受信機内の復調部に混入して垂直同期が乱れ、画面に横縞の障害(ビート障害)が現れる。これは再送信装置から再送信される信号の周波数と上記のアナログTV放送波の周波数がずれている為に生じる。
また、アナログTV放送波は、上記同一チャンネル障害を軽減する目的で、中継局などからの放送波を他の局の同一チャンネル信号周波数に対して±10kHz等の周波数オフセットを行って伝送する場合がある。
従来の同期機能を備えた再送信装置では、同期したいアナログTV放送波が所定周波数オフセットしている場合、そのオフセット量に合わせて回路設定している。しかし、オフセット量が確定していない場合は回路設定を行うことができず、また、オフセット量の設定の間違いなどが生じ易いなどの問題があった。
更に、上記アナログTV放送波に同期させる機能は、正しい放送波がある状態では問題ないが、放送波以外の信号や、今後、アナログTV放送を行っているVHF帯が開放された場合に当該VHF帯にアナログTV放送波以外の信号が入ることが想定され、そのような信号が再送信装置に入力された場合は、その放送波以外の信号に同期しようとして誤動作を起こす可能性がある。
また、本発明に関連する公知技術として、共同視聴施設のヘッドエンド装置に利用されるテレビジョン信号処理装置において、受信したテレビ放送波信号の搬送波周波数と全く同一の周波数で再送信すると共に、ゴースト除去、隣接チャンネル伝送の為の音声レベル調整等の各種のテレビ信号処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−162324号公報
上記のように従来の同期機能を備えた再送信装置では、アナログTV放送波のオフセット量が確定していない場合は回路設定を行うことができない。
更に、上記従来の再送信装置では、正しい放送波がある状態では問題ないが、放送波以外の信号や、今後、アナログTV放送で使用されているVHF帯が開放された場合に当該VHF帯にアナログTV放送波以外の信号が入ることが想定され、そのような信号が再送信装置に入力された場合は、その放送波以外の信号に同期しようとして誤動作を起こす可能性がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、アナログTV放送波が一定量オフセットされている場合であっても、また、オフセット量が確定していない場合であっても、自動的に、そのアナログTV放送波に同期したキャリア信号を発生させ、復調されたデジタルTV放送信号で、前記キャリア信号をアナログ変調し再送信信号として出力できる再送信装置を提供することを目的とする。
また、アナログTV信号以外の信号が入力された場合における誤動作を確実に防止することができる再送信装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、デジタルTV放送波を受信して映像信号及び音声信号に復調し、所定周波数オフセットされているアナログTV放送波に同期して前記映像信号及び音声信号によりアナログ変調し伝送ラインにより再送信する再送信装置であって、前記デジタルTV放送波を復調するデジタル放送復調部と、アナログTV放送波の映像キャリア信号を抽出し、該映像キャリア信号に基づいて同期キャリア信号を生成するキャリア抽出部と、前記同期キャリア信号をキャリア(搬送波)として前記デジタル放送復調部で復調された映像信号によりアナログ変調し、前記アナログTV放送波の周波数帯に変換して再送信信号として出力するアナログ変調部とを具備し、
前記キャリア抽出部は、前記受信したアナログTV放送波を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号から不要な信号を取り除いてアナログ映像キャリアの同期信号や、カラーバースト信号などのアナログTV放送波特有の信号成分を残した信号を取り出す映像中間周波バンドパスフィルタと、前記映像中間周波バンドパスフィルタの出力信号からAM変調成分を除去するリミッタ増幅器と、前記リミッタ増幅器の出力信号に基づいて同期キャリア信号を生成し前記アナログ変調部へ出力する同期キャリア生成部とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、デジタルTV放送波を受信して映像信号及び音声信号に復調し、所定周波数オフセットされているアナログTV放送波に同期して前記映像信号及び音声信号でアナログ変調し伝送ラインにより再送信する再送信装置であって、前記デジタルTV放送波を復調するデジタル放送復調部と、アナログTV放送波の映像キャリア信号を抽出し、該映像キャリア信号に基づいて同期キャリア信号を生成するキャリア抽出部と、前記キャリア抽出部と無関係に内部キャリア信号を発生する内部キャリア発生部と、前記デジタル放送復調部で復調された映像信号で前記キャリア抽出部で生成された同期キャリア信号又は前記内部キャリア発生部から出力される内部キャリア信号をアナログ変調し、前記アナログTV放送波の周波数帯に変換して再送信信号として出力するアナログ変調部とを具備し、
前記キャリア抽出部は、前記受信したアナログTV放送波を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号から不要な信号を取り除いてアナログ映像キャリアの同期信号や、カラーバースト信号などのアナログTV放送波特有の信号成分を残した信号を取り出す映像中間周波バンドパスフィルタと、前記映像中間周波バンドパスフィルタの出力信号からAM変調成分を除去するリミッタ増幅器と、前記リミッタ増幅器の出力信号に基づいて同期キャリア信号を生成する同期キャリア生成部と、前記同期キャリア信号とは無関係に内部キャリア信号を出力する内部キャリア発生部と、前記映像中間周波バンドパスフィルタの出力信号からアナログTV信号の有無を判定するアナログTV信号判定手段と、前記アナログTV信号判定手段の判定結果に基づいて切替制御され、前記アナログTV信号が存在している状態では前記同期キャリア生成部の出力信号を選択し、前記アナログTV信号が存在しない状態では前記内部キャリア発生部の出力信号を選択して前記アナログ変調部へ出力する切替手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、アナログTV放送波が一定量オフセットされていても、また、オフセット量が確定していない場合であっても、同期キャリア信号を確実に生成でき、復調されたデジタルTV放送信号を同期キャリア信号により自動的に同期させてアナログ変調し、再送信信号として出力することができる。
また、上記同期キャリア信号がアナログTV放送波のものかどうかを自動的に判定し、アナログTV放送波の場合のみPLLキャリア生成部で生成された入力信号に同期した同期キャリア信号をキャリア(搬送波)としてアナログ変調を行い、それ以外の場合は内部キャリア発生部から出力される内部キャリア信号をキャリア(搬送波)としてアナログ変調を行うことにより、アナログTV信号以外の信号が入力された場合における誤動作を確実に防止することができる。
本発明の実施例1に係る再送信装置の全体の概略構成図である。 同実施例1における再送信装置のキャリア抽出部及びアナログ変調部の詳細な構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る再送信装置10の全体の構成を示すブロック図である。本発明に係る再送信装置10は、入力分配部11、デジタル放送復調部12a、12b、…、アナログ変調部13a、13b、…、キャリア抽出部14a、14b、…、及び出力混合部15により構成される。
上記入力分配部11は、例えばUHFアンテナにより受信された地上デジタルTV放送波をデジタル放送復調部12a、12b、…に分配すると共に、VHFアンテナにより受信されたアナログTV放送波をキャリア抽出部14a、14b、…に分配する。上記アナログTV放送波は、所定の周波数例えば±10kHzオフセットしている。また、入力分配部11は、上記受信した地上デジタルTV放送波をデジタルパススルー回路16によりそのまま出力混合部15へ出力する。
上記デジタル放送復調部12a、12b、…は、例えばチューナモジュールとOFDM復調部LSI及びMPEGデコーダ等により構成され、各地域の地上デジタルTV放送のチャンネル数に十分対応できるだけの数を備えている。デジタル放送復調部12a、12b、…は、それぞれ各チャンネルの地上デジタルTV放送波の映像信号及び音声信号を復調しアナログ変調部13a、13b、…へ出力する。
また、キャリア抽出部14a、14b、…は、詳細を後述するように受信したアナログTV放送波を例えば45.75MHzの中間周波信号に変換した後、映像キャリア信号をチャンネル別に抽出すると共に、この映像キャリア信号に基づいて同期キャリア信号を生成し、アナログ変調部13a、13b、…へ出力する。このアナログ変調部13a、13b、…は、映像信号変調部21、音声信号変調部22及び周波数変換部23からなり、上記キャリア抽出部14a、14b、…により抽出された同期キャリア信号が映像信号変調部21に入力される。
上記映像信号変調部21は、デジタル放送復調部12a、12b、…で復調された映像信号をNTSC仕様のVSB(Vestigial Side Band)−AMで再変調する。映像信号変調部21は、映像信号を変調する際、上記キャリア抽出部14から送られてくる同期キャリア信号により変調処理を行い、アナログTV放送波の映像キャリア信号と同期させる。
また、音声信号変調部22は、デジタル放送復調部12a、12b、…で復調された音声信号をFM変調し、例えば41.25MHzのIF音声信号に変換する。
周波数変換部23は、上記映像信号変調部21で変調された映像信号及び音声信号変調部22で変調された音声信号を混合した後、上記受信したアナログTV放送のチャンネルと同じ周波数に変換し、有線テレビジョン放送法に準拠したアナログTV放送の映像信号と音声信号を出力混合部15へ出力する。
出力混合部15は、アナログ変調部13a、13b、…で変調された各チャンネルのアナログ信号と入力分配部11からデジタルパススルー回路16を介して送られてくるデジタルTV放送波とを混合し、再送信信号として伝送線路(同軸ケーブル)へ出力する。
上記出力混合部15から伝送線路へ出力される再送信信号は、図示しないが例えば病院、学校、ホテル等において、共聴システムにより、各部屋等に設置されている複数のテレビ受像機に分配される。
次に、上記アナログ変調部13(13a、13b、…)及びキャリア抽出部14(14a、14b、…)の詳細について、図2を参照して説明する。なお、図2では音声信号変調部22については省略している。
キャリア抽出部14は、入力分配部11により分配されたアナログTV放送波が入力端子31を介して帯域幅が6MHzのバンドパスフィルタ(BPF)32に入力される。このバンドパスフィルタ32は、アナログTV放送波の各チャンネルを選択するためのものであり、選択するチャンネルに応じて周波数帯域が設定される。例えばアナログTV放送波のCH1を選択する場合には90〜96MHzに設定される。
上記バンドパスフィルタ32で選択された信号は、周波数変換部33の一方の入力端子に入力される。この周波数変換部33は、他方の入力端子にアナログ変調部13のローカル信号発生部24からローカル信号(局部発振信号)が供給され、上記バンドパスフィルタ32で選択されたアナログTV放送波を中間周波信号に変換する。
上記周波数変換部33により変換された中間周波信号は、映像中間周波バンドパスフィルタ34に入力される。この映像中間周波バンドパスフィルタ34は、音声キャリア信号及び他チャンネルの信号等の不要波を取り除き、アナログ映像キャリアの同期信号や、カラーバースト信号などのアナログTV放送波特有の信号成分を残した信号を取り出すフィルタであり、映像復調が可能な信号を出力する。映像中間周波バンドパスフィルタ34は、映像キャリア信号より約「−1.25、+3.6MHz」の帯域を有し、±10kHz、±20kHzのオフセットが掛かっている信号でも信号が減衰せず、オフセット信号にそのまま対応することができる。
上記映像中間周波バンドパスフィルタ34の出力信号は、リミッタ増幅器35を介してPLL同期キャリア生成部36へ送られる。映像中間周波バンドパスフィルタ34から出力される信号は、映像キャリア信号とそのAM変調成分を含んでいるが、リミッタ増幅器35によりAM変調成分が除去され、周波数成分のみが取り出される。PLL同期キャリア生成部36は、リミッタ増幅器35から出力されるAM変調成分が除去された信号を基準にしてPLL(Phase-Locked Loop)により同期キャリア信号を生成し、切替スイッチ37の一方の端子へ出力する。この切替スイッチ37の他方の端子には、内部キャリア発生部40で発生させた内部キャリア信号が入力される。
また、上記映像中間周波バンドパスフィルタ34から出力される信号は、AM信号復調部38に入力されて復調され、アナログTV信号判定部39へ送られる。映像中間周波バンドパスフィルタ34の出力信号には、映像成分が含まれているので、AM信号復調部38にて復調することにより、映像信号を取り出すことができる。アナログTV信号判定部39は、AM信号復調部38で復調された信号にアナログTV信号特有の周波数15.734・・kHzの同期信号が含まれているかどうかを確認することで、その信号がアナログTV信号であるかを判定する。この場合、AM信号復調部38で復調された信号中に3.58MHzのカラーバースト信号が存在するかどうかを確認することでも、アナログTV信号かどうかを判定することができる。また、上記2つの判定方法を組み合わせ、AM信号復調部38で復調された信号がアナログTV信号かどうかを判定するようにしてもよい。
そして、上記アナログTV信号判定部39は、信号の判定結果に基づいて切替スイッチ37を切替制御し、PLL同期キャリア生成部36で生成された同期キャリア信号あるいは内部キャリア発生部40から出力される内部キャリア信号を映像信号変調部21へ出力する。すなわち、アナログTV信号判定部39は、復調された信号がアナログTV信号である場合には切替スイッチ37をPLL同期キャリア生成部36側に切替え、PLL同期キャリア生成部36で生成された同期キャリア信号を映像信号変調部21へ出力し、復調された信号がアナログTV信号でない場合には切替スイッチ37を内部キャリア発生部40側に切替え、内部キャリア発生部40から出力される内部キャリア信号を映像信号変調部21へ出力する。
上記映像信号変調部21には、デジタル放送復調部12で復調された映像信号が入力される。映像信号変調部21は、デジタル放送復調部12で復調された映像信号でアナログ変調し、周波数変換部23へ出力する。この周波数変換部23には、図1に示したように音声信号変調部22で変調された音声信号が入力される。周波数変換部23は、映像信号変調部21で変調された映像信号及び音声信号変調部22で変調された音声信号を混合した後、更にローカル信号発生部24から出力されるローカル信号を混合して上記入力端子31に入力されたアナログTV放送波と同じ周波数に変換し、バンドパスフィルタ(BPF)25及び出力端子26を介して図1に示した出力混合部15へ出力する。
上記バンドパスフィルタ25は6MHzの帯域幅を有しているが、その周波数帯域は上記キャリア抽出部14におけるバンドパスフィルタ32と同様に各チャンネルに応じて設定される。
上記の構成において、アナログTV放送が行われている状態では、所定周波数オフセットされているアナログTV放送波がキャリア抽出部14の入力端子31に入力され、バンドパスフィルタ32により所定チャンネルの信号が選択されて周波数変換部33へ送られる。周波数変換部33は、バンドパスフィルタ32で選択された各チャンネルのアナログTV放送波とローカル信号発生部24から送られてくるローカル信号とを混合し、映像IF信号に変換して映像中間周波バンドパスフィルタ34へ出力する。
上記映像中間周波バンドパスフィルタ34は、上記したように±10kHz、±20kHzのオフセットが掛かっている信号でも、オフセット信号にそのまま対応でき、音声キャリア信号と他のチャンネルの信号を取り除き、アナログ映像キャリアの同期信号や、カラーバースト信号などのアナログTV放送波特有の信号成分を残した信号を出力する。
上記映像中間周波バンドパスフィルタ34の出力信号には、映像キャリア信号とそのAM変調成分が含まれているが、リミッタ増幅器35によりAM成分が除去され、周波数成分のみが取り出されてPLL同期キャリア生成部36へ送られる。PLL同期キャリア生成部36は、AM成分が除去された信号を基準にしてPLLにより同期キャリア信号を生成する。
また一方、上記映像中間周波バンドパスフィルタ34から出力される信号は、AM信号復調部38により復調されて映像信号が取り出され、アナログTV信号判定部39へ送られる。アナログTV信号判定部39は、AM信号復調部38で復調された信号がアナログTV信号であるかどうかを判定し、アナログTV信号であれば切替スイッチ37をPLL同期キャリア生成部36側に切替える。この結果、PLL同期キャリア生成部36で生成された同期キャリア信号が選択されて映像信号変調部21へ送られる。
映像信号変調部21は、デジタル放送復調部12で復調された映像信号で上記PLL同期キャリア生成部36で生成された同期キャリア信号をアナログ変調し、周波数変換部23へ出力する。周波数変換部23は、映像信号変調部21で変調された映像信号及び音声信号変調部22(図1参照)で変調された音声信号を混合した後、更にローカル信号発生部24から出力されるローカル信号を混合し、入力端子31に入力されたアナログTV放送波と同じ周波数に変換し、バンドパスフィルタ25を介して出力端子26から図1に示した出力混合部15へ出力する。
また、上記アナログTV信号判定部39は、AM信号復調部38で復調された信号がアナログTV信号ではないと判定した場合には、切替スイッチ37を内部キャリア発生部40側に切替える。この結果、内部キャリア発生部40で生成された内部キャリア信号が選択されて映像信号変調部21へ送られる。映像信号変調部21は、デジタル放送復調部12で復調された映像信号で内部キャリア発生部40で生成された内部キャリア信号をアナログ変調し、周波数変換部23へ出力する。
上記実施例1で示したように、キャリア抽出部14におけるIF BPFとして映像中間周波バンドパスフィルタ34を使用することにより、±10kHz、±20kHzのオフセットが掛かっている信号でも減衰することがなく、オフセット信号にそのまま対応でき、映像復調が可能な信号を取り出すことができる。そして、この映像中間周波バンドパスフィルタ34の出力信号中に含まれるAM変調成分をリミッタ増幅器35により除去してPLL同期キャリア生成部36へ出力することにより、オフセットされているアナログTV放送波であっても、調整することなく同期キャリア信号を生成することができる。従って、アナログTV放送波が一定量オフセットされている場合であっても、また、オフセット量が確定していない場合であっても、復調された映像信号で上記同期キャリア信号をアナログ変調し、再送信信号として出力することができる。
また、上記同期キャリア信号がアナログTV放送波のものかどうかをアナログTV信号判定部39により自動的に判定し、アナログTV放送波の場合のみPLL同期キャリア生成部36で生成した同期キャリア信号に同期したアナログ変調を行う信号同期回路を有効とし、それ以外の場合は信号同期回路を無効とすることにより、アナログTV信号以外の信号が入力された場合における誤動作を確実に防止することができる。
また、アナログTV信号判定部39により同期キャリア信号がアナログTV放送波のものではないと判定された場合は、切替スイッチ37を内部キャリア発生部40側に切替え、該内部キャリア発生部40で発生させた内部キャリア信号をキャリア(搬送波)としてアナログ変調することにより、障害を回避しながら再送信動作を継続することができる。
また、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
10…再送信装置、11…入力分配部、12,12a、12b…デジタル放送復調部、13、13a、13b…アナログ変調部、14、14a、14b…キャリア抽出部、15…出力混合部、16…デジタルパススルー回路、21…映像信号変調部、22…音声信号変調部、23…周波数変換部、24…ローカル信号発生部、25…バンドパスフィルタ(BPF)、26…出力端子、31…入力端子、32…バンドパスフィルタ(BPF)、33…周波数変換部、34…映像中間周波バンドパスフィルタ、35…リミッタ増幅器、36…PLL同期キャリア生成部、37…切替スイッチ、38…AM信号復調部、39…TV信号判定部、40…内部キャリア発生部。

Claims (2)

  1. デジタルTV放送波を受信して映像信号及び音声信号に復調し、所定周波数オフセットされているアナログTV放送波に同期して前記映像信号及び音声信号をアナログ変調し伝送ラインにより再送信する再送信装置であって、
    前記デジタルTV放送波の映像信号及び音声信号を復調するデジタル放送復調部と、
    アナログTV放送波の映像キャリア信号を抽出し、該映像キャリア信号に基づいて同期キャリア信号を生成するキャリア抽出部と、
    前記デジタル放送復調部で復調された映像信号で前記同期キャリア信号をアナログ変調し、前記アナログTV放送波の周波数帯に変換して再送信信号として出力するアナログ変調部とを具備し、
    前記キャリア抽出部は、
    前記受信したアナログTV放送波を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号から不要な信号を取り除いてアナログ映像キャリアの同期信号や、カラーバースト信号などのアナログTV放送波特有の信号成分を残した信号を取り出す映像中間周波バンドパスフィルタと、前記映像中間周波バンドパスフィルタの出力信号からAM変調成分を除去するリミッタ増幅器と、前記リミッタ増幅器の出力信号に基づいて同期キャリア信号を生成し前記アナログ変調部へ出力する同期キャリア生成部と、
    を備えたことを特徴とする再送信装置。
  2. デジタルTV放送波を受信して映像信号及び音声信号に復調し、所定周波数オフセットされているアナログTV放送波に同期して前記映像信号及び音声信号をアナログ変調し伝送ラインにより再送信する再送信装置であって、
    前記デジタルTV放送波の映像信号及び音声信号を復調するデジタル放送復調部と、
    アナログTV放送波の映像キャリア信号を抽出し、該映像キャリア信号に基づいて同期キャリア信号を生成するキャリア抽出部と、
    前記キャリア抽出部と無関係に内部キャリア信号を発生する内部キャリア発生部と、
    前記デジタル放送復調部で復調された映像信号で前記キャリア抽出部で生成された同期キャリア信号又は前記内部キャリア発生部から出力される内部キャリア信号をアナログ変調し、前記アナログTV放送波の周波数帯に変換して再送信信号として出力するアナログ変調部とを具備し、
    前記キャリア抽出部は、
    前記受信したアナログTV放送波を中間周波信号に変換する周波数変換部と、前記周波数変換部で変換された中間周波信号から不要な信号を取り除いてアナログ映像キャリアの同期信号や、カラーバースト信号などのアナログTV放送波特有の信号成分を残した信号を取り出す映像中間周波バンドパスフィルタと、前記映像中間周波バンドパスフィルタの出力信号からAM変調成分を除去するリミッタ増幅器と、前記リミッタ増幅器の出力信号に基づいて同期キャリア信号を生成する同期キャリア生成部と、前記同期キャリア信号とは無関係に内部キャリア信号を出力する内部キャリア発生部と、前記映像中間周波バンドパスフィルタの出力信号からアナログTV信号の有無を判定するアナログTV信号判定手段と、前記アナログTV信号判定手段の判定結果に基づいて切替制御され、前記アナログTV信号が存在している状態では前記同期キャリア生成部の出力信号を選択し、前記アナログTV信号が存在しない状態では前記内部キャリア発生部の出力信号を選択して前記アナログ変調部へ出力する切替手段と、
    を備えたことを特徴とする再送信装置。
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