JP2539713B2 - 同期型テレビ再送信装置 - Google Patents
同期型テレビ再送信装置Info
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Description
施設のヘッドエンド装置、テレビジョン放送中継局等に
利用される受信したテレビ放送波信号の搬送波周波数と
全く同一の周波数で再送信すると共に、その再送信に際
してゴースト除去等の各種映像信号処理が行われる同期
型テレビ再送信装置に関する。
においてゴースト障害により良好な受信点を選定するこ
とが困難な状況になってきている。そこで、ゴースト障
害があってもテレビ放送波信号中のゴースト信号を除去
してから、有線テレビ施設に信号を送り出すことによ
り、施設の受信者に良好なテレビ放送波信号を提供でき
る。このためには、安定でしかも安価な再送信装置が提
供されることをCATV事業者および施工業者などの関
係業界から望まれている。このような再送信装置におい
ては、一般的には、受信チャンネルと同一チャンネルで
送信する必要があるが、放送電波の受信周波数と有線テ
レビ施設の送信周波数が僅かに異なると、テレビ放送波
が有線テレビ施設の信号を干渉してビート妨害を与え
る。そのため、このビート妨害を軽減するためには、有
線テレビ施設の送信周波数を放送電波の周波数と位相同
期させる必要がある。また、ゴースト除去以外でも受信
した信号に他の映像信号を重畳したり、他の映像信号と
の信号処理をするなど各種の映像信号処理をして、再度
同一チャンネルで送信する場合には、同様に位相同期を
行う必要がある。
テレビ放送波信号を伝送する場合などは、CATV施設
のヘッドエンドにおいて、受信したテレビ放送波信号を
復調して映像信号と音声信号とし、ゴースト除去回路で
映像信号中のゴースト信号を除去し、音声信号と共にテ
レビ変調器でAM変調してテレビ信号とする。この際、
受信チャンネルと同じチャンネルで再送信したり、また
受信したチャンネルを周波数変換し潜在電界が高いテレ
ビチャンネルと同じチャンネルで再送信する場合、加入
者での潜在電界による同一チャンネルビート妨害を軽減
するために高周波位相を同期させる機能を有した変調器
を用いている。
像信号処理を行う同期型テレビ再送信装置の概要ブロッ
クを示す。図5に示すように、受信したテレビ放送波信
号を周波数変換回路C46で周波数変換して中間周波信
号とする。この信号と搬送波発振回路48からの搬送波
信号とを位相比較器47で位相比較してその出力信号で
局部発振回路49を制御する。搬送波発振回路48から
の搬送波信号を映像信号と音声信号とでAM変調器44
でAM変調する。変調されたこの変調波信号を局部発振
回路49からの局部発振信号を用いて周波数変換器B4
5で周波数変換することによって、再送信するチャンネ
ルの高周波位相を入力信号と同期をとっている。
放送波信号を周波数変換回路C46で周波数変換して中
間周波信号とし、この信号の中からリミッタ回路50に
よって搬送波を抽出し、この搬送波信号を映像信号と音
声信号とでAM変調器44でAM変調する。変調された
この変調波信号を局部発振回路49からの局部発振信号
を用いて周波数変換器B45で周波数変換することによ
って、再送信するチャンネルの高周波位相を入力信号と
同期をとっている。
テレビ再送信装置では、 位相同期をとるために、同期制御回路(位相比較器、
リミッタ)及び局部発振回路が専用チャンネル用とな
り、自由に任意のチャンネルに設定できない。 中間周波信号を取出すための周波数変換回路、変調用
中間周波信号発振器(搬送波発振回路)、局部発振器及
び周期制御回路が必要であり、回路点数が多く、コスト
高である。 位相同期回路にリミッタによる搬送波信号抽出を行っ
ており、映像信号処理がゴースト除去の場合にはゴース
トによる位相ひずみの影響によって、抽出した搬送波信
号(中間周波)の位相誤差による位相同期の性能が劣化
する。 等の課題がある。
のであり、すべてのチャンネルに対応した同一チャン
ネルの再変調のチャンネルが設定でき、専用回路を不
要とし、すべてのチャンネルが全く同一の回路で構成で
き、映像信号処理用のチューナ内で同期検波のために
使用されている位相ひずみの少ない搬送波を用いた同期
型テレビ再送信装置を提供することを目的とする。
に本発明の同期型テレビ再送信装置は、テレビ放送波信
号を局部発振回路からの局部発振信号を用いて周波数変
換回路Aで周波数変換し、変換して得られる中間周波信
号を検波回路で映像信号と音声信号に復調し、復調した
映像信号の処理をしてから音声信号と共に搬送波発生回
路からの搬送波信号をAM変調し、この変調波を前記局
部発振回路のからの局部発振信号により周波数変換回路
Bで周波数変換して映像信号処理後のテレビ放送波信号
を再送信する同期型テレビ再送信装置において、前記局
部発振回路は映像信号処理用チューナ内の選局回路に内
蔵されている局部発振回路であり、前記搬送波発生回路
は前記局部発振回路からの局部発振信号を用いて周波数
変換して得られる中間周波数から搬送波信号を抽出する
搬送波再生回路であり、AM変調器は前記搬送波再生回
路からの搬送波信号を映像信号と音声信号とでAM変調
し、周波数変換回路Bは前記局部発振回路からの局部発
振信号を用いて周波数変換することによって受信したテ
レビ放送波信号に位相同期した映像信号処理後のテレビ
放送信号を再送信することに特徴を有している。
を復調して得られた映像信号を任意の映像信号処理回路
により信号処理を行い、再度、受信波と同一の搬送波周
波数で再変調して再送信すると共に、その再送信に際し
てゴースト除去等映像信号の処理が行われる同期型テレ
ビ再送信装置に関するものである。テレビ放送波信号を
受信し、選局・復調した後、ゴースト除去等の映像信号
処理を行った後の映像信号を再変調する装置において、
映像信号処理がゴースト除去の場合にはテレビ放送波信
号を受信するゴースト除去チューナの局部発振信号によ
り周波数変換して得られる中間周波信号から映像搬送波
信号を抽出する。一方、この中間周波信号を復調して得
られた映像信号をゴースト除去の信号処理を施す。この
処理後の映像信号と音声信号によって映像搬送波信号を
AM変調し、さらに局部発振信号によって周波数変換を
行う。このようにして、受信したテレビ放送波信号のチ
ャンネルと同一周波数同一位相の任意の送信チャンネル
の周波数が容易に設定でき、かつ忠実な位相同期、安定
な周波数変換を行った映像信号処理後のテレビ放送波信
号を得ることができる。以上のように、本発明の同期型
テレビ再送信装置は、従来の同期型テレビ再送信装置と
同様の効果を得るためのものであるが、テレビ放送波信
号を受信し、復調した映像信号について例えば、ゴース
トを除去し、受信したテレビ放送波信号と同じ周波数を
得るのに、簡便で、かつ忠実に位相同期した同期型テレ
ビ再送信装置である。
がゴースト除去の場合であると仮定して図面に基づいて
説明する。図1は本発明による同期型テレビ再送信装置
の基本ブロック図である。図に示すように、ゴースト除
去チューナ10と同期型テレビ変調器20とで構成され
ている。従来からゴースト除去チューナ10の選局回路
11は、周波数変換回路A12と局部発振回路13で構
成されている。そこで、周波数変換回路B22用の局部
発振信号を局部発振回路13からの出力信号を用いる。
また、一般の検波回路14は、同期検波回路15及び搬
送波再生回路16で構成されているので、AM変調器2
1用の搬送波信号を搬送波再生回路16からの出力信号
を用いる。そこで、周波数変換回路B22からの出力信
号の周波数は、受信したテレビ放送波信号のなかで、選
局回路11で選局した信号に位相同期し、かつゴースト
除去回路17でゴーストを除去したテレビ放送波信号を
得ることができる。このように、同期型テレビ変調器2
0として位相同期をとるために、ゴースト除去チューナ
10の中間周波信号と局部発振信号を用いた構成とする
ことで、容易に再変調と周波数変換を行うことができ、
特別に同期制御回路を用いる必要がなく、回路構成が簡
素である。
テレビ再送信装置のブロック図である。テレビ放送波信
号は、ゴースト除去チューナ10の選局回路11で選局
し、検波回路14によって映像信号と音声多重FM信号
とを復調する。ここで、選局回路11で得られる局部発
振信号を周波数変換回路B22に供給する。検波回路1
4からの映像信号は、ゴースト除去回路17によってゴ
ースト信号が除去され、AM変調器21に音声信号と共
に入力される。AM変調器21では、キード形搬送波再
生回路31からの搬送波信号である中間周波を映像・音
声信号でAM変調する。この中間周波変調信号は、周波
数変換回路B22に入力され、選局回路11からの局部
発振信号を用いて受信チャンネルと同じチャンネルに周
波数変換される。このように、ゴースト除去チューナ部
の同期検波の搬送波の再生には、時定数の長いAPC
(自動位相制御)回路によって位相同期を行ったり、キ
ード形搬送波再生回路を用いているので、位相追随性の
よい搬送波を得ることができるので、高性能の同期変調
器を構成することができる。
テレビ再送信装置のブロック図である。ゴースト除去チ
ューナ10のキード形搬送波再生回路31で得られる受
信したテレビ放送波信号に位相同期した中間周波信号を
用いてAM変調回路21で変調を行う。この変調波信号
をゴースト除去チューナ10の選局回路11で得られる
局部発振信号を用いて周波数変換する。
テレビ再送信装置のブロック図である。ゴースト除去チ
ューナ10の連続位相比較形搬送波再生回路32で得ら
れる搬送波信号を用いてAM変調回路21で変調を行
う。この変調波信号をゴースト除去チューナ10の選局
回路11で得られる局部発振信号を用いて周波数変換す
る。
レビ再送信装置では、局部発振回路はゴースト除去チュ
ーナの選局回路に内蔵されている局部発振回路であり、
搬送波発生回路は前記局部発振回路からの局部発振信号
を用いて周波数変換して得られる中間周波数から搬送波
信号を抽出する搬送波再生回路であり、AM変調器は搬
送波再生回路からの搬送波信号を映像信号と音声信号と
でAM変調し、周波数変換回路Bは局部発振回路からの
局部発振信号を用いて周波数変換することによって受信
したテレビ放送波信号に位相同期したゴースト除去後の
テレビ放送信号を再送信するので、ゴースト除去チュー
ナと同期型テレビ変調器とを組合わせたことにより、ゴ
ースト障害で良好な受信点の確保が困難な共同受信施設
においてゴースト除去し、かつ同一チャンネル混信のな
い信号が安定に供給できる装置において、ゴースト除去
チューナ内部で得られる中間周波信号及び局部発振信号
を用いて、AM変調及び周波数変換することによって、
受信チャンネルに高周波位相同期したテレビ変調器が簡
単にでき、低廉化がはかれる。また、本発明の同期型テ
レビ再送信装置は、選局回路に連動した局部発振信号が
得られることから、各受信チャンネル毎に入力と出力の
周波数を同期させる専用の回路を複数用意する必要がな
く、同一回路を用いたテレビ変調器1台により使用する
受信チャンネルに合わせて、再変調するチャンネルを任
意に設定できる。
ロック図である。
信装置のブロック図である。
信装置のブロック図である。
信装置のブロック図である。
ック図である。
ブロック図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 テレビ放送波信号を局部発振回路からの
局部発振信号を用いて周波数変換回路Aで周波数変換
し、変換して得られる中間周波信号を検波回路で映像信
号と音声信号に復調し、復調した映像信号の処理をして
から音声信号と共に搬送波発生回路からの搬送波信号を
AM変調し、この変調波を前記局部発振回路のからの局
部発振信号により周波数変換回路Bで周波数変換して映
像信号処理後のテレビ放送波信号を再送信する同期型テ
レビ再送信装置において、 前記局部発振回路は映像信号処理用チューナ内の選局回
路に内蔵されている局部発振回路であり、 前記搬送波発生回路は前記局部発振回路からの局部発振
信号を用いて周波数変換して得られる中間周波数から搬
送波信号を抽出する搬送波再生回路であり、 AM変調器は前記搬送波再生回路からの搬送波信号を映
像信号と音声信号とでAM変調し、 周波数変換回路Bは前記局部発振回路からの局部発振信
号を用いて周波数変換することによって受信したテレビ
放送波信号に位相同期した映像信号処理後のテレビ放送
信号を再送信することを特徴とする同期型テレビ再送信
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29495091A JP2539713B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 同期型テレビ再送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29495091A JP2539713B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 同期型テレビ再送信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111003A JPH05111003A (ja) | 1993-04-30 |
JP2539713B2 true JP2539713B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=17814390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29495091A Expired - Lifetime JP2539713B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 同期型テレビ再送信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539713B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4623628B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2011-02-02 | ホーチキ株式会社 | 地上デジタル放送受信用ヘッドエンド装置及び地上デジタル放送共聴システム |
JP4464453B2 (ja) * | 2008-03-05 | 2010-05-19 | 八木アンテナ株式会社 | 再送信装置 |
JP7027216B2 (ja) * | 2018-03-27 | 2022-03-01 | 株式会社日立国際電気 | 放送波中継システム及び放送波中継方法 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP29495091A patent/JP2539713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05111003A (ja) | 1993-04-30 |
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