JP3309409B2 - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP3309409B2 JP34250291A JP34250291A JP3309409B2 JP 3309409 B2 JP3309409 B2 JP 3309409B2 JP 34250291 A JP34250291 A JP 34250291A JP 34250291 A JP34250291 A JP 34250291A JP 3309409 B2 JP3309409 B2 JP 3309409B2
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン放送信号
と非テレビジョン信号(例えば音声放送信号)との両方
を受信可能な受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョン放送としては、例え
ば、通常のテレビジョン放送局からの地上波によるテレ
ビジョン放送や、静止衛星を用いた衛星放送によるテレ
ビジョン放送等がある。
【0003】ここで、上記衛星放送とは、一般的には、
赤道上空約36000kmの対地静止衛星軌道に打ち上
げられた人工衛星を用いて行う放送であって、例えば一
般家庭の受信者が、簡易な受信設備(特に小型のアンテ
ナを有する設備)によって放送衛星からの放送信号を受
信するものと解されている。
【0004】ところで、上記放送衛星(BS)の代わり
に例えば通信衛星(CS)を用いて、テレビジョン信号
の送信や、例えば音声のみの音声信号(ディジタル音声
データ)或いはその他のデータ等の非テレビジョン放送
信号を送信することが考えられている。
【0005】この通信衛星(CS)を用いたテレビジョ
ン放送或いは音声放送を行う場合において、上記テレビ
ジョン放送信号は例えば上記放送衛星(BS)を用いた
いわゆるBS標準方式のフォーマットとされ、また、上
記音声放送信号は例えば上記衛星放送のいわゆるBモー
ドに当たる2Mbpsの上記PCM音声データを例えば
6本束ねた(合計12Mbps)ものを畳み込み符号化
した後(24Mbpsとなる)MSK(Minimum Shift K
eying)変調して送るようになされる。
【0006】なお、上記衛星放送におけるテレビジョン
放送信号の映像信号は、現在はNTSC方式であり、最
高周波数が4.5MHz、変調方式がFM変調、映像周
波数偏移が17MHzP-P 、エネルギ拡散信号による主
搬送波の周波数偏移は600kHzP-P 、主搬送波周波
数帯域幅は27MHzとなっている。また、当該衛星放
送におけるテレビジョン放送信号の音声信号は、PCM
によるディジタル信号で5.727272MHzの副搬
送波をPSK変調するPCM副搬送波方式である。更
に、上記Bモードは2チャンネルのみの構成であり、音
声信号帯域幅を20kHzとしてAモードよりも広くし
て広帯域の音声伝送を可能としている。
【0007】ここで、上記通信衛星からのテレビジョン
放送信号或いは音声放送信号を受信する場合において、
これらテレビジョン放送信号及び音声放送信号を共に受
信することのできる共用受信機(TV音声両用受信機)
においては、その構成要素として、テレビジョン放送信
号系の構成と音声放送信号系の構成とが同一受信機内に
例えば内蔵(或いは分離されていてもよい)されること
になる。
【0008】上記テレビジョン放送信号系の構成として
は、少なくとも、上記通信衛星からの受信信号を復調
(例えばFM復調)する復調手段と、FM復調手段の出
力から映像信号と音声信号とをそれぞれ抽出する抽出手
段と、当該抽出された映像信号に対して所定の処理を行
う回路からなる映像信号処理手段と、当該映像信号処理
手段で処理された映像信号(例えばR,G,Bの信号)
を映像として映し出すための映像表示手段と、上記抽出
手段で抽出されたテレビジョン放送信号中の音声信号
(音声データ)を復号する(例えばQPSK復号)復号
手段とを有してなるものである。なお、上記映像表示手
段は通常のテレビジョン受像機を用いることもできる。
【0009】ここで、上記映像表示手段は、通常のテレ
ビジョン受像機と同様のブラウン管等からなるものであ
る。したがって、このテレビジョン放送信号系には、上
述した各構成要素の他に、上記抽出された映像信号から
水平,垂直の同期信号を取り出して上記映像信号処理手
段に送ると共に当該同期信号に基づいて上記映像表示手
段のブラウン管の偏向ヨークの駆動を行う同期偏向処理
手段も設けられる。更に、当該同期偏向処理手段からの
水平帰線パルスは、上記ブラウン管への高圧発生手段と
しての例えばフライバックトランスにも送られる。高圧
(受像管のアノード電圧)は、約1kVの水平帰線パル
スを当該フライバックトランス(FBT)で昇圧,整流
して得ている。
【0010】また、上記音声放送信号系の構成として
は、少なくとも、上記通信衛星からの受信信号から音声
放送信号帯域の信号を抽出する音声放送信号抽出手段
と、上記音声放送信号帯域の信号に対して所定の復調
(例えばMSK復調),復号(例えばビタビ復号)等を
行いディジタル音声データを取り出す復調,復号手段と
からなる。
【0011】なお、上記音声放送信号系で受信信号から
取り出されたディジタル音声データと、上記テレビジョ
ン放送信号系で受信信号から取り出された音声信号(テ
レビジョン信号中の音声信号を例えばQPSK復調した
データ)とは、例えば共にPCMデコードされた後、D
/A(ディジタル/アナログ)変換されて、例えばスピ
ーカ等から音声出力されるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな通信衛星(CS)からのテレビジョン放送信号或い
は音声放送信号を共に受信することのできる共用受信機
(TV音声両用受信機)において、音声放送信号を受信
している時には、当該音声放送信号に同期信号(テレビ
ジョン信号の同期信号)が含まれていないため、上記同
期偏向手段内に含まれる水平発振回路(例えば水平AF
C回路)の水平発振周波数fH がフリーランの状態とな
る。
【0013】この時、上述のように水平発振周波数fH
がフリーランの状態となることによって上記フライバッ
クトランスからの高圧が例えば上がって危険な状態にな
らないようにするため、通常は、上記水平発振周波数f
Hをセットの設計上の最下限にして動作するようになさ
れる。しかし、このように上記水平発振周波数fH をセ
ットの設計上の最下限にすると、当該水平発振周波数f
H は、NTSC方式の場合約15kHz程度にまで下が
ることになる。この場合、上記偏向ヨーク等の鳴き音
(「キーン」という音)等が発生するようになって非常
に耳障りであり、また、画面上にはノイズが表示されて
見苦しくなる。
【0014】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、音声放送信号のような非テ
レビジョン信号を受信している場合でも、偏向ヨーク等
の鳴き音等が発生せず、また、画面上にはノイズが表示
されないようにすることのできる受信機を提供すること
を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の受信機は、上述
の目的を達成するために提案されたものであり、テレビ
ジョン信号と非テレビジョン信号との両方を受信可能な
受信機において、受信したテレビジョン信号から同期信
号を取り出して出力する同期処理手段と、非テレビジョ
ン信号を検出する非テレビジョン信号検出手段と、非テ
レビジョン信号検出手段からの信号に応じて擬似同期信
号を発生するとともに非テレビジョン信号に応じたキャ
ラクタ情報を生成する擬似同期信号発生手段とを有し、
非テレビジョン信号を受信した際、擬似同期信号を付し
たキャラクタ情報を同期処理手段へ供給する。
【0016】すなわち、本発明の受信機は、例えば通信
衛星(CS)を用いたテレビジョン放送及び音声放送等
の非テレビジョン信号を共に受信可能な受信機を例えば
テレビジョン受像機と接続(或いは内蔵)する場合にお
いて、例えば音声放送信号を受信した場合のように映像
系の同期信号が得られなくてもテレビジョン受像機側の
構成がフリーランの状態とならないようにするため、当
該音声放送信号を受信した場合には、映像系に擬似同期
信号を供給し、予め設定しておいた水平発振周波数fH
(例えば約16kHz程度)に同期させてセットを動作
させる。この擬似同期信号は、単なるブランキング信号
でも良いし、キャラクタジェネレータ等から発生させた
画像信号でも良い。画像信号の場合、CS音声放送受信
中のユーザメッセージと兼ねることもできる。
【0017】言い換えれば、通信衛星(CS)を用いた
テレビジョン放送及び音声放送等の非テレビジョン信号
を共に受信可能な受信機においては、従来の地上波や放
送衛星(BS)のテレビジョン放送受信機と異なり、通
信衛星(CS)を用いた音声放送を受信した場合、映像
信号処理系では水平発振周波数fH がまったくのフリー
ランになってしまう。この場合、水平発振周波数fH
下がり耳につくようになるので、通信衛星(CS)を用
いた音声放送を受信した場合には、擬似同期信号を発生
させ、水平発振周波数fH を一定の周波数(例えば約1
6kHz程度)にロックさせるようにする。
【0018】
【作用】本発明の受信機によれば、非テレビジョン信号
検出手段において同期信号を含まない非テレビジョン信
号を受信した場合には、擬似同期信号を発生するととも
に、非テレビジョン信号に応じたキャラクタ情報を生成
して同期処理手段に送るようにし、水平発信周波数f
がフリーランの状態になることを防いでいる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0020】本実施例の受信機は、図1に示すように、
例えば通信衛星(CS)を用いたテレビジョン放送信号
と非テレビジョン信号との両方を受信可能な受信機であ
って、受信したテレビジョン放送信号から同期信号を取
り出して出力する同期処理手段である同期偏向処理回路
23と、擬似同期信号を発生させる擬似同期信号発生回
路22とを有し、上記非テレビジョン信号を受信した時
には、上記同期偏向処理回路23に上記擬似同期信号発
生回路22からの擬似同期信号を供給するようにしたも
のである。
【0021】すなわち、この図1において、アンテナ1
で受けた通信衛星(CS)からの受信信号は、先ず、S
−Uコンバータ2に送られる。当該S−Uコンバータ2
では、SHF帯(約12.5GHz)からUHF帯
(1.3GHz)へコンバートする処理がなされる。
【0022】上記S−Uコンバータ2を介した受信信号
は、選局回路3に送られる。当該選局回路3では、例え
ば30チャンネル(通信衛星のトランスポンダに対応す
るチャンネル)の中から例えば任意の1つのチャンネル
を選ぶ処理がなされる。
【0023】上記選局回路3で選ばれた1チャンネルの
信号は、本実施例受信機のテレビジョン放送信号系の構
成と音声放送信号系の構成とに送られる。
【0024】先ず、図1に示す本実施例受信機の上記テ
レビジョン放送信号系の構成としては、上記通信衛星か
らの受信信号(選局回路3で選ばれた1チャンネルの信
号)をFM復調するFM復調回路4と、当該FM復調回
路4の出力から当該テレビジョン放送信号内の映像信号
と音声信号とをそれぞれ抽出するローパスフィルタ5
(映像信号用)及びバンドパスフィルタ20(音声信号
用)と、上記ローパスフィルタ(LPF)5で抽出され
た映像信号に対して所定の信号処理を行う映像信号処理
回路7と、当該映像信号処理回路7で処理された映像信
号(例えばR,G,Bの信号)を映像として映し出すた
めの映像表示手段と、上記バンドパスフィルタ(BP
F)20で抽出(例えばfc ≒5.73MHz)された
テレビジョン放送信号中の上記音声信号(音声データ)
をQPSK(Quadrature Phase ShiftKeying) 復号する
QPSK復号回路21とを有している。なお、上記映像
表示手段は通常のテレビジョン受像機を用いることもで
きる。
【0025】ここで、上記映像表示手段は、通常のテレ
ビジョン受像機と同様のブラウン管8,偏向ヨーク9等
からなるものである。したがって、図1の構成のテレビ
ジョン放送信号系には、上述した各構成要素の他に、上
記抽出された映像信号から水平,垂直の同期信号を取り
出して上記映像信号処理回路7に送ると共に当該同期信
号に基づいて上記映像表示手段の偏向ヨーク9の駆動を
行う同期偏向処理回路23も設けられる。更に、当該同
期偏向処理回路23からの水平帰線パルスは、上記ブラ
ウン管8への高圧発生手段としての例えばフライバック
トランス(FBT)24にも送られる。高圧(受像管の
アノード電圧)は、約1kVの水平帰線パルスを当該フ
ライバックトランス24で昇圧,整流して得ている。な
お、フライバックトランス24からは、端子25を介し
て当該受信機の各部の電源も出力される。
【0026】また、本実施例の受信機の上記音声放送信
号系の構成としては、上記通信衛星からの受信信号(選
局回路3で選ばれた1チャンネルの信号)から音声放送
信号帯域(例えばfc =402MHz)の信号を抽出す
るバンドパスフィルタ10と、上記音声放送信号帯域の
信号に対してMSK復調を行うMSK復調回路11と、
当該MSK復調されて得られた24MHzのデータを復
号化するビタビ復号回路12と、ビタビ復号回路12で
復号化されて得られた12MHzのデータ(すなわち前
述した衛星放送のBモードに当たる2MbpsのPCM
音声データを6本束ねた合計12Mbpsのデータ)を
デマルチプレクスするデマルチプレクサ13とを有して
いる。なお、このデマルチプレクサ13は、端子14か
らのプログラム選択信号に基づいて上記6本のPCM音
声データのデマルチプレクス処理を行う。
【0027】当該音声放送信号系で受信信号から取り出
されたディジタル音声データ(デマルチプレクサ13か
らの2Mbps(2.04Mbps)のデータ)は、テ
レビジョン放送信号受信時と音声放送信号受信時とに応
じて切り換えられるセレクタ15の被選択端子bに送ら
れる。また、このセレクタ15の被選択端子aには、上
記テレビジョン放送信号系で受信信号から取り出された
音声信号(QPSK復調回路21からの2Mbpsのデ
ータ)が供給されるようになっている。当該セレクタ1
5を介した音声データ(テレビジョン放送信号内の音声
データ或いは音声放送信号の音声データ)は、PCMデ
コーダ16でPCMデコード処理された後、D/A(デ
ィジタル/アナログ)コンバータ17でアナログ音声信
号に変換されて、端子18から出力される。この端子1
8からの音声信号が例えば増幅されて例えばスピーカ等
から音声出力される。
【0028】ここで、本実施例のような通信衛星(C
S)からのテレビジョン放送信号或いは音声放送信号を
共に受信することのできる共用受信機(TV音声両用受
信機)において、音声放送信号を受信している時には、
前述したように、当該音声放送信号に同期信号(テレビ
ジョン信号の同期信号)が含まれていないため、上記同
期偏向回路23内に含まれる水平発振回路(例えば水平
AFC回路)の水平発振周波数fH がフリーランの状態
となる。この時、通常、前述したように上記水平発振周
波数fH をセットの設計上の最下限にして動作するよう
になされるが、このように上記水平発振周波数fH をセ
ットの設計上の最下限にすると、当該水平発振周波数f
H は、約15kHz程度にまで下がることになり、上記
偏向ヨーク9等の鳴き音(「キーン」という音)等が発
生するようになって非常に耳障りであり、また、画面上
にはノイズが表示されて見苦しくなるおそれがある。
【0029】このようなことから、本実施例の受信機に
おいては、上記テレビジョン放送信号系のローパスフィ
ルタ5の後段に、被選択端子bがテレビジョン信号の同
期信号に準ずる擬似同期信号(例えばブランキング信
号)を発生する上記擬似同期信号発生回路22の出力端
子と接続されると共に、被選択端子aが上記ローパスフ
ィルタ5の出力端子と接続されるセレクタ6を設け、当
該セレクタ6をテレビジョン放送信号受信時と音声放送
信号受信時とに応じて切り換えるようにしている。
【0030】すなわち、本実施例においては、音声放送
信号を受信している時には、上記セレクタ6を被選択端
子b側に切り換えることで、上記同期偏向処理回路23
に上記擬似同期信号発生回路22からの擬似同期信号を
送るようにしている。当該擬似同期信号発生回路22か
らの擬似同期信号を受けた上記同期偏向処理回路23
は、当該擬似同期信号に基づいて、予め設定しておいた
水平発振周波数fH (例えば16kHz程度)に同期さ
せて各部を動作させる。なお、上記偏向ヨーク9の前述
したような鳴き音は16kHz位から急激に減少するも
のであるため、本実施例では上記予め設定しておく水平
発振周波数fHを例えば16kHz程度としている。
【0031】このようにすることで、本実施例のような
通信衛星(CS)からのテレビジョン放送信号或いは音
声放送信号を共に受信することのできる共用受信機にお
いて、音声放送信号を受信している時でも、上記同期偏
向回路23内に含まれる水平発振回路の水平発振周波数
H がフリーランの状態とならず、したがって、上記偏
向ヨーク9等の鳴き音等も発生せず、また、画面上には
ノイズが表示されて見苦しくなることもない。
【0032】また、上記セレクタ6及びセレクタ15は
切換信号発生回路30からの切換制御信号に基づいて切
り換えられるようになっている。当該切換信号発生回路
30は上記ビタビ復号回路12での復号処理が行われて
いるか否かに応じて上記切換制御信号を発生するもので
ある。すなわち、上記音声放送信号を受信している時に
は上記ビタビ復号回路12が動作するため、本実施例の
受信機では、このビタビ復号回路12の動作状況を示す
信号を上記切換信号発生回路30に送り、当該切換信号
発生回路30はこのビタビ復号回路12の動作状況を示
す信号に基づいて、現在受信している信号が上記テレビ
ジョン放送信号であるか或いは音声放送信号であるかを
知ることができ、上述のようなセレクタ6,15の切換
制御が可能となる。
【0033】また、上記擬似同期信号発生回路22は、
上述したようなブランキング信号の他に音声放送信号を
受信中であることを示す文字或いは記号等のキャラクタ
信号を発生するものとすることも可能である。このよう
に、擬似同期信号発生回路22から上記キャラクタ信号
を発生させるようにすれば、テレビジョン画面(ブラウ
ン管の画面)には、音声放送信号を受信中である旨のメ
ッセージが表示されるようになり、受信機の使用者は音
声放送信号受信中であることを容易に知ることができる
ようになる。
【0034】ここで、上記キャラクタ信号を発生する場
合の当該擬似同期信号発生回路22の具体的構成を図2
に示す。
【0035】この図2において、キャラクタジェネレー
タ50には、キャラクタ情報(例えば音声放送信号を受
信中である旨の文字等のメッセージ情報)が格納されて
いる。当該キャラクタジェネレータ50からは、クロッ
ク発振器54からのクロックに基づいて動作するアドレ
ス発生回路53からのアドレスに基づいて上記キャラク
タ情報が読み出される。当該キャラクタジェネレータ5
0から読み出されたキャラクタ情報は、シフトレジスタ
51を介した後、上記クロック発振器54のクロックに
基づいて動作する同期付加回路52に送られる。当該同
期付加回路52では、上記キャラクタ情報に同期信号を
付加する。この同期付加回路52でキャラクタ情報に同
期信号が付加された映像信号(上記キャラクタ信号)
は、端子55を介して出力される。当該端子55が図1
のセレクタ6の被選択端子bと接続される。
【0036】なお、本発明実施例の受信機においては、
テレビジョン放送信号を受信でき、かつ、上記音声放送
信号の他にテレビジョン放送信号のような同期信号を含
まない非テレビジョン信号(例えば任意のデータ)を受
信するものとすることもできる。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る受信機は、
受信したテレビジョン信号から同期信号を取り出して出
力する同期処理手段と、非テレビジョン信号を検出する
非テレビジョン信号検出手段と、非テレビジョン信号検
出手段からの信号に応じて擬似同期信号を発生するとと
もに非テレビジョン信号に応じたキャラクタ情報を生成
する擬似同期信号発生手段とを有し、非テレビジョン信
号を受信した際、擬似同期信号を付したキャラクタ情報
を同期処理手段へ供給するようにしたことにより、音声
放送信号のような非テレビジョン信号を受信している場
合であっても、偏向ヨーク等の鳴き音が発生することな
く、また、画面上にノイズが表示されることもない。さ
らに、音声放送信号を受信中である旨のメッセージが表
示されるため、受信機の使用者は、音声放送信号を受信
中であることを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の受信機の概略構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】キャラクタ信号を発生する擬似同期信号発生回
路の具体例構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・アンテナ 2・・・・・・・・・S−Uコンバータ 3・・・・・・・・・選局回路 4・・・・・・・・・FM復調回路 5・・・・・・・・・ローパスフィルタ 6,15・・・・・・セレクタ 7・・・・・・・・・映像信号処理回路 8・・・・・・・・・ブラウン管 9・・・・・・・・・偏向ヨーク 10,20・・・・・バンドパスフィルタ 11・・・・・・・・MSK復調回路 12・・・・・・・・ビタビ復号回路 13・・・・・・・・デマルチプレクサ 16・・・・・・・・PCMデコーダ 17・・・・・・・・D/Aコンバータ 22・・・・・・・・擬似同期信号発生回路 23・・・・・・・・同期偏向処理回路 24・・・・・・・・フライバックトランス 30・・・・・・・・切換信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/46 H04N 5/06 H04N 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号と非テレビジョン信号
    との両方を受信可能な受信機において、 受信したテレビジョン信号から同期信号を取り出して出
    力する同期処理手段と、 非テレビジョン信号を検出する非テレビジョン信号検出
    手段と、 上記非テレビジョン信号検出手段からの信号に応じて擬
    似同期信号を発生するとともに、上記非テレビジョン信
    号に応じたキャラクタ情報を生成する擬似同期信号発生
    手段とを有し、 上記非テレビジョン信号を受信した際、上記擬似同期信
    号を付したキャラクタ情報を上記同期処理手段へ供給す
    ることを特徴とする受信機。
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