JP2011018483A - 照明スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクト、軽量であって、用途に応じて照射範囲を容易に変えられる、使い勝手のよい照明スタンドを提供する。
【解決手段】外部電源あるいは内蔵バッテリーから供給される電力を、適正な印加電力に変換可能な電力変換部を内蔵したベース板12と柱状部13とからなる基台11と、その照射方向を変更可能なアーム部14の先端に支持され、パネル放熱部16に沿って保持された、電力変換部からの供給電力により調光制御可能に発光する有機ELパネル20からなる発光部21を備える。
【選択図】図1
【解決手段】外部電源あるいは内蔵バッテリーから供給される電力を、適正な印加電力に変換可能な電力変換部を内蔵したベース板12と柱状部13とからなる基台11と、その照射方向を変更可能なアーム部14の先端に支持され、パネル放熱部16に沿って保持された、電力変換部からの供給電力により調光制御可能に発光する有機ELパネル20からなる発光部21を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は照明スタンドに係り、コンパクト、軽量であって、用途に応じて照射範囲を容易に変えられる、使い勝手のよい照明スタンドに関する。
従来、蛍光灯あるいは白熱電球などの光源を用いたスタンド形照明器具(以下、照明スタンドと記す。)が提供されている。この種の照明スタンドは、一般的に、光源がベース板と柱状部とからなる基台の上端に連結された屈曲可能なアームに支持され、光源の向きをアームの角度調整で行える形状からなる。光源としては、アーム先端に支持された反射傘と、反射傘内に設けられたランプソケットに電球が取り付けられている。
この種の構成の照明スタンドでは、光源として用いる各種の蛍光灯や白熱電球が明るさに応じて所定の大きさを有しており、また、蛍光灯や白熱電球を保持するためにアームや基台の剛性をある程度高くする必要がある。さらに、蛍光灯や白熱電球などが発光する際に発熱するため、放熱を考慮して、周囲に所定の空間を確保して反射傘の形状、寸法を設定する必要がある。このため、照明スタンドの小型化、軽量化には限界があった。そのため、広い設置スペースを確保する必要があり、照明スタンドを容易に持ち運ぶことができなかった。
ところで、近年、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を面光源として利用した照明装置、照明器具が開発されている(特許文献1,特許文献2)。特許文献1に開示された照明は、有機ELを円柱状に加工し、複数本を並列させて、全体で面発光させる電飾看板に用いられるものである。特許文献2には、複数枚の面発光パネルを、点回動可能なボールジョイント部で連結した、天井吊り下げタイプの照明装置が開示されている。
これら特許文献に開示された発明では、有機ELが広い面発光材として機能できる点、発光材料としてのシート状有機ELを切断、曲げ加工できるという点に着目して、照明装置や電飾看板として用いている。
ところで、有機ELを、卓上用等の照明スタンドとして利用するためには、特許文献1,特許文献2で使用された光源の仕様に比べて、読書や作業のために、手元での適正な演色性や、光量の調整が手元で容易に行える等の利便性が求められる。また、持ち運びが照明スタンドとして軽量であることも重要である。そのために、光源および光源を駆動する内蔵装置の小型化、軽量化を図ることが重要である。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、コンパクト、軽量であって、使用時には、用途に応じ、その照射範囲を容易に変えられる、使い勝手のよい照明スタンドを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の照明スタンドは電力変換部を内蔵した基台と、その照射方向を変更可能な前記基台に支持され、前記電力変換部からの供給電力により発光可能な有機EL発光部とを備えたことを特徴とする。
本発明の照明スタンドによれば,有機ELパネルを光源とし、放熱効果を有するパネル放熱部を設けることにより、発光部及び支持部を軽量化することができる。これにより、発光部の位置を容易に変更でき、照射範囲を容易に変更できる等の効果が得られる。
以下、本発明の照明スタンドの実施するための形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の照明スタンドの全体を示した斜視図である。照明スタンド10は、ベース板12と柱状部13と、柱状部13の上端に屈曲可能に連結され、光源の向き(照射方向)を角度調整で行えるアーム部14とから構成される基台11と、この基台11に支持された有機ELパネル20を主構成部品とした発光部21とからなる。アーム部14の先端には有機ELパネル20を支持するとともに、電気的接続を果たすパネル接続部15が設けられている。このパネル接続部15に、有機ELパネル20とパネル放熱部16の一端が固着保持されている。パネル放熱部16は、有機ELパネル20を裏面側から防護するとともに、通電時の有機ELパネル20の放熱を促進する。一方、有機ELパネル20及びパネル放熱部16の先端側には、長方形板状のパネルカバー17が装着されている。このパネルカバー17は、有機ELパネル20及びパネル放熱部16の先端側を支持する役割を果たすとともに、パネル放熱部16とともに、照明スタンド10の意匠性を高める役割を果たす。たとえば、パネル放熱部16には複数本の細長状スリットを形成し、放熱効果を高めることもできる。なお、意匠上の要請により、上述した基台11は、柱状部13を設けずに、ベース板12にリンク機構等のアーム部14を直接連結して、そのアーム部14の上端に発光部21を支持させることもできる。
ベース板12の表面にはスイッチ3のつまみが設けられている。本実施例ではスイッチ3として、照明電源の入切切替と無段階調光を行えるロータリースイッチが用いられている。スイッチの種類としては、入切切替のみ、多段階調光などの機能を有する各種スイッチを用いることができる。スイッチ機構もロータリースイッチの他、スライドスイッチ、タッチスイッチなど、照明スタンド10の外観意匠に合わせた選択が可能である。また、本実施例では、赤外線方式のリモコン6を備えた照明スタンド10の例を示している。このリモコン6の受光部7がスタンドの柱状部13に設けられている。
本実施例では、光源としての有機ELパネル20には、平面寸法100×100mmの薄形パネルが使用されているが、従来型の照明スタンド10に用いられている、たとえば13Wあるいは18W程度のコンパクト蛍光ランプに相当する光量を得ることができる。このように、有機ELパネル20を照明光源として利用することにより、照明スタンド10の光源部分を大幅に小型にできるので、光源部分とアームを支持し、安定を保つための基台もコンパクトにすることができる。したがって、従来の卓上電気スタンドに代わる新製品として開発する場合には、有機ELパネル20の面発光材の寸法は、100×200mm程度が好適であり、有機ELパネル20の発光材料をリン光材料などに適宜選定することで、演色性、色温度ともに、卓上用照明として適した省エネルギータイプの照明とすることができる。
図2各図は、本発明の有機ELパネル20を用いた照明スタンド10の概略構成と、有機ELパネル20照明の動作回路を模式的に示したブロック回路図である。図2(a)において、ベース板12内には、外部の交流電源2からの電力供給を受け、動作する電力変換部5が設けられている。電力変換部5には、スイッチ3(点灯スイッチ3A、調光スイッチ3B)の信号線が接続され、発光部21としての有機ELパネル20に、所定の光量に応じた電力が供給される。すなわち、この電力変換部5では、調光スイッチ3Bの調節により、定格の供給電力が有機ELパネル20を点灯するのに適する電圧,電流に調整され、有機ELパネル20に出力される。なお、図2(a)では、構成の説明の関係で、点灯スイッチ3Aと調光スイッチ3Bとは別個部品として示されているが、点灯、調光を1個の切替動作で行うことができるマルチ機能のスイッチ3を使用することが好ましい。
以下、実施例の動作について、図2(a)を参照して簡単に説明する。スイッチ3(3A,3B)がON操作されると、外部電源に通電された状態の電力変換部5から有機ELパネル20を点灯するのに適する電圧、電流が出力され、電気的に接続された有機ELパネル20が印加され、有機ELパネル20が即点灯する。スイッチ3の有する調光操作を行った場合には、その操作に応じて電力変換部5が動作し、有機ELパネル20に供給される電圧、電流が変化し、有機ELパネル20を所望の調光点灯状態にすることができる。
有機ELパネル20の点灯により、有機ELパネル20は微発熱する。有機ELパネル20の長寿命化のために、この発熱を発散するパネル放熱部16が設けられている。その材質として、例えばアルミニウム加工材にして、所定の強度を保持するとともに、放熱効果のスリットを設ける等の形状とすることにより、放熱効果を促進できる。
図2(b)は基台内にバッテリー8を内蔵した照明スタンド10の例を示した部分ブロック回路図である。バッテリー8としてはDC7.2V程度あるいはDC4V程度からDC15V程度の、充電可能な小型のニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池等が好適である。
図3は、有機ELパネル20の加工容易性に着目して、有機ELパネル20の形状を曲面状にした変形例を示した模式図である。同図に示したように、有機ELパネル20の照明部分を凸曲面にすることで有機ELパネル20発光時の照射範囲を広範囲に広げることができ、広い照射面に対してほぼ均一な照度を確保することができる。その際、パネル接続部15、パネル放熱部16、パネルカバー17は、それぞれ曲面形状の有機ELパネル20部分にマッチした意匠とすることが好ましい。
また、図1に示したように、基台11に設けたスイッチ3と併用可能なリモコン6の使用が可能であり、図1に示したように、柱状部に設けられた赤外線センサのような受光部7を設けておき,リモコン信号により所望の点灯状態に切替えてもよい。
なお、以上の説明では、卓上用の照明スタンド10を例として説明したが、グリップ部を有し、グリップ部で対象固定部を把持させて使用するような、全体が屈曲可能なリンク機構のアームからなる支持部の一部に電力変換部5等の回路部を組み込んだ照明スタンド10等も好ましい。
このように、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
3 スイッチ
3A 点灯スイッチ
3B 調光スイッチ
6 リモコン
10 照明スタンド
12 ベース板
13 柱状部
14 アーム部
15 パネル接続部
16 パネル放熱部
17 パネルカバー
20 有機ELパネル
21 発光部
3A 点灯スイッチ
3B 調光スイッチ
6 リモコン
10 照明スタンド
12 ベース板
13 柱状部
14 アーム部
15 パネル接続部
16 パネル放熱部
17 パネルカバー
20 有機ELパネル
21 発光部
Claims (6)
- 電力変換部を内蔵した基台と、その照射方向を変更可能な前記基台に支持され、前記電力変換部からの供給電力により発光可能な有機EL発光部と、
を備えたことを特徴とする照明スタンド。 - 前記基台は、その一部に前記有機EL発光部を支持するとともに、該有機EL発光部の照射方向を変更可能なアーム部を有する請求項1に記載の照明スタンド。
- 前記基台に前記有機EL発光部の調光手段を設けた請求項1または請求項2に記載の照明スタンド。
- 前記有機EL発光部は、放熱板に沿って保持され、前記アーム部の先端に支持されたことを特徴とする請求項1に記載の照明スタンド。
- 前記電力変換部への供給電源として、外部電源あるいは内蔵バッテリーを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の照明スタンド。
- 前記基台は机上に載置され、あるいは把持手段を介して固定部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の照明スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009161137A JP2011018483A (ja) | 2009-07-07 | 2009-07-07 | 照明スタンド |
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JP2009161137A JP2011018483A (ja) | 2009-07-07 | 2009-07-07 | 照明スタンド |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2009161137A Pending JP2011018483A (ja) | 2009-07-07 | 2009-07-07 | 照明スタンド |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101847546B1 (ko) | 2016-10-05 | 2018-04-10 | 주식회사 아모전자 | 광학필름 적층구조를 갖는 집광형 전기스탠드 |
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-
2009
- 2009-07-07 JP JP2009161137A patent/JP2011018483A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130523 |
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A02 | Decision of refusal |
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