JP2016058171A - Led照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置の下方に位置する作業者が、調光操作部を無理なく操作しながら照明装置の設定作業を行うことができるとともに、感電等の危険性が回避できる安全性の高い照明装置を提供する。【解決手段】LED光源111と、一端側(前端側)に照明灯の保持部が取り付けられ、他端側は傾斜面151をなす電源ケース140と、電源ケース140に収納されて、LED光源111を点灯させるとともにLED光源の発光特性を変化させる発光制御部を含む点灯回路と、を備えたLED照明装置において、傾斜面151の外表面に、LED光源111の発光特性を変化させるための操作部171aが操作可能に設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、LEDを光源に使用したLED照明装置に係わり、特に、天井面に配設された配線ダクトレールに取り付けられて使用されるLED照明装置に関するものである。
近年、環境意識の高まりから、照明分野において、省電力化に優れたLED(Light Emitting Diode)を光源に使用したLED照明装置が普及し、その用途も多様化している。例えば、商業施設や店舗の天井面に設置された配線ダクトレールに取り付けられ、展示物や展示商品などを、陰影を際立たせて効果的に照明する照明装置として、LEDを光源に使用したダクトレール用スポットライトなどが開発され使用されている。
最近は、このようなLEDを光源に使用したダクトレール用スポットライトに対し、従来の白熱球を使用したダクトレール用スポットライトと同様、照明の明るさ(光量)を調節できる、即ち、調光の機能を有するものの需要が増加している。
商業施設や店舗に設置された複数のダクトレール用スポットライトを、個々に調光する方式としては、商業施設や店舗の壁面などの操作し易い位置に設置された照明制御用パネルを操作して、配線ダクトレールに配された信号線を介して、個々のスポットライトに、それぞれの調光信号を送り調光する方式や、照明制御用パネルに代わる手元のリモコン装置から無線信号を飛ばして、個々のスポットライトに、それぞれの調光信号を送って調光制御する方式がある。また、スポットライト本体に備えられた調光操作部を手動で操作して、スポットライト1台ごとに調光する方式などがある。
一般的に、前者の照明制御用パネルやリモコン装置を用いる調光制御方式に対応したダクトレール用スポットライトは、制御するスポットライトの数が多い比較的大規模な商業施設や店舗において用いられ、後者の手動による調光方式に対応したダクトレール用スポットライトは、展示商品が比較的少数ながら、展示商品が頻繁に変更され、あるいは展示商品の場所や展示商品の数が頻繁に変更されるような店舗などで使用される例が多い。
このような状況の下で、手動による調光操作部を照明器具本体に備えたダクトレール用スポットライトがいくつか提案されている。例えば、特許文献1には、広角用レンズとこれに対応するLED、および狭角用レンズとこれに対応するLEDを備えた灯具と、照明光の配向を変更させるためにそれぞれのLEDの光出力を増減(調光)させるようにLEDに電力を供給する電源回路を収納した電源ケースとを備え、LEDの調光を行うための可変抵抗器の操作部を電源ケースの外側面に露出させた照明器具が、実施形態を説明する中で開示されている。
特開2012−14980号公報
特許文献1に開示された照明器具は、横長の直方体形状の電源ケースを有し、その長手方向の一端側(前方側)に灯具を保持するアーム部が取り付けられ、電源ケースの一側面に、電源ケース内に収納された手動調光のための可変抵抗器の操作部(図1に示されたスライドボリューム)が、外部に露出して付設されている。
通常のダクトレール用スポットライトは、照明光を任意の方向に向けられるよう照明灯部分(灯具)が水平方向にも垂直方向にも回転可能な構造を有している。手動の調光機能を備えたダクトレール用スポットライトを用いて展示商品を照明する場合は、配線ダクトレールの所定位置にダクトレール用スポットライトを固定した後、ダクトレール用スポットライトの照明灯部分を、水平方向回転と垂直方向(俯角)回転を組み合わせて、それぞれの回転角度を手動で調整し、ダクトレール用スポットライトから展示商品への照明角度を設定する。
その後、照明光量を設定するための調光操作を行えば、展示商品を照らすダクトレール用スポットライトとして使用可能な状態となる。
しかし、展示商品の照明効果(見映え)は、照明角度によってより良く見える照明の明るさが微妙に異なり、照明角度と照明光量を独立に設定できるものではない。実際のダクトレール用スポットライトの照明設定作業においては、照明角度と照明光量の設定が同時に行われる場合が多い。即ち、ダクトレール用スポットライトの照明角度と照明光量の設定作業者(一般的には、店舗の店員)は、片手で照明灯部分の回転角度を変化させて照明角度を調整しながら、目線は展示商品に向けて照明効果を確認しつつ、もう一方の手では調光操作部を操作するといった作業になる場合が多い。
このように、手動によるダクトレール用スポットライトの設定作業は難易度の高い作業である。
更に、一般的な店舗では、配線ダクトレールは天井面や天井面に近い壁面など、脚立を用いないと手が届かないような高所に配置されている場合が多い。したがって、手動によりダクトレール用スポットライトの設定を行う作業者は、ダクトレール用スポットライトの下方に位置して、両手を上方に伸ばしながら、前記の難易度の高い設定作業を行う必要がある。
調光操作部が、特許文献1に示された、電源ケースの床面に垂直な一側面側に付設されていると、ダクトレール用スポットライトの設定作業者は、その設定作業中に調光操作部を視野に入れておくことが難しいうえ、不自然な姿勢で電源ケースの一側面側に手を伸ばすことを強いられる場合も起こり、設定作業の作業効率が更に低下するという課題があった。
また、調光操作部を操作するはずの指が誤って通電中の配線ダクトレールの溝部に入り、配線ダクトレールに配設された導体に接触し感電してしまう危険性があるという課題があった。
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、照明装置の下方に位置する照明装置の設定作業者が、調光操作部を視野に入れながら無理のない姿勢で手動操作により照明装置の設定作業を行うことができるとともに、感電等の危険性がない安全性の高いLED照明装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、LED光源を収納する照明灯と、LED光源を点灯させ制御する点灯回路を収納する電源ケースと、を備えたLED照明装置において、電源ケースは、一端側に照明灯を保持する照明灯保持部が取り付き、他端側に傾斜面を有し、傾斜面の外表面にLED光源を制御する操作部が設けられたことを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、電源ケースは他端側に取り付く後面カバーを備え、後面カバーの他端側の面に傾斜面が形成されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、傾斜面は電源ケースの下端から上端に向けて後ろ上がりに傾斜する面であることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、後面カバーは内部に収納空間を有することを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、収納空間にはLED光源の発光特性を変化させる発光制御部が収納されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、発光制御部はLED光源の明るさを調整する調光制御部を含むことを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、調光制御部は可変抵抗器を含むことを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、発光制御部はLED光源の発光色を変化させる調色制御部を含むことを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、傾斜面には操作部の上方に位置して、傾斜面の上端部から後方に延伸する庇状の突出部が設けられていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、後面カバーは合成樹脂材料から一体成型されていることを特徴とするLED照明装置を提供するものである。
本発明によれば、上記のようにダクトレール用スポットライトの設定を行う作業者が、ダクトレール用スポットライトの下方に位置して、上方のダクトレール用スポットライトを見上げた姿勢で作業する場合であっても、調光操作部(操作つまみ)が、後方上がりに傾斜した電源ケースの後面カバーに取り付けられているので、調光操作部の位置や調整度合いを視認(目盛の読み取り)しやすく、かつ調整操作も容易に行うことができる実益がある。
また、ダクトレール用スポットライトの設定作業において、照明灯部分の角度調整と調光操作を同時並行して行う必要性から、操作部(操作つまみ)に目線が向かず、手指の感触だけを頼りに操作部を操作するような状況となっても、操作部の上方に庇状の突出部が設けられているので、手指が誤って配線ダクトに入って感電するような危険性は無く、安全にダクトレール用スポットライトの設定作業を行うことができる実益がある。
本発明の実施形態に係るLED照明装置100の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るLED照明装置100の構成例を一部分解して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るLED照明灯110の構成例を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る後面カバー150の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る後面カバー150の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る後面カバー150の構成例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るLED照明装置200の構成例を一部分解して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係わる後面カバー250の構成例を示す斜視図である。
以下、本発明による実施形態を、図を参照しながら説明する。ここでは、本発明のLED照明装置の実施形態として、天井面に付設された配線ダクトレールに取り付けられて使用されるLEDを光源とするダクトレール用スポットライトを具体例として採り上げて説明する。なお、ダクトレール用スポットライトの照明光は上方(天井側)から下方(床面側)に向けて照射されるものとする。なお、本実施形態は一例であり、これに限定されるものではなく、他の照明装置であってもよい。
(1.ダクトレール用スポットライトの構成)
はじめに、本発明の実施形態に係るLED照明器具100、ここでは具体例として採り上げるダクトレール用スポットライト500(以下、スポットライト500と記すことがある)の構成について説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係るLED照明器具100、ここではスポットライト500の構成を示す斜視図である。スポットライト500は、横長の電源ケース140と、電源ケース140の内部に収納された、ここでは図示しない点灯回路から電力を受けて発光するLED光源111(図3)を内蔵したLED照明灯110と、電源ケース140の長手方向の一端側に取り付けられた照明灯保持部130と、照明灯保持部130に取り付けられて、LED照明灯110を支えるアーム部120と、から構成されている。
(1.1 電源ケース)
電源ケース140は、図1および図2に示すように、点灯回路を内部に収納する筺体である。導電率の高いアルミニウムやステンレス等の金属材料からなり、外観は、方形断面をもつ横長の角パイプに類似の形状をなし、パイプ状の長手方向の両端は開口している。
電源ケース140の内部には、ここでは図示しない内側ケースが収納され、点灯回路を構成する電子部品が実装された、ここでは図示しない点灯回路基板が、この内側ケースの内側に設置されている。内側ケースは、絶縁性材料からなる薄板が、電源ケース140の開口していない4面の側面内壁に沿うような形状に折り曲げられた略方形筒状のケースである。点灯回路を構成する電子部品や電線類は、絶縁性を有した内側ケースにより電源ケースと物理的に隔離されており、電源ケースと短絡する危険性がない。
点灯回路は、天井面あるいは天井面に近い壁面に配設された配線ダクトレール(図示せず)を介して外部から供給される商用電力を受けて、LED照明灯110に内蔵されたLED光源111を点灯させるための電力を供給する。
より詳細には、点灯回路は、LED光源111に駆動電圧を供給する電源供給部と、LED光源に流れる電流を制御する電流制御部と、調光制御部を含んでいる。調光制御部は、LED光源の発光特性を変化させる発光制御部であって、可変抵抗器171によりLED光源の発光強度を制御(調光)する。
後述するが、可変抵抗器171は電源ケース140の後面カバー150の内側に設けられた収納部154に収納され、可変抵抗器171の操作部である操作つまみ171aが、後面カバー150の外壁面の1面である傾斜面151に操作可能に取り付けられている。
電源ケース140の上面は、ここでは図示しない配線ダクトレールへの取付面141となっている。この取付面141には、図1乃至図2に示すように、スポットライト500を配線ダクトレールに着脱可能に保持させるための支持プラグ142が取り付けられている。支持プラグ142は、配線ダクトレールの溝部に係合する係合部142b(レールロック用爪部)と、係合部142bと機械的に連結したレバー142aを備えている。レバー142aは、係合部142bと連動して取付面141と略平行な平面内で回転可能に取り付けられている。通常、レバー142aは、係合部142bが配線ダクトレールの溝部に係合した状態にある場合のレバー位置(便宜的に第1角度位置と記す)、あるいは係合部142bが配線ダクトレールの溝部から完全に外れた状態にある場合のレバーの位置(便宜的に第2角度位置と記す)のいずれかの位置に設定される。
即ち、レバー142aは、スポットライト500を配線ダクトレールに設置して使用する場合は第1角度位置に設定される。このとき、レバー142aに連動する係合部142bが配線ダクトレールの被係合部(図示せず)に係合し、スポットライト500は配線ダクトレールに機械的に固定される。
スポットライト500の使用を終え、スポットライト500を配線ダクトレールから取り外す場合、レバー142aは第2角度位置に設定される。このとき、レバー142aに連動する係合部142bが配線ダクトレールの被係合部から外れ、スポットライト500は配線ダクトレールから取り外すことができる。
レバー142aは、前記のように第1角度位置、又は第2角度位置に設定されて使用され、第1角度位置と第2角度位置の中間位置に設定されて使用されることはない。
図1乃至図2では、取付面141の長手方向に、支持プラグ142が2個取り付けられているが、2個に限定されるものではなく、スポットライト500が軽量であれば1か所に1個でもよく、逆に、スポットライト500が重い場合は3個以上取り付けてもよい。
電源ケース140の取付面141にはラバーパッド144が付設されている。ラバーパッド144は弾力性を有したゴム材からなり、スポットライト500を配線ダクトレールに固定した状態で、スポットライト500と配線ダクトレールの間に挟まれて緩衝材として機能する。したがって、スポットライト500の取付面141を配線ダクトレールに押圧してスポットライト500を取り付けても、スポットライトと配線ダクトレールは双方ともに傷つくことはない。また、配線ダクトレールに取り付けられたスポットライト500がぐらつく(即ち、ガタガタする)ことを防止することができる。
電源ケース140の取付面141には長手方向に沿って凸部143が設けられている。スポットライト500を配線ダクトレールに取り付ける際、この凸部143を配線ダクトレールの下端に設けられた凸部(図示せず)に沿うように当接させると、電源ケース140の長手方向と配線ダクトレールの長手方向が、水平方向に角度ずれすることなく、略平行となる。凸部143は、この平行位置合わせのためのガイドとして機能する。
(1.2 照明灯保持部)
LED照明灯110の保持部である照明灯保持部130は、図1乃至図2に示すように、電源ケース140の長手方向の一端側(前面)に取り付けられている。照明灯保持部130は、スポットライト500を電気的および機械的に配線ダクトレールに着脱可能に取り付けるための電源プラグ131を備えている。電源プラグ131は、端子131aと係合部131bと、端子131aおよび係合部131bに連結されて、端子131aおよび係合部131bと連動して回転可能に取り付けられたプラグレバー131cを備えている。端子131aは、電源プラグ131の先端側に設けられて、スポットライト500が配線ダクトレールに固定されたとき、配線ダクトレールの導電部に接触して配線ダクトレールにスポットライト500を電気的に接続する。
係合部131bは、端子131aの下に位置して設けられ、前記の支持プラグ142に設けられた係合部142bと同様に、スポットライト500を配線ダクトレールに機械的に固定する。
プラグレバー131cは、端子131aおよび係合部131bと連動して、取付面141と略平行な平面内で回転可能に取り付けられている。通常、プラグレバー131cは、端子131aおよび係合部131bが配線ダクトレールの溝部に係合した状態にある場合のレバー位置(便宜的に、第3角度位置とする)、又は、端子131aおよび係合部131bが配線ダクトレールの溝部から完全に外れた状態にある場合のレバー位置(便宜的に、第4角度位置とする)のいずれかの位置に設定される。即ち、スポットライト500を配線ダクトレールに固定して使用する場合は第3角度位置に設定され、使用を終えてスポットライトが配線ダクトレールから取り外される場合は第4角度位置に設定される。 第3角度位置と第4角度位置の中間位置に設定されて使用されることはない。
前記の支持プラグ142のレバー142aと電極プラグ131のプラグレバー131cは連動していないため、配線ダクトレールにスポットライト500を取り付ける際は、配線ダクトレールの溝部にスポットライト500の支持プラグ142と電極プラグ131の両方を挿入した後、支持プラグ142のレバー142aを第2角度位置から第1角度位置へ回転し、同様に電極プラグ131のプラグレバー131cを第4角度位置から第3角度位置へ回転する操作を、それぞれ別個に手動で行う必要がある。
なお、スポットライト500を配線ダクトレールから取り外す場合は、この逆手順を行えばよい。
(1.3 LED照明灯)
LED照明灯110は、図3に示すように、LED光源111と、レンズ113と、バッフル114と、放熱部115と、アーム連結部116を含んで構成され、アーム部120の下端に保持されている。LED光源111は、放熱部115の一端側に取り付けられ、ここでは図示しない点灯回路から供給される電力を受けて点灯する。この点灯電力は、電源ケース140の内部に収納された点灯回路から出て、LED照明灯100の電線挿通孔117からLED照明灯110に入り、LED光源111に接続される電線(図示せず)によって供給されている。
放熱部115は、一端側に平坦面を有する略円形の光源支持板112が形成され、他端側には複数の放熱フィンが形成されている。光源支持板112の平坦面には、発光側が放熱フィンの形成側とは逆方向(前方向)を向くように、LED光源111が取り付けられている。LED光源111が発生する熱は、光源支持板112から放熱フィンに伝熱し、ここから外部環境に放熱される。
LED光源111の発光面側には、LED光源111が発する光を展示商品など被照明対象に向けて配光する機能を持つレンズ113が配置されている。レンズ113は放熱部115の光源支持板112の外縁部に固定されている。バッフル114は、LED照明灯110が発する照明光の配光角を決める機能を持つ。バッフル114は、両端が開口した円筒状をなし、一端側(後方側)開口は、光源支持板112の外縁部に固定されて光源支持板112によって塞がれている。バッフル114の他端側(前方側)開口は、LED光源111の発光側の開口であって、LED光源111の固定位置より発光面側の前方に位置しているので、この円形の開口縁によって実質的にLED照明灯110の配光角が決められている。バッフル114の円筒状の側壁はLED光源111やレンズ113の側面を外環境から機械的に保護している。また、円筒状側壁の内壁は、LED光源111から発して内壁に達した光を反射し、バッフル114の前方開口へ向ける機能も有している。
(1.4 アーム部)
アーム部120は、図1乃至図2に示すように、照明灯保持部130から下方に長く伸びるように取り付けられている。アーム部120の下端には第2連結部122が形成されており、ここでLED照明灯110が支持されている。アーム123は、長手方向(縦方向)の中央部分が略角棒形状を成す。角棒状の部分より上部側は、ここでは図示しないが、略円柱状をなしており、照明灯保持部130の下部に設けられた孔から上方に向けて照明灯保持部130の内部まで挿入され、照明灯保持部130の内部で抜脱不能、且つ、アーム123の長手方向の中心軸回りに回転自在に支持されている。
なお、アーム123は、LED照明灯110を支持できる機械的強度が保証できる範囲で、角棒の一部をくり抜いて軽量化することができる。
アーム123の長手方向において、上部の円柱状部分と中央部の角棒状部分の境界部には、第1連結部121が形成されている。第1連結部121はリング状(図1)をなし、そのリング径が、照明灯保持部130の下部に設けられてアーム123の上部の円柱状部分が挿入される孔の径より大きいため、照明灯保持部130の下方から上方に向けてアーム123の上部を挿入する際、ストッパーとして機能する。
リング状である第1連結部121の側面に設けられた第1突起部121a(図1)を指でつまんで、第1連結部121を水平回転させれば、第1連結部121に連動してアーム123が回転し、アーム123の下端に保持されたLED照明灯110が、天井面に対して水平方向に回転する。
アーム123の下端には第2連結部122が設けられている。第2連結部122はLED照明灯110のアーム連結部116に連結されてLED照明灯110を保持している。第2連結部122は、中心にピンを挿通できる挿通孔を有した略円柱形状(図1)をなしている。
LED照明灯110の発光面を前方に向けた配置で、第2連結部122の円形端面と、LED照明灯110の上部に設けられた略同一形状のアーム連結部116の円形とを対向させて位置ずれ無く当接させると、第2連結部122の挿通孔とアーム連結部116の挿通孔の位置が略一致し、1本の連結ピンで第2連結部122とアーム連結部116を連結することができる。前述した連結ピンとして、具体的には六角ボルト等にすれば、アーム部120の第2連結部122にLED照明灯110を、挿通孔の中心軸122b(図1)回り、即ち、天井面に対して垂直方向(俯角の方向)に回転可能に保持することができる。
以上のように、配線ダクトレールに固定された電源ケース140に対して、アーム部120に保持されたLED照明灯110は、第1連結部121において水平方向に回転可能に取り付けられ、第2連結部122において垂直方向に回転可能に取り付けられている。
(1.5 後面カバー)
一端側(前面側)に照明灯保持部130が取り付けられた電源ケース140の他端側(後面側)には、図2に示すように、後面カバー150が取り付けられている。後面カバー150は、図4乃至図6に示すように、単なる板状ではなく、内部に収納空間である収納部154を有している。
後面カバー150は、電源ケース140の後面開口部146(図2)と対向する一端側(前方側)に連結開口部153(図5)を有している。他端側(後方側)には、下方から上方に向けて後方上がりに傾斜した傾斜面151(図6)が形成されている。即ち、電源ケース140に後面カバー150が取り付けられた状態で後面カバー150を側面視して、他端側は下方から上方に向けて後方上がりに傾斜し、上辺の長さが下辺の長さより長くなっている。ここでは、下辺から上辺に向かう傾斜角(仰角)は略45°に形成されている。
後面カバー150の上面には、後面カバー150の上面と傾斜面151の上端が交わる点から更に後方に突出するように、庇状の突出部157が設けられている。
突出部157は、調光のための手動操作部である操作つまみ171aの上部に位置しており、後述するが、スポットライト500を配線ダクトレールに固定し、スポットライト500が発する照明光の設定作業を行う際、設定作業者の安全性(感電防止)を確保することに役立つ。
後面カバー150は、図6の断面図に示すように、内部に収納部154を有し、この収納部154には、LED光源111の発光強度を制御(調光)する調光制御部の構成部品の一つである可変抵抗器171が収納されている。
また、この可変抵抗器171を可変させるための手動操作部である操作つまみ171aが、後面カバー150に形成された傾斜面151の外表面に、操作可能に取り付けられている。
操作つまみ171aが取り付けられた面が、床面に垂直な面ではなく傾斜した面であることから、スポットライト500の設定作業者は、スポットライト500を見上げる姿勢であっても、操作つまみ171aの位置や設定レベル(つまみの設定角)が視認し易く、更に、傾斜した面に取り付けられた操作つまみ171aを指でつまむことも容易なため、調光のための作業が容易となり、スポットライトの設定作業を効率よく行うことができる。
なお、操作つまみ171aは、指でつまんで操作することが容易なロータリー式の操作つまみを実施例において図示したが、スライド式の操作部を用いてもよく、傾斜面151に取り付けられることにより視認性と操作性の改善が期待できる。
操作つまみ171aが取り付けられた傾斜面151には、略円柱状をなす操作つまみ171aの円形外周に沿って、操作つまみ171aの設定レベルが判断し易いように、時計回りが増加方向であることを示唆する標示151b(図4)を形成してもよい。
電源ケース140に、後面カバー150を取り付ける際は、先ず、電源ケース140に収納された、ここでは図示しない点灯回路の電流制御部から引き出された少なくとも2本の電線172(図5)を可変抵抗器171の端子171cに接続する。その後、後面カバー150の傾斜面151の所定位置に設けられた挿通孔151aに、可変抵抗器171の軸171bを収納部154側から挿入し、傾斜面151の外表面側に突き出た軸171bを所定のナットで固定する。その後、軸171bに操作つまみ171aを取り付ける。
最後に、後面カバー150の連結開口部153の4隅に設けられた固定孔156と、電源ケース140の対向する位置に設けられたボス孔を用いて、可変抵抗器171が取り付けられた後面カバー150を電源ケース140にねじで固定する。
このとき、電源ケース140の後面開口部146と、後面カバー150の連結開口部153が位置ずれすること無く対向するように位置合わせする必要がある。後面カバー150の連結開口部153には、図5に示すように、開口の4辺の内側から、上部ガイド155aと下部ガイド155bと両側面からは側部ガイド155cが突出して設けられており、これらのガイドを電源ケース140の後面開口部146の上下および両側面の計4面の内壁に嵌入させれば、電源ケース140と後面カバー150は正しく位置合わせされる。
以上のように、電源ケース140は、後面カバー150が取り付けられた状態で、後面が傾斜した横長の箱型形状となる。なお、後面カバー150の傾斜面151の傾斜角度は、電源ケースの下面を基準に仰角で45°としたことを説明したが、必ずしも45°である必要はなく、作業者の作業性やスポットライトは小型である方が望ましいといった観点から、傾斜角は45°±25°の範囲であることが好ましい。
LED照明灯110の明るさは、LED光源111に供給する電力をロータリー式の操作つまみ171aによる可変操作で、手動で設定している。LED光源111の明るさが最大となる供給電力を100%としたとき、可変抵抗器171を用いて可変できる供給電力は、5%から100%の広範囲に変化可能(調整可能)とした。即ち、LED光源111は、5%から100%で変化する供給電力に応じてその明るさが変化することになる。
ロータリー式の操作つまみ171aは、時計回りに回転させるとLED光源111への供給電力が増加し、反時計回りに回転させると供給電力が減少する。操作つまみ171aの回転角範囲は、略300°とした。操作つまみ171aは、傾斜面151に、天井方向(上方)を回転範囲の中点として、±150°の範囲で回転操作可能に取り付けられている。操作つまみの回転位置(設定位置)が見易いように設けた標示151bも、操作つまみ171aの取り付け位置に合わせて、天井方向(上方)を回転範囲の中点として、±150度の位置に形成されている。
なお、LED光源111は供給電力と明るさが必ずしも直線近似できる関係性を有しないため、標示171bは、明るさの比率を正確に示すものではなく、あくまでも目安である。
なお、電力供給の調整範囲は5%から100%の広範囲であり、操作つまみ171aの回転角は300°としたことを説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、明るさを高精度に調整することを希望する場合は、操作つまみ171aが2回転する、即ち、720°の回転角で微細に供給電力を調整可能な可変抵抗器171を用いることや、LED光源111の明るさを大きく落とす必要がない場合に、供給電力の調整範囲を、例えば50%から100%に設定するなどの変更は、スポットライト500の用途に合わせて適宜実施することができる。
前述したように、スポットライト500の取り付けおよび設定を行う作業者が、スポットライト500の下方に位置して、目線は展示商品に向けたまま、LED照明灯110や調光操作部である操作つまみ171aを、手指の感触だけを頼りに操作する状態となった場合、操作部つまみ171aを操作するはずの指が、誤って通電中の配線ダクトレールの溝部に入り、配線ダクトレールに配設された導体に接触し感電する危険性があった。この危険性を回避するため、後面カバー150には、操作つまみ171aの上方に位置し、即ち操作つまみと配線ダクトレールの間に位置するように、庇状の突出部157が形成されている。
庇状の突出部157は、傾斜面151の上端から後方に略15mm、後方に延伸するように形成されている。ただし、延伸の長さは15mmに限定されるものではなく、操作つまみ171aを操作するときに手指が動く可能性のある範囲において、上方がカバーされていればよく、傾斜面151の上端から後方に5mmから45mmの範囲であることが望ましい。
庇状の突出部157の幅は、電源ケース140の取付面141の幅と略同一となっている。ただし、突出部157の幅は必ずしもこれに限定されるものではなく、取付面141の幅より広くしても、または狭くてもよいが、最大幅部は外観上、電源ケース140の幅と略同一であると見栄えがよい。また、最小幅部は、突出部157と配線ダクトレールの間の隙間に指が誤って入ることが無い程度に狭くなればよく、配線ダクトレールの溝幅より大きいことが望ましい。
庇状の突出部157の厚さは、傾斜面151の上端部で略3mmとし、後方に向けて僅かに先細りとなる形状に形成されているが、3mmに限定されるものではなく、操作つまみ171aを操作するときに手指が接触する程度の低い圧力に対して破損や変形が起こらない程度の機械的強度が保障されれば、適宜変更してもよい。
後面カバー150は、ポリカーボネート(PC)などの絶縁性の高い熱可塑性合成樹脂材料を用いて一体成型により製作することができる。また、後面カバー150はアルミニウムなどの金属材料を用いてダイキャストなどの方法で一体成型することも可能である。後面カバー150が金属製であれば、スポットライト500の重量が重くなる嫌いはあるが、スポットライト500が店舗の窓際に設置されて太陽光を浴びることがあっても、樹脂のような紫外線による劣化が起こらない利点がある。
ここまでは、調光機能を備えたスポットライト500について実施の形態を説明したが、食料品販売店舗において、赤色の光強度を増して肉類の赤身の鮮やかさをアピールしたり、赤と青の光強度を増して魚の鮮度をアピールしたり、また、緑の光強度を増して野菜の鮮度をアピールするなどの使用形態を1台のスポットライト500で実現できるような、いわゆる調色機能を備えたスポットライト500の需要も高まっている。
以下、調光機能に加えて調色機能を備えたスポットライト500について、後面カバーに関する第2の実施例を示す。
LED光源211の発光特性の一つである発光色を、手動による操作で変更する方法として、LED光源に含まれる少なくとも2色以上のLED素子に対して、特定の発光色が強調されるように、それぞれのLED素子に供給する電力をあらかじめ決定しておき、その特定の設定を、切り替えスイッチ272で選択する方法がある。
調光機能に加えて調色機能も備え、更に、調光と調色の設定操作を前述の方法で手動で行うことができるスポットライト500を実現する場合には、図7乃至図8に示すように、調光のための操作つまみ271aに加えて、調色のための切り替えスイッチ272の操作つまみ272aを、スポットライト500の後面カバー250に新たに付設する必要がある。
ここでは、調色機能を備えるために必要なLED光源211の構成や点灯回路の構成についての説明は省くが、調色のための操作つまみ272aと調光のための操作つまみ271aとを電源ケース240の後面カバー250の収納部に取り付け、後面カバー250の傾斜面251に併設して操作可能に取り付けることができる。
なお、ここでは調色のための操作つまみ272aと調光のための操作つまみ271aを横方向に併設した例を図示したが、縦方向に配設することも可能である。
(2. 配線ダクトレールへのスポットライトの着脱操作)
以下では、配線ダクトレールへのスポットライト500の着脱作業について簡単に説明する。
スポットライト500の着脱作業を行う作業者は、先ず、配線ダクトレールの下方から、電源ケース140の取付面141が上方に向くようにスポットライト500を手で持ち、電源ケース140の長手方向を配線ダクトレールの長手方向に合わせるようにスポットライト500を上方に持ち上げながら、支持プラグ142と電極プラグ131を配線ダクトレールの下面に設けられた溝部に挿入する。
支持プラグ142と電極プラグ131が、どちらも配線ダクトレールの溝部に正しく挿入された後、作業者は、支持プラグ142のレバー142aを反時計まわりに前述した第1角度位置へ、電極プラグ131のプラグレバー131cを反時計まわりに前述した第3角度位置まで回す。この回転操作により、支持プラグ142は、係合部142bがレバー142aに連動して回転し、配線ダクトレールの被係合部(図示せず)に係合される。
電極プラグ131は、端子131aがプラグレバー131cに連動して回転し、配線ダクトレールの導電部に接触して電源ボックス140に収納された点灯回路への給電が可能となる。また、電極プラグ131の係合部131bもプラグレバー131cに連動して回転し、配線ダクトレールの被係合部に係合される。
以上の作業により、スポットライト500は、配線ダクトレールに電気的および機械的に固定される。
スポットライト500を配線ダクトレールから取外す作業は、基本的に前述した取付け作業を逆手順で行えばよい。即ち、作業者はスポットライト500を、落下しないように手で支えながら、支持プラグ142のレバー142aを時計まわりに前述の第2角度位置まで回し、電極プラグ131のプラグレバー131cを時計まわりに前述の第4角度位置まで回す。この操作により、支持プラグ142はレバー142aに連動して回転し、係合部142bが配線ダクトレールの被係合部から外れて非ロック状態となる。また、電極プラグ131はプラグレバー131cに連動して回転し、係合部131bが配線ダクトレールの被係合部から外れて非ロック状態となり、端子131aも配線ダクトレールの導電部との接触が解除され非給電状態となる。
支持プラグ142と電極プラグ131が全て非ロック状態になった後、作業者は、スポットライト500を手で支えながら取外し方向(即ち、下方)へ移動させると、配線ダクトレール200からスポットライト500を取り外すことができる。
(3. スポットライトの照明光の設定作業)
配線ダクトレールは、店舗の天井や天井近くの壁面に設置されている場合が多い。スポットライト500は、この配線ダクトレールに取り付けられるため、固定位置が場所も高さも限定され、店舗内で任意の位置に固定できるわけではない。一方、展示商品の展示位置は、店舗内のあらゆる場所が選択される可能性がある。そのため、スポットライト500を使用して展示商品を照明しようとする際には、先ず、配線ダクトレールの位置と展示商品の位置関係を考慮して、配線ダクトレールのどの位置にスポットライト500を固定するかを決定する必要がある。
通常のスポットライト500は、そのLED照明灯110部分が水平方向にも垂直方向にも回転自在な構造を有しているので、配線ダクトレールの所定位置にスポットライト500を固定した後、展示商品がより効果的に見えるように、スポットライト500のLED照明灯110部分を、水平方向の回転操作と垂直方向(俯角)の回転操作を組み合わせて角度を調整し、展示商品への照明角度を手動で設定する。更に、手動の調光操作部を備えたスポットライト500を使用する場合は、調光操作部を操作してスポットライト500の明るさを設定する。
しかし、展示商品の照明効果(見映え)は、照明の明るさと照明角度によって微妙に変化するため、最適な照明の明るさと最適な照明角度は独立に設定できるものではなく、通常は照明の明るさと照明角度を同時に変化させながらスポットライト500の設定を行う場合が多い。したがって、スポットライト500の設定作業では、作業者はLED照明灯110を手で持って照明角度を変化させながら、展示商品への照明効果を確認するために目線は展示商品に向けたまま、同時に電源ケース140の後面カバー150に取り付けられた調光のための操作つまみ171aも操作することになる。
一般的な店舗では、配線ダクトレールは天井面や天井面に近い壁面など、脚立を用いないと手が届かないような高所に配置されていることが多い。したがって、スポットライト500の設定作業者は、スポットライト500の下方から上方を見上げた姿勢で、手を上方に伸ばしながらの作業となる。
しかし、スポットライト500の調光操作部である操作つまみ171aが、電源ケース140の後端から後方上がりに傾斜した後面カバー150の傾斜面151に取り付けられているので、操作つまみが電源ケースの垂直な側面の片側に取り付けられている場合に比べて、作業者は、例え、スポットライト500の下方に位置して上を見上げながら、手を上方に伸ばした姿勢をとっていても、操作つまみ171aを視野に入れやすく、また、操作つまみ171aを指で摘まんで操作する作業を無理なく簡単に行うことができる。
また、後面カバー150の上端部から、後方に延伸して庇状の突出部157が設けられている。この突出部157は、操作つまみ171aの上方に位置し、その幅が配線ダクトレールの溝部の幅より幅広いため、実質的に配線ダクトレールの溝部を下から隠した状態になっている。したがって、スポットライト500の設定作業者が、目線を操作つまみ171aから離して展示商品を見たまま、手指の感触だけを頼りに操作つまみ171aを操作するような場合であっても、通電中の配線ダクトレールの溝部に指が入り、配線ダクトレールに配設された導体に接触し感電する危険性はない。
以上のように、本実施形態では、ダクトレール用のスポットライト500の設定を行う作業者が、上方のスポットライト500の下方に位置して、スポットライト500を見上げた姿勢で作業する場合であっても、設定作業を安全かつ容易に行うことができ、設定作業の作業効率が向上する。
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。即ち、当業者であれば、当然なし得る各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
本発明は、商業施設や店舗において、展示物や展示商品を陰影を際立たせて効果的に照明する照明装置として、広く適用することができる。
100、200 LED照明装置
110、210 LED照明灯
111、211 LED光源
113 レンズ
114 バッフル
115 放熱部
116 アーム連結部
120、220 アーム部
121 第1連結部
121a 第1突起部
122 第2連結部
122b 中心軸
123 アーム
130、230 照明灯保持部
131 電極プラグ
131a 端子
131b 係合部
131c プラグレバー
133 電源ケース連結部
140、240 電源ケース
141 取付面
142 支持プラグ
142a レバー
142b 係合部
143 凸部
144 ラバーパッド
145 前面開口部
146 後面開口部
150、250 後面カバー
151、251 傾斜面
151a 挿通孔
151b 標示
152 カバー側面
153 連結開口部
154 収納部
155 ケース連結部
155a 上部ガイド
155b 下部ガイド
155c 側部ガイド
156 固定孔
157 突出部
171 可変抵抗器
171a 操作つまみ
171b 軸
171c 端子
172 電線
271 可変抵抗器
271a 操作つまみ
272 切り替えスイッチ
272a 操作つまみ
500 ダクトレール用スポットライト(スポットライト)

Claims (10)

  1. LED光源を収納する照明灯と、
    前記LED光源を点灯させ、制御する点灯回路を収納する電源ケースと、
    を備えたLED照明装置であって、
    前記電源ケースは、一端側に前記照明灯を保持する照明灯保持部が取り付き、他端側に傾斜面を有し、前記傾斜面の外表面に前記LED光源を制御する操作部が設けられたことを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記電源ケースは、他端側に取り付く後面カバーを備え、該後面カバーの他端側の面に前記傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記傾斜面は、前記電源ケースの下端から上端に向けて後ろ上がりに傾斜する面であることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記後面カバーは、内部に収納空間を有することを特徴とする請求項2に記載のLED照明装置。
  5. 前記収納空間には、前記LED光源の発光特性を変化させる発光制御部が収納されていることを特徴とする請求項4に記載のLED照明装置。
  6. 前記発光制御部は、前記LED光源の明るさを調整する調光制御部を含むことを特徴とする請求項5に記載のLED照明装置。
  7. 前記調光制御部は、可変抵抗器を含むことを特徴とする請求項6に記載のLED照明装置。
  8. 前記発光制御部は、前記LED光源の発光色を変化させる調色制御部を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項7に記載のLED照明装置。
  9. 前記傾斜面には、前記操作部の上方に位置して、前記傾斜面の上端部から後方に延伸する庇状の突出部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載のLED照明装置。
  10. 前記後面カバーは、合成樹脂材料から一体成型されていることを特徴とする請求項2乃至請求項9に記載のLED照明装置。
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