JP2011017907A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011017907A
JP2011017907A JP2009162555A JP2009162555A JP2011017907A JP 2011017907 A JP2011017907 A JP 2011017907A JP 2009162555 A JP2009162555 A JP 2009162555A JP 2009162555 A JP2009162555 A JP 2009162555A JP 2011017907 A JP2011017907 A JP 2011017907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
white
black
frame
keys
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009162555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5463764B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Araki
勝広 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2009162555A priority Critical patent/JP5463764B2/ja
Priority to CN2010101855140A priority patent/CN101950555B/zh
Publication of JP2011017907A publication Critical patent/JP2011017907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5463764B2 publication Critical patent/JP5463764B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
    • G10H1/344Structural association with individual keys
    • G10H1/346Keys with an arrangement for simulating the feeling of a piano key, e.g. using counterweights, springs, cams

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】鍵フレームの前後方向の寸法を小さくすることにより軽量化するとともに、コストを抑制した電子楽器の鍵盤装置を提供する。
【解決手段】鍵盤装置は、押離鍵操作によって上下方向に揺動する複数の白鍵11a及び複数の黒鍵11bを有する。また、鍵盤装置は、各白鍵11a及び各黒鍵11bの揺動に連動して揺動するレバー18を有する。各白鍵11a及び各黒鍵11bは、それぞれ、レバー18を駆動する白鍵駆動部17a及び黒鍵駆動部17bを有する。白鍵駆動部17a及び黒鍵駆動部17bを鍵フレーム12の前後方向の同一位置に並設する。演奏者の演奏をガイドするために各鍵を照光する照光器であって、白鍵11aを照光するための照光器LWを白鍵駆動部17a及び黒鍵駆動部17bの前方に配置し、黒鍵11bを照光するための照光器LBを白鍵駆動部17a及び黒鍵駆動部17bの後方に配置する。
【選択図】図1A

Description

本発明は、電子オルガン、電子ピアノなどの電子楽器の鍵盤装置に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に示されているように、鍵の揺動に連動して揺動するレバーを駆動するための駆動部を各鍵の下部から垂直下方へ延設し、鍵フレームに設けた開口部を通して、駆動部の下端部をレバーの前端部に係合させた鍵盤装置は知られている。また、下記特許文献2に示されているように、演奏者に対する押鍵操作ガイドのために、押鍵すべき鍵を照光する照光器を有する鍵盤装置も知られている。これらの鍵盤装置においては、各白鍵の駆動部は前後方向の位置が同一であり、各黒鍵の駆動部の前後方向の位置も同一であるが、白鍵の駆動部と黒鍵の駆動部は、互いに前後方向に離間している。また、下記特許文献1及び2に示されているように、鍵フレームの前部に、各鍵に摺接して鍵の揺動をガイドするための鍵ガイドを設けた鍵盤装置も知られている。この鍵ガイドは、各鍵に対応して設けられるため、横方向(鍵の並び方向)に並設される。また、白鍵の鍵ガイドと黒鍵の鍵ガイドは、互いに前後方向に離間している。
特開平9−244623号公報 特許第3651297号公報
しかし、上記従来の鍵盤装置においては、白鍵の駆動部と黒鍵の駆動部は、互いに前後方向に離間しているので、駆動部2列分の開口部を鍵フレームの前部に設ける必要があった。したがって、鍵盤装置の前部において、前後方向に大きなスペースを必要とするため、鍵フレームの前後方向の寸法が大きくなっていた。また、白鍵用の鍵ガイド及び黒鍵用の鍵ガイドも、互いに前後方向に離間しているので、鍵ガイドを設けるために、鍵ガイド2列分のスペースを鍵フレームの前部に確保しておく必要があった。特に、演奏者の演奏をガイドするための照光器を備える鍵盤装置においては、鍵フレームの前部に照光器を配置するスペースも確保しなければならないため、鍵フレームの前後方向の寸法が大きくなっていた。
本発明は前記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、演奏者の演奏をガイドするために押鍵すべき鍵を照光する照光器を備えた鍵盤装置であって、鍵フレームの前後方向の寸法を小さくすることにより軽量化するとともに、コストを抑制した電子楽器の鍵盤装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の特徴は、押離鍵操作によって上下方向に揺動する複数の白鍵(11a)及び複数の黒鍵(11b)と、複数の白鍵及び複数の黒鍵によって駆動されて、複数の白鍵及び複数の黒鍵の揺動に連動して揺動する複数のレバー(18)と、複数の白鍵、複数の黒鍵及び複数のレバーを支持するとともに、電子楽器のフレーム(FR)に組み付けられる鍵フレーム(12)とを備えた電子楽器の鍵盤装置において、白鍵は、レバーを駆動するための白鍵駆動部(17a)を有し、黒鍵は、レバーを駆動するための黒鍵駆動部(17b)を有し、白鍵駆動部と黒鍵駆動部の前後方向の位置を同一にするとともに、白鍵を選択的に照光するための照光器を組み付けた白鍵照光基板(24)と、黒鍵を選択的に照光するための照光器を組み付けた黒鍵照光基板(30)とを備え、白鍵駆動部及び黒鍵駆動部の前方にて白鍵照光基板を鍵フレームに組み付け、白鍵駆動部及び黒鍵駆動部の後方にて黒鍵照光基板を鍵フレームに組み付けたことにある。これによれば、白鍵駆動部と黒鍵駆動部の前後方向の位置を同一にしたので、駆動部1列分の開口部を鍵フレームの前部に設ければよい。そのため、鍵フレームの前後方向の寸法をさらに小さくすることができる。したがって、鍵盤装置をさらに軽量化することができ、鍵盤装置のコストをさらに抑制することができる。
本発明の他の特徴は、さらに、白鍵及び黒鍵の揺動をガイドするための鍵ガイド(15)を、鍵フレームの前後方向の同一位置に並設したことにある。これによれば、白鍵用の鍵ガイド及び黒鍵用の鍵ガイドを鍵フレームの前後方向の同一位置に並設したので、鍵ガイド1列分のスペースを鍵フレームの前部に確保すればよい。そのため、鍵フレームの前後方向の寸法を小さくすることができる。したがって、鍵盤装置をさらに軽量化することができ、鍵盤装置のコストをさらに抑制することができる。
本発明の他の特徴は、さらに、鍵フレームの前端部に白鍵照光基板を組み付け、白鍵照光基板の下方に複数の白鍵の変位を規制するストッパ部(27)を設けたことにある。この場合、レバーの前端部を白鍵照光基板の下方に位置させ、白鍵照光基板とレバーの前端部の間に複数の白鍵及び複数の黒鍵の変位を規制するストッパ部を設けるとよい。これによれば、白鍵照光基板とストッパ部の前後方向の位置を同一にしたので、鍵フレームの前後方向の寸法をさらに小さくすることができる。したがって、鍵盤装置をさらに軽量化することができ、鍵盤装置のコストをさらに抑制することができる。
また、本発明の他の特徴は、鍵フレームは、鍵フレームの下部に設けた鍵フレーム固定部にて、電子楽器のフレームに組み付けられ、鍵フレーム固定部(22)より前方の部分が、電子楽器のフレームから離間するようにしたことにある。これによれば、鍵フレームを形成するために使用する樹脂材料の量を減らすことができる。したがって、鍵盤装置を軽量化することができ、鍵盤装置のコストを抑制することができる。
なお、前記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために、後述する実施形態との対応関係を示すものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る鍵盤装置の白鍵の構成を示すために、本鍵盤装置から黒鍵を取り外した状態を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係る鍵盤装置の黒鍵の構成を示すために、本鍵盤装置から白鍵を取り外した状態を示す右側面図である。 図1A及び図1Bの鍵盤装置の鍵フレームの平面図である。 図2AのB−B線に沿って見た断面図である。 本発明の変形例に係る鍵盤装置の白鍵の前端部を拡大した右側面図である。 本発明の変形例に係る鍵盤装置の黒鍵の前端部を拡大した右側面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。以下の説明では、演奏者から見て手前側(図1A及び図1Bの左側)を「前」とし、奥側(図1A及び図1Bの右側)を「後」とする。また、演奏者から見て右側(図1A及び図1Bの紙面の表面側)を「右」とし、左側(図1A及び図1Bの紙面の裏面側)を「左」とする。さらに、演奏者から見て、上側(図1A及び図1Bの上側)を「上」とし、下側(図1A及び図1Bの下側)を「下」とする。なお、左右方向を横方向という。
図1A及び図1Bは、本実施形態に係る鍵盤装置を右側から見た右側面図である。この鍵盤装置は複数の白鍵11a及び黒鍵11bを有しており、図1Aにおいては、白鍵11aの構成を示すために、この鍵盤装置から黒鍵11bを取り外した状態を示している。一方、図1Bにおいては、黒鍵11bの構成を示すために、この鍵盤装置から白鍵11aを取り外した状態を示している。白鍵11a及び黒鍵11bは、それぞれ合成樹脂によって長尺状に一体成型されている。白鍵11aは、黒鍵11bに比べて前後方向に長い。また、白鍵11aは、黒鍵11bに比べて、上下方向の幅が小さく、横方向の幅が大きい。白鍵11a及び黒鍵11bは、前後に延設された薄肉の上壁及び上壁の左右端からそれぞれ下方へ延設された薄肉の側壁を有し、下方に開放した中空状に形成されている。そして、白鍵11a及び黒鍵11bは、下方に設けられた鍵フレーム12の鍵支持部13により支持されており、後端部の回転中心14を中心として、前端部が上下方向に揺動可能となっている。
鍵フレーム12は、図2A及び図2Bに示すように、樹脂の一体成型により横方向に延設されている。図2Aは、鍵フレーム12の中間部にある一部の鍵域を示したものである。鍵フレーム12は、前後方向の幅が広くかつ横方向に延設された前板12a及び後板12bを有する。後板12bは、前板12aよりも前後方向の幅が狭い。上記鍵支持部13は、後板12bの上面から上方へ突出するように形成されている。前板12a及び後板12bの下面には、複数のリブ12dの上端が接続されている。リブ12dは、横方向に薄肉で前後方向に延設されており、横方向に所定の間隔をおいて設けられている。また、リブ12dは、前板12aの前端よりも前方へ張り出している。この張り出した部分に、後述の延設部16,21,23が設けられる。
隣り合うリブ12dの上端部であって、黒鍵11bの前端部の下方に位置する部分を繋ぐようにして、延設部16が横方向に延設されている。延設部16の前後方向の幅は、前板12a及び後板12bの前後方向の幅に比べて狭い。延設部16の上面から上方に突出するようにして、白鍵11a及び黒鍵11bの揺動をガイドするための鍵ガイド15が形成されている。鍵ガイド15は、白鍵11a及び黒鍵11bに下方から侵入しており、押離鍵時に鍵ガイド15の側面と白鍵11a及び黒鍵11bの側壁の内側の面が摺接するようになっている。これにより、押離鍵時の白鍵11a及び黒鍵11bの横方向の微少な変位を抑制している。
また、白鍵11aの中間部であって、白鍵11aの前端と鍵ガイド15の間に位置する部分から下方へ向かって駆動部17aが延設されている。駆動部17aは、上下に延設された薄肉の前壁及び前壁の左右端からそれぞれ後方へ延設された薄肉の側壁を有し、後方に開放した中空状に形成されている。駆動部17aの下端は下端壁により閉じている。一方、黒鍵11bも白鍵11aと同様の駆動部17bを有する。黒鍵11bは、離鍵状態において白鍵11aの上面よりも上方に突出した部分(以下、黒鍵11bの見え掛り部という。)の前端から下方へ延設された後、僅かに前方へ湾曲させられた連結部を有し、この連結部の先端に、駆動部17bの上端が接続されている。駆動部17aと駆動部17bの前後方向の位置は同一であり、駆動部17aと駆動部17bの下端壁の上下方向の位置も同一である。すなわち、駆動部17a,17bは、黒鍵11bの見え掛り部の前端よりも前方に位置する。延設部16の前側に設けられた上下に開口した開口部内にて、駆動部17a,17bの下端部が、レバー18の前端部に係合している。
レバー18は、押離鍵操作に伴って揺動して、各鍵に慣性力を付与する。これにより、アコースティックピアノの鍵タッチ感を模擬している。レバー18は、合成樹脂製のレバー基部18a及び金属製の質量体18bからなる。レバー基部18aは、板状の部材であって、その下部に設けたフック部18a1にて、鍵フレーム12の下部に設けたレバー支持部20に、ピン20aの軸線周りに回動可能に支持されている。レバー支持部20は、隣り合うリブ12dの下端部を繋ぐように横方向に延設された、前板12a及び後板12bに比べて前後方向の幅が狭い延設部21の上面から上方に突出するように一体的に形成されている。白鍵11a及び黒鍵11bの揺動レバー18の回転軸となるピン20aは、鍵フレーム12の前後方向の同一位置に並設されている。リブ12dと延設部21の接続部には、ボス22が一体的に形成されている。電子楽器のフレームFRに貫通孔を設けておいて、この貫通孔に図示しないねじを下方から通して、ボス22にねじ込むことにより、この鍵盤装置は電子楽器のフレームFRに固定される。
また、レバー基部18aは、前端部に上下一対の脚部18a2,18a3を備え、上方に位置する脚部18a2は下方に位置する脚部18a3より短く形成されている。脚部18a2,18a3の間には、駆動部17a,17bの下端壁が侵入している。脚部18a2は、駆動部17a,17bの下端壁と、駆動部17a,17b内であって下端壁との間に隙間を形成する中間壁との間に侵入している。駆動部17a,17bの下端壁には、ゴム、ウレタン、フエルトなどの衝撃吸収材が嵌め込まれて固着され、駆動部17a,17bの下端と脚部18a3の上面との衝突、及び駆動部17a,17bの下端と脚部18a2の下面との衝突による衝撃を緩和している。白鍵11a及び黒鍵11bの離鍵時には、レバー18の自重により、レバー18の前端部が上方へ変位する。このとき、脚部18a3により駆動部17a,17bが上方へ付勢され、白鍵11a及び黒鍵11bの前端部は上方へ変位する。一方、白鍵11a及び黒鍵11bの押鍵時には、駆動部17a,17bの下端面が脚部18a3の上面を押圧し、レバー18の前端部は下方へ変位する。
質量体18bは、板状に形成され、レバー基部18aの後端に組み付けられている。質量体18bは、全ての白鍵11a及び黒鍵11bに対して共通としてもよいし、アコースティックピアノの鍵タッチ感をより忠実に模擬するために、低音側から高音側に向かうに従って、鍵ごと又は鍵域ごとに質量体18bを軽くしてもよい。
また、隣り合うリブ12dの前端部を繋ぐようにして、延設部23が横方向に延設されている。延設部23の前後方向の幅は、前板12a及び後板12bの前後方向の幅に比べて狭い。この鍵盤装置が電子楽器のフレームFRに組み付けられた状態では、延設部23は、フレームFRから上方に離間している。また、この鍵盤装置が電子楽器のフレームFRに組み付けられた状態では、リブ12dの前部であって、リブ12dと延設部21との接続部分より前方の部分もフレームFRから離間している。延設部23の上面には、演奏者に対する押鍵操作ガイドのために、各白鍵11aに対応して設けられた照光器LW(例えばLED)の点灯及び消灯を制御する白鍵照光回路を有する基板24が組み付けられている。照光器LWは、基板24の前部に組み付けられている。なお、隣接する鍵への光漏れを防いで、対応する白鍵11aのみを照光するための遮光板を、各照光器LWの周囲に設けてもよい。延設部23とリブ12dの接続部分には、ボス25が一体的に設けられており、ボス25に基板24がねじ26により固定される。なお、リブ12dと延設部23との全ての接続部分にボス25を設ける必要はなく、所定箇所のみ設ければよい。ただし、各ボス25の間隔が大きすぎると、その間の基板24が自重により撓むので、例えば、1オクターブにつき1〜2箇所をねじ26で固定できるようにボス25を設けるとよい。
また、延設部23の下面には、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した長尺状の上限ストッパ27が、横方向に延設されて固着されている。この上限ストッパ27は、レバー18の前端部の上方への変位を規制することにより、離鍵時における白鍵11a及び黒鍵11bの前端部の上方への変位を規制する。
また、各リブ12dの中間部には、上端から下方へ向かって方形状に切り欠いた、切り欠き12d1が設けられている。この切り欠き12d1を一体成型により形成するために、切り欠き12d1の上方に位置する前板12aの中間部には、上面から下面に貫通した方形状の貫通孔12a1が設けられている。図2Aは、鍵フレーム12の中間部にある一部の鍵域を示しているため、図2Aの右端部及び左端部の貫通孔12a1は、その一部が示されている。なお、鍵フレーム12の右端部及び左端部に位置するリブ12dの切り欠き12d1の上方に位置する前板12aの右端部及び左端部には、前板12aの右端及び左端からそれぞれ内側へ向かって方形状に切り欠いた、切り欠きが設けられている。そして、前板12aの下面には、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した長尺状の下限ストッパ28が、リブ12dの切り欠き12d1を通って、横方向に延設されて固着されている。この下限ストッパ28は、レバー18の後部の上方への変位を規制することにより、押鍵時における白鍵11a及び黒鍵11bの前端部の下方への変位を規制する。
また、白鍵11a及び黒鍵11bの中間部の下面には、スイッチ駆動部29が設けられている。スイッチ駆動部29は、基板30上に配置されたスイッチ31の上面に当接している。スイッチ31は、各鍵ごとに設けられ、各鍵の揺動に伴って押圧されて、各鍵の押離鍵状態を検出する。また、基板30の中間部には上面から下面に貫通した方形状の貫通孔30aが、前板12aに一体的に形成された第1保持部32に対応した位置に設けられている。基板30の前端部には、白鍵照光回路と同様の黒鍵照光回路が設けられている。黒鍵照光回路は、演奏者に対する押鍵操作ガイドのために、各黒鍵11bに対応して設けられた照光器LB(例えばLED)の点灯及び消灯を制御する。照光器LBは、基板30の前部に組み付けられている。なお、基板24と同様に、隣接する鍵への光漏れを防いで、対応する黒鍵11bのみを照光するための遮光板を、各発光素子の周囲に設けてもよい。基板30は、第1保持部32と第2保持部33によって保持される。
上記実施形態においては、白鍵11aの駆動部17aと黒鍵11bの駆動部17bの前後方向の位置が同一になるようにした。すなわち、駆動部17a及び駆動部17bは、横方向に1列に並設されている。駆動部17aと駆動部17bが前後に離間している場合、駆動部17a及び駆動部17bを各鍵の下部から下方へ延設してレバー18に係合させるために、鍵フレーム12に開口部をそれぞれ設ける必要がある。すなわち駆動部2列分の開口部を鍵フレーム12に設ける必要があるが、上記実施形態によれば、駆動部1列分の開口部を鍵フレーム12に設けるだけでよいので、鍵フレーム12の前後方向の寸法を小さくすることができる。したがって、鍵盤装置を軽量化することができる。また、鍵盤装置のコストを抑制することもできる。また、駆動部17a,17bは、黒鍵11bの見え掛り部の前端より前方に位置するようにした。そのため、基板30の前端部を黒鍵11bの見え掛り部の前端部の下方に位置させることができる。したがって、基板30の前部に組み付けた照光器LBによって、黒鍵11bの見え掛り部の前端部を照光することができる。また、リブ12dの前端部に設けた延設部23に基板24を組み付けたので、基板24の前部に組み付けた照光器LWによって、白鍵11aの前端部を照光することができる。
また、横方向に延設された延設部16の上面から上方へ突出するようにして、鍵ガイド15を形成した。すなわち、白鍵11a及び黒鍵11bの揺動をガイドする鍵ガイド15は、横方向に1列に並設されている。そのため、鍵ガイド15を形成するための延設部を2列設けておいて、一方を白鍵11a用、他方を黒鍵11b用とする場合に比べて、鍵フレーム12の前後方向の寸法を小さくすることができる。
また、延設部23の下面に上限ストッパ27を組み付けるようにしたので、上限ストッパ27を組み付けるための支持部を別途設ける場合に比べて、鍵フレーム12の前後方向の寸法を小さくすることができる。さらに、この鍵盤装置が電子楽器のフレームFRに組み付けられた状態で、延設部23が電子楽器のフレームFRから上方へ離間するようにして、延設部23の下方は、レバー18の前端が上下に揺動するための空間となるようにした。そして、リブ12dにおいては、延設部21との接続部分よりも前方の部分が電子楽器のフレームFRから離間するようにした。したがって、上記従来の鍵盤装置に比べて、鍵フレーム12を形成するために使用する樹脂の量を減らすことができるので、鍵盤装置を軽量化することができる。また、鍵盤装置のコストを抑制することもできる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、白鍵11aの駆動部17aと黒鍵11bの駆動部17bの前後方向の位置を同一にするとともに白鍵11aの鍵ガイド15と黒鍵11bの鍵ガイド15の前後方向の位置を同一にした。しかし、白鍵11aの駆動部17aと黒鍵11bの駆動部17bの前後方向の位置を同一にするだけでもよい。このように構成すると、上記実施形態に比べて鍵フレーム12の前後方向の寸法が若干大きくなるが、上記従来の鍵盤装置に比べれば、鍵フレーム12の前後方向の寸法を小さくすることができる。
また、上記実施形態においては、延設部23の下面に組み付けた上限ストッパ27に、レバー18の前端部に設けた脚部18a3を当接させて、レバー18の前端部の上方向の変位を規制するようにした。これにより、離鍵時における白鍵11a及び黒鍵11bの前端部の上方向の変位を規制するようにした。しかし、図3A及び図3Bに示すように、駆動部17a,17bの下端から前方へ突出した突出部17a1,17b1を設けておき、突出部17a1,17b1の上面を上限ストッパ27に当接させるようにしてもよい。また、図3A及び図3Bに示すように、レバー18の前端部に脚部18a2を設けなくてもよい。このように構成しても、白鍵11a及び黒鍵11bの離鍵時の上方向の変位を規制することができる。
また、上記実施形態及びその変形例においては、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した長尺状の上限ストッパ27を延設部23の下面に組み付けた。しかし、これに代えて、上限ストッパをエラストマーで構成し、2色成形により延設部23の下面に一体的に形成してもよい。このように構成すれば、上限ストッパ27を延設部23に組み付ける工程を省略できるので、鍵盤装置の組み立て性が向上する。
11a・・・白鍵、11b・・・黒鍵、12・・・鍵フレーム、15・・・鍵ガイド、13・・・鍵支持部、17a,17b・・・駆動部、18・・・レバー、22・・・ボス、24,30・・・基板、25・・・ボス、27・・・上限ストッパ、FR・・・フレーム

Claims (5)

  1. 押離鍵操作によって上下方向に揺動する複数の白鍵及び複数の黒鍵と、
    前記複数の白鍵及び複数の黒鍵によって駆動されて、前記複数の白鍵及び複数の黒鍵の揺動に連動して揺動する複数のレバーと、
    前記複数の白鍵、複数の黒鍵及び複数のレバーを支持するとともに、電子楽器のフレームに組み付けられる鍵フレームとを備えた電子楽器の鍵盤装置において、
    前記白鍵は、前記レバーを駆動するための白鍵駆動部を有し、
    前記黒鍵は、前記レバーを駆動するための黒鍵駆動部を有し、
    前記白鍵駆動部と前記黒鍵駆動部の前後方向の位置を同一にするとともに、
    前記白鍵を選択的に照光するための照光器を組み付けた白鍵照光基板と、
    前記黒鍵を選択的に照光するための照光器を組み付けた黒鍵照光基板とを備え、
    前記白鍵駆動部及び前記黒鍵駆動部の前方にて前記白鍵照光基板を前記鍵フレームに組み付け、前記白鍵駆動部及び前記黒鍵駆動部の後方にて前記黒鍵照光基板を前記鍵フレームに組み付けたことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  2. 請求項1に記載の電子楽器の鍵盤装置において、さらに、
    前記白鍵及び黒鍵の揺動をガイドするための鍵ガイドを、前記鍵フレームの前後方向の同一位置に並設したことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  3. 前記鍵フレームの前端部に前記白鍵照光基板を組み付け、前記白鍵照光基板の下方に前記複数の白鍵の変位を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  4. 前記レバーの前端部を前記白鍵照光基板の下方に位置させ、前記白鍵照光基板と前記レバーの前端部の間に前記複数の白鍵及び複数の黒鍵の変位を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  5. 前記鍵フレームは、前記鍵フレームの下部に設けた鍵フレーム固定部にて、前記電子楽器のフレームに組み付けられ、前記鍵フレーム固定部より前方の部分が、前記電子楽器のフレームから離間するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4に記載の電子楽器の鍵盤装置。
JP2009162555A 2009-07-09 2009-07-09 電子楽器の鍵盤装置 Expired - Fee Related JP5463764B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009162555A JP5463764B2 (ja) 2009-07-09 2009-07-09 電子楽器の鍵盤装置
CN2010101855140A CN101950555B (zh) 2009-07-09 2010-05-21 电子乐器的键盘装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009162555A JP5463764B2 (ja) 2009-07-09 2009-07-09 電子楽器の鍵盤装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011017907A true JP2011017907A (ja) 2011-01-27
JP5463764B2 JP5463764B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=43454027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009162555A Expired - Fee Related JP5463764B2 (ja) 2009-07-09 2009-07-09 電子楽器の鍵盤装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5463764B2 (ja)
CN (1) CN101950555B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041080A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Yamaha Corp 電子楽器の鍵盤装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6160405B2 (ja) * 2013-09-27 2017-07-12 ヤマハ株式会社 電子楽器の鍵盤装置
CN103714800B (zh) * 2013-12-31 2016-09-07 常丽文 一种盲人钢琴

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155582A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JP2001034268A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Casio Comput Co Ltd 白鍵用組成物、黒鍵用組成物、および鍵盤装置
JP2002278555A (ja) * 2001-01-10 2002-09-27 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JP2003066964A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2007052411A (ja) * 2005-07-21 2007-03-01 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2008070767A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Yamaha Corp 電子楽器用鍵盤装置
JP2010266790A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Casio Computer Co Ltd 鍵盤楽器
JP2010286633A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Casio Computer Co Ltd 鍵盤楽器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3060938B2 (ja) * 1996-03-07 2000-07-10 ヤマハ株式会社 鍵盤装置及び同装置の組立方法
JP3651297B2 (ja) * 1999-02-17 2005-05-25 カシオ計算機株式会社 電子鍵盤楽器
JP4442359B2 (ja) * 2004-08-05 2010-03-31 ヤマハ株式会社 鍵盤装置
CN200990198Y (zh) * 2005-07-21 2007-12-12 雅马哈株式会社 键盘设备
JP4604897B2 (ja) * 2005-07-21 2011-01-05 ヤマハ株式会社 鍵盤装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155582A (ja) * 1998-11-19 2000-06-06 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JP2001034268A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Casio Comput Co Ltd 白鍵用組成物、黒鍵用組成物、および鍵盤装置
JP2002278555A (ja) * 2001-01-10 2002-09-27 Casio Comput Co Ltd 鍵盤装置
JP2003066964A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2007052411A (ja) * 2005-07-21 2007-03-01 Yamaha Corp 鍵盤装置
JP2008070767A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Yamaha Corp 電子楽器用鍵盤装置
JP2010266790A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Casio Computer Co Ltd 鍵盤楽器
JP2010286633A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Casio Computer Co Ltd 鍵盤楽器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041080A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Yamaha Corp 電子楽器の鍵盤装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101950555B (zh) 2012-10-24
CN101950555A (zh) 2011-01-19
JP5463764B2 (ja) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7485798B2 (en) Keyboard apparatus
JP2011017904A (ja) 電子楽器の鍵盤装置
US7476795B2 (en) Keyboard device for electronic musical keyboard instrument
JP2010078790A (ja) 鍵盤装置
JP5463764B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
US7297855B2 (en) Keyboard apparatus and method of producing the keyboard apparatus
JP2007264057A (ja) 鍵盤楽器の鍵ガイド装置
JP2010113369A (ja) 鍵盤装置
JP2010078791A (ja) 鍵盤装置
JP5641177B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
US20230101297A1 (en) Keyboard device for keyboard instrument
JP2024051205A (ja) 鍵盤楽器のハンマー装置
JP2024051204A (ja) 鍵盤楽器の鍵ガイド構造
JP5125471B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP2007188018A (ja) 鍵盤楽器
JP5464325B2 (ja) 鍵盤装置の基板保持構造
JP2007025589A (ja) 鍵盤装置
JP5472800B2 (ja) 鍵盤装置
JP3747824B2 (ja) 鍵盤装置及び該装置の支持フレーム
JP5821212B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP2023050758A (ja) 鍵盤楽器の鍵盤装置
JP2024051208A (ja) 鍵盤楽器の鍵盤装置
JP2023050821A (ja) 鍵盤楽器の鍵盤装置
JP2000155582A (ja) 鍵盤装置
JP5817978B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5463764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees