以下に、本願の開示する携帯端末装置、情報検索方法および情報検索プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
次に、実施例2にかかる携帯端末装置、情報検索方法および情報検索プログラムについて説明する。先ず、本実施例にかかる情報検索方法について説明する。図2−1および図2−2は、本実施例にかかる情報検索方法を説明するための図である。なお、以下では、ユーザによる使用履歴の一例として、携帯端末装置が内蔵するICカードに記憶された電子マネー等の使用履歴を用いた場合について説明する。
本実施例にかかる携帯端末装置は、ネットワークを介して接続される検索サーバに対して、ユーザから入力された検索条件に基づく情報検索を要求する。特に、本実施例にかかる携帯端末装置は、ユーザにより所定のキーワードが検索条件として入力された場合に、自装置に内蔵されたICカードの使用履歴から抽出した該キーワードに関連するキーワードを検索条件に追加する。
具体的には、図2−1に示すように、本実施例にかかる携帯端末装置1は、ICカード20を内蔵する。ICカード20は、外部の読取装置との間で非接触データ通信を行う非接触型のICカードであり、例えば、電子マネーシステムや交通機関の改札システムまたはクーポン等に用いられる。
かかるICカード20には、自装置の使用履歴情報として、電子マネー履歴や交通機関履歴、クーポン履歴等が記憶されている。例えば、ICカード20には、電子マネー履歴として、購入した商品の商品名や商品を購入した店舗名等の情報が記憶されている。そして、本実施例にかかる携帯端末装置1は、かかる電子マネー履歴や交通機関履歴、クーポン履歴から、予め決められた所定の文字列を抽出し、検索用のキーワードとして検索キーワード記憶部32に記憶するキーワード抽出処理を実行する。
具体的には、携帯端末装置1は、キーワード抽出部47およびキーワードデータ記憶部33を用いてキーワード抽出処理を実行する。キーワードデータ記憶部33は、キーワードとなる文字列の全てを予め記憶する記憶部である。そして、キーワード抽出部47は、ICカード20の使用履歴の中に、キーワードデータ記憶部33に記憶された文字列が含まれる場合、該文字列をキーワードとして抽出し、検索キーワード記憶部32に記憶する。
なお、キーワードデータ記憶部33は、複数のキーワードを複数のカテゴリに分類して記憶する。また、キーワード抽出部47は、ICカード20の使用履歴から抽出した文字列の内容によっては、該文字列自体ではなく、該文字列が属する分類をキーワードとして検索キーワード記憶部32に記憶する。
これにより、検索キーワード記憶部32には、図2−1に示すような検索キーワードテーブルが作成される。例えば、検索キーワードテーブルには、図2−1に示すように、分類1「本」及び分類2「新旧種別」に属するキーワードとして、ICカード20の使用履歴に基づき抽出された文字列「新刊図書」が記憶される。同様に、検索キーワードテーブルには、分類1「本」及び分類2「ジャンル」に属するキーワードとして「推理小説」が記憶され、分類1「通勤」及び分類2「地名」に属するキーワードとして「川崎」が記憶される。
また、検索キーワードテーブルには、分類2のカテゴリ同士の関連性を示す情報である関連性情報が記憶される。例えば、検索キーワードテーブルには、図2−1に示すように、分類2「新旧種別」(A)に対応する関連性情報として、該分類2「新旧種別」(A)が分類2「ジャンル」(B)及び分類2「地名」(C)と関連することを示す情報「B,C」が記憶されている。同様に、検索キーワードテーブルには、分類2「ジャンル」(B)に対応する関連性情報として、該分類2「ジャンル」(B)が分類2「新旧種別」(A)と関連することを示す情報「A」が記憶されている。同様に、検索キーワードテーブルには、分類2「地名」(C)に対応する関連性情報として、該分類2「地名」(C)が分類2「新旧種別」(A)と関連することを示す情報「A」が記憶されている。なお、各分類同士の関連性は、ユーザが過去に行った複数のキーワードを含む検索条件による情報検索に基づいて決定される。
そして、本実施例にかかる携帯端末装置1は、ユーザにより所定のキーワードが検索条件として入力された場合に、検索キーワード記憶部32に記憶されたキーワードの中から、該ユーザにより入力されたキーワードに関連するキーワードを取得し、検索条件に追加する。
例えば、図2−2に示すように、所定の検索画面において、ユーザによりキーワード「新刊図書」が検索条件として入力されたとする。このような場合、携帯端末装置1は、「新刊図書」に関連するキーワードを検索キーワードテーブルから取得して、検索条件に追加する。
具体的には、携帯端末装置1は、図2−1に示す検索キーワードテーブルを参照し、キーワード「新刊図書」の属する分類2「新旧種別」(A)に対応する関連性情報「B,C」から、分類2「ジャンル」(B)および分類2「地名」(C)が分類2「新旧種別」(A)と関連していることを特定する。そして、携帯端末装置1は、分類2「ジャンル」(B)に属する分類3の文字列「推理小説」と、分類2「地名」(C)に属する分類3の文字列「川崎」とを検索キーワードテーブルから取出し、ユーザにより入力されたキーワード「新刊図書」を含む検索条件に「推理小説」および「川崎」を追加する。
そして、携帯端末装置1は、キーワード「推理小説」及び「川崎」が追加された検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」に基づき、ネットワークを介して接続する図示しない検索サーバに対して検索要求を行う。その結果、ユーザには、例えば、図2−2に示す「AAの謎、川崎書店」、「BBの宿、川崎書店」、「CCの旅、川崎書店」などのように、「新刊図書」に関する情報の中から「推理小説」および「川崎」に関連する情報に絞り込まれた検索結果が提示される。ここで、検索条件に追加されたキーワード「推理小説」及び「川崎」は、ICカード20の使用履歴から抽出されたキーワード、すなわち、ユーザの嗜好や行動パターンに応じたキーワードである。しかも、これらのキーワードは、ユーザにより入力されたキーワード「新刊図書」と関連性を有することが検索キーワードテーブルにより示されている。したがって、上記検索結果は、キーワード「新刊図書」を検索条件としてヒットする情報の中から、ユーザの嗜好や行動パターンに適した情報を取出した該ユーザ向けの検索結果であると言える。
このように、本実施例にかかる情報検索方法では、ネットワーク上に存在する膨大な量の情報の中から、ICカード20の使用履歴に基づき推測されるユーザの嗜好や行動パターンに適した情報だけを取出して検索結果として提示することができる。その結果、ユーザは、例えば、自分が必要とする情報に素早く的確に辿りつくことができる。
次に、本実施例にかかる携帯端末装置の構成について説明する。図3は、実施例2にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施例にかかる携帯端末装置1は、例えば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えた携帯型パーソナルコンピュータなどに相当する。なお、以下では、本実施例に密接に関連する箇所を中心に説明する。また、その他の箇所については、従来の携帯端末装置と同様であるため、その説明を省略または簡潔に行う。
図3に示すように、本実施例にかかる携帯端末装置1は、無線部11と、スピーカ12と、マイク13と、操作部14と、LCD15と、ICカード通信部16と、ICカード20とを備える。また、携帯端末装置1は、記憶部30と、制御部40とを備える。
無線部11は、アンテナを介して無線信号の送受信を行う。スピーカ12は、例えば、着信があった場合や電子メールを受信した場合に、呼び出し音や音声を出力する音声出力部である。マイク13は、音声通信時等に使用者の声等を集音する集音部である。操作部14は、ユーザからの各種の入力操作を受け付ける。かかる操作部14は、例えば、テンキーや操作キー、回転セレクタ、カーソル、十字キー、設定キー、完了キー、クリアキー、電源キーなどを含む。LCD15は、文字や画像などを表示する表示部である。なお、表示部は、必ずしもLCDである必要はなく、例えば、有機ELディスプレイや電子ペーパディスプレイ等であってもよい。ICカード通信部16は、ICカード20と制御部40との間の通信インタフェースである。
ICカード20は、外部読取装置との間で非接触データ通信を行う非接触IC部である。ICカード20は、ICカード通信部21と、使用履歴記憶部22と、制御部23とを備える。ICカード通信部21は、ICカード20と制御部40との間の通信インタフェースである。
使用履歴記憶部22は、ICカード20の使用履歴として、電子マネー履歴、交通機関履歴およびクーポン履歴等を記憶する。ここで、使用履歴記憶部22に記憶される電子マネー履歴情報の内容について説明する。図4−1は、使用履歴記憶部22に記憶される電子マネー履歴情報の一例を示す図である。
図4−1に示すように、使用履歴記憶部22には、電子マネー履歴情報として、「日付」、「店舗」、「商品」、「金額」がそれぞれ関連付けて記憶される。ここで、「日付」は、ICカード20を用いて商品を購入した日付である。より具体的には、「日付」は、商品を販売する店舗に設置された外部読取装置とICカード20との間で非接触データ通信が行われた時の日付である。「店舗」は、商品を購入した店舗の店舗名である。「商品」は、購入した商品の商品名である。「金額」は、購入した商品の金額である。
例えば、図4−1に示す電子マネー履歴情報には、日付「2009年5月10日」と、店舗「△△書店」と、商品「名探偵AA」と、金額「○○円」とが対応付けて記憶されている。これらの情報は、ユーザが携帯端末装置1に内蔵されたICカード20を用いて、「2009年5月10日」に「△△書店」において「名探偵AA」という商品を「○○円」で購入したことを示している。
また、使用履歴記憶部22に記憶される交通機関履歴情報の内容について説明する。図4−2は、使用履歴記憶部22に記憶される交通機関履歴情報の一例を示す図である。
図4−2に示すように、使用履歴記憶部22には、交通機関履歴情報として、「日付」、「交通機関」、「乗車駅」、「降車駅」、「金額」がそれぞれ関連付けて記憶される。ここで、「日付」は、例えば、電車に乗るために駅の改札を通過した日付である。より具体的には、「日付」は、駅の改札に設置された外部読取装置とICカード20との間で非接触データ通信が行われた日時である。「交通機関」は、利用した交通機関の名称である。「乗車駅」は、乗車した駅の名称である。「降車駅」は、降車した駅の名称である。「金額」は、交通機関の利用金額である。
例えば、図4−2に示す交通機関履歴情報には、日付「2009年5月10日」と、交通機関「××鉄道」と、乗車駅「新橋」と、降車駅「川崎」と、金額「○○円」とが対応付けて記憶されている。これらの情報は、ユーザが携帯端末装置1に内蔵されたICカード20を用いて、「2009年5月10日」に「××鉄道」を「新橋」駅から「川崎」駅まで利用し「○○円」支払ったことが記憶されている。
このように、使用履歴記憶部22は、ユーザによる使用履歴を記憶する履歴情報記憶部の一例に相当し、外部読取装置とICカード20との間で送受信されたデータをユーザによる使用履歴として記憶する。
制御部23は、ICカード20全体を制御する。例えば、制御部23は、外部読取装置との非接触データ通信の制御を行う。また、制御部23は、電子マネー履歴や交通機関履歴またはクーポン履歴等を使用履歴として使用履歴記憶部22に記憶する。また、制御部23は、制御部40からの指示に基づき、使用履歴記憶部22に記憶された電子マネー履歴等の使用履歴情報をICカード通信部16,21を介して制御部40へ送信する。
記憶部30は、制御部40による各種処理の実行に必要なデータやプログラム等を格納する。特に、本実施例と密接に関連するものとして、記憶部30は、ユーザデータ記憶部31と、検索キーワード記憶部32と、キーワードデータ記憶部33とを有する。
ユーザデータ記憶部31は、ユーザデータを記憶する。ユーザデータとしては、例えば、発信履歴データや着信履歴データ、スケジュール帳データ、アドレス帳データや電子メールデータ等を含む。
キーワードデータ記憶部33は、キーワードデータ管理テーブルを有し、ICカード20の使用履歴記憶部22からキーワードとして抽出すべき文字列の全てを予め記憶する。図5に、キーワードデータ記憶部33に記憶されるキーワードデータ管理テーブルの一例を示す。同図に示すように、キーワードデータ管理テーブルは、キーワードとなり得る複数の文字列を分類1から分類3に分類して記憶する。
キーワードデータ管理テーブルは、キーワードとなり得る複数の文字列を「本」、「通勤」、「飲食」等の大まかなカテゴリ(分類1)に分類して記憶する。また、キーワードデータ管理テーブルは、分類1のカテゴリをさらに複数のカテゴリ(分類2)に分類する。例えば、分類1「本」は、さらに分類2「新旧種別」、「ジャンル」等に分類され、分類1「通勤」は、分類2「地名」、「路線名」等に分類され、分類1「飲食」は、分類2「ジャンル」等に分類される。
また、キーワードデータ管理テーブルは、分類2のカテゴリをさらに複数のカテゴリ(分類3)に分類する。例えば、分類2「新旧種別」は、分類3「新刊図書」、「古本」等に分類される。同様に、分類2「地名」は、分類3「東京」、「新橋」、「横浜」、「川崎」等に分類され、分類2「路線名」は、分類3「××鉄道」、「×○鉄道」、「□□線」、「○○線」、「△△本線」等に分類される。本実施例では、分類3に属するこれらの文字列を、キーワードとなり得る文字列としている。
また、キーワードデータ管理テーブルにおいて、分類1「本」の分類2「ジャンル」に含まれる分類3の各文字列および分類1「飲食」の分類2「ジャンル」に含まれる分類3の各文字列には、複数のマッチングパターンが対応付けられている。
具体的には、分類1「本」の分類2「ジャンル」は、分類3「推理小説」、「ビジネス」、「車」、「音楽」、「英会話」等に分類され、分類1「飲食」に属する分類2「ジャンル」は、「和食」、「洋食」、「中華」、「ファーストフード」、「麺」等に分類されている。さらに、キーワードデータ管理テーブルは、分類3に属するこれらの文字列と、複数のマッチングパターンとを対応付けて記憶する。
例えば、文字列「推理小説」には、マッチングパターンとして「*の謎」、「名探偵*」、「*殺人事件」等の文字列が対応付けられている。同様に、文字列「和食」には、マッチングパターンとして「*寿司」、「和食の*」、「*亭」、「*定食」、「*丼」等の文字列が対応付けられている。このように、マッチングパターンは、商品名や店舗名などによく用いられる文字列を含んでいる。
検索キーワード記憶部32は、検索キーワードテーブルを有し、ICカード20の使用履歴記憶部22から抽出されたキーワードを蓄積する。図6に、検索キーワード記憶部32に記憶される検索キーワードテーブルの一例を示す。
図6に示すように、検索キーワードテーブルは、図5に示すキーワードデータ管理テーブルに記憶されたキーワードのうち、ICカード20の使用履歴記憶部22から抽出されたキーワードのみを記憶する。例えば、検索キーワードテーブルは、キーワードデータ管理テーブルにおいて、分類1「通勤」及び分類2「地名」に属する分類3の文字列「東京」、「新橋」、「横浜」、「川崎」のうち、ICカード20の使用履歴記憶部22から抽出された文字列「川崎」および「新橋」のみを記憶する。なお、ICカード20の使用履歴記憶部22から文字列を抽出する処理であるキーワード抽出処理の内容については、後述する。
また、検索キーワードテーブルには、分類2に属する各カテゴリと対応付けて関連性情報を記憶する。関連性情報とは、分類2に属する各カテゴリ同士の関連性の有無を示す情報である。例えば、図6に示すように、検索キーワードテーブルにおいて、分類2「地名」(C)は、分類2「ジャンル」(E)と関連することを示す関連性情報「E」と対応付けられている。同様に、分類2「ジャンル」(E)は、分類2「地名」(C)と関連することを示す関連性情報「C」と対応付けられている。
このように、検索キーワード記憶部32は、ICカード20の使用履歴記憶部22から分類3として抽出されたキーワードを、複数のカテゴリに分類するとともに、該キーワードが属する分類2のカテゴリと他の分類2のカテゴリとの関連性を示す関連性情報と対応付けて記憶する。
また、検索キーワードテーブルは、分類3に属する各文字列と対応付けて使用頻度情報を記憶する。使用頻度情報は、分類3に属する各文字列が検索の際にキーワードとして使用された回数である。例えば、図6に示す検索キーワードテーブルは、分類3「新刊図書」と使用頻度情報「44」とを対応付けて記憶している。すなわち、図6に示す検索キーワードテーブルは、文字列「新刊図書」が、検索用のキーワードとして「44」回使用されたことを示している。同様に、図6に示す検索キーワードテーブルは、分類3「川崎」と使用頻度情報「27」とを対応付けて記憶しており、文字列「川崎」が、検索用のキーワードとして「27」回使用されたことを示している。このように、検索キーワードテーブルは、分類3の各文字列が検索に用いられた回数を該文字列と対応付けて記憶する。
制御部40は、携帯端末装置1を制御する制御部である。特に、本実施例と密接に関連するものとして、制御部40は、無線制御部41と、呼制御部42と、ブラウザ部43と、検索処理部44と、表示制御部45と、ICカード制御部46と、キーワード抽出部47とを備える。
無線制御部41は、電話や電子メール、インターネットなどの各種通信における無線信号の送受信を制御する。呼制御部42は、通信相手となる他の携帯端末装置や固定電話機等との通信の確立や切断などの呼接続に関する制御を行う。
ブラウザ部43は、ユーザが操作部14を用いて所定の操作を行うことで起動され、ネットワークを介して接続される図示しない検索サーバにアクセスすることにより、種々の情報をネットワーク上から取得する。例えば、ブラウザ部43は、ネットワーク上から所定のURL(Uniform Resource Locator)を有するWebページを無線部11および無線制御部41を介して取得する。また、ブラウザ部43は、ユーザが操作部14を用いて入力したキーワードと、後述する検索処理部44により追加されたキーワードとを含んだ検索条件を無線部11及び無線制御部41を介して検索サーバへ送信する。そして、ブラウザ部43は、検索条件に基づく情報検索の結果を検索サーバから無線部11及び無線制御部41を介して取得する。
表示制御部45は、ユーザによる操作部14への操作あるいは呼制御部42やブラウザ部43等の動作に応じて、LCD15に対する表示制御を行う。特に、表示制御部45は、ブラウザ部43により検索サーバから取得したネットワーク上の情報をLCD15に表示する。ICカード制御部46は、ICカード20の制御部23に対して各種の指示を行う。例えば、ICカード制御部46は、制御部23に対して使用履歴記憶部22に記憶された使用履歴情報を要求する。
キーワード抽出部47は、使用履歴記憶部22に記憶された使用履歴の中から、予め決められた所定の文字列をキーワードとして抽出する。具体的には、キーワード抽出部47は、キーワードデータ記憶部33を参照して、ICカード20に記憶された電子マネー履歴や交通機関履歴、クーポン履歴から検索用のキーワードを抽出して、検索キーワード記憶部32に記憶する。
ここで、キーワード抽出部47によるキーワード抽出処理の一例について説明する。先ず、図4−1、図5および図6を用いて、使用履歴記憶部22に記憶される電子マネー履歴情報からキーワードを抽出して、検索キーワードテーブルに記憶するまでの動作について説明する。
キーワード抽出部47は、図4−1に示す電子マネー履歴情報の中に、図5に示すキーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列が含まれているか否かを判定する。ここで、図4−1に示すように、電子マネー履歴情報の中には、「名探偵AA」、「音楽のCC」、「DDチャーハン」、「EEバーガー」など、キーワードデータ管理テーブルに記憶されたマッチングパターンに適合する文字列が含まれている。したがって、キーワード抽出部47は、電子マネー履歴情報の中に、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列が含まれていると判定し、該文字列「名探偵AA」、「音楽のCC」、「DDチャーハン」、「EEバーガー」を抽出する。
続いて、キーワード抽出部47は、抽出した文字列を検索キーワードテーブルに追加する。ここで、キーワード抽出部47は、抽出した文字列がキーワードデータ管理テーブルに記憶されたマッチングパターンに適合する文字列として抽出された場合には、該文字列に代えて、該文字列に対応する分類3の文字列を検索キーワードテーブルに追加する。例えば、マッチングパターン「名探偵*」に適合する文字列「名探偵AA」を電子マネー履歴情報から抽出した場合、キーワード抽出部47は、該文字列に代えて、マッチングパターン「名探偵*」に対応する分類3の文字列「推理小説」を検索キーワードテーブルに追加する(図5参照)。
また、キーワード抽出部47は、文字列を検索キーワードテーブルに追加する場合、該文字列をキーワードデータ管理テーブルと同様に分類して記憶する。すなわち、文字列「推理小説」を検索キーワードテーブルに追加する場合、キーワード抽出部47は、該文字列「推理小説」を、分類1「本」および分類2「ジャンル」と対応付けて、分類3に属する文字列として記憶する。これにより、検索キーワードテーブルには、図6に示すように、分類1「本」および分類2「ジャンル」に属する分類3の文字列として「推理小説」が記憶される。
続いて、図4−2、図5および図6を用いて、使用履歴記憶部22に記憶される交通機関履歴情報からキーワードを抽出して、検索キーワードテーブルに記憶するまでの動作について説明する。
キーワード抽出部47は、図4−2に示す交通機関履歴情報の中に、図5に示すキーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列が含まれているか否かを判定する。ここで、図4−2に示すように、交通機関履歴情報の中には、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列「××鉄道」、「○○線」、「△△本線」、「新橋」、「川崎」が記憶されている。したがって、キーワード抽出部47は、交通機関履歴情報の中に、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列が含まれていると判定し、該文字列「××鉄道」、「○○線」、「△△本線」、「新橋」、「川崎」を抽出する。
続いて、キーワード抽出部47は、抽出した文字列を検索キーワードテーブルに追加する。例えば、文字列「××鉄道」を交通機関履歴情報から抽出した場合、キーワード抽出部47は、該文字列「××鉄道」」を検索キーワードテーブルに追加する。また、キーワード抽出部47は、文字列を検索キーワードテーブルに追加する場合、該文字列をキーワードデータ管理テーブルと同様に分類して記憶する。すなわち、文字列「××鉄道」を検索キーワードテーブルに追加する場合、キーワード抽出部47は、該文字列「××鉄道」を、分類1「通勤」および分類2「路線名」と対応付けて、分類3の文字列として記憶する。これにより、検索キーワードテーブルには、図6に示すように、分類1「通勤」および分類2「路線名」に属する分類3の文字列として「××鉄道」が記憶される。
なお、キーワード抽出部47は、かかるキーワード抽出処理を所定のタイミングで実行する。具体的には、キーワード抽出部47は、1日1回、例えば、毎日午前3時に実行する。ただし、これに限ったものではなく、キーワード抽出処理は、ユーザの操作部14への操作に基づき実行されるようにしてもよい。
検索処理部44は、ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを検索キーワード記憶部32から取得して、検索条件に追加する。具体的には、制御部40は、先ず、ユーザによる操作部14への所定の操作を受け付けると、ブラウザ部43を用いてネットワーク上から取得した検索画面または記憶部30の所定の領域に予め記憶された検索画面を表示制御部45を用いてLCD15に表示する。続いて、LCD15に検索画面が表示されると、ユーザは、操作部14を用い、検索画面内の入力ボックスに検索条件として所定のキーワードを入力し、検索実行を指示する。
ユーザから検索実行を指示されると、検索処理部44は、入力ボックスに入力された検索条件を取得し、取得した検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを検索キーワード記憶部32から取得する。例えば、取得した検索条件にキーワード「新刊図書」が含まれている場合であって、検索キーワード記憶部32において、該キーワードを含む分類2「新旧種別」と対応付けられた関連性情報により、該分類2「新旧種別」(A)と分類2「ジャンル」(B)とが関連することが示されているとする。かかる場合、検索処理部44は、分類2「ジャンル」(B)に含まれる分類3の文字列を検索キーワード記憶部32から取出す。
ここで、検索処理部44は、検索キーワード記憶部32からキーワードを取出す場合、検索に用いられた回数の多いキーワードを優先的に取出す。具体的には、ユーザにより入力されたキーワードを含む分類2のカテゴリと関連する分類2のカテゴリ内に複数の分類3の文字列が含まれる場合、これら複数の分類3の文字列の中から、使用頻度情報の値が大きい文字列を優先的に取出す。
例えば、ユーザにより入力されたキーワード「新刊図書」を含む分類2「新旧種別」(A)と、分類2「ジャンル」(B)とが関連しているとする。かかる場合、検索処理部44は、分類2「ジャンル」(B)に含まれる分類3の文字列「推理小説」、「ビジネス」、「車」、「音楽」、「英会話」の中から、使用頻度情報の値が大きい3つのキーワードを選択する。例えば、図6に示すように、各分類3の文字列に対応する使用頻度情報が、「推理小説」が「22」、「ビジネス」が「17」、「車」が「4」、「音楽」が「1」、「英会話」が「2」である場合、検索処理部44は、「推理小説」、「ビジネス」および「車」を検索キーワード記憶部32から取得する。
そして、検索処理部44は、検索キーワード記憶部32から取得した分類3の文字列をキーワードとして検索条件に追加する。ここで、ユーザにより入力されたキーワードに関連するキーワードとして、上記のように、同一の分類3に属する複数の文字列が取出された場合、検索処理部44は、これら複数の文字列を検索条件に1つずつ追加して、複数の検索条件を生成する。
例えば、ユーザにより入力されたキーワード「新刊図書」に関連するキーワードとして、「推理小説」、「ビジネス」および「車」を検索キーワード記憶部32から取出した場合、検索処理部44は、それぞれ「新刊図書&推理小説」、「新刊図書&ビジネス」、「新刊図書&車」の3つの検索条件を生成する。このように、検索処理部44は、ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを該検索条件に追加した検索条件を複数パターン生成する。
そして、ユーザにより入力されたキーワードと関連するキーワードを追加して生成された検索条件は、ブラウザ部43によって、無線部11および無線制御部41を介して検索サーバへと送信される。
また、検索処理部44は、ユーザにより入力された検索条件に複数のキーワードが含まれる場合には、これら複数のキーワードを含む分類2の各カテゴリに対応する関連性情報に、該カテゴリが、該検索条件に含まれるキーワードを含む他の分類2のカテゴリと関連することを示す情報を追加する。
例えば、ユーザにより入力された検索条件に3つのキーワード「新刊図書」、「ビジネス」、「新橋」が含まれているとする。かかる場合、検索処理部44は、これら3つのキーワードをそれぞれ含む分類2「新旧種別」(A)、「ジャンル」(B)、「地名」(C)の関連性情報に対して、各分類2が、他の分類2と関連することを示す情報を追加する。すなわち、検索処理部44は、分類2「新旧種別」(A)の関連性情報に対して、分類2「ジャンル」(B)及び分類2「地名」(C)と関連することを示す情報「B,C」を追加する。同様に、検索処理部44は、分類2「ジャンル」(B)の関連性情報に対して、分類2「新旧種別」(A)及び分類2「地名」(C)と関連することを示す情報「A,C」を追加する。同様に、検索処理部44は、分類2「地名」(C)の関連性情報に対して、分類2「新旧種別」(A)及び分類2「ジャンル」(B)と関連することを示す情報「A,B」を追加する。
次に、本実施例にかかる携帯端末装置1の具体的動作について説明する。先ず、キーワード抽出部47によるキーワード抽出処理の処理手順について説明する。図7は、キーワード抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、先ず、キーワード抽出部47は、所定の周期が到来したか否かを判定する(ステップS101)。具体的には、キーワード抽出部47は、時刻が午前3時になったか否かを判定する。かかる処理において、所定の周期が到来したと判定した場合(ステップS101肯定)、キーワード抽出部47は、使用履歴記憶部22の電子マネー履歴情報を参照する(ステップS102)。
具体的には、キーワード抽出部47は、先ず、電子マネー履歴情報の送信要求をICカード制御部46に行なう。続いて、ICカード制御部46は、かかる要求に基づき、ICカード20の制御部23に対して、電子マネー履歴情報の送信を要求する。続いて、かかる要求を受けた制御部23は、使用履歴記憶部22に記憶された電子マネー履歴情報をICカード通信部16,21を介してICカード制御部46へ送信する。そして、ICカード制御部46は、制御部23から取得した電子マネー履歴情報をキーワード抽出部47へ受け渡し、キーワード抽出部47は、取得した電子マネー履歴情報を参照する。
続いて、キーワード抽出部47は、電子マネー履歴情報の中に新たなキーワードが含まれているか否かを判定する(ステップS103)。すなわち、キーワード抽出部47は、電子マネー履歴情報の中に、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列であり、かつ、検索キーワードテーブルに未だ記憶されていない文字列が含まれているか否かを判定する。かかる処理において、電子マネー履歴情報の中に新たなキーワードが含まれていると判定した場合(ステップS103肯定)、キーワード抽出部47は、該新たなキーワードを検索キーワードテーブルに追加する(ステップS104)。
なお、キーワード抽出部47は、キーワードデータ管理テーブルに記憶されたマッチングパターンに適合する文字列が電子マネー履歴情報に含まれる場合には、該文字列を、該文字列に適合するマッチングパターンに対応する分類3の文字列に変換した上で、該変換した文字列が検索キーワードテーブルに未だ記憶されていないか否かを判定する。そして、変換した文字列が検索キーワードテーブルに未だ記憶されていない場合には、該変換した文字列を検索キーワードテーブルに追加する。
続いて、キーワード抽出部47は、使用履歴記憶部22の交通機関履歴情報を参照する(ステップS105)。具体的には、キーワード抽出部47は、電子マネー履歴情報を取得する場合と同様の処理を行い、使用履歴記憶部22から交通機関履歴情報を取得する。
続いて、キーワード抽出部47は、交通機関履歴情報の中に新たなキーワードが含まれているか否かを判定する(ステップS106)。すなわち、キーワード抽出部47は、交通機関履歴情報の中に、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列であり、かつ、検索キーワードテーブルに未だ記憶されていない文字列が含まれているか否かを判定する。かかる処理において、交通機関履歴情報の中に新たなキーワードが含まれていると判定した場合(ステップS106肯定)、キーワード抽出部47は、該新たなキーワードを検索キーワードテーブルに追加する(ステップS107)。
続いて、キーワード抽出部47は、使用履歴記憶部22のクーポン履歴情報を参照する(ステップS108)。具体的には、キーワード抽出部47は、電子マネー履歴情報を取得する場合と同様の処理を行い、使用履歴記憶部22からクーポン履歴情報を取得する。
続いて、キーワード抽出部47は、クーポン履歴情報の中に新たなキーワードが含まれているか否かを判定する(ステップS109)。すなわち、キーワード抽出部47は、クーポン履歴情報の中に、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列であり、かつ、検索キーワードテーブルに未だ記憶されていない文字列が含まれているか否かを判定する。かかる処理において、クーポン履歴情報の中に新たなキーワードが含まれていると判定した場合(ステップS109肯定)、キーワード抽出部47は、該新たなキーワードを検索キーワードテーブルに追加する(ステップS110)。
ステップS110の処理を終えたとき、或いは、ステップS101において所定の周期が到来していないとき(ステップS101否定)、ステップS103,S106,S109において新たなキーワードが使用履歴の中に含まれていないとき(ステップS103否定、ステップS106否定、ステップS109否定)、キーワード抽出部47は、処理をステップS101へ移行する。
続いて、履歴検索処理の処理手順について説明する。図8は、履歴検索処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、履歴検索処理を開始すると、検索処理部44は、検索条件が入力されたか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、検索処理部44は、ユーザによる操作部14への操作によって、所定の検索画面の入力ボックスに所定のキーワードが入力され、検索実行が指示されたか否かを判定する。かかる処理において、検索条件が入力されたと判定した場合(ステップS201肯定)、検索処理部44は、該検索条件を取得して、処理をステップS202へ移行する。
ステップS202において、検索処理部44は、取得した検索条件に複数のキーワードが含まれるか否かを判定する。かかる処理において、取得した検索条件に複数のキーワードが含まれると判定すると(ステップS202肯定)、検索処理部44は、これら複数のキーワードが属するカテゴリの組合せパターンを分析する(ステップS203)。そして、検索処理部44は、分析によって得られたカテゴリの組合せに基づき、検索キーワードテーブルに記憶された関連性情報の更新を行う(ステップS204)。
ステップS204の処理を終えたとき、または、ステップS202において検索条件に複数のキーワードが含まれていないとき(ステップS202否定)、検索処理部44は、検索キーワードテーブルに記憶された関連性情報に基づき、ユーザにより入力された検索条件にキーワードを追加する(ステップS205)。具体的には、検索処理部44は、ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードに関連するキーワードを検索キーワードテーブルから取得して、検索条件に追加する。
続いて、検索処理部44は、ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードに関連するキーワードを追加して生成した検索条件に基づき、検索を実行する(ステップS206)。具体的には、検索処理部44は、生成した検索条件をブラウザ部43へと受け渡す。これにより、検索処理部44により生成された検索条件は、ブラウザ部43によって、無線部11および無線制御部41を介して検索サーバへと送信され、検索サーバによって、該検索条件に基づくネットワーク上の情報検索が行われる。情報検索を終えると、検索サーバは、検索結果をネットワークを介して携帯端末装置1へ送信する。そして、検索サーバにより送信された検索結果は、無線部11および無線制御部41を介してブラウザ部43により取得される。
続いて、表示制御部45は、検索処理部44により生成された検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数をLCD15に表示する(ステップS207)。ここで、検索処理部44により複数の検索条件が生成された場合、表示制御部45は、検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数を検索条件ごとにLCD15に表示する。
続いて、検索処理部44は、検索結果の選択操作がなされたか否かを判定する(ステップS208)。具体的には、検索処理部44は、LCD15に表示された検索条件の中から一の検索条件を選択する操作が操作部14を用いてなされたか否かを判定する。かかる処理において、検索結果の選択操作がなされたと判定すると(ステップS208肯定)、表示制御部45は、選択された検索結果の詳細をLCD15に表示する(ステップS209)。
続いて、検索処理部44は、ステップS208において選択された検索条件に含まれるキーワードの使用頻度情報を更新する(ステップS210)。すなわち、検索処理部44は、複数の検索条件を生成した場合であっても、詳細情報がユーザにより閲覧された検索結果に対応する検索条件に含まれるキーワードの使用頻度情報のみを更新する。
ステップS210の処理を終えたとき、あるいは、ステップS208において検索結果の選択操作がなされていないとき(ステップS208否定)、制御部40は、履歴検索処理を終了する。
ここで、図9〜図10−2を参照して、ユーザが入力した検索条件に複数のキーワードが含まれている場合における履歴検索処理について一例を挙げて具体的に説明する。図9は、ユーザが入力した検索条件に複数のキーワードが含まれている場合における履歴検索処理の具体例を説明するための図である。また、図10−1は、検索キーワードテーブルの関連性情報が更新される場合について説明するための図であり、図10−2は、検索キーワードテーブルの使用頻度情報が更新される場合について説明するための図である。
図9に示すように、「新刊図書」、「ビジネス」、「新橋」の3つのキーワードを含んだ検索条件「新刊図書&ビジネス&新橋」をユーザから取得したとする(ステップS301)。かかる場合、検索処理部44は、先ず、カテゴリの組合せパターンを分析する(ステップS302)。具体的には、検索処理部44は、検索キーワードテーブルにおいて分類3として記憶されている上記キーワード「新刊図書」、「ビジネス」、「新橋」について、各キーワードのカテゴリを特定する。
すなわち、検索処理部44は、検索キーワードテーブルを参照して、キーワード「新刊図書」のカテゴリが、分類1「本」の分類2「新旧種別」(A)であることを特定する。同様に、検索処理部44は、検索キーワードテーブルを参照して、キーワード「ビジネス」のカテゴリが、分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)であることを特定し、キーワード「新橋」のカテゴリが、分類1「通勤」の分類2「地名」(C)であることを特定する。これにより、検索処理部44は、ユーザから取得した検索条件に含まれる各キーワードのカテゴリの組合せパターンが、「(A)本:新旧種別 (B)本:ジャンル (C)通勤:地名」であることを特定する。
続いて、ステップS302において特定したカテゴリの組合せパターンに基づき、関連性情報を検索キーワードテーブルに追加する(ステップS303)。具体的には、検索処理部44は、特定した分類2のカテゴリ同士が互いに関連することを示す情報を、各分類2のカテゴリに対応する関連性情報に追加する。
すなわち、検索処理部44は、分類1「本」の分類2「新旧種別」(A)に対応する関連性情報に、分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)および分類1「通勤」の分類2「地名」(C)と関連することを示す情報「B,C」を追加する。また、検索処理部44は、分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)に対応する関連性情報に、分類1「本」の分類2「新旧種別」(A)および分類1「通勤」の分類2「地名」(C)と関連することを示す情報「A,C」を追加する。また、検索処理部44は、分類1「通勤」の分類2「地名」(C)に対応する関連性情報に、分類1「本」の分類2「新旧種別」(A)および分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)と関連することを示す情報「A,B」を追加する。
かかる処理により、図10−1に示すように、検索キーワードテーブルには、分類1「本」の分類2「新旧種別」(A)に対応する関連性情報に「B,C」が追加される。同様に、検索キーワードテーブルには、分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)に対応する関連性情報に「A,C」が追加され、分類1「通勤」の分類2「地名」(C)に対応する関連性情報に「A,B」が追加される。
続いて、検索処理部44は、ユーザから取得した検索条件に対して、該検索条件に含まれるキーワードに関連するキーワードを追加する(ステップS304)。ここで、検索処理部44は、ユーザにより入力された検索条件に複数のキーワードが含まれる場合には、
カテゴリの組合せパターンが該検索条件と同一の検索条件を複数生成する。
例えば、検索処理部44は、ユーザから入力された検索条件「新刊図書&ビジネス&新橋」のうち、キーワード「ビジネス」に代えて、同一の分類2「ジャンル」(B)内のキーワード「推理小説」とし、キーワード「新橋」に代えて、同一の分類2「地名」(C)内のキーワード「川崎」とした検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」を生成する。同様に、検索処理部44は、ユーザから入力された検索条件「新刊図書&ビジネス&新橋」のうち、キーワード「新橋」に代えて、同一の分類2「地名」(C)のキーワード「川崎」とした検索条件「新刊図書&ビジネス&川崎」を生成する。
続いて、検索処理部44は、ステップS304において生成した検索条件をブラウザ部43に受け渡し、ブラウザ部43により無線部11および無線制御部41を介して検索サーバへ送信する。そして、検索サーバから検索結果を取得すると、表示制御部45は、各検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数をLCD15に表示する(ステップS305)。これにより、LCD15には、例えば、「新刊図書&ビジネス&新橋 10件」、「新刊図書&推理小説&川崎 20件」、「新刊図書&ビジネス&川崎 30件」など、各検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数が表示される。
各検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数がLCD15に表示されると、ユーザは、その中から閲覧したい検索結果を操作部14を操作して選択する。例えば、ユーザは、検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」の検索結果を閲覧したい場合には、LCD15に表示された「新刊図書&推理小説&川崎 20件」の欄を操作部14を操作して選択する。
ユーザによる選択操作が行われると、表示制御部45は、ユーザにより選択された検索結果の詳細をLCD15に表示する(ステップS306)。これにより、LCD15には、ユーザにより選択された検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」に対応する検索結果として、「AAAの謎 川崎書店」、「BBBの宿 川崎書店」、「CCCの旅 川崎書店」等がLCD15に表示される。
続いて、検索処理部44は、検索キーワードテーブルに記憶された使用頻度情報のうち、ユーザにより選択された検索条件に含まれるキーワードの使用頻度情報を更新する(ステップS307)。具体的には、検索処理部44は、ユーザにより選択された検索条件に含まれるキーワード「新刊図書」、「推理小説」、「川崎」の使用履歴情報をそれぞれ1ずつ加算する。これにより、図10−2に示すように、検索キーワードテーブルは、キーワード「新刊図書」に対応する使用頻度情報が「44」から「45」に更新される。同様に、検索キーワードテーブルは、キーワード「推理小説」に対応する使用頻度情報が「22」から「23」に更新され、キーワード「川崎」に対応する使用頻度情報が「27」から「28」に更新される。かかる処理を終えたとき、制御部40は、履歴検索処理を終了する。
続いて、図11を参照して、ユーザが入力した検索条件にキーワードが1つしか含まれていない場合における履歴検索処理について一例を挙げて具体的に説明する。図11は、ユーザが入力した検索条件にキーワードが1つしか含まれていない場合における履歴検索処理の具体例を説明するための図である。
図11に示すように、「新刊図書」のみをキーワードとして含んだ検索条件「新刊図書」をユーザから取得したとする(ステップS401)。かかる場合、検索処理部44は、先ず、検索キーワードテーブルに記憶された関連性情報に基づき、取得した検索条件に含まれるキーワードと関連するカテゴリを特定する(ステップS402)。具体的には、検索処理部44は、図10−2に示すように、取得したキーワード「新刊図書」が属する分類2「新旧種別」の関連性情報「B,C」を参照する。これにより、検索処理部44は、分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)および分類1「通勤」の分類2「地名」(C)をキーワード「新刊図書」と関連するカテゴリとして特定する。
続いて、検索処理部44は、検索キーワードテーブルに記憶された使用頻度情報に基づき、ユーザにより入力されたキーワード「新刊図書」に関連するキーワードを検索条件に追加する(ステップS403)。具体的には、検索処理部44は、ステップS402において、キーワード「新刊図書」に関連するカテゴリとして特定したカテゴリ内のキーワードから、使用頻度情報の値が大きいキーワードを優先的に取出して、検索条件に追加する。
すなわち、検索処理部44は、分類1「本」の分類2「ジャンル」(B)に属する分類3のキーワード「推理小説」、「ビジネス」、「車」、「音楽」、「英会話」の中で、使用頻度情報の値が高い3つのキーワード「推理小説」、「ビジネス」、「車」を検索条件に追加する。また、検索処理部44は、分類1「通勤」の分類2「地名」(C)に属する分類3のキーワード「川崎」、「新橋」の中で、使用頻度情報の値が高いキーワード「川崎」を検索条件に追加する。
このようにして、検索処理部44は、ユーザにより入力されたキーワード「新刊図書」に関連するキーワードを追加した複数の検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」、「新刊図書&ビジネス&川崎」、「新刊図書&車&川崎」を生成する。続いて、検索処理部44は、生成した検索条件をブラウザ部43に受け渡し、ブラウザ部43により無線部11および無線制御部41を介して検索サーバへ送信する。そして、検索サーバから検索結果を取得すると、表示制御部45は、各検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数をLCD15に表示する(ステップS404)。これにより、LCD15には、例えば、「新刊図書&推理小説&川崎 20件」、「新刊図書&ビジネス&川崎 30件」、「新刊図書&車&川崎 5件」など、各検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数が表示される。
各検索条件および該検索条件に対応する検索ヒット数がLCD15に表示されると、ユーザは、その中から閲覧したい検索結果を操作部14を操作して選択する。例えば、ユーザは、検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」の検索結果を閲覧したい場合には、LCD15に表示された「新刊図書&推理小説&川崎 20件」の欄を操作部14を操作して選択する。
ユーザによる選択操作が行われると、表示制御部45は、ユーザにより選択された検索結果の詳細をLCD15に表示する(ステップS405)。これにより、LCD15には、ユーザにより選択された検索条件「新刊図書&推理小説&川崎」に対応する検索結果として、「AAAの謎 川崎書店」、「BBBの宿 川崎書店」、「CCCの旅 川崎書店」等がLCD15に表示される。
続いて、検索処理部44は、検索キーワードテーブルに記憶された使用頻度情報のうち、ユーザにより選択された検索条件に含まれるキーワードの使用頻度情報を更新する(ステップS406)。具体的には、検索処理部44は、ユーザにより選択された検索条件に含まれるキーワード「新刊図書」、「推理小説」、「川崎」の使用履歴情報をそれぞれ1ずつ加算する。かかる処理を終えたとき、制御部40は、履歴検索処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、先ず、ユーザの嗜好や行動パターンに応じたキーワードをICカード20の使用履歴から抽出して検索キーワードテーブルに記憶しておく。そして、本実施例では、ユーザにより所定のキーワードが入力された場合に、該キーワードに関連するキーワードを検索キーワードテーブルの中から取出して検索条件に追加し、検索を実行する。これにより、ユーザには、ネットワーク上に存在する膨大な量の情報の中から、該ユーザの嗜好や行動パターンに適した情報だけが検索結果として提示されるため、ユーザは、所望の情報に素早く辿りつくことができる。したがって、本実施例では、ユーザ個人の嗜好や行動パターンに適した検索を行うことができる。
また、本実施例において、検索キーワードテーブルは、使用履歴記憶部22から抽出したキーワードを、該キーワードが検索に用いられた回数と対応付けて記憶する。そして、本実施例では、ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを検索キーワードテーブルから取得する場合に、検索に用いられた回数の多いキーワードを優先的に取得する。そのため、本実施例では、ユーザの嗜好により適した検索結果をユーザに提示することができる。
また、本実施例において、検索キーワードテーブルは、使用履歴記憶部22から抽出したキーワードを複数のカテゴリに分類するとともに、該キーワードが属するカテゴリと他のカテゴリとの関連性を示す関連性情報と対応付けて記憶する。そして、本実施例では、ユーザにより入力された検索条件に複数のキーワードが含まれる場合、複数のキーワードがそれぞれ属するカテゴリの関連性情報に対して、該カテゴリが該検索条件に含まれる他のキーワードが属するカテゴリと関連することを示す情報を追加する。このように、本実施例では、ユーザが過去に使用した検索条件に基づいて関連性情報を生成する。すなわち、本実施例では、各カテゴリ同士の関連性として、一般的な関連性ではなく該ユーザ固有の関連性を用いることにより、ユーザの嗜好や行動パターンにより適した検索結果をユーザに提示することができる。
また、本実施例では、ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを該検索条件に追加した検索条件を複数パターン生成するため、ユーザの嗜好や行動パターンに適した検索結果を該ユーザに対してより確実に提示することができる。
ところで、実施例2における携帯端末装置1の機能をソフトウェアとして実装し、該ソフトウェアを携帯端末装置で実行することにより、携帯端末装置1と同等の機能を実現することもできる。以下に、携帯端末装置1の機能をソフトウェアとして実装した待受画像切替プログラムを実行する携帯端末装置の一例を示す。図12は、情報検索プログラムを実行する携帯端末装置を示すブロック図である。
図12に示すように、携帯端末装置600は、無線部610、スピーカ620、マイク630、操作部640、LCD650、ICカード660とを備える。これらは、図3に示す無線部11、スピーカ12、マイク13、操作部14、LCD15、ICカード20に対応する。また、携帯端末装置600は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)670と、各種情報を記憶する不揮発性メモリ680及びRAM(Random Access Memory)690とを備える。また、携帯端末装置600は、これらをバス700により相互に接続する。
そして、不揮発性メモリ680には、本実施例と同様の機能を発揮する情報検索プログラム、すなわち、キーワード抽出プログラム681と、キーワード記憶プログラム682と、検索処理プログラム683とが記憶される。
そして、CPU670が、キーワード抽出プログラム681、キーワード記憶プログラム682、検索処理プログラム683を不揮発性メモリ680から読み出してRAM690に展開することにより、各プログラム681〜683は、それぞれキーワード抽出プロセス691、キーワード記憶プロセス692、検索処理プロセス693として機能する。このように、CPU670は、図3に示す制御部40に相当する。
また、不揮発性メモリ680は、検索キーワード記憶部684を有する。CPU670は、検索キーワード記憶部684に記憶された情報を読み出して、RAM690に格納し、プロセス691〜693が、RAM690に格納されたデータを利用して各種処理を実行する。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上記各実施例では、ユーザによる使用履歴の一例として、内蔵するICカード20に記憶される電子マネー等の使用履歴を用いた場合について説明したが、これに限ったものではない。例えば、ユーザデータ記憶部31に記憶された発信履歴データや着信履歴データ、スケジュール帳データ、アドレス帳データや電子メールデータ等をユーザによる使用履歴として用いることもできる。かかる場合には、ユーザデータ記憶部31が、ユーザによる使用履歴を記憶する履歴情報記憶部に相当する。
具体的には、図13に示すように、キーワード抽出部47は、ユーザデータ記憶部31に記憶された情報の中から、予め決められた所定の文字列をキーワードとして抽出する。例えば、検索処理部44は、発信履歴データを参照して、過去1週間に発信した相手の名称の中から、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列をキーワードとして抽出する。例えば、検索処理部44は、過去1週間に発信した相手の名称の中に、キーワードデータ管理テーブルに記憶された文字列である「餃子のBB」が含まれている場合、該文字列「餃子のBB」を分類3の文字列「中華」に変換し、キーワードとして抽出する。
このように、ICカード20の使用履歴だけではなく、発信履歴等を用いた場合であっても、ICカード20の使用履歴を用いた場合と同様に、ユーザ個人の嗜好や行動パターンに適した検索を行うことができる。
また、キーワードデータ管理テーブルの内容は、定期的に更新されるようにしてもよい。例えば、図14に示すように、制御部40は、1ヶ月に1回、ネットワークを介して接続される所定のサーバ装置から最新のキーワードデータを無線部11および無線制御部41を介して取得し、キーワードデータ記憶部33に記憶されたキーワードデータ管理テーブルを更新する。
このように、キーワードデータ管理テーブルの内容を定期的に更新することにより、時代の流れや流行等に影響されることなく、使用履歴記憶部22やユーザデータ記憶部31に記憶された使用履歴からユーザの嗜好や行動パターンに応じたキーワードを抽出できる。すなわち、例えば、新設されたばかりの駅をユーザが利用した場合であっても、キーワードデータ管理テーブルの内容を更新し、該駅の駅名を反映させておくことで、使用履歴記憶部22から該駅名をキーワードとして抽出することができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)検索サーバに対して情報検索を要求する携帯端末装置であって、
ユーザによる使用履歴を記憶する履歴情報記憶部と、
前記履歴情報記憶部に記憶された使用履歴の中から、予め決められた所定の文字列をキーワードとして抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードを他のキーワードとの関連性を示す関連性情報と対応付けて記憶するキーワード記憶部と、
前記ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを前記キーワード記憶部から取得し、前記検索条件に追加する検索処理部と
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)外部読取装置との間で非接触データ通信を行う非接触IC部をさらに備え、
前記履歴情報記憶部は、前記外部読取装置と前記非接触IC部との間で送受信されたデータを前記ユーザによる使用履歴として記憶する
ことを特徴とする付記1に記載の携帯端末装置。
(付記3)前記キーワード記憶部は、前記キーワードが検索に用いられた回数を該キーワードと対応付けて記憶し、
前記検索処理部は、前記ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを前記キーワード記憶部から取得する場合に、検索に用いられた回数の多いキーワードを優先的に取得する
ことを特徴とする付記1または2に記載の携帯端末装置。
(付記4)前記キーワード記憶部は、前記キーワードを複数のカテゴリに分類するとともに、該キーワードが属するカテゴリと他のカテゴリとの関連性を示す関連性情報と対応付けて記憶し、
前記検索処理部は、前記ユーザにより入力された検索条件に複数のキーワードが含まれる場合、前記複数のキーワードがそれぞれ属するカテゴリの関連性情報に対して、該カテゴリが前記検索条件に含まれる他のキーワードが属するカテゴリと関連することを示す情報を追加する
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の携帯端末装置。
(付記5)前記検索処理部は、前記ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを該検索条件に追加した検索条件を複数パターン生成することを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載の携帯端末装置。
(付記6)情報を表示する表示部をさらに備え、
前記検索処理部は、生成した複数の検索条件に対応する検索結果のうち、ユーザからの指示により選択された一の検索条件に対応する検索結果を前記表示部に表示する
ことを特徴とする付記5に記載の携帯端末装置。
(付記7)前記検索処理部は、前記ユーザからの指示により一の検索条件が選択された場合、該検索条件に含まれるキーワードと対応付けて前記キーワード記憶部に記憶された、該キーワードが検索に用いられた回数に1を加算することを特徴とする付記6に記載の携帯端末装置。
(付記8)検索サーバに対して情報検索を要求する携帯端末装置における情報検索方法であって、
前記携帯端末装置が、
ユーザによる使用履歴を記憶する履歴情報記憶部に記憶された使用履歴の中から、予め決められた所定の文字列をキーワードとして抽出するキーワード抽出ステップと、
前記キーワード抽出ステップにおいて抽出したキーワードを他のキーワードとの関連性を示す関連性情報と対応付けてキーワード記憶部に記憶するキーワード記憶ステップと、
前記ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを前記キーワード記憶部から取得し、前記検索条件に追加する検索処理ステップと
を含んだことを特徴とする情報検索方法。
(付記9)検索サーバに対して情報検索を要求する情報検索プログラムであって、
ユーザによる使用履歴を記憶する履歴情報記憶部に記憶された使用履歴の中から、予め決められた所定の文字列をキーワードとして抽出するキーワード抽出手順と、
前記キーワード抽出手順により抽出されたキーワードを他のキーワードとの関連性を示す関連性情報と対応付けてキーワード記憶部に記憶するキーワード記憶手順と、
前記ユーザにより入力された検索条件に含まれるキーワードと関連するキーワードを前記キーワード記憶部から取得し、前記検索条件に追加する検索処理手順と
を携帯端末装置に実行させることを特徴とする情報検索プログラム。