JP2009087151A - 情報提供システム、情報提供装置、携帯端末、情報提供方法及びプログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、携帯端末、情報提供方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの現在の状況に応じた情報の提供を行うことである。
【解決手段】情報提供システムは、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップ(ステップS1)と、スケジューラが管理する予定の情報から地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップ(ステップS2〜ステップS3)と、状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、により処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザに情報を提供する情報提供システム、情報提供装置、携帯端末、情報提供方法及びプログラムに関するものである。
ユーザにとって有益な情報を提供する装置として、周辺施設の情報を提供する周辺施設検索装置がある(例えば特許文献1参照)。この周辺施設検索装置では、ユーザの現在位置から近い位置に存在する施設の情報を提供している。すなわち、「近さ」を基準に情報提供している。
特開2007−108143号公報
ところで、ユーザが提供して欲しいと思う情報は、そのユーザの現在の状況に応じて変化する。しかし、特許文献1等の技術に代表される施設情報提供装置は、ユーザの現在位置といった、常に固定されたユーザの情報、すなわちどのユーザに対しても同じ情報を基に、施設の情報を提供するものであるから、ユーザの現在の状況を反映した情報を提供することはできない。これでは、ユーザへの情報提供の有益性は少なくなる。
また、ユーザが同じ目的で利用する施設であっても、施設カテゴリが異なる場合には、各施設カテゴリを指定してから、ユーザが目的に応じた施設を検索しなければならなかった。すなわち、ユーザ自身で操作しない限り、施設カテゴリを越えて、同じ目的で利用する施設を検索することはできなかった。
本発明では、ユーザの現在の状況に応じた情報の提供を行うことである。
前記課題を解決するために、本発明に係る請求項1に記載の情報提供システムは、携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、前記情報提供装置が、施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段を備え、前記携帯端末が、ユーザに提供する情報を出力する出力部を備え、前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段と、前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、を備え、前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載の情報提供システムは、請求項1に記載の情報提供システムにおいて、前記ユーザによる検索履歴は、ユーザによる情報検索の目的及び観点の履歴であることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項3に記載の情報提供システムは、請求項1又は2に記載の情報提供システムにおいて、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の目的の情報とを対応付けて蓄積する第1情報蓄積手段と、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の目的の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の観点の情報とを対応付けて蓄積する第2情報蓄積手段と、初期情報として、予めユーザの状況の情報とユーザによる施設の情報の検索の目的の情報とが対応付けられて登録されている第1初期情報記憶手段と、初期情報として、予めユーザの状況の情報とユーザによる施設の情報の検索の目的及び観点の情報とが対応付けられて登録されている第2初期情報記憶手段と、各観点の情報と、該観点の情報毎に予め用意している施設の情報のリストとが対応付けられて登録されている施設リスト記憶手段と、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始したときに、前記第1情報蓄積手段に蓄積情報がある場合には、前記第1情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応する目的の情報を抽出し、その抽出した目的の情報の順位を該第1情報蓄積手段における蓄積情報の数に応じて決定し、その順位に応じて目的の情報のリストを作成し、前記第1情報蓄積手段に蓄積情報がない場合には、前記第1初期情報記憶手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応する目的の情報を抽出し、予め定められている順位に応じて目的の情報のリストを作成する目的情報リスト作成手段と、前記目的情報リスト作成手段が作成した目標の情報のリストを前記携帯端末の出力部からユーザに提供する目的情報リスト提供手段と、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが目的の情報を選択した場合において、前記第2情報蓄積手段に蓄積情報がある場合、前記第2情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記ユーザが選択した目的の情報に対応する観点の情報を抽出し、その抽出した観点の情報の順位を該第2情報蓄積手段における蓄積情報の数に応じて決定し、その順位に応じて観点の情報のリストを作成し、前記第2情報蓄積手段に蓄積情報がない場合、前記第2初期情報記憶手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記ユーザが選択した目的の情報に対応する観点の情報を抽出し、予め定められている順位に応じて観点の情報のリストを作成する観点情報リスト作成手段と、前記観点情報リスト作成手段が作成した観点の情報のリストを前記携帯端末の出力部からユーザに提供する観点情報リスト提供手段と、前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが観点の情報を選択した場合、前記施設リスト記憶手段を参照して、前記ユーザが選択した観点の情報に対応する施設の情報のリストを抽出する施設情報リスト抽出手段と、前記施設情報リスト抽出手段が抽出した施設の情報のリストを基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、を備え、前記第1情報蓄積手段が、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報を、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応付けて記憶し、前記第2情報蓄積手段が、前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報リストからユーザが選択した観点の情報を、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報に対応付けて記憶することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項4に記載の情報提供システムは、請求項3に記載の情報提供システムにおいて、前記観点情報リスト作成手段が、前記地域特定手段が特定した地域と同一の地域についての前記状況の情報の蓄積の数が所定数以上の場合、前記第2情報蓄積手段を参照した観点の情報のリストの作成をし、前記地域特定手段が特定した地域と同一の地域についての前記状況の情報の数が所定数未満の場合、前記第2初期情報記憶手段を参照した観点の情報のリストの作成をすることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項5に記載の情報提供システムは、請求項3又は4に記載の情報提供システムにおいて、前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、前記施設情報リスト抽出手段が抽出した施設の情報のリストにおける該施設の情報の順位を、ユーザの嗜好に合致するように補正する補正手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項6に記載の情報提供システムは、請求項5に記載の情報提供システムにおいて、前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、前記携帯端末の出力部から提供した施設の情報リストからユーザが選択したものを、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが選択した観点の情報に対応付けて蓄積する第3情報蓄積手段を備え、前記補正手段が、前記第3情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが選択した目的の情報の蓄積情報の数が多くなるほど、対応付けられる施設の情報の順位を前記施設の情報のリストにおいて高くすることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項7に記載の情報提供システムは、請求項1〜6の何れか1項に記載の情報提供システムにおいて、前記施設の情報を順位付けしたリストを、地図上に表示される複数の施設の情報に変換してユーザに提供しており、前記地図上において、順位が低い施設の情報の一部を削除又は全てを削除することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項8に記載の情報提供装置は、携帯端末を介してユーザに情報を提供する情報提供装置であって、施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段と、ユーザが前記携帯端末を操作して、施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段と、前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、前記提供情報作成手段が作成した施設の情報を前記携帯端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項9に係る情報提供装置は、携帯端末を介してユーザに情報を提供する情報提供装置であって、前記携帯端末が、ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段を備えており、施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段と、ユーザが前記携帯端末を操作して、施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、前記提供情報作成手段が作成した施設の情報を前記携帯端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項10に記載の携帯端末は、情報提供装置から提供される情報をユーザに出力する携帯端末であって、前記情報提供装置が、施設の情報及び地図情報を保持及び管理しており、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段と、前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報提供装置が保持する情報を用いて、ユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、前記提供情報作成手段が作成した施設の情報を外部出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項11に記載の情報提供方法は、携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムを用いてユーザに情報を提供する情報提供方法であって、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップと、予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップと、前記状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項12に記載のプログラムは、携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムを用いてユーザに情報を提供するプログラムであって、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップと、予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップと、前記状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、を携帯端末に実行させることを特徴とするプログラム。
本発明によれば、ユーザの過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、ユーザに施設の情報を提供することができ、ユーザの現在の状況に最適な施設の情報を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
本実施形態は、本発明を適用した情報提供システムである。
図1は、情報提供システムの構成を示す構成図である。
図1に示すように、情報提供システムは、携帯電話等によって構成される移動通信端末200と、ユーザに情報を提供するサーバ(情報提供サーバ)10とを備える。
サーバ10は、大別して、地図機能部20、履歴管理部40、スケジューラ60、優先度決定部80及び通信機能部11を備える。
地図機能部20は、地図DB(データベース)21、施設DB22、施設カテゴリDB23、人気度DB24、ブックマークDB25、地図管理部26、施設表示部27、施設ブックマーク管理部28及び重複施設表示部29を備える。ここで、地図DB21、施設DB22、施設カテゴリDB23、人気度DB24及びブックマークDB25には、各種情報が記憶されており、地図管理部26、施設表示部27、施設ブックマーク管理部28及び重複施設表示部29が、これら各DB21〜25の記憶情報を参照して各種処理を行う。地図機能部20のこれらの構成部の具体的処理内容等については後述する図3及び図4の処理手順の説明に併せて詳しく説明する。
履歴管理部40は、履歴DB41、履歴検索部42及び履歴蓄積部43を備える。ここで、履歴DB41には、ユーザの履歴情報が記憶されており、履歴検索部42及び履歴蓄積部43が、この履歴DB41に対して各種処理を行う。履歴管理部40のこれらの構成部の具体的処理内容等については後述する図3及び図4の処理手順の説明に併せて詳しく説明する。
スケジューラ60は、スケジュール蓄積DB61及びスケジュール管理部62を備える。ここで、スケジュール蓄積DB61には、ユーザの予定が登録されており、スケジュール管理部62が、このスケジュール蓄積DB61に記憶されている予定の情報を管理している。スケジューラ60のこれらの構成部の具体的処理内容等については後述する図3及び図4の処理手順の説明に併せて詳しく説明する。
優先度決定部80は、状況DB81、目的DB82、目的初期DB83、場所観点初期DB84、観点DB85、観点初期DB86、状況特定部87、目的特定部88、場所訪問回数特定部89、観点特定部90及び施設カテゴリ決定部91を備える。ここで、状況DB81、目的DB82、目的初期DB83、場所観点初期DB84、観点DB85及び観点初期DB86には、各種情報が記憶されており、状況特定部87、目的特定部88、場所訪問回数特定部89、観点特定部90及び施設カテゴリ決定部91が、これら各DB81〜86の記憶情報を参照して各種処理を行う。優先度決定部80のこれらの構成部の具体的処理内容等については後述する図3及び図4の処理手順の説明に併せて詳しく説明する。
通信部11は、移動通信端末200との間で各種データの送受信を行う。
サーバ10は、物理的には、図2に示すように、CPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、ハードディスク等の補助記憶装置105、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104等を含むコンピュータシステムとして構成される。
図1において説明したサーバ10の各構成部は、図2に示すCPU101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
移動通信端末200は、表示部201、制御部202、通信部203及び操作部204を備える。ここで、表示部201は、ユーザに情報を提示するためのモニタ等であり、制御部202により表示制御される。また、操作部204は、ユーザにより手動操作される。また、通信部103は、サーバ10との間で各種データの送受信を行う。この移動通信端末200も、サーバ10と同様に、CPU、RAM、ROM等のハードウェアから構成されており、プログラムにしたがって、前述の各機能が実行される。移動通信端末200のこれらの構成部の具体的処理内容等については後述する図3及び図4の処理手順の説明に併せて詳しく説明する。
図3及び図4は、サーバ10及び移動通信端末200の処理(主にはサーバ10の処理)を示すフローチャートである。
図3に示すように、処理を開始すると、先ずステップS1において、地図検索の検索場所を特定する。
具体的には、移動通信端末200では、ユーザが操作部204を操作して地図検索(場所の検索)を開始した場合(ユーザが施設検索機能を立ち上げたタイミングで)、制御部202は、ユーザが操作部204を操作し検索しようとしている地域の情報(位置情報等)を通信部203を介してサーバ10に送信する。サーバ10では、通信部11を介してユーザが検索しようとしている地域の情報を受信し、地図管理部26が、その地域の情報に対応する地図データを地図DB21から取得する。そして、サーバ10は、その取得した地図データを通信部11を介して、移動通信端末200に送信する。移動通信端末200では、制御部202が、通信部203を介して取得した地図データを基に、表示部201に地図を表示する。すなわち、ユーザが検索対象としている地図を表示する。そして、制御部202は、ユーザが操作部204を操作した場合、そのユーザによる操作部204の操作から地図表示における検索場所(検索地域)を特定して、その特定した検索場所の情報を通信部203を介してサーバ10に送信する。サーバ10では、通信部11を介してユーザによる検索場所の情報を受信し、検索対象としている地図内における検索場所を特定する。
続いてステップS2において、スケジュール管理部62は、前記ステップS1で特定した検索場所について登録されている直近の予定(将来の直近の予定)を抽出する。
具体的には、スケジュール蓄積DB61には、ユーザが登録した予定の情報が記憶されており、スケジュール管理部62は、そのスケジュール蓄積DB61の記憶情報を参照して、前記ステップS1で特定した検索場所について登録されている直近の予定の情報を抽出する。例えば、スケジュール管理部62は、スケジュール蓄積DB61に記憶されている予定の情報のうち、前記検索場所と関連性のある予定の情報を抽出する。例えば、スケジュール蓄積DB61に直近の予定の情報として「12:00〜13:00 溜池山王に出張」といった情報が記憶されている場合に、検索場所が溜池山王であったときには、「12:00〜13:00 溜池山王に出張」の情報を抽出する。また、予定の情報は、移動通信端末200により直接入力されたり、パーソナルコンピュータ等によりweb上で入力されたりしたものである。
続いてステップS3において、状況特定部87は、前記ステップS2で抽出した予定カテゴリに対応するユーザの「状況」の情報を状況DB81の記憶情報を参照して特定する。
具体的には、状況DB81には、スケジュール蓄積DB61に記憶されている予定の情報がカテゴリ分けされて記憶されるとともに、そのカテゴリと「状況」の情報とが対応付けされて記憶されている。これにより、状況特定部87は、状況DB81の記憶情報を参照して、前記ステップS2で抽出した予定カテゴリに対応するユーザの「状況」の情報を特定する。例えば、抽出した予定の情報が前述のように「12:00〜13:00 溜池山王に出張」である場合、「状況」の情報として「出張」を抽出する。
また、状況DB81における情報の検索については、「状況」の情報として「出張」等を予め各項目に分けしておくことで、「状況」の情報の具体的内容(「出張」等)を特定することができる。また、所定のルールで文字検索を行うマッチング処理を用いて状況DB81から「状況」の情報(例えば文章中から情報)を特定しても良い。なお、以下の説明においても、DB(データベース)における情報の検索又は特定方法については、検索し易いように予め項目分けしていても良く、またそのような項目分けをすることなく、所定のルールによるマッチング処理により情報を検索又は特定しても良い。
続いてステップS4において、履歴検索部42は、前記ステップS3で特定したユーザの「状況」の情報(例えば「出張」)と同様な履歴が存在するか否かを判定する。
具体的には、履歴DB41には、ユーザのこれまでの予定(予定カテゴリ)の情報に対応する過去の「状況」の情報が蓄積されている。これにより、履歴検索部42は、履歴DB41の記憶情報を参照して、前記ステップS3で特定したユーザの「状況」の情報と同様な履歴が存在するか否かを判定する。ここで、履歴が存在する場合、ステップS6に進み、履歴が存在しない場合、ステップS5に進む。
ステップS5では、目的特定部88は、ユーザの「状況」の情報の履歴が存在しないことから、目的初期DB83に予め登録されている、各「目的」の情報のデフォルトの優先度を抽出する。そして、ステップS7に進む。
ステップS6では、目的特定部88又は履歴検索部42は、ユーザの履歴を参照し、同条件下の「目的」の情報の利用頻度から優先度を抽出する。
具体的には、履歴DB41には、ユーザのこれまでの「状況」の情報と、該「状況」下でユーザが過去に選択した「目的」の情報とを対応付けて記憶されている。ここで、「目的」の情報とは、施設を検索する目的、すなわち施設の利用目的の情報であり、例えば、「休憩できる施設」、「お金を下ろせる施設」、「遊べる施設」や「食事をできる施設」等である。また、「休憩できる施設」としては、「カフェ」、「本屋」や「デパート」等があり、「お金を下ろせる施設」としては、「郵便局」、「銀行」や「コンビニ」等があり、「遊べる施設」としては、「映画館」や「バッティングセンター」等があり、「食事をできる施設」としては、「レストラン」、「カフェ」や「すし屋」等がある。
なお、「目的」の情報は、これらの例に限定されるものではない。また、「目的」の情報は、サーバ10側で予め用意されている情報であっても良く、ユーザ入力により登録された情報であっても良い。
これにより、目的特定部88又は履歴検索部42は、履歴DB41の記憶情報を参照して、前記ステップS4で履歴が存在するとされた「状況」の情報に対応する「目的」の情報を抽出する。例えば、履歴DB41にて、「状況」の情報である「出張」に、「目的」の情報として「休憩できる施設」が対応付けされて記憶されている場合には、「出張」に対応する「休憩できる施設」を抽出する。
そして、目的特定部88は、「状況」の情報に対応する「目的」の情報を複数抽出した場合、各「目的」の情報の優先度を抽出する。ここで、履歴DB41には、「目的」の情報の利用履歴(具体的には後述のステップS7及びステップS8により実現されるユーザによる選択回数又は履歴の数)に応じた優先度が、該「目的」の情報と対応付けされて記憶されており、目的特定部88は、履歴DB41の記憶情報を参照して、「状況」の情報に対応する各「目的」の情報の優先度を抽出する。例えば、履歴DB41にて、「状況」の情報である「出張」に、「目的」の情報として「休憩できる施設」や「食事をできる施設」が対応付けて記憶されている場合には、その「休憩できる施設」や「食事をできる施設」の利用履歴に応じた優先度を抽出する。
このステップS6の処理を行ってから、ステップS7に進む。
このようなことから、ユーザの「状況」の情報の履歴が存在しない前記ステップS5では、以上のように本来であればユーザの利用履歴に基づいて決定される優先度が、デフォルトとして、各「目的」の情報に対応付けされて目的初期DB83に記憶されている。これにより、目的特定部88は、「状況」の情報の履歴が存在しない場合、目的初期DB83の記憶情報を参照して、前記ステップS3で特定した現時点の「状況」の情報に対応する各「観点」の優先度(デフォルト値)を抽出する。なお、デフォルト状態でも、「状況」の情報をも考慮して、優先度を決定しておいても良い。
ステップS7では、前記ステップS5又はステップS6で抽出した優先度を基に、目的DB82の記憶情報を参照して、「目的」の情報をユーザに提示する。
具体的には、サーバ10では、目的DB82に、移動通信端末200において選択可能な「目的」の情報(例えば前述の「休憩できる施設」等)が記憶されており、目的特定部88が、その目的DB82の記憶情報を参照して、前記ステップS5又はステップS6で抽出した優先度に対応する「目的」の情報を選択する。そして、サーバ10では、通信部11を介して優先度を基に選択した「目的」の情報を移動通信端末200に送信する。具体的には、サーバ10は、各「目的」の情報をリスト化して移動通信端末200に送信する。例えば、「休憩できる施設」、「お金を下ろせる施設」、「遊べる施設」や「食事をできる施設」をそれらに付された優先度に応じてリスト化したデータを移動通信端末200に送信する。
移動通信端末200では、前記「目的」の情報を通信部203を介して取得し、制御部202が、その取得した「目的」の情報を表示部201に表示する。具体的には、優先度合いに応じて各「目的」の情報を並べて表示する。例えば、「目的」の情報が「休憩できる施設」、「お金を下ろせる施設」、「遊べる施設」、「食事をできる施設」であり、その優先度合いが「3」、「1」、「2」、「4」の場合、「お金を下ろせる施設」、「遊べる施設」、「休憩できる施設」、「食事をできる施設」の順番で並べて表示する。
続いてステップS8において、ユーザが選択した「目的」の情報と「状況」の情報とを対応付けて履歴に残す。
具体的には、前記ステップS7においてユーザに提示した各「目的」の情報(移動通信端末200の表示部201に表示された「目的」の情報)は、移動通信端末200の操作部204を操作することでユーザによる選択が可能となっている。これにより、移動通信端末200では、制御部202が、ユーザによる操作部204の操作からユーザが選択した「目的」の情報を特定して、その特定した「目的」の情報を通信部203を介してサーバ10に送信する。サーバ10では、通信部11を介してユーザが選択した「目的」の情報を受信し、履歴蓄積部43が、その受信した「目的」の情報を、前記ステップS3で特定したユーザの「状況」の情報に対応付けして、履歴DB41に記憶する。すなわち、ユーザが選択した「目的」の情報をその時の「状況」の情報に結び付けて学習する。
続いてステップS9において、場所訪問回数特定部89は、該当する「場所」についてスケジュール登録又は施設履歴検索が一定数以上あるか否かを判定する。
具体的には、場所訪問回数特定部89は、スケジュール蓄積DB61や履歴DB41の記憶情報を参照して、該当する「場所」について、スケジュール登録又は施設検索履歴が一定数(複数回)以上あるか否かを判定する。ここで、該当する「場所」とは、前記ステップS8において「目的」の情報と「状況」の情報とを対応付けて履歴に残した「場所」であり、すなわち、前記ステップS1において特定した検索場所である。例えば、「溜池山王」である。また、該当する「場所」についてのスケジュール登録とは、該当する「場所」の情報を含むスケジュールの登録であり、該当する「場所」についての施設検索履歴とは、ユーザが移動通信端末200を操作して、該当する「場所」についてユーザが施設の情報を検索した履歴である。ここで、場所訪問回数特定部89は、該当する「場所」についてのスケジュール登録が一定数以上ある場合、又は該当する「場所」についての施設検索履歴が一定数以上ある場合、ステップS11に進み、そうでない場合(登録及び履歴が一定数未満の場合)、ステップS10に進む。
ステップS10では、観点特定部90は、場所観点初期DB84に登録されたデフォルトの「観点」の優先度を抽出する。そして、ステップS14に進む。
ステップS11では、観点特定部90又は履歴検索部42は、履歴DB41の記憶情報を参照して、該当する「状況」の情報及び「目的」の情報と同様な履歴が存在するか否かを判定する。
ここで、該当する「状況」の情報及び「目的」の情報とは、直前の処理で前記ステップS8で履歴に残した「状況」の情報及び「目的」の情報、すなわち、ステップS1〜ステップS8で特性した「状況」の情報及びその「状況」下でユーザが選択した「目的」の情報、或いは現時点のユーザにおける「状況」の情報及び「目的」の情報である。
履歴DB41には、これまでの「状況」の情報と「目的」の情報とが対応付けて蓄積されており、より具体的には、スケジュール登録又は施設検索履歴と「状況」及び「目的」の情報とが対応付けて蓄積されている。これにより、観点特定部90又は履歴検索部42は、現時点の「状況」及び「目的」の情報と同一の情報が履歴DB41に存在するか否か、すなわち、前記ステップS9でスケジュール登録又は施設検索履歴が一定数以上あるとされた、該当する「場所」について、同一の「状況」及び「目的」の情報が存在するか否かを判定する。ここで、観点特定部90又は履歴管理部40は、同様な履歴が存在する場合、ステップS13に進み、同様な履歴が存在しない場合、すなわち、該当する「場所」についてスケジュール登録又は施設検索履歴が一定数以上あるが、該当する「場所」についての、過去の「状況」及び「目的」の情報と現時点の「状況」及び「目的」の情報とが一致しない場合、ステップS12に進む。
ステップS12では、観点特定部90は、「状況」及び「目的」の情報について同様な履歴がないことから、観点初期DB86に予め登録されている、各「状況」及び「目的」の情報のデフォルトの優先度を抽出する。そして、ステップS14に進む。
ステップS13では、観点特定部90又は履歴検索部42は、ユーザの履歴を参照し、同条件下の「観点」の情報の利用頻度から優先度を抽出する。
具体的には、履歴DB41には、ユーザのこれまでの「状況」及び「目的」の情報と、該「状況」及び「目的」下でユーザが選択した「観点」の情報とが対応付けて記憶されている。ここで、「観点」の情報とは、施設を検索した観点又は動機の情報であり、例えば、「人気のある施設」、「よく利用する施設」、「興味がある施設」や「近くにある施設」等である。
なお、「観点」の情報は、これらの例に限定されるものではない。例えば、「観点」の情報は、「値段」、「営業時間」、「収容人数」、「駐車場台数」、「子供料金の有無」、「広さ」や「駅からの距離」等であっても良い。また、「観点」の情報は、サーバ10側で予め用意されている情報であっても良く、ユーザ入力により登録された情報であっても良い。
これにより、観点特定部90又は履歴検索部42は、履歴DB41の記憶情報を参照して、前記ステップS11で履歴が存在するとされた「状況」及び「目的」の情報に対応する「観点」の情報を抽出する。すなわち、スケジュール登録又は施設検索登録が一定数以上ある、該当する「場所」での「状況」及び「目的」下における「観点」の情報を抽出する。そして、観点特定部90は、「状況」及び「目的」の情報に対応する「観点」の情報を複数抽出した場合、各「観点」の情報の優先度を抽出する。ここで、履歴DB41には、「観点」の利用履歴(具体的には後述のステップS14及びステップS15により実現されるユーザによる選択回数又は履歴の数)に応じた優先度が、該「観点」の情報と対応付けされて記憶されており、観点特定部90は、履歴DB41の記憶情報を参照して、「状況」及び「目的」の情報に対応する各「観点」の情報の優先度を抽出する。そして、ステップS14に進む。
なお、スケジュール登録又は施設検索登録が一定数以上あることから、該当する「場所」にユーザがよく訪れていると言えるので、「よく利用する施設」の優先度を重み付けして、優先度を高くする補正をすることもできる。
また、「状況」及び「目的」の情報の履歴が存在しない前記ステップS12では、以上のように本来であればユーザの利用履歴に基づいて決定される優先度が、デフォルトとして、各「観点」の情報に対応付けされて観点初期DB86に記憶されている。これにより、観点特定部90は、「状況」及び「目的」の情報の履歴が存在しない場合、観点初期DB86の記憶情報を参照して、現時点の「状況」及び「目的」(前記ステップS8で履歴に残した最新の「状況」及び「目的」)の情報に対応する各「観点」の優先度(デフォルト値)を抽出する。
また、例えば、ステップS12に進む場合は、スケジュール登録又は施設検索登録が一定数未満であることから、該当する「場所」にユーザが初めて訪れている、又は訪れている回数が少ないと言えるので、それを考慮して、各「観点」の情報の優先度を決定する。例えば、初めて訪れている場所でユーザにとって有効な「近くにある施設」の観点の優先度を一番高くしておく。また、デフォルト状態でも、「状況」及び「目的」の情報をも考慮して、優先度を決定しておいても良い。
また、前記ステップS10では、そもそも一定数以上のスケジュール登録又は施設検索履歴が残る場所がないことから、デフォルトとして、優先度が各「観点」の情報に対応付けされて観点初期DB86に記憶されている。
ステップS14では、前記ステップS10、ステップS12又はステップS13で抽出した優先度を基に、観点DB85の記憶情報を参照して、「観点」の情報をユーザへ提示する。
具体的には、サーバ10では、観点DB85に、移動通信端末200において選択可能な「観点」の情報(例えば前述の「人気のある施設」等)が記憶されており、観点特定部90が、その観点DB85の記憶情報を参照して、前記ステップS10、ステップS12又はステップS13で抽出した優先度に対応する「観点」の情報を選択する。そして、サーバ10では、通信部11を介して優先度を基に選択した「観点」の情報を移動通信端末200に送信する。具体的には、サーバ10は、各「観点」の情報をリスト化して移動通信端末200に送信する。
移動通信端末200では、前記「観点」の情報を通信部203を介して取得し、制御部202が、その取得した「観点」の情報を表示部201に表示する。具体的には、優先度合いに応じて「観点」の情報を並べて表示する。例えば、「観点」の情報が「人気のある施設」、「よく利用する施設」、「興味がある施設」、「近くにある施設」であり、その優先度合いが「3」、「1」、「2」、「4」の場合、「よく利用する施設」、「興味がある施設」、「人気のある施設」、「近くにある施設」の順番で並べて表示する。
続いてステップS15において、ユーザが選択した「観点」の情報と「状況」及び「目的」の情報とを対応付けて履歴に残す。
具体的には、前記ステップS14においてユーザに提示した各「観点」の情報(移動通信端末200の表示部201に表示された「観点」の情報)は、移動通信端末200の操作部204を操作することでユーザによる選択が可能となっている。これにより、移動通信端末200では、制御部202が、ユーザが操作部204を操作した場合、ユーザによる操作部204の操作からユーザが選択した「観点」の情報を特定して、その特定した「観点」の情報を通信部203を介してサーバ10に送信する。サーバ10では、通信部11を介してユーザが選択した「観点」の情報を受信し、履歴蓄積部43が、その受信した「観点」の情報を、現時点の「状況」及び「目的」の情報(前記ステップS8で履歴に残した最新の「状況」及び「目的」の情報)に対応付けして、履歴DB41に記憶する。すなわち、ユーザが選択した「観点」の情報をその時の「状況」及び「目的」の情報に結び付けて学習する。
続いて図3に示すステップS16において、履歴検索部42は、該当する「状況」、「目的」及び「観点」の情報と同様な履歴が存在するか否かを判定する。
具体的には、履歴DB41には、これまでの「状況」、「目的」及び「観点」の情報が蓄積されており、これにより、履歴検索部42は、履歴DB41の記憶情報を参照して、現時点の「状況」、「目的」及び「観点」の情報(前記ステップS15で履歴に残した「状況」、「目的」及び「観点」の情報)と同様な履歴が存在するか否かを判定する。ここで、履歴が存在する場合、ステップS18に進み、履歴が存在しない場合、ステップS17に進む。
ステップS17では、施設カテゴリ決定部91は、観点DB85で規定された施設の優先度を抽出する。ここで、観点DB85で規定された施設の優先度とは、観点DB85に予め登録されている値であって、各「観点」において一般的にユーザの利用頻度が高い施設に対して付した値である。
例えば、一般的にユーザの利用頻度が高い「施設a」には優先度として「100」を付し、その次に利用頻度が高い「施設b」には優先度として「90」を付し、さらにその次に利用頻度が高い「施設c」には優先度として「80」を付す、といったようにである。施設カテゴリ決定部91は、観点DB85の記憶情報を参照して、現時点の「観点」の情報(前記ステップS15で履歴に残した最新の「観点」の情報)に対応する各施設の優先度を抽出する。
また、「観点」の情報が「人気度」(「人気のある施設」)である場合には、人気度DB24を参照して、「人気度」に対応する各施設の優先度を抽出する。ここで、人気度DB24には、ユーザ全体で人気が高い施設と、該人気の高さに対応させた優先度とが対応付けされて記憶されている。例えば、web上での人気度、口コミサイトにおける人気度、評価点数等により「人気度」を決定する。これにより、施設カテゴリ決定部91は、現時点の「観点」の情報(前記ステップS15で履歴に残した最新の「観点」の情報)が「人気度」の場合、人気度DB24の記憶情報を参照して、現時点の「観点」の情報に対応する各施設の優先度を抽出する。
このステップS17の処理を行ってから、ステップS19に進む。
ステップS18では、施設カテゴリ決定部91又は履歴検索部42は、先ずユーザの履歴を参照して、同条件下の「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用頻度を抽出する。
ここで、履歴DB41には、これまでの「状況」、「目的」及び「観点」の情報(前記ステップS15の処理によりこれまで蓄積された「状況」、「目的」及び「観点」の情報)と、該「状況」、「目的」及び「観点」下でユーザが選択した「施設カテゴリ」の情報(後述のステップS28及びステップS29の処理によりユーザにより選択された「施設カテゴリ」の情報)及び「施設」の情報が対応付けて記憶されている。
「施設カテゴリ」の情報とは、カテゴリ分けされた施設の情報であり、例えば、「カフェ」、「本屋」、「デパート」や「図書館」等である。また、「施設」の情報とは、具体的な施設であり、「XXXカフェ」や「YYYカフェ」といった情報である。なお、「施設カテゴリ」の情報は、これらの例に限定されるものではない。また、「施設カテゴリ」の情報は、サーバ10側で予め用意されている情報であっても良く、ユーザ入力により登録された情報であっても良い。
これにより、施設カテゴリ決定部91又は履歴検索部42は、履歴DB41の記憶情報を参照して、前記ステップS16で履歴が存在するとされた「状況」、「目的」及び「観点」の情報に対応する「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の履歴の数、すなわち、「施設カテゴリ」及び「施設」の利用履歴(具体的には後述のステップS14及びステップS15により実現されるユーザによる選択回数又は履歴の数)を抽出する。
続いて、施設カテゴリ決定部91は、観点DB85で規定された施設の優先度を、前記「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用履歴により重み付けして補正する。ここで、観点DB85で規定された施設の優先度は、前記ステップS17と同様の情報であり、観点DB85に予め登録されている値であって、「観点」において一般的にユーザの利用頻度が高い施設に対して付した値である。そして、施設カテゴリ決定部91は、観点DB85の記憶情報を参照して、現時点の「観点」の情報(前記ステップS15で履歴に残した最新の「観点」の情報)に対応する各施設の優先度を抽出する。施設カテゴリ決定部91は、このような観点DB85で規定された施設の優先度を抽出し、その抽出した優先度を前記「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用履歴により重み付けして補正する。具体的には、「施設カテゴリ」又は「施設」の情報の利用頻度が高くなるほど、優先度を高くする補正をする。
例えば、観点DB85に登録されている施設が、「施設カテゴリA−施設a1」(「施設カテゴリA」に属する「施設a1」)、「施設カテゴリB−施設b1」(「施設カテゴリB」に属する「施設b1」)、「施設カテゴリC−施設c1」(「施設カテゴリC」に属する「施設c1」)、・・・・、といったようにカテゴリ分けされており、観点DB85において、各施設に、「100」、「90」、「80」といったように優先度が付されているとする。そして、「施設カテゴリ」の情報の利用頻度が高い順番で、「1.3」(優先度を1.3倍する)、「1.2」(優先度を1.2倍する)、「1.1」(優先度を1.1倍する)といった重み係数を割り当てることとする。このような場合において、「施設カテゴリC」、「施設カテゴリA」、「施設カテゴリB」の順番で利用頻度が低くなっていくとしたときには(この例では「施設カテゴリC」の利用頻度が一番高い)、重み付けした結果は、「施設カテゴリA」に属する「施設a1」の優先度が、「120」(=100×1.2)となり、「施設カテゴリB」に属する「施設b1」の優先度が、「99」(=90×1.1)となり、「施設カテゴリC」に属する「施設c1」の優先度が、「103」(=80×1.3)となる。
なお、これ例は、「施設カテゴリ」、すなわち「施設」の上位の情報の利用頻度により優先度を補正しているが、「施設」の情報の利用頻度により、さらには「施設カテゴリ」の情報及び「施設」の情報それぞれの利用頻度により、優先度を補正することもできる。
また、優先度の値や順位に応じた優先度の増加割合、又は重み付けの方法は、以上の方法に限定されるものではない。すなわち例えば、重み付けの方法については、重み係数を他の値にしても良く、また優先度と重み付けとを数式化して、重み付けした優先度を算出するようにしても良い。
また、ステップS18において用いる現時点の「観点」の情報(前記ステップS15で履歴に残した最新の「観点」の情報)が「よく利用する施設」(利用頻度)である場合には、該ステップS18による処理は意味をなさないことから、該ステップS18の処理を省いても良い。
ステップS18では、以上のような処理により、「観点DB85」に規定された施設の優先度を重み付けにより補正している。このステップS18の処理を行ってから、ステップS19に進む。
ステップS19では、施設ブックマーク管理部26は、ユーザのブックマークを参照して、ブックマークに登録された施設を重み付けにより補正する。
具体的には、ブックマークDB25には、ユーザが移動通信端末200やパーソナルコンピュータにより登録したwebサイトのブックマーク(お気に入り)の情報が記憶されている。これにより、施設ブックマーク管理部26は、このブックマークDB25を参照して、ブックマークに登録された施設に対して重み付けする補正をする。すなわち、施設ブックマーク管理部26は、前記ステップS17で抽出した観点DB85で規定された施設の優先度、又はステップS18でその優先度を「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用頻度で重み付けして得た値(補正後の優先度)に対して、その優先度に対応する施設とブックマークに登録されている施設とが一致する場合には、該優先度を高くする補正をする。
例えば、観点DB85に登録されている施設が、「施設a1」、「施設b1」、「施設c1」、・・・・、といったものであり、観点DB85において、各施設に、「100」、「90」、「80」といったように優先度が付されているとする。そして、ブックマークに登録されている場合には「1.2」(優先度を1.2倍する)といった重み係数を割り当てることとする。このような場合において、ブックマークに「施設c1」が登録されていたときには、重み付けした結果は、「施設c1」の優先度が、「96」(=80×1.2)となる。
なお、優先度の値や順位に応じた優先度の増加割合、又は重み付けの方法は、以上の方法に限定されるものではない。すなわち例えば、重み付けの方法については、重み係数を他の値にしても良く、また優先度と重み付けとを数式化して、重み付けした優先度を算出するようにしても良い。
続いてステップS20において、施設カテゴリ決定部91は、抽出した「観点」の優先度の順番となるように、「施設」の表示順を決める。
具体的には、観点DB85を記憶情報を参照して得た現時点の「観点」の情報に対応する各施設の優先度を、「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用頻度やブックマークの登録状況により重み付けし、それにより得た補正後の優先度に応じて「施設」の表示順を決定する。すなわち、補正後の優先度に従って、対応する「施設」の表示順を決定する。
続いてステップS21において、施設表示部27及び重複施設表示部29は、前記ステップS20で決定した優先度が一番高い「施設」の情報を1つ抽出する。ここで、「施設」の情報とは、その施設を示すアイコン、住所、店舗名である。そして、「施設」の情報は、施設DB22に優先度とともに記憶されている。これにより、施設カテゴリ決定部91は、施設DB22を参照して、優先度が高い「施設」の情報を先ず1つ抽出する。
続いてステップS22において、施設表示部27及び重複施設表示部29は、地図表示すると施設の情報(例えばアイコン、住所、店舗名)が重複表示されるか否かを判定する。すなわち、施設の情報を複数表示した場合に、施設の情報が重なって表示されるか否かを判定する。ここで、施設表示部27は、重複表示される場合、ステップS25に進み、重複表示されない場合、ステップS23に進む。
ステップS23では、施設表示部27及び重複施設表示部29は、そのまま施設の表示をすることを決定する。そして、ステップS24に進む。
ステップS24では、施設表示部27及び重複施設表示部29は、地図表示において、施設を追加表示する余裕があるか否かを判定する。ここで、施設表示部27及び重複施設表示部29は、追加表示する余裕がある場合、前記ステップS28に進み、追加表示する余裕がない場合、ステップS29に進む。
一方、ステップS25では、施設表示部27及び重複施設表示部29は、施設の地図表示を簡略化すれば重複表示されないか否かを判定する。ここで、施設の地図表示の簡略化とは、「施設」の情報の簡略化であり、例えば、施設を示すアイコンを小さくしたり、施設の示す一部の情報(住所や店舗名等)を削除したりすることである。ここで、施設表示部27は、重複表示されない場合、ステップS27に進み、重複表示される場合、ステップS26に進む。
ステップS27では、施設表示部27及び重複施設表示部29は、施設の表示を簡略化することを決定する。すなわち、施設を示すアイコンを小さくしたり、施設を示す一部の情報(店舗名等)を削除したりすることを決定する。そして、前記ステップS24に進む。
ステップS26では、施設表示部27及び重複施設表示部29は、施設の表示を諦めることを決定する。すなわち、「施設」の情報を表示しない決定をする。そして、前記ステップS24に進む。
ステップS28では、施設表示部27及び重複施設表示部29は、次に優先度が高い「施設」の情報を抽出する。ここで、抽出する対象施設がない場合(次に優先度が高い「施設」の情報がない場合)、次にユーザがよく利用している「観点」の情報(「状況」、「目的」の情報が同一で、次に利用頻度が高い「観点」の情報)を基に、「施設」の情報を抽出する。そして、ステップS22から再び処理を実施する。ステップS28からステップS22に進んだ場合、このステップS22では、ステップS28で抽出した「施設」の情報が、先に地図表示すると決定(前記ステップS23又はステップS27により決定)した「施設」の情報と重複するか否かを判定することになる。
以上のステップS21〜ステップS28の処理により、優先度の高い順番で「施設」の情報を1つずつ抽出していき、地図表示が重複しない限り、該「施設」の情報を表示することを決定するとともに、「施設」の情報をそのまま地図表示すれば重複する場合でも、「施設」の情報を簡略化すれば重複しなくなるときには、該「施設」の情報を簡略化して表示することを決定する。これにより、優先度が高い「施設」の情報がそのまま、又は簡略化した形で地図表示される一方で、優先度が低い「施設」の情報の地図表示が省略される(全く表示されない)ようになる。
また、利用頻度が一番高い「観点」の情報に対応する「施設」の情報がなくなった場合には、次に利用頻度が高い「観点」の情報に対応する「施設」の情報について、地図表示をしていく。このときの地図表示でも、「施設」の情報が重複する場合には、「施設」の情報を簡略化する処理を行う。
ステップS29では、ユーザへの施設情報を提示する。
具体的には、サーバ10では、施設表示部27及び重複施設表示部29が、前記ステップS21〜ステップS28の処理により決定した「施設」の情報を含んだ地図表示データを作成し、その作成した地図表示データを通信部11を介して移動通信端末200に送信する。移動通信端末200では、地図表示データを通信部203を介して取得し、制御部202が、その取得した地図表示データを表示部201に表示する。
ここで、施設表示部27及び重複施設表示部29の機能については、施設表示部27が従来と同様、一般的な機能として、地図における「施設」の情報の位置決め等の処理を行い、重複施設表示部29が、本発明に係る特有の機能として、前記ステップS21〜ステップS28で決定した表示となるように「施設」の情報の簡略化等の処理を行う。
続いてステップS30において、ユーザが選択した施設の「施設カテゴリ」の情報を抽出し、抽出した「施設カテゴリ」の情報と「状況」、「目的」及び「観点」の情報とを対応付けて履歴DB41に記憶する。
具体的には、移動通信端末200では、制御部202が、ユーザによる操作部204の操作からユーザが地図表示において選択した「施設」を特定して、その特定した「施設」の情報を通信部203を介してサーバ10に送信する。サーバ10では、通信部11を介してユーザが選択した「施設」の情報を受信し、履歴蓄積部43が、その受信した「施設」の情報に対応する「施設カテゴリ」の情報を抽出する。ここで、施設カテゴリDB23には、「施設」と情報と「施設カテゴリ」の情報とが対応付けされて記憶されている。これにより、履歴蓄積部43は、施設カテゴリDB23の記憶情報を参照して、「施設」の情報に対応する「施設カテゴリ」の情報を抽出する。そして、サーバ10では、履歴蓄積部43が、「施設カテゴリ」の情報と「状況」、「目的」及び「観点」の情報とを対応付けして履歴DB41に記憶する。すなわち、ユーザが選択した「施設カテゴリ」の情報をその時の「状況」、「目的」及び「観点」の情報に結び付けて学習する。
(動作)
動作は次のようになる。
図5は、前記図3及び図4の処理により実現される一連の処理を示す。
移動通信端末200の施設検索機能を起動すると、サーバ10は、地図検索の検索場所を特定し、その特定した検索場所について登録されている直近の予定(将来の直近の予定)を抽出する(同図(a)及び(b)、前記ステップS1〜ステップS2)。
続いて、サーバ10は、抽出した予定カテゴリに対応するユーザの「状況」を特定し(同図(b))、特定したユーザの「状況」の情報と同様な履歴が存在するか否かを判定する(前記ステップS3〜ステップS4)。ここで、サーバ10は、履歴が存在する場合、ユーザの履歴を参照し、同条件下の「目的」の情報の利用頻度から優先度を抽出し(前記ステップS6)、履歴が存在しない場合、各「目的」の情報のデフォルトの優先度を抽出する(前記ステップS5)。
続いて、サーバ10は、抽出した優先度(前記ステップS5又はステップS6で抽出した優先度)を基に「目的」の情報(具体的には「目的」の情報のリスト)をユーザに提示する(同図(c)、前記ステップS7)。そして、サーバ10は、その提示に対応してユーザが選択した「目的」の情報と「状況」の情報とを対応付けて履歴に残す(前記ステップS8)。すなわち、ユーザが選択した「目的」の情報をその時の「状況」の情報に結び付けて学習する(同図(d))。
続いて、サーバ10は、該当する「場所」についてスケジュール登録又は施設履歴検索が一定数以上あるか否かを判定し(前記ステップS9)、該当する「場所」についてのスケジュール登録が一定数以上ある場合、又は該当する「場所」についての施設検索履歴が一定数以上ある場合には、さらに該当する「状況」の情報及び「目的」の情報と同様な履歴があるか否かを判定する(前記ステップS11)。ここで、サーバ10は、同様な履歴が存在しない場合、観点初期DB86に予め登録されている、各「状況」及び「目的」の情報のデフォルトの優先度を抽出し(前記ステップS12)、同様な履歴が存在する場合、ユーザの履歴を参照し、同条件下の「観点」の情報の利用頻度からの優先度を抽出する(前記ステップS13)。一方、サーバ10は、該当する「場所」についてのスケジュール登録及び施設検索履歴が一定数未満の場合、場所観点初期DB84に登録されたデフォルトの「観点」の優先度を抽出する(前記ステップS10)。
そして、以上のようにして何れかの処理で抽出した優先度(前記ステップS10、ステップS11又はステップS12で抽出した優先度)を基に「観点」の情報(具体的には「観点」の情報のリスト)をユーザへ提示する(同図(e)、前記ステップS14)。そして、サーバ10は、その提示に対応してユーザが選択した「観点」の情報と「状況」及び「目的」の情報とを対応付けて履歴に残す(前記ステップS15)。すなわち、ユーザが選択した「観点」の情報をその時の「状況」及び「目的」の情報に結び付けて学習する(同図(f))。
続いて、サーバ10は、該当する「状況」、「目的」及び「観点」の情報と同様な履歴があるか否かを判定する(前記ステップS16)。ここで、サーバ10は、履歴がある場合、ユーザの履歴を参照して、同条件下の「施設カテゴリ」及び「施設」の利用頻度を抽出するとともに、観点DB85で規定された施設の優先度を、抽出した「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用履歴により重み付けして補正し(前記ステップS18)、履歴がない場合、単に観点DB85で規定された施設の優先度を抽出する(前記ステップS17)。そして、サーバ10は、ユーザのブックマークを参照して、ブックマークに登録された施設を重み付けにより補正する(前記ステップS19)。
続いて、サーバ10は、抽出した「観点」の情報の優先度(補正後の優先度)の順番となるように「施設」の情報の表示順を決め(前記ステップS20)、地図表示方法を決定する。すなわち、優先度が高い「施設」の情報をそのまま、又は簡略化した形で地図表示する一方で、優先度が低い「施設」の情報の地図表示を省略する(前記ステップS21〜ステップS28)。
続いて、サーバ10は、その地図表示によりユーザに施設情報を提示する(同図(g)、前記ステップS29)。そして、サーバ10は、ユーザが選択した「施設」の情報が属する「施設カテゴリ」の情報を抽出し、抽出した「施設カテゴリ」の情報と「状況」、「目的」及び「観点」の情報とを対応付けて履歴DB41に記憶する(前記ステップS30)。すなわち、ユーザが選択した「施設カテゴリ」の情報をその時の「状況」、「目的」及び「観点」の情報に結び付けて学習する(同図(h))。
図6及び図7は、移動通信端末200の表示部201における施設情報の表示態様を模式的に示したものである。
図6(a)は、従来における施設情報の表示態様を示し、図6(b)は、本発明における施設情報の表示態様を示す。図6(a)に示すように、従来では、「店舗C」の表示と「店舗D」の表示とが重なってしまう場合がある。これに対して、図6(b)に示すように、本発明を適用することで、「店舗C」よりも優先度が低い「店舗D」の表示がされなくなる(前記ステップS26の処理により実現される)。
図7(a)は、従来における施設情報の表示態様を示し、図7(b)は、本発明における施設情報の表示態様を示す。図7(a)に示すように、従来では、「店舗C」の表示と「店舗D」の表示とが重なってしまう場合がある。これに対して、図7(b)に示すように、本発明を適用することで、「店舗C」よりも優先度が低い「店舗D」のアイコンを小さくするとともに、店舗名を省略する(前記ステップS27の処理により実現される)。
(作用及び効果)
作用及び効果は次のようになる。
前述のように、情報提供システムでは、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域(検索場所)を特定し、スケジューラ60で管理する予定の情報から、前記特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定している。そして、情報提供システムでは、その特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴、すなわちユーザによる情報検索の目的及び観点の履歴を基に、移動通信端末200を介してユーザに施設の情報を提供している。これにより、ユーザの過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、ユーザに施設の情報を提供することができ、ユーザの現在の状況に最適な施設の情報を提供できる。
また、各DBに各種情報が蓄積されていった場合、この蓄積情報を利用することで、レコメンド技術を応用したコンテンツの提供が可能になる。ここで、レコメンド技術とは、ユーザによる過去の情報等の選択履歴から、将来の選択傾向を分析して、各ユーザの興味や嗜好に応じていると考えられるコンテンツ(情報)を提供する技術である。
例えば、各DBに各種情報が蓄積されていった場合、過去の「状況」の情報に、その「状況」下におけるユーザの情報検索の「目的」、「観点」及び「施設カテゴリ」を対応付けたテーブル又はデータベースがユーザ毎に構築されるので、該テーブル又はデータベースを用いて、将来の「施設」の情報の選択傾向を分析して、ユーザ毎にその興味や嗜好に応じたコンテンツを提供できる。例えば、予定の情報を基にユーザの現在の「状況」を特定できたタイミングで、該テーブル又はデータベースを参照して、そのユーザに最適な施設の情報等を提供することができるようになる。
また、前述のように、目的初期DB83、場所初期DB84及び観点初期DB86といったデフォルトの情報が予め登録されているデータベースを用意しておくことで、情報の蓄積用のデータベースに情報が蓄積される前でも、ユーザに最適な情報を提供することができる。これにより、情報の蓄積用のデータベースに情報が蓄積される前でも、ユーザにとって有益な「施設」の情報を提供することができ、さらに、情報の蓄積用のデータベースに情報が蓄積されていく過程、すなわち学習が進む過程で、ユーザに提供する「施設」の情報を徐々に該ユーザの興味や嗜好に合致させていくことができる。
また、前述のように、「施設カテゴリ」及び「施設」の情報の利用頻度やブックマークへの施設の登録の状況を基に、「観点」の情報に対応する「施設」の情報のリストの優先度を補正している。これにより、各「施設」の情報の表示の順位を、ユーザの嗜好に合致させることができるので、ユーザに提供する「施設」の情報がユーザの興味や嗜好により合致したものとなる。
(他の実施形態等)
なお、前記実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、サーバ10及び移動通信端末200は前述の構成に限定されるものではない。すなわち、サーバ10と移動通信端末200との間で、処理機能を交換又は分担できる限りにおいて、サーバ10及び移動通信端末200を他の構成にすることができる。
図8及び図9は、サーバ10及び移動通信端末200の他の構成を示す。
図8に示すように、サーバ10が地図機能部20及び通信部11を備える一方で、サーバ10における一部構成である履歴管理部40、スケジューラ60及び優先度決定部80を、移動通信端末200が備えるようにしても良い。この場合、当然、履歴管理部40、スケジューラ60及び優先度決定部80は、移動通信端末200に適用するために再構築される。また、図9に示すように、サーバ10が地図機能部20、履歴管理部40、優先度決定部80及び通信部11を備える一方で、サーバ10における一部構成であるスケジューラ60を、移動通信端末200が備えるようにしても良い。この場合、当然、スケジューラ60は、移動通信端末200に適用するために再構築される。
なお、前記実施形態において、地図機能部20は、施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段を実現しており、表示部101は、ユーザに提供する情報を出力する出力部を実現しており、前記ステップS1におけるサーバ10の検索場所の特定処理は、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段を実現しており、スケジューラ60は、ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段を実現しており、状況特定部87は、前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段を実現している。そして、前記実施形態では、前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成することを実現している。
また、履歴DB41は、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の目的の情報とを対応付けて蓄積する第1情報蓄積手段、及び前記状況情報特定手段が特定した状況の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の目的の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の観点の情報とを対応付けて蓄積する第2情報蓄積手段を実現しており、目的初期DB83は、初期情報として、予めユーザの状況の情報とユーザによる施設の情報の検索の目的の情報とが対応付けられて登録されている第1初期情報記憶手段を実現しており、観点初期DB86は、初期情報として、予めユーザの状況の情報とユーザによる施設の情報の検索の目的及び観点の情報とが対応付けられて登録されている第2初期情報記憶手段を実現しており、観点DB85は、各観点の情報と、該観点の情報毎に予め用意している施設の情報のリストとが対応付けられて登録されている施設リスト記憶手段を実現している。
また、前記ステップS4〜ステップS7におけるサーバ10の処理は、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始したときに、前記第1情報蓄積手段に蓄積情報がある場合には、前記第1情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応する目的の情報を抽出し、その抽出した目的の情報の順位を該第1情報蓄積手段における蓄積情報の数に応じて決定し、その順位に応じて目的の情報のリストを作成し、前記第1情報蓄積手段に蓄積情報がない場合には、前記第1初期情報記憶手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応する目的の情報を抽出し、予め定められている順位に応じて目的の情報のリストを作成する目的情報リスト作成手段と、前記目的情報リスト作成手段が作成した目標の情報のリストを前記携帯端末の出力部からユーザに提供する目的情報リスト提供手段と、を実現している。
また、前記ステップS9〜ステップS14におけるサーバ10の処理は、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが目的の情報を選択した場合において、前記第2情報蓄積手段に蓄積情報がある場合、前記第2情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記ユーザが選択した目的の情報に対応する観点の情報を抽出し、その抽出した観点の情報の順位を該第2情報蓄積手段における蓄積情報の数に応じて決定し、その順位に応じて観点の情報のリストを作成し、前記第2情報蓄積手段に蓄積情報がない場合、前記第2初期情報記憶手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記ユーザが選択した目的の情報に対応する観点の情報を抽出し、予め定められている順位に応じて観点の情報のリストを作成する観点情報リスト作成手段と、前記観点情報リスト作成手段が作成した観点の情報のリストを前記携帯端末の出力部からユーザに提供する観点情報リスト提供手段と、を実現している。
また、前記ステップS16〜ステップS20におけるサーバ10の処理は、前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが観点の情報を選択した場合、前記施設リスト記憶手段を参照して、前記ユーザが選択した観点の情報に対応する施設の情報のリストを抽出する施設情報リスト抽出手段を実現しており、前記ステップS21〜ステップS29の処理は、前記施設情報リスト抽出手段が抽出した施設の情報のリストを基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段を実現している。
また、前記ステップS8におけるサーバ10の処理は、前記第1情報蓄積手段が、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報を、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応付けて記憶することを実現しており、前記ステップS15におけるサーバ10の処理は、前記第2情報蓄積手段が、前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報リストからユーザが選択した観点の情報を、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報に対応付けて記憶することを実現している。
また、前記ステップS9〜ステップS14におけるサーバ10の処理は、前記観点情報リスト作成手段が、前記地域特定手段が特定した地域と同一の地域についての前記状況の情報の蓄積の数が所定数以上の場合、前記第2情報蓄積手段を参照した観点の情報のリストの作成をし、前記地域特定手段が特定した地域と同一の地域についての前記状況の情報の数が所定数未満の場合、前記第2初期情報記憶手段を参照した観点の情報のリストの作成をすることを実現している。
また、前記ステップS18〜ステップS19におけるサーバ10の処理は、前記施設情報リスト抽出手段が抽出した施設の情報のリストにおける該施設の情報の順位を、ユーザの嗜好に合致するように補正する補正手段を実現している。
また、履歴DB41は、前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、前記携帯端末の出力部から提供した施設の情報リストからユーザが選択したものを、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが選択した観点の情報に対応付けて蓄積する第3情報蓄積手段を実現しており、前記ステップS18におけるサーバ10の処理は、前記補正手段が、前記第3情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが選択した目的の情報の蓄積情報の数が多くなるほど、対応付けられる施設の情報の順位を前記施設の情報のリストにおいて高くすることを実現している。
また、前記ステップS21〜ステップS28におけるサーバ10の処理は、前記施設情報作成手段が、施設の情報を順位付けしたリストを、地図上に表示される複数の施設の情報に変換してユーザに提供しており、前記地図上において、順位が低い施設の情報の一部を削除又は全てを削除することを実現している。
また、前記実施形態では、主にシステムについて説明したが、いわゆる当業者であれば明らかであるように、本発明はサーバ10又は移動通信端末200で使用可能なプログラム及び方法としても実施できる。また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD-ROM、DVD-ROM、光記憶装置又は磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のサーバ、移動通信端末又はコンピュータに記録することができる。
このようなことから、前記実施形態では、携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムを用いてユーザに情報を提供する情報提供方法であって、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップと、予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップと、前記状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、を有する情報提供方法を実現するものである。
また、前記実施形態では、携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムを用いてユーザに情報を提供するプログラムであって、ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップと、予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップと、前記状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、を携帯端末に実行させるプログラムにより実現することもできる。
本発明の実施形態の情報提供システムの構成を示す構成図である。 情報提供システムのサーバの物理的構成を示す図である。 サーバ及び移動通信端末により前半の処理手順を示すフローチャートである。 サーバ及び移動通信端末により後半の処理手順を示すフローチャートである。 一連の動作を説明に使用した図である。 本発明を適用した場合の施設情報の表示態様の説明に使用した図である。 本発明を適用した場合の施設情報の表示態様の説明に使用した図である。 情報提供システムの他の構成を示す構成図である。 情報提供システムの他の構成を示す構成図である。
符号の説明
10 サーバ 、11 通信部、20 地図機能部、21 地図DB、22 施設DB、23 施設カテゴリDB、24 人気度DB、25 ブックマークDB、26 地図管理部、27 施設表示部、28 施設ブックマーク管理部、29 重複施設表示部、40 履歴管理部、41 履歴DB、42 履歴検索部、43 履歴蓄積部、60 スケジューラ、61 スケジュール蓄積DB、62 スケジュール管理部、80 優先度決定部、81 状況DB、82 目的DB、83 目的初期DB、84 場所観点初期DB、85 観点DB、86 観点初期DB、87 状況特定部、88 目的特定部、89 場所訪問回数特定部、90 観点特定部、91 施設カテゴリ決定部、200 移動通信端末、201 表示部、202 制御部、203 通信部、204 操作部

Claims (12)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記情報提供装置が、
    施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段を備え、
    前記携帯端末が、
    ユーザに提供する情報を出力する出力部を備え、
    前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、
    ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、
    ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段と、
    前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、を備え、
    前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記ユーザによる検索履歴は、ユーザによる情報検索の目的及び観点の履歴であることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記状況情報特定手段が特定した状況の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の目的の情報とを対応付けて蓄積する第1情報蓄積手段と、
    前記状況情報特定手段が特定した状況の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の目的の情報と、該状況においてユーザによる施設の情報の検索の観点の情報とを対応付けて蓄積する第2情報蓄積手段と、
    初期情報として、予めユーザの状況の情報とユーザによる施設の情報の検索の目的の情報とが対応付けられて登録されている第1初期情報記憶手段と、
    初期情報として、予めユーザの状況の情報とユーザによる施設の情報の検索の目的及び観点の情報とが対応付けられて登録されている第2初期情報記憶手段と、
    各観点の情報と、該観点の情報毎に予め用意している施設の情報のリストとが対応付けられて登録されている施設リスト記憶手段と、
    ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始したときに、前記第1情報蓄積手段に蓄積情報がある場合には、前記第1情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応する目的の情報を抽出し、その抽出した目的の情報の順位を該第1情報蓄積手段における蓄積情報の数に応じて決定し、その順位に応じて目的の情報のリストを作成し、前記第1情報蓄積手段に蓄積情報がない場合には、前記第1初期情報記憶手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応する目的の情報を抽出し、予め定められている順位に応じて目的の情報のリストを作成する目的情報リスト作成手段と、
    前記目的情報リスト作成手段が作成した目標の情報のリストを前記携帯端末の出力部からユーザに提供する目的情報リスト提供手段と、
    前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが目的の情報を選択した場合において、前記第2情報蓄積手段に蓄積情報がある場合、前記第2情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記ユーザが選択した目的の情報に対応する観点の情報を抽出し、その抽出した観点の情報の順位を該第2情報蓄積手段における蓄積情報の数に応じて決定し、その順位に応じて観点の情報のリストを作成し、前記第2情報蓄積手段に蓄積情報がない場合、前記第2初期情報記憶手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記ユーザが選択した目的の情報に対応する観点の情報を抽出し、予め定められている順位に応じて観点の情報のリストを作成する観点情報リスト作成手段と、
    前記観点情報リスト作成手段が作成した観点の情報のリストを前記携帯端末の出力部からユーザに提供する観点情報リスト提供手段と、
    前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが観点の情報を選択した場合、前記施設リスト記憶手段を参照して、前記ユーザが選択した観点の情報に対応する施設の情報のリストを抽出する施設情報リスト抽出手段と、
    前記施設情報リスト抽出手段が抽出した施設の情報のリストを基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、を備え、
    前記第1情報蓄積手段は、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報を、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報に対応付けて記憶し、
    前記第2情報蓄積手段は、前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報リストからユーザが選択した観点の情報を、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 前記観点情報リスト作成手段は、前記地域特定手段が特定した地域と同一の地域についての前記状況の情報の蓄積の数が所定数以上の場合、前記第2情報蓄積手段を参照した観点の情報のリストの作成をし、前記地域特定手段が特定した地域と同一の地域についての前記状況の情報の数が所定数未満の場合、前記第2初期情報記憶手段を参照した観点の情報のリストの作成をすることを特徴とする請求項3に記載の情報提供システム。
  5. 前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、前記施設情報リスト抽出手段が抽出した施設の情報のリストにおける該施設の情報の順位を、ユーザの嗜好に合致するように補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報提供システム。
  6. 前記情報提供装置及び携帯端末の何れかが、前記携帯端末の出力部から提供した施設の情報リストからユーザが選択したものを、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが選択した観点の情報に対応付けて蓄積する第3情報蓄積手段を備え、
    前記補正手段は、前記第3情報蓄積手段を参照して、前記状況情報特定手段が特定した状況の情報、前記携帯端末の出力部から提供した目的の情報のリストからユーザが選択した目的の情報、及び前記携帯端末の出力部から提供した観点の情報のリストからユーザが選択した目的の情報の蓄積情報の数が多くなるほど、対応付けられる施設の情報の順位を前記施設の情報のリストにおいて高くすることを特徴とする請求項5に記載の情報提供システム。
  7. 前記施設の情報を順位付けしたリストを、地図上に表示される複数の施設の情報に変換してユーザに提供しており、前記地図上において、順位が低い施設の情報の一部を削除又は全てを削除することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報提供システム。
  8. 携帯端末を介してユーザに情報を提供する情報提供装置であって、
    施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段と、
    ユーザが前記携帯端末を操作して、施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、
    ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段と、
    前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、
    前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、
    前記提供情報作成手段が作成した施設の情報を前記携帯端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  9. 携帯端末を介してユーザに情報を提供する情報提供装置であって、
    前記携帯端末が、ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段を備えており、
    施設の情報及び地図情報を保持及び管理する情報保持管理手段と、
    ユーザが前記携帯端末を操作して、施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、
    前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、
    前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報保持管理手段が保持する情報を用いて、前記携帯端末の出力部からユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、
    前記提供情報作成手段が作成した施設の情報を前記携帯端末に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  10. 情報提供装置から提供される情報をユーザに出力する携帯端末であって、
    前記情報提供装置が、施設の情報及び地図情報を保持及び管理しており、
    ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定手段と、
    ユーザの予定の情報を管理する予定情報管理手段と、
    前記予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定手段が特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定手段と、
    前記状況情報特定手段が特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記情報提供装置が保持する情報を用いて、ユーザに提供する施設の情報を作成する提供情報作成手段と、
    前記提供情報作成手段が作成した施設の情報を外部出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  11. 携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムを用いてユーザに情報を提供する情報提供方法であって、
    ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップと、
    予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップと、
    前記状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  12. 携帯端末と、前記携帯端末を利用するユーザに情報を提供する情報提供装置と、を備える情報提供システムを用いてユーザに情報を提供するプログラムであって、
    ユーザが施設の情報を含む地域の情報の検索を開始した場合に、その地域を特定する地域特定ステップと、
    予定情報管理手段が管理する予定の情報から前記地域特定ステップで特定した地域を行き先とする予定の情報を抽出するとともに、抽出した予定の情報から、ユーザの現在の状況の情報を特定する状況情報特定ステップと、
    前記状況情報特定ステップで特定した現在の状況と同様な過去の状況下でユーザがした施設の情報の検索履歴を基に、前記携帯端末を介してユーザに施設の情報を提供する情報提供ステップと、
    を携帯端末に実行させることを特徴とするプログラム。
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