JP5717099B2 - 分散コンシェルジュシステム、分散コンシェルジュシステムの制御方法、ソーシャルコンシェルジュ装置、及びソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラム - Google Patents

分散コンシェルジュシステム、分散コンシェルジュシステムの制御方法、ソーシャルコンシェルジュ装置、及びソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置と接続されたソーシャルコンシェルジュ装置とを備える分散コンシェルジュシステム、分散コンシェルジュシステムの制御方法、ソーシャルコンシェルジュ装置、及びソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラムに関する。
携帯電話端末等により利用できるサービスとして、携帯電話端末等が、まるで執事やコンシェルジュのように利用者に役立つ情報を自動的に配信するコンシェルジュサービスがある。コンシェルジュサービスでは、事前に配信して欲しい情報あるいはそのジャンル等を利用者があらかじめ登録しておくと、登録内容に伴う情報が配信される。たとえば、実際に携帯電話向けのコンシェルジュサービスとして実施されている交通情報、気象情報等の通知においては、事前に路線名や地域等を登録しておくと、その路線での渋滞情報や、その地域での気象情報が配信される(例えば特許文献1、非特許文献1)。また、インターネット上のサービスとして、同じ商品を買った人が他にどんな商品を買っているのかを提案(レコメンド)することで、利用の拡大を図るサービスがある。たとえば、インターネット書店等において、書籍、CD、DVDを検索すると、検索結果に提示された商品を以前に購入した人が該商品と合わせて購入した商品が提示されるようなサービスが実施されている。
特開2011−227746号公報
"特集II「iコンシェル」があなたの生活をちょっと便利に"、株式会社NTTドコモ、[online]、[2011年10月24日検索]、インターネット<URL: http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/library/docotsu/40/iconcier.html>
しかしながら、上述した従来のコンシェルジュサービスでは、利用者毎にコンシェルジュサービスをカスタマイズすることはできるが、あくまでコンシェルジュサービス提供者側が用意したコンシェルジュサービスの範囲内でのサービス提供のカスタマイズにとどまっていた。したがって、このような従来のコンシェルジュサービスは、提供される情報はコンシェルジュサービス提供者の視点でしか選別されておらず、利用者視点に立って他の利用者との情報共有が考慮されたものではなかった。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、利用者のライフイベントや利用したサービス情報等の情報を共有することによって、利用者視点に立った適切な情報提供(サービスレコメンド)を実現するための仕組みを提供することができる分散コンシェルジュシステム、分散コンシェルジュシステムの制御方法、ソーシャルコンシェルジュ装置、及びソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る分散コンシェルジュシステムは、複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置とを備える分散コンシェルジュシステムであって、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置は、前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報に係るサービス情報を、前記複数の利用者端末に提示し、前記複数の利用者端末が前記サービス情報を利用した場合、前記ライフイベント情報と、前記サービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを前記ソーシャルコンシェルジュ装置に送信し、前記ソーシャルコンシェルジュ装置は、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信した前記サービス提示回数の合計と、前記サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信し、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置は、前記サービス情報を、前記サービス順位に従って並び替えて生成したポータル画面により、前記複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供することを特徴とする、分散コンシェルジュシステムであって、前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする
また、本発明に係る分散コンシェルジュシステムの制御方法は、複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置とを備える分散コンシェルジュシステムの制御方法であって、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が、前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報に係るサービス情報を、前記複数の利用者端末に提示し、前記複数の利用者端末が前記サービス情報を利用した場合、前記ライフイベント情報と、前記サービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを前記ソーシャルコンシェルジュ装置に送信するステップと、前記ソーシャルコンシェルジュ装置が、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信した前記サービス提示回数の合計と、前記サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信するステップと、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が、前記サービス情報を、前記サービス順位に従って並び替えて生成したポータル画面により、前記複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供するステップと、を含む分散コンシェルジュシステムの制御方法であって、前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする
また、本発明に係るソーシャルコンシェルジュ装置は、複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置を備える分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置であって、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報と、ービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを受信し、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信したサービス提示回数の合計と、前記サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信するーソナルコンシェルジュ連携部を備えるソーシャルコンシェルジュ装置であって、前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする
また、本発明に係るソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラムは、 複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置を備える分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置として動作するコンピュータに、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報と、ービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを受信する手順と、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信したサービス提示回数の合計と、該サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信する順と、を実行させるための分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラムであって、前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする
本発明における分散コンシェルジュシステム、分散コンシェルジュシステムの制御方法、ソーシャルコンシェルジュ装置、及びソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラムによれば、利用者のライフイベントや利用したサービス情報等の情報を共有することによって、利用者視点に立った適切な情報提供を実現するための仕組みを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおけるパーソナルコンシェルジュ装置10aのブロック図である。 ライフイベントデータベース14に記録される情報の一例である。 本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置3のブロック図である。 ライフイベントデータベース32に記録される情報の一例である。 本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおける、利用者端末2aのアクセス履歴を記録する動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおける、アクセス履歴DB12から抽出したキーワードによりライフイベントを推定しポータル画面を作成する動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおける、利用者端末2aがポータル画面上のサービス情報を利用した場合の動作を示すフローチャートである。 サービスデータベース16、サービスデータベース36、及びディレクトリデータベース33に記録される情報の一例である。 サービスDB36に記録されたサービス順位に基づいてポータル画面を作成し、利用者端末2aに該ポータル画面を表示する動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムのブロック図である。本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムは、ポータルサーバ1と、利用者端末2aと、利用者端末2bと、ソーシャルコンシェルジュ装置3とを備える。
ポータルサーバ1は、利用者端末2a及び利用者端末2bと接続され、利用者端末2a及び利用者端末2bに、各々コンシェルジュサービスを提供する。該コンシェルジュサービスを提供するために、ポータルサーバ1は、パーソナルコンシェルジュ装置10aと、パーソナルコンシェルジュ装置10bとを備える。パーソナルコンシェルジュ装置10aは利用者端末2aにコンシェルジュサービスを提供し、パーソナルコンシェルジュ装置10bは利用者端末2bにコンシェルジュサービスを提供する。
ソーシャルコンシェルジュ装置3は、ポータルサーバ1のパーソナルコンシェルジュ装置10aと、パーソナルコンシェルジュ装置10bとに接続され、パーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bに夫々属する利用者端末2a及び利用者端末2bの利用者のライフイベントや利用したサービス情報等の情報を共有する。
なおここでは、利用者端末は2つのみ例示し、ポータルサーバ1は2つのパーソナルコンシェルジュ装置を備える構成としているが、3以上の利用者端末及びパーソナルコンシェルジュ装置を備える構成であってもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおけるパーソナルコンシェルジュ装置10aのブロック図を示す。
パーソナルコンシェルジュ装置10aは、アクセス履歴収集部11と、アクセス履歴DB(アクセス履歴データベース)12と、ライフイベント推定部13と、ライフイベントDB(ライフイベントデータベース)14と、サービス提供・収集部15と、サービスDB(サービスデータベース)16と、利用者属性情報17と、ソーシャルコンシェルジュ連携部18とを備える。
アクセス履歴収集部11は、サービスプロバイダサーバ4−1〜4−NのWebページに接続されており、利用者端末2aのWebページへのアクセス履歴を収集する。利用者端末2aは、PC(パーソナルコンピュータ)、携帯電話端末、テレビ、街頭端末等により構成される。アクセス履歴DB12には、アクセス履歴収集部11が収集したアクセス履歴が記録される。アクセス履歴の収集の際、利用者からの事前登録等は特に必要としない。また、アクセス履歴収集部11は、アクセス履歴DB12を参照して、収集したアクセス履歴からキーワードを抽出する。
ライフイベント推定部13は、後述するライフイベントDB14から、アクセス履歴収集部11で抽出されたキーワードに関連付けられたライフイベントを抽出して、利用者が現在遭遇しているライフイベント(結婚、退職、病気等)を推定する。
ライフイベントDB14には、キーワードとライフイベント(結婚、出産、退職等)とが関連付けられて予め記録されている。ライフイベントの推定は、アクセス履歴のみから行うため、利用者による事前登録等は特に必要としない。図3は、ライフイベントDB14に記録される情報の一例を示す。例えばライフイベントDB14には、ライフイベント“結婚”、キーワード“式場、新婚旅行、披露宴、・・・”が記録されている。
サービス提供・収集部15は、サービスを提供する自治体等サーバ5−1〜5−NのWebページ及びその他公共機関サーバ6のWebページに接続し、該自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6の提供する行政サービス等を抽出する。また、サービス提供・収集部15は、抽出したサービス情報をサービスDB16に記録する。
また、サービス提供・収集部15は、ライフイベント推定部13からライフイベントの情報を受け取ると、受け取ったライフイベントの情報に基づいてサービスDB16を検索し、ライフイベントの情報に関連する自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6の提供する行政サービス等を抽出する。そしてサービス提供・収集部15は、抽出したサービス情報を含めた次回アクセス時のポータル画面を生成する。例えば、サービス提供・収集部15は、ライフイベントが「育児」であれば、サービス情報として「子供手当て」等を検索し、「子供手当て」等のサービスへのリンクおよび手順をポータル画面に追加する。そしてサービス提供・収集部15は、生成したポータル画面を利用者端末2aに送信する。またサービス提供・収集部15は表示したサービス情報のサービス提示回数をカウントアップし、サービスDB16に記録する。
サービスDB16には、ライフイベントとサービス情報とが関連付けられて予め記録されている。該予め記録されているライフイベント及びサービス情報は、サービス提供・収集部15が定期的に自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6にアクセスして記録したものである。具体的にはサービス提供・収集部15は、自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6の掲載日や新着表示等から、新しいサービス情報の有無をチェックして、新着情報を取得し、新着情報の内容を全文検索して、出現頻度の高いキーワードを抽出する。そしてサービス提供・収集部15は、抽出した出現頻度の高いキーワードに基づきライフイベントDB14を検索し、類義語を含め一致するキーワードが多く含まれているライフイベントを抽出し、ライフイベントをキーとしてサービス情報をサービスDB16へ記録する。
利用者属性情報17は、記憶部(不図示)に記憶されており、サービス提供・収集部15は、利用者属性情報17を活用して、利用者が関係する自治体等サーバ5−1〜5−NのWebページからライフイベントに関連するサービスへのリンクを収集し、サービスDB16に該サービスへのリンクを記録する。なお、利用者属性情報17は、利用者の居住地、年齢、性別等の情報であり、サービス開始時の本人性の確認情報に含まれていることを想定する。属性情報以外の利用者による事前登録等は特に必要としない。
ソーシャルコンシェルジュ連携部18は、ソーシャルコンシェルジュ装置3と各種情報を送受信し、ソーシャルコンシェルジュ装置3と連携をする。具体的にはソーシャルコンシェルジュ連携部18は、ライフイベント推定部13が抽出したライフイベント情報を送信し、該ライフイベントに係る類義語データの送信を、ソーシャルコンシェルジュ装置3に要求し、またソーシャルコンシェルジュ装置3から類義語データを受信する。また、ソーシャルコンシェルジュ連携部18は、サービス特定情報であるリンク情報と、該サービス情報に係るサービス提示回数と、ライフイベント推定部13により推定したライフイベント情報とをソーシャルコンシェルジュ装置3に送信する。またソーシャルコンシェルジュ連携部18はソーシャルコンシェルジュ装置3から受信したサービス順位をサービスDB16に記録する。
パーソナルコンシェルジュ装置10bは、パーソナルコンシェルジュ装置10aと同一の構成であるため説明は省略する。
図4は、本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置3のブロック図を示す。ソーシャルコンシェルジュ装置3は、パーソナルコンシェルジュ連携部31と、ライフイベントDB(ライフイベントデータベース)32と、ディレクトリDB(ディレクトリデータベース)33と、カテゴリ決定部34と、サービス順位算出部35と、サービスDB(サービスデータベース)36とを備える。
パーソナルコンシェルジュ連携部31は、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置である、パーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bと各種情報を送受信して連携をする。具体的にはパーソナルコンシェルジュ連携部31は、パーソナルコンシェルジュ装置10a又は/及びパーソナルコンシェルジュ装置10bから受信したライフイベント情報に基づき、後述するライフイベントDB32から該ライフイベント情報に係る類義語データを取得し、該類義語データを夫々パーソナルコンシェルジュ装置10a又は/及びパーソナルコンシェルジュ装置10bに送信する。また、パーソナルコンシェルジュ連携部31は、パーソナルコンシェルジュ装置10a又は/及びパーソナルコンシェルジュ装置10bから受信したサービス情報のサービス提示回数に基づき、サービスDB36に記録されている提示回数合計に該サービス提示回数を加算し、また、利用回数合計をカウントアップする。
また、パーソナルコンシェルジュ連携部31は、後述するディレクトリDB33から、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bの宛先及び後述するカテゴリを取得する。またパーソナルコンシェルジュ連携部31は、サービスDB36からサービス順位を取得し、ディレクトリDB33から取得したカテゴリに基づきサービス順位を変更する。そしてパーソナルコンシェルジュ連携部31は、当該サービス順位をパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bに送信する。ここでカテゴリとは、利用者の置かれた状況や、趣味、嗜好を表すカテゴリであり、例えば“新婚”、“乳児母”、“求職者”“旅行好き”、“料理好き”等である。
ライフイベントDB32には、ライフイベントと、該ライフイベントに係るキーワードの類義語とが関連付けられて記録されている。図5は、ライフイベントDB32に記録される情報の一例を示す。ライフイベントDB32には、例えば、ライフイベント“結婚”、類義語“ウエディング、ハネムーン、婚姻、・・・”が記録されている。該類義語が、パーソナルコンシェルジュ装置10a又は/及びパーソナルコンシェルジュ装置10aにおけるライフイベントの推定に用いられる。
ディレクトリDB33は、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bの宛先アドレスと、該パーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bに属する利用者端末2a及び利用者端末2bの利用者のカテゴリが記録される。
カテゴリ決定部34は、パーソナルコンシェルジュ装置10aから受信したライフイベント情報、サービス特定情報、及びサービス提示回数とに基づき、利用者のカテゴリを決定し、決定したカテゴリをディレクトリDB33に記録する。具体的には、カテゴリ決定部34は、特定の利用者が、ある一定期間(例えば1週間以内)に、特定のライフイベント(例えば“結婚”)に関するサービス(式場案内、婚姻届、旅行案内等)を、一定回数(例えば“20回”)以上利用した場合、利用者のカテゴリを該当する所定のカテゴリに設定(例えば“結婚間近”、“婚約中”等)にする。
ここで、カテゴリ決定部34がカテゴリを判定するルールは、項目と値の組として予め設定しておく。カテゴリ判定ルールは、好ましくは、表1に示すカテゴリ判定テーブルとして設定する。例えば、カテゴリ判定テーブルは、項目“カテゴリ名”、“ライフイベント名”、“利用回数”、及び“利用期間”、と、当該項目の値とからなる組を格納する。表1では、カテゴリ名“婚約中”に係る各項目の値を記しているが、他のカテゴリについても同様に各項目の値が格納される。
Figure 0005717099
なおカテゴライズを判定する際は、予め定めたカテゴリ判定ルールに基づき、ある期間内に実施したライフイベントの利用回数によって、該当するカテゴリ名を決定することになる。ここで、ライフイベントの利用回数については、図5に示すライフイベントDB32の類義語から、利用したサービスが該当するライフイベントを判断し、該サービスが対応するライフイベントの利用回数を算出することになる。
サービス順位算出部35は、サービスDB36に記録されたサービス情報のサービス提示回数及び利用回数に基づき、該サービス情報の利用者に対する優先順位(以下、サービス順位という。)を算出し、算出したサービス順位を後述のサービスDB36に記録する。サービス順位は、概してサービスの利用回数に比例し、サービス情報のサービス提示回数に反比例する。なぜならば、少ないサービス情報のサービス提示回数で、サービスの利用に至っているため、当該サービス情報の価値は高いと推定できるからである。そしてサービスの利用回数が多いほどサービス順位を上げ、サービス情報のサービス提示回数が多い程、サービス順位を下げる。
サービスDB36には、ライフイベントと、該ライフイベントに係るサービス情報と、該サービス情報に係る提示回数合計と、利用回数合計と、サービス順位とが記録される。
次に、本発明に係る分散コンシェルジュシステムについて、図6〜図8、及び図10に示すフローチャートによりその動作を説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおける、利用者端末2aのアクセス履歴を記録する動作を示すフローチャートである。なお、ここでは利用者の本人性確認(本人認証)は済んでいるものとする。また、利用者端末2bのアクセス履歴も同様に記録するが、利用者端末2aのアクセス履歴の記録する動作と同一であるため、説明は省略する。
はじめに、利用者端末2aが、コンシェルジュサービスを提供するポータル画面を表示し、ポータル画面上で利用者による操作部(不図示)の操作によりURLの入力を受けると(ステップS1)、利用者端末2aは、当該URLをパーソナルコンシェルジュ装置10aに送信し、Webアクセスを要求する(ステップS2)。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのアクセス履歴収集部11は、受信したURL及び当該Webアクセスの要求があった時間を、アクセス履歴DB12に記録する(ステップS3)。また、アクセス履歴収集部11は、該受信したURLにより、サービスプロバイダサーバ4−1〜4−Nが提供するWebページにアクセスする。(ステップS4)。
アクセス履歴収集部11は、サービスプロバイダサーバ4−1〜4−NからWebページを取得すると(ステップS5)、Webページの内容と時刻をアクセス履歴DB12に記録する(ステップS6)。
続いてアクセス履歴収集部11は、Webページを利用者端末2aに送信する(ステップS7)。なおアクセス履歴収集部11は、利用者端末の種別に応じて適宜アクセス結果を整形する。
続いて利用者端末2aは、受信したWebページに基づき、ディスプレイ(不図示)にてWebページの内容を表示する(ステップS8)。
以上の動作を繰り返して、パーソナルコンシェルジュ装置10aのアクセス履歴収集部11は、利用者端末2aのアクセス履歴をアクセス履歴DB12に記録する。
図7は、パーソナルコンシェルジュ装置10aが、アクセス履歴DB12から抽出したキーワードによりライフイベントを推定し、ポータル画面を作成する動作を示すフローチャートである。なおパーソナルコンシェルジュ装置10bも同一の動作をするため、パーソナルコンシェルジュ装置10bに係る動作の説明は省略する。
まず、パーソナルコンシェルジュ装置10aのアクセス履歴収集部11は、アクセス履歴DB12からに記録されている、利用者端末2aのアクセスした滞在時間(視聴時間)の長いWebページの内容を全文検索し、出現頻度の高いキーワードを抽出する(ステップS10)。キーワードの抽出には、既存の日本語全文検索システム等のキーワード抽出機能を活用する。また、アクセス履歴収集部11は、抽出されたキーワードについて出現頻度を算出する。続いてアクセス履歴収集部11は、出現頻度が所定値以上のキーワードをライフイベント推定部13に渡す。出現頻度の大小により渡すキーワードを決定する方法としては、上位から積算して全体の60%を占めるキーワードを渡すと決定する方法、出現頻度の上位から中間値までを占めるキーワードを渡すと決定する方法、出現頻度の平均値を算出し、平均値以上のキーワードを渡すと決定する方法のいずれかの方法を採用する。
キーワードの抽出対象とするWebページの内容は、利用者端末の特徴を考慮し、利用者端末の種別毎に異なるようにしている。携帯電話端末やテレビの場合、画面サイズや画面解像度、操作手段の制約により、一回に表示できる情報量が限られており、視聴時間の長いページ内に利用者が求めている情報が含まれている可能性が高いことに着目し、ページ遷移時の時間を記録し、一連の操作の範囲内で滞在時間の長さで優先順位付けを行った上で、優先順位の高いWebページ(例えば、上位3件等)を抽出対象とする。滞在時間の短いWebページを排除することにより、処理時間の短縮を図るとともに、誤操作により遷移した関係のないページを対象から外して、後述するライフイベントの推定における確度を向上させる効果も期待できる。
また、携帯電話端末では、先頭行や最終行に、本文内容とは関係のない公告、「次へ」や「前へ」等のページ操作が挿入されている場合があるため、先頭行、最終行および先頭行、最終行前後のリンクを含む行については、抽出対象から省く。
続いてライフイベント推定部13は、アクセス履歴収集部11からキーワードを受け取ると、受け取ったキーワードに基づきライフイベントDB14を検索し、一致するキーワードが含まれているライフイベントを抽出する(ステップS11)。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのソーシャルコンシェルジュ連携部18は、抽出したライフイベント情報を送信し、該ライフイベントに係る類義語データの送信を、ソーシャルコンシェルジュ装置3に要求する(ステップS12)。
続いてソーシャルコンシェルジュ装置3のパーソナルコンシェルジュ連携部31は、受信したライフイベント情報に基づき、ライフイベントDB32から該ライフイベント情報に係る類義語データを取得する(ステップS13)。
続いてパーソナルコンシェルジュ連携部31は、類義語データ及び該類義語データに対応するライフイベント情報をパーソナルコンシェルジュ装置10aに送信し(ステップS14)、パーソナルコンシェルジュ装置10aのソーシャルコンシェルジュ連携部18は、類義語データを受信する(ステップS15)。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのライフイベント推定部13は、受信した類義語データに基づき、類義語を含め一致するキーワードが最も多く含まれるライフイベントを、利用者が現在遭遇しているライフイベントであると推定する(ステップS16)。例えば、キーワードが、「ハネムーン」「新婚旅行」であるとすると、ライフイベント推定部13は、ライフイベントとして「結婚」を推定する。ライフイベント推定部13は、推定したライフイベントの情報をサービス提供・収集部15に受け渡す。
続いてサービス提供・収集部15は、ライフイベント推定部13からライフイベントの情報を受け取ると、受け取ったライフイベントの情報に基づいてサービスDB16を検索し、ライフイベントの情報に関連する自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6の提供する行政サービス等を抽出する(ステップS17)。そして、サービス提供・収集部15は、抽出したサービス情報を含めた次回アクセス時のポータル画面を生成する(ステップS18)。
以上の動作は、利用者端末2aのパーソナルコンシェルジュ装置10aへのアクセス終了後(一定期間以上、アクセスされない場合)、あるいは、定期的に実施される。
図8は、本発明の一実施形態に係る分散コンシェルジュシステムにおける、利用者端末2aがポータル画面上のサービス情報を利用した場合の動作を示すフローチャートである。なお、利用者端末2bに係る動作も同一であるため、利用者端末2bに係る動作の説明は省略する。
はじめに、利用者端末2aが、利用者による操作部(不図示)の操作によりポータル画面の表示要求を受けると(ステップS21)、利用者端末2aは、パーソナルコンシェルジュ装置10aにWebアクセスする(ステップS22)。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、図7の動作により生成されたポータル画面を利用者端末2aに送信する(ステップS23)。利用者端末2aは、ディスプレイ(不図示)により、利用者にポータル画面を表示する(ステップS24)。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、表示したサービス情報のサービス提示回数をカウントアップし(1回分増加し)、サービスDB16に記録する(ステップS25)。
続いて、利用者端末2aが、利用者による操作部(不図示)の操作により、ポータル画面上のサービス情報の選択要求を受けると(ステップS26)、利用者端末2aは、パーソナルコンシェルジュ装置10aに当該サービス情報に係るWebアクセスを要求する(ステップS27)。このとき利用者端末2aは、パーソナルコンシェルジュ装置10aに当該サービス情報に係るリンク情報としてURLを送信する。
続いて、パーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、当該サービス情報に係るURLに基づき、当該URL先のサーバ(自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6のいずれかのサーバ)にWebアクセスを要求する(ステップS28)。当該要求を受けたURL先のサーバ(自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6のいずれかのサーバ)は、該URLに基づきWebページを送信する(ステップS29)。パーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、該Webページを、利用者端末2aに送信する(ステップS30)。利用者端末2aは、ディスプレイ(不図示)により該Webページを表示し、利用者にWebページを閲覧させる(ステップS31)。
続いて、パーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、サービスDB16の当該サービス情報の最新利用日として現在の日時を記録する(ステップS32)。
図9(a)は、このようにしてサービスDB16に記録された情報の一例を示す。サービスDB16には、ライフイベントと、該ライフイベントに係るサービス情報と、サービス情報のリンク情報と、サービス順位と、該サービス情報のサービス提示回数と、該サービス情報の最新利用日とが記録される。ここではサービス順位が未定であるため“−”により順位の情報が無いことを示している。例えばサービスDB16には、ライフイベント“結婚”、サービス“式場案内”、リンク情報“xxx”、サービス順位“−”、提示回数“10”、最新利用日“2011/11/9”が記録される。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのソーシャルコンシェルジュ連携部18は、該選択したサービスに係るサービス特定情報であるURLと、該サービス情報に係るサービス提示回数と、図7の動作により推定したライフイベント情報とをソーシャルコンシェルジュ装置3に送信し(ステップS33)、ソーシャルコンシェルジュ装置3は、該情報を受信する(ステップS34)。なお、ソーシャルコンシェルジュ連携部18は、サービス提示回数をサービスDB16から取得する。
続いてソーシャルコンシェルジュ装置3のパーソナルコンシェルジュ連携部31は、サービスDB36における、サービス特定情報に係るサービス情報のサービス提示回数及び利用回数を加算する(ステップS35)。具体的には、パーソナルコンシェルジュ連携部31は、パーソナルコンシェルジュ装置10aから受信したサービス提示回数に基づき、サービスDB36に記録されているサービス提示回数合計に該サービス提示回数を加算し、また、利用回数合計をカウントアップする。このようにすることで、サービスDB36には、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bの、特定のサービス情報に係るサービス提示回数及び利用回数の合計値を記録する。
続いてソーシャルコンシェルジュ装置3のカテゴリ決定部34は、パーソナルコンシェルジュ装置10aから受信したライフイベント情報、サービス特定情報、及びサービス提示回数とに基づき、利用者のカテゴリを決定し、決定したカテゴリをディレクトリDB33に記録する(ステップS36)。
図9(b)は、このようにしてディレクトリDB33に記録された情報の一例を示す。ディレクトリDB33には、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bの宛先アドレスと、該パーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bに係る利用者端末(利用者端末2a及び利用者端末2b)の利用者のカテゴリが記録される。例えば、ディレクトリDB33には、宛先アドレス“aaa”、カテゴリ“旅行好き”が記録される。なお、宛先アドレスとは、例えばIPアドレス等である。
続いて、ソーシャルコンシェルジュ装置3のサービス順位算出部35は、サービスDB36に記録されたサービス情報のサービス提示回数及び利用回数に基づき、該サービス情報の順位を算出し、算出したサービス順位をサービスDB36に記録する(ステップS36)。
図9(c)は、このようにしてサービスDB36に記録された情報の一例を示す。サービスDB36には、ライフイベントと、該ライフイベントに係るサービス情報と、該サービス情報に係るサービス提示回数合計と、利用回数合計と、サービス順位とが記録される。例えば、サービスDB36には、ライフイベント“結婚”、サービス“式場案内”、提示回数合計“200”、利用回数合計“100”、サービス順位“2”が記録される。図9(c)におけるサービスDB36では、サービス順位は、利用回数合計をサービス提示回数合計により除算した値により定めている。すなわち、サービス“式場案内”に係る当該値は0.5であり、サービス“婚姻届”に係る当該値は、0.8であり、サービス“旅行案内”に係る当該値は、0.2である。従ってサービス順位は、当該値の大きいサービス“婚姻届”が1であり、サービス“式場案内”が2であり、サービス“旅行案内”が3である。なおサービス順位は小さいほど優先順位が高いことを意味する。
図10は、サービスDB36に記録されたサービス順位に基づいてポータル画面を作成し、利用者端末2aに該ポータル画面を表示する動作を示すフローチャートである。以下の図10に係る動作は、図8に係る動作終了後、あるいは、定期的に実施される。
まず、ソーシャルコンシェルジュ装置3のパーソナルコンシェルジュ連携部31は、ディレクトリDB33から、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10bの宛先及びカテゴリを取得する(ステップS40)。
続いて、パーソナルコンシェルジュ連携部31は、サービスDB36から、サービス順位を取得し、ディレクトリDB33から取得したカテゴリ毎にサービス順位を変更する(ステップS41)。例えばカテゴリが“旅行好き”であるパーソナルコンシェルジュ装置10aに対して、ライフイベント“結婚”に係るサービス“旅行案内”の順位を、最優先の順位である1に変更し、その他のサービス順位は、適宜順番を修正する。ここでは、サービス“婚姻届”のサービス順位を1から2に変更し、サービス“式場案内”のサービス順位を2から3に変更する。
続いてパーソナルコンシェルジュ連携部31は、当該サービス順位をパーソナルコンシェルジュ装置10aに送信する(ステップS42)。同様にパーソナルコンシェルジュ連携部31は、サービス順位をパーソナルコンシェルジュ装置10bにも送信するが、同一の動作であるため、以下では、パーソナルコンシェルジュ装置10aの動作のみを説明する。パーソナルコンシェルジュ装置10aのソーシャルコンシェルジュ連携部18は、受信したサービス順位をサービスDB16に記録する(ステップS43)。すなわち、図9(a)において未定であったサービス順位に、受信したサービス順位を記録する。具体的には、図9(a)におけるサービス“旅行案内”に対してサービス順位“1”を記録し、サービス“婚姻届”に対してサービス順位“2”を記録し、サービス“式場案内”に対してサービス順位“3”を記録する。このようにして情報が記録されたサービスDB16を、図9(d)に示す。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、サービスDB16のサービス順位に基づきポータル画面を更新する(ステップS44)。すなわち、サービス順位が高いものから順番に、ポータル画面上の上からサービス情報を提示する。例えば、パーソナルコンシェルジュ装置10aに係る利用者端末2aのライフイベントが“結婚”である場合、サービス順位が1であるサービス“旅行案内”、サービス順位が2であるサービス“婚姻届”、サービス順位が3であるサービス“式場案内”の順にポータル画面上に表示する。このようにすることで、サービス順位が高いサービス情報がより閲覧しやすい位置に表示され、利用者が新たなサービス情報を見つけ易くする。
ここで利用者端末2aが、操作部(不図示)の操作等により利用者からポータル画面の要求を受けると(ステップS45)、利用者端末2aは、パーソナルコンシェルジュ装置10aにポータル画面の要求を送信する(ステップS46)。
続いてパーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15は、ステップS44により更新したポータル画面を利用者端末2aに送信する(ステップS47)。利用者端末2aは、更新されたポータル画面をディスプレイ(不図示)に表示し、利用者に当該更新されたポータル画面を閲覧させる。
このように本発明によれば、ソーシャルコンシェルジュ装置3のサービス順位算出部35が、ソーシャルコンシェルジュ装置3に属するパーソナルコンシェルジュ装置(ここではパーソナルコンシェルジュ装置10a及びパーソナルコンシェルジュ装置10b)におけるサービス提示回数及び利用回数に基づきサービス順位を算出し、パーソナルコンシェルジュ装置10aが該サービス順位に基づきポータル画面を更新するため、利用者のライフイベントや利用したサービス情報等の情報を共有することによって、利用者視点に立った適切な情報提供を実現するための仕組みを提供することができる。
なお、ステップS40において、ソーシャルコンシェルジュ装置3のパーソナルコンシェルジュ連携部31は、パーソナルコンシェルジュ装置10aのカテゴリを取得するとしたが、該カテゴリを取得しなくてもよい。この場合、パーソナルコンシェルジュ連携部31は、ステップS41においてサービス情報の優先順位を変更しない。
なお、本実施例において、パーソナルコンシェルジュ装置10aのサービス提供・収集部15が接続するサーバとして自治体等サーバ5−1〜5−N及びその他公共機関サーバ6を示したが、サービス提供・収集部15が接続するサーバは民間のサーバであってもよい。
ここで、分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置3として機能させるために、コンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、ソーシャルコンシェルジュ装置3の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、当該コンピュータの記憶部に記録しておき、当該コンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 ポータルサーバ
10a、10b パーソナルコンシェルジュ装置
11 アクセス履歴収集部
12 アクセス履歴DB
13 ライフイベント推定部
14 ライフイベントDB
15 サービス提供・収集部
16 サービスDB
17 利用者属性情報
18 ソーシャルコンシェルジュ連携部
2a、2b 利用者端末
3 ソーシャルコンシェルジュ装置
31 パーソナルコンシェルジュ連携部
32 ライフイベントDB
33 ディレクトリDB
34 カテゴリ決定部
35 サービス順位算出部
36 サービスDB
4−1〜4−N サービスプロバイダサーバ
5−1〜5−N 自治体等サーバ
6 その他公共機関サーバ

Claims (8)

  1. 複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置とを備える分散コンシェルジュシステムであって、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置は、前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報に係るサービス情報を、前記複数の利用者端末に提示し、前記複数の利用者端末が前記サービス情報を利用した場合、前記ライフイベント情報と、前記サービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを前記ソーシャルコンシェルジュ装置に送信し、
    前記ソーシャルコンシェルジュ装置は、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信した前記サービス提示回数の合計と、前記サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信し、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置は、前記サービス情報を、前記サービス順位に従って並び替えて生成したポータル画面により、前記複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供することを特徴とする、分散コンシェルジュシステムであって、
    前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする、
    分散コンシェルジュシステム
  2. 前記サービス順位は、前記サービス情報の前記利用回数の合計が大きいほど高いことを特徴とする、請求項1に記載の分散コンシェルジュシステム。
  3. 複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置とを備える分散コンシェルジュシステムの制御方法であって、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が、前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報に係るサービス情報を、前記複数の利用者端末に提示し、前記複数の利用者端末が前記サービス情報を利用した場合、前記ライフイベント情報と、前記サービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを前記ソーシャルコンシェルジュ装置に送信するステップと、
    前記ソーシャルコンシェルジュ装置が、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信した前記サービス提示回数の合計と、前記サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信するステップと、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が、前記サービス情報を、前記サービス順位に従って並び替えて生成したポータル画面により、前記複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供するステップと、
    を含む分散コンシェルジュシステムの制御方法であって、
    前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする分散コンシェルジュシステムの制御方法。
  4. 前記サービス順位は、前記サービス情報の前記利用回数の合計が大きいほど高いことを特徴とする、請求項3に記載の分散コンシェルジュシステムの制御方法。
  5. 複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置を備える分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置であって、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報と、ービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを受信し、前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信したサービス提示回数の合計と、前記サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信するーソナルコンシェルジュ連携部を備えるソーシャルコンシェルジュ装置であって、
    前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする、
    ソーシャルコンシェルジュ装置
  6. 前記サービス順位は、前記サービス情報の前記利用回数の合計が大きいほど高いことを特徴とする、請求項5に記載のソーシャルコンシェルジュ装置。
  7. 複数の利用者端末にコンシェルジュサービスを提供する複数のパーソナルコンシェルジュ装置と、該複数のパーソナルコンシェルジュ装置に接続されたソーシャルコンシェルジュ装置を備える分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置として動作するコンピュータに、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置が前記複数の利用者端末のアクセス履歴から抽出したキーワードにより推定したライフイベント情報と、ービス情報を特定するサービス特定情報と、前記サービス情報のサービス提示回数とを受信する手順と、
    前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置から受信したサービス提示回数の合計と、該サービス情報の利用回数の合計とに基づき前記ライフイベント情報に係るサービス情報のサービス順位を算出し、該サービス順位を前記複数のパーソナルコンシェルジュ装置に送信する順と、
    を実行させるための分散コンシェルジュシステムにおけるソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラムであって、
    前記サービス順位は、前記利用回数を前記サービス提示回数で除算した値により定めることを特徴とする、
    制御プログラム
  8. 前記サービス順位は、前記サービス情報の前記利用回数の合計が大きいほど高いことを特徴とする、請求項7に記載のソーシャルコンシェルジュ装置の制御プログラム。
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