JP2011013068A - 光波距離計 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度位相ドリフトを低減するとともに誤差を小さくしながら遠距離測定できる光波距離計を提供する。
【解決手段】複数の主変調周波数F1、F2、F3で変調された第1の発光素子13と、前記各主変調周波数それぞれに近接した複数の傍変調周波数F1−Δf1、F2−ΔF2、F3−Δf3で変調された第2の発光素子14と、両発光素子から出射された光を受光する第1、第2の受光素子40、50と、第1の受光素子に接続された第1の周波数変換器群42、44、46と、第2の受光素子に接続された第2の周波数変換器群52、54、56とを備え、主変調周波数及び傍変調周波数は、それぞれの中で最も周波数の低いものF3、F3−Δf3と近接した周波数の主変調周波数F3−F4及び傍変調周波数F3−F4−Δf4に変更でき、近接法によって近接した2つの主変調周波数の差となる変調周波数F4を用いた場合の目標反射物22までの距離も算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光波距離計に関し、さらに詳細には、発光素子から出射した光を測距光路(外部光路)と参照光路(内部光路)とに切換えるシャッターを用いない光波距離計に関する。
従来の光波距離計では、シャッターを移動させることによって、発光素子から出射した光を、目標反射物(ターゲット、反射シート又はノンプリズムの物体)まで往復する測距光路と、光源から直ちに受光素子へ向かう参照光路とを交互に切換えて距離測定することによって、光波距離計の固有な誤差を補正していた。しかしながら、シャッターの移動を伴うため、距離測定に時間にかかるうえ、低温で動きが遅くなるという短所があった。そこで、測距光路と参照光路とに切換えるシャッターを用いない光波距離計が望まれていた。
このようなシャッターを用いない光波距離計を出願人は、先に出願している(下記特許文献1参照)。そこで、この光波距離計について、図10に示したブロック図に基づいて説明する。
この光波距離計は、レーザダイオード等の発光素子13、14を2つ備え、第1の発光素子13からは周波数F、F及びF(以下、主変調周波数と呼ぶ。)で変調された光を出射し、第2の発光素子14からは、主変調周波数F、F及びFそれぞれに近接した周波数F−Δf、F−Δf及びF−Δf(以下、傍変調周波数と呼ぶ。)で変調された光を出射する。第1の発光素子13から出射された光は、2つに分けられ、一方は測距光として、目標反射物22までを往復する測距光路23を経て第1の受光素子40に入射し、他方は参照光として、第1の参照光路26を経て第2の受光素50に入射する。第2の発光素子14から出射された光は、2つに分けられ、一方は参照光として、第2の参照光路31を経て第2の受光素子50に入射し、他方は参照光として、第3の参照光路29を経て第1の受光素子40に入射する。
第1の受光素子40の出力は、主変調周波数F、F及びFの個数と同数の3つに分けられ、一つ目は第1の周波数変換器42に入力され、2つ目は第2の周波数変換器44に入力され、3つ目は第3の周波数変換器46に入力される。第2の受光素子50の出力も同じく3つに分けられ、一つ目は第4の周波数変換器52に入力され、2つ目は第5の周波数変換器54に入力され、3つ目は第6の周波数変換器56に入力される。
第1の周波数変換器42は、主変調周波数Fで変調されて測距光路23を経た測距光から得られた信号に、前述した主変調周波数F及び傍変調周波数F−Δfの両方に近接した局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数Δfの中間周波信号を発生させる。また、第1の周波数変換器42は、傍変調周波数F−Δfで変調されて第3の参照光路29を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数2Δfの中間周波信号を発生させる。
第2の周波数変換器44は、主変調周波数Fで変調されて測距光路23を経た測距光から得られた信号に、前述した主変調周波数F及び傍変調周波数F−Δfの両方に近接した局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数Δfの中間周波信号を発生させる。また、第2の周波数変換器44は、傍変調周波数F−Δfで変調されて第3の参照光路29Pを経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数2Δfの中間周波信号を発生させる。
第3の周波数変換器46は、主変調周波数Fで変調されて測距光路23を経た測距光から得られた信号に、前述した主変調周波数F及び傍変調周波数F−Δfの両方に近接した局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数Δfの中間周波信号を発生させる。また、第3の周波数変換器46は、傍変調周波数F−Δfで変調されて第3の参照光路29を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数2Δfの中間周波信号を発生させる。
第4の周波数変換器52は、主変調周波数Fで変調されて第1の参照光路26を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数Δfの中間周波信号を発生させる。また、第4の周波数変換器52は、傍変調周波数F−Δfで変調されて第2の参照光路31を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数2Δfの中間周波信号を発生させる。
第5の周波数変換器54は、主変調周波数Fで変調されて第1の参照光路26を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数Δfの中間周波信号を発生させる。また、第5の周波数変換器54は、傍変調周波数F−Δfで変調されて第2の参照光路31を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数2Δfの中間周波信号を発生させる。
第6の周波数変換器56は、主変調周波数Fで変調されて第1の参照光路26を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数Δfの中間周波信号を発生させる。また、第6の周波数変換器56は、傍変調周波数F−Δfで変調されて第2の参照光路31を経た参照光から得られた信号に局部発振周波数F+Δfの信号を乗算して、周波数2Δfの中間周波信号を発生させる。
こうして同時に、測距光路23に係る周波数Δf、Δf及びΔfの中間周波信号、第1の参照光路26に係る周波数Δf、Δf及びΔfの中間周波信号、第2の参照光路31に係る周波数2Δf、2Δf及び2Δfの中間周波信号、第3の参照光路29に係る周波数2Δf、2Δf及び2Δfの中間周波信号の合わせて12の中間周波信号が得られる。12の中間周波信号をフィルタやフーリエ変換器等の適当な手段で分離し、各中間周波信号の初期位相を求めれば、目標反射物22までの距離が光波距離計内部で発生する誤差を補正して算出される。
特願2009−144488号
前記光波距離計によれば、測距光と参照光とを切換えるのにシャッターを用いることなく、全ての変調周波数における測距光路と参照光路に係る各中間周波信号の初期位相が同時に求まるため、従来よりも高速に距離測定を行うことができる。また、シャッターを用いないことによるコストダウンが可能になる。さらに、全ての変調周波数における測距距離と参照距離の同時測定が可能になるため、温度位相ドリフトが打ち消し合って、電気部品の温度位相ドリフトを低減できる。
しかし、前記光波距離計において、発光素子13、14から出射する光の主変調周波数F、F、Fが、例えば、それぞれ75MHz、3.75MHz、250kHzであるとすると、それぞれの波長は4m、80m、1200mとなり、それぞれの測定可能な範囲は2m、40m、600mとなる。このため、遠距離測定の際には低い変調周波数を使用する必要があるが、数百kHz以下の変調周波数を使用すると、空気中の微粒子からの反射量が増して、測定誤差が大きくなるため、遠距離測定には限界があった。しかし、最近では、従来よりもいっそうの遠距離測定できる光波距離計が要望されるようになってきた。
本発明は、前記要望に鑑みてなされたものであって、従来よりも、電気部品の温度位相ドリフトを低減するとともに誤差を小さくしながら遠距離測定できる光波距離計を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明の光波距離計は、複数の主変調周波数(F、F、F)で変調された光を出射する第1の発光素子と、前記各主変調周波数それぞれに近接する傍変調周波数(F−Δf、F−Δf、F−Δf)で変調された光を出射する第2の発光素子と、両発光素子から出射された光を受光する第1の受光素子及び第2の受光素子と、第1の受光素子に接続された第1の周波数変換器群と、第2の受光素子に接続された第2の周波数変換器群とを備え、第1の発光素子から出射された光は2つに分けられ、一方は目標反射物までを往復する測距光路を経て第1の受光素子に入射し、他方は第1の参照光路を経て第2の受光素子に入射し、第2の発光素子から出射された光は2つに分けられ、一方は第2の参照光路を経て第2の受光素子に入射し、他方は第3の参照光路を経て第1の受光素子に入射し、第1の周波数変換器群及び第2の周波数変換器群は、それぞれ、前記主変調周波数と同数の周波数変換器から構成され、各周波数変換器にはそれぞれ異なる周波数の局部発振周波数(F+Δf、F+Δf、F+Δf)の信号が入力され、該局部発振周波数は、各主変調周波数及び各主変調周波数に近接した各傍変調周波数の両方に近接した周波数とされ、前記各周波数変換器で発生させた中間周波信号を用いて目標反射物までの距離を算出するとともに、前記主変調周波数、前記傍変調周波数及び前記局部発振周波数は、それぞれの中で最も低い周波数(F、F−Δf、F+Δf)は、それぞれに近接した別の周波数の主変調周波数(F−F)、傍変調周波数(F−F−Δf)及び局部発振周波数(F−F+Δf)に変更でき、近接法によって、最も低い周波数の主変調周波数の周波数変更前後の周波数差となる変調周波数(F)を用いた場合の目標反射物までの距離も算出できるようにした。
請求項2に係る発明は、請求項2に係る発明の光波距離計においては、前記各中間周波信号の周波数は最も低いものに対して整数倍になっており、前記各中間周波信号はデジタル帯域フィルタによって分離されるようにした。
請求項1に係る発明の光波距離計によれば、測距光と参照光とを切換えるのに、シャッターを用いることなく、測距光路と参照光路に係る各中間周波信号の初期位相が同時に求まるため、従来よりも高速に距離測定を行うことができる。また、シャッターを省くことによるコストダウンが可能になる。さらに、本発明によれば、測距距離と参照距離の同時測定が可能になるため、温度位相ドリフトが打ち消し合って、電気部品の温度位相ドリフトを低減できる。このため、従来は、電気部品の温度位相ドリフトを少なくするため、連続測距中の発光素子を電源ONに保っていたが、本発明では、測距毎に発光素子の電源をON/OFFすることが可能となって、節電を図ることができる。
さらに、本発明では、2つの主変調周波数FとF−Fとを近接させているので、近接法によって、両主変調周波数の差となる変調周波数Fを用いることなく、極めて低い変調周波数Fを用いた場合の測距値を得ることができる。このため、誤差を小さくしながら遠距離測定できる。
請求項2に係る発明の光波距離計によれば、各中間周波信号の周波数は最も低いものに対して整数倍になっており、各中間周波信号はデジタル帯域フィルタによって分離されるようにしたから、確実に各中間周波信号を分離できて、いっそう誤差の少ない測距値が得られる。
本発明の一実施例に係る光波距離計の主要部のブロック図である。 近接した2つの周波数から両周波数の差の周波数を得る方法を説明する図である。 光波距離計において、近接した2つの変調周波数を用いて測距値を得る近接法について説明する図である。 前記光波距離計の詳細なブロック図である。 前記光波距離計の主変調周波数、傍変調周波数、中間周波数及び局部発振周波数の例を示す表である。 本発明の第2の実施例に係る光波距離計のブロック図である。 本発明の第3の実施例に係る光波距離計のブロック図である。 本発明の第4の実施例に係る光波距離計のブロック図である。 本発明の第5の実施例に係る光波距離計のブロック図である。 従来の光波距離計のブロック図である。
まず、図面に基づいて、本発明の光波距離計の第1実施例について説明する。
この光波距離計は、図1に示したように、第1の発光素子13を主変調周波数F、F及びFで変調して発光させ、第2の発光素子14を前記主変調周波数F、F及びFそれぞれに近接した傍変調周波数F−Δf、F−Δf、F−Δfで変調して発光させ、周波数変換器42、44、46、52、54、56で周波数Δf、Δf、Δf、2Δf、2Δf、2Δfの12個の中間周波信号を得ることができることは、前記特許文献1で開示したものと同じである。
しかし、その後、主変調周波数F及びFは前と同じであるが、最も低い主変調周波数を前の主変調周波数Fに近接したF−Fに変更して、第1の発光素子13を発光させるとともに、傍変調周波数F−Δf及びF−Δfは前と同じであるが、最も低い傍変調周波数を前の傍変調周波数Fに近接したF−F−Δfに変更して、第2の発光素子14を発光させることができる。このとき、周波数変換器42、44、52、54へ入力する局部発振周波数は前と同じであるが、周波数変換器46、56へ入力する局部発振周波数は、前のF+Δfに近接させたF−F+Δfに変更する。
この変調周波数の変更後の中間周波数は、測距光路23に係る周波数Δf及びΔf、第1の参照光路26に係る周波数Δf及びΔf、第2の参照光路31に係る周波数2Δf及び2Δf、第3の参照光路29に係る周波数2Δf、及び2Δfの8つの中間周波数が得られることは前記特許文献1で開示したものと同じであるが、残り4つの中間周波数は、測距光路23に係るΔf、第1の参照光路26に係るΔf、第2の参照光路31に係る2Δf、第3の参照光路29に係る2Δfとなる。
本実施例は、前述したように最も低い主変調周波数、傍変調周波数及び局部発振周波数を近接した周波数に交互に変更することができること以外は、前記特許文献1で開示したものと同じである。
本実施例によれば、最初の測定で、主変調周波数F、F及びFでの測距値が得られる。次に最も低い主変調周波数、傍変調周波数及び局部発振周波数を近接した周波数に変更した後の測定では、主変調周波数F、F及びF−Fでの測距値が得られる。これらの測距値からは、近接法により、近接した2つの主変調周波数F及びF−Fの差となる変調周波数Fでの測距値も得られる。以下、変調周波数Fでの測距値が得られる理由を説明する。
周波数F、F−Fは、一般に周波数Fを分周して作る。例えば、周波数Fを15等分して主変調周波数Fを作り、主変調周波数Fを16等分して主変調周波数F−Fを作ったとする。例えば、Fを37.5MHzとすると、Fは2.5MHz(波長120m)、F−Fは2.34375MHz(波長128m)となる。ここで、周波数FとF−Fの両周波数の信号を加えると、図2に示したように、ビート(うなり)により両周波数F、F−Fの差の周波数F(156.25kHz、波長1920m)の信号を生じる。この例から分かるように、一般的に次式が成立する 。
=F−(F−F) (1)
周波数Fでの波長をλ、周波数Fでの波長をλ、周波数F−Fでの波長をλ34、光速をcとすると、(1)式は次式のようにも書ける。
c/λ=c/λ−c/λ34 又は 1/λ=1/λ−1/λ34 (2)
図3に、周波数FとF−Fとが近接した2.5MHz(波長120m)と2.3475MHz(波長約128m)の場合の、距離と位相との関係を示す。距離960m(往復1920m)で両者の位相差は2πになる。一方、両周波数FとF−Fとの差となる周波数F(波長1920m)の位相も2πになる。これから、周波数Fの位相は、周波数Fの位相と周波数F−Fの位相との位相差に等しいことが分かる。一般に、周波数Fでの測距値をd、周波数Fでの測距値をd、周波数F−Fでの測距値をd34とすると、次式が成立する。
2d/λ=2d/λ−2d34/λ34=θ/(2π) (3)
ただし、θは周波数Fでの位相である。したがって、この位相θは、周波数Fでの位相2π(2d/λ)と周波数F−Fでの位相2π(2d34/λ34)の差から算出できる。なお、(3)式において、2d、2d、2d34としたのは、測距光が目標反射物22までを往復するからである。もし、2d/λ−2d34/λ34の値が負の場合は、2πを加えてこの位相θを算出する。こうして位相θを算出すると、次式から周波数Fでの測距値dを算出できる。
=λ・θ/(4π) (4)
例えば、主変調周波数FとF−Fとが近接した2.5MHzと2.34375MHzであれば、両主変調周波数FとF−Fとの差となる周波数Fは、156.25kHzで、波長は1920mとなる。こうして、極めて低い変調周波数Fを用いることなく、極めて低い変調周波数Fを用いた場合の測距値dを得ることができる。
この光波距離計については、図4に示したブロック図に基づいて、さらに詳細に説明する。
まず、発振器1で主変調周波数Fの信号を発生させる。この主変調周波数Fの信号は、分周部2に入力されるとともに、PLL9,10を介して、発振器5、11に入力される。PLL9、10は、発振器5、11を主変調周波数Fと正確に同期して発振させるために使用する。
分周部2は、主変調周波数Fの信号を分周して、主変調周波数F2及びF又はF−Fの信号を発生する。この主変調周波数F2及びF又はF−Fの信号と主変調周波数Fの信号とは、周波数重畳回路3を経て駆動回路4へ入力される。第1の発光素子13は、駆動回路4によって駆動され、主変調周波数F、F及びF又はF−Fで変調された光を出射する。
発振器5は、傍変調周波数F−Δfの信号を発生する。この傍変調周波数F−Δfの信号は、さらに分周部6で周波数を分周されて、傍変調周波数F−Δf及びF−Δf又はF−F−Δfの信号となる。これらの傍変調周波数F−Δf、F−Δf及びF−Δf又はF−F−Δfの信号は、周波数重畳回路7を経て駆動回路8へ入力される。第2の発光素子14は、駆動回路8によって駆動され、傍変調周波数F−Δf、F−Δf及びF−Δf又はF−F−Δfで変調された光を出射する。
発振器11は、局部発振周波数F+Δfの信号を発生する。この局部発振周波数F+Δfの信号からは、周波数生成回路12で分周されて局部発振周波数F+Δf及びF+Δf又はF−F+Δfの信号も生成される。これらの局部発振周波数F+Δf、F+Δf及びF+Δf又はF−F+Δfの信号は、後述するように、周波数変換器42、44、46、52、54、56へ入力される。
第1の発光素子13から出射された光は、ビームスプリッタ20で2つに分けられ、一方は図示しない送光光学系から測距光として出射され、目標反射物22までを往復する測距光路23を経て第1の受光素子40に入射し、他方は参照光として、第1の参照光路26を経て第2の受光素子50に入射する。測距光路23には、受光素子40の前に、光量調整用の濃度フィルタ24と受光光学系25が配置されている。第1の参照光路26にも、受光素子50の前に光量調整用の濃度フィルタ27が配置されている。
第2の発光素子14から出射された光は、ビームスプリッタ28で2つに分けられ、一方は参照光として、第2の参照光路31を経て第2の受光素子50に入射し、他方は参照光として、第3の参照光路29を経て第1の受光素子40に入射する。第2の参照光路31にも、第2の受光素子50の前に光量調整用の濃度フィルタ32が配置されており、第3の参照光路29にも、第1の受光素子40の前に光量調整用の濃度フィルタ30が配置されている。
第1の受光素子40の出力は、増幅器41を経て3つに分けられ、一つ目は第1の周波数変換器42に入力され、2つ目は第2の周波数変換器44に入力され、3つ目は第3の周波数変換器46に入力される。第2の受光素子50の出力も、増幅器51を経て3つに分けられ、一つ目は第4の周波数変換器52に入力され、2つ目は第5の周波数変換器54に入力され、3つ目は第6の周波数変換器56に入力される。
第1〜第6の各周波数変換器42、44、46、52、54、56から、合計12の中間周波信号が得られることは、前述したとおりである。各周波数変換器42、44、46、52、54、56から出力された中間周波信号は、それぞれ、低域フィルタ43、45、47、53、55、57によって高周波成分が除去される。
低域フィルタ43、45及び47の出力は、加算器48で加算された後にA/D変換器49に入力される。すなわち、A/D変換器49には、測距光路23に係る周波数Δf、Δf及びΔf又はΔfの3つの中間周波信号と、第3の参照光路29に係る周波数2Δf、2Δf、2Δf又は2Δfの3つの中間周波信号が入力される。これらの中間周波信号は、A/D変換された後に、図示しないデジタル帯域フィルタによって分離され、さらに各中間周波信号の初期位相及び振幅が求められる。
低域フィルタ53、55、57の出力は、加算器58で加算された後にA/D変換器59に入力される。すなわち、A/D変換器59には、第1の参照光路26に係る周波数Δf、Δf及びΔf又はΔfの3つの中間周波信号と、第2の参照光路31に係る周波数2Δf、2Δf及び2Δf又は2Δfの3つの中間周波信号が入力される。これらの中間周波信号は、A/D変換された後に、図示しないデジタル帯域フィルタによって分離され、さらに各中間周波信号の初期位相及び振幅が求められる。
各中間周波信号の初期位相が求まると、目標反射物22までの距離が光波距離計内部で発生する誤差を補正して算出される。また、各中間周波信号の振幅も求まると、これらの振幅は各濃度フィルタ24、27、30、32による光量調節に利用される。
ところで、中間周波信号の周波数に関しては、Δf又はΔfが最も低く、このΔf又はΔfの整数倍が2Δf又は2Δf、Δf、2Δf、Δf、2Δfとなっている。これにより、デジタル帯域フィルタによって確実に6つの周波数を分離することができる。また、各中間周波信号は、A/D変換器49、59に入力するとき、1信号だけのときの1/6の信号レベルにする。これは、6信号が合成されたとき、入力レベルが飽和しないようにするためである。また、A/D変換器49、59への入力レベルが飽和しなければ、各中間周波信号レベルは、1信号だけのときの1/6以上の信号レベルにしてもよい。
ここで、本実施例のデジタル帯域フィルタの原理についても、簡単に説明する。周期関数yは、定数項を省略すると、次式のようなフーリエ級数で表すことができる。
y=asinωt+asin2ωt+asin3ωt+・・・・+asin(nωt)+・・・・・・・・
+bcosωt+bcos2ωt+bcos3ωt+・・・・・+bcos(nωt)+・・・・・・ (5)
ただし、a=(1/π)∫ 2πysin(nωt)dt (6)
=(1/π)∫ 2πycos(nωt)dt (7)
前記(6)式及び(7)式から、周期関数yに対して基本波(最も周波数が低いもの)asinωt+bcosωtと同じ周期のsin波を乗じたものを基本波の1周期にわたって積分するとaが求まり、周期関数yに対して基本波のn倍波のsin波を乗じたものを基本波の1周期にわたって積分するとaが求まる。また、周期関数yに対して基本波asinωt+bcosωtと同じ周期のcos波を乗じたものを基本波の1周期にわたって積分するとbが求まり、周期関数yに対して基本波のn倍波のcos波を乗じたものを基本波の1周期にわたって積分するとbが求まる。これから、n倍波(n=1の場合は基本波)の振幅Anと初期位相φnは次式から求まる。
An=√(a +b ) (8)
φn=tan−1(b/a) (9)
前記実施例において、各中間周波信号の周波数は、最も低いものがΔf又はΔfで、その他のものはΔf又はΔfの整数倍で2Δf又は2Δf、Δf、2Δf、Δf、2Δfとなっている。したがって、これらの中間周波信号を加算した全中間周波信号は、周波数Δf又はΔfを基本波asinωt+bcosωtとし、フーリエ級数で表される周期関数yとなり、前記(5)〜(7)式で表すことができる。
そこで、全中間周波信号yを基本波の1周期について適宜回数(例えば4800回)サンプリングして、基本波(周波数Δf又はΔfの中間周波信号)と同じ周期のsin波を乗じたものを合計するとaが求まる。全中間周波信号yを基本波の1周期について適宜回数サンプリングして、基本波と同じ周期のcos波を乗じたものを合計するとbが求まる。これから、(8)式及び(9)式を用いると、周波数Δf又はΔfの中間周波信号の振幅Aと初期位相φが求まる。
次に、全中間周波信号yを基本波の1周期について適宜回数サンプリングして、基本波の2倍波のsin波を乗じたものを合計するとaが求まる。全中間周波信号yを基本波の1周期について適宜回数サンプリングして、基本波の2倍波のcos波を乗じたものを合計するとbが求まる。これから、(8)式及び(9)式を用いると、周波数2Δf又は2Δfで2倍波である中間周波信号の振幅Aと初期位相φが求まる。
以下同様に、全中間周波信号yを基本波の1周期について適宜回数サンプリングして、基本波のn倍波のsin波を乗じたものを合計するとaが求まる。全中間周波信号yを基本波の1周期について適宜回数サンプリングして、基本波のn倍波のcos波を乗じたものを合計するとbが求まる。これから、(14)及び(15)式を用いると、n倍波である中間周波信号の振幅Aと初期位相φが求まるので、全ての中間周波信号の振幅Aと初期位相φが求まる。この際、各中間周波信号の周波数が基本波の周波数の何倍であるかは分かっているから、明らかにAn=0となるn倍波については、An及びφnの計算はしない。
本実施例によれば、測距光と参照光とを切換えるのにシャッターを使うことなく、測距光路と参照光路に係る各中間周波信号の初期位相が同時に求まるため、従来よりも高速に距離測定を行うことができる。また、シャッターを用いないことによるコストダウンが可能になる。さらに、従来は、温度位相ドリフトを少なくするため、連続測距中の発光素子を電源ONに保っていた。しかし、本実施例によれば、測距光路と参照光路の同時測距が可能になるため、温度位相ドリフトが打ち消し合うので、測距毎に発光素子の電源をON/OFFでき、節電を図ることができる。
さらに、変調周波数FとF−Fとを近接させているので、近接法によって、両変調周波数の差となる変調周波数Fを用いることなく、極めて低い変調周波数Fを用いた場合の測距値dを得ることができる。このため、変調周波数をあまり下げることなく、遠距離測定が可能となり、しかも従来よりも誤差を小さくできる。
ここで、温度位相ドリフトが打ち消し合う理由について説明する。温度位相ドリフトは、周波数F、F及びF又はF−Fの全てで起きるが、同じ理由で起きるのであるから、ここでは周波数Fについてのみ説明する。第1の発光素子13に印加される変調された電気信号の周波数をF=(1+0)F1、第2の発光素子14に印加される変調された電気信号の周波数をF−Δf=(1+b)F、受光素子40、50に接続された周波数変換器42、52に印加される局部発振周波数Flo=(1+a)Fとし、かつ、a>0>bの条件で考える。
受光素子40の出力の波形yは、次式のようになる。
=ypd1,ld1cos{2πFt+ψld1(F)+ψpd1(F)−2πF(2D/c)}
+ypd1,ld2cos{2π(1+b)Ft+ψld2((1+b)F)+ψpd1((1+b)F)−2π(1+b)F(2D/c)} (10)
受光素子50の出力の波形yは、次式のようになる。
=ypd2,ld1cos{2πFt+ψld1(F)+ψpd2(F)−2πF(2D/c)}
+ypd2,ld2cos{2π(1+b)Ft+ψld2((1+b)F)+ψpd2((1+b)F)−2π(1+b)F(2D/c)} (11)
ただし、各記号は、次のように定義される。
pd1,ld1:第1の発光素子13と第1の受光素子40間の信号の振幅
pd1,ld2:第2の発光素子14と第1の受光素子40間の信号の振幅
pd2,ld1:第1の発光素子13と第2の受光素子50間の信号の振幅
pd2,ld2:第2の発光素子14と第2の受光素子50間の信号の振幅
ψld1:第1の発光素子13の温度位相ドリフト
ψld2:第2の発光素子14の温度位相ドリフト
ψpd1:第1の受光素子40の温度位相ドリフト
ψpd2:第2の受光素子50の温度位相ドリフト
2D:光波距離計から目標反射物までの往復距離
2D:第1の参照光路26の光路長
2D:第2の参照光路31の光路長
2D:第3の参照光路29の光路長
c:光速
次に、周波数変換器42、52に入力される局部発振信号の波形yは、局部発振信号の振幅をylo、局部発振信号の初期位相をφとすると、次式のようになる。
=ylocos{2π(1+a)Ft+φ} (12)
周波数変換器42、52に接続された低域フィルタ43、53からの出力波形y、yは、それぞれy×y、y×yに低域フィルタ43、53の温度位相ドリフトψf1、ψf2を加えて、次式のようになる。
=(ypd1,ld1lo/2)cos{2πaFt−ψld1(F)−ψpd1(F)+ψf1(aF)+2πF(2D/c)+φ}
+(ypd1,ld2lo/2)cos{2π(a−b)Ft−ψld2((1+b)F)−ψpd1((1+b)F)+ψf1((a−b)F)+2π(1+b)F(2D/c)+φ} (13)
=(ypd2,ld1lo/2)cos{2πaFt−ψld1(F)+ψpd2(F)−ψf2(aF)+2πF(2D/c)+φ}
+(ypd2,ld2lo/2)cos{2π(a−b)Ft−ψld2((1+b)F)−ψpd2((1+b)F)+ψf2((a−b)F)+2π(1+b)F(2D/c)+φ} (14)
測距値dは、中間周波信号の初期位相をθとすると、d=θc/(2π)/Fm(Fmは変調周波数)と求まるから、測距光路23に係るyの第1項の位相成分から求まる測距値をd、第3の参照光絽29に係るyの第2項の位相成分から求まる測距値をd、第1の参照光絽26に係るyの第1項の位相成分から求まる測距値をd、第2の参照光絽31に係るyの第2項の位相成分から求まる測距値をdとすると、d、d、d、dは、それぞれ次のように求まる。ただし、F=75MHzとする。
=2D+{4/(2π)}{−ψld1(F)−ψpd1(F)+ψf1(aF)+φ} (15)
=2D+{4/(2π(1+b)){−ψld2((1+b)F)−ψpd1((1+b)F)+ψf1((a−b)F)+φ} (16)
=2D+{4/(2π)}{−ψld1(F)−ψpd2(F)+ψf2(aF)+φ} (17)
=2D+{4/(2π(1+b))}{−ψld2((1+b)F)−ψpd2((1+b)F)+ψf2((a−b)F)+φ} (18)
測距値d、d、d、dを次のように加減算を行う。
(d−d)−(d−d)=d−d+d−d
=2D−2D+2D−2D
+{4/(2π)}{ψPd2(F)−ψpd1(F)−ψf2(aF)+ψf1(aF)}
−{4/(2π(1+b))}{ψPd2((1+b)F)−ψpd1((1+b)F)−ψf2((a−b)F)+ψf1((a−b)F)} (19)
ここで、各周波数F、(1+b)F、Floは近接しているので、次のように近似する。
{4/(2π)}{ψPd2(F)≒{4/(2π(1+b))}{ψPd2((1+b)F)} (20)
{4/(2π)}{−ψPd1(F)≒{4/(2π(1+b))}{−ψPd1((1+b)F)} (21)
すると、(19)式は、次式のように書ける。
(d−d)−(d−d)≒2D−2D+2D−2D
+{4/(2π)}{ψf1(aF)−{4/(2π(1+b))}{ψf1((a−b)F)}
−{4/(2π)}{ψf2(aF)−{4/(2π(1+b))}{ψf2((a−b)F)} (22)
(22)式からは、発光素子13、14の温度位相ドリフトψld1、ψld2、受光素子40、50の温度位相ドリフトψPd1、ψPd2が無くなっているうえ、(22)式の第2行及び第3行では、それぞれ前後の項が打ち消し合い、さらに(22)式の第2行と第3行も打ち消し合うことから、低域フィルタ43、53の温度位相ドリフトψf1、ψf2も低減されていることが分かる。
また、低域フィルタ43、53の温度位相ドリフト低減効果を奏するためには、a>0>bの他に、a>b>0、b>0>a、0>b>aの条件でもよいことも分かる。このような条件を持たす周波数の例を図5に示す。なお、b>a>0、0>a>bの場合は、温度位相ドリフト低減効果は少ない。
ところで、本発明は、前記実施例に限るものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、図6に示したように、低域フィルタ43、45、47、53、55、57の後に、それぞれ増幅器60、61、62、63、64、65を配置して、加算器48、58に入力される信号レベルを調節してもよい。また、図7に示したように、増幅器41、51の後に分波回路70、71を配置し、各周波数変換器42、44、46、52、54、56それぞれに適切な信号のみが入力されるようにしてもよい。
さらに、図8に示したように、低域フィルタ43に続く増幅器60の出力と低域フィルタ55に続く増幅器64の出力とが加算器80に入力され、加算器80の出力がA/D変換機83に入力され、低域フィルタ45に続く増幅器61の出力と低域フィルタ57に続く増幅器65の出力とが加算器81に入力され、加算器81の出力がA/D変換機84に入力され、低域フィルタ47に続く増幅器62の出力と低域フィルタ53に続く増幅器63の出力とが加算器82に入力され、加算器82の出力がA/D変換機85に入力されるように変更してもよい。
この場合は、参照光路に係わる信号レベルの大きな中間周波信号のみが入力される増幅器63、64、65の増幅度を下げ、測距光路に係わる信号レベルの小さな中間周波信号が入力される増幅器60、61、62の増幅度を上げることができる。すると、遠距離測定のため微小な中間周波信号でも大きく増幅できるので、いっそう遠距離測定が可能になる。
さらに、図9に示したように、低域フィルタ43に続く増幅器60の出力と低域フィルタ57に続く増幅器65の出力とが加算器80に入力され、加算器80の出力がA/D変換機83に入力され、低域フィルタ45に続く増幅器61の出力と低域フィルタ53に続く増幅器63の出力とが加算器81に入力され、加算器81出力がA/D変換機84に入力され、低域フィルタ47に続く増幅器62の出力と低域フィルタ55に続く増幅器64の出力とが加算器82に入力され、加算器82の出力がA/D変換機85に入力されるように変更してもよい。この場合も、図7に示した実施例と同じ効果を奏する。
さらに、本発明は、前記各実施例に限るものではなく、例えば、本発明は、光波距離計だけでなく、光波距離計を内蔵した測量機、例えばトータルステーションや、その他の距離測定装置等にも広く利用できる。
13、14 発光素子
22 目標反射物
23 測距光路
26、29、31 参照光路
40、50 受光素子
42、44、46、52、54、56 周波数変換器
、F、F 主変調周波数
−Δf、F−Δf、F−Δf 傍変調周波数
+Δf、F+Δf、F+Δf 局部発振周波数

Claims (2)

  1. 複数の主変調周波数で変調された光を出射する第1の発光素子と、前記各主変調周波数それぞれに近接する傍変調周波数で変調された光を出射する第2の発光素子と、両発光素子から出射された光を受光する第1の受光素子及び第2の受光素子と、第1の受光素子に接続された第1の周波数変換器群と、第2の受光素子に接続された第2の周波数変換器群とを備え、
    第1の発光素子から出射された光は2つに分けられ、一方は目標反射物までを往復する測距光路を経て第1の受光素子に入射し、他方は第1の参照光路を経て第2の受光素子に入射し、第2の発光素子から出射された光は2つに分けられ、一方は第2の参照光路を経て第2の受光素子に入射し、他方は第3の参照光路を経て第1の受光素子に入射し、
    第1の周波数変換器群及び第2の周波数変換器群は、それぞれ、前記主変調周波数と同数の周波数変換器から構成され、各周波数変換器にはそれぞれ異なる周波数の局部発振周波数の信号が入力され、該局部発振周波数は、各主変調周波数及び各主変調周波数に近接した各傍変調周波数の両方に近接した周波数とされ、
    前記各周波数変換器で発生させた中間周波信号を用いて目標反射物までの距離を算出するとともに、
    前記主変調周波数、前記傍変調周波数及び前記局部発振周波数は、それぞれの中で最も低い周波数は、それぞれに近接した別の周波数の主変調周波数、傍変調周波数及び局部発振周波数に変更でき、近接法によって、最も低い周波数の主変調周波数の周波数変更前後の周波数差となる変調周波数を用いた場合の目標反射物までの距離も算出できる光波距離計。
  2. 前記各中間周波信号の周波数は、最も低いものに対して整数倍になっており、前記各中間周波信号はデジタル帯域フィルタによって分離される請求項1に記載の光波距離計。
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