JP2011011851A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードとが重複してONに設定された場合に、その旨を警告してユーザに認識させることで重複設定を未然に回避可能とする手段を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置1は、記録紙8が搬送される搬送路7と、該搬送路7の下流端部に設けられ、画像形成後の記録紙8を、ジョブの種別毎に或いは部数毎に仕分けた状態で排紙トレイ6に排出可能な排紙ユニット16と、ジョブの種別毎に記録紙8を仕分けるジョブ仕分けモードがONに設定され、且つ、部数毎に記録紙8を仕分ける部数仕分けモードもONに設定された時に、重複設定が生じた旨の警告を報知するプリンタコントローラ17と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成後の記録紙を排紙トレイに排出する際に仕分けた状態で排出する、いわゆる仕分け機能を備えた画像形成装置に関し、特に、コピー,FAXプリント,PCプリントといったジョブの種別毎に仕分けるジョブ仕分けモードと、ある書面を複数部プリントする場合に各部毎に仕分ける部数仕分けモードとを備える画像形成装置に関する。
記録紙に文字や図形等の画像を形成する画像形成装置、例えばプリンタ,コピー機,ファクシミリ,コピーファクシミリ複合機等が広く用いられている。この画像形成装置では、画像形成後の記録紙を排紙トレイ上の同じ位置に順次積み重ねて行くと、排紙トレイ上の記録紙をユーザが仕分けなければならない場合がある。具体的には、複数のジョブが連続して実行された場合、例えばファクシリミ受信した画像データをプリントアウトするFAXプリントジョブが行われた後、このFAXプリントジョブで排出された記録紙が排紙トレイから取り出される前に、コピージョブが実行される場合がある。この場合、コピージョブで排出された記録紙がファクシミリ受信ジョブで排出された記録紙の上に積み重なると、ユーザは排紙トレイから記録紙を取り出した後に各ジョブ毎に記録紙を仕分けなければならない。また、他にも、コピージョブにおいてある書面を複数部プリントする場合、各部が積み重なった状態で排出されると、ユーザは排紙トレイから記録紙を取り出した後に各部毎に記録紙を仕分けなければならない。
そこで、ユーザによる仕分け作業の手間を省くべく、画像形成後の記録紙を排紙トレイに排出する際に、排紙位置を適宜変化させることで予め仕分けた状態で記録紙を排出する、仕分け機能を備えた画像形成装置が従来提唱されている。この仕分け機能の例としては、コピー,FAXプリント,PCプリントといったジョブの種別毎に排紙位置を変化させるジョブ仕分けモード(例えば特許文献1参照)、及びある書面を複数部プリントする場合の各部毎に排紙位置を変化させる部数仕分けモード(例えば特許文献2参照)がある。ここで、ジョブ仕分けモードは、画像形成装置のシステム設定として設定されるのが通常である一方、部数仕分けモードは、ジョブの実行時に必要に応じてユーザが設定するのが通常である。
特開平8−217315号公報 特開2003−341915号公報
しかし、従来の仕分け機能を備えた画像形成装置では、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードとが重複して設定された場合、例えばシステム設定としてジョブ仕分けモードがONに設定された状態において、ジョブ実行時にユーザが部数仕分けモードをONに設定した場合、当該ジョブで排出される記録紙が、部数仕分けモードによって仕分けられるのか、或いはジョブ仕分けモードによって仕分けられるのかが不定であって、ユーザにも認識できない。従って、当該ジョブにて排出された記録紙を排紙トレイから取り出す前に後続のジョブを実行すると、両ジョブで排出された記録紙同士が混ざり合い、予期せぬ仕分け不良が生じるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードとが重複してONに設定された場合に、その旨を警告してユーザに認識させることで重複設定を未然に回避可能とする手段を提供する。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置は、給紙カセットから画像形成機構を経て排紙トレイへと記録紙が搬送される搬送路と、該搬送路の下流端部に設けられ、画像形成後の記録紙を、ジョブの種別毎に或いは部数毎に仕分けた状態で前記排紙トレイに排出可能な排紙ユニットと、前記ジョブの種別毎に記録紙を仕分けるジョブ仕分けモードがONに設定され、且つ、前記部数毎に記録紙を仕分ける部数仕分けモードもONに設定された時に、重複設定が生じた旨の警告を報知する制御装置と、を備えるものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記ジョブ仕分けモードの設定が、複数のジョブに共通して適用されるシステム設定である一方、前記部数仕分けモードの設定が、ジョブ開始時に設定されて当該ジョブにのみ適用される個別ジョブ設定であるものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記制御装置が、警告画面を表示することで警告を報知するものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記制御装置が、前記警告の報知と共に、前記ジョブ仕分けモードまたは前記部数仕分けモードのいずれかをOFFに設定変更するためのキャンセル選択画面を表示するものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記排紙ユニットが、記録紙をニップした状態の排出ローラ対を軸方向にシフトさせることで記録紙を仕分けるものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードとが重複設定された場合、警告が報知されることにより、重複設定が生じており予期せぬ仕分け不良が発生する恐れがあることをユーザは事前に認識することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、ジョブ仕分けモードの設定がシステム設定である一方、部数仕分けモードの設定が個別ジョブ設定であるので、ユーザは重複設定が生じたことをジョブの開始時に認識することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、制御装置が警告画面を表示することで警告を報知するので、ユーザは重複設定が生じたことををより容易且つ確実に認識することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、制御装置が、警告の報知と共にキャンセル選択画面を表示するので、ユーザはジョブ仕分けモードと部数仕分けモードのいずれかをOFFに設定変更することにより、重複設定状態を容易且つ確実に解消することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、排出ユニットがローラシフト方式を採用するので、簡略且つ安価な構成によって記録紙を仕分けることができる。
本発明の実施例に係る画像形成装置1の構成を示す模式図。 排紙ユニット16を拡大した部分拡大斜視図。 排紙ユニット16を拡大した部分拡大斜視図。 画像形成装置1による仕分け処理の流れを示すフローチャート。 ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードが重複設定された時の警告表示処理の流れを示すフローチャート。 プリンタコントローラ17によるジョブ実行の流れを示すフローチャート。
まず、本発明の実施例に係る画像形成装置の構成について説明する。本実施例に係る画像形成装置は、原稿の複写機能のほか、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能、プリント機能、などを備えたコピーファクシミリ複合機として構成されている。ここで、図1は、本画像形成装置1の構成を示す模式図である。本画像形成装置1は、記録紙に画像を形成するためのプリンタ部2、ユーザが各種の操作を行うための操作部3、及び原稿の画像を読み取るためのスキャナ部4を有している。
プリンタ部2は、給紙カセット5から排紙トレイ6に至る搬送路7と、給紙カセット5に収容された記録紙8を1枚ずつ搬送路7に繰り込む分離給紙ユニット9と、搬送路7の所定位置に設けられた感光ドラム10及びその表面にトナー像を形成するプロセスユニット11からなる画像形成機構12と、感光ドラム10に密着して設けられ搬送路7を搬送される記録紙8を感光ドラム10に密着させて前記トナー像を転写する転写ローラ13と、感光ドラム10の下流側に設けられ記録紙8を加熱及び加圧することでトナー像を記録紙8に定着させる定着ユニット14と、この定着ユニット14より下流側の位置で記録紙8の通過を検知する記録紙検知センサ15(図1では「PDS」と示す)と、搬送路7の下流端から排紙トレイ6に向けて記録紙8を排出する排紙ユニット16と、プリンタ部2を構成する各部の動作を制御するプリンタコントローラ17(制御装置)と、を備えている。
排紙ユニット16は、排出する記録紙8をいわゆるローラシフト方式で仕分ける仕分け機能を有するものである。ここで、図2は、排紙ユニット16を拡大した部分拡大斜視図である。この排紙ユニット16は、装置本体を構成する左右のハウジング18,19の間に架け渡すように設けられた排出ローラ対20と、この排出ローラ対20の軸方向一端側に設けられたシフト駆動機構21と、排出ローラ対20の軸方向他端側に設けられたローラ位置検知センサ22(図1では「RPS」と示す)とから構成される。
排出ローラ対20は、図2に示すように、搬送路7を挟んで下側に配置された送りローラ23と、上側に配置された押圧ローラ24とを備えている。送りローラ23は、積極回転して記録紙8を下流側へ送る役割を果たすものであって、そのローラ軸25に沿ってゴム製のローラ本体26が複数個設けられている。この送りローラ23は、そのローラ軸25の両端部が左右のハウジング18,19にそれぞれ挿通され、軸廻りに回転可能に且つ軸方向にスライド可能となっている。そして、図1に示すように、送りローラ23は回転用モータ27によって回転駆動され、この回転用モータ27の回転がプリンタコントローラ17によって制御されている。
一方、押圧ローラ24は、搬送路7を搬送される記録紙8を送りローラ23に押し付ける役割を果たすものであって、そのローラ軸28に沿って樹脂等からなるローラ本体29が複数個設けられている。この押圧ローラ24も、そのローラ軸28の両端部が左右のハウジング18,19にそれぞれ挿通され、軸廻りに回転可能に且つ軸方向にスライド可能となっている。そして、押圧ローラ24の各ローラ本体29は、送りローラ23の各ローラ本体26にそれぞれ密着している。これにより、送りローラ23の回転に従って押圧ローラ24も回転するようになっている。
シフト駆動機構21は、排出ローラ対20に軸方向への駆動力を付与するためのものである。このシフト駆動機構21は、図2に示すように、駆動源としてのシフト用モータ30と、周面に複数の歯を有しシフト用モータ30によって回転駆動されるギア31と、ギア31の回転駆動力を直線運動に変換する駆動力変換部材32とを備えるものである。ここで、図1に示すように、シフト用モータ30は、その回転がプリンタコントローラ17によって制御されている。また、図2に示すように、駆動力変換部材32は、そのローラ軸固定部33が送りローラ23のローラ軸25と押圧ローラ24のローラ軸28の両方に固定されるとともに、このローラ軸固定部33と一体化した平板状のラック部34に、ギア31と噛み合う複数の歯が形成されている。
このように構成されるシフト駆動機構21によれば、シフト用モータ30に駆動されてギア31が正回転すなわち図2で時計廻りに回転すると、ラック部34でギア31に噛み合った駆動力変換部材32が軸方向に沿ってハウジング19側へ移動する。そうすると、駆動力変換部材32のローラ軸固定部33によって一体化された送りローラ23及び押圧ローラ24が共にハウジング19側へスライドする。これにより、排出ローラ対20の全体が、ハウジング19側へシフトする。一方、シフト用モータ30に駆動されてギア31が逆回転すなわち図2で反時計廻りに回転すると、駆動力変換部材32が軸方向に沿ってハウジング18側へ移動する。そうすると、送りローラ23及び押圧ローラ24が共にハウジング18側へスライドする。これにより、排出ローラ対20の全体が、ハウジング18側へシフトする。
ローラ位置検知センサ22は、シフト可能な排出ローラ対20の現在位置を検知するためのものである。このローラ位置検知センサ22は、いわゆる反射式の光学センサであって、図1に示すように、プリンタコントローラ17に対して電気的に接続されている。そして、ローラ位置検知センサ22は、排出ローラ対20に光を照射してその反射光を検出するか否かによって、排出ローラ対20が図2に示すホームポジション35に位置するか否かを検知する。その結果、排出ローラ対20がホームポジション35に位置することを検知すると、ローラ位置検知センサ22はプリンタコントローラ17に対してON信号を発する。一方、排出ローラ対20がホームポジション35に位置しない、すなわち図3に示すシフトポジション36に位置することを検知すると、ローラ位置検知センサ22はプリンタコントローラ17に対してOFF信号を発する。
ここで、ホームポジション35とは、搬送路7を搬送されてきた記録紙8をそのままストレートに排出する位置、すなわち記録紙搬送方向に直交する方向へは記録紙8を動かさずに排出する位置のことである。排出ローラ対20がこのホームポジション35に位置する状態で排出された記録紙8は、図2に示すように、排紙トレイ6上における基準排紙位置37に排出される。一方、シフトポジション36とは、ホームポジション35から水平方向に所定距離だけ離間した位置のことであって、搬送路7を搬送されてきた記録紙8を記録紙搬送方向に直交する方向へ動かして排出する位置のことである。排出ローラ対20がこのシフトポジション36に位置する状態で排出された記録紙8は、図3に示すように、排紙トレイ6上における仕分け排紙位置38に排出される。尚、シフトポジション36の位置は図3の位置に限られず、ホームポジション35からの離間距離及び個数等は任意に設定変更が可能である。
前記記録紙検知センサ15は、排出ローラ対20をシフトさせるタイミングを図るためのものである。より詳細に説明すると、記録紙8が定着ユニット14と排紙ユニット16の両方によってニップされた状態において排出ローラ対20を軸方向にシフトさせると、記録紙8の破損或いは記録紙8の詰まり等の問題が生じる。そこで、このような問題を防止するには、記録紙8の後端が定着ユニット14を抜けるのを待って排出ローラ対20をシフトさせる必要がある。記録紙検知センサ15は、いわゆる反射式の光学センサであって、図1に示すように、プリンタコントローラ17に対して電気的に接続されている。そして、記録紙検知センサ15は、搬送路7に向けて光を照射し、その反射光を検出するか否かによって記録紙8が通過中であるか否かを検知する。その結果、反射光を検知し、記録紙8が通過中であると検知すると、記録紙検知センサ15はプリンタコントローラ17に対してON信号を反する。一方、反射光を検知せず記録紙8は通過していないと検知すると、記録紙検知センサ15はプリンタコントローラ17に対してOFF信号を発する。
前記プリンタコントローラ17は、図1に示すように、「ジョブ仕分けモード」の現在の設定がONまたはOFFの何れであるかを記憶している。ここで、ジョブ仕分けモードとは、コピー,FAXプリント,PCプリントといったジョブの種別毎に排紙位置を変化させることで仕分けるモードである。このジョブ仕分けモードの設定は、画像形成装置1のシステム設定として複数のジョブに対して共通して適用されるものであって、図1に示す操作部3を介してユーザがONまたはOFFの設定を変更できるようになっている。また、図1に詳細は示さないが、プリンタコントローラ17は、このジョブ仕分けモードに関する設定として、上記ONまたはOFFの情報以外に、各ジョブの種別に対応した規定の排紙位置、すなわち前記排出ローラ対20を移動させるべきシフトポジション36の位置をそれぞれ記憶している。
尚、本発明において「ジョブ」とは、あるユーザが発した1つの命令に基づいて実行される一連の画像形成動作を意味し、例えば10枚の原稿を5部ずつコピーする命令であれば、計50枚の記録紙8について画像を形成する一連の動作全体を指してジョブと呼ぶ。
また、図1に示すように、プリンタコントローラ17は、実行しようとするジョブについて、「部数仕分けモード」の設定がONまたはOFFの何れに設定されたかを記憶している。この部数仕分けモードとは、ある書面を複数部プリントする場合に各部毎に排紙位置を変化させることで仕分けるモードである。この部数仕分けモードの設定は、ジョブの実行時にユーザが必要に応じて設定することにより、そのジョブに限って適用される個別ジョブ設定である。また、図1に詳細は示さないが、プリンタコントローラ17は、この部数仕分けモードに関する設定として、上記ONまたはOFFの情報以外に、1部の書面を構成するページ数を記憶できるようになっている。例えば、ユーザがPCプリントジョブを実行する際に10ページを1部として指定すると、画像形成装置1は10枚の記録紙8を排出する度に、排出ローラ対20をシフトさせて排紙位置を変化させることにより、各部を仕分ける。
更に、図1に示すように、プリンタコントローラ17には、「優先モード」の現在の設定状況が記憶されている。この優先モードとは、後述するように、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードの両方がONに設定された時に、何れのモードを優先的に適用するかを示すものであり、図1では部数仕分けモードが優先適用される設定状況を示している。この優先モードの設定は、ジョブの実行時に、ユーザが必要に応じて設定することにより、そのジョブに限って適用される。
次に、上述のように構成される画像形成装置1による仕分け処理の流れについて、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。プリンタコントローラ17は、画像形成が完了して搬送路7から排出しようとする記録紙8について、その記録紙8の後端が図1に示す記録紙検知センサ15の位置を通過するまで待機している。すなわち、プリンタコントローラ17は、記録紙8の先端が到達して記録紙検知センサ15からON信号が発せられた状態から、記録紙8の後端が通過して記録紙検知センサ15からOFF信号が発せられる状態になるまで待機する(S1:No)。そして、記録紙8の後端が記録紙検知センサ15の位置を通過したことを検知すると(S1:Yes)、プリンタコントローラ17は、記録紙8の後端が定着ユニット14を抜けて排出ローラ対20を軸方向にシフトさせ得る状態になったと判断する。
そして、プリンタコントローラ17は、排出しようとする記録紙8の排紙位置が基準排紙位置であるか否かを判別する(S2)。その結果、排紙位置が基準排紙位置ではなく仕分け排紙位置38であると判断した場合(S2:No)、プリンタコントローラ17は、記録紙8をニップした状態の排出ローラ対20を図2に示すホームポジション35から図3に示すシフトポジション36へとシフトさせる(S3)。尚、シフトポジション36をホームポジション35からの離間距離によって複数種類設けてある場合、プリンタコントローラ17は、S3において排出ローラ対20をシフトポジション36へシフトさせる際に、直前に実行されたジョブの排紙位置との関係で仕分け可能なシフトポジション36を適宜選択すればよい。
その後、プリンタコントローラ17は、記録紙8が搬送路7を更に下流側へ搬送され、その後端が排出ローラ対20を抜けるまで待機する(S4:No)。そして、記録紙8の後端が排出ローラ対20を抜けて(S4:Yes)図3に示す仕分け排紙位置38に排出されると、プリンタコントローラ17は、排出ローラ対20を初期化する、すなわち排出ローラ対20をその現在位置によらずホームポジション35へと戻す(S5)。そして、プリンタコントローラ17は、処理を終了する。尚、記録紙8の後端が排出ローラ対20を抜けたか否かの検知は、例えば図1に示す記録紙検知センサ15が記録紙8の後端を検知してからの経過時間を計測する一方、記録紙8の後端が記録紙検知センサ15を通過してから排出ローラ対20を抜けるまでに要する所要時間を予め記憶し、経過時間が所要時間に達したか否かを見ることで行うことができる。
一方、S2での判別の結果、排紙位置が基準排紙位置であると判断した場合(S2:Yes)、プリンタコントローラ17は、排出ローラ対20をシフトさせることなくS4へ進み、前述と同様に、記録紙8の後端が排出ローラ対20を抜けた後(S4:Yes)、排出ローラ対20をホームポジション35へと戻し(S5)、処理を終了する。このように、排出ローラ対20がシフトして記録紙8の排紙位置が適宜変化することにより、記録紙8の仕分けが行われる。
次に、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードが重複設定された時、すなわち両方のモードがONに設定された時の警告表示処理の流れを、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、プリンタコントローラ17は、ジョブが開始されるのを待機する(S6:No)。このジョブの開始は、コピージョブの場合は、ユーザが操作部3に設けられたスタートボタン(不図示)を押下することにより検知される。また、FAXプリントジョブまたはPCプリントジョブの場合は、ユーザがクライアントPCのソフト上で「印刷開始」のボタンをクリックすることによって、ジョブの開始が検知される。
そして、プリンタコントローラ17は、ジョブの開始を検知すると(S6:Yes)、次にジョブ仕分けモードがONに設定されているか否かを判別する(S7)。この判別は、図1に示すプリンタコントローラ17に記憶されたジョブ仕分けモードの設定を参照することにより行われる。その結果、ジョブ仕分けモードがOFFに設定されていると判断した場合(S7:No)、プリンタコントローラ17は、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードの重複設定は発生していないと判断し、処理を終了する。
一方、S7での判別の結果、ジョブ仕分けモードがONに設定されていると判断した場合(S7:Yes)、プリンタコントローラ17は、部数仕分けモードがONに設定されているか否かを続いて判別する(S8)。その結果、部数仕分けモードがOFFに設定されていると判断した場合(S8:No)、プリンタコントローラ17は、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードの重複設定は発生していないと判断し、処理を終了する。一方、S8での判別の結果、部数仕分けモードがONに設定されていると判断した場合(S8:Yes)、プリンタコントローラ17は、前記重複設定が発生していると判断し、その旨の警告をユーザに報知する(S9)。例えば、図に詳細は示さないが、プリンタコントローラ17は、コピージョブの実行時であれば操作部3の液晶画面に、PCプリントジョブの実行時またはFAXプリントジョブの実行時であればクライアントPCのモニターに、「ジョブ仕分けと部数仕分けが重複設定されています。」等の文字からなる警告画面を表示する。もちろん、この警告画面に表示する文字は適宜変更が可能である。尚、警告報知としては、ユーザの注意をより強く喚起できるよう、液晶画面に表示した文字を点滅させる、表示した文字を読み上げた音声をスピーカから流す、ビープ音をスピーカから流す等の方法を用いてもよい。
また、本実施例ではS7でジョブ仕分けモードについての判別を行った後に、S8で部数仕分けモードについての判別を行っているが、この順序を逆にすることも可能である。すなわち、S7で部数仕分けモードについての判別を行った後、S8でジョブ仕分けモードについての判別を行ってもよい。
次に、プリンタコントローラ17は、上記警告に従って重複設定状態を解消するか否かをユーザに選択させるためのキャンセル選択画面を、操作部3の液晶画面に表示する(S10)。具体的には、プリンタコントローラ17は、「部数仕分けをキャンセルしますか?」との文字を表示するとともに、「Yes」及び「No」と書かれたクリッカブルな2個のボタンを表示する。尚、このキャンセル選択画面の表示は、上記警告画面の表示と同時に同一画面内で行ってもよいし、警告画面を消去した後にキャンセル選択画面を表示させてもよい。また、本実施例では部数仕分けをキャンセルすることによって重複設定状態を解消しているが、ジョブ仕分けをキャンセルすることによって重複設定状態を解消してもよい。
そして、プリンタコントローラ17は、部数仕分けがキャンセルされたか否かを判別する(S11)。その結果、部数仕分けがキャンセルされたと判断した場合(S11:Yes)、プリンタコントローラ17は、部数仕分けモードの設定をONからOFFに設定変更し(S12)、処理を終了する。一方、部数仕分けモードがキャンセルされなかったと判断した場合(S11:No)、プリンタコントローラ17は、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードのどちらを優先させるかをユーザに選択させるための優先モード選択画面を液晶画面に表示する(S13)。そして、プリンタコントローラ17は、その選択結果に基づいて、図1に示すプリンタコントローラ17に記憶された優先モードの項目を設定する(S14)。そして、プリンタコントローラ17は処理を終了する。
そして、このようにしてプリンタコントローラ17に記憶されたジョブ仕分けモードの設定、部数仕分けモードの設定、及び優先モードの設定に基づいて、プリンタコントローラ17がジョブを実行する。図6は、プリンタコントローラ17によるジョブ実行の流れを示すフローチャートである。まず、プリンタコントローラ17は、部数仕分けモードがONに設定されているか否かを判別する(S15)。その結果、部数仕分けモードがOFFに設定されている(S15:No)と判断した場合、プリンタコントローラ17は、システム設定されたジョブ仕分けモードに基づいてジョブを実行する(S16)。一方、S15での判別にて部数仕分けモードがONに設定されている(S15:Yes)、すなわち重複設定状態であると判断した場合、プリンタコントローラ17は、続いて優先モードが部数仕分けモードに設定されているか否かを判別する(S17)。その結果、部数仕分けモードが優先モードとして設定されていると判断した場合(S17:Yes)、プリンタコントローラ17は、部数仕分けモードに基づいてジョブを実行する(S18)。一方、S17での判別にてジョブ仕分けモードが優先モードとして設定されていると判断した場合(S17:No)、プリンタコントローラ17は、ジョブ仕分けモードに基づいてジョブを実行する(S16)。
このように、本画像形成装置1によれば、ジョブ仕分けモードと部数仕分けモードとが重複設定された場合、ユーザに警告が報知されるので、ユーザは部数仕分けをキャンセルすることによって、重複設定状態を容易に回避することができる。また、本画像形成装置1によれば、ユーザが警告を無視して重複設定状態を維持する場合は、優先モードの指定がユーザに要求され、その優先モードに基づいてジョブが実行される。従って、重複設定によって仕分け結果が不定になる事態は生じず、ユーザの意志に基づいた仕分けが確実に行われる。
尚、本実施例ではジョブ仕分けモードをシステム設定とし、部数仕分けモードをジョブ開始時にユーザが設定するものとして説明した。しかし、部数仕分けモードをシステム設定とし、ジョブ仕分けモードをジョブ開始時にユーザが設定してもよいし、部数仕分けモードとジョブ仕分けモードの両方をジョブ開始時にユーザが設定してもよい。
また、本実施例では仕分け機能を実現する機構としてローラシフト方式を例に説明したが、これ以外の方式、例えば排紙トレイ6を水平方向にスライドさせることによって排紙位置を適宜変化させる方式、排紙トレイ6と排出ローラ対20の間に設けた中間トレイを水平方向にスライドさせる方式、複数段からなる排紙トレイ6を上下動させる方式、排紙トレイ6上に設けたターンテーブルを回転させる方式等、種々の仕分け方式に適用することが可能である。
尚、本画像形成装置は、コピーファクシミリ複合機としてだけでなく、複写機能のみを備えるコピー専用機、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機、或いはプリンタとして構成することも可能である。
1 画像形成装置
5 給紙カセット
6 排紙トレイ
7 搬送路
8 記録紙
12 画像形成機構
16 排紙ユニット
17 プリンタコントローラ(制御装置)
20 排出ローラ対

Claims (5)

  1. 給紙カセットから画像形成機構を経て排紙トレイへと記録紙が搬送される搬送路と、
    該搬送路の下流端部に設けられ、画像形成後の記録紙を、ジョブの種別毎に或いは部数毎に仕分けた状態で前記排紙トレイに排出可能な排紙ユニットと、
    前記ジョブの種別毎に記録紙を仕分けるジョブ仕分けモードがONに設定され、且つ、前記部数毎に記録紙を仕分ける部数仕分けモードもONに設定された時に、重複設定が生じた旨の警告を報知する制御装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブ仕分けモードの設定が、複数のジョブに共通して適用されるシステム設定である一方、前記部数仕分けモードの設定が、ジョブ開始時に設定されて当該ジョブにのみ適用される個別ジョブ設定であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置が、警告画面を表示することで警告を報知することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置が、前記警告の報知と共に、前記ジョブ仕分けモードまたは前記部数仕分けモードのいずれかをOFFに設定変更するためのキャンセル選択画面を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記排紙ユニットが、記録紙をニップした状態の排出ローラ対を軸方向にシフトさせることで記録紙を仕分けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013010205A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Brother Industries Ltd 印刷装置

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