JP2011010427A - リニアモータおよび平面モータ - Google Patents

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Koji Omura
耕治 大村
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Abstract

【課題】膨潤に起因する可動子または固定子の変形を抑制したリニアモータを実現する。
【解決手段】可動子10または固定子20の対向面に、所定間隔で溝部M1〜M6を切削加工して複数個のくし歯14を形成したリニアモータにおいて、溝部M1〜M6に非膨潤材100を充填する。樹脂材15の暴露面積をなくし、あるいは大幅に減少させることで、膨潤による可動子10または固定子20の変形を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、可動子または固定子の対向面に、所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯を形成したリニアモータおよびそれを用いた平面モータに関するものである。
励磁コイルを内蔵する可動子および固定子の対向面に、所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯を形成した平面モータを用いた位置決め装置は、特許文献1に技術開示がある。
図4は、従来のリニアモータの構成例を示す縦断面図である。平面モータはリニアモータを2次元方向に備えることで構成される。可動子10の可動子フレーム11内には、磁束を導くための複数のヨーク12が収納固定され、このヨークにはモータの励磁コイル13が巻回されている。
固定子20の平面部と所定間隙をもって対向するヨーク12の平面部には、所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯14が形成されており、溝内および可動子フレーム11内の励磁コイル13回りが樹脂材15で充填されている。
ヨークの平面部に対向する固定子20の平面部も、所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯21形成されており、溝内が樹脂材22で充填されている。
このような構成のリニアモータでは、大きな磁力が得られるよう、くし歯を正確に配置する必要がある。このために、可動子10の製造工程は、積層鉄板で構成されるヨーク12を可動子フレーム11に固定した後に樹脂材15を充填する。
次に、ヨーク12の平面部に所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯14を形成し、更に溝内を樹脂材15で充填した後に固定子20に向き合う面を切削、研磨して平面を出している。固定子20も同様に、くし歯21を加工した後、樹脂材22を充填し、可動子10に向き合う面の平面を出している。
図5は、このような工程で加工された可動子の平面図である。ヨーク13の平面部は、くし歯14を除く部分が樹脂材15で覆われている。
特開2000−354865号公報
従来構成のリニアモータでは次のような問題がある。
(1)樹脂材の充填後に、樹脂材部分に切削液・研削液や加工後の洗浄時に洗浄液がかかり、樹脂が膨潤することにより、可動子、あるいは、固定子をわずかながら変形させてしまう。
(2)また、その後の乾燥や雰囲気中の水蒸気により、変形が元に戻る、あるいは雰囲気中の水蒸気により膨潤して変形する等、安定な形状が得られない。
本発明の目的は、膨潤に起因する可動子または固定子の変形を抑制したリニアモータを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)可動子または固定子の対向面に、所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯を形成したリニアモータにおいて、
前記溝部に非膨潤材を充填したことを特徴とするリニアモータ。
(2)前記溝部に所定の間隙を介して前記非膨潤材を充填し、前記間隙に樹脂材を充填したことを特徴とする(1)に記載のリニアモータ。
(3)前記非膨潤材は、非磁性金属またはセラミックであることを特徴とする(1)または(2)に記載のリニアモータ。
(4)前記非膨潤材は、前記複数の溝部に対向配置された枠体に一体結合して構成されていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のリニアモータ。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載のリニアモータを2次元方向に備え、前記可動子を前記固定子に対して2次元方向に移動可能とした平面モータ。
本発明によれば、従来樹脂が充填されていた溝部に非膨潤材を充填することにより、樹脂材の暴露面積をなくし、あるいは大幅に減少させ、膨潤による可動子または固定子の変形を抑制することができる。
本発明を適用したリニアモータの可動子の一実施例を示す縦断面図である。 図1の平面図である。 本発明を適用したリニアモータの固定子の一実施例を示す縦断面図である。 従来の平面モータの構成例を示す縦断面図である。 図4の平面図である。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用したリニアモータの可動子の一実施例を示す縦断面図である。図4で説明した従来構成と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
図1(A)、図1(B)、図1(C)は、加工・組立の順番を示す。図1(A)において、可動子フレーム11に固定されたヨーク12の平面部は、溝加工前でありフラットな平面となっている。
ヨーク12と可動子フレーム11間は樹脂材15で充填されている。この充填は、図4で示すように可動子フレーム11内で励磁コイルの領域まで充填されており、ヨークと可動子フレーム間の位置関係を固定させている。
図1(B)において、ヨーク12の平面部に所定深さの4個の溝部M1、M2、M3、M4を切削加工で形成する。更に、ヨーク12と可動子フレーム11間に充填されている樹脂材15の固定子20との対向面に、ヨーク12の溝部と同じ深さの溝部M5、M6を切削加工で形成する。
本発明の特徴部は、これら溝部M1〜M6内の大部分を非膨潤材100で充填した構成にある。この実施例の非膨潤材100は、セラミック、あるいは膨潤しにくいアルミニューム等の非磁性体金属の板で形成されており、溝部M1〜M6に対して所定の間隙をもって挿入される非膨潤材101〜106を一体に結合した枠体構造である。この枠体を、矢印P方向に溝部内に挿入する。
図1(C)において、非膨潤材101〜106を溝部M1〜M6内に挿入し、挿入後に生じている間隙に樹脂材15を充填して接着固定させ、固定子と対向する平面部を切削研磨して平面を出している。
図2は。このような工程で加工された可動子の平面図である。ヨーク13の平面部は、図5との対比で明らかなように、樹脂材15は、くし歯14の周囲および可動子フレーム11とヨーク12との境界部のみが暴露されるので、樹脂材の暴露面積を大幅に減少させることができ、膨潤による変形を効果的に抑制することができる。
図3は、本発明を適用したリニアモータの固定子の一実施例を示す縦断面図である。固定子20側の構成も、図1に示した可動子10におけるヨーク12の溝加工と同様な溝加工によるくし歯21の形成と、溝部内への非膨潤材201〜208の挿入と、間隙部への樹脂材22の充填、接着固定構成をとる。
本実施例では溝部に挿入された非膨潤材とくし歯との間隙に樹脂材を充填して接着固定させているが、切削加工した溝部に非膨潤材を嵌合させることで、樹脂材を全く使用しない構造も可能である。これにより、樹脂材による膨潤の影響を全く受けないリニアモータを実現することができる。
また、本実施例で説明したリニアモータを2次元方向に備えることにより、可動子を固定子に対して2次元方向に移動可能な平面モータを構成できる。
なお、本実施例では、可動子10の溝部の数を4、固定子20の溝部の数を8として説明したが、可動子10、固定子20ともに溝部の数はこれに限られない。
10 可動子
11 可動子フレーム
12 ヨーク
13 コイル
14 くし歯
15 樹脂材
101〜106 非膨潤材
20 固定子
21 くし歯
22 樹脂材
201〜208 非膨潤材
M1〜M6 溝部

Claims (5)

  1. 可動子または固定子の対向面に、所定間隔で溝部を切削加工して複数個のくし歯を形成したリニアモータにおいて、
    前記溝部に非膨潤材を充填したことを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記溝部に所定の間隙を介して前記非膨潤材を充填し、前記間隙に樹脂材を充填したことを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記非膨潤材は、非磁性金属またはセラミックであることを特徴とする請求項1または2に記載のリニアモータ。
  4. 前記非膨潤材は、前記複数の溝部に対向配置された枠体に一体結合して構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリニアモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のリニアモータを2次元方向に備え、前記可動子を前記固定子に対して2次元方向に移動可能とした平面モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015071268A1 (en) * 2013-11-12 2015-05-21 Stork Inter Ibérica S.A.U. A palletizing installation and a method for palletizing

Cited By (2)

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WO2015071268A1 (en) * 2013-11-12 2015-05-21 Stork Inter Ibérica S.A.U. A palletizing installation and a method for palletizing
US10099869B2 (en) 2013-11-12 2018-10-16 Sinter Iberica Packaging, S.A. Palletizing installation and a method for palletizing

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