JP2011009883A - アンテナ装置および端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の帯域での送受信に適用可能であると共に小型のアンテナ装置および端末装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置1は、グランド部41、小径部42、大径部43および折曲げ部44を備えている。グランド部41は、外部導体22が露出している。アンテナ装置1のグランド部41と導電領域94のエッジEとに導電性の接着テープ3が貼り付けられている。グランド部41の外部導体22と大径部43の外部導体22とは互いに分断されている。折曲げ部44は、中心導体21の周囲を絶縁体23で囲む構成である。折曲げ部44は、大径部43の端面46および外周面に接するように折り曲げられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の帯域での通信に用いられるアンテナ装置およびアンテナ装置を備える端末装置に関するものである。
従来から通信に用いられるアンテナの一種として、2GHz帯(ローバンド)と5GHz帯(ハイバンド)の信号波が送受信可能な2共振ダイバーシティアンテナ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、回路基板上に、高低両バンドに対応するデュアルバンドアンテナと、ローバンド専用アンテナと、ハイバンド専用アンテナという3個のアンテナ素子を配設して構成されている。より具体的には、デュアルバンドアンテナとローバンド専用アンテナはパターンアンテナであるが、ハイバンド専用アンテナは逆F型板金アンテナである。また、デュアルバンドアンテナの信号ラインには、外部アンテナの信号ケ−ブルを接続可能なコネクタ部が設けてある。
特開2004−312628号公報
ここで、アンテナ装置を例えば電子機器の内部に設置する際には、アンテナ装置をより小型にすることが要求される。とりわけ、複数の帯域の送受信に使用可能なアンテナ装置は、比較的大型であり、そのような小型化という要求を満足させることが困難であった。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数の帯域での送受信に適用可能であると共に小型のアンテナ装置および端末装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用されるアンテナ装置は、中心導体と当該中心導体の外周を囲む外部導体とを備える同軸ケーブルに形成され、予め定められる複数の帯域での送信および/または受信に用いられるアンテナ装置であって、前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含み、当該外部導体を接地するためのグランド部と、前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、前記グランド部に隣接して形成された近位部と、前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、当該同軸ケーブルにおいて前記近位部よりも前記グランド部から遠い位置に形成された遠位部と、前記近位部と前記遠位部との間に位置し、前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含む大径部と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記グランド部の前記外部導体と前記大径部の当該外部導体とは電気的に非接続であることを特徴とすることができる。また、前記遠位部は、前記同軸ケーブルの軸方向の一方に延びた後に当該軸方向の他方に延びるように折り曲げられている折曲げ部であることを特徴とすることができる。さらに、前記大径部は、前記外部導体の外周を覆う保護被覆を有するものであり、前記遠位部は、前記大径部の前記保護被覆に接して折り曲げられていることを特徴とすることができる。さらにまた、前記遠位部は、前記同軸ケーブルの前記中心導体と前記外部導体との間に位置する絶縁体を含み、前記絶縁体が前記大径部の端面に接していることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される端末装置は、装置本体と、前記装置本体に取り付けられ、予め定められる複数の帯域での送信および/または受信に用いられるアンテナ装置と、前記装置本体に取り付けられるチューナと、前記アンテナ装置と前記チューナとを互いに接続する中心導体と当該中心導体の外周を囲む外部導体とを備える同軸ケーブルと、を含み、前記アンテナ装置は、前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含み、当該外部導体を接地するためのグランド部と、前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、前記グランド部に隣接して形成された近位部と、前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、当該同軸ケーブルにおいて前記近位部よりも前記グランド部から遠い位置に形成された遠位部と、前記近位部と前記遠位部との間に位置し、前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含む大径部と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記装置本体に形成される導電領域をさらに含み、前記アンテナ装置は、前記導電領域の縁部に前記グランド部が位置するように前記装置本体に取り付けられることを特徴とすることができる。
本発明によれば、複数の帯域での送受信に適用可能であると共に小型のアンテナ装置および端末装置を提供することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の適用例を説明する概略斜視図である。
同図に示すように、本実施の形態では、3つのアンテナ装置1をパーソナルコンピュータ等の端末装置90に内蔵して構成されている。
このアンテナ装置1は、線材としての同軸ケーブル91を介して無線LAN用のチューナ92に接続されている。より具体的には、アンテナ装置1は、2.4GHz帯および5GHz帯という予め定められる2つの帯域での送信および/または受信に用いられるものである。3つのアンテナ装置1のうち2つのアンテナ装置1は、チューナ92から離れた位置に配設され、1つのアンテナ装置1は、チューナ92に近い位置であるキーボード側に配設されている。
なお、端末装置90は、例えば液晶パネルで構成されている画像表示部93と、画像表示部93に近接して配置されている導電領域(シールド板)94と、を備えている。
アンテナ装置1は、端末装置90が例えば無線LAN機能(受信機能の一例)を備えるときには、無線LAN用の受信アンテナとして用いられる。端末装置90が例えばワンセグ視聴機能を備えるときには、ワンセグ用の受信アンテナに用いられる構成例も考えられる。
付言すると、本実施の形態では、端末装置90を、パーソナルコンピュータ等の電子情報端末としているが、携帯電話機等の携帯情報端末にも適用することが考えられる。
なお、本実施の形態では、アンテナ装置1を3つ内蔵しているが、アンテナ装置1を3つ以外の数例えば2つや4つ、端末装置90に内蔵する構成例も考えられる。また、アンテナ装置1をLANカードとして構成し、端末装置90に外付けでアンテナ装置1を取り付ける構成例も考えられる。
さらに説明すると、近年では、複数のアンテナを利用してデータの送受信を行うMIMO(Multiple Input Multiple Output。マイモ)の技術を無線LANに採用した端末装置90が提案されている。このようなMIMO対応無線LANを搭載した端末装置90では、複数のアンテナを内蔵するスペースを確保するために、例えば画像表示部93の周囲に出っ張り部分を形成した機種も登場している。しかしながら、小型化された本実施の形態に係るアンテナ装置1を用いる構成を採用すると、画像表示部93の周囲に小さなスペースさえあれば複数のアンテナを内蔵することが可能になる。
また、本実施の形態に係るアンテナ装置1をダイバシティアンテナの一つとして用いる適用例も考えられる。その適用例としては、アンテナ装置1を複数備えた受信装置(図示せず)である。すなわち、受信装置は、複数のアンテナ装置1の中から最も受信状態の良いものを選択し、選択されたアンテナ装置1に切り換える手段を備えている。受信装置をこのように構成することにより、例えば、受信したい電波の受信感度が受信したい電波以外の電波の影響で低下している場合などに対応することが可能になる。
〔第1の実施の形態〕
図2は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1を示す概略図である。
図2に示すように、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、導電性の接着テープ3により端末装置90に取り付けられている。そして、アンテナ装置1は、グランド部41、小径部42、大径部43および折曲げ部(折り返し部)44を備えている。アンテナ装置1のグランド部41に接着テープ3が貼り付けられている。
アンテナ装置1は、同軸ケーブル91(図1参照)に相当する同軸ケーブル2の先端に形成されている。同軸ケーブル2は、チューナ92と電気的に接続される給電線の一例としての中心導体(芯線、伝達路、信号線)21と、中心導体21を囲む外部導体(編組線、シールド線、グランド線)22と、を備えている。また、同軸ケーブル2は、中心導体21と外部導体22との間に配設される円筒形状の絶縁体23と、外部導体22の外側を覆うシース(保護被覆)24と、を備えている。
同軸ケーブル2は、断面円形の線状部材であり、また、中心導体21、外部導体22、絶縁体23およびシース24は互いに同心円状となるように形成されている。
さらに説明すると、アンテナ装置1のグランド部41は、中心導体21、外部導体22および絶縁体23により構成されている。すなわち、グランド部41は、同軸ケーブル2のシース24を有しない。このため、グランド部41では外部導体22が露出している。なお、グランド部41は、小径部42の側に位置する端面45を有する。この端面45はグランド部41の端であることから、端面45をシールド端ということができる。
グランド部41が接着テープ3に接着されている。すなわち、グランド部41で露出する外部導体22が接着テープ3を介して導電領域94と電気的に接続され、これにより短絡する。
アンテナ装置1と導電領域94との位置関係について説明すると、アンテナ装置1は、端面45の位置が導電領域94のエッジ(縁部、境界部)Eと合うように、接着テープ3により導電領域94に接着されている。
また、小径部42は、グランド部41よりも小径である。より具体的には、小径部42は、中心導体21および絶縁体23により構成されている。すなわち、小径部42は、同軸ケーブル2の外部導体22およびシース24を有しない。このため、小径部42では絶縁体23が露出している。
また、大径部43は、小径部42よりも大径である。より具体的には、大径部43は、中心導体21、外部導体22、絶縁体23およびシース24により構成されている。すなわち、大径部43は、同軸ケーブル2と同じ構成である。大径部43の外部導体22は、グランド部41の外部導体22と電気的に接続されていない。すなわち、大径部43の外部導体22とグランド部41の外部導体22とは分断されている。
なお、大径部43は、小径部42の側に位置する端面47と、折曲げ部44の側に位置する端面46と、を有する。
また、折曲げ部44は、大径部43よりも小径であり、小径部42と略同径である。より具体的には、折曲げ部44は、中心導体21および絶縁体23により構成されている。すなわち、折曲げ部44は、小径部42と同じ構成である。このため、折曲げ部44では、小径部42と同じく、絶縁体23が露出している。
なお、折曲げ部44は、同軸ケーブル2の先端の端面である先端面25を含んで構成されている。折曲げ部44の中心導体21は、大径部43の中心導体21および小径部42の中心導体21と連続しており、電気的に接続されている。付言すると、折曲げ部44の中心導体21は絶縁体23により覆われているため、折曲げ部44の中心導体21は、大径部43の外部導体22と電気的に接続しない。
折曲げ部44は、大径部43の端面46に沿って半径方向に延びるように折り曲げられている。さらに、折曲げ部44は、大径部43の外周面に沿って軸方向に延びて先端面25が大径部43の端面47と同じ位置になるように折り曲げられている。
さらに説明すると、折曲げ部44は、大径部43の端面46および大径部43の外周面に接するように折り曲げられている。このため、大径部43の中心導体21と折曲げ部44の中心導体21との相対的な位置関係は容易には変わらず、アンテナ特性が安定している。
このような構造を採用することにより、大径部43の中心導体21と折曲げ部44の中心導体21との相対的な位置関係を固定するための別部材を用いる必要がなくなり、製品点数を作成することが可能になる。また、このような構造を採用することにより、安定したアンテナ特性を有するアンテナ装置1を製造する際の作業性を向上させることが可能になる。さらには、このような構造を採用することにより、半田付けを行う必要がなくなり、製造コストを低減させることが可能になり、また、半田不良による歩留まり率を上げることができる。
アンテナ装置1の外形は、全長が長さLである。さらに説明すると、グランド部41は長さL1であり、また、小径部42は長さL2であり、アンテナ装置1の大径部43の端面47と折曲げ部44の外周面との間の距離は、長さL3である。付言すると、長さL2と長さL3とを互いに同じ値とすることが考えられる。なお、長さL2,L3を例えば10mmとすることが考えられる。
ここで、グランド部41の端面45から折曲げ部44の先端面25までの中心導体21の長さは、所望の受信帯域に対応する値であり、この値はアンテナ長に相当するものである。長さL2,L3が10mmであれば、アンテナ長は約30mmである。このアンテナ長は、所望のアンテナ特性を有するようにアンテナを作り込んでいく際に決められる。
さらに説明すると、アンテナ装置1は、いわゆる2バンド対応品である。すなわち、アンテナ装置1を用いることによって、2.4GHz帯(2.3〜2.7GHz)および5GHz帯(5.15〜5.825GHz)の送受信を行うことが可能である。
なお、ここにいう2.4GHz帯は、第1の帯域の一例であり、より具体的には、IEEE802.11b/g/n規格に対応するものである。ここにいう5Hz帯は、第3の帯域の一例であり、より具体的には、IEEE802.11a規格に対応するものである。
図3は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1の製造方法を説明する図である。同図の(a)は製造前の状態を示し、(b)は製造中の状態を示し、(c)は製造完了の状態を示している。
アンテナ装置1は、図3の(a)に示す市販品の同軸ケーブル2を用いて製造される。同図の(b)に示すように、同軸ケーブル2の一端部において、外部導体22およびシース24を所定の長さL5だけ取り除くことによって、折曲げ部44となる区間である遠位部54を形成する。同様に、外部導体22およびシース24を所定の長さL2だけ取り除くことによって、小径部42となる区間である近位部52を形成する。
さらに、シース24を所定の長さL1だけ取り除くことによって、グランド部41となる区間を形成する。
そして、同図の(c)に示すように、遠位部54を折り曲げることで折曲げ部44を形成し、これにより、アンテナ装置1の製造が完了する。遠位部54の折曲げ作業は、遠位部54を、大径部43の端面46に押し付けると共に大径部43の外周面に押し付けるようにして行われる。したがって、組み立て治具等を用いる必要がない。
付言すると、近位部52を小径部42と言い換えることができ、逆に、小径部42を近位部52と言い換えることができる。また、折曲げ部44を遠位部54と言い換えることができるが、遠位部54を折曲げ部44と言い換えることができない場合がある。
なお、同図の(c)に示すアンテナ装置1において、小径部42、大径部43および折曲げ部44の全体ないしその一部を、図示しない熱収縮チューブによって被覆するように構成することも考えられる。
図4は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の特性を試験した結果を示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)値で横軸が周波数(GHz)である。
試験内容について説明すると、図示しないノイズ発生部からノイズを発生させ、そのノイズをアンテナ装置1で受信することで、アンテナ装置1の指向特性を測定した。なお、アンテナ装置1には、測定器としての図示しないスペクトラムアナライザが接続されている。また、ノイズ発生部には、図示しないSSG(Standard Signal Generator、標準信号発生器)が接続されている。そして、ノイズ発生部から電波を出力し、その電波をアンテナ装置1で受信し、その受信状態をスペクトラムアナライザで測定する。このような条件下で試験を行った。
同図に示すように、2.4GHz帯および5GHz帯という2つの帯域について好適なアンテナ特性が得られた。
ここで、本実施の形態に係るアンテナ装置1が他の構造のアンテナ装置100と比べてアンテナ特性上の有利な点について、図5および図6を用いて説明する。
図5は、アンテナ特性の試験に用いるアンテナ装置1,100を説明するための図であり、(a)は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の構成図であり、(b)は、比較例としてのアンテナ装置100の構成図である。
図5の(a)に示すアンテナ装置1は、図2に示す構造を簡略化して表したものであり、構造が同じものゆえ、その説明を省略する。
図5の(b)に示すように、比較例としてのアンテナ装置100は、同軸ケーブル2の一端部に形成されている。このアンテナ装置100は、グランド部101、延在部102および逆延在部103を備えている。そして、アンテナ装置100は、導電性の接着テープ3により導電領域94に取り付けられている。
アンテナ装置100のグランド部101は、アンテナ装置1のグランド部41に対応するものである。アンテナ装置100の延在部102および逆延在部103は、同軸ケーブル2の外部導体22を備えていない。延在部102および逆延在部103は、同軸ケーブル2の中心導体21を備えている。
アンテナ装置100の逆延在部103は延在部102と連続して形成されているが、延在部102と逆延在部103とは、長さL3の区間において互いに離間している。
図6は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の特性を他のアンテナ装置100と比較して示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)値で横軸が周波数(GHz)である。また、同図の(a)および(b)での実線は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の場合の測定値を示し、破線は、比較例としてのアンテナ装置100の場合の測定値を示している。
同図に示すように、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、比較例のアンテナ装置100に比べて、5GHz帯の利得が高くなり、かつ、帯域幅も広くなっている。
〔第2の実施の形態〕
図7は、第2の実施の形態に係るアンテナ装置1を示す概略図である。同図の(a)は、第2の実施の形態に係るアンテナ装置1の構成図であり、(b)は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1の構成図である。なお、図7の(a)に示す本実施の形態に係るアンテナ装置1は、図7の(b)に示す第1の実施の形態に係るアンテナ装置1と基本的な構造が共通する。そのため、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
図7の(b)に示す第1の実施の形態に係るアンテナ装置1は、図2および図5の(a)に示すものと同じである。付言すると、図7では、本実施の形態に係るアンテナ装置1を第1の実施の形態に係るアンテナ装置1と共に図示することにより両者の違いを容易に把握できるようにしている。
図7の(a)に示すように、第2の実施の形態に係るアンテナ装置1は、グランド部41、小径部42、大径部43および折曲げ部44を備え、導電性の接着テープ3がグランド部41および導電領域94に貼り付けられている。また、アンテナ装置1は、第1の実施の形態の場合(図7の(b)参照)と同様に、導電領域94のエッジEにアンテナ装置1の端面45が位置している。
図7の(a)に示すように、アンテナ装置1の全長が長さMであり、グランド部41は長さM1であり、小径部42は長さM2であり、アンテナ装置1の大径部43の端面47と折曲げ部44の外周面との間の距離は、長さM3である。
本実施の形態に係るアンテナ装置1では、長さM3が長さM2よりも短い。言い換えると、長さM2が長さM3よりも長い。この点で、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、長さL2と長さL3とが互いに略同一である第1の実施の形態に係るアンテナ装置1とは異なる。
付言すると、長さMは長さLよりも長い(M>L)。また、長さM3は長さL3よりも短く(M3<L3)、長さM2は長さL2よりも長い(M2>L2)。なお、長さM1は長さL1と略同一である。
図8は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の特性を試験した結果を示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR値で横軸が周波数(GHz)である。また、同図の(a)および(b)での実線は、本実施の形態に係るアンテナ装置1(図7の(a)参照)の測定値を示し、また、破線は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1(図7の(b)参照)の測定値を示している。
同図に示すように、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、ディップ点の位置が第1の実施の形態の場合と異なっている。また、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、3GHz帯(3.3〜3.8GHz)の利得が高くなっている。ここにいう3GHz帯は、第2の帯域の一例であり、より具体的には、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)規格に対応するものである。
このように、アンテナ装置1を用いることによって、2.4GHz帯(2.3〜2.7GHz)および5GHz帯(5.15〜5.825GHz)の送受信のみならず、3GHz帯(3.3〜3.8GHz)の送受信をも行うことが可能である。したがって、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、いわゆるワイドバンド対応品として用いることができる。
次に、上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態とは異なる構成を採用した他の実施の形態について説明する。
〔第3の実施の形態〕
図9−1は、第3の実施の形態に係るアンテナ装置1を示す概略図である。なお、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1と基本的な構造が共通する。そのため、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
図9−1に示すように、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、グランド部41、小径部42、大径部43および折曲げ部44を備え、導電性の接着テープ3がグランド部41および導電領域94に貼り付けられている。また、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、全長が長さLであり、グランド部41は長さL1であり、小径部42は長さL2であり、アンテナ装置1の大径部43の端面47と折曲げ部44の外周面との間の距離は、長さL3である。
なお、例えば、長さL2,L3を10mmとすると、グランド部41の端面45から折曲げ部44の先端面25までの中心導体21の長さ(アンテナ長)は、約30mmである。
さらに説明すると、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、導電領域94のエッジEとの位置関係が第1の実施の形態および第2の実施の形態とは異なるように構成されている。すなわち、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、グランド部41が導電領域94内に位置するものの、グランド部41の端面45が導電領域94のエッジEと長さL4だけ離間している。なお、例えば、長さL4を10mmとすることが考えられる。
図9−2は、第3の実施の形態の他の一構成例に係るアンテナ装置1を示す概略図である。
図9−2に示すアンテナ装置1は、グランド部41、小径部42(近位部52)、大径部43および遠位部54を備え、導電性の接着テープ3がグランド部41および導電領域94に貼り付けられている。すなわち、図9−2に示すアンテナ装置1は、遠位部54を折り曲げずにそのまま用いる構成を採用するものであり、図3の(b)の状態をもってアンテナ装置1の製造を完了としている。すなわち、この一構成例は、遠位部54を折り曲げて折曲げ部44とする場合以外の構成であっても本発明を適用することが可能であることを示している。
さらに説明すると、このアンテナ装置1は、全長が長さL、グランド部41が長さL1、小径部42(近位部52)が長さL2、大径部43が長さL3、遠位部54が長さL5(図3の(b)も参照)である。
このような一構成例を採用することにより、ワイドバンド対応品として用いることが可能になる。
図10は、本実施の形態に係るアンテナ装置1(図9−1参照)の特性を試験した結果を示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR値で横軸が周波数(GHz)である。
同図に示すように、2.4GHz帯および5GHz帯という2つの帯域について好適なアンテナ特性が得られた。
〔第4の実施の形態〕
図11は、第4の実施の形態に係るアンテナ装置1を示す概略図である。なお、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1と基本的な構造が共通する。そのため、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
図11に示すように、第4の実施の形態に係るアンテナ装置1は、グランド部41、小径部42、大径部43および折曲げ部44を備え、導電性の接着テープ3がグランド部41および導電領域94に貼り付けられている。また、アンテナ装置1は、第1の実施の形態の場合(図7の(b)参照)と同様に、導電領域94のエッジEにアンテナ装置1の端面45が位置している。
本実施の形態に係るアンテナ装置1では、全長が長さNであり、グランド部41は長さN1であり、小径部42は長さN2であり、アンテナ装置1の大径部43の端面47と折曲げ部44の外周面との間の距離は、長さN3である。
なお、例えば、長さN2を1mmとし、長さN3を15mmとすることが考えられる。その場合には、グランド部41の端面45から折曲げ部44の先端面25までの中心導体21の長さ(アンテナ長)は約30mmとなり、第3の実施の形態の場合(図9参照)と同じである。
図12は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の特性を試験した結果を示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR値で横軸が周波数(GHz)である。
同図に示すように、本実施の形態に係るアンテナ装置1でも、2.4GHz帯および5GHz帯という2つの帯域について好適なアンテナ特性が得られた。
ここで、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、第3の実施の形態の場合(図10参照)と比べて、5GHz帯のVSWRが少し悪いものの、全体的なアンテナ特性は良好である。
さらに説明すると、アンテナ装置1の構成は、アンテナ装置1の端面45が導電領域94のエッジEに位置するように端末装置90に取り付けられている。このため、本実施の形態では、第3の実施の形態の場合よりも取り付け作業性が良くて製造が容易であり、また、個体差を容易に少なくすることが可能である。付言すると、本実施の形態では、第3の実施の形態の場合と比べて、サイトでの測定データはあまり差がなかった。
〔第5の実施の形態〕
図13は、第5の実施の形態に係るアンテナ装置1を示す概略図である。なお、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、第1の実施の形態に係るアンテナ装置1(図2参照)と基本的な構造が共通する。そのため、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
図13に示すように、アンテナ装置1は、グランド部41、小径部42、大径部43および折曲げ部44を備えている。さらに説明すると、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、第1の実施の形態の場合(図2参照)と異なり、同軸ケーブル2の先端面25が大径部43の端面47と同じ位置ではない。すなわち、同軸ケーブル2の先端面25が端面47に達しておらず、大径部43の軸方向の途中に位置している。
また、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、第1の実施の形態の場合(図2参照)よりも小径部42の長さP2が短い。
また、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、グランド部41の端面45が導電領域94のエッジEから長さP4だけ離れて位置するように、接着テープ3で端末装置90に取り付けられている。
さらに説明すると、アンテナ装置1の大径部43の一部が導電領域94内に位置している。このような構成により、5GHz帯のアンテナ特性が向上している。
また、折曲げ部44の先端面25は、導電領域94のエッジEの位置には達しておらず、離間している。このような構成により、折曲げ部44の中心導体21が先端面25にて導電領域94と接触しないようにしている。
ここで、アンテナ装置1の外形は長さPであり、グランド部41は長さP1であり、小径部42は長さP2であり、大径部43の端面47と折曲げ部44の外周面との間の距離は、長さP3である。
なお、長さP2を例えば、1mmとすることが考えられ、また、長さP3を例えば、30mmとすることが考えられる。
図14は、第5の実施の形態に係るアンテナ装置1の製造方法を説明する図である。同図の(a)は製造前の状態を示し、(b)は製造中の状態を示し、(c)は製造完了の状態を示している。なお、図14は、第1の実施の形態の場合の図3に対応するものである。
図14の(a)に示すように、アンテナ装置1は、同軸ケーブル2の加工により製造される。同図の(b)に示すように、同軸ケーブル2の一端部の外部導体22およびシース24を所定の長さP5だけ取り除くことで折曲げ部44となる区間である遠位部54を形成する。同様に、外部導体22およびシース24を所定の長さP2だけ取り除くことによって、小径部42となる区間である近位部52を形成する。また、端面46から所定の長さだけ離間した部分のシース24を所定の長さP1だけ取り除くことによって、グランド部41となる区間を形成する。
そして、同図の(c)に示すように、遠位部54を折り曲げて、アンテナ装置1の製造が完了する。
図15は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の特性を試験した結果を示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)値で横軸が周波数(GHz)である。
同図に示すように、2.4GHz帯および5GHz帯という2つの帯域について好適なアンテナ特性が得られた。
〔第6の実施の形態〕
図16は、第6の実施の形態に係るアンテナ装置1を示す概略図である。なお、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、第5の実施の形態に係るアンテナ装置1(図13参照)と基本的な構造が共通する。そのため、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
図16に示すように、本実施の形態に係るアンテナ装置1は、外形の全長が長さQであり、グランド部41は長さQ1であり、小径部42は長さQ2であり、大径部43の端面47と折曲げ部44の外周面との間の距離は、長さQ3である。長さQ3を例えば、15mmとすることが考えられる。
本実施の形態に係るアンテナ装置1は、導電領域94のエッジEとの位置関係が第5の実施の形態とは異なるように構成されている。すなわち、本実施の形態に係るアンテナ装置1では、グランド部41の端面45が導電領域94のエッジEに位置している。なお、例えば、長さQを15mmとすることが考えられる。
図17は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の特性を試験した結果を示すグラフである。同図の(a)は、縦軸が強さで横軸が周波数(GHz)であり、(b)は、縦軸がVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)値で横軸が周波数(GHz)である。
同図に示すように、2.4GHz帯および5GHz帯という2つの帯域について好適なアンテナ特性が得られた。
次に、各種の変形例を説明する。以下説明する変形例は、アンテナ装置1の取り付けに関するものである。したがって、これらの変形例は、上述した第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のいずれについても適用することが考えられる。
〔第1の変形例〕
図18は、第1の変形例を説明する図である。同図の(a)は外観構成図であり、(b)は(a)の線XVIII-XVIIIによる断面図である。
図18の(a)に示すように、端末装置90(図1参照)の導電領域94に取り付け部61,62が形成されている。また、取り付け部61,62は、導電領域94のエッジEに位置している。なお、図18の(a)に図示の一点鎖線は、メッキが施されている領域を示している。
また、図18の(b)に示すように、取り付け部61,62は、導電領域94に立設するように突出して形成されている。そして、この取り付け部61,62は、互いに所定距離だけ離間して位置している。取り付け部61,62の間にアンテナ装置1のグランド部41が挟まれて固定されている。
取り付け部61,62は、導電性のメッキ処理が施された樹脂部材であり、導電領域94と電気的に接続されている。このため、アンテナ装置1のグランド部41は、取り付け部61,62を介して導電領域94と電気的に接続され、これにより短絡する。
この変形例では、導電性の接着テープ3を用いてアンテナ装置1の取り付けおよび短絡を行うものではなく、予め所定の位置に配設されている取り付け部61,62を用いてアンテナ装置1の取り付けおよび短絡を行うものである。したがって、この変形例を採用すると、取り付け作業性を向上させることが可能になり、また、個体差のばらつきを減らすことが可能になる。
なお、取り付け部61,62に導電性のメッキ処理が施されていない場合について付言する。その場合には、導電領域94を形成するための例えばシールド板(不図示)が配設される。短絡の仕方としては、アンテナ装置1のグランド部41を取り付け部61,62に挟んで固定した後に、導電性の接着テープ3をグランド部41とシールド板(不図示)の導電領域94とに貼り付ける。すなわち、取り付け部61,62により固定されたアンテナ装置1のグランド部41は、接着テープ3を介して導電領域94と電気的に接続され、これにより短絡する。
〔第2の変形例〕
図19は、第2の変形例を説明する図である。
同図に示す第2の変形例は、アンテナ装置1a,1bを画像表示部93の裏側に並列配置で取り付ける場合に対応するものである。
なお、アンテナ装置1a,1bとして、上述した第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のうち、互いに同じアンテナ特性のものを用いることができ、また、互いに異なるアンテナ特性のものを用いることもできる。例えば、アンテナ装置1bとして、折曲げ部44を折り曲げないタイプのアンテナ装置1(図9−2参照)を用い、アンテナ装置1aとして、折曲げ部44を折り曲げるタイプの他のアンテナ装置1を用いることが考えられる。
より具体的には、画像表示部93の裏側に位置する金属板(枠板)95に、2つの切欠き部96a,96bが形成されている。そして、切欠き部96aに近接してアンテナ装置1aが金属板95に接着テープ3で接着され、また、切欠き部96bに近接してアンテナ装置1bが接着テープ3で金属板95に接着されている。さらに説明すると、アンテナ装置1aの先端側が切欠き部96aに位置し、また、アンテナ装置1bの先端側が切欠き部96bに位置している。
〔第3の変形例〕
図20は、第3の変形例を説明する図である。
同図に示す第3の変形例は、端末装置90の非導電性部材(絶縁部材)97にアンテナ装置1a,1bを並列配置で取り付ける場合に対応するものである。
より具体的には、非導電性部材97には、導電部材98a,98bが取り付けられている。そして、アンテナ装置1aは導電部材98aに接着テープ3で接着され、また、アンテナ装置1bは導電部材98bに接着テープ3で接着されている。
このように、上述した第1の実施の形態ないし第6の実施の形態によれば、複数の帯域に対応可能なアンテナ装置1を小型で提供することができる。また、端末装置90内の比較的小さな隙間にアンテナ装置1を取り付けることができるので、チューナ92の近くに配設することも可能になる。このため、アンテナ装置1とチューナ92とを接続する線材を短くすることができ、コストを削減することが可能になる。また、アンテナ装置1の製造の際の作業性を向上させることが可能になる。
本実施の形態に係るアンテナ装置の適用例を説明する概略斜視図である。 第1の実施の形態に係るアンテナ装置を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るアンテナ装置の製造方法を説明する図である。 第1の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を試験した結果を示すグラフである。 アンテナ特性の試験に用いるアンテナ装置を説明するための図である。 第1の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を他のアンテナ装置と比較して示すグラフである。 第2の実施の形態に係るアンテナ装置を示す概略図である。 第2の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を試験した結果を示すグラフである。 第3の実施の形態に係るアンテナ装置を示す概略図である。 第3の実施の形態の他の一構成例に係るアンテナ装置を示す概略図である。 第3の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を試験した結果を示すグラフである。 第4の実施の形態に係るアンテナ装置を説明する図である。 第4の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を試験した結果を示すグラフである。 第5の実施の形態に係るアンテナ装置を示す概略図である。 第5の実施の形態に係るアンテナ装置の製造方法を説明する図である。 第5の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を試験した結果を示すグラフである。 第6の実施の形態に係るアンテナ装置を示す概略図である。 第6の実施の形態に係るアンテナ装置の特性を試験した結果を示すグラフである。 第1の変形例を説明する図である。 第2の変形例を説明する図である。 第3の変形例を説明する図である。
1,1a,1b…アンテナ装置、2、91…同軸ケーブル、21…中心導体、22…外部導体、23…絶縁体、24…シース、25…先端面、3…接着テープ、41…グランド部、42…小径部、43…大径部、44…折曲げ部、45,46,47…端面、52…近位部、54…遠位部、61,62…取り付け部、90…端末装置、92…チューナ、93…画像表示部、94…導電領域、95…金属板、96a,96b…切欠き部、97…非導電性部材、98a,98b…導電部材、E…エッジ

Claims (7)

  1. 中心導体と当該中心導体の外周を囲む外部導体とを備える同軸ケーブルに形成され、予め定められる複数の帯域での送信および/または受信に用いられるアンテナ装置であって、
    前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含み、当該外部導体を接地するためのグランド部と、
    前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、前記グランド部に隣接して形成された近位部と、
    前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、当該同軸ケーブルにおいて前記近位部よりも前記グランド部から遠い位置に形成された遠位部と、
    前記近位部と前記遠位部との間に位置し、前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含む大径部と、
    を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記グランド部の前記外部導体と前記大径部の当該外部導体とは電気的に非接続であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記遠位部は、前記同軸ケーブルの軸方向の一方に延びた後に当該軸方向の他方に延びるように折り曲げられている折曲げ部であることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記大径部は、前記外部導体の外周を覆う保護被覆を有するものであり、
    前記遠位部は、前記大径部の前記保護被覆に接して折り曲げられていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記遠位部は、前記同軸ケーブルの前記中心導体と前記外部導体との間に位置する絶縁体を含み、
    前記絶縁体が前記大径部の端面に接していることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 装置本体と、
    前記装置本体に取り付けられ、予め定められる複数の帯域での送信および/または受信に用いられるアンテナ装置と、
    前記装置本体に取り付けられるチューナと、
    前記アンテナ装置と前記チューナとを互いに接続する中心導体と当該中心導体の外周を囲む外部導体とを備える同軸ケーブルと、
    を含み、
    前記アンテナ装置は、
    前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含み、当該外部導体を接地するためのグランド部と、
    前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、前記グランド部に隣接して形成された近位部と、
    前記同軸ケーブルの前記中心導体を含むと共に前記外部導体を含まず、当該同軸ケーブルにおいて前記近位部よりも前記グランド部から遠い位置に形成された遠位部と、
    前記近位部と前記遠位部との間に位置し、前記同軸ケーブルの前記中心導体および前記外部導体を含む大径部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  7. 前記装置本体に形成される導電領域をさらに含み、
    前記アンテナ装置は、前記導電領域の縁部に前記グランド部が位置するように前記装置本体に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
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