JP2011009388A - 半導体集積回路 - Google Patents

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道哉 萩山
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Abstract

【課題】機能マクロセルの周辺において、配線を形成するための領域を十分に確保する。
【解決手段】半導体集積回路100は、機能マクロセル110に形成される機能マクロセル用電源配線181と、機能マクロセル110の内部に形成される電源配線261と、機能マクロセル110の内部に形成され、機能マクロセル用電源配線181と電源配線261とを電気的に接続するコンタクト170と、コンタクト170と、論理セルとを電気的に接続する電源配線とを備える。機能マクロセル用電源配線181は、論理セル電圧を、コンタクト170および電源配線を介して、論理セルへ供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、機能マクロセルを有する半導体集積回路に関するものである。
近年、半導体集積回路の設計において、設計プロセスの微細化が進み、大規模かつ高集積なシステムLSI(Large Scale Integration)の設計を行う場面が増えつつある。それに伴い、チップとしてのシステムLSIに搭載する機能マクロセルの数も増加し、機能マクロセルは、チップとしてのシステムLSIの面積の大きな部分を占有している。ここで、機能マクロセルとは、メモリ、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路等から構成される回路である。
機能マクロセルを安定して動作させるために、機能マクロセルの周辺には、信号の鈍りを防止するための論理セルや、その他各種の論理セルを配置するための領域(以下、論理セル配置領域という)を作成することが必須となっている。ここで、論理セルとは、論理回路が配置されたセルである。
機能マクロセルの周辺に配置する論理セルのための電源配線は、最下位の配線層において構成されている。最下位の配線層から、当該論理セルに動作電圧を供給するためには、上位層において形成された電源配線から最下位層の電源配線へ向けて、信号配線層を通過する形態の配線やコンタクトが形成される。
特許文献1には、機能マクロセルとしてのマクロセル部が開示されている。
特開2001−168291号公報
前述したように、機能マクロセルを安定して動作させるために、機能マクロセルの周辺には、信号の鈍りを防止するための論理セルや、その他各種の論理セルを配置するための論理セル配置領域を作成することが必須となっている。
論理セルを動作せるための電圧(以下、論理セル電圧という)を論理セルへ供給するための電源配線(以下、論理セル用電源配線という)は、機能マクロセルの周辺に配置される論理セル配置領域に形成される。
また、論理セル用電源配線に論理セル電圧を供給するための経路となるコンタクト、論理セル電圧を供給するための電源配線等は、論理セル配置領域の近傍(例えば、上部)に形成される信号配線層に形成されるのが一般的である。
すなわち、機能マクロセルの周辺には多くの配線およびコンタクトが形成される。そのため、機能マクロセルの周辺において、配線を形成するための領域が十分に確保できないという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、機能マクロセルの周辺において、配線を形成するための領域を十分に確保可能な半導体集積回路を提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従う半導体集積回路は、機能マクロセルと、機能マクロセルの周辺に配置された領域であって、論理セルが配置される論理セル配置領域と、機能マクロセル上に形成される第1電源配線と、機能マクロセルの内部の配線層に形成される第2電源配線と、機能マクロセルの内部に形成され、第1電源配線と第2電源配線とを電気的に接続する接続部と、接続部と、論理セル配置領域内の論理セルとを電気的に接続する第3電源配線とを備える。第1電源配線は、論理セルを動作させるための電圧である論理セル電圧を、接続部および第3電源配線を介して、論理セルへ供給する。
すなわち、半導体集積回路は、機能マクロセルに形成される第1電源配線と、機能マクロセルの内部に形成される第2電源配線と、機能マクロセルの内部に形成され、第1電源配線と第2電源配線とを電気的に接続する接続部と、接続部と、論理セルとを電気的に接続する第3電源配線とを備える。第1電源配線は、論理セル電圧を、接続部および第3電源配線を介して、論理セルへ供給する。
つまり、論理セル電圧を論理セルへ供給するために利用される第1電源配線および接続部は、機能マクロセルに形成される。したがって、機能マクロセルの周辺において、配線を形成するための領域を十分に確保することができる。
また、論理セル電圧は、第1電源配線のみから、接続部および第3電源配線を介して、論理セルへ供給されることが好ましい。
これにより、機能マクロセルの周辺において、多くの信号配線リソースを確保できる。
また、機能マクロセルが配置される領域と論理セル配置領域とを含む領域である合体領域の外周にはリング状の電源配線が配置され、第3電源配線は、リング状の電源配線と接続部とを電気的に接続する第1配線と、リング状の電源配線と論理セルとを電気的に接続する第2配線とを含むことが好ましい。
これにより、論理セル電圧の電圧降下抑制、論理セル電圧の安定化を実現することができる。
また、機能マクロセルが配置される領域と論理セル配置領域とを含む領域である第1の合体領域と同一の構造を有する第2の合体領域をさらに備え、第1および第2の合体領域の各々の外周にはリング状の電源配線が配置され、第1および第2の合体領域にそれぞれ含まれる2つの機能マクロセルの動作電圧は等しく、第1および第2の合体領域にそれぞれ対応する2つのリング状の電源配線は、互いに隣接またはオーバーラップして配置されることが好ましい。
これにより、個々の合体領域を接近させて配置でき、占有面積を減少させることができる。
また、リング状の電源配線は、第4電源配線と、接地配線とを含み、接地配線の上部には、第4電源配線が積層され、リング状の電源配線の下部には、基板に形成されたp+型拡散層が形成され、接地配線は、p+型拡散層と電気的に接続されることが好ましい。
これにより、基板にノイズが発生したとしても、接地配線を介して、当該ノイズを排出することができる。
また、論理セル配置領域には、クロック信号の鈍りを防止するための論理セルと、クロック信号の遅延時間を調整するための論理セルとが配置され、論理セル配置領域の上部には、配線を形成するための信号配線層が形成され、信号配線層には、論理セルと電気的に接続されるクロック信号配線が形成され、信号配線層には、さらに、クロック信号配線を囲むように、複数のシールド配線が形成されることが好ましい。
これにより、クロック配線の信号を、他の配線から放出されるノイズから保護することができるという効果を得ることができる。
本発明により、機能マクロセルの周辺において、配線を形成するための領域を十分に確保することができる。
第1の実施の形態における半導体集積回路の平面図である。 第1の実施の形態における半導体集積回路の断面図である。 リング状電源配線を説明するための図である。 クロック信号配線と、シールド配線とが形成された、一例としての信号配線層を示す図である。 第1の実施の形態における半導体集積回路の平面図である。 ノイズ対策を施した構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態における半導体集積回路100の平面図である。
図2は、第1の実施の形態における半導体集積回路100の断面図である。図2は、図1の位置P1と位置P2との間の断面図を示す。また、図2は、半導体集積回路100における各配線層の接続状態を示す。
以下においては、対象物Aが対象物Bと電気的に接続されている状態を説明する場合、単に、対象物Aが対象物Bと接続されているという記載をする。
図1を参照して、半導体集積回路100は、機能マクロセル110と、論理セル配置領域120と、論理セル用電源配線130と、コンタクト140と、リング状電源配線150と、電源配線160,161と、コンタクト170,170Aと、機能マクロセル用電源配線180,181と、コンタクト190,191と、供給元電源配線200とを含む。
図1では、リング状電源配線150は1つのみ示されるが、実際には、後述するように、半導体集積回路100は、複数のリング状電源配線150を含む。
機能マクロセル110は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路等から構成される回路である。機能マクロセル110は、複数の論理ゲートを含むマクロセル(機能ブロックともいう)である。
論理セル配置領域120は、機能マクロセル110の周辺に配置される。論理セル配置領域120は、論理セル210が配置される領域である。論理セル210は、論理回路が配置されたセルである。論理セル配置領域120には、複数の論理セル210が配置される。
図1には、図を簡略化するために、当該複数の論理セル210の一部の2つの論理セル210が示される。当該2つの論理セル210は、それぞれ、第1および第2の論理セルである。第1の論理セルは、例えば、クロック信号の鈍りを防止するための論理セルである。第2の論理セルは、例えば、クロック信号の遅延時間を調整するための論理セルである。
図1では、論理セル配置領域120は、複数に分割されているように見えるが、実際には、論理セル配置領域120は、図3(A)に示されるように、複数の論理セル用電源配線130が形成される1つの領域である。
論理セル用電源配線130は、論理セル210を動作させるための動作電圧を論理セル210へ供給するための配線である。論理セル配置領域120に形成される複数の論理セル用電源配線130のうち、一例として、2,3,4行目の論理セル用電源配線130は、論理セル210と接続される。
リング状電源配線150の形状は、リング状である。リング状電源配線150は、機能マクロセル110が配置される領域と、論理セル配置領域120とを含む領域(以下、合体領域という)の外周に配置される。
図3(A)は、リング状電源配線150と、合体領域R10との位置関係を示す。合体領域R10は、リング状電源配線150の内部の領域である。合体領域R10は、機能マクロセル110が配置される領域と、論理セル配置領域120とを含む。
なお、図3(B)に示されるように、半導体集積回路100において、合体領域R10は、複数設けられる。複数の合体領域R10の各々の外周にはリング状電源配線150が配置される。すなわち、半導体集積回路100は、複数のリング状電源配線150を含む。
ここで、複数の合体領域R10にそれぞれ含まれる複数の機能マクロセル110の動作電圧は等しい。
複数のリング状電源配線150は、互いに隣接して配置される。
なお、図3(C)に示されるように、複数のリング状電源配線150は、互いにオーバーラップして(重ねて)配置されてもよい。
また、リング状電源配線150は、論理セル配置領域120に形成される複数の論理セル用電源配線130のうち、一例として、1,3,5行目の論理セル用電源配線130と
接続される。
コンタクト140は、論理セル配置領域120に形成される複数の論理セル用電源配線130のうち、一例として、2,4行目の論理セル用電源配線130と、リング状電源配線150とを接続する。2,3,4行目の論理セル用電源配線130は、論理セル210と接続される。
機能マクロセル用電源配線180,181の各々は、機能マクロセル110に動作電圧を供給するための配線である。また、機能マクロセル用電源配線180,181の各々は、論理セル210に動作電圧(論理セル電圧)を供給するための配線である。機能マクロセル用電源配線180,181の各々の形状は、リング状である。
電源配線160は、リング状電源配線150と、機能マクロセル用電源配線180とを接続する。電源配線161は、リング状電源配線150と、機能マクロセル用電源配線181とを接続する。
供給元電源配線200は、各セル内の回路の動作電圧を供給するための配線である。すなわち、供給元電源配線200は、論理セル210を動作させるための動作電圧(以下、論理セル電圧という)を供給するための配線でもある。
コンタクト190は、供給元電源配線200と、機能マクロセル用電源配線180とを接続する。コンタクト191は、供給元電源配線200と、機能マクロセル用電源配線181とを接続する。
図2を参照して、論理セル配置領域120の上部には、信号配線層250が形成される。信号配線層250は、配線が形成される層である。なお、図2に示される信号配線層250は、一例として、空間である。
信号配線層250には、論理セル電圧を供給するための電源配線が形成されていない。そのため、信号配線層250には、配線を形成するための領域(以下、配線形成領域という)が十分に確保される。本実施の形態では、十分に確保された配線形成領域を有効活用するために、一例として、信号配線層250の配線形成領域に、クロック信号配線と、シールド配線とを形成する。
図4は、クロック信号配線と、シールド配線とが形成された、一例としての信号配線層250を示す図である。図4では、図を簡略にするために、図2の信号配線層250のみを示している。
図4を参照して、信号配線層250には、クロック信号配線CL1が形成される。クロック信号配線CL1は、クロック信号を供給するための配線である。クロック信号配線CL1は、論理セル210と接続される。
また、信号配線層250には、クロック信号配線CL1を囲むように、シールド配線SL1,SL2,SL3,SL4,SL5,SL6,SL7,SL8が形成される。
なお、信号配線層250には、クロック信号配線およびシールド配線が形成されなくてもよい。
再び、図2を参照して、リング状電源配線150は、リング状電源配線152と、リング状接地配線151とから構成される。リング状電源配線152およびリング状接地配線151の形状は、図1のリング状電源配線150と同様、リング状である。
また、論理セル配置領域120には、論理セル用電源配線130が形成される。
また、半導体集積回路100は、第1配線層〜第6配線層を有する。第1配線層は最下位の配線層である。第6配線層は最上位の配線層である。
第1配線層は、リング状接地配線151、論理セル用電源配線130および電源配線261が形成される配線層である。ここで、電源配線261が形成される配線層は、機能マクロセル110の内部の下位の配線層である。すなわち、電源配線261は、機能マクロセル110の内部の下位の配線層に形成される配線である。
なお、第1配線層には、図1の電源配線160が形成される。電源配線160は、コンタクト170Aと、リング状電源配線150に含まれるリング状接地配線151とを接続する。
第2配線層は、リング状電源配線152および電源配線262が形成される配線層である。
図1のコンタクト140は、前述した2,4行目の論理セル用電源配線130と、リング状電源配線150に含まれるリング状電源配線152とを接続する。すなわち、コンタクト140は、第2配線層のリング状電源配線152と、第1配線層の論理セル用電源配線130とを接続する。
また、第2配線層には、図1の電源配線161が形成される。電源配線161は、コンタクト170に接続される電源配線262と、リング状電源配線150に含まれるリング状電源配線152とを接続する。
第3配線層は、電源配線263が形成される配線層である。
第4配線層は、機能マクロセル用電源配線180,181が形成される配線層である。第5配線層は、電源配線265が形成される配線層である。第6配線層は、供給元電源配線200が形成される配線層である。
図1および図2を参照して、コンタクト191は、詳細は後述するが、第6配線層の供給元電源配線200と、第4配線層の機能マクロセル用電源配線181とを接続する。第4配線層の機能マクロセル用電源配線180,181は、機能マクロセル110上に形成される。すなわち、機能マクロセル用電源配線180,181は、機能マクロセル110における上位の配線層に形成される配線である。
機能マクロセル110には、供給元電源配線200から、コンタクト191および機能マクロセル用電源配線181を介して、当該機能マクロセル110の動作電圧が供給される。
機能マクロセル110には、第1〜第4配線層の電源配線が形成される。
コンタクト191は、コンタクト175,174から構成される。
コンタクト175は、第6配線層の供給元電源配線200と、第5配線層の電源配線265とを接続する。コンタクト174は、第5配線層の電源配線265と、第4配線層の機能マクロセル用電源配線181とを接続する。
コンタクト170は、詳細は後述するが、第4配線層の機能マクロセル用電源配線181と、第1配線層の電源配線261とを接続する。
コンタクト170は、機能マクロセル110の内部に形成される。コンタクト170は、コンタクト173,172,171から構成される。
コンタクト173は、第4配線層の機能マクロセル用電源配線181と、第3配線層の電源配線263とを接続する。コンタクト172は、第3配線層の電源配線263と、第2配線層の電源配線262とを接続する。コンタクト171は、第2配線層の電源配線262と、第1配線層の電源配線261とを接続する。
前述したように、第2配線層には、図1の電源配線161が形成される。前述したように、電源配線161は、第2配線層の電源配線262と、リング状電源配線150に含まれるリング状電源配線152とを接続する。また、前述したように、図1のコンタクト140は、リング状電源配線152と、前述した2,4行目の論理セル用電源配線130とを接続する。
以上の接続関係により、第6配線層の供給元電源配線200は、コンタクト191により、第4配線層の機能マクロセル用電源配線181と接続される。また、機能マクロセル用電源配線181は、コンタクト170により、第1配線層の電源配線261と接続される。また、コンタクト170に接続される電源配線262は、電源配線161により、リング状電源配線150に含まれるリング状電源配線152と接続される。リング状電源配線152は、コンタクト140により、論理セル210と接続される前述した2,4行目の論理セル用電源配線130と接続される。
すなわち、論理セル電圧を供給するための供給元電源配線200は、コンタクト191を介して、論理セル電圧を機能マクロセル用電源配線181へ供給する。
そして、論理セル電圧は、機能マクロセル用電源配線181から、コンタクト170、電源配線161、リング状電源配線152、コンタクト140、論理セル用電源配線130を介して、論理セル210へ供給される。つまり、機能マクロセル用電源配線181は、コンタクト170、電源配線161、リング状電源配線152、コンタクト140、論理セル用電源配線130を介して、論理セル電圧を、論理セル210へ供給する。すなわち、電源配線161、リング状電源配線152、コンタクト140および論理セル用電源配線130は、論理セル電圧を、論理セル210へ供給するための電源配線を形成する。
つまり、論理セル210に供給される論理セル電圧は、機能マクロセル用電源配線181のみから供給される。
したがって、機能マクロセル110の周辺に配置される論理セル配置領域120の上部に形成される信号配線層250には、論理セル電圧を供給するための電源配線が存在しない。そのため、信号配線層250において、信号配線のための配線リソースをより多く確保することができるという効果を有する。すなわち、機能マクロセル110の周辺において、配線を形成するための領域を十分に確保することができる。
また、機能マクロセル110の周辺に論理セル配置領域120をあらかじめ作成しているため、設計の段階に関わらず、論理セルの配置が容易となる効果を得ることができる。
また、本実施の形態における半導体集積回路100は、予め、複数の論理セル用電源配線130が配置された論理セル配置領域120を含むため、論理セルの配置が容易に実施できる。
また、前述したように、複数のリング状電源配線150は、互いに隣接して配置されるか、または、複数のリング状電源配線150は、互いにオーバーラップして配置される。したがって、本実施の形態における半導体集積回路100は、機能マクロセル間の面積削減、電源電圧降下の抑制、電源電圧の安定化に有効である。
なお、本実施の形態の半導体集積回路100は、リング状電源配線150を含むが、リング状電源配線150がない場合でも、機能マクロセル110周辺の論理セル配置領域120の上部に形成される信号配線層250には、論理セル電圧を供給するための電源配線が存在しない。そのため、本実施の形態では、信号配線層250において、信号配線のための配線リソースをより多く確保することができるという効果を有するということはもちろんである。
なお、リング状電源配線150がない場合は、電源配線160,161を、論理セル配置領域120まで引き伸ばし、電源配線160,161を、論理セル用電源配線130と直接接続することによって、論理セル210への電源供給が実現できる。
この場合でも、信号配線層250には、論理セル電圧を供給するための電源配線が存在しない。そのため、本実施の形態では、信号配線層250において、信号配線のための配線リソースをより多く確保することができるという効果を有するということはもちろんである。
なお、配線の都合により、一部の論理セル電圧は、機能マクロセル110用の動作電圧を供給する供給元電源配線200以外の電源からも取り出すことは可能である。しかしながら、すべての論理セル電圧を供給元電源配線200から取るほうが効率が高いのはいうまでもない。
また、本実施の形態では、論理セル配置領域120に、クロック信号の鈍りを防止するための第1の論理セル、クロック信号の遅延時間を調整するための第2の論理セルが配置される。また、本実施の形態では、信号配線層250において十分に確保された配線形成領域を有効活用するために、一例として、信号配線層250の配線形成領域に、クロック信号配線CL1と、シールド配線SL1〜SL8とを形成する。
シールド配線SL1〜SL8は、クロック信号配線CL1を囲むように形成される。そのため、クロック信号配線CL1を伝達する信号を、他の配線から放出されるノイズから保護することができるという効果を有する。
なお、本実施の形態では、図1に示されるように、機能マクロセル110の上辺一辺の領域に対し、論理セル配置領域120を設けた。しかしながら、図5のように、機能マクロセル110の上辺および左辺の二辺に対し論理セル配置領域120を設けてもよい。
上下左右いずれかの辺のうちの二辺、上下左右いずれかの辺のうちの三辺、上下左右すべての辺、すなわち機能マクロセル110の外周すべての領域に対して、論理セル配置領域120を作成しても、配線効率の向上や論理セルの配置容易性に効果がある。設計時に想定される論理セルの量により、どの構成にするか適宜選択することができる。
なお、本実施の形態では、図1、図5において、電源配線160,161を水平方向へ接続している。しかしながら、これに限定されることなく、電源配線160,161を、垂直方向へ接続してもよいし、電源配線160,161を、水平および垂直方向の両方向へ接続してもよい。
また、図1、図5において、論理セル用電源配線130も水平方向に配置しているが、論理セル用電源配線130を垂直方向に配置してもよい。
なお、本実施の形態では、図1、図5において、論理セル配置領域120に配置される論理セル210は、スタンダードセル方式により配置される。すなわち、論理セル配置領域120は、スタンダードセル方式の論理セル領域である。しかしながら、これに限定されることなく、論理セル配置領域120は、ゲートアレイ方式の論理セル領域であってもよい。
ゲートアレイ方式は、あらかじめ特定の領域もしくは全領域にトランジスタをアレイ状に敷き詰めたもので、領域中に敷き詰められたトランジスタ同士を配線接続することにより、任意の論理セルを生成することができる方式である。
<第1の実施の形態の変形例>
本実施の形態の変形例では、半導体集積回路100に対し、ノイズ対策を施した構成を説明する。
本実施の形態の変形例における半導体集積回路は、第1の実施の形態の半導体集積回路100である。
図6は、ノイズ対策を施した構成を示す図である。
図6を参照して、リング状電源配線150は、前述したように、リング状電源配線152と、リング状接地配線151とから構成される。リング状電源配線152は、第2配線層において形成される。リング状接地配線151は、第1配線層において形成される。
リング状電源配線150の下部には、基板156が設けられる。基板156には、p+型拡散層155が形成される。基板156は、p型基板である。
リング状接地配線151は、コンタクト154により、p+型拡散層155と接続される。すなわち、リング状接地配線151は、p+型拡散層155と、抵抗性結合される。コンタクト154は、基板コンタクトとも呼ばれる。
以上の構成の本実施の形態の変形例によれば、何らかの理由により、基板156にノイズ(基板ノイズと呼ばれる)が発生し、伝播してきた場合、基板156、p+型拡散層155、コンタクト154、リング状接地配線151を介して、当該ノイズを排出することができる。
したがって、リング状電源配線150に囲まれた機能マクロセル110および論理セル210は、ノイズの影響により誤動作することなく、所望の動作を実行することができる
という効果を有する。
また、逆に、機能マクロセル110、論理セル210が原因で発生するノイズも、基板156、p+型拡散層155、コンタクト154、リング状接地配線151を介して排出される。そのため、リング状電源配線150より外側へはノイズは伝播しないという効果を有する。
なお、本実施の形態の変形例の半導体集積回路100は、機能マクロセル110または前述した合体領域R10を複数配置して同時動作させた場合でも、個々の領域でリング状電源配線150を介してノイズを排出可能である。そのため、機能マクロセルを複数配置し、複数の機能マクロセルを動作させた場合と比較して、機能マクロセル群から基板中に放出されるノイズを小さすることができるという効果を有する。
なお、ノイズとは所望の動作に不必要な電流のことであり、電流は電気的接続のある電気的位置エネルギーの高い場所から電気的位置エネルギーの低い場所へ向かって流れる。本実施の形態の変形例の半導体集積回路100において、もっとも電気的位置エネルギーの低い場所は、リング状接地配線151である。
また、本発明は、前述した第1の実施の形態および第1の実施の形態の変形例に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、機能マクロセルの周辺において、配線を形成するための領域を十分に確保可能な半導体集積回路として、利用することができる。
CL1 クロック信号配線
SL1,SL2,SL3,SL4,SL5,SL6,SL7,SL8 シールド配線
100 半導体集積回路
110 機能マクロセル
120 論理セル配置領域
130 論理セル用電源配線
150 リング状電源配線
151 リング状接地配線
152 リング状電源配線
154 コンタクト
155 p+型拡散層
156 基板
160,161 電源配線
180,181 機能マクロセル用電源配線
200 供給元電源配線
210 論理セル
250 信号配線層

Claims (6)

  1. 機能マクロセルと、
    前記機能マクロセルの周辺に配置された領域であって、論理セルが配置される論理セル配置領域と、
    前記機能マクロセル上に形成される第1電源配線と、
    前記機能マクロセルの内部の配線層に形成される第2電源配線と、
    前記機能マクロセルの内部に形成され、前記第1電源配線と前記第2電源配線とを電気的に接続する接続部と、
    前記接続部と、前記論理セル配置領域内の前記論理セルとを電気的に接続する第3電源配線とを備え、
    前記第1電源配線は、前記論理セルを動作させるための電圧である論理セル電圧を、前記接続部および第3電源配線を介して、前記論理セルへ供給する、
    半導体集積回路。
  2. 前記論理セル電圧は、前記第1電源配線のみから、前記接続部および前記第3電源配線を介して、前記論理セルへ供給される、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記機能マクロセルが配置される領域と前記論理セル配置領域とを含む領域である合体領域の外周にはリング状の電源配線が配置され、
    前記第3電源配線は、
    前記リング状の電源配線と前記接続部とを電気的に接続する第1配線と、
    前記リング状の電源配線と前記論理セルとを電気的に接続する第2配線とを含む、
    請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記機能マクロセルが配置される領域と前記論理セル配置領域とを含む領域である第1の合体領域と同一の構造を有する第2の合体領域をさらに備え、
    前記第1および第2の合体領域の各々の外周にはリング状の電源配線が配置され、
    前記第1および第2の合体領域にそれぞれ含まれる2つの前記機能マクロセルの動作電圧は等しく、
    前記第1および第2の合体領域にそれぞれ対応する2つの前記リング状の電源配線は、互いに隣接またはオーバーラップして配置される、
    請求項1または2に記載の半導体集積回路。
  5. 前記リング状の電源配線は、第4電源配線と、接地配線とを含み、
    前記接地配線の上部には、前記第4電源配線が積層され、
    前記リング状の電源配線の下部には、基板に形成されたp+型拡散層が形成され、
    前記接地配線は、前記p+型拡散層と電気的に接続される、
    請求項3または4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記論理セル配置領域には、クロック信号の鈍りを防止するための前記論理セルと、クロック信号の遅延時間を調整するための前記論理セルとが配置され、
    前記論理セル配置領域の上部には、配線を形成するための信号配線層が形成され、
    前記信号配線層には、前記論理セルと電気的に接続されるクロック信号配線が形成され、
    前記信号配線層には、さらに、前記クロック信号配線を囲むように、複数のシールド配線が形成される、
    請求項1〜5のいずれかに記載の半導体集積回路。
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