JP2011008929A - 非水系二次電池用電極群およびこれを用いた非水系二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して電極板の膨張収縮による応力を緩和する樹脂を配置して電極群を構成することで、充電時の負極の膨張による電極板の座屈を抑制し、この電極群を用いることで電極板の座屈に起因した内部短絡による発熱を抑制し安全性の高い非水系二次電池を提供するものである。
【解決手段】正極板14とセパレータ31の間または負極板24とセパレータ31の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化する樹脂からなるスペーサ10を配置して巻回した。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池に代表される非水系二次電池用電極群およびこれを用いた非水系二次電池に関するものである。
近年、携帯用電子機器の電源として利用が広がっている非水系二次電池はリチウム二次電池に代表され、負極活物質にリチウムの吸蔵および放出が可能な炭素質材料等を用い、正極活物質にLiCoO等の遷移金属とリチウムの複合酸化物を活物質として用いており、これによって、高電位で高放電容量の非水系二次電池を実現している。しかし、近年の電子機器および通信機器の多機能化や小型化に伴って、非水系二次電池の更なる小型高容量化が望まれている。ここで、高容量の非水系二次電池を実現するための発電要素である電極板としては、正極板および負極板ともに各々の構成材料を塗料化した合剤塗料を集電体の上に塗布し乾燥後、プレス等により規定の厚みまで圧縮する方法が用いられており、より多くの活物質を充填してプレスすることにより活物質密度が高くなり、一層の高容量化が可能となる。また、上述の正極板と負極板とを多孔質絶縁体としてのセパレータを介して渦巻状に巻回した電極群をステンレス製、ニッケルメッキを施した鉄製、またはアルミニウム製等の金属からなる電池ケースに収納し、次に非水電解液を電池ケース内に注液した後、電池ケースの開口端部に封口板を密封固着して非水系二次電池が構成される。
ところで、高容量化が進む一方で重視すべきは安全対策であり、特に正極板と負極板との内部短絡などが原因で非水系二次電池の急激な温度上昇が起こり熱暴走に至る場合もあるため、非水系二次電池の安全性の向上が強く要求されている。特に、大型・高出力な非水系二次電池では、熱暴走の発生確率が高くなるためその発生確率を低くするなどの安全性を向上させる工夫が必要である。上述のように非水系二次電池が内部短絡する要因としては、非水系二次電池の内部に異物が混入する以外にも電極群を構成する際、さらには電池を充放電する際に電極板に加わる応力によって電極板が破断することが考えられる。
より詳しくは、渦巻状に巻回して電極群を構成する際または扁平形に圧縮成形する際には構成要素である正極板、負極板、セパレータには曲率半径の小さい部分で大きな応力が加わり、合剤層の脱落またはこの際の各構成要素における伸び率の差によって最も伸び率が小さなものから破断することになる。加えて、非水系二次電池を充放電すると電極板の膨張収縮による応力が電極板に加わり、充放電を繰り返すことによる繰り返し応力により電極板が座屈して電極群の形状が変形し、それに伴って電池ケースに接触し、さらに群の形状が変形するとその応力によって電池ケースを内側から押すことになって、電池ケースの膨張が起こることになる。さらに、電極群の形状の変形が進行すると正極板、負極板もしくはセパレータの伸び率の最も低いものが優先的に破断してしまい、正極板もしくは負極板がセパレータよりも先に破断した場合には、いずれかの電極板の破断部がセパレータを突き破り正極板と負極板が短絡することになる。この短絡により大電流が流れ、その結果、非水系二次電池の温度が急激に上昇し、上述のように非水系二次電池が熱暴走する可能性がある。そこで、このような座屈を抑制するために、例えば図11に示すように、電極群91を巻回後に上部から押圧し変形させた状態で回転ローラ間に張架されたベルト92を回転させることで、巻回方向と同一方向または逆方向に回転させて巻回状態を緩めて電極間の隙間を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような座屈を抑制するために、例えば図12に示したように正極板94、セパレータ95、負極板97、セパレータ96を積層して渦巻状に巻回する際に、負極板97の表裏面に金属リチウム98、金属リチウム99を貼り付けて金属リチウムが最初の充
電で溶出させることで電極間に隙間を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−164956号公報 特開2008−016193号公報
しかしながら、上述した特許文献1の従来技術では、巻回した後に押圧し変形させた状態で巻回方向と同一方向または逆方向に回転させて巻回状態を緩めて電極間に隙間を形成しているが、隙間を形成する点においては効果を発揮するものの、一度巻回した電極群を常に定量的に巻き緩ませることは困難であり、また押圧し変形させた状態で電極群を回転させることで電極板から合剤層の脱落が発生し、露出した集電体同士が接触する、あるいは、脱落した合剤層がセパレータを貫通して正極板と負極板の短絡を引き起こす場合があり、非水系二次電池の安全性を確保する上では十分なものとは言えないという課題を有していた。
また、特許文献2の従来技術では、セパレータと負極板の間に金属リチウムを配置して電極群を構成するが、このリチウムが溶け出すことで合剤層から供給されるリチウム以上のリチウムが存在してリチウム過多の状態になり、リチウムデンドライトを引き起こす原因となる。リチウムデンドライトが起きると、それが原因となってセパレータを突き破って正極板と負極板は短絡状態になってしまう場合があり、非水系二次電池の安全性を確保する上では十分なものとは言えないという課題を有していた。
本発明は、正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して電極板の膨張収縮による応力を緩和する樹脂からなるスペーサを配置することで、充放電を繰り返すことによる電極板の膨張収縮に起因した座屈を抑制し、信頼性の高い非水系二次電池用電極群を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために本発明の非水系二次電池用電極群は、少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗布し正極合剤層を形成した正極板と少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる活物質および結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の上に塗布し負極合剤層を形成した負極板との間に多孔質絶縁体を介して渦巻状に巻回またはつづら折れ状に積層した非水系二次電池用電極群であって、正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して充放電時の電極板の膨張収縮による応力を緩和する樹脂からなるスペーサを配置したことを特徴とするものである。
本発明の非水系二次電池用電極群によると、正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して応力を緩和する樹脂からなるスペーサを配置したことにより、非水電解液を含有してゲル状になった樹脂は容易に変形できるので、負極板にインターカレーションされるリチウムによって負極板の膨張による体積増加を吸収することで正極板に加わる応力を緩和することができ、電極板の座屈を抑制し、電極板の破断を抑制することが可能である。また、この電極群を用いることで電極板の破断または座屈に起因した内部短絡を抑制し安全性の高い非水系二次電池を
提供することが可能である。
(a)本発明の一実施例に係る非水系二次電池用電極群の断面を示す模式図、(b)本発明の一実施例に係る非水系二次電池用電極群の一部拡大図、(c)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図 本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図 本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図 本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図 (a)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図、(b)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサの一部拡大図 本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図 (a)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図、(b)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサの一部拡大図 (a)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図、(b)本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサの一部拡大図 本発明の一実施例に係る正極板と負極板とセパレータおよびスペーサを示す概略図 本発明の一実施の形態に係る角形の非水系二次電池の一部切欠斜視図 従来例における非水系二次電池用電極群の処理状態を示す説明図 従来例における非水系二次電池用電極群の展開斜視図
本発明の第1の発明においては、少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗布し正極合剤層を形成した正極板と少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる活物質および結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の上に塗布し負極合剤層を形成した負極板との間に多孔質絶縁体を介して渦巻状に巻回またはつづら折れ状に積層した非水系二次電池用電極群であって、正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して電極板の充放電時の膨張収縮による応力を緩和する樹脂からなるスペーサを配置したことにより、充電時の負極板の膨張を吸収することで電極板の座屈を抑制することが可能となり信頼性の高い非水系二次電池用電極群を提供することができる。
本発明の第2の発明においては、スペーサを正極板または負極板の少なくともいずれか一方の片面に配置したことにより、充電時の負極板の膨張を吸収することで電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第3の発明においては、スペーサを正極板または負極板の少なくともいずれか一方の両面に配置したことにより、充電時の負極板の膨張を両面にわたって吸収することで電極板の座屈をより効果的に抑制することができる。
本発明の第4の発明においては、スペーサを正極板または負極板の長手方向に対し連続
的に配置したことにより、より多くの空隙を確保することで巻回の巻き始めから巻き終わりにわたって、充電時の負極板の膨張を吸収することで電極板における長手方向の全域にわたって座屈をより効果的に抑制することができる。
本発明の第5の発明においては、スペーサを正極板または負極板の長手方向に対し断続的に配置したことにより、充電時における負極板の膨張の影響が大きい箇所でより効果的に膨張の影響を吸収することで電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第6の発明においては、スペーサを正極板または負極板の幅方向に対し断続的に形成したことにより、充電時における負極板の膨張の影響が大きい箇所でさらに効果的に膨張の影響を吸収することで電極板の座屈を抑制することができるとともに、非水電解液の注液前の電極群内に空隙を設けることができるため、注液性において液回りを向上させることができる。
本発明の第7の発明においては、スペーサの幅を多孔質絶縁体の幅よりも狭く構成したことにより、充電時における負極板の膨張による体積増加分を吸収して体積変化を起こしても多孔質絶縁体より大きくなることがないので、電極板の両幅方向からの非水電解液の進入経路を妨げることがないので、非水系二次電池のサイクル特性の劣化を抑制することができる。
本発明の第8の発明においては、スペーサを渦巻状に巻回した電極群の最巻内部に配置したことにより、充電時における負極板の膨張による体積増加のうち、内周部に向かう電極板の変形分を吸収して、電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第9の発明においては、スペーサをつづら折れ状に積層した電極群の折曲げ部に配置したことにより、折り曲げ部での曲率半径が小さい箇所での充電時における負極板の膨張に伴う電極板の変形分を吸収して、電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第10の発明においては、スペーサを電極群が扁平になるように成形する際の曲率半径の小さい箇所に配置したことにより、角形の非水系二次電池において扁平になるように成形する際の曲率半径の小さい箇所での充電時の負極板の膨張に伴う応力をより効果的に緩和することができ、角形の非水系二次電池における電極板の座屈をより効果的に抑制することができる。
本発明の第11の発明においては、スペーサを正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間に挟むことによって、正極板または負極板の幅に対して任意の場所と大きさでスペーサを配置した電極群を構成することができる。
本発明の第12の発明においては、スペーサを多孔質絶縁体の少なくともいずれか一方の片面にあらかじめ形成したことにより、電極群内におけるスペーサの位置を正確に固定することができ、充電時における負極板の膨張の影響が大きい箇所でさらに効果的に膨張の影響を吸収することで電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第13の発明においては、スペーサをポリエーテル系樹脂で構成したことにより、ポリエーテル系樹脂は非水電解液に溶解しないので、電池特性を悪化させることなく、充電時の負極板の膨張による応力を緩和することで、電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第14の発明においては、スペーサをフッ素系樹脂で構成したことにより、フッ素系樹脂は電極板の結着材として用いられているものであり、非水電解液に溶解しても
電池特性を悪化させることなく、充電時における負極板の膨張による応力を緩和することで、電極板の座屈を抑制することができる。
本発明の第15の発明においては、スペーサを繊維強化樹脂で構成したことにより、非水電解液で軟化後も繊維が残存することで空隙を確保して座屈を抑制できると同時に絶縁体層を形成するので、内部短絡による発熱を抑制することができる。
本発明の第16の発明においては、非水系二次電池用電極群として本発明の第1〜14のいずれか1つのものを用いて非水電解液とともに電池ケースに封入して構成したことにより座屈を抑制し、さらにこれらに起因する内部短絡を効果的に抑制することでき、安全性の高い非水系二次電池を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の非水系二次電池用電極群4(以下、電極群4と称する)は、図1(a)に示すように複合リチウム酸化物を活物質とする正極板14とリチウムを保持しうる材料を活物質とする負極板24との間に多孔質絶縁層としてのセパレータ31を介して渦巻状に巻回して構成している。さらに詳しくは、図1(b)で電極群4の要部の拡大部に示すように、正極板14とセパレータ31との間および負極板24とセパレータ31との間に樹脂からなるスペーサ10を配置して渦巻状に巻回している。電極群4を非水電解液とともに電池ケース36に封入すると、スペーサ10は非水電解液によって軟化するので、負極板24にインターカレーションされるリチウムによって負極板24の膨張による体積増加を吸収することができる。上述のスペーサ10を配置するには、図1(c)に示すように、正極板14とセパレータ31の間、負極板24とセパレータ31との間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成することができる。
上記正極板14は、正極活物質、結着材を適切な分散媒中に入れ、プラネタリーミキサー等の分散機により混合分散し、アルミニウム箔などの正極集電体11への塗布に最適な粘度に調整しながら混練を行って正極合剤塗料を作製する。ここで、正極活物質としては、例えばコバルト酸リチウムおよびその変性体(コバルト酸リチウムにアルミニウムやマグネシウムを固溶させたものなど)、ニッケル酸リチウムおよびその変性体(一部ニッケルをコバルト置換させたものなど)、マンガン酸リチウムおよびその変性体などの複合酸化物を挙げることができる。
このときの導電材種としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブラック等のカーボンブラック、各種グラファイトを単独、あるいは組み合わせて用いても良い。このときの正極用結着材としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリフッ化ビニリデンの変性体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、アクリレート単位を有するゴム粒子結着材等を用いることができ、この際に反応性官能基を導入したアクリレートモノマー、またはアクリレートオリゴマーを結着材中に混入させることも可能である。次いで、正極集電体11に上述した正極合剤塗料を所定の厚みに塗布して正極合剤層12a,12bを形成し、乾燥したのちほぼ全面的に所定の厚みにプレスされる工程を経て、正極板14が作製できる。
一方、負極板24は、負極活物質、導電材、結着材を適切な分散媒中に入れ、プラネタリーミキサー等の分散機により混合分散し、銅箔などの負極集電体21への塗布に最適な粘度に調整しながら混練を行って負極合剤塗料を作製する。ここで、負極用活物質としては、各種天然黒鉛および人造黒鉛、シリサイドなどのシリコン系複合材料、並びに各種合金組成材料を用いることができる。このときの負極用の結着材としては、ポリフッ化ビニリデンおよびその変性体を用いることができる。しかしながら、リチウムイオンの受入れ
性を向上させるという観点からは、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子(SBR)またはその変性体とカルボキシメチルセルロース(CMC)をはじめとするセルロース系樹脂等とを併用したものや、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子またはその変性体に上記セルロース系樹脂を少量添加したものを使用するのが好ましい。次いで、負極集電体21に上述した負極合剤塗料を所定の厚みに塗布して負極合剤層22a,22bを形成し、乾燥したのちほぼ全面的に所定の厚みにプレスされる工程を経て、負極板24が作製できる。上記セパレータ31は、非水系二次電池の使用範囲に耐えうる組成であればよいが、特にポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂の微多孔フィルムを、単一あるいは複合して用いるのが好ましい。またフィルム表面に多孔質絶縁層を形成してもよく、セパレータ31の厚みは、10〜25μmとするのが良い。
以下、上述した電極群4を使用した本発明の非水系二次電池30について説明する。図10に角形の非水系二次電池の切断した斜視図を示す。図10の角形の非水系二次電池30においては、複合リチウム酸化物を活物質とする正極板14とリチウムを保持しうる材料を活物質とする負極板24とを樹脂からなるスペーサ10を配置したセパレータ31を介して渦巻状に巻回して扁平に加工した電極群4から構成される。この電極群4を有底偏平形の電池ケース36の内部に絶縁板37と共に収容し、電極群4の上部より導出した負極リード33を絶縁ガスケット39を周縁に取り付けた端子40に接続し、次いで電極群4の上部より導出した正極リード32を封口板38に接続し、電池ケース36の開口部に封口板38を挿入し電池ケース36の開口部の外周に沿って封口板38と電池ケース36を溶接して封口し、封栓口41から電池ケース36に所定量の非水溶媒からなる非水電解液(図示せず)を注液した後、封栓42を封口板38に溶接し、角形の非水系二次電池30を構成している。ここで、電極群4は非水電解液によりスペーサ10が軟化している。
このときの非水電解液は、電解質塩としてLiPFおよびLiBFなどの各種リチウム化合物を用いることができる。また溶媒としてエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボネート(MEC)を単独および組み合わせて用いることができる。また正極板14または負極板24上に良好な皮膜を形成させるため、および過充電時の安定性を保証するために、ビニレンカーボネート(VC)およびシクロヘキシルベンゼン(CHB)、並びにその変性体を用いるのが好ましい。
さらに、上記のようにして作成した非水系二次電池の充放電に伴う膨張収縮をより詳しく述べる。一般的な非水系二次電池は充電するとリチウムイオンが負極活物質層の層間にインターカレーションされ活物質層が膨張して体積が増加する。この膨張により、図1(b)で示すように電極群4が膨張する応力が発生するが、図10のDおよびEで示すような電池ケース36の上下部の空間にスペーサ10を配置することでスペーサ10から非水電解液が押し出され、この電極群4内での応力を吸収して、電極板に加わる応力を緩和することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を負極板24の内周側、且つ、長手方向に連続的に配置したもので、図2に示すように負極板24の片面側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。このように負極合剤層22aとセパレータ31との間にスペーサ10を配置するには、最適な長さに切断した樹脂を負極板24の長手方向に連続的にセパレータ31上に貼付して固定し、正極板14とセパレータ31とをともに渦巻状に巻回してに構成している。これにより、巻回の巻き始めから巻き終わりの全面にわたって非水電解液で軟化する樹脂を配置することができ、充電時の負極板24の膨張を巻き始めから巻き終わりの全面にわたって吸収することで、負極板24の膨張による体積増加に起因する電極板の座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を負極板24の両面側、且つ、長手方向に連続的に配置したもので、図6に示すように負極板24の両面側である負極合剤層22a,22bとそれぞれに対向するセパレータ31a,31bとの間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。このように負極合剤層22a,22bとセパレータ31との間にスペーサ10を配置するには、最適な長さに切断した樹脂を負極板24の長手方向に連続的にセパレータ31上に貼付して固定し、正極板14とセパレータ31とをともに渦巻状に巻回して構成している。これにより、巻回の巻き始めから巻き終わりの全面、且つ、両面にわたって非水電解液で軟化する樹脂を配置することができ、充電時の負極板24の膨張を巻き始めから巻き終わりの全面、且つ、両面にわたって吸収することで、負極板24の膨張による体積増加に起因する電極板の座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を負極板24の内周側、且つ、長手方向に配置したもので、図3に示すように負極板24の片面側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間にスペーサ10を断続的に配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。このように負極板24とセパレータ31との間にスペーサ10を断続的に配置するには、最適な長さに切断した複数の樹脂を負極板24の長手方向に対して、セパレータ31上に貼付して固定し、正極板14とセパレータ31とをともに渦巻状に巻回して構成している。これにより、全面に配置するより少ないスペーサ材料で、充電時における負極板24の膨張の影響が大きい箇所でより効果的に膨張の影響を吸収することで電極板の座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を負極板24の幅方向の対し断続的に配置したもので、図7(a)に示すように負極板24の両面側である負極合剤層22a,22bとそれぞれに対向するセパレータ31a,31bとの間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。スペーサ10は図7(b)に示すようにセパレータ31a,31bの幅方向に対して断続的に配置されている。このように負極合剤層22a,22bとセパレータ31との間にスペーサ10を配置するには、最適な長さに切断した樹脂を負極板24の幅方向に断続的にセパレータ31上に貼付して固定し、正極板14とセパレータ31とをともに渦巻状に巻回して構成している。これにより、巻回の巻き始めから巻き終わり長手方向に電極板間の非水電解液で軟化する樹脂を配置できるので、全面に配置するより少ないスペーサ材料で充電時の負極板24の膨張を巻き始めから巻き終わりの長手方向にわたって吸収することで、負極板24の膨張による体積増加に起因する電極板の座屈を抑制することができるとともに、非水電解液の注液前の電極群内に空隙を設けることができるため、注液性において液回りを向上させることができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10をセパレータ31の幅よりも狭くして配置したもので、図8(a)に示すように負極板24の両面である負極合剤層22a,22bとそれに対向するセパレータ31との間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。スペーサ10は図8(b)に示すようにセパレータ31a,31bの幅方向に対して断続的に配置されている。このように負極合剤層22a,22bとセパレータ31a,31bとの間にスペーサ10を配置するには、最適な長さと幅に切断した樹脂を負極板24の長手方向に連続的に固定し、正極板14とセパレータ31とをともに渦巻状に巻回して構成している。これにより、巻回の巻き始めから巻き終わり長手方向に非水電解液で軟化する樹脂を配置できるので、全面に配置するより少ないスペーサ材料で充電時の負極板24の膨張を巻き始めから巻き終わりの長手方向にわたって吸収することで、負極板24の膨張による体積増加に起因する電極板の座屈を抑制することができるとともに、軟化して体積変化を起こしてもセパレータ31より大き
くなることがないので、電極板の両幅方向からの非水電解液の進入経路を妨げることがないので、サイクル特性の劣化を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を渦巻状に巻回した電極群4の最巻内部に配置したもので、図4に示すように巻き始めの位置にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。このように巻き始めの位置に、最適な長さに切断した樹脂からなるスペーサ10をセパレータ31の巻き始めの位置に貼付して固定し、正極板14とセパレータ31とをともに渦巻状に巻回して構成している。巻き始めに配置することにより、全面に配置するより少ないスペーサ材料で、充電時の負極板24の膨張による体積増加のうち、巻内部に向かう電極板の変形分を吸収して、より効果的に電極板の座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10をつづら折れ状に積層した電極群4の折曲げ部に配置したもので、図9に示すように負極板24の曲げ内部とそれに対向するセパレータ31との間と、正極板14の曲げ内部に、最適な長さに切断した樹脂からなるスペーサ10を配置しており、B,Cの方向に交互に折りたたむことでつづら折れ状に積層して形成すると、図9に示すように曲率半径の小さい箇所にスペーサ10を配置できるので、折り曲げ部での曲率半径が小さい箇所での充電時における負極板の膨張に伴う電極板の変形分を吸収して、角形の非水系二次電池30における座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を非水系二次電池用電極群4が扁平になるように成形する際の曲率半径の小さい箇所に配置したもので、図5(a)に示すように負極板24の内周側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間に、最適な長さに切断した樹脂からなるスペーサ10を渦巻状に巻回の巻外に向かってピッチが大きくなるように配置しており、Aに示す方向に渦巻状に巻回して扁平になるように成形すると図5(b)に示すように曲率半径の小さい箇所にスペーサ10を配置しており、全面に配置するより少ないスペーサ材料で、充電時の負極板24の膨張に伴う体積増加をより効果的に吸収することができ、角形の非水系二次電池30における座屈をより効果的に抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を挟んで配置したもので、図2に示すように負極板24の内周側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間に、最適な長さに切断した樹脂からなるスペーサ10を配置しており、Aに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。このようにスペーサ10を挟むことによって、負極板24の幅に対して任意の場所と大きさのスペーサ10を配置した電極群4を構成することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10をセパレータ31にあらかじめ一体に形成したもので、図2に示すように負極板24の内周側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間に、最適な長さに切断した樹脂からなるスペーサ10を配置しており、Aに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。このようにスペーサ10をセパレータ31にあらかじめ一体に形成したことにより、非水系二次電池用電極群4内におけるスペーサ10の位置を正確に固定することができ、充電時における負極板24の膨張の影響が大きい箇所でさらに効果的に膨張の影響を吸収することで電極板の座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を、ポリエーテル系樹脂で構成したもので、図2に示すように負極板24の片面側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻
回して構成している。ここで、例えば、ポリエチレンオキシド(PEO)などのポリエーテル系の樹脂は非水電解液に軟化するだけで溶出しないため、非水系二次電池に対して悪影響を与えることなく、充電時の負極板24の膨張を吸収することができる非水電解液で軟化する樹脂を配置することで、座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10をフッ素系樹脂で構成したもので、図2に示すように負極板24の片面側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。ここで、例えばフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)などのフッ素系の樹脂は電極板の結着材で用いられているので、非水系二次電池に対して悪影響を与えることなく、充電時の負極板24の膨張を吸収することができる空隙を形成することで、座屈を抑制することができる。
また、本発明の別の非水系二次電池用電極群4は、スペーサ10を繊維強化樹脂で構成したもので、図2に示すように負極板24の片面側である負極合剤層22aとそれに対向するセパレータ31との間にスペーサ10を配置してAに示す方向に渦巻状に巻回して構成している。ここで、繊維強化樹脂は樹脂溶解後も繊維が残存することで、非水電解液で軟化する樹脂を配置して座屈を抑制できると同時に、絶縁体層を形成するので、内部短絡による発熱を抑制することができる。
以下、具体的な実施例1について、さらに詳しく説明する。まず、図2に示すように正極板14においては、活物質としてコバルト酸リチウムを100重量部、導電材としてアセチレンブラックを活物質100重量部に対して2重量部、結着材としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)を活物質100重量部に対して2重量部とを適量のN−メチル−2−ピロリドンと共に双腕式練合機にて攪拌し混練することで、正極合剤塗料を作製した。次いで、この正極合剤塗料を厚みが15μmのアルミニウム箔からなる正極集電体11の表面と裏面に塗布し、乾燥後に片面側の正極合剤層12a,12bの厚みがそれぞれ100μmとなる正極板14を作製した。さらに、この正極板14を、片面側の正極合剤層12a,12bの厚みがそれぞれ75μmで総厚みが165μmとなるようにプレスした後、角形の非水系二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して正極板14を作製した。
一方、図2に示すように負極板24においては活物質として人造黒鉛を100重量部、結着材としてスチレン−ブタジエン共重合体ゴム粒子分散体(固形分40重量%)を活物質100重量部に対して2.5重量部(結着材の固形分換算で1重量部)、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースを活物質100重量部に対して1重量部、および適量の水とともに双腕式練合機にて攪拌し、負極合剤塗料を作製した。次いで、この負極合剤塗料を厚みが10μmの銅箔からなる負極集電体21の表面と裏面に塗布し、乾燥後に片面側の負極合剤層22a,22bの厚みがそれぞれ110μmとなる負極板24を作製した。さらに、この負極板24を片面側の負極合剤層22a,22bの厚みがそれぞれ85μm、総厚みが180μmとなるようにプレスした後、角形の非水系二次電池の規定されている幅にスリッタ加工して負極板24を作製した。スペーサ10においては、厚みが10μmのフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を負極板24の幅で負極合剤層22aの長さに切断して作製した。
以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図2に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31の表面に、負極合剤層22aと重なるようにスペーサ10を貼り付けて、これらを図2のA方向に渦巻状に巻回し
て扁平に成形した電極群4を100個作製した。この電極群4の中から60個を抜き出し有底偏平形の電池ケース36の内部に絶縁板37と共に収容し、電極群4の上部より導出した負極リード33を絶縁ガスケット39を周縁に取り付けた端子40に接続し、次いで電極群4の上部より導出した正極リード32を封口板38に接続し、電池ケース36の開口部に封口板38を挿入し電池ケース36の開口部の外周に沿って電池ケース36と封口板38とを溶接して封口し、封栓口41から電池ケース36に所定量の非水溶媒からなる非水電解液(図示せず)を注液した後、封栓42を封口板38に溶接して作製した角形の非水系二次電池30を実施例1とした。
まず、図6に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが5μmのフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を負極板24の幅で負極合剤層22aの長さに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。
より具体的には、図6に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31aの表面に、負極合剤層22aと重なるようにスペーサ10を貼り付け、また負極板24の負極合剤層22bに対向するセパレータ31bの表面に負極合剤層22bと重なるように貼り付けて、これらを図6のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例2とした。
まず、図3に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが10μmのフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を負極板24の幅で長さ10mmに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図3に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31の表面に負極合剤層22aと重なるように20mmピッチでスペーサ10を貼り付け、これらを図3のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例3とした。
まず、図2に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが10μmのポリエチレンオキシド(PEO)フィルムを負極板24の幅で負極合剤層22aの長さに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図2に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31の表面に負極合剤層22aと重なるようにスペーサ10を貼り付けて、これらを図2のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例4とした。
まず、図2に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが10μmのアラミド繊維の不織布にフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を含浸した繊維強化樹脂フィルムを負極板24の幅で負極合剤層22aの長さに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図2に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31の表面に負極合剤層22aと重なるようにスペーサ10を貼り付けて、これらを図2のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例5とした。
まず、図4に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが10μmのフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を負極板24の幅で負極合剤層22aの長さに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図4に示したように正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31の表面に負極合剤層22aの巻始め部分に重なるようにスペーサ10を貼り付けて、これらを図4のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例6とした。
まず、図5に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが10μmのフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を負極板24の幅で長さ10mmに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図5(a)に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31の表面に、負極合剤層22aと重なるようにピッチをP1=20mm,P2=21mm,P3=22mmと順に大きくしてスペーサ10を貼り付け、これらを図5(a)のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例7とした。
まず、図7に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次に、スペーサ10においては、図7(b)に示すように厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムからなるセパレータ31a,31bの片面に、厚みが10μmのポリエチレンオキシド(PEO)フィルムを5mm間隔の幅であらかじめ熱溶着しセパレータ31a,31bの幅方向にポリエチレンオキシド(PEO)フィルムを断続的に一体形成した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を形成したセパレータ31a,31bを用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図7(a)に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31aの表面にスペーサ10を形成し、また負極板24の負極合剤層22bに対
向するセパレータ31bの表面にスペーサ10を形成し、これらを図7(a)のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例8とした。
まず、図8に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10においては、図8(b)に示すように厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムからなるセパレータ31a,31bの片面に、厚みが10μmのポリエチレンオキシド(PEO)フィルムをセパレータ31a,31bの幅より5mm小さくなるようにあらかじめ熱溶着し、セパレータ31a,31bの長手方向にポリエチレンオキシド(PEO)フィルムを一体形成した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を形成したセパレータ31a,31bを用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図8(a)に示したように、正極板14と負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31と負極板24の負極合剤層22aに対向するセパレータ31aの表面にスペーサ10を形成し、また負極板24の負極合剤層22bに対向するセパレータ31bの表面にスペーサ10を形成し、これらを図8(a)のA方向に渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例8とした。
まず、図9に示すように実施例1と同様に正極板14と負極板24を作製した。次にスペーサ10は、厚みが10μmのフッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(THV)を負極板24の幅で負極合剤層22aの長さに切断して作製した。以上のようにして作製した正極板14と負極板24とスペーサ10を設けたセパレータ31を用いて、図10に示すような角形の非水系二次電池30を作製した。より具体的には、図9に示したように正極板14と、負極板24と厚みが20μmのポリエチレン微多孔フィルムのセパレータ31とを長手方向が直角になるように重ね、折曲げ部にスペーサ10を貼り付けて図9のB,Cの方向に交互に折りたたむことでつづら折れ状に積層して形成した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を実施例6とした。
(比較例1)
正極板14および負極板24およびセパレータ31は、実施例1と同様に作製したものを用いた。ただしセパレータ31にはスペーサ10は設けられていないものとした。これらの正極板と負極板およびセパレータを用いて、渦巻状に巻回して扁平に成形した電極群4を100個作製した。これらの電極群4の中から60個を抜き出し、実施例1と同様にして作製した角形の非水系二次電池30を比較例1とした。上記各実施例と比較例1の所要内容を(表1)に示す。
Figure 2011008929
(表1)の条件で渦巻状に巻回した電極群4および角形の非水系二次電池30において、以下の内容で評価を行った。実施例1〜10および比較例1についてそれぞれ100個の中から40個を抜き出して電極群4を解体して観察した結果を(表2)に示す。また、上述のようにして実施例1〜10および比較例1について作製したそれぞれ60個の角形の非水系二次電池30について、充放電を500サイクル繰り返したときの初期容量に対する容量維持率と電極板の厚みの変化率および、初期状態と500サイクル途中の充電状態での高さ方向の中心での断面写真をX線によるコンピュータ断層撮影(以下CTと略す)で撮影し、巻回における湾曲部分での正極集電体間の距離を測定した結果を(表2)に示す。さらに、この60個のうちの30個を500サイクル繰り返した後に角形の非水系二次電池30および電極群4を解体し観察した結果を(表2)に示す。
Figure 2011008929
(表2)の結果より、実施例1〜10においては、いずれも正極板14、負極板24ともに電極板の破断や電極合剤層の脱落などの不具合は認められなかった。また500サイクル後の初期容量に対する容量維持率および500サイクル後に分解し観察した結果、リチウム析出、電極板の破断、電極板の座屈、電極合剤層の脱落などの不具合は認められなかった。また、500サイクル後の厚み増加量も小さく座屈が抑制されており、このため良好な電池特性が維持できたと考えられる。さらに、CT写真による正極集電体間の距離も初期状態では、電極板およびセパレータの厚みの積算分に加えてスペーサ厚み相当分大きくなっているが、充電状態でもその距離は変化しない。これは、充電による負極の膨張による体積増加をスペーサの溶解で確保した空隙で吸収できたためと考えられる。
一方、比較例1においては500サイクル後の初期容量に対する容量維持率は低下しており、500サイクル後に分解し観察した結果からリチウム析出、電極板の破断、電極板の座屈、電極合剤層の脱落などの不具合が認められた。また、厚みの増加量も大きく、CT写真から、座屈が発生していることがわかった。さらに、正極集電体間の距離も初期状態に比べて大きくなっており、充電による負極の膨張による体積増加のよるものと考えられる。
加えて、これらの500サイクル繰り返した後の残りの30個について、次のような試験を行った。まず、落下試験として上述の角形の非水系二次電池30を上限電圧4.2V、電流2Aの条件で2時間充電を行った後に、1.5mの高さからコンクリート面上に、角形の非水系二次電池30の6面に対し各10回落下試験を行い、室温25℃にて10個の発熱温度を測定し、10個の平均値を求めた結果を(表3)に示す。また落下試験後の発熱の有無を確認した結果を(表3)に示す。
また、丸棒圧壊試験として上述の角形の非水系二次電池30を上限電圧4.2V、電流2Aの条件で2時間充電を行った後、電池を寝かせた状態で長さ方向に対し垂直方向に直径10mmの丸棒で圧壊試験を実施し、室温25℃にて10個の発熱温度を測定し、10個の平均値を求めた結果を(表3)に示す。
さらに、150℃加熱試験として上述の角形の非水系二次電池30を上限電圧4.2V、電流2Aの条件で2時間充電を行った後、電池を恒温層に挿入し、常温から5℃/分の条件で恒温層の温度を150℃まで昇温させて、そのときの電池発熱温度を測定し10個の平均値を求めた結果を(表3)に示す。
Figure 2011008929
(表3)の結果より、実施例1〜10では500サイクル後の落下試験、丸棒圧壊試験、150℃加熱試験については、不具合は認められなかった。これは、座屈が抑制されており、それらに起因する内部短絡を抑制することができたために、良好な安全性を維持できたものと考えられる。また、実施例5では溶解する樹脂内にアラミド繊維を添加しているが、これにより、樹脂が溶解してもアラミド繊維が残存して絶縁体層を形成し、安全性に対してさらに効果が大きいことがわかった。
一方、比較例1で示した何も施していない角形の非水系二次電池は、500サイクル後に分解し観察した結果、リチウム析出、電極板の破断、電極板の座屈、電極合剤層の脱落などの不具合が認められた。また、落下試験、丸棒圧壊試験、釘刺し試験、150℃加熱試験のいずれの試験においても、発熱温度が高いことより、巻回時の合剤層脱落や電極板の破断に起因する内部短絡や座屈が発生していることが原因と考えられる。
以上の結果より、非水電解液で軟化する樹脂を配置したことにより、充電時の負極の膨張による体積増加に起因した座屈やそれに伴う内部短絡を抑制することができると言える。なお、実施例1〜10においては負極板とセパレータの間にスペーサを配置したが、これに限定されるものではなく、正極板のみまたは正極板とセパレータおよび負極板とセパレータの間に形成しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
また、実施例1〜10においては、上記のように正極板とセパレータまたは負極板とセパレータの間の少なくともいずれか一方に空間を形成するためにスペーサとして非水電解液に軟化樹脂を用いた実施例について記載したが、これに限定されるものではなく、樹脂の一部が完全に溶解しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。また、実施例1〜9においては、渦巻状に巻回した電極群を作成したが、つづら折れ状に積層した電極群に
おいても同様の効果が得られるのは言うまでもない。さらに、これら実施例においては角形の非水系二次電池を用いて説明したが、円筒形の非水系二次電池についても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
本発明に係る非水系二次電池用電極群は、正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して電極板の膨張収縮による応力を緩和する樹脂からなるスペーサを配置して電極群を構成することで、充電時の負極の膨張による体積増加を吸収することができ、これにより電極板の座屈を抑制することが可能である。また、この電極群を用いることで電極板の座屈に起因した内部短絡による発熱を抑制し安全性の高い非水系二次電池を提供することが可能であるため電子機器および通信機器の多機能化に伴って高容量化が望まれている携帯用電源等として有用である。
4 非水系二次電池用電極群
10 スペーサ
11 正極集電体
12a,12b 正極合剤層
14 正極板
21 負極集電体
22a,22b 負極合剤層
24 負極板
30 角形の非水系二次電池
31,31a,31b セパレータ
32 正極リード
33 負極リード
36 電池ケース
37 絶縁板
38 封口板
39 絶縁ガスケット
40 端子
41 封栓口
42 封栓
A 電極群の巻回方向
B,C 電極群の折り曲げ方向
D 電池ケースの上部
E 電池ケースの下部
P,P1,P2,P3 スペーサのある部分のピッチ

Claims (16)

  1. 少なくともリチウム含有複合酸化物よりなる活物質と導電材および結着材を分散媒にて混練分散した正極合剤塗料を正極集電体の上に塗布し正極合剤層を形成した正極板と少なくともリチウムを保持しうる材料よりなる活物質および結着材を分散媒にて混練分散した負極合剤塗料を負極集電体の上に塗布し負極合剤層を形成した負極板との間に多孔質絶縁体を介して渦巻状に巻回またはつづら折れ状に積層した非水系二次電池用電極群であって、前記正極板と多孔質絶縁体の間または前記負極板と多孔質絶縁体の間の少なくともいずれか一方に非水電解液で軟化して電極板の充放電時の膨張収縮による応力を緩和する樹脂からなるスペーサを配置したことを特徴とする非水系二次電池用電極群。
  2. 前記スペーサを前記正極板または負極板の少なくともいずれか一方の片面に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  3. 前記スペーサを前記正極板または負極板の少なくともいずれか一方の両面に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  4. 前記スペーサを前記正極板または負極板の長手方向に対し連続的に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  5. 前記スペーサを前記正極板または負極板の長手方向に対し断続的に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  6. 前記スペーサを前記正極板または負極板の幅方向に対し断続的に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  7. 前記スペーサの幅を前記多孔質絶縁体の幅よりも狭く構成したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  8. 前記スペーサを前記渦巻状に巻回した電極群の最巻内部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  9. 前記スペーサをつづら折れ状に積層した電極群の折曲げ部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  10. 前記スペーサを前記電極群を扁平になるように成形する際の曲率半径の小さい箇所に配置したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  11. 前記スペーサを前記正極板と多孔質絶縁体の間または負極板と多孔質絶縁体の間に挟んだことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  12. 前記スペーサを前記多孔質絶縁体にあらかじめ一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  13. 前記スペーサをポリエーテル系樹脂で構成したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  14. 前記スペーサをフッ素系樹脂で構成したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  15. 前記スペーサを繊維強化樹脂で構成したことを特徴とする請求項1に記載の非水系二次電池用電極群。
  16. 前記非水系二次電池用電極群として請求項1〜15のいずれか1つに記載のものを用いて非水電解液とともに電池ケースに封入して構成したことを特徴とする非水系二次電池。
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