JP2011008316A - 情報処理装置、画像表示装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、画像表示装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成されるデバイスに対して高速にアクセス方法を切り替えてアクセス制御を行うことができる情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、アクセスするアドレス空間に応じて第1のチップセレクト信号CS1又は第2のチップセレクト信号CS2をアサートする第1の処理部100と、第1のアクセス方法又は第2のアクセス方法により第1の処理部100からアクセス可能に構成される第2の処理部200とを含み、第1のチップセレクト信号CS1をアサートしたとき、第1の処理部100は、第1のアクセス方法により第2の処理部200にアクセスし、第2のチップセレクト信号CS2をアサートしたとき、第1の処理部100は、第2のアクセス方法により第2の処理部200にアクセスする。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、画像表示装置及び情報処理方法等に関する。
近年、ユーザーの高機能化に対する要求に伴い、情報処理装置としての回路システムの機能は複雑化している。そのため、回路システムには、個々の機能を実現する処理回路等を集積化した集積回路が複数個搭載される。この回路システムには、一般的に、中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)やインターフェース回路等の集積回路が搭載され、各集積回路同士がバスを介して接続される構成を有している。
このような回路システムでは、例えばCPUが他の集積回路にアクセスして制御することで所望の機能を実現する。CPUが他の集積回路にアクセスする際、CPUがデバイス選択信号としてチップセレクト信号を出力してアクセス対象のデバイスを選択し、選択した集積回路に対してバスを介してアクセスする。このとき、CPUは、アクセス対象のデバイスに対応したアクセス制御信号やアクセスタイミングで、このデバイスに対してデータの読み出しや書き込みを行う。
このチップセレクト信号を用いてCPUがデバイスにアクセスする回路システムについては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1には、複数のチップセレクト信号を出力するCPUに複数のデバイスが接続される通信システムにおいて、デバイス毎に異なるチップセレクト信号を割り当て、アクセス対象のデバイスに対してチップセレクト信号をアクティブにして該デバイスにアクセスする構成が開示されている。また、特許文献2には、異なるCPUのチップセレクト信号を同一のデバイスに割り当て、バスの接続を切り替えることで、簡単な回路構成で制御時間を短縮するようにした構成が開示されている。
特開2006−140755号公報 特開2008−250533号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術では、チップセレクト信号に割り当てられたデバイスに対応して予め決められたアクセス制御信号やアクセスタイミングで、アクセス対象であるデバイスに対するアクセスを行う。そのため、デバイスが複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成されている場合、制御レジスター等でアクセスタイミング等をソフトウェアで書き換える必要があり、高速にアクセス方法を切り替えることができないという問題がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成されているデバイスに対してアクセス方法を高速に切り替えてアクセス制御を行うことができる情報処理装置、画像表示装置及び情報処理方法等を提供することにある。
(1)本発明の一態様は、情報処理装置が、アクセスするアドレス空間に応じて第1のチップセレクト信号又は第2のチップセレクト信号をアサートする第1の処理部と、第1のアクセス方法又は第2のアクセス方法により前記第1の処理部からアクセス可能に構成される第2の処理部とを含み、前記第1のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記第1のアクセス方法により前記第2の処理部にアクセスし、前記第2のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記第2のアクセス方法により前記第2の処理部にアクセスする。
本態様によれば、複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成される第2の処理部に対し、チップセレクト信号に対応したアドレス空間毎にアクセスタイミング等を設定し直すことなく、第1の処理部は第1のチップセレクト信号又は第2のチップセレクト信号をアサートするだけで、アクセス方法を異ならせて第2の処理部にアクセスできるようになる。このため、ソフトウェアによる制御レジスター等の書き換えを行う必要がなくなり、第1の処理部は、複数のアクセス方法の中から1つのアクセス方法を高速に切り替えて第2の処理部にアクセスできるようになる。
(2)本発明の他の態様に係る情報処理装置では、前記第2の処理部は、前記第1の処理部によりアクセス可能に構成される制御レジスターと、前記第1の処理部によりアクセス可能に構成されるデータバッファーとを含み、前記第1のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記制御レジスターに対してレジスターアクセスを行い、前記第2のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記データバッファーに対して連続したアドレスを繰り返し指定してアクセスするブロックアクセスを行う。
本態様によれば、第1の処理部が第2の処理部の制御レジスターにアクセスするレジスターアクセスと、第1の処理部が第2の処理部のデータバッファーにアクセスするブロックアクセスとを、第1の処理部がアサートするチップセレクト信号を変更することで、アクセス方法を高速に切り替えることができるようになる。
(3)本発明の他の態様に係る情報処理装置では、前記第2の処理部が、それぞれがシリアルバスに接続される複数のインターフェース回路を有するホストコントローラーと、前記制御レジスター、前記データバッファー及び前記ホストコントローラーのリードデータ又はライトデータの転送を調停するアービターとを含み、前記データバッファーが、前記複数のインターフェース回路を構成する各インターフェース回路に接続されるシリアルバスを介して転送されるデータをバッファリングし、前記複数のインターフェース回路のうち前記アービターにより調停されたインターフェース回路に接続されるシリアルバスを介した転送データのシリアル/パラレル変換又はパラレル/シリアル変換を行う。
本態様によれば、複数のインターフェース回路を介してデータの転送制御を行う第2の処理部に対して、異なるアクセス方法を高速に切り替えてアクセスできるようになる。
(4)本発明の他の態様に係る情報処理装置では、前記第1のチップセレクト信号、前記第2のチップセレクト信号、及び前記第1の処理部がアクセスするアドレス空間に対応したアドレスをデコードするデコーダーを有する補助処理部を含み、前記補助処理部が、前記デコーダーのデコード結果に基づいて、前記第2の処理部を選択する。
本態様によれば、アドレスをデコードするデコーダーを有する補助処理部を設けることで、簡素な構成で、且つ、より少ないアクセス制御信号でアクセス方法の高速な切り替えを行うことができるようになる。
(5)本発明の他の態様に係る情報処理装置では、前記補助処理部が、前記デコーダーのデコード結果に基づいて、前記第1のアクセス方法により前記第2の処理部に出力するアクセス制御信号の変化タイミングと前記第2のアクセス方法により前記第2の処理部に出力するアクセス制御信号の変化タイミングとを異ならせる。
本態様によれば、柔軟なアクセス方法の高速な切り替えを実現できるようになる。
(6)本発明の他の態様に係る情報処理装置では、前記デコーダーのデコード結果に基づいて、前記第1のアクセス方法に用いられるアクセス制御信号の種類と前記第2のアクセス方法に用いるアクセス制御信号の種類とを異ならせる。
本態様によれば、柔軟なアクセス方法の高速な切り替えを実現できるようになる。
(7)本発明の他の態様は、画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置が、前記第2の処理部に接続されるデバイスを介してシリアルデータとして画像データが入力され、パラレルデータに変換した画像データを出力する上記記載の情報処理装置と、前記情報処理装置からの画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、前記画像処理部による画像処理後の画像データに基づいて画像を表示する画像表示部とを含む。
本態様によれば、アクセス方法を高速に切り替えながら、所望のデバイスから画像データを取り込んで該画像データに基づいて画像を表示したり、このデバイスとの間のデータの転送制御を行ったりすることができるようになる。
(8)本発明の他の態様は、第1の処理部と、前記第1の処理部によってアクセスされる第2の処理部とを有する情報処理装置の情報処理方法が、前記第1の処理部が、アクセスするアドレス空間に応じて第1のチップセレクト信号又は第2のチップセレクト信号をアサートするチップセレクト信号出力ステップと、前記チップセレクト信号出力ステップにおいてアサートされたチップセレクト信号に対応したアクセス方法により前記第1の処理部が前記第2の処理部にアクセスするアクセスステップとを含み、前記アクセスステップにおいて、前記第1の処理部は、前記第1のチップセレクト信号をアサートしたとき、第1のアクセス方法により前記第2の処理部にアクセスし、前記第2のチップセレクト信号をアサートしたとき、第2のアクセス方法により第2の処理部にアクセスする。
本態様によれば、複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成される第2の処理部に対し、チップセレクト信号に対応したアドレス空間毎にアクセスタイミング等を設定し直すことなく、第1の処理部は第1のチップセレクト信号又は第2のチップセレクト信号をアサートするだけで、アクセス方法を異ならせて第2の処理部にアクセスできるようになる。このため、ソフトウェアによる制御レジスター等の書き換えを行う必要がなくなり、第1の処理部は、複数のアクセス方法の中から1つのアクセス方法を高速に切り替えて第2の処理部にアクセスできるようになる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成の概要を示す図。 本実施形態における情報処理装置の詳細な構成例のブロック図。 本実施形態におけるタイミング情報の説明図。 第1の処理部がアクセスするアドレス空間の一例の説明図。 デコーダーの動作例の説明図。 図1の情報処理装置におけるアクセス方法のフロー図の一例。 本実施形態における第1のアクセス方法であるレジスターアクセスの具体的なタイミングの一例を示す図。 本実施形態における第1のアクセス方法であるレジスターアクセスの具体的なタイミングの他の例を示す図。 本実施形態における第2のアクセス方法であるブロックアクセスの具体的なタイミングの一例を示す図。 本実施形態における第2のアクセス方法であるブロックアクセスの具体的なタイミングの一例を示す図。 本実施形態における画像表示装置を含む画像表示システムの構成例のブロック図。 図11の画像表示部の構成例を示す図。 本実施形態の第1の変形例における情報処理装置の構成の概要を示す図。 本実施形態の第2の変形例における情報処理装置の構成の概要を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成の概要を示す。図1では、情報処理装置が複数の処理部を有し、第1の処理部がアクセスする処理部として第2の処理部のみを図示しているが、第1の処理部が複数の処理部をアクセスするように構成されていてもよい。
情報処理装置10は、回路システムとして、第1の処理部(第1の回路、第1の集積回路)100と、第2の処理部(第2の回路、第2の集積回路)200とを有する。第1の処理部100は、第2の処理部200に対してアクセスする。この第2の処理部200は、広義にはデバイスであり、第1の処理部100による複数種類のアクセス方法によりアクセス可能に構成される。このため、第1の処理部100は、第2の処理部200との間で接続された複数のチップセレクト信号のいずれかをアサートして第2の処理部200を選択し、第2の処理部200に対してアクセス制御を行うことができる。情報処理装置10が3以上の処理部を含む場合には、第1の処理部100は、第2の処理部200を含む1又は複数の処理部との間で接続された複数のチップセレクト信号のいずれかをアサートしてアクセス対象の処理部を選択し、選択した処理部に対してアクセス制御を行う。従って、アクセスサイクルを発行する際、第1の処理部100は、アクセスするアドレス空間毎に予め決められたチップセレクト信号をアサートするようになっている。第2の処理部200にはチップセレクト信号を含むアクセス制御信号が入力され、該チップセレクト信号がアサートされたとき、第2の処理部200はアクセス制御信号に従って第1の処理部100によりアクセスされる。
本実施形態では、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間に、第2の処理部200が有する2つのリソースのそれぞれに対応したアドレス空間が割り当てられる。これら2つのリソースのそれぞれに対応したアドレス空間には、アクセス対象として選択されたときにアサートされるべきチップセレクト信号が割り当てられている。そして、第1の処理部100が、アクセスするアドレス空間に応じて、第1のチップセレクト信号CS1又は第2のチップセレクト信号CS2をアサートして、第2の処理部200にアクセスする。このとき、第1の処理部100は、アクセスする第2の処理部200のリソースに応じて、第2の処理部200に対するアクセス方法を異ならせる。そのため、本実施形態では、第1の処理部100からの第1のチップセレクト信号CS1又は第2のチップセレクト信号CS2の一方のチップセレクト信号をチップセレクト信号CS_0としてアサートし、第1の処理部100がアサートしたチップセレクト信号に対応したアクセス方法により第2の処理部200がアクセスされる。
これにより、第1の処理部100によるアクセス対象のアドレス空間毎にアクセス制御信号及びアクセスタイミングが設定されていればよく、第2の処理部200が複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成されていても、第2の処理部200に対する複数のチップセレクト信号のいずれかをアサートするだけでよい。この結果、1つのアドレス空間に対してアクセスするためのアクセスタイミング等を設定するための制御レジスター等をその都度書き換える必要がなくなる。従って、ソフトウェアによる制御レジスター等の書き換えを行うことなく、第1の処理部100は、複数のアクセス方法の中から1つのアクセス方法を高速に切り替えて第2の処理部200にアクセスできるようになる。
次に、このような本実施形態における情報処理装置10の詳細について説明する。
図2に、本実施形態における情報処理装置10の詳細な構成例のブロック図を示す。図2において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態において、情報処理装置10は、第1の処理部100と、第2の処理部200とに加えて、補助処理部(補助回路、補助集積回路)300を含む。第1の処理部100と補助処理部300との間には、バス幅DW1のデータバスが接続され、このデータバスを介してデータの送受信が行われる。補助処理部300と第2の処理部200との間には、バス幅DW2(0<DW1≦DW2)のデータバスが接続され、このデータバスを介してデータの送受信が行われる。例えば、DW1が「16」、DW2が「32」であるものとする。このような情報処理装置10において、補助処理部300は、第1の処理部100からのアクセス制御信号を受けて、第2の処理部200に対するアクセス制御信号を生成し、シリアルデータをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換又はパラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリアル変換を行う。ここで、アクセス制御信号は、チップセレクト信号、リードイネーブル信号及びライトイネーブル信号を含む。即ち、第1の処理部100は、補助処理部300を介して第2の処理部200にアクセスする。
第1の処理部100は、アドレス信号生成部110、チップセレクト信号生成部120、タイミング設定レジスター130、イネーブル信号生成部140、データ処理部150を含む。
アドレス信号生成部110は、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間に対応するアドレスAD1を生成する。アドレスAD1のうち少なくとも下位アドレスAD2(例えば、アドレスAD1の下位ビット)は第2の処理部200に入力され、アドレスAD1のうち少なくとも上位アドレスAD3(例えば、アドレスAD1の上位ビット)は補助処理部300に入力される。
チップセレクト信号生成部120は、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間に対応したチップセレクト信号をアサートする。予め第1の処理部100がアクセスするアドレス空間毎にアサートされるチップセレクト信号が割り当てられており、チップセレクト信号生成部120は、第1のチップセレクト信号CS1〜第N(Nは2以上の整数)のチップセレクト信号CSNのうち、アドレス信号生成部110によって生成されたアドレスAD1に対応したチップセレクト信号をアサートするようになっている。以下では、Nが「2」であるものとする。
タイミング設定レジスター130には、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間毎に、アクセス制御信号のタイミングを指定する制御データが設定されており、チップセレクト信号生成部120によってアサートされたチップセレクト信号に対応したアドレス空間にアクセスするためのタイミング情報を出力する。
イネーブル信号生成部140は、タイミング設定レジスター130からのタイミング情報に基づいてリードイネーブル信号RE1又はライトイネーブル信号WE1を生成する。本実施形態では、イネーブル信号生成部140が、リードイネーブル信号RE1やライトイネーブル信号WE1を生成するものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
データ処理部150は、イネーブル信号生成部140によって生成されたリードイネーブル信号RE1に同期して補助処理部300からのリードデータの取り込みを行ったり、イネーブル信号生成部140によって生成されたライトイネーブル信号WE1に同期して補助処理部300へのライトデータの出力を行ったりする。
以上のような構成を有する第1の処理部100の機能は、CPU、マイクロプロセッサー、DSP(Digital Signal Processor)等の集積回路によって実現される。
図3に、本実施形態におけるタイミング情報の説明図を示す。図3では、アサートされたときのレベルがLレベル、ネゲートされたときのレベルがHレベルであるものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
タイミング設定レジスター130には、所与の基準タイミングTMを基準として、ネゲートされるタイミングTMaとアサートされるタイミングTMbとを含むタイミング情報に対応した制御データが予め設定されている。第1の処理部100によるアクセスに先立って、タイミング設定レジスター130に上記のタイミング情報に対応した制御データが設定される。このタイミング設定レジスター130は、アクセス制御信号のそれぞれに対して設けられる。また、アクセスするアドレス空間毎に、各アクセス制御信号のタイミングを指定するタイミング設定レジスター130が設けられ、アクセスするアドレス空間毎に異なるアクセスタイミングでアクセスすることが可能となる。
なお、図3では、タイミングTMbがアクセス制御信号のパルス幅である例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基準タイミングTMを基準としてアサートされた後にネゲートされるタイミングまでを指定するようにしてもよい。
図2において、第2の処理部200は、制御レジスター210と、データバッファー220と、アービター230と、ホストコントローラー240と、コントローラー250とを含む。本実施形態では、第1の処理部100は、第2の処理部200が内蔵する制御レジスター210及びデータバッファー220のいずれかにアクセスする。第2の処理部200には、第1のデバイスDV1、第2のデバイスDV2、・・・、第MのデバイスDVM(Mは自然数)が接続され、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのいずれか1つに対するデータ転送制御を行う。
制御レジスター210は、複数のレジスターから構成されており、これらの各レジスターは、第2の処理部200内で割り当てられたアドレスに関連付けられ、指定されたアドレスに対応したレジスターに対して制御データが読み書き可能に構成される。このような制御レジスター210には、第2の処理部200の動作を指定する制御データが設定される。第2の処理部200が第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのいずれかとの間で行われるデータ転送制御は、第1の処理部100により制御レジスター210に設定される制御データにより転送モード、転送方向や転送データサイズ等が指定されて制御される。このように、第2の処理部200では、制御レジスター210に設定される制御データに基づいて、各種の制御が行われる。
データバッファー220は、アドレスに関連付けられた記憶領域を有し、連続したアドレスを指定することで各アドレスにより指定された記憶領域にアクセス可能に構成される。このデータバッファー220には、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMの各デバイスから転送されたデータが蓄積され、第1の処理部100によって適宜読み出される。更に、必要に応じて、第1の処理部100はデータを第2の処理部200のデータバッファー220に書き込んで、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのいずれかに対して書き込みようにしてもよい。
アービター230は、制御レジスター210、データバッファー220及びホストコントローラー240のリードデータ又はライトデータの転送を調停する。そのため、アービター230は、データバッファー220、ホストコントローラー240及びコントローラー250に接続され、これらのバスの占有要求を調停してこれらの1つにバスの制御権を与える。アービター230によってバスの制御権が与えられたユニットは、補助処理部300との間でデータの送受信の制御を行うことができるようになっている。
ホストコントローラー240は、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのそれぞれとの間でシリアルデータの転送制御を行う。ホストコントローラー240は、複数のインターフェース回路を有し、各インターフェース回路と第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMの各デバイスとの間には、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した差動信号線で構成されたシリアルバスが接続されており、USB規格に準拠したデータ転送制御が行われる。ホストコントローラー240によって各デバイスから読み出されたシリアルデータは、データバッファー220に蓄積される。また、このデータバッファー220に蓄積されたデータは、ホストコントローラー240によって各デバイスに対して書き込み制御が行われる。
コントローラー250は、第1の処理部100からのアクセス制御信号に基づいて補助処理部300が生成したアクセス制御信号を受けて、制御レジスター210に設定された制御データに基づいて、第2の処理部200を構成する各部を制御し、シリアル/パラレル変換又はパラレル/シリアル変換を行う。より具体的には、チップセレクト信号CS_0がアサートされているとき、コントローラー250は、下位アドレスAD2により指定されたリソース(制御レジスター210又はデータバッファー220)に対して、リードイネーブル信号RE_0に同期したデータの出力、又はライトイネーブル信号WE_0に同期したデータの取り込みを制御する。コントローラー250又はコントローラー250によって制御された各ユニットはアービター230に対してバスの占有要求を行い、アクセス制御信号に同期したデータの転送制御を行う。
以上のような構成を有する第2の処理部200の機能は、集積回路によって実現され、この集積回路として、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で形成された専用回路、CPLD(Complex Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の書き換え可能なロジックデバイスを採用することができる。
ところで、本実施形態では、第1の処理部100が第2の処理部200の制御レジスター210にアクセスする際には、第1の処理部100が第2の処理部200に対して第1のアクセス方法によりアクセスする。一方、第1の処理部100が第2の処理部200のデータバッファー220にアクセスする際には、第1の処理部100が第2の処理部200に対して第2のアクセス方法によりアクセスする。本実施形態では、第1のアクセス方法は、第1の処理部100が、第2の処理部200を選択した状態で制御レジスター210に対してリードイネーブル信号やライトイネーブル信号を出力して該制御レジスターにアクセスするレジスターアクセスを例に説明する。この第1のアクセス方法によれば、1回又は2回といった少ない回数のアクセスサイクルで制御レジスター210に対して制御データの読み出しや書き込みを行うことができる。これに対して、データバッファー220はアドレスに関連付けて連続した記憶領域にデータが記憶され、第2のアクセス方法は、第1の処理部100が、第2の処理部200を選択した状態で、このデータバッファー220に対してアドレスを指定しながらリードイネーブル信号やライトイネーブル信号を出力して該アドレスで指定された記憶領域にアクセスすることを繰り返すブロックアクセスを例に説明する。即ち、ブロックアクセスは、データバッファー220に対して連続したアドレスを繰り返し指定してアクセスする方法であり。この第2のアクセス方法によれば、連続した記憶領域にアクセスすることで、高速に大量のデータの読み出しや書き込みを行うことができ、ソフトウェアの負担を軽減できる。
図4に、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間の一例の説明図を示す。図4では、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間が、第1の処理部100と第2の処理部200とで異なるアドレス領域に割り当てられる。
本実施形態では、第1の処理部100がアクセス可能なアドレス空間が複数のアドレス領域に分割され、そのうちの2つのアドレス領域に、第2の処理部200の制御レジスター210と第2の処理部200のデータバッファー220とが割り当てられている。例えば第1の処理部100がアクセス可能なアドレス空間が32ビットのアドレス空間であるものとすると、第1の処理部100においては、制御レジスター210には「0x0400_0000〜0x0400_0fff」(「0x」は16進数であることを示す)が割り当てられており、データバッファー220には「0x0400_1000〜0x0400_ffff」が割り当てられている。これに対して、第2の処理部200においては、16ビットのアドレス空間において、制御レジスター210には「0x0000〜0x0fff」が割り当てられており、データバッファー220には「0x1000〜0xffff」が割り当てられている。即ち、第1の処理部100がアクセスするアドレス空間に対応するアドレスAD1のうち上位アドレスAD3に基づいて、第2の処理部200のリソースへのアクセスか否かを判別でき、アドレスAD1のうち下位アドレスAD2に基づいて、第2の処理部200のリソースのうちのいずれのリソースへのアクセスであるかを判別できる。そして、最終的に判別されたリソースに応じたアクセス方法で第1の処理部100がアクセス制御を行う。従って、第2の処理部200の所与のアドレス空間を、第1の処理部100のアドレス空間内の複数のアドレス空間に割り当てることで、第1の処理部100が選択したアドレス空間に対応したアクセス方法により第2の処理部200がアクセスされることになる。
このようにアクセス方法に応じて第1の処理部100によってアサートされるチップセレクト信号が異なるため、補助処理部300が、このアクセス方法を判別して、判別したアクセス方法に応じたアクセス制御信号を第2の処理部200に対して出力する。なお、この補助処理部300の機能は、第1の処理部100及び第2の処理部200のいずれか一方に内蔵されていてもよい。
図2に示すように、補助処理部300は、デコーダー310と、リードイネーブル信号生成部320と、ライトイネーブル信号生成部330と、データバッファー340とを含む。
デコーダー310は、第1の処理部100が出力したアドレスAD1のうち上位アドレスAD3と、第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSN(本実施形態ではNは「2」)とが入力され、上位アドレスAD3及び第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNをデコードし、このデコード結果に基づいてチップセレクト信号CS_0をアサートする。チップセレクト信号CS_0は、第2の処理部200に入力され、チップセレクト信号CS_0がアサートされたとき第2の処理部200が選択されることになる。
図5に、デコーダー310の動作例の説明図を示す。図5は、上位アドレスAD3と第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNとに応じて、Lレベルがアクティブレベルとなるチップセレクト信号CS_0をアサートする例を表す。なお、図5では、第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNが、第2の処理部200の各リソースのデバイス選択信号であるものとする。
デコーダー310は、上位アドレスAD3に基づき、アクセス先が第2の処理部200の制御レジスター210又はデータバッファー220であるか否かを判別し、第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNがアサートされているか否かによってデコード結果を異ならせる。より具体的には、上位アドレスAD3に基づいてアクセス先が第2の処理部200の制御レジスター210又はデータバッファー220を指定していないと判別されたとき、第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNがアサートされているか否かにかかわらずチップセレクト信号CS_0をネゲートする。また、上位アドレスAD3に基づいてアクセス先が第2の処理部200の制御レジスター210又はデータバッファー220を指定していると判別されたとき、第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNのいずれかがアサートされていることを条件に、チップセレクト信号CS_0をアサートする。一方、上位アドレスAD3に基づいてアクセス先が第2の処理部200の制御レジスター210又はデータバッファー220を指定していると判別されたときであっても、第1のチップセレクト信号CS1〜第Nのチップセレクト信号CSNのいずれもネゲートされているとき、チップセレクト信号CS_0をネゲートする。デコーダー310を設けることで、簡素な構成で、且つ、より少ないアクセス制御信号でアクセス方法の高速な切り替えを行うことができるようになる。このようなデコーダー310のデコード結果は、リードイネーブル信号生成部320、ライトイネーブル信号生成部330及びデータバッファー340に入力される。
図2において、リードイネーブル信号生成部320は、デコーダー310のデコード結果に基づいて、第1の処理部100からのリードイネーブル信号RE1を受けてリードイネーブル信号RE_0を生成し、第2の処理部200に対して出力する。より具体的には、リードイネーブル信号生成部320は、デコーダー310のデコード結果によりチップセレクト信号CS_0がアサートされるとき、第1の処理部100からのリードイネーブル信号RE1に対応したタイミングでリードイネーブル信号RE_0をアサートし、第2の処理部200から読み出されたデータを、データバッファー340を介して第1の処理部100に転送する制御を行う。一方、リードイネーブル信号生成部320は、デコーダー310のデコード結果によりチップセレクト信号CS_0がネゲートされているとき、リードイネーブル信号RE1の変化にかかわらずリードイネーブル信号RE_0をネゲートする。
ライトイネーブル信号生成部330は、デコーダー310のデコード結果に基づいて、第1の処理部100からのライトイネーブル信号WE1を受けてライトイネーブル信号WE_0を生成し、第2の処理部200に対して出力する。より具体的には、ライトイネーブル信号生成部330は、デコーダー310のデコード結果によりチップセレクト信号CS_0がアサートされるとき、第1の処理部100からのライトイネーブル信号WE1に対応したタイミングでライトイネーブル信号WE_0をアサートし、第1の処理部100からのデータを、データバッファー340を介して第2の処理部200に転送する制御を行う。一方、ライトイネーブル信号生成部330は、デコーダー310のデコード結果によりチップセレクト信号CS_0がネゲートされているとき、ライトイネーブル信号WE1の変化にかかわらずライトイネーブル信号WE_0をネゲートする。
データバッファー340もまた、デコーダー310のデコード結果が入力される。これにより、デコーダー310のデコード結果によりチップセレクト信号CS_0がアサートされるとき、ライトイネーブル信号生成部330からの制御により第1の処理部100からのデータを取り込み、第2の処理部200に対して出力する。或いは、デコーダー310のデコード結果によりチップセレクト信号CS_0がアサートされるとき、リードイネーブル信号生成部320からの制御により第2の処理部200からのデータを取り込み、第1の処理部100に対して出力する。
以上のような構成を有する情報処理装置10において、次のようなアクセス方法で、第1の処理部100は第2の処理部200に対してアクセスすることができる。
図6に、図1の情報処理装置10におけるアクセス方法のフロー図の一例を示す。
まず、情報処理装置10において、第1の処理部100が、アクセスアドレス生成ステップとして、アクセスするアドレスを生成する(ステップS10)。ここでは、第1の処理部100のアドレス信号生成部110が、アクセスサイクルを発行する際、図4に示すように予め第2の処理部200のリソースに割り当てられたアドレス空間に対応したアドレスを生成する。続いて、第1の処理部が、アクセス制御信号出力ステップ(チップセレクト信号出力ステップ)として、ステップS10において生成されたアドレスに対応したチップセレクト信号(第1のチップセレクト信号CS1又は第2のチップセレクト信号CS2)をアサートし、他のアクセス制御信号を出力する(ステップS12)。即ち、第1の処理部100のチップセレクト信号生成部120が、図4に示すように予め第2の処理部200のリソースに割り当てられたアドレス空間に対応したチップセレクト信号を生成すると共に、タイミング設定レジスター130により指定されたタイミングで他のアクセス制御信号を生成し、これらを出力する。
これ以降、第1の処理部100による第2の処理部200へのアクセスステップが開始される。まず、第1の処理部100からのアドレス及び複数のチップセレクト信号を受けた補助処理部300は、デコードステップとして、第1の処理部100からのアドレス及び複数のチップセレクト信号をデコードし(ステップS14)、デコード結果に応じて第2の処理部200に対するチップセレクト信号をアサートする(ステップS16)。より具体的には、補助処理部300のデコーダー310が、図5に示すように上位アドレスAD3と第1の処理部100からの複数のチップセレクト信号(第1のチップセレクト信号CS1及び第2のチップセレクト信号CS2)をデコードし、第1の処理部100が発行するアクセスサイクルが第2の処理部200のリソースをアクセス先と判別されたとき、第1の処理部100からの複数のチップセレクト信号に対応したチップセレクト信号をアサートする。続いて、補助処理部300では、アクセス制御信号再生成ステップとして、リードイネーブル信号生成部320又はライトイネーブル信号生成部330により、第1の処理部100からのリードイネーブル信号RE1又はライトイネーブル信号WE1を受けて、第2の処理部200に対するリードイネーブル信号RE_0又はライトイネーブル信号WE_0を生成する(ステップS18)。
ステップS16及びステップS18において生成されたアクセス制御信号を受けた第2の処理部200は、コントローラー250において各ユニットを制御し、補助処理部300からのアクセス制御信号に同期したアクセス制御を行い、補助処理部300もまた、第1の処理部100からのアクセス制御信号に同期したアクセス制御を行い(ステップS20)、一連の処理を終了する(エンド)。
このように、本実施形態では、第1の処理部100が第2の処理部200に対して複数のチップセレクト信号を出力でき、第2の処理部200は1つのチップセレクト信号を受けて、第1の処理部100によってアサートされたチップセレクト信号に応じたアクセス方法でアクセスされるようになっている。本実施形態によれば、第2の処理部200が複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成されている場合に、アサートするチップセレクト信号を異ならせてアクセス対象に応じたアクセス制御を行うことで、同一デバイスに対して高速なアクセス方法の切り替えが可能となる。
図7に、本実施形態における第1のアクセス方法であるレジスターアクセスの具体的なタイミングの一例を示す。図7において、図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図7は、第1の処理部100が第2の処理部200の制御レジスター210へのリードを行うレジスターアクセスのタイミング例を表す。
第1の処理部100は、第2の処理部200の制御レジスター210に割り当てられたアドレスAD1を出力すると共に、第1のチップセレクト信号CS1をアサート、第2のチップセレクト信号CS2をネゲートする。また、第1の処理部100は、第1のチップセレクト信号CS1のアサート期間に、リードイネーブル信号RE1をアサートする。補助処理部300は、第1の処理部100からのアドレス及び第1のチップセレクト信号CS1をデコードして制御レジスター210へのアクセスであると判別すると、チップセレクト信号CS_0をアサートして、第1の処理部100からのリードイネーブル信号RE1を受けてリードイネーブル信号RE_0を生成する。
補助処理部300からのチップセレクト信号CS_0及びリードイネーブル信号RE_0を受けた第2の処理部200は、下位アドレスAD2に基づき制御レジスター210のデータを読み出して補助処理部300に出力する。補助処理部300では、第2の処理部200から読み出したデータをデータバッファー340に一旦蓄積すると共に、その一部をそのまま第1の処理部100に対して出力する。例えば、DW1が16ビット、DW2が32ビットであるものとすると、第2の処理部200から32ビットのデータとして読み出してデータバッファー340に蓄積したデータのうち16ビット分のみを、まず第1の処理部100に対して出力する。
続いて、第1の処理部100は、もう1度、補助処理部300に対して同様のアクセスサイクルを発行する。このとき、補助処理部300は、2度目のアクセスサイクルに対しては、データバッファー340に蓄積された残りの16ビット分のデータを第1の処理部100に対して出力する。このように、第1の処理部100は、第2の処理部200の制御レジスター210にアクセスする際、第1のチップセレクト信号CS1をアサートして、2度のリードサイクルを発行して、32ビットのデータを読み出す。
図8に、本実施形態における第1のアクセス方法であるレジスターアクセスの具体的なタイミングの他の例を示す。図8において、図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図8は、第1の処理部100が第2の処理部200の制御レジスター210へのライトアクセスを行うレジスターアクセスのタイミング例を表す。
第1の処理部100は、第2の処理部200の制御レジスター210に割り当てられたアドレスAD1を出力すると共に、第1のチップセレクト信号CS1をアサート、第2のチップセレクト信号CS2をネゲートする。また、第1の処理部100は、第1のチップセレクト信号CS1のアサート期間に、ライトイネーブル信号WE1をアサートする。そして、第1の処理部100は、第1のチップセレクト信号CS1及びライトイネーブル信号WE1のタイミングに同期して、ライトデータを出力する。
補助処理部300は、第1の処理部100からのアドレス及び第1のチップセレクト信号CS1をデコードして制御レジスター210へのアクセスであると判別すると、例えばチップセレクト信号CS_0をアサートして、第1の処理部100からのライトデータをデータバッファー340に蓄積する。続いて、第1の処理部100は、もう1度、補助処理部300に対して同様のアクセスサイクルを発行する。第1の処理部100からの2度のライトサイクルのそれぞれに対して、補助処理部300は、第1の処理部100からのライトデータをデータバッファー340に蓄積する。これにより、第1の処理部100からの16ビットのデータを32ビットのデータとして読み出すことができるようになる。
その後、補助処理部300は、第1の処理部100からのアドレス及び第1のチップセレクト信号CS1をデコードしてチップセレクト信号CS_0をアサートしたまま、第1の処理部100からのライトイネーブル信号WE1を受けてライトイネーブル信号WE_0を生成すると共に、データバッファー340に蓄積された32ビットのデータをライトデータとして出力する。
補助処理部300からのチップセレクト信号CS_0、ライトイネーブル信号WE_0及びライトデータを受けた第2の処理部200は、下位アドレスAD2に基づき制御レジスター210にライトデータを書き込む制御を行う。
なお、チップセレクト信号CS_0、下位アドレスAD2は、第1の処理部100からの1回目のアクセスサイクル発行時にアクティブになるものとして図示したが、本発明はこれに限定されるものではない。
図9及び図10に、本実施形態における第2のアクセス方法であるブロックアクセスの具体的なタイミングの一例を示す。図9及び図10は、第1の処理部100が第2の処理部200のデータバッファー220へのリードを行うブロックアクセスのタイミング例を表す。図9は、第1の処理部100が補助処理部300へ出力するアクセス制御信号の一例を表す。図10は、補助処理部300が第2の処理部200へ出力するアクセス制御信号の一例を表す。図9及び図10において、図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
このアクセスに先立って、第2の処理部200は、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのいずれかからUSB規格に準拠したデータ転送により、データバッファー220にデータが蓄積されているものとする。このデータバッファー220に蓄積されたデータを読み出すために、第1の処理部100は、第2の処理部200のデータバッファー220に割り当てられたアドレスAD1を出力すると共に、第1のチップセレクト信号CS1をネゲート、第2のチップセレクト信号CS2をアサートする。また、第1の処理部100は、第2のチップセレクト信号CS2のアサート期間に、リードイネーブル信号RE1をアサートする。ここで、第1の処理部100は、データバッファー220に割り当てられたアドレスを連続して指定することを繰り返すことで、リードデータのブロック転送を実現する。なお、このブロックアクセスにおいては、レジスターアクセスと比較して、各リードサイクルにおけるアドレスの出力期間及びリードイネーブル信号RE1のアサート期間が短くなっており、高速なデータ転送を実現する。
補助処理部300は、第1の処理部100からのアドレス及び第2のチップセレクト信号CS2をデコードしてデータバッファー220へのアクセスであると判別すると、チップセレクト信号CS_0をアサートして、第1の処理部100からのリードイネーブル信号RE1を受けてリードイネーブル信号RE_0を生成する。
補助処理部300からのチップセレクト信号CS_0及びリードイネーブル信号RE_0を受けた第2の処理部200は、下位アドレスAD2に基づきデータバッファー220のデータを読み出して補助処理部300に出力する。補助処理部300では、第2の処理部200から読み出したデータをデータバッファー340に一旦蓄積すると共に、その一部をそのまま第1の処理部100に対して出力する。例えば、DW1が16ビット、DW2が32ビットであるものとすると、第2の処理部200から32ビットのデータとして読み出してデータバッファー340に蓄積したデータのうち16ビット分のみを、まず第1の処理部100に対して出力する。
続いて、第1の処理部100は、もう1度、補助処理部300に対して同様のアクセスサイクルを発行する。このとき、補助処理部300は、2度目のアクセスサイクルに対しては、データバッファー340に蓄積された残りの16ビット分のデータを第1の処理部100に対して出力する。このように、第1の処理部100は、第2の処理部200のデータバッファー220にアクセスする際、第2のチップセレクト信号CS2をアサートして、2度のリードサイクルを発行して、32ビットのデータを読み出す。
なお、ブロックアクセスにおいては、最初のアクセスサイクルにおいてアサートしたチップセレクト信号CS_0(又は第2のチップセレクト信号CS2)をラッチし、所定回数のブロックアクセスが終了するまでチップセレクト信号CS_0にかかわらずブロックアクセスを完了するようにしてもよい。
以上のように、第1のアクセス方法により補助処理部300が第2の処理部200に出力するアクセス制御信号の変化タイミングと、第2のアクセス方法により補助処理部300が第2の処理部200に出力するアクセス制御信号の変化タイミングとを異ならせている。なお、本実施形態では、第1の処理部100から第2の処理部200のリソースに対するライトを行うブロックアクセスの機能を省略しているが、第2のアクセス方法として、図9及び図10と同様に、第2の処理部200のデータバッファー220に対してライトを行うブロックアクセスを実現するができる。
以上説明したように、情報処理装置10は、複数のアクセス方法でアクセス可能なデバイスに対して高速にアクセス方法を切り替えることができる。このような情報処理装置10は、画面サイズが拡大し、且つ、高精細化が進む画像表示装置に適用することで、複数のソース源からの画像データを高速に切り替えながら取り込むことができるようになる。
図11に、本実施形態における画像表示装置を含む画像表示システムの構成例のブロック図を示す。図11において、図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。ここでは、本実施形態に係る画像表示装置として画像投射装置であるプロジェクターを例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施形態における画像表示システム400は、画像表示装置としてのプロジェクター500と、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMと、画像データ生成装置800と、スクリーンSCRとを含む。この画像表示システム400では、プロジェクター500が、画像データ生成装置800によって生成された画像に対応した画像データに基づいて、スクリーンSCRに画像を投射することができる。このような画像データ生成装置800として、例えばスキャナー、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)のいずれかを採用することができる。なお、画像データ生成装置800の機能をプロジェクター500が内蔵するようにしてもよい。
また、プロジェクター500は、画像データ生成装置800からの画像データに代えて、又は該画像データに加えて、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのいずれかかからの画像データに基づいて、スクリーンSCRに画像を投射することができる。プロジェクター500には、USB規格に準拠した信号線で構成されたシリアルバスを介して第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMが接続されており、USB規格に準拠したデータ転送制御により画像データが蓄積される。
プロジェクター500は、本実施形態における情報処理装置10が適用された画像データ転送制御部510と、画像処理部600と、画像表示部700とを含む。プロジェクター500は、図2に示す第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMがUSB規格に準拠した信号線により構成されるシリアルバスを介して接続可能に構成される。画像データ転送制御部510は、第1のデバイスDV1〜第MのデバイスDVMのいずれかからシリアルバスを介して転送されたデータをパラレルデータに変換して、内部のデータバッファーに蓄積する。画像処理部600は、画像データ生成装置800又は画像データ転送制御部510からの画像データに対して所与の画像処理を行う。この画像処理としては、例えば画像の形状補正、階調補正、輝度補正、色度補正、エッジ強調等の公知の処理を採用することができる。画像表示部700は、例えば光源とライトバルブとを有し、画像処理部600による画像処理後の画像データに基づいて光源からの光を変調し、変調後の光を拡大投射する。
図12に、図11の画像表示部700の構成例を示す。図12において、図11と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。なお、本実施形態では、画像表示部700が図11の構成を有するものとして説明するが、本発明に係るプロジェクターにおける画像表示部の構成が図11の構成に限定されるものではない。
図11の画像表示部700は、3板式の透過型液晶パネルをライトバルブとして採用することができる。即ち、以下では、1画素がR成分のサブ画素、G成分のサブ画素、及びB成分のサブ画素により構成されるものとして説明するが、1画素を構成するサブ画素数(色成分数)に限定されるものではない。この画像表示部700は、光源部710、インテグレーターレンズ712、714、偏光変換素子716、重畳レンズ718、R成分用ダイクロイックミラー720R、G成分用ダイクロイックミラー720G、反射ミラー722、R成分用フィールドレンズ724R、G成分用フィールドレンズ724G、R成分用液晶パネル730R(第1の光変調部)、G成分用液晶パネル730G(第2の光変調部)、B成分用液晶パネル730B(第3の光変調部)、リレー光学系740、クロスダイクロイックプリズム760、投射レンズ770を含む。R成分用液晶パネル730R、G成分用液晶パネル730G及びB成分用液晶パネル730Bとして用いられる液晶パネルは、透過型の液晶表示装置である。リレー光学系740は、リレーレンズ742、744、746、反射ミラー748、750を含む。
光源部710は、例えば超高圧水銀ランプにより構成され、少なくともR成分の光、G成分の光、B成分の光を含む光を射出する。インテグレーターレンズ712は、光源部710からの光を複数の部分光に分割するための複数の小レンズを有する。インテグレーターレンズ714は、インテグレーターレンズ712の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する。重畳レンズ718は、インテグレーターレンズ712の複数の小レンズから射出される部分光を液晶パネル上で重畳する。
また偏光変換素子716は、偏光ビームスプリッターアレイとλ/2板とを有し、光源部710からの光を略一種類の偏光光に変換する。偏光ビームスプリッターアレイは、インテグレーターレンズ712により分割された部分光をp偏光とs偏光に分離する偏光分離膜と、偏光分離膜からの光の向きを変える反射膜とを、交互に配列した構造を有する。偏光分離膜で分離された2種類の偏光光は、λ/2板によって偏光方向が揃えられる。この偏光変換素子716によって略一種類の偏光光に変換された光が、重畳レンズ718に照射される。
重畳レンズ718からの光は、R成分用ダイクロイックミラー720Rに入射される。R成分用ダイクロイックミラー720Rは、R成分の光を反射して、G成分及びB成分の光を透過させる機能を有する。R成分用ダイクロイックミラー720Rを透過した光は、G成分用ダイクロイックミラー720Gに照射され、R成分用ダイクロイックミラー720Rにより反射した光は反射ミラー722により反射されてR成分用フィールドレンズ724Rに導かれる。
G成分用ダイクロイックミラー720Gは、G成分の光を反射して、B成分の光を透過させる機能を有する。G成分用ダイクロイックミラー720Gを透過した光は、リレー光学系740に入射され、G成分用ダイクロイックミラー720Gにより反射した光はG成分用フィールドレンズ724Gに導かれる。
リレー光学系740では、G成分用ダイクロイックミラー720Gを透過したB成分の光の光路長と他のR成分及びG成分の光の光路長との違いをできるだけ小さくするために、リレーレンズ742、744、746を用いて光路長の違いを補正する。リレーレンズ742を透過した光は、反射ミラー748によりリレーレンズ744に導かれる。リレーレンズ744を透過した光は、反射ミラー750によりリレーレンズ746に導かれる。リレーレンズ746を透過した光は、B成分用液晶パネル730Bに照射される。
R成分用フィールドレンズ724Rに照射された光は、平行光に変換されてR成分用液晶パネル730Rに入射される。R成分用液晶パネル730Rは、光変調部(光変調素子)として機能し、R成分用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、R成分用液晶パネル730Rに入射された光(第1の色成分の光)は、R成分用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム760に入射される。
G成分用フィールドレンズ724Gに照射された光は、平行光に変換されてG成分用液晶パネル730Gに入射される。G成分用液晶パネル730Gは、光変調部(光変調素子)として機能し、G成分用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、G成分用液晶パネル730Gに入射された光(第2の色成分の光)は、G成分用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム760に入射される。
リレーレンズ742、744、746で平行光に変換された光が照射されるB成分用液晶パネル730Bは、光変調部(光変調素子)として機能し、B成分用画像信号に基づいて透過率(通過率、変調率)が変化するようになっている。従って、B成分用液晶パネル730Bに入射された光(第3の色成分の光)は、B成分用画像信号に基づいて変調され、変調後の光がクロスダイクロイックプリズム760に入射される。
R成分用液晶パネル730R、G成分用液晶パネル730G、B成分用液晶パネル730Bは、それぞれ同様の構成を有している。各液晶パネルは、電気光学物質である液晶を一対の透明なガラス基板に密閉封入したものであり、例えばポリシリコン薄膜トランジスターをスイッチング素子として、各サブ画素の画像信号に対応して各色光の通過率を変調する。本実施形態では、1画素を構成する色成分毎に光変調部としての液晶パネルが設けられ、各液晶パネルの透過率がサブ画素に対応した画像信号により制御される。即ち、R成分のサブ画素用の画像データが、R成分用液晶パネル730Rの透過率(通過率、変調率)の制御に用いられ、G成分のサブ画素用の画像データが、G成分用液晶パネル730Gの透過率の制御に用いられ、B成分のサブ画素用の画像データが、B成分用液晶パネル730Bの透過率の制御に用いられる。これらの各色成分の画像データは、画像処理部600によって所与の画像処理が行われたデータであり、画像処理部600による画像処理に供される画像データは、画像データ転送制御部510によりシリアルバスを介して取り込まれたデータがパラレルデータに変換されたものである。
クロスダイクロイックプリズム760は、R成分用液晶パネル730R、G成分用液晶パネル730G及びB成分用液晶パネル730Bからの入射光を合成した合成光を出射光として出力する機能を有する。投射レンズ770は、出力画像をスクリーンSCR上に拡大して結像させるレンズである。
本実施形態によれば、画像データ生成装置800のみならず、アクセス方法を高速に切り替えながら、シリアルバスを介して接続される複数のデバイスのいずれかから画像データを取り込み、該画像データに基づいて画像を表示することができるようになる。或いは、アクセス方法を高速に切り替えながら、シリアルバスを介して接続されるデバイスとの間のデータの転送制御を行う画像データ転送制御部510の制御を行うことができるようになる。
また、本発明は、図1又は図2に示す情報処理装置10に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、第1の処理部100がアサートするチップセレクト信号に応じてアクセス方法を異ならせる場合に、アクセス制御信号の変化タイミングを異ならせていたが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態における以下の変形例では、複数のアクセス方法によりアクセス可能に構成される第2の処理部に対し、第1の処理部がアサートするチップセレクト信号に応じてアクセス制御信号の種類を異ならせることで、第1の処理部が第2の処理部にアクセスする方法を異ならせることができる。
図13に、本実施形態の第1の変形例における情報処理装置の構成の概要を示す。図13では、第1の処理部がアクセスする処理部として第2の処理部のみを図示しているが、第1の処理部が複数の処理部をアクセスするように構成されていてもよい。なお、図13において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第1の変形例における情報処理装置900は、第1の処理部950と、補助処理部960と、第2の処理部200とを含む。情報処理装置900が本実施形態の情報処理装置10と異なる点は、第1の処理部950がアクセス対象のアドレス空間毎にアクセス制御信号の種類を異ならせることができる点である。即ち、第1の処理部950は、チップセレクト信号に対応したリードイネーブル信号及びライトイネーブル信号を出力でき、補助処理部960は、アサートされたチップセレクト信号に対応したリードイネーブル信号又はライトイネーブル信号に基づいて第2の処理部200に対してアクセス制御信号を生成する。
第1の変形例における第1の処理部950は、イネーブル信号生成部において、チップセレクト信号に対応したリードイネーブル信号又はライトイネーブル信号をアサートする。そして、第1の変形例における補助処理部960は、リードイネーブル信号生成部及びライトイネーブル信号生成部には、第1の処理部950からの複数のリードイネーブル信号又は複数のライトイネーブル信号が入力され、デコーダーのデコード結果に基づいて第2の処理部200に対してアクセス制御信号を出力する。例えば、第1のアクセス方法では、第1の処理部950が、第1のチップセレクト信号CS1とこれに対応したアクセス制御信号を図7及び図8で説明したタイミングで出力し、第2のアクセス方法では、第1の処理部950が、第2のチップセレクト信号CS2とこれに対応したアクセス制御信号を図9及び図10で説明したタイミングで出力する。なお、第1の変形例では、アクセス方法に応じてアクセス制御信号の種類及びタイミングを異ならせていたが、アクセス方法に応じてアクセス制御信号の種類のみ異ならせるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の第1の変形例によれば、アクセス方法を異ならせる場合に、少なくともアクセス制御信号の種類を異ならせるようにしたため、本実施形態と同様に、高速にアクセス方法を切り替えて第2の処理部200に対してアクセスできるようになる。
図14に、本実施形態の第2の変形例における情報処理装置の構成の概要を示す。図14では、第1の処理部がアクセスする処理部として第2の処理部のみを図示しているが、第1の処理部が複数の処理部をアクセスするように構成されていてもよい。なお、図14において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第2の変形例における情報処理装置1000は、第1の処理部100と、第2の処理部1020と、補助処理部1030とを含む。情報処理装置1000が本実施形態の情報処理装置10と異なる点は、補助処理部1030がアクセス対象のアドレス空間毎にアクセス制御信号の種類を異ならせることができる点である。即ち、補助処理部1030は、第1の処理部100からのチップセレクト信号に対応したリードイネーブル信号及びライトイネーブル信号を出力でき、第2の処理部1020は、各チップセレクト信号に対応したリードイネーブル信号又はライトイネーブル信号に基づいてアクセスされる。
第2の変形例における補助処理部1030は、リードイネーブル信号生成部において、チップセレクト信号に対応した複数のリードイネーブル信号を生成し、ライトイネーブル信号生成部において、チップセレクト信号に対応した複数のライトイネーブル信号を生成する。そして、第2の変形例における第2の処理部1020には、補助処理部1030からの複数のリードイネーブル信号又は複数のライトイネーブル信号が入力され、チップセレクト信号に対応したリードイネーブル信号又はライトイネーブル信号に基づいて、当該チップセレクト信号に対応したリソースにアクセスされる。例えば、第1のアクセス方法では、補助処理部1030が、第1のチップセレクト信号CS1とこれに対応したアクセス制御信号を図7及び図8で説明したタイミングで出力し、第2のアクセス方法では、補助処理部1030が、第2のチップセレクト信号CS2とこれに対応したアクセス制御信号を図9及び図10で説明したタイミングで出力する。なお、第2の変形例では、アクセス方法に応じてアクセス制御信号の種類及びタイミングを異ならせていたが、アクセス方法に応じてアクセス制御信号の種類のみ異ならせるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の第2の変形例によれば、アクセス方法を異ならせる場合に、少なくともアクセス制御信号の種類を異ならせるようにしたため、本実施形態と同様に、高速にアクセス方法を切り替えて第2の処理部に対してアクセスできるようになる。
なお、第1の変形例における情報処理装置900又は第2の変形例における情報処理装置1000は、本実施形態と同様に、画像データ転送制御部510として図11に示すプロジェクター500に搭載することができることは言うまでもない。
以上、本発明に係る情報処理装置、画像表示装置及び情報処理方法等を上記の実施形態又はその変形例に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態又はその変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記の実施形態又はその変形例では、本発明に係る情報処理装置がシリアル/パラレル変換又はパラレル/シリアル変換を行う構成を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(2)上記の実施形態又はその変形例では、主に、第1の処理部が、補助処理部又は第2の処理部の1つの処理部に対して2種類のチップセレクト信号を出力する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1の処理部が1つの処理部に対して3種類以上のチップセレクト信号を出力するようにしてもよい。
(3)上記の実施形態又はその変形例では、第1のアクセス方法と第2のアクセス方法とで、アクセス制御信号の種類及びタイミングが異なる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(4)上記の実施形態又はその変形例では、第2の処理部が有する制御レジスター及びデータバッファーへのアクセス方法が異なる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2の処理部が複数の機能を含み、機能毎にアクセス方法が異なるような構成に適用することができる。
(5)上記の実施形態又はその変形例では、画像表示装置としてプロジェクターを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る画像表示装置は、液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置、有機ELディスプレイ装置等の画像表示を行う装置全般に適用できる。
(6)上記の実施形態又はその変形例では、光変調部(光変調素子)として透過型の液晶パネルを用いたライトバルブを用いるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調素子として、例えばDLP(Digital Light Processing)(登録商標)、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)等を採用してもよい。
(7)上記の実施形態又はその変形例では、光変調部として、いわゆる3板式の透過型の液晶パネルを用いたライトバルブを例に説明したが、単板式の液晶パネルや2板又は4板式以上の透過型の液晶パネルを用いたライトバルブを採用してもよい。
10,1000…情報処理装置、 100,950…第1の処理部、
110…アドレス信号生成部、 120…チップセレクト信号生成部、
130…タイミング設定レジスター、 140…イネーブル信号生成部、
150…データ処理部、 200,1020…第2の処理部、
210…制御レジスター、 220,340…データバッファー、
230…アービター、 240…ホストコントローラー、 250…コントローラー、
300,960,1030…補助処理部、 310…デコーダー、
320…リードイネーブル信号生成部、 330…ライトイネーブル信号生成部、
400…画像表示システム、 500…プロジェクター、
510…画像データ転送制御部、 600…画像処理部、 700…画像表示部、
710…光源、 712,714…インテグレーターレンズ、 716…偏光変換素子、
718…重畳レンズ、 720R…R用ダイクロイックミラー、
720G…G用ダイクロイックミラー、 722,748,750…反射ミラー、
724R…R用フィールドレンズ、 724G…G用フィールドレンズ、
730R…R用液晶パネル、 730G…G用液晶パネル、
730B…B用液晶パネル、 740…リレー光学系、
742,744,746…リレーレンズ、 760…クロスダイクロイックプリズム、
770…投射レンズ、 800…画像データ生成装置、
CS1…第1のチップセレクト信号、 CS2…第2のチップセレクト信号、
CS_0…チップセレクト信号、 DV1〜DVM…第1のデバイス〜第Mのデバイス、
SCR…スクリーン

Claims (8)

  1. アクセスするアドレス空間に応じて第1のチップセレクト信号又は第2のチップセレクト信号をアサートする第1の処理部と、
    第1のアクセス方法又は第2のアクセス方法により前記第1の処理部からアクセス可能に構成される第2の処理部とを含み、
    前記第1のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記第1のアクセス方法により前記第2の処理部にアクセスし、
    前記第2のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記第2のアクセス方法により前記第2の処理部にアクセスすることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2の処理部は、
    前記第1の処理部によりアクセス可能に構成される制御レジスターと、
    前記第1の処理部によりアクセス可能に構成されるデータバッファーとを含み、
    前記第1のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記制御レジスターに対してレジスターアクセスを行い、
    前記第2のチップセレクト信号をアサートしたとき、前記第1の処理部は、前記データバッファーに対して連続したアドレスを繰り返し指定してアクセスするブロックアクセスを行うことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記第2の処理部が、
    それぞれがシリアルバスに接続される複数のインターフェース回路を有するホストコントローラーと、
    前記制御レジスター、前記データバッファー及び前記ホストコントローラーのリードデータ又はライトデータの転送を調停するアービターとを含み、
    前記データバッファーが、前記複数のインターフェース回路を構成する各インターフェース回路に接続されるシリアルバスを介して転送されるデータをバッファリングし、
    前記複数のインターフェース回路のうち前記アービターにより調停されたインターフェース回路に接続されるシリアルバスを介した転送データのシリアル/パラレル変換又はパラレル/シリアル変換を行うことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第1のチップセレクト信号、前記第2のチップセレクト信号、及び前記第1の処理部がアクセスするアドレス空間に対応したアドレスをデコードするデコーダーを有する補助処理部を含み、
    前記補助処理部が、
    前記デコーダーのデコード結果に基づいて、前記第2の処理部を選択することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4において、
    前記補助処理部が、
    前記デコーダーのデコード結果に基づいて、前記第1のアクセス方法により前記第2の処理部に出力するアクセス制御信号の変化タイミングと前記第2のアクセス方法により前記第2の処理部に出力するアクセス制御信号の変化タイミングとを異ならせることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項4において、
    前記デコーダーのデコード結果に基づいて、前記第1のアクセス方法に用いられるアクセス制御信号の種類と前記第2のアクセス方法に用いるアクセス制御信号の種類とを異ならせることを特徴とする情報処理装置。
  7. 画像データに基づいて画像を表示する画像表示装置であって、
    前記第2の処理部に接続されるデバイスを介してシリアルデータとして画像データが入力され、パラレルデータに変換した画像データを出力する請求項6記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置からの画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理後の画像データに基づいて画像を表示する画像表示部とを含むことを特徴とする画像表示装置。
  8. 第1の処理部と、前記第1の処理部によってアクセスされる第2の処理部とを有する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記第1の処理部が、アクセスするアドレス空間に応じて第1のチップセレクト信号又は第2のチップセレクト信号をアサートするチップセレクト信号出力ステップと、
    前記チップセレクト信号出力ステップにおいてアサートされたチップセレクト信号に対応したアクセス方法により前記第1の処理部が前記第2の処理部にアクセスするアクセスステップとを含み、
    前記アクセスステップにおいて、前記第1の処理部は、前記第1のチップセレクト信号をアサートしたとき、第1のアクセス方法により前記第2の処理部にアクセスし、前記第2のチップセレクト信号をアサートしたとき、第2のアクセス方法により第2の処理部にアクセスすることを特徴とする情報処理方法。
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