JP2009053516A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光路偏向素子を備えて、画像表示素子の有効表示画素数より多い画素数の画像を表示可能な画像装置において、入力画像の解像度や画像の内容に応じて常に最高の画像品質が得られるようにする。
【解決手段】光路偏向素子107の光路偏向動作のON/OFFを制御する偏向制御手段(150、180)を設ける。画像処理回路160は、光路偏向素子107の光路偏向動作がONの場合にはスクリーン109の表示画像の画素数に対応して出力画像データを生成し、光路偏向動作がOFFの場合には画像表示素子106の有効表示画素数に対応して出力画素データを生成する。また、入力画像の解像度を検出する解像度検出手段120を設ける。偏向制御手段は、例えば、入力画像の解像度が画像表示素子の有効表示画素数からなる表示解像度と同一あるいはそれ以下の場合に光路偏向動作をOFFする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ、プロジェクションディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなど、画像データに基づいて照明光を空間光変調して画像光として出射するLCOS(Liquid Crystal On Silicon)などの画像表示素子を使用し、該画像表示素子からの画像光をレンズを通して表示する画像表示装置に係り、特に画像表示素子から出射された画像光の光路を所定の方向に該画像表示素子の画像更新に対応して偏向することで、画像表示素子の有効表示画素数よりも多い画素数の画像を表示可能な画像表示装置に関する。
近年、コンピュータの処理能力の飛躍的増大により表示画像の益々の高解像度化が進んでおり、それに伴って画像表示素子を使用する画像表示装置においても高解像度化の要求が高まってきている。しかしながら、画像表示素子の解像度がその要求に追いついておらず、高解像度化を実現するための様々な技術が提案されている。
その一例として、特許文献1や2などに記載のように、1フレームの画像データを複数のサブフレーム画像に分割して画像表示素子に順次形成すると共に、画像光の光路中に光路を水平及び垂直方向に所定画素ピッチシフトさせる光路シフト手段として光路偏向素子を設け、画像表示素子から出射された画像光をサブフレームごとに順次所定の方向に偏向する(画素ずらし)ことで、画像表示素子の解像度以上の表示を実現している。
特開2002−214579号公報 特開2003−228072号公報
上述にように、光路シフト手段によって画像表示素子の解像度を超える高解像の画像を表示できる画像表示装置についてはいくつか開示されているが、一般的にこれらの技術に用いられる画像表示素子については、光路シフト手段を持たない通常の表示装置への適用を目的に製造されたものを流用してコスト上昇の抑制を図っている場合が多い。しかしながらそれらの画像表示素子は画素間の隙間が小さく、光路シフトによって表示画素数を増倍させようとすると、厳密には表示画像の隣接画素が互いに重なり合うため、入力画像の解像度や画像の内容によっては光路シフトしないで表示素子の画像性能だけで表示したほうが高品質な場合がある。しかしながら従来技術は、そのような要求に対応できなかった。
本発明は、光路偏向手段を備え画像表示素子の有効表示画素数よりも多い画素数の画像を表示可能な画像表示装置において、入力画像の解像度や画像の内容に応じて常に最高の画像品質が得られる画像表示装置を提供することを目的としたものである。
一実施形態では、本発明は、入力画像の解像度が画像表示素子の表示解像度と同一の場合に最高の画像品質を表示可能な手段を提供することを目的としたものである。
他の実施形態では、本発明は、入力画像の解像度が画像表示素子の表示解像度よりも小さい場合に最高の画像品質を表示可能な手段を提供することを目的としたものである。
さらに他の実施形態では、本発明は、ユーザーに操作の煩わしさを与えることなく常に最高の画像品質が得られる表示装置を提供することを目的としたものである。
さらに他の実施形態では、本発明は、入力画像の解像度が画像表示素子の表示解像度よりも大きい場合に最高の画像品質を表示可能な手段を提供することを目的としたものである。
請求項1の発明は、所定の有効表示画素数を有する画像表示素子と、入力画像に基いて前記画像表示素子の各画素に対応した出力画素データを生成する画像生成手段と、前記出力画素データに基いて前記画像表示素子に所定周期で更新される画像を形成する表示制御手段と、前記画像表示素子に形成された画像の光路を所定の方向に前記画像更新に対応して偏向する光路偏向手段とを備え、前記画像表示素子の有効表示画素数よりも多い画素数の表示画像を形成可能とした画像表示装置において、前記光路偏向手段の光路偏向動作のON/OFFを制御する偏向制御手段を備え、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には前記表示画像の画素数に対応して出力画素データを生成し、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記画像表示素子の有効表示画素数に対応して出力画素データを生成することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記入力画像の解像度を検出する解像度検出手段を備え、前記偏向制御手段は、前記入力画像が所定の解像度の場合に前記光路偏向手段の光路偏向動作をOFFすることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度とは前記画像表示素子の有効表示画素数から成る表示解像度と同一の解像度であり、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像をそのまま出力画像として前記出力画素データを生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度は前記画像表示素子の有効表示画素数から成る表示解像度よりも小さい解像度を含み、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像を前記画像表示素子の有効表示画素数からなる表示領域の一部に等倍表示するための出力画素データを生成する等倍表示処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度は前記画像表示素子の表示解像度よりも小さい解像度を含み、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像全体を前記画像表示素子の表示領域の一部に変倍表示するための出力画素データを生成する変倍表示処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記等倍または変倍処理された入力画像を前記画像表示素子の表示領域のどこに表示するかを指定する表示領域指定機能を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5または6のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には、前記画像表示素子の表示領域のうち前記等倍または変倍処理された入力画像の表示領域以外を所定の画像で表示するための出力画素データを生成する余白処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度は前記画像表示素子の表示解像度よりも小さい解像度を含み、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像全体を前記画像表示素子の表示領域全体に表示するための出力画素データを生成する全画面表示処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項2乃至8のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記偏向制御手段は、前記入力画像が前記所定の解像度の場合には前記光路偏向動作を任意にON/OFF切替え可能とし、そうでない場合は常に前記光路偏向動作をONすることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項2乃至9のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合、前記表示画像の解像度と同じまたはそれよりも小さい解像度の画像入力時には、該入力画像を表示画像領域の全部または一部に等倍表示するための出力画素データを生成する等倍表示処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には、前記入力画像を表示画像領域の一部に変倍表示するための出力画素データを生成する変倍表示処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10または11のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には、前記等倍または変倍処理された入力画像を前記表示画像領域のどこに表示するかを指定する表示領域指定機能を備えたことを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には、前記表示画像領域のうち前記等倍または変倍処理された入力画像の表示領域以外を所定の画像で表示するための出力画素データを生成する余白処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合、前記入力画像を前記表示画像領域全体に表示するための出力画素データを生成する全画面表示処理機能を備えたことを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作のON/OFFに応じて前記出力画素データを生成するためのパラメータを生成するパラメータ生成手段と、該パラメータに基いて入力画像を処理するデータ処理手段を備えたことを特徴とする。
請求項16の発明は、 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記表示制御手段は、前記光路偏向動作がONの場合には前記光路偏向動作に対応した画像が表示されるように出力画像データを前記画像表示素子に出力し、前記光路偏向動作がOFFの場合には少なくとも前記光路偏向動作の1周期と同じ期間、同一画像の出力画素データを前記画像表示素子に出力することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記光路偏向手段は、ホメオトロピック配向させたキラルスメクティックC液晶と、該液晶に横電界を印加することで液晶の傾斜角を変化させ、それに伴う複屈折変化で入射光の光路を偏向させる手段を含み、前記偏向制御手段は、前記液晶への横電界の印加をON/OFF制御することを特徴とする。
請求項1の発明では、光路偏向手段を備え画像表示素子の有効表示画素数よりも多い画素数の画像を表示可能な画像表示装置において、光路偏向動作のON/OFFできる手段を備えて表示画像の解像度を切替えられるようにしたので、入力画像の解像度や画像の内容に応じて適した表示画像の解像度を選択でき、常に最高の画像品質が得られる。
請求項2の発明では、入力画像が所定の解像度の場合には自動的に光路偏向動作をOFFするようにしたので、ユーザーに操作の煩わしさを与えることなく常に最高の画像品質が得られる。
請求項3の発明では、特に入力画像が画像表示素子の解像度と同一の場合には自動的に光路偏向動作をOFFして入力画像を表示領域の一部にそのまま表示するようにしたので、入力画像本来の画像品質が得られる。
請求項4の発明では、入力画像の解像度が画像表示素子の解像度よりも小さい場合に自動的に光路偏向動作をOFFして入力画像をそのまま表示するようにしたので、入力画像本来の画像品質が得られる。
請求項5の発明では、入力画像の解像度が画像表示素子の解像度よりも小さい場合に自動的に光路偏向動作をOFFして、入力画像に近い解像度の表示領域いっぱいに変倍表示するようにしたので、大画面で高品質の表示画像が得られる。
請求項6の発明では、表示領域のどこに画像を表示するかを指定できるようにしたので、ユーザーの満足する表示画像が得られる。
請求項7の発明では、入力画像の表示に寄与しない表示領域を例えば黒表示等の処理ができるようにしたので、ユーザーの満足する表示画像が得られる。
請求項8の発明では、入力画像の解像度が画像表示素子の解像度よりも小さい場合に自動的に光路偏向動作をOFFして、入力画像に近い解像度の表示領域いっぱいに全画面表示するようにしたので、大画面で高品質の表示画像が得られる。
請求項9の発明では、入力画像が所定の解像度でない場合は常に光路偏向動作をONするようにしたので、ユーザーが誤って操作した場合でも常に高品質の表示状態が保持される。
請求項10の発明では、入力画像の解像度が画像表示素子の解像度よりも大きい場合には光路偏向動作をONして、画像表示素子の解像度よりも大きい解像度の表示領域の一部または全部に入力画像をそのまま表示するようにしたので、高品質の表示画像が得られる。
請求項11の発明では、入力画像の解像度が画像表示素子の解像度よりも大きい場合には光路偏向動作をONして、画像表示素子の解像度よりも大きい解像度の表示領域いっぱいに変倍表示するようにしたので、大画面で高品質の表示画像が得られる。
請求項12の発明では、請求項6の発明と同じく、表示領域のどこに画像を表示するかを指定できるようにしたので、ユーザーの満足する表示画像が得られる。
請求項13の発明では、請求項7の発明と同じく、入力画像の表示に寄与しない表示領域を例えば黒表示等の処理ができるようにしたので、ユーザーの満足する表示画像が得られる。
請求項14の発明では、入力画像の解像度が画像表示素子の解像度よりも大きい場合には光路偏向動作をONして、画像表示素子の解像度よりも大きい解像度の表示領域いっぱいに全画面表示するようにしたので、大画面で高品質の表示画像が得られる。
請求項15の発明では、画像生成手段は光路偏向動作のON/OFFに応じたパラメータを生成して、該パラメータに基いて入力画像データを処理するようにしたので、光路偏向動作のON/OFF時に対応した出力画像データの生成を実現できる。
請求項16の発明では、表示制御手段は光路偏向動作がON時にはその動作に同期して表示画像が切り替えられるように出力画像データを前記画像表示素子に出力し、光路偏向動作のOFF時には光路偏向動作の1周期と同じ期間、同一画像の出力画素データを前記画像表示素子に出力するようにしたので、光路偏向動作のON/OFF時に対応した画像表示制御を実現できる。
請求項17の発明では、光路偏向手段としてホメオトロピック配向させたキラルスメクティックC液晶と、該液晶に横電界を印加することで液晶の傾斜角を変化させ、それに伴う複屈折変化で入射光の光路を偏向させるようにしたので、表示画像の切り替えに対応して光路の切り替えを高速に行うことができ、高品質の画像表示を実現できる。
以下に本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
図1は、本実施例にかかる画像表示装置の構成例を概略的に示したものである。なお、実施の形態では、本実施例を含めて、一例として水平方向及び垂直方向にそれぞれ1回画素シフトして画像表示素子の有効表示解像度の4倍の表示解像度が得られる画像表示装置について示しているが、本発明はその限りではない。一般に所定の有効表示画素数を有する画像表示素子の該有効表示画素数よりも多い画素数の表示画像を形成可能とした画像表示装置に適用可能である。有効表示画素とは、画像表示素子の有する画素のうち、画素データに基づいて実際に画像表示に寄与する画素の数のことである。例えば、水平方向に1280の画素を垂直方向に768ライン備えた1280×768個の画素を持つ画像表示素子を使用しても、実際には水平方向1024画素分の領域にしか画素データを書き込んで表示に寄与させないような場合には、有効表示画素数は1024×768個となる。
図1において、光源101からの光は放物面リフレクタ102で略平行光となって光インテグレータ103に入る。光インテグレータ103は例えば一対のフライアイレンズアレイで構成されており、光源101からの光を均一化する。光インテグレータ103を出た光はコンデンサレンズ104で集光され、偏向ビームスプリッタ105で反射されて、照明光として画像表示素子106に入射される。ここで、偏向ビームスプリッタ105は照明光と画像光を分離するためのものである。
画像表示素子106は、後述する表示制御回路170からの垂直同期信号VSo、水平同期信号HSo、画像信号Vo及び表示制御クロックCKoに基き有効表示領域の各画素に画像を形成し、入射される照明光を空間光変調する。ここで画像表示素子106としては、例えば反射型液晶の一つであり表示駆動回路が内装されたシリコンバックプレーン上に液晶層が形成されたLCOS(Liquid Crystal On Silicon)などが好適であるが、それに限るものではない。これは他の実施例でも同様である。
画像表示素子106で空間光変調された照明光は、偏向ビームスプリッタ105を透過し、画像光として光路偏向素子107に入射される。光路偏向素子107は、後述する光路偏向素子駆動回路180からの駆動信号PSDに基いて、入射される画像光の光路を設定された量だけシフトさせて出射させるか、あるいはシフトさせずにそのまま出射させる。光路偏向素子107からの出射光は投射レンズ108で拡大されスクリーン109に投射される。
ここで、光路シフト量は画素ピッチの整数分の1であることが好ましい。例えば水平方向及び垂直方向にそれぞれ2倍の画素増倍して4倍の画素増倍を行う場合は、水平方向及び垂直方向それぞれについて画素ピッチの1/2の光路シフトを行うことが好ましい。そして、切り替えられるシフト方向の数に応じて画像フレームを分割した複数のサブフレームを生成して画像表示素子に表示させることで、スクリーン上で見かけ上高精細な画像を表示することができる。図2〜図4はその様子の一例を示したものである。ここで、画像表示素子106の有効表示領域(有効表示画素数)は8×6画素としている。
図2は、8×6画素で構成される画像表示素子106の有効表示領域に表示される画像が後述する表示制御回路170によって (a)→(b)→(d)→(c)→(a)→・・・の順に書き換えられるサブフレーム画像表示の様子を示したものである。一方、図3は、図2に示すサブフレーム画像表示に同期して、後述する光路偏向素子駆動回路180に基づき光路偏向素子107により制御される画像光の光路シフトの様子を、画像表示素子106の1画素に着目して示したものである。さらに、図4はスクリーン109上の画像表示を示したものである。即ち、図2に示すようなサブフレーム画像表示に同期してその画像光を図3に示すように光路シフトさせることにより、スクリーン109上では図4に示すように、それらが合成されて4倍の解像度のフレーム画像が形成、表示される。
なお、図1ではLCOSのように反射型の画像表示素子106を用いた構成例示したが、透過型の画像表示素子を用いた構成例も可能である。これは後述の図14、図22でも同様である。
次に、画像表示素子106及び光路偏向素子107の駆動系について説明する。なお、後述の画像表示素子106の表示解像度及び表示画面の解像度はあらかじめ所定のメモリ等に保持されているものとする。
DVI_I/F回路110は入力画像信号Vinをデコードして水平同期信号HSi、垂直同期信号VSi、画像データDin、及び画像データの同期クロックCKiを出力する。ここで、入力画像信号Vinは例えばDVI(Digital Visual Interface)規格にフォーマットされている。
解像度検出回路120は、垂直同期信号VSi、水平同期信号HSi、同期クロックCKi及び画像データDinを入力して、入力画像の解像度を判別し、入力解像度データRESを出力する。具体的には、解像度検出回路120では、垂直同期信号VSiの1周期期間内における水平同期信号HSiの遷移をカウントすることにより入力画像のライン数を検出し、水平同期信号の1周期期間内における同期クロックCKiの遷移をカウントするとともに画像データDinの状態から入力画像の1ラインあたりの画素数を検出することで、入力画像の解像度を判別し、入力解像度データRESを出力する。入力解像度データRESは、例えば、VGA,SVGA,XGA,UXGA,QXGAなどをコードで示したものである。
書込制御回路130は、入力解像度データRESに基き、水平同期信号HSi、垂直同期信号VSi、及び同期クロックCKiに同期して、画像データDinのフレームメモリ140への書込みアドレスWAを生成し出力する。
フレームメモリ140は、書込みアドレスWAに従って画像データDinを同期クロックCKiのタイミングで書き込む。ここでフレームメモリ140は、データの書込みと読出しを同時に且つそれぞれ非同期に行うことができるデュアルポートメモリが好適であるが、実現手段としては必ずしもこれに限定されるものではない。
偏向制御回路150は、解像度検出回路120で検出された入力画像信号Vinの解像度データRESまたはユーザーによる外部からの操作信号PSC1に応じて、後述する光路偏向素子駆動回路180の制御信号PSを出力する。動作の一例としては、ユーザーの操作がない場合には入力画像信号の解像度データRESに基き、所定の解像度、例えば画像表示素子106の表示解像度(有効表示解像度)と同じかあるいはそれ以下の解像度の画像入力時には制御信号PSを”L”レベルにして、光路偏向素子駆動回路180が光路偏向素子107を動作させないようにし、その他の解像度の画像入力時には制御信号PSを”H”レベルにして、光路偏向素子駆動回路180が光路偏向素子を動作させるようにする。ユーザー操作があると入力画像の解像度に関係なくその操作に応じて制御信号PSを遷移させる。
画像処理回路160は、入力画像の解像度を表示画像の解像度に変換する「全画面表示処理機能」を備える。動作の一例としては、解像度検出回路120からの入力解像度データRESと偏向制御回路150からの制御信号PSに基き、システムクロックSCKに同期して読出しアドレスRAを生成してフレームメモリ140から入力画像データを選択的に順次読出して演算し、出力画像データDoを生成出力する。即ち、制御信号PSが”H”のときは、光路偏向素子107の光路シフト動作による表示解像度(スクリーン上の表示画像の解像度)に対応した画像データを出力し、制御信号PSが”L”のときは、画像表示素子106の表示解像度に対応した画像データを出力する。
入力画像の解像度を表示画像の解像度に変換する処理方法としては多くの方法が知られているが、いずれの方法でもよい。一例として最も汎用的に用いられている方法の一つである「線形補間法」について簡単に説明する。
まず、入力画像の座標空間上に表示画像の各画素をマッピングする。図8および図9はその例を示したものであり、入力画像の解像度が8×6で画像表示素子106の解像度を12×8とし、図8は制御信号PSが”L”で表示画像の解像度が画像表示素子106の解像度と同じ場合、図9は制御信号PSが”H”で表示画像の解像度が増倍されて24×16となった場合について示している。
各表示画素とそれに隣接する入力画素については図10に示すような座標空間上の関係が成り立つので、以下の式(1)に示す計算式で各表示画素データを演算する。
Q=S11・x2・y2+S12・x1・y2+S21・x2・y1+S22・x1・y1 (1)
なお、入力画像の解像度が画像表示素子106の解像度と同じ場合には入力画素と出力画素の座標が完全に一致するようにマッピングすればよい。そうすると、x1=y1=0となって入力画像がそのまま表示画像として出力される。
図6に画像処理回路160の具体的な構成例を示す。マイクロプロセッサ(MPU)161は入力解像度データRESと制御信号PSによって入力画像の解像度と表示画像の解像度を検知し、上記のように入力画像の座標空間上に表示画像の各画素をマッピングして各表示画素に対応した処理パラメータPDを生成し、後述するLUT162への書き込みアドレスLWAとともに、システムクロックSCKに同期して出力する。処理パラメータPDには、例えば解像度変換処理に必要なx1やy1などの座標データ及び隣接する入力画素のアドレスが含まれる。
LUT162は例えばSRAMなどで構成され、書込みアドレスLWAに従って処理パラメータPDをシステムクロックSCKのタイミングで書き込む。ここでLUTの構成の一例としては、制御信号PSが”H”のときには光路偏向動作に対応した表示画像の画素配列に対応したパラメータの配列とし、制御信号PSが”L”のときには、制御信号PSが”H”のときと同じ容量で且つ全てのサブフレームが同じ画像となるような仮想フレームを想定したパラメータ配列とすることができる。そうすることにより、制御信号PSによらず同一の回路構成及び動作速度で処理することができる。
読出制御回路163は、処理パラメータPDの読出しアドレスLRAを生成してLUT162から処理パラメータPD(PDo)を順次読出し、それに含まれている隣接する入力画素のアドレス情報に基いて入力画素データの読出しアドレスRAを生成し、フレームメモリ140から対応する入力画素データRDを読み出す。
演算処理回路164は、処理パラメータPDoに含まれる座標データとフレームメモリ140から読み出された入力画素データRDを式(1)にあてはめて演算し、表示画素データDoを生成する。表示画素データDoはシステムクロックSCKに同期して出力される。また同時に、表示画素データDoがどのサブフレームに属する画素であるかに応じて制御信号WE1〜WE4のいずれか一つが同期して肯定(例えば”H”レベル)される。
図1に戻り、表示制御回路170は、画像処理回路160から入力される表示画素データDoを制御信号WE1〜WE4に基いてサブフレーム化し、画像表示素子106に適した信号形態例えばアナログ電圧に変換して、サブフレーム画像の垂直同期信号VSo及び水平同期信号HSoととともに画像表示素子に出力する。また、フレーム同期信号FSを出力する。
図7に表示制御回路170の具体的な構成例を示す。同期制御回路175は、画像表示に同期して画像データの同期クロックCKo、フレーム同期信号FS、垂直同期信号VSo及び水平同期信号HSoを出力する。
出力メモリ171〜174は例えばFIFOなどで構成され、それぞれ対応する制御信号WE1〜WE4が”H”レベルのとき表示画素データDoをシステムクロックSCKに同期して順次書き込む。すなわち、出力メモリ171〜174にはサブフレーム画像1〜4がそれぞれ書き込まれる。
一方で読出制御回路2は、フレーム同期信号FSに従って読出し制御信号RE1〜RE4を垂直同期信号VSoに同期して順次切り替え、水平同期信号HSoに従って制御する。各出力メモリ171〜174は、対応する読出し制御RE1〜RE4が例えば”H”の期間中のみ、クロックCKoに同期して表示画素データを書き込まれた順に読み出す。読み出された表示画像データ(RDo1〜RDo4のいずれか)はDAコンバータ(DAC)177に入力され、クロックCKoに同期してアナログ電圧Voに変換されて出力される。
図11に戻り、光路偏向素子駆動回路180は、制御信号PSが”H”レベルのとき、表示制御回路170からのフレーム同期信号FS及び垂直同期信号VSoに従ってサブフレーム画像に対応して光路偏向素子107を動作させるべく、クロックCKoに同期して駆動信号PSDを出力する。
図5に、光路偏向素子の一例を示す。なお、このような光偏向素子は例えば特開2003−98502号公報に記載されている。図5において、1は光路シフト素子を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線側断面である。ここで、一対の透明基板2、3が対向して配置されており、少なくとも一方(図5では基板3)には配向膜4が形成されている。そしてこの配向膜4と他方の基板2との間にはキラルスメクチックC相よりなる強誘電液晶が充填され、液晶層5が形成されている。さらに少なくとも一方の基板(図5では基板2)には複数のライン電極9が配置されており、これらの電極は抵抗体12で互いに接続されている。素子両端部にはスペーサ10が設けられている。
このような構成において、電源7から抵抗体12の両端に電圧PSDを印加すると電流が流れ、その通電方向に沿ってライン電極間に電位勾配が形成され、結果として液晶層5に基板に平行な電界が形成される。すると液晶層5中の液晶分子は電界の方向に対応して傾く。このような状態で偏光光を入射すると、複屈折効果が生じて電界の強さや基板間の距離に応じた所定の量だけ光路がシフトされて出力される。電界方向を切り替えればシフト方向を反転させることができる。印加電圧をゼロにすれば光路はシフトされず入射光は直進する。
このような構成の光路シフト素子1を2個、互いのライン電極が90度の角度をなすように光路に沿って近接配置することにより、水平方向及び垂直方向に光路シフトすることが可能となる。
図11〜図13は入力画像に対する全画面表示処理後の表示画像の一例を示したものであり、図11は8×6画素の入力画像、図12及び図13はそれぞれ光路シフト動作がない場合(12×8画素)とある場合(24×16画素)の表示画像を示している。光路シフトがある場合には高解像度の効果で入力画像を忠実に再現しているが、光路シフトがない場合にはスムージング効果が得られ斜め線などがなめらかな表示品質が得られる。操作信号PSC1によりユーザーは好みに応じて任意に選択することができる。
[実施例2]
図14は、本実施例にかかる画像表示装置の構成例を概略的に示したものである。図14において、全体の構成は図1と同じであるが、相違点は、画像処理回路160の入力として、ユーザーによる外部からの操作信号MOD及びPOSが追加されたことである。
画像処理回路160は前述の「全画面表示処理機能」に加えて「等倍表示処理機能」及び「変倍表示処理機能」を備える。操作信号MODは3つの処理機能のうちいずれかを選択するものである。また、操作信号POSは等倍表示処理または変倍処理された入力画像を表示画面上のどこに配置するかを操作する信号である。
画像処理回路160の構成例は図6と同様である。MPU161は入力解像度データRESと制御信号PSによって入力画像の解像度と表示画像の解像度を検知し、操作信号MODによって、等倍表示機能が選択された場合には、操作信号POSに従って入力画像の座標空間上に等倍で表示画像の各画素をマッピングする。図15はその一例として入力画像が6×8画素で、表示画像が12×8画素の場合について示したものである。
このようなマッピングによって、入力画像と座標が一致する表示画素については例えば処理パラメータをx1=y1=0,x2=y2=1とすることにより、式(1)の演算で入力画素データと同じ画素データが生成される。一方、それ以外の表示画素については、x1=x2=y1=y2=0とすることにより黒表示処理(余白処理)することができる。
図16は等倍表示処理による画像表示の例を示したものであり、(a)が入力画像で、(b)がその表示画像を示している。
MPU161は、また、入力解像度データRESと制御信号PSによって入力画像の解像度と表示画像の解像度を検知し、操作信号MODによって変倍表示機能が選択された場合には、操作信号POSに従って入力画像の座標空間上に入力画像のアスペクト比と一致する表示画像領域の各画素をマッピングする。図17はその一例として、入力画像が16×9画素でそれと同じアスペクト比の表示画像領域が24×14画素の場合について示したものである。但し表示画像領域全体としては24×16画素を有するものとする。
このようなマッピングによって、入力画像のアスペクト比と一致する表示画像領域の表示画素については前述の全画面表示と全く同じ例えば処理で表示画素データが生成される。一方、それ以外の表示画素については、前述の等倍処理と同様x1=x2=y1=y2=0 とすることにより黒表示処理(余白処理)することができる。
図18は変倍表示処理による画像表示の例を示したものであり、(a)が入力画像で、(b)がその表示画像を示している。
[実施例3]
画像表示装置の全体構成は図1と同じであるので省略する。本実施例は画像処理回路160の構成にある。
図19は、本実施例にかかる画像処理回路160の構成例を概略的に示したものである。本構成例は図6に示す構成例の演算回路164を複数(図19では4個)備えて並列処理することにより、システムクロックSCKの高周波数化を抑制しつつ処理速度の高速化を図るものである。読出制御回路164はフレームメモリ140から1ラインごとに入力画素データRDを順次読み出し、演算回路164〜164に入力する。演算回路161〜164はそれぞれ対応するサブフレームの表示画素データを生成するために必要な入力画素データを選択し、LUT162から入力される処理パラメータPDoとともに式(1)に基いて演算して表示画素データDoを生成する。
[実施例4]
図20は、本実施例にかかる画像表示装置の構成例を概略的に示したものであり、図14の構成を引用して示したものである。図14との違いは、解像度検出回路120で入力解像度データRES及び後述の信号ENPSを生成して、信号ENPSを偏向制御回路150の入力に追加したことである。
解像度検出回路120は、入力画像が例えば実施例1で述べた所定の解像度以外、即ち画像表示素子106の有効表示解像度よりも大きい場合には信号ENPSを肯定(例えば”H”レベルに)する。偏向制御回路150は信号ENPSが肯定されると、ユーザーによる操作信号PSC1を遮断するなどして無効にする。これによって入力画像が画像表示素子150の有効表示解像度よりも大きい場合には常に光路偏向素子107が動作して(制御信号PSが“H”レベル)、良好な表示品質を提供できる。
以上、本発明の実施の形態についていくつか説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変更、拡張が可能である。
本発明に係る画像表示装置の構成例を示す図。 サブフレーム画像表示の一例を示す図。 画像表示素子の1画素に着目して光路シフトの様子を示した図。 光路シフトによりサブフレーム画像が合成されて表示される様子を示した図。 光路偏向素子の構成例を示す図。 画像処理回路の構成例を示す図。 表示制御回路の構成例を示す図。 入力画素と表示画素の対応の一例を示す図。 入力画素と表示画素の対応の別の一例を示す図。 表示画素とそれに隣接する入力画素の座標空間上の関係を示す図。 入力画像の一例を示す図。 光路シフト動作なしの場合の表示画像の一例を示す図。 光路シフト動作ありの場合の表示画像の一例を示す図。 本発明に係る画像表示装置の別の構成例を示す図。 入力画像の座標空間上に等倍で表示画像の各画素をマッピングする様子を示す図。 等倍表示処理による画像表示の一例を示す図。 入力画像の座標空間上に変倍で表示画像の各画素をマッピングする様子を示す図。 変倍表示処理による画像表示の一例を示す図。 画像処理回路の別の構成例を示す図。 本発明に係る画像表示装置の更に別の構成例を示す図。
符号の説明
101 光源
102 放物面リフレクタ
103 光インテグレータ
104 コンデンサレンズ
105 偏向ビームスプリッタ
106 画像表示素子
107 光路偏向素子
108 投射レンズ
110 DVI_I/F回路
120 解像度検出回路
130 書込制御回路
140 フレームメモリ
150 偏向制御回路
160 画像処理回路
170 表示制御回路
180 光路偏向素子駆動回路

Claims (17)

  1. 所定の有効表示画素数を有する画像表示素子と、入力画像に基いて前記画像表示素子の各画素に対応した出力画素データを生成する画像生成手段と、前記出力画素データに基いて前記画像表示素子に所定周期で更新される画像を形成する表示制御手段と、前記画像表示素子に形成された画像の光路を所定の方向に前記画像更新に対応して偏向する光路偏向手段とを備え、前記画像表示素子の有効表示画素数よりも多い画素数の表示画像を形成可能とした画像表示装置において、
    前記光路偏向手段の光路偏向動作のON/OFFを制御する偏向制御手段を備え、
    前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には前記表示画像の画素数に対応して出力画素データを生成し、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記画像表示素子の有効表示画素数に対応して出力画素データを生成することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、前記入力画像の解像度を検出する解像度検出手段を備え、前記偏向制御手段は、前記入力画像が所定の解像度の場合に前記光路偏向手段の光路偏向動作をOFFすることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度とは前記画像表示素子の有効表示画素数から成る表示解像度と同一の解像度であり、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像をそのまま出力画像として前記出力画素データを生成することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項2または3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度は前記画像表示素子の有効表示画素数から成る表示解像度よりも小さい解像度を含み、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像を前記画像表示素子の有効表示画素数からなる表示領域の一部に等倍表示するための出力画素データを生成する等倍表示処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度は前記画像表示素子の表示解像度よりも小さい解像度を含み、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像全体を前記画像表示素子の表示領域の一部に変倍表示するための出力画素データを生成する変倍表示処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項4または5のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記等倍または変倍処理された入力画像を前記画像表示素子の表示領域のどこに表示するかを指定する表示領域指定機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項5または6のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には、前記画像表示素子の表示領域のうち前記等倍または変倍処理された入力画像の表示領域以外を所定の画像で表示するための出力画素データを生成する余白処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記所定の解像度は前記画像表示素子の表示解像度よりも小さい解像度を含み、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がOFFの場合には前記入力画像全体を前記画像表示素子の表示領域全体に表示するための出力画素データを生成する全画面表示処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  9. 請求項2乃至8のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記偏向制御手段は、前記入力画像が前記所定の解像度の場合には前記光路偏向動作を任意にON/OFF切替え可能とし、そうでない場合は常に前記光路偏向動作をONすることを特徴とする画像表示装置。
  10. 請求項2乃至9のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合、前記表示画像の解像度と同じまたはそれよりも小さい解像度の画像入力時には、該入力画像を表示画像領域の全部または一部に等倍表示するための出力画素データを生成する等倍表示処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には、前記入力画像を表示画像領域の一部に変倍表示するための出力画素データを生成する変倍表示処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  12. 請求項10または11のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には、前記等倍または変倍処理された入力画像を前記表示画像領域のどこに表示するかを指定する表示領域指定機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  13. 請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合には、前記表示画像領域のうち前記等倍または変倍処理された入力画像の表示領域以外を所定の画像で表示するための出力画素データを生成する余白処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作がONの場合、前記入力画像を前記表示画像領域全体に表示するための出力画素データを生成する全画面表示処理機能を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記画像生成手段は、前記光路偏向動作のON/OFFに応じて前記出力画素データを生成するためのパラメータを生成するパラメータ生成手段と、該パラメータに基いて入力画像を処理するデータ処理手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記表示制御手段は、前記光路偏向動作がONの場合には前記光路偏向動作に対応した画像が表示されるように出力画像データを前記画像表示素子に出力し、前記光路偏向動作がOFFの場合には少なくとも前記光路偏向動作の1周期と同じ期間、同一画像の出力画素データを前記画像表示素子に出力することを特徴とする画像表示装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像表示装置において、前記光路偏向手段は、ホメオトロピック配向させたキラルスメクティックC液晶と、該液晶に横電界を印加することで液晶の傾斜角を変化させ、それに伴う複屈折変化で入射光の光路を偏向させる手段を含み、前記偏向制御手段は、前記液晶への横電界の印加をON/OFF制御することを特徴とする画像表示装置。
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