JP2011006852A - 表装材、壁部表面仕上げ方法及び壁部表面構造 - Google Patents

表装材、壁部表面仕上げ方法及び壁部表面構造 Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易でコンパクトに梱包でき、防水性に優れた表装材と、この表装材を用いる施工容易で外観の優れた壁部表面仕上げ方法及び壁部表面構造を提供する。
【解決手段】建築物の壁部表面部を仕上げるための表装材であって、矩形の平面形状を有する基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、前記基板の側面の全周を防水性シート材で被覆すると共に、矩形の基板の少なくとも1辺における底面部からは防水性シート材からなる重ね代部を張出させた表装材。
【選択図】図3

Description

本発明は、建築物の室内外の立壁面、床面、または天井面等の任意の壁部の表面部へ適用する表装材と、この表装材を用いて行う壁部表面仕上げ方法と、この壁部表面仕上げ方法によって構成される壁部表面構造に関する。
従来、この種の表装材として、図1(a)に示すように、表面に化粧を施した板材100の隣接する2辺に裏面段部101が形成されるとともに、残りの2辺に前記裏面段部101と凹凸の嵌合関係で対応する表面段部102が形成されているものを例示することができる。この表装材を室内外の壁面、床面、または天井面等に貼り着けるには、図1(b)に示すように、隣接する表装材の裏面段部101と表面段部102とが嵌合されて、各表装材が壁部表面等に固定されるようになっていた。
しかし、このような表装材においては、板材の端部に各段部101、102を切削加工する必要があり、その製作に手間がかかるものであった。
特公平7−59841号公報。 この特許文献1には、不織布等の基材部に合成樹脂等よりなる化粧材部を重ね合わせた表装材を開示している。
しかし、特許文献1に開示された表装材は全体として可撓性を有するために、壁部表面の下地が連続した平滑面でない場合には、その壁部表面に表装材を凹凸なく整然と貼り着けるのが難しいという不具合があった。
特開平10−88766号公報。 この特許文献2には、図2に示すように、基板201と、その基板201の表面に貼着された介装シ−ト202と、その介装シ−ト202の表面に定着された化粧材部203からなる表装材を開示している。
この表装材は、より具体的には、化粧材部203及び基板201を同形同大に形成し、介装シ−ト202をそれらより大きく形成したもとで、介装シ−ト202の表面には、その一角に合わせて化粧材部203の裏面を貼着している。そして介装シ−ト202の裏面には化粧材部203が貼着された一角の対角に合わせて基板201を貼着し、これら化粧材部203及び基板201の貼着により、介装シ−ト202の表裏面には、介装シ−ト202の対角線を介して相互に対向した重ね代部204、205が形成されている。なお、重ね代部204、205には粘着剤を塗布し、その上に剥離テ−プ206、207を貼り着けることにより、前記の粘着剤を被覆保護している。
特許文献2に開示された上記の表装材は、製作及び施工が容易であるとともに、平面の下地が連続した平面でなくても、表装材の表面に凹凸が生じることなく整然と貼り着けることができ、更に、介装シ−ト202に形成された表裏面の重ね代部204、205が表装材間の目地部を兼ねたジョイントとして有効に機能する、等の多くの利点を持っている。
しかし、従来の表装材においては、多数の表装材を前後(上下)・左右方向に隣接させて配列し、壁部表面を構成した場合における壁部表面の防水性には必ずしも十分な配慮がなされていないものもあった。
又、特許文献2の表装材において、介装シ−トにより形成する重ね代部は優れた着眼であるが、基板の表面側に設けた介装シ−ト及び化粧材部の一部がそのまま基板の表面側から張り出しているため、表装材全体として嵩張る形態となっており、製造工場からの出荷時等においては、多数の表装材を梱包する際にコンパクトに梱包し難いという問題があった。
そこで本発明は、製造が容易でコンパクトに梱包でき、防水性に優れた表装材と、この表装材を用いる施工容易で外観と防水性に優れた壁部表面仕上げ方法及び壁部表面構造を提供することを、解決すべき技術的課題とする。
(第1発明)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるための表装材であって、基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、かつ、前記基板の側面の全周を防水性シート材で被覆してなる、表装材である。
なお、「防水性シート材」とは、少なくとも防水性を有し、更に好ましくは透湿性をも備えたシート材をいう。以下の各発明においても同様である。
(第2発明)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるための表装材であって、矩形の平面形状を有する基板の表面側に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、かつ、矩形の基板の少なくとも1辺における底面部からは防水性シート材からなる重ね代部を張出させた、表装材である。
(第3発明)
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるための表装材であって、矩形の平面形状を有する基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、かつ、前記基板の側面の全周を防水性シート材で被覆すると共に、矩形の基板の少なくとも1辺における底面部からは防水性シート材からなる重ね代部を張出させた、表装材である。
(第4発明)
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第1発明又は第3発明に係る表装材において、基板の側面の全周を被覆する防水性シート材が、表面側においては基板と化粧材部とに挟まれる位置まで延設されている、表装材である。
(第5発明)
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、前記第1発明〜第4発明のいずれかに係る表装材において、基板表面の周縁部には、一定の幅で、化粧材部の形成されていない目地手当て部を構成した、表装材である。
(第6発明)
上記課題を解決するための本願第6発明の構成は、第1発明〜第5発明のいずれかに係る表装材を貼付して建築物の任意の壁部表面部を仕上げる方法であって、以下の(1)〜(3)に従って行う、壁部表面仕上げ方法である。
(1)複数の表装材を互いに隣接する状態で壁部の下地に順次接着して貼付する。
(2)表装材が第2発明又は第3発明に係る重ね代部を備える表装材である場合には、重ね代部が張出した方向に隣接する表装材を重ね代部上に重ねて接着する。
(3)表装材を所望の目地幅を開けて隣接させる場合には目地部にシール材を充填し、表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合には表装材の基板の側面同士を直接に接着させる。
(第7発明)
上記課題を解決するための本願第7発明の構成は、第1発明〜第5発明のいずれかに係る表装材を貼付して建築物の任意の壁部表面部を仕上げた構造であって、以下の(1)〜(3)の構成を備える、壁部表面構造である。
(1)複数の表装材を互いに隣接する状態で壁部の下地に接着して貼付している。
(2)表装材が第2発明又は第3発明に係る重ね代部を備える表装材である場合には、重ね代部が張出した方向に隣接する表装材を重ね代部上に重ねて接着している。
(3)表装材を所望の目地幅を開けて隣接させる場合には目地部にシール材を充填し、表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合には表装材の基板の側面同士を直接に接着させている。
本発明の表装材は、基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなるので、前記の特許文献1に開示された表装材とは異なり、下地が連続した平面でなく凹凸を伴う場合でも、表装材の表面に凹凸が生じることなく整然と貼り着けることができる。
更に本発明によれば、以下の(a)〜(f)の効果を期待することができる。
(a)第1発明に係る表装材は基板の側面の全周を防水性シート材で被覆しているので、個々の表装材が優れた防水性を備え、表装材を固定した箇所への外部からの水の浸入を有効に防止できる。又、上記の防水性シート材によって、基板の側面と目地部シール材との界面からの水の浸入が良好に防止される。特に、基板が発泡体(即ち多孔質体)である場合には、基板の側面にも多数の細孔が露出している。そして、高粘度のシール材が基板の細孔に密着し孔内まで充填されることは期待できない。従って、上記の防水性シート材がない状態では、基板の側面とシール材との界面からの水の浸入を許し易い。しかし基板の側面の全周を防水性シート材で被覆しておけば、このような不具合を防止できる。更に、シート材が透湿性をも有する場合、基板の材料の内部又は周囲部に浸入した水分を発散させることが可能となり、防水効果が一層高くなる。
とりわけ、第4発明に係る表装材においては、基板の側面の全周を被覆する防水性シート材が、表面側においては基板と化粧材部とに挟まれる位置まで延設されているので、基板と化粧材部との境い目からの水分の浸入が阻止されることとなり、著しく優れた防水性を備える。
(b)第2発明に係る表装材においては、基板の少なくとも1辺における底面部から防水性シート材の重ね代部を張出させており、この重ね代部上に隣接する表装材を重ねて接着するので、表装材のジョイント部(目地部)においても優れた防水性を備える。例えば表装材間に目地部を設定してシール材を充填した場合において、仮に基板の側面とシール材との界面からの水の浸入が起こっても、あるいはシール材に亀裂が発生して水の浸入が起こっても、重ね代部を構成する防水性シート材によって表装材の裏面側への水の浸入が阻止される。
(c)第3発明に係る表装材においては、基板の側面の全周を防水性シート材で被覆すると共に、基板の少なくとも1辺における底面部からは防水性シート材の重ね代部を張出させているので、上記の(a)、(b)の効果が併せて得られる。
(d)しかも、上記の重ね代部は、前記特許文献2に開示された表装材の場合と同様に表装材間の目地部を兼ねたジョイントとして有効に機能するだけでなく、基材から介装シ−ト及び化粧材部が張出している特許文献2の表装材とは異なり、基板の底面部から張出した重ね代部(防水性シート材)を折りたたんで梱包できるため、梱包時に嵩張らない。又、この重ね代部に固定用のアンカーピン等を打ち込んだ後にその上に隣接する表装材を重ねて接着すれば、アンカーピン等の打ち込み部分は完全に隠れてしまい、その打ち込み部分の外観を整えるための表面処理を何ら要しない。
(e)第5発明に係る表装材においては、基板表面の周縁部に、一定の幅で、化粧材部の形成されていない目地手当て部を構成したので、表装材を目地幅を開けて隣接させる場合には、目地部に充填するシール材の養生テープの貼り代として目地手当て部を利用することができる。例えば、化粧材部に凹凸模様が形成されている場合には、化粧材部を養生テープの貼り代として利用できないので、貼り代として目地手当て部を有効に利用できる。表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合には、目地手当て部がそのまま外観上の目地部を形成する。
(f)なお、本発明の表装材を用いて建築物の任意の壁部表面部を仕上げる場合においては、適宜な接着剤を用いて壁部の下地上に表装材を接着して行けば良く、又、表装材が重ね代部を備える場合においては壁部の下地上に表装材とその重ね代部を接着して、その重ね代部上に重ねるように隣接の表装材を接着して行けば良いので、施工が容易である。なお、隣接の表装材は目地幅を開けて又は目地幅をとらずに接着することができる。目地幅を開けた場合はそこにシール材を充填し、目地幅をとらない場合は隣接する表装材の基板側面同士を接着させれば良い。
従来技術に係る表装材を示す図であって、図1(a)は斜視図を示し、図1(b)は表装材同士の段部の嵌合状態を示す。
従来技術に係る表装材を、その一部を切り欠き状態で示す斜視図である。
本発明の実施例に係る表装材を示す図であって、図3(a)は斜視図を示し、図3(b)はそのX−X線に沿う断面図を示す。
図4(a)及び図4(b)は、図3(a)及び図3(b)における表装材の一部をそれぞれ拡大し、接着剤層の図示を省略したもとで、隣接する表装材との組合わせ状態を示す図である。
本発明の実施例に係る表装材の壁面構造における目地部を示す断面図であって、図5(a)は表装材を目地幅を開けて隣接させる場合を示し、図5(b)は表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合を示す。
本発明の実施例に係る表装材の壁面構造の平面図を示す。
次に、本発明を実施するための形態を、その最良の形態を含めて説明する。
〔表装材〕
本発明に係る表装材は、建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるためのものである。建築物における「壁部」とは、建築物の室内外の立壁面、床面、又は天井面等の、表装材の施工対象となり得る任意の壁部をいう。
又、本発明に係る表装材は、基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなるものである。なお、基板表面の周縁部には、一定の幅で、化粧材部の形成されていない目地手当て部を構成することが好ましい。「一定の幅」は、表装材全体のサイズ等との関係で一律には規定できないが、施工後に目地をして利用することを考慮すると、2〜20mm程度とすることが好ましい。
〔基板及び化粧材部〕
基板の種類は限定されないが、例えば断熱効果が高く、比較的軽量である発泡塩化ビニル、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ウレタン、発泡イソシアネート等の合成樹脂の発泡体、シラスボード、ALC等が好ましく例示される。他にも、建築物の内外壁に用いられる合板、単板、木質繊維板、石膏ボード、GRC板、スレート板、窯業系サイディング、押出し成形セメント板、鉄板等も例示される。
基板の強度性の点からは、ALC,合板,単板,木質繊維板,石膏ボード,GRC板,スレート板,窯業系サイディング,押出し成形セメント板等が好ましく用いられる。基板の固定性の点からは、重量が比較的軽く、合成樹脂を主成分とした発泡体が好ましく用いられる。
この合成樹脂を主成分とした発泡体には、前記の発泡塩化ビニル、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ウレタン、発泡イソシアネート等の合成樹脂の発泡体、また、これら発泡体に無機粉末が混入されたもの等がある。これらを用いることで、建築物に掛かる重量が少なくなる。又、合成樹脂を主成分とした発泡体を基板に用いると、下地面が凹凸を伴う場合にも、基板の裏面側が下地の凹凸に合わせて変形することができるので、仕上げ面を平滑に仕上げることができる。これら発泡体の中でも比較的燃え難い発泡イソシアネートが好ましく用いられる。
更に、実施例において後述するように、表装材の重ね代部をシート止めピン等で壁部の下地に固定する際に、基板に対してその裏側から喰い込む表装材固定具をピンと併用することができるが、このような場合には、表装材固定具が喰い込みやすい発泡体製の基板が特に好ましい。
化粧材部の種類は限定されないが、例えば、天然石やその砕石、着色骨材、着色プラスチック砕粒を、合成樹脂エマルション、溶剤型合成樹脂、ホットメルト樹脂等を用いて成形して構成される。又、建築用仕上げ塗材を基板上に塗装することにより化粧材部とすることもできる。化粧材部は、その表面に模様が施され、あるいは意匠的な凹凸形状が形成されていても良い。
〔第1のタイプの表装材〕
本発明に係る表装材には三つのタイプがある。その内の第1のタイプの表装材は、基板の側面の全周を防水性シート材で被覆してなる表装材である。このタイプの表装材においては、基板の平面形状は壁面施工に支障のない限りにおいて限定されないが、好ましくは角形、特に矩形のものが挙げられる。
上記の防水性シート材は、表装材の防水性を一層向上させる点から、特に好ましくは、基板の側面の全周を被覆するだけでなく、基板の表面側においては基板と化粧材部とに挟まれる位置まで延設されている(即ち、防水性シート材の端部が基板と化粧材部との間に入り込んでいる)。防水性シート材のこのような実施形態は、基板の表面側まで防水性シート材を回り込ませた状態で、その上に化粧材部を塗装又は接着させことにより、容易に実現することができる。なお、防水性シート材は、基板の裏面側においても基板の裏面端縁部を被覆する位置まで延設されていても良い。
防水性シート材としては、防水性に優れたシート状のものである限りにおいて限定されないが、より好ましくは透湿性をも備えたものである。防水性と透湿性を備えたシート材として、織布、不織布、セラミックペーパー、合成紙、メッシュ等であって一定の強度性と耐久性を有するものを基材とし、この基材に塗料や樹脂を塗布したり、樹脂フィルムをラミネートしたりするという処理を施したシート材が挙げられる。防水性の程度は必ずしも限定されないが、例えば、JIS A 6909:2003の透水性試験のB法による測定において、0.5ml以下の数値を示すことが例示される。透湿性の程度も必ずしも限定されないが、例えば、JIS Z 0208:1976に示されている透湿度試験方法に準じた透湿度測定により求めた値が100g/m・24hr以上にあること、が例示される。
〔第2のタイプの表装材〕
本発明に係る第2のタイプの表装材においては、基板が角形、特に好ましくは矩形の平面形状を有し、その基板の少なくとも1辺における底面部からは、防水性シート材からなる重ね代部を張出させている。
基板が正方形や長方形といった矩形の平面形状を有する場合において、より好ましくは、基板の隣接する2辺における底面部から前記重ね代部を張出させている。その場合、複数の表装材を互いに隣接状態で貼付けて施工する際、必ず隣接する一方の表装材の重ね代部上に他方の表装材が貼付けられるという条件を満たすことができる。
重ね代部の表面側には接着剤層を形成しておけば、施工時において、その上に隣接する表装材を容易に貼付けることができるため、表装材による壁部表面の仕上げが容易に行え、施工時間を短縮できる。この接着剤層は、施工時に至るまでは、容易に剥離できるテープで被覆して保護することができる。接着剤としては、限定はされないが、アクリルゴム系あるいは非加硫ブチルゴム系のものが特に良く、他にもシリコーンゴム系,スチレンブタジエンゴム系,ポリイソプレン系,ポリビニルエーテル系等の接着剤を利用できる。被覆・保護用のテープとしては、粘着テープ、ラベル等に通常用いられる公知材料であって、紙にフッ素樹脂、シリコーン樹脂等を塗布したものを利用すれば良い。
防水性のシート材の内容は、上記した第1のタイプの表装材の場合と同様である。
〔第3のタイプの表装材〕
本発明に係る第3のタイプの表装材においては、上記の第1及び第2のタイプの表装材の特徴を併せ持つ。即ち、後述の実施例において具体的に示すように、矩形の平面形状を有する基板の側面の全周を防水性シート材で被覆すると共に、基板の少なくとも1辺、より好ましくは隣接する2辺における底面部から防水性シート材からなる重ね代部を張出させている。特に好ましくは、基板の側面の全周を被覆する防水性シート材と重ね代部を構成する防水性シート材とは連続した単一のシート材からなり、両者間に継ぎ目を伴わない。
〔壁部表面仕上げ方法及び壁部表面構造〕
本発明の壁部表面仕上げ方法は、上記した第1〜第3のいずれかのタイプの表装材、特に好ましくは第3のタイプの表装材を建築物の壁面下地に貼付して壁部表面部を仕上げる方法である。
その施工の要領としては、基本的には複数の表装材を互いに隣接する状態で壁部の下地に順次接着して貼付するのである。その際、表装材の基板の裏面及び基板から張り出した重ね代部の裏面に、及び/又は下地に、適宜な接着剤を塗布しておいて貼付することができる。
接着剤としては、例えば、セメント、石膏等の無機系接着剤、天然ゴム系接着剤、ブチルゴム系、アクリルゴム系、シリコーン系、変性シリコーン系等のエラストマー系接着剤、EVA系、アクリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系等の熱可塑性樹脂系接着剤、メラミン樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、フェノール樹脂系等の熱硬化性樹脂系接着剤等の有機系接着剤、ポリマーセメント等の無機系と有機系とを複合した接着剤等を使用することができる。
また、基板から張り出した重ね代部に隣接する表層材を重ねて接着する部分では、重ね代部の表面及び/又は隣接する表層材の裏面に適宜な接着剤を塗布しておいて貼付することができる。
また、基板及び重ね代部の裏面に予め接着剤層を形成して容易に剥離できるテープで被覆しておくことも可能である。
表装材の基板及び重ね代部を下地に貼付した後、重ね代部を保護していたテープを剥離して取り除き、重ね代部が張出した方向に隣接する表装材を、その重ね代部上に重ねて接着する。
なお、表装材の基板及び重ね代部を下地に貼付した後、その重ね代部をシート止め用のピン等の固定具を用いて下地に固定したもとで、隣接する表装材を接着することも好ましい。固定具としては、限定はされないが、例えば各種のアンカーピンを用いることができる。ワッシャ部材を併用するアンカーピンも好ましい。そのワッシャ部材の端部に起立形成され尖状部を備え、この尖状部が発泡材料製の基板に喰い込むようになっている場合、基板に対する強い固定効果も期待できるので、特に好ましい。アンカーピンの他にも、皿ビス、釘、コンクリート釘、木ねじ等の固定具を利用できる。
隣接する表装材を貼付する際には、所望の目地幅を開けて隣接させることもできるし、目地幅をとらずに隣接させることもできる。目地幅を開けて隣接させる場合には、その目地部にシール材を充填する。目地部へのシール材の充填の際には、表装材に設けた目地手当て部を養生テープの貼り代として有効利用できる。一方、表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合には、表装材の基板側面部に適宜な接着剤を塗布することにより、表装材同士を密に接着させることができる。この部分に使用する接着剤としては、表装材を下地に貼り付ける接着剤と同様のものが利用できる。
また、基板側面部に予め、重ね代部の場合と同様の接着剤層を形成して容易に剥離できるテープで被覆しておき、施工時にテープを剥離することも可能である。表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合は、隣接する表装材の1対の目地手当て部が外観上の目地部を構成する。
なお、施工する壁面の貼り終いの部分や、壁面における窓枠等の開口部では、寸法上の納まりが悪く、正規のサイズの表装材を貼付できない場合がある。その場合には表装材を適宜に割ったり削ったりしてダウンサイジングさせたものを用いることができる。
以下に本発明の実施例を図面に基いて説明する。本発明の技術的範囲は以下の実施例によって限定されない。又、実施例を示す図面においては、図示の便宜上、特定の部位の幅や部材の厚さ等を誇張して表現している場合がある。
〔第1実施例:表装材〕
本実施例に係る表装材1の斜視図を図3(a)に示し、そのX−X線に沿う断面図を図3(b)に示す。なお、図3(a)においては、X−X線と直交する方向線に沿う断面図も、その図示は省略するが、図3(b)と全く同様に表れる。この表装材1は、建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して、当該壁部表面部を仕上げるためのものである。
表装材1において、図3(a)では外観上露出していない略正方形の基板2の表面に、化粧材部3を、基板2に対して塗装し又は接着することにより形成している。基板2は前記したような軽量の合成樹脂発泡体製であり、そのサイズは各1辺が280mm程度、厚さが20mm程度である。又、化粧材部3は、詳細には図示しないが、表面に意匠的な波形の凹凸形状が形成されており、装飾的外観を持っている。化粧材部3の平面サイズは、各1辺が270mm程度であって基板2よりもやや小さいため、基板2表面の周縁部には、数mm程度の一定の幅で、化粧材部3の形成されていない目地手当て部4が構成されている。
図3(b)から分かるように、基板2の側面の全周は、防水性シート材からなる被覆シート5で被覆されている。この防水性シート材としては、ポリエステル製の不織布の両面にアクリル樹脂ペイントをナイフコーターによりコーティングしてなる、防水性及び透湿性に優れたシート材を用いている。
被覆シート5は単に基板2の側面を被覆するだけでなく、基板2の表面側においては目地手当て部4を覆うと共に、基板2と化粧材部3とに挟まれる位置まで延設されている。基板2に対して、上記のように被覆シート5を被着した後に化粧材部3を形成すれば、このような構成となる。この被覆シート5は、図3(b)の左端部に図示するように、基板2における隣接する2辺の裏面側においても基板2の裏面の端縁部をある程度の幅で被覆する位置まで延設されている。
一方、図3(b)の右端部に図示するように、基板2における他の隣接する2辺の底面部からは重ね代部6を張出させている。この重ね代部6は、上記の被覆シート5から継ぎ目なく延設された防水性シート材を平面方向に折り曲げて形成したものである。基板2における隣接する2辺の裏面から重ね代部6の裏面にかけて、重ね代部6を補強する目的で、図3(a)及び図3(b)に一点鎖線で示すように、防水性シート材からなる補強シート6aを接着しても良い。重ね代部6の横幅は基板2の1辺の幅とほぼ一致し、その縦幅(張出し方向の幅)は50mm程度であるが、これらの寸法は適宜に縮小あるいは拡大しても良い。
重ね代部6の表面側には、隣接する表装材を接着するための接着剤層7を形成している。なお、図4及び図5においては接着剤層7の図示を省略している。接着剤層7は、施工時に至るまでは、容易に剥離できるテープ8で被覆して保護している。
本実施例の表装材1は、施工時において隣接する表装材との間に一定の目地幅を開けて貼付けることを予定している。そのため、重ね代部6の表面における基端側には、接着剤層7を形成しない非接着部9を目地幅に相当する幅で設けている。なお、施工時において隣接する表装材同士を目地幅をとらずに隣接させることを予定している場合には、重ね代部6の表面の全面に接着剤層7が形成され、かつ、その接着剤層7がテープ8で被覆して保護される。
〔第2実施例:壁部表面仕上げ〕
本実施例における壁部表面仕上げは、第1実施例に係る表装材1を用いて以下のように行う。即ち、まず表装材1を壁部の下地に接着して貼付する。その際、下地には適宜な接着剤を塗布しておき、この接着剤によって、表装材1の基板2の裏面及び基板2から張り出した重ね代部6の裏面の全体を接着する。
次いで重ね代部6の接着剤層7を保護していたテープ8を剥離して取り除き、更に図4(a)に示すように、重ね代部6における1ケ所ないし複数ケ所の適宜な部分にシート止め用のアンカーピン10を打ち込んで強く固定する。このアンカーピン10はワッシャ部材11を併用するもので、ワッシャ部材11はその両端部に図示するような起立形成された尖状部を備え、その尖状部が合成樹脂発泡体製の基板1に喰い込むことができるようになっている。
図4(a)、図4(b)に示すように、こうして表装材1を壁部の下地に貼付けた後、隣接する表装材1における重ね代部が張り出していない1辺側を接するようにして、隣接する表装材1(1点鎖線で示す)を所望の目地幅を開けて貼付ける。その際にも、下地には適宜な接着剤を塗布しておく。隣接する表装材1は、下地に塗布した接着剤と、先に貼付けを完了した表装材1における重ね代部6の接着剤層7(図示省略)に押し付けることによって、所望の目地幅を開けて貼付けられる。又、その押し付けの際、基板が前記ワッシャ部材11における起立形成された尖状部の喰い込みを受けて、強く固定される。
図5(a)に示すように、下地12上に隣接して貼付けられた表装材1の間の目地幅部分にはバックアップ材13を詰めたもとで、シール材14を充填する。このようなシール材14の充填に当たっては、シール材14が両側の表装材1に塗着されないように、予め表装材1の端縁部を養生テープ15で覆うが、その際、表装材1に設けた目地手当て部4を養生テープ15の貼り代として有効に利用できる。表装材1がこのような目地手当て部4を備えていない場合、表装材1の化粧材部3上に養生テープ15を貼ることになるが、本実施例のように化粧材部3の表面に凹凸形状が形成されている場合には、養生テープ15を貼付けることが難しい。
表装材1を目地幅をとらずに隣接させて下地12上に貼付けた場合には、図5(b)に示す状態となる。この場合、表装材1の側面部に適宜な接着剤を塗布することにより、表装材1同士を密に接着させることが好ましい。そして、隣接する表装材の1対の目地手当て部4が外観上の目地部を構成する。その意味では、目地手当て部4を覆う被覆シート5に化粧材部3とは異なる良好な色彩を与えておき、視覚的効果の優れた目地部を構成させることも好ましい。
こうして、図6に示すように、施工する壁面の下地上に表装材1を前後(上下)・左右方向へ順次に隣接させて貼付ける壁部表面仕上げ方法を行い、壁部表面構造を完成するのである。図6においては表装材1間に目地幅を開けて貼付ける場合を図示しているが、個々の表装材1について化粧材部3の図示を省略している。
図6では、左下の部分が壁面の貼り始めの隅部であって、ここに最初の表装材1を、その2辺の重ね代部6が図の右方と上方に向かって張り出す状態で、貼付けている。そして、前記の要領で、これらの重ね代部6の接着剤層7から保護テープ8を剥離してワッシャ部材11付きのアンカーピン10等を打ち込み、一定の目地幅を開けて、次の表装材1を、やはりその2辺の重ね代部6が図の右方と上方に向かって張り出す状態で、貼付けている。
又、図6では、右端が壁面の貼り終いの部分である(図示の便宜上、壁面の左右幅を非常に狭く設定している)が、この部分では、寸法上の納まりの問題から正規のサイズの表装材1を貼付できないので、分割加工や切削加工により左右幅を小さくしたアジャスト用表装材1aを貼付している。図示はしないが、壁面における窓枠等の開口部の周縁部等の納まりのためにも、このようなアジャスト用表装材1aを用いることができる。
目地幅を開けた目地部16には適宜なシール材を充填している。
本発明によって、製造が容易でコンパクトに梱包でき、防水性に優れた表装材と、この表装材を用いる施工容易で外観の優れた壁部表面仕上げ方法及び壁部表面構造が提供される。
1 表装材
1a アジャスト用表装材
2 基板
3 化粧材部
4 目地手当て部
5 被覆シート
6 重ね代部
6a 補強シート
7 接着剤層
8 テープ
9 非接着部
10 アンカーピン
11 ワッシャ部材
12 下地
13 バックアップ材
14 シール材
15 養生テープ
16 目地部

Claims (7)

  1. 建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるための表装材であって、基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、かつ、前記基板の側面の全周を防水性シート材で被覆してなることを特徴とする表装材。
  2. 建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるための表装材であって、矩形の平面形状を有する基板の表面側に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、かつ、矩形の基板の少なくとも1辺における底面部からは防水性シート材からなる重ね代部を張出させたことを特徴とする表装材。
  3. 建築物における任意の壁部表面部に複数枚貼付して当該壁部表面部を仕上げるための表装材であって、矩形の平面形状を有する基板の表面に装飾的外観を持つ化粧材部を塗装又は接着させてなり、かつ、前記基板の側面の全周を防水性シート材で被覆すると共に、矩形の基板の少なくとも1辺における底面部からは防水性シート材からなる重ね代部を張出させたことを特徴とする表装材。
  4. 前記第1発明又は第3発明に係る表装材において、基板の側面の全周を被覆する防水性シート材が、表面側においては基板と化粧材部とに挟まれる位置まで延設されていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の表装材。
  5. 前記表装材において、基板表面の周縁部には、一定の幅で、化粧材部の形成されていない目地手当て部を構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表装材。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の表装材を貼付して建築物の任意の壁部表面部を仕上げる方法であって、以下の(1)〜(3)に従って行うことを特徴とする壁部表面仕上げ方法。
    (1)複数の表装材を互いに隣接する状態で壁部の下地に順次接着して貼付する。
    (2)表装材が請求項2又は請求項3に記載の重ね代部を備える表装材である場合には、重ね代部が張出した方向に隣接する表装材を重ね代部上に重ねて接着する。
    (3)表装材を所望の目地幅を開けて隣接させる場合には目地部にシール材を充填し、表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合には表装材の基板の側面同士を直接に接着させる。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の表装材を貼付して建築物の任意の壁部表面部を仕上げた構造であって、以下の(1)〜(3)の構成を備えることを特徴とする壁部表面構造。
    (1)複数の表装材を互いに隣接する状態で壁部の下地に接着して貼付している。
    (2)表装材が請求項2又は請求項3に記載の重ね代部を備える表装材である場合には、重ね代部が張出した方向に隣接する表装材を重ね代部上に重ねて接着している。
    (3)表装材を所望の目地幅を開けて隣接させる場合には目地部にシール材を充填し、表装材を目地幅をとらずに隣接させる場合には表装材の基板の側面同士を直接に接着させている。
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