JP2011006270A - 成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性が高く、製作コストを低く抑えることができる成形装置を提供する。
【解決手段】成形装置10は、被成形材を保持する金型ユニット20、プレスユニット40、金型ユニット20を加熱する加熱ユニット30と、金型ユニット20を搬送する搬送ユニット70と、プレスユニット40、加熱ユニット30及び搬送ユニット70を統括制御するホスト制御部12と、複数の前記トンネル部16同士が互いに気密に連結されて構成された隔離チャンバ11と、を備え、プレスユニット40及び加熱ユニット30のうち少なくともいずれかは組み替え可能に構成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形装置に係り、例えば、被成形材を加熱軟化させてプレス成形し、例えばデジタルカメラ等に用いられる非球面ガラスレンズ等の成形品を製造するものに関する。
被成形材を熱軟化させて加圧成形する成形装置において、被成形材を保持する金型部を、加熱処理、プレス成形処理及び冷却処理をそれぞれ行う各ユニット間で移動させ、加熱、成形及び冷却の各工程を複数の被成形材に対して並行して進めることにより成形サイクルを短くする移動金型式の装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の成形装置においては、内部を不活性ガス等の非酸化性雰囲気に保つため、1つの箱型の隔離チャンバ内に、各ユニットを並列配置するとともに、ユニット間において金型部を搬送する搬送ユニットを備えている。
このような成形装置において、一般的に、隔離チャンバに組み込まれるユニットは夫々1つ又は2つ以上設けられるが、その個数は固定されている。すなわち、予め被成形材や成形品の特性に合わせて決定される処理時間に応じて設定されたユニット数が組み込まれている。例えば、複数のユニットで並行して複数の被成形材に処理を行う場合には、例えば、最も長く時間のかかるユニットの処理時間の経過後に一斉にユニットが開き、搬送ユニットにより金型部が隣のユニットへと搬送される。
特開2006−199537号公報
しかしながら、上記の技術では、以下のような問題がある。すなわち、上記の成形装置では、予め組み込まれるユニット数が固定されているため、対象となる成形品毎、規格毎に成形装置の設計変更や再製作が必要となる。このため、汎用性が低く、成形装置の製作コストが高いという問題がある。
そこで本発明は、汎用性が高く、製作コストを低く抑えることができる成形装置を提供することを目的とする。
本発明の一例にかかる成形装置は、被成形材を保持する型ユニットと、前記型ユニットを加圧して前記被成形材を成形処理する成形部と、該成形部を囲繞する周壁部とを有するプレスユニットと、前記成形処理の前に前記型ユニットを加熱して前記被成形材を加熱処理する加熱部と、該加熱部を囲繞する周壁部とを有する加熱ユニットと、前記型ユニットを、前記加熱ユニット、及び前記プレスユニットを通る所定の搬送経路に沿って搬送する搬送ユニットと、前記プレスユニット、及び前記加熱ユニット、及び前記搬送ユニットを統括制御するホスト制御手段と、複数の前記周壁部同士が、互いに気密に連結されるとともに前記搬送経路における両端側を塞ぐ閉塞部を備えて構成された隔離チャンバと、を備え、前記プレスユニット及び前記加熱ユニットのうち少なくともいずれかは組み替え可能に構成されたことを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記成形処理の後に前記型ユニットを冷却して前記被成形材が前記成形処理された成形品を冷却処理する冷却部と、該冷却部を囲繞する周壁部と、を有する冷却ユニットをさらに備え、前記搬送ユニットは、前記型ユニットを、前記加熱ユニット、前記プレスユニット及び前記冷却ユニットを通る所定の搬送経路に沿って搬送し、前記ホスト制御手段は、前記プレスユニット、前記加熱ユニット、冷却ユニット及び前記搬送ユニットを統括制御することを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記隔離チャンバの内部が減圧状態または不活性ガス状態に保持可能であることを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記プレスユニット及び前記加熱ユニットは、それぞれユニット毎に独立して制御可能な独立制御手段を備えるとともに、前記独立制御手段は前記ホスト制御手段により制御されることを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記加熱ユニット及び前記プレスユニットが少なくとも1つずつ前記搬送経路に沿って並列して配置され、前記加熱ユニットの前記周壁部、前記プレスユニットの前記周壁部、及び前記冷却ユニットの前記周壁部が互いに着脱可能に連結されて前記隔離チャンバを成すことを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記加熱部は、互いに接離可能に構成されるとともに、ヒータ機構を有し、その間に前記型ユニットが配された状態で、互いに近接することにより前記型ユニットを加熱する、複数の加熱プレートを備え、前記プレス部は、互いに接離可能に構成され、その間に前記型ユニットが配された状態で互いに近接することにより前記型ユニットに挟持された被成形材を加圧してプレス成形する、複数のプレスプレートを備え、前記冷却部は、互いに接離可能に構成されるとともに冷却機構を有し、その間に前記型ユニットが配された状態で、互いに近接することにより前記型ユニットを冷却する、複数の冷却プレートを備え、前記搬送ユニットは、前記プレスプレート同士、前記加熱プレート同士、及び前記冷却プレート同士が互いに離間する開状態において、前記型ユニットを搬送することを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記冷却ユニットは、前記冷却プレートにヒータ機構が設けられ、前記ヒータ機構の温度設定により前記被成形材を冷却することを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記冷却ユニットは、前記冷却プレートに冷媒流路が設けられ、前記冷媒により前記被成形材を冷却することを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記冷却ユニットとして、前記冷却プレートにヒータ機構が設けられ、前記ヒータ機構の温度設定により前記被成形材を冷却する第1の冷却ユニットと、前記冷却プレートに冷媒流路が設けられ、前記冷媒により前記被成形材を冷却する第2の冷却ユニットと、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記搬送ユニットは、複数の金型ユニットにそれぞれ設けられるとともに前記搬送経路に沿って延びる連結部と、前記搬送経路の一端側から他端側に向かって前記連結部を前記搬送経路に沿って押し出す押し出し機構と、を備え、前記連結部の長さは前記ユニット間のピッチに対応し、隣り合う前記連結部の端部同士が互いに係合可能に構成されたことを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、複数の前記周壁部は同様の着脱構造を有し、前記加熱ユニット、前記プレスユニット及び前記冷却ユニットの少なくともいずれかを増減することが可能に構成されたことを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記型ユニットは、成形品の上側の形状に対応して形成される上型と、前記上型に対向して配置されるとともに成形品の下側の形状に対応して形成される下型と、を備える型部と、前記型部が載置される支持部と、を備え、前記ステージ部の下面、または前記支持部が載置される前記加熱プレート、前記プレスプレート、及び前記冷却プレートの対向面の少なくともいずれかに、上下方向及び前記搬送方向に対して垂直方向に傾斜するテーパ面を有する案内部が形成されたことを特徴とする。
本発明の他の一例にかかる成形装置は、前記隔離チャンバの内部と外部とを連通するとともに、その内部を減圧状態または不活性ガス状態に保持可能なロードロック室をさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、成形装置において、汎用性が高く、製作コストを低く抑えることが可能となる。
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態について、図1乃至図8を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大、縮小、省略して示している。
図1及び図2に示す成形装置10は、ガラス素材等の被成形材1を、加熱処理により軟化させ、プレス処理により成形し、成形品としてデジタルカメラ等に代表される非球面ガラスレンズ等の光学ガラス素子2を製造する成形装置10である。
成形装置10は、被成形材1または光学ガラス素子2を保持する金型ユニット20(型ユニット)と、金型ユニット20を加圧して被成形材1をプレス成形処理する2つのプレスユニット40と、プレス成形処理の前に金型ユニット20を加熱して被成形材1を加熱処理する2つの加熱ユニット30と、プレスユニット40にて成形処理された後の光学ガラス素子2(成形品)を徐冷処理する2つの徐冷ユニット50と、徐冷処理された光学ガラス素子2を急冷処理する急冷ユニット60と、金型ユニット20を搬送する搬送ユニット70と、図中X軸に沿う搬送経路の両端にそれぞれ設けられた搬入ユニット80及び搬出ユニット90と、これらユニット20,30,40,50,60,70,80,90のトンネル部16を備えて構成され外部の大気から隔離する隔離チャンバ11と、各ユニット及び隔離チャンバ11の動作を制御するホスト制御部12(図3に示す)と、を備えている。
隔離チャンバ11には、隔離チャンバ11の内部の気体を排出可能な真空ポンプ13と窒素ガスを供給する窒素ガス供給ユニット14が接続されている。これらにより、隔離チャンバ11は高温にされる金型ユニット20が酸化することを防止するように、大気に対して隔離された状態の真空雰囲気か、または不活性ガス雰囲気に置換可能に構成されている。
複数のユニットは、X軸に沿う搬送方向の一端側(図1中右側)から順番に、搬入ユニット80、1つ目の加熱ユニット30、2つ目の加熱ユニット30、1つ目のプレスユニット40、2つ目のプレスユニット40、1つ目の徐冷ユニット50、2つ目の徐冷ユニット50、急冷ユニット60、搬出ユニット90、の順で同じ間隔(ユニットピッチ)P1で並列されている。これら各ユニット30,40,50,60は組み替え可能に構成されている。
図4〜図6に示すように、金型ユニット20は、光学ガラス素子2の上側の形状に対応して形成される上金型21(上型)と、上金型21に対向して配置されるとともに光学ガラス素子2の下側の形状に対応して形成される下金型22(下型)と、上金型21及び下金型22の外周部分に配置され光学ガラス素子2の外周部分の形状を成す筒状のガイド部材23と、を備える型部24と、型部24を保持する保持部25と、を備えている。
上金型21及び下金型22はともにガイド部材23に挿入されている。この上金型21と下金型22との間に被成形材1が配置される。
保持部25は矩形の板状に構成された支持トレイ26(支持部)と、支持トレイ26から搬送経路の幅方向両端側に延びる延出部27と、この延出部27に接続されて搬送方向に延びる連結部28とを備えて構成されている。
支持トレイ26の上面の中央部に円形の凹部26aが形成されている。この凹部26aに下金型22が載置されて型部24が保持される。
図6に示すように、支持トレイ26の下面における搬送方向両端部には上下方向及び搬送方向に対して垂直方向に傾斜するテーパ面を有する案内部26bが形成されている。これにより隣り合うユニットのプレート同士の間での搬送がスムーズに行われる。
支持トレイ26の搬送方向と交差する両端に、それぞれ搬送方向に延びる連結部28が設けられている。連結部28は、例えば、熱伝導率の小さなセラミクス、発泡セラミクス等から構成される細長部材であって、隣り合うユニットに配置された連結部28同士が搬送方向において連続するように係合し、後述する搬送ユニット70によって搬送される。
連結部28の搬送方向における長さは、搬入ユニット80、加熱ユニット30、プレスユニット40、徐冷ユニット50、急冷ユニット60、搬出ユニット90、のユニット同士の間隔であるユニットピッチP1と同じ長さに設定されている。すなわち、隣り合うユニットに載置される金型ユニット20の連結部28同士が連続するように構成されている。
図1及び図2に示すように、搬送方向に並列配置された2つの加熱ユニット30は、それぞれ、周壁部としてのトンネル部16と、このトンネル部16に囲まれる領域において金型ユニット20を挟むように上下に配置された上下の加熱プレート31(加熱部)と、上下の加熱プレート31にそれぞれ連結して上下方向に延びる支持軸32と、上側の加熱プレート31に接続される昇降手段としてのエアシリンダ33と、これらの動作を制御する加熱制御部34(図3に示す)と、を備えて構成されている。
複数のトンネル部16は、それぞれ加熱プレート31、プレスプレート41、徐冷プレート51、急冷プレートの周囲を囲繞するとともに搬送方向における両端が開口する筒状に構成され、搬送方向両端の開口縁に規格化された着脱構造16aが設けられている。この着脱構造16aによって、他のユニットのトンネル部16に気密に連結することが可能であり、かつ、この連結を解除することが出来る。なお、複数のトンネル部16は全て同じ形状に構成され、端部の開口縁に規格化された着脱構造16aが設けられている。
上下の加熱プレート31は、矩形の板状に構成され、炭化珪素、炭素、窒化ホウ素、など、熱伝導が良く、潤滑性に優れ、安価な材料で構成される。加熱プレート31には、加熱用のヒータ機構36が組み込まれている。さらに上側の加熱プレート31はエアシリンダ33によって上下に昇降可能な構成となっている。
この上側の加熱プレート31を下降させ、下側の加熱プレート31上に置かれた金型ユニット20に接触及び加圧することにより加熱処理がなされる。このとき、加熱制御部34により、所望する温度に温調される。
図3に示すように、加熱制御部34は加熱ユニット30における処理を行うために必要な所定の機能を有する制御盤35が設けられており、規格化信号入力ポート35a及び規格化信号出力ポート35bを通じてシステム全体を統括制御するホスト制御部12と接続されている。すなわち、加熱制御部34は、入力ポート35a及び出力ポート35bを介してホスト制御部12に接続され、規格化された信号によりホスト制御部12に制御される。ユニット毎の夫々の機能は限定されているので、加熱制御部34の入出力信号は少なく、例えば加熱ユニット30に必要な情報として、「加熱時間」「加熱温度」「プロセス開始信号」「プロセス終了信号」などがある。
図1及び図2に示すように、搬送方向に並列配置された2つのプレスユニット40は、それぞれ、搬送方向における両端が開口する筒状の周壁部としてのトンネル部16と、このトンネル部16に囲まれる領域において金型ユニット20を挟むように上下に配置された上下のプレスプレート41(プレス部)と、上下のプレスプレート41にそれぞれ連結して上下方向に延びる支持軸42と、上側のプレスプレート41に接続される昇降手段としてのエアシリンダ43と、これらの動作を制御するプレス制御部44と、を備えて構成されている。
上下のプレスプレート41は、矩形の板状に構成され、熱伝導性が良くかつ硬質材である超硬あるいはSiCなどの材料で構成される。上側のプレスプレート41はエアシリンダ43によって上下に昇降可能な構成となり、また上側の支持軸42には、プレスプレート41の位置やプレス力を検出するプレス検出部46が設けられている。
この上側のプレスプレート41を下降させ、下側のプレスプレート41上に置かれた金型ユニット20を加圧することにより加熱処理がなされる。このとき、プレス検出部46の検出結果に応じてプレス制御部44により所望のプレス力に調整される。なお、プレスプレート41に、さらにヒータを備え、所望する温度に温調するようにしても良い。
図3に示すように、プレス制御部44はプレスユニット40における処理を行うために必要な所定の機能を有する制御盤45が設けられており、制御盤45は、入力ポート45a及び出力ポート45bを介してホスト制御部12に接続され、規格化された信号によりホスト制御部12に制御される。プレスユニット40に必要な情報として、「プレス力」「プレス時間」「プレス温度」「プロセス開始信号」「プロセス終了信号」などがある。
図1及び図2に示すように、搬送方向に並列配置された2つの徐冷ユニット50は、それぞれ、搬送方向における両端が開口する筒状の周壁部としてのトンネル部16と、このトンネル部16に囲まれる領域において金型ユニット20を挟むように上下に配置された上下の徐冷プレート51(冷却部)と、上下の徐冷プレート51にそれぞれ連結して上下方向に延びる支持軸52と、上側の徐冷プレート51に接続される昇降手段としてのエアシリンダ53と、これらのユニットの動作を制御する徐冷制御部54(図3に示す)と、を備えて構成されている。
上下の徐冷プレート51は、矩形の板状に構成され、熱伝導性が良くかつ硬質材である超硬あるいはSiC等の材料で構成される。徐冷プレート51には、徐冷用のヒータ機構56が組み込まれている。さらに上側の徐冷プレート51はエアシリンダ53によって上下に昇降可能な構成となっている。
この上側の徐冷プレート51を下降させ、下側の徐冷プレート51上に置かれた金型ユニット20に接触及び加圧することにより徐冷処理がなされる。このとき、徐冷制御部54により、所望する温度に温調される。
図3に示すように、徐冷制御部54は徐冷ユニット50における処理を行うために必要な所定の機能を有する制御盤55が設けられており、規格化信号入力ポート55a及び規格化信号出力ポート55bを通じてシステム全体を統括制御するホスト制御部12と接続されている。すなわち、徐冷制御部54は、入力ポート55a及び出力ポート55bを介してホスト制御部12に接続され、規格化された信号によりホスト制御部12に制御される。ユニット毎の夫々の機能は限定されているので、徐冷制御部54の入出力信号は少なく、例えば徐冷ユニット50に必要な情報として、「徐冷時間」「徐冷温度」「プロセス開始信号」「プロセス終了信号」などがある。
図1及び図2に示すように、第2の冷却ユニットとしての急冷ユニット60は、搬送方向における両端が開口する筒状の周壁部としてのトンネル部16と、このトンネル部16に囲まれる領域において金型ユニット20を挟むように上下に配置された上下の急冷プレート61(冷却部)と、上下の急冷プレート61にそれぞれ連結して上下方向に延びる支持軸62と、上側の急冷プレート61に接続される昇降手段としてのエアシリンダ63と、これらのユニットの動作を制御する急冷制御部64(図3に示す)と、を備えて構成されている。
上下の急冷プレート61は、矩形の板状に構成され、熱伝導性が良くかつ硬質材である超硬あるいはSiC等の材料で構成される。急冷プレート61には、冷却触媒を流す流路を構成する冷媒配管66が組み込まれている。さらに上側の急冷プレート61はエアシリンダ63によって上下に昇降可能な構成となっている。
この上側の急冷プレート61を下降させ、下側の急冷プレート61上に置かれた金型ユニット20に接触及び加圧することにより急冷処理がなされる。このとき、所望する温度に温調される。
急冷制御部64は加熱ユニット30における処理を行うために必要な所定の機能を有する制御盤65が設けられており、規格化信号入力ポート65a及び規格化信号出力ポート65bを通じてシステム全体を統括制御するホスト制御部12と接続されている。すなわち、急冷制御部64は、入力ポート65a及び出力ポート65bを介してホスト制御部12に接続され、規格化された信号によりホスト制御部12に制御される。ユニット毎の夫々の機能は限定されているので、急冷制御部64の入出力信号は少なく、例えば急冷ユニット60に必要な情報として、「冷却時間」「冷却温度」「プロセス開始信号」「プロセス終了信号」などがある。
図1及び図2に示すように、搬入ユニット80は搬送方向における一端側、すなわち加熱ユニット30の隣(図中右側)に配置されている。
搬入ユニット80の一例を図7に示す。搬入ユニット80の上部には、搬入側ゲート弁107、ロードロック室カバー103で形成される搬入側ロードロック室110、が設置されている。搬入側ゲート弁107を介して、支持トレイ26がトンネル部16と搬入側ロードロック室110との間を往復移動可能に構成されている。
ゲート弁107の上下にはシール機構104、106が設けられている。このシール機構によりトンネル部16の気密を保持できる構造となっている。搬入側ロードロック室110を形成するロードロック室カバー103には、シリンダ軸シール101により気密状態を維持しつつ上下に移動可能なトレイ移動シリンダ100が設けられている。トレイ移動シリンダ100は支持トレイ26を把持し、かつ、上下に支持トレイ26を移動させる機能を有している。
ロードロック室カバー103には、窒素供給ポート102及び窒素排気ポート105が設けられており、搬入側ロードロック室110を窒素置換することが出来る。
一方、搬入ユニット80の下方には、移動時にガイドとなる搬入プレート81と、この搬入プレート81を載置可能な搬入プレート受台108と、支持トレイ26を押し出すシリンダ軸71と、搬入プレート受台移動シリンダ109と、が設置されている。搬入プレート受台108は搬入プレート受台移動シリンダ109により、図中左右方向に移動可能に構成されている。
支持トレイ26とシリンダ軸71とは接触しているが互いに固定されていない。シリンダ軸71は支持トレイ26を図中左方向に押し出す機能を有しているが、右方に移動する機能は備えていない。
搬入プレート受台移動シリンダ109と搬入プレート81とが固定され、搬入プレート受台移動シリンダ109を図中左右方向に自在に可動させることができる。
次に、図8に搬出ユニット90の一例を示す。搬出ユニット90は搬入ユニット80と同様に、ロードロック室カバー123で形成される搬出側ロードロック室129、搬出側ゲート弁126、搬出プレート91、トレイ移動シリンダ120、シリンダ軸シール121、搬出プレート受台128、搬出プレート受台移動シリンダ127、シール機構124、125、を備え、搬出側ロードロック室129を介して支持トレイ26と金型ユニット20をトンネル部16内の窒素雰囲気を壊すことなく取り出せる構造を有している。各部の機能及び構造は搬入ユニット80と同一であるため説明を省略する。また、図示しない機構により、各シリンダ109,127,73a、及びシリンダ軸71と、隔離チャンバ11との気密が保持されている。
以上説明した、搬入ユニット80、加熱ユニット30、プレスユニット40、徐冷ユニット50、及び急冷ユニット60、搬出ユニット90は規格化されている。また、全てのトンネル部16は規格化され、同形状に構成され、隣り合うトンネル部16同士が互いに気密に連結可能、かつ、連結解除可能に構成されている。これら複数のトンネル部16が互いに連結した状態において搬送経路の両端の開口部分が閉塞部17で気密に閉塞され、略直方体などの箱型状の隔離チャンバ11が構成されている。閉塞部17は、規格化された着脱構造16aを備え、いずれのトンネル部16とも着脱可能に構成されている。すなわち、隔離チャンバ11は、各ユニットの外周に設けられたトンネル部16と、その搬入側と搬出側の端部の閉塞部17とにより構成され、内部に密閉された空間を形成する。
また、下側の加熱プレート31、プレスプレート41、徐冷プレート51、急冷プレート61、搬入プレート81、及び搬出プレート91は、所定の搬送経路に沿って上面が同一水平面上になるように一端側から他端側へ並列して配置されている。このため、金型ユニット20を水平に移動させるのみの単純な構成で搬送が可能である。
搬送ユニット70は、金型ユニット20の連結部28に連結されるシリンダ軸71と、ホスト制御部12に接続されてシリンダ軸71を搬送方向に移動させる搬送用エアシリンダ72と、押し出し距離を規制するストッパシリンダ73aと、を備えて構成されている。シリンダ軸71は連結部28と同軸に延び、搬送方向の一端側の連結部28の端部に連続している。
搬送用エアシリンダ72は、隔離チャンバ11の搬入側の端部に設置され、搬送方向に沿って一定ストロークで、連結部28を押し出しする機能を有する。この連結部28の移動に伴って、各金型ユニット20が支持トレイ26ごと搬送経路に沿って押し出しされることにより、複数の金型ユニット20を一端側から他端側へ順番に搬送する。
ストッパシリンダ73aは、搬出側の端部近傍に配置され、搬送の際に支持トレイ26に当接して位置を規制することにより搬送距離を規制する機能を有する。なお、一回の搬送における搬送距離は、ユニットピッチP1であり、1つの金型ユニット20の連結部28の長さと等しい距離に設定される。
以下、本実施の形態に係る成形装置10を用いて、被成形材1から成形品としての光学ガラス素子2を製造する手順について説明する。
成形装置10においては、各ユニットに1つずつ金型ユニット20が配置され、複数のユニットでの複数の処理を並行して行うが、以下説明のために1つの金型を中心として手順を説明する。
すなわち、1つのユニットにおいて1つの金型ユニット20に対する処理が行われ、他の処理ユニットでは、他の金型ユニット20に対しての処理が行われる。図1及び図2では各ユニットに夫々1つずつ金型ユニット20が配置されている場合を示している。
まず、ホスト制御部12において、図示しない入力部を介してオペレータの操作により所定の情報が入力される。
まず、図示されていない搬送手段により金型ユニット20が支持トレイ26上に載せられた状態で、図7中の搬入側ゲート弁107上に設置される。このとき、ロードロック室カバー103は開状態、搬入側ゲート弁107は閉状態となっている。
設置が終了すると、ロードロック室カバー103が閉じ、ロードロック室カバー103に固定されたトレイ移動シリンダ100が支持トレイ26を把持する。ロードロック室カバー103が閉状態になることにより、搬入側ロードロック室110への外気流入はなくなる。
次に、搬入側ロードロック室110内にパージ用窒素が窒素供給ポート102より供給されるとともに、窒素排気ポート105より排気される。なお、窒素排気ポート105を真空排気装置に接続すれば、一旦搬入側ロードロック室110を真空にしてから窒素ガスを供給することができるので、高速で完全なパージを実施することができる。
搬入側ロードロック室110内が窒素雰囲気になったら、搬入側ゲート弁107を開き、図中トレイ移動シリンダ100で、支持トレイ26、金型ユニット20を搬入プレート81上に載置する。
載置が終了したら、図中端面111と端面112が接触するまで搬入プレート受台移動シリンダ109を図中左方へ移動させる。移動の際にはシリンダ軸71は伸縮させず、端面111,112が接触したらシリンダ軸71を伸長し、先端が支持トレイ26に接するまで左方へ動かす。以上で、搬入工程が完了する。
加熱ユニット30など他のユニットの処理が完了したらシリンダ軸71で支持トレイ26をユニットピッチP1分左方へ移動させる。この移動動作後、シリンダ軸71及び搬入プレート受台移動シリンダ109を右方へ戻す。その後上記の作業を繰り返す。
次に、搬送ユニット70により、搬入ユニット80の金型ユニット20を、1つ目の加熱ユニット30の加熱プレート31上へ移動する(搬送処理)。この搬送処理は、各ユニットの上側のプレートを上昇させ、各ユニットにおいて上下のプレートを互いに離間する開状態とした状態で行う。
ホスト制御部12は、例えば、各ユニットの「プロセス終了信号」が出力された場合に、搬送ユニット70を動作させ、金型ユニット20を移動させる。
すなわち、搬送ユニット70の搬送ユニット70の搬送用エアシリンダ72で搬送方向(図中X方向)に沿って連結部28を押し出すことにより、ユニットピッチP1と同じピッチで連なる複数の金型ユニット20を同時に移動させる。このとき案内部26bにより、ユニット間での搬送がスムーズに行われる。
1つ目の加熱ユニット30において、上側の加熱プレート31を下降させ、金型ユニット20を上下の加熱プレート31で挟み込むことにより、上金型21、下金型22、及び被成形材1を加熱し、所定の温度で被成形材1を軟化させる(加熱処理)。
ついで、金型ユニット20は、上述と同様の搬送処理によって、1つ目の加熱ユニット30から2つ目の加熱ユニット30へ搬送される。
2つ目の加熱ユニット30において、上側の加熱プレート31を下降させ、金型ユニット20を上下の加熱プレート31で挟み込むことにより、上金型21、下金型22、及び被成形材1を加熱して上記1つ目の加熱ユニット30での温度よりも高い温度で加熱処理し、被成形材1を軟化させる。
ついで、金型ユニット20は、上述と同様の搬送処理によって、2つ目の加熱ユニット30から1つ目のプレスユニット40へ搬送される。
1つ目のプレスユニット40おいて、上側のプレスプレート41を下降させ、金型ユニット20を上下のプレスプレート41で挟み込むことにより、被成形材1をプレス成形する(プレス処理)。
この際、プログラムされた任意のプレス力プロファイルの通りにプレス成形を行う。プレス成形はプレス力をフィードバックして制御され、例えば、プレス検出部46にてプレス力を検出しながらプレス力をフィードバック制御する。なお、プレス量やプレス力は、金型ユニット20ごとにホスト制御部12にセットすることが可能である。すなわち、プレス量やプレス力は、所望の被成形材1ごとにプログラム設定される。このため、プレス位置やプレス力を高精度に制御することができ、かつ、任意なプレス工程をプログラミングすることが出来る。
ついで、金型ユニット20は、上述と同様の搬送処理によって、1つ目のプレスユニット40から2つ目のプレスユニット40へ金型ユニット20が搬送され、同様にプレスプレート41によりプレス処理が成される。
ついで、金型ユニット20は、上述と同様の搬送処理によって、2つ目のプレスユニット40から1つ目の徐冷ユニット50へ金型ユニット20が搬送される。
1つ目の徐冷ユニット50では、上側の徐冷プレート51を下降させて金型ユニット20を上下の徐冷プレート51で挟み込むことにより、例えばヒータの温度調節により、金型ユニット20が冷却される(徐冷処理)。
ついで、金型ユニット20は、上述と同様の搬送処理によって、1つ目の徐冷ユニット50から2つ目の徐冷ユニット50へ金型ユニット20が搬送され、上記と同様に徐冷処理が成される。
ついで、金型ユニット20は、上述と同様の搬送処理によって、2つ目の徐冷ユニット50から急冷ユニット60へ金型ユニット20が搬送される。
急冷ユニット60では、上側の急冷プレート61を下降させ、金型ユニット20を上下の急冷プレート61で挟み込むことにより、冷媒により、大気中においても酸化されない温度域まで冷却する(急冷処理)。
各ユニットでの処理が終了すると、シリンダ軸71は金型ユニット20、支持トレイ26を一斉に移動させる。
図8に移動後の搬出部を示す。このとき、ストッパシリンダ73aの先端が支持トレイ26の左側面を押さえており、ストッパの機能を果たす。支持トレイ26の移動が終了したら、ストッパシリンダ73aは、支持トレイ26に接触しない位置まで図中左方へ後退する。
また、搬出プレート受台移動シリンダ127は、金型ユニット20を載置した搬出プレート91を図中搬出側ゲート弁126の直下まで移動させる。この間、搬出側ゲート弁126は閉状態となっている。また、これに先んじて搬出側ロードロック室129の窒素パージは搬入側ロードロック室110と同様の方法で終了しておく。
以上の作業が終了したら、搬出側ゲート弁126を開き、トレイ移動シリンダ120を下げて支持トレイ26を把持し、図に示すように、搬出側ロードロック室129内まで持ち上げ、搬出側ゲート弁126を閉じる。
次に、金型ユニット20を載置した支持トレイ26を搬出側ゲート弁126上に設置し、設置が確認できたら搬出側ロードロック室カバー123を開き、図示しない搬送装置で、金型ユニット20が載置された支持トレイ26を搬送する。
上記動作完了後、搬出側ロードロック室カバー123を閉じ、窒素供給ポート131からの窒素供給と、窒素排気ポート132からの窒素排気とで搬出側ロードロック室カバー123内を窒素雰囲気にして搬出動作の準備をしておく。以上が搬出処理に関する一連の動作である。
この成形装置10は、トンネル部16同士が着脱可能であり、各ユニットが組み替え可能に構成されているため、図9に示すように、同様に構成されたトンネル部16を備える別のユニットを増加し、あるいはユニットを減少することが可能である。
すなわち、例えば製造する光学ガラス素子2や被成形材1の特性が変わった場合、異なる製品を作成する場合等に、処理時間の増減を容易に行うことができる。例えば加熱ユニット30を1つ減らし、徐冷ユニット50を1つ増やす場合について図9に例示する。
本実施形態にかかる成形装置10は以下に掲げる効果を奏する。すなわち、筒状のトンネル部16を備えて構成される隔離チャンバ11を備えるとともに、全てのユニットで統括制御する上位のホスト制御部を設けることにより、各ステーションの追加、削除、及び組み替えをユーザ側で自由にアレンジできる。
したがって、生産品の増減、多品種少量生産など、ユーザの生産環境に安価に対応できる。すなわち、ユーザがプロセスの最適化を行う過程、又はその結果見出された最適化されたプロセスに容易に対応可能である。また、ユーザ所有の設備に対して短期間で最新のプレス方式、加熱方式を搭載したユニットを低コストで反映できる。
このため、特に、携帯電話、デジタルカメラ等のモデルチェンジが頻繁に生じる分野に有効となる。例えば小口径レンズから大口径レンズに量産が移った場合には、最適なプロセスが異なるが、新規に装置を開発設計製作する必要がなく、開発期間の長期化やコスト増大にも対応できる。また、小口径専用の成形装置は場合によっては不要設備となってしまうが、各ユニットを総括制御可能とし、同様の構成としたことにより、増減可能なため、過剰に装置を製造した場合、他の装置に組み込むことが出来る。さらには、複数の装置間でのユニットを入れ替えることもでき、利便性が向上する。すなわち、量産アイテムが変化してもそれまで使用していた装置の一部を転用でき、休止設備を必要最低限に抑えることが可能となる。さらに、ユニット毎に開発可能であるため、開発に必要なスペースを少なくすることが出来る。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る成形装置10について図10を参照して説明する。なお、ガイドレール部29を備えること以外は上記第1実施形態の成形装置10と同様であるため説明を省略する。
本実施形態に係る保持部25は、上記第1実施形態と同様に、矩形板状の支持トレイ26と、この支持トレイ26から搬送路の幅方向両端側に延びる延出部27と、延出部27の端部から搬送方向両側に延びる連結部28と、を備えている。連結部28は下方に延びている。
さらに、成形装置10の下方には保持部25の移動をガイドするガイドレール部29が備えられている。このガイドレール部29は、各ユニットのプレートの下方において搬送路の幅方向両側に配置され、搬送経路に沿って延びている。
ガイドレール部29の上面には連結部28の下端が係合するガイド溝29aを備えている。なお、図10において、説明のためガイドレール部29及び連結部28を断面で示す。
ガイドレール部29は連結部28と等しい長さに設定されている。ガイドレール部29のガイド溝29aに連通し、連結部28に対して不活性ガスを噴出する噴出口29bが形成されている。この噴出口29bは、連結部28の下端28aに対応する位置に設けられ、不活性ガスを噴出して連結部28を含む保持部25を浮上させた状態で、搬送用エアシリンダ72により金型ユニット20を一斉に搬送する。
すなわち、上記第1実施形態においては金型ユニット20の支持トレイ26に一体に設けられた連結部28を押し出して搬送する構成であったが、この実施形態では、搬送の際に保持部25を不活性ガスにより浮上させてガイドレール部29に対して搬送方向に移動するように搬送する構成とした。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、保持部25を浮上させて搬送する構成としたことにより搬送に要する力を低く押さえることが可能となる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、加熱手段としてヒータ機構を用いたが、ランプ加熱や高周波誘導加熱(RF)を使用してもよい。ランプ加熱の場合には加熱プレート30を金型ユニット20に近接させればよい。また、被成形材1や光学ガラス素子2も、上記実施形態に限られるものではなく、温度設定も適宜変更可能である。さらに、各ユニットの上側プレートの昇降手段を、それぞれエアシリンダ33としたが、精密なプレス力制御を必要とされるプレス部の押圧機構として、エアシリンダ43の代わりとして電動アクチュエータや油圧シリンダ等の別のアクチュエータにて駆動することも可能である。
支持トレイ26の下面にテーパ状の案内部26bを設けたが、これに代え、またはこれに加えて支持トレイ26が載置される前記加熱プレート31、前記プレスプレート41、及び前記冷却プレートの上面に、上下方向及び前記搬送方向に対して傾斜するテーパ面を有する案内部26bが形成されていてもよい。
さらに、上記実施形態においては加熱ユニット、プレスユニット、及び冷却ユニットを備える例について説明したが、冷却ユニットを備えない成形装置、製造ラインにも本発明を適用することができる。
また複数の実施形態の特徴を組み合わせて実施することも可能である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の第1実施形態に係る成形装置の構成を一部切欠して示す平面図。 同成形装置の構成を成形装置の構成を一部切欠して示す側面図。 同成形装置を示す説明図。 同成形装置の金型ユニットを示す平面図。 同金型ユニットを示す側面図。 同金型ユニットの型部を示す側面図。 同成形装置の搬入ユニットの構成を一部切欠して示す側面図。 同成形装置の搬出ユニットの構成を一部切欠して示す側面図。 同成形装置のユニットの増減を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係る成形装置の型ユニット及びガイドレール部を示す説明図。
10…成形装置、11…隔離チャンバ、12…ホスト制御部、13…真空ポンプ、
14…窒素ガス供給ユニット、16…トンネル部、16a…着脱構造、17…閉塞部、
20…金型ユニット、21…上金型、22…下金型、23…ガイド部材、24…型部、
25…保持部、26…支持トレイ、26a…凹部、26b…案内部、27…延出部、
28…連結部、28a…下端、29…ガイドレール部、29a…ガイド溝、
29b…噴出口、30…加熱ユニット、31…加熱プレート、32…支持軸、
33…エアシリンダ、34…加熱制御部、35…制御盤、35a…入力ポート、
35b…出力ポート、36…ヒータ機構、40…プレスユニット、41…プレスプレート、42…支持軸、43…エアシリンダ、44…プレス制御部、45…制御盤、
45a…入力ポート、45b…出力ポート、46…プレス検出部、50…徐冷ユニット、51…徐冷プレート、52…支持軸、53…エアシリンダ、54…徐冷制御部、
55…制御盤、55a…入力ポート、55b…出力ポート、56…ヒータ機構、
60…急冷ユニット、61…急冷プレート、62…支持軸、63…エアシリンダ、
64…急冷制御部、65…制御盤、65a…入力ポート、65b…出力ポート、
66…冷媒配管、70…搬送ユニット、71…シリンダ軸、72…搬送用エアシリンダ、73a…ストッパシリンダ、80…搬入ユニット、81…搬入プレート、90…搬出ユニット、91…搬出プレート、110…搬入側ロードロック室、129…搬出側ロードロック室。

Claims (13)

  1. 被成形材を保持する型ユニットと、
    前記型ユニットを加圧して前記被成形材を成形処理する成形部と、該成形部を囲繞する周壁部とを有するプレスユニットと、
    前記成形処理の前に前記型ユニットを加熱して前記被成形材を加熱処理する加熱部と、該加熱部を囲繞する周壁部とを有する加熱ユニットと、
    前記型ユニットを、前記加熱ユニット、及び前記プレスユニットを通る所定の搬送経路に沿って搬送する搬送ユニットと、
    前記プレスユニット、及び前記加熱ユニット、及び前記搬送ユニットを統括制御するホスト制御手段と、
    複数の前記周壁部同士が、互いに気密に連結されるとともに前記搬送経路における両端側を塞ぐ閉塞部を備えて構成された隔離チャンバと、を備え、
    前記プレスユニット及び前記加熱ユニットのうち少なくともいずれかは組み替え可能に構成されたことを特徴とする成形装置。
  2. 前記成形処理の後に前記型ユニットを冷却して前記被成形材が前記成形処理された成形品を冷却処理する冷却部と、該冷却部を囲繞する周壁部と、を有する冷却ユニットをさらに備え、
    前記搬送ユニットは、前記型ユニットを、前記加熱ユニット、前記プレスユニット及び前記冷却ユニットを通る所定の搬送経路に沿って搬送し、
    前記ホスト制御手段は、前記プレスユニット、前記加熱ユニット、冷却ユニット及び前記搬送ユニットを統括制御することを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  3. 前記隔離チャンバの内部が減圧状態または不活性ガス状態に保持可能であることを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  4. 前記プレスユニット及び前記加熱ユニットは、それぞれユニット毎に独立して制御可能な独立制御手段を備えるとともに、前記独立制御手段は前記ホスト制御手段により制御されることを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  5. 前記加熱ユニット及び前記プレスユニットが少なくとも1つずつ前記搬送経路に沿って並列して配置され、
    前記加熱ユニットの前記周壁部、前記プレスユニットの前記周壁部、及び前記冷却ユニットの前記周壁部が互いに着脱可能に連結されて前記隔離チャンバを成すことを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  6. 前記加熱部は、互いに接離可能に構成されるとともに、ヒータ機構を有し、その間に前記型ユニットが配された状態で、互いに近接することにより前記型ユニットを加熱する、複数の加熱プレートを備え、
    前記プレス部は、互いに接離可能に構成され、その間に前記型ユニットが配された状態で互いに近接することにより前記型ユニットに挟持された被成形材を加圧してプレス成形する、複数のプレスプレートを備え、
    前記冷却部は、互いに接離可能に構成されるとともに冷却機構を有し、その間に前記型ユニットが配された状態で、互いに近接することにより前記型ユニットを冷却する、複数の冷却プレートを備え、
    前記搬送ユニットは、前記プレスプレート同士、前記加熱プレート同士、及び前記冷却プレート同士が互いに離間する開状態において、前記型ユニットを搬送することを特徴とする請求項5記載の成形装置。
  7. 前記冷却ユニットは、
    前記冷却プレートにヒータ機構が設けられ、前記ヒータ機構の温度設定により前記被成形材を冷却することを特徴とする請求項2記載の成形装置。
  8. 前記冷却ユニットは、
    前記冷却プレートに冷媒流路が設けられ、前記冷媒により前記被成形材を冷却することを特徴とする請求項2記載の成形装置。
  9. 前記冷却ユニットとして、
    前記冷却プレートにヒータ機構が設けられ、前記ヒータ機構の温度設定により前記被成形材を冷却する第1の冷却ユニットと、
    前記冷却プレートに冷媒流路が設けられ、前記冷媒により前記被成形材を冷却する第2の冷却ユニットと、を備えたことを特徴とする請求項2記載の成形装置。
  10. 前記搬送ユニットは、複数の金型ユニットにそれぞれ設けられるとともに前記搬送経路に沿って延びる連結部と、
    前記搬送経路の一端側から他端側に向かって前記連結部を前記搬送経路に沿って押し出す押し出し機構と、を備え、
    前記連結部の長さは前記ユニット間のピッチに対応し、隣り合う前記連結部の端部同士が互いに係合可能に構成されたことを特徴とする請求項5記載の成形装置。
  11. 複数の前記周壁部は同様の着脱構造を有し、前記加熱ユニット、前記プレスユニット及び前記冷却ユニットの少なくともいずれかを増減することが可能に構成されたことを特徴とする請求項2記載の成形装置。
  12. 前記型ユニットは、成形品の上側の形状に対応して形成される上型と、前記上型に対向して配置されるとともに成形品の下側の形状に対応して形成される下型と、を備える型部と、前記型部が載置される支持部と、を備え、
    前記ステージ部の下面、または前記支持部が載置される前記加熱プレート、前記プレスプレート、及び前記冷却プレートの対向面の少なくともいずれかに、上下方向及び前記搬送方向に対して垂直方向に傾斜するテーパ面を有する案内部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  13. 前記隔離チャンバの内部と外部とを連通するとともに、その内部を減圧状態または不活性ガス状態に保持可能なロードロック室をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の成形装置。
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