JP2019011224A - ガラス成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】半溶融状態の板状のガラス素材のプレス成形時におけるガラス素材の位置ずれを抑制することが可能なガラス成形装置を提供する。
【解決手段】このガラス成形装置100aは、下金型12と、外側コア部材13および内側コア部材14からなる上金型11とにより構成される金型1と、上金型11を押圧することにより、板状のガラス素材G1をプレスするプレス部31と、内側コア部材14に当接し、下金型12に対する内側コア部材14の浮き上がりを規制する浮き上がり抑制部32と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】このガラス成形装置100aは、下金型12と、外側コア部材13および内側コア部材14からなる上金型11とにより構成される金型1と、上金型11を押圧することにより、板状のガラス素材G1をプレスするプレス部31と、内側コア部材14に当接し、下金型12に対する内側コア部材14の浮き上がりを規制する浮き上がり抑制部32と、を備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、ガラス成形装置に関し、特に、プレスによるガラス成形品の成形に用いられるガラス成形装置に関する。
従来、プレスによるガラス板(ガラス成形品)の製造装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、第1上型(外側コア部材)および第2上型(内側コア部材)と、下型とを備えるガラス板の製造装置が開示されている。第1上型は、第2上型の水平方向の外側に配置されている。第1上型および第2上型は、それぞれ、互いに独立して上下方向に移動可能に構成されている。すなわち、第1上型および第2上型は、それぞれ、別々の機構(プレス部)により下型に向けて押圧されて、ガラス素材のプレスを行うように構成されている。
上記特許文献1では、液状に溶融させたガラス素材をプレスする構成となっているが、この他に、従来より、板状のガラス素材を液状に溶融させることなく、元の形状が損なわれない程度の半溶融状態に加熱、軟化させて、半溶融状態の板状のガラス素材を下型に設置してプレスする成形処理が行われている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたガラス板の製造装置を、ガラス素材を半溶融状態にして行う上記成形処理に適用した場合、板状の半溶融状態のガラス素材が第2上型(内側コア部材)から押圧されるよりも先に第1上型(外側コア部材)から押圧されると、液状のガラス材料とは異なり、板状の半溶融状態のガラス素材は硬さを有しているので、ひずみやゆがみによる反りが生じて、ガラス素材が下型から浮き上がり、ガラス素材の位置がずれてしまうという問題点があると考えられる。なお、金型内でガラス素材の位置ずれが生じるとプレス後のガラス成形品の成形不良の原因となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、半溶融状態の板状のガラス素材のプレス成形時におけるガラス素材の位置ずれを抑制することが可能なガラス成形装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明によるガラス成形装置は、下金型と、外側コア部材および内側コア部材からなる上金型とにより構成される金型と、上金型を押圧することにより、板状のガラス素材をプレスするプレス部と、内側コア部材に当接し、下金型に対する内側コア部材の浮き上がりを規制する浮き上がり抑制部と、を備える。
このガラス成形装置は、上記のように、上金型を(下金型に向けて)押圧することにより、板状のガラス素材をプレスするプレス部と、内側コア部材に当接し、下金型に対する内側コア部材の浮き上がりを規制する浮き上がり抑制部とを設ける。これにより、浮き上がり抑制部により、プレス成形時における半溶融状態の板状のガラス素材の変形に伴う内側コア部材の浮き上がりを規制することができるので、半溶融状態の板状のガラス素材のプレス成形時におけるガラス素材の位置ずれを抑制することができる。
上記のガラス成形装置において、好ましくは、プレス部は、1つ設けられ、上金型の外側コア部材を下金型に向けて押圧することにより、板状のガラス素材をプレスするように構成されており、外側コア部材は、内側コア部材の上方から内側コア部材に当接する当接部を有する。ここで、内側コア部材と外側コア部材とを特許文献1のように別々のプレス部により押圧した場合、内側コア部材と外側コア部材とが互いに異なる不均一な圧力でガラス素材をプレスしてしまい、ガラス成形品の緻密さが不均一になったり、ガラス成形品の寸法にばらつきが生じたりするなどのガラス成形品の精度が低下する場合がある。そこで、上記のように構成することにより、従来(内側コア部材と外側コア部材とを別々のプレス部により押圧する場合)と比較して、1つのプレス部によって、外側コア部材を押圧するとともに、外側コア部材を介して内側コア部材を押圧することができるので、外側コア部材と内側コア部材とを均一に押圧することができる。その結果、ガラス素材を均一な圧力でプレスすることができるので、ガラス成形品の精度を向上させることができる。
この場合において、好ましくは、外側コア部材は、上金型の内方向に突出し、下面に当接部が設けられる上側突出部を有し、内側コア部材は、上金型の外方向に突出し、上側突出部の下側に対向配置された下側突出部を有し、上側突出部の当接部は、少なくとも、内側コア部材に形成された内側成形面および外側コア部材に形成された外側成形面がそれぞれガラス成形品に密着している状態で、下側突出部に当接している。このように構成すれば、プレス部により外側コア部材を押圧した後、上側突出部の当接部により下側突出部を押圧することによって、外側コア部材の下方への移動に、内側コア部材を容易に追随させることができる。
上記のガラス成形装置において、好ましくは、浮き上がり抑制部は、内側コア部材に形成された内側成形面の略中心軸上に配置されている。このように構成すれば、プレス時にガラス素材から内側コア部材が受ける力を、内側成形面の略中心軸上(略中心位置)で受けることができるので、内側コア部材(内側成形面)を傾かせることなく、内側コア部材の浮き上がりを抑制することができる。その結果、ガラス素材の位置ずれを効果的に抑制することができる。
上記のガラス成形装置において、好ましくは、浮き上がり抑制部は、内側コア部材に当接する下端部と、下端部を所定高さ位置に保持する位置保持部とを含む。このように構成すれば、位置保持部により下端部の内側コア部材への当接状態を保持することができるので、より確実に、内側コア部材の浮き上がりを抑制することができる。その結果、ガラス素材の位置ずれを効果的に抑制することができる。
この場合において、好ましくは、位置保持部は、空気圧または油圧によるシリンダ、モータ機構、および、弾性部材の少なくとも1つにより構成されている。このように構成すれば、簡易な構成により内側コア部材の浮き上がりを抑制して、ガラス素材の位置ずれを抑制することができる。また、空気圧シリンダは、高温環境下で安定した性能を発揮することができる。
上記のガラス成形装置において、好ましくは、外側コア部材は、浮き上がり抑制部および内側コア部材を取り囲む環状に形成されている。このように構成すれば、外側コア部材が浮き上がり抑制部および内側コア部材を取り囲む環状に形成されているので、平面視において、外側コア部材からの力を外側コア部材の内側を受けることができる。このため、内側コア部材(内側成形面)を傾かせることなく、内側コア部材の浮き上がりを抑制することができる。その結果、ガラス素材の位置ずれを効果的に抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、半溶融状態の板状のガラス素材のプレス成形時におけるガラス素材の位置ずれを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
図1〜図4を参照して、一実施形態によるガラス成形装置100aを備える金型成形システム100の構成について説明する。
図1〜図4を参照して、一実施形態によるガラス成形装置100aを備える金型成形システム100の構成について説明する。
(金型分解システムの概略構成)
図1に示す本実施形態による金型成形システム100は、金型成形システム100内において、複数の金型1を循環させて、複数の金型1に対して所定の成形処理を施すことにより、金型1に保持されるガラス素材G1からガラス成形品G2を連続的に成形するシステムである。金型1とは、上金型11と下金型12とによりガラス素材G1(ガラス成形品G2)を挟み込んだ状態で保持し、金型成形システム100内においてガラス素材G1(ガラス成形品G2)を搬送するためのアセンブリである。なお、ガラス成形品G2としては、たとえば、スマートフォンやタブレット端末に用いられるカバーガラスなどが挙げられる。この場合、ガラス素材G1としては、板状のガラスプレートなどが用いられる。
図1に示す本実施形態による金型成形システム100は、金型成形システム100内において、複数の金型1を循環させて、複数の金型1に対して所定の成形処理を施すことにより、金型1に保持されるガラス素材G1からガラス成形品G2を連続的に成形するシステムである。金型1とは、上金型11と下金型12とによりガラス素材G1(ガラス成形品G2)を挟み込んだ状態で保持し、金型成形システム100内においてガラス素材G1(ガラス成形品G2)を搬送するためのアセンブリである。なお、ガラス成形品G2としては、たとえば、スマートフォンやタブレット端末に用いられるカバーガラスなどが挙げられる。この場合、ガラス素材G1としては、板状のガラスプレートなどが用いられる。
金型成形システム100は、ガラス成形装置100aと、金型分解ユニット100bと、ガラス成形品取出装置100cと、ガラス素材設置装置100dとを備えている。金型成形システム100は、複数の金型1を、ガラス成形装置100a、金型分解ユニット100b、ガラス成形品取出装置100cおよびガラス素材設置装置100dの順に連続的に循環させるように構成されている。
詳細には、ガラス成形装置100aは、金型1に保持されているガラス素材G1に所定の成形処理を行いガラス成形品G2を形成するように構成されている。金型分解ユニット100bは、ガラス成形装置100aによる所定の成形処理後にガラス成形品G2を保持する金型1を分解するように構成されている。ガラス成形品取出装置100cは、金型分解ユニット100bにより分解された金型1(下金型12)からガラス成形品G2を取り出すように構成されている。ガラス素材設置装置100dは、ガラス成形品取出装置100cによりガラス成形品G2が取り出された金型1に再びガラス素材G1を設置するように構成されている。ガラス素材G1が再設置された金型1は、ガラス成形装置100aに再び搬入される。このように、金型成形システム100は、システム内で金型1を循環させて成形処理を連続的に行うように構成されている。ガラス成形装置100aは、ガラス素材G1(ガラス成形品G2)に対して、加熱処理を行う加熱ユニット2と、プレス処理を行うプレスユニット3と、冷却処理を行う冷却ユニット4とを備えている。
(金型組の構成)
次に、図1および図2を参照して、金型1の構成について説明する。
次に、図1および図2を参照して、金型1の構成について説明する。
金型1は、上金型11と、下金型12とを備えている。
図2に示すように、上金型11および下金型12には、それぞれ、ガラス成形品G2(図1参照)を形作る成形面11aおよび12aが設けられている。すなわち、上金型11および下金型12は、互いに組み合わさることにより、ガラス成形品G2の外形形状に相当するキャビティ(空洞部分)を形成している。成形面11aおよび12aは、いずれも極めて高い面精度を有しており、ガラス成形装置100a(図1参照)による成形処理後にガラス成形品G2が密着するような面精度により形成されている。
上金型11は、外側コア部材13と、外側コア部材13の内側に配置される内側コア部材14とを含んでいる。詳細には、図3に示すように、外側コア部材13は、平面視において、内側コア部材14および後述する浮き上がり抑制部32を取り囲む矩形の環状に形成されている。内側コア部材14は、平面視において、外側コア部材13の内側に配置されるとともに、矩形状に形成されている。外側コア部材13および内側コア部材14は、たとえば、超硬質合金や、炭素材料により形成されている。
図2に示すように、外側コア部材13には、成形面11aのうち外側に位置する外側成形面13aが設けられている。内側コア部材14には、成形面11aのうち内側(外側成形面13aの内側)に位置する内側成形面14aが設けられている。なお、外側とは、水平方向において、内側コア部材14に対して外側コア部材13が位置する側であり、その逆側が内側である。一例ではあるが、本実施形態における内側成形面14aは、水平方向に延びる平坦面により形成されている。外側成形面13aは、内側が水平方向に延びる平坦面により形成され、外側が下方(下金型12側)に湾曲する曲面により形成されている。下金型12の成形面12aは、概して、内側成形面14aおよび外側成形面13aを所定距離だけ下側にオフセットした形状に形成されている。
外側コア部材13は、プレス時において、プレスユニット3の後述する単一(1つ)のプレス部31の駆動プレスプレート31aにより、下金型12(下方)に向けて押圧されるように構成されている。また、内側コア部材14は、プレス時において、駆動プレスプレート31aによって押圧される外側コア部材13(下方)により、下金型12(下方)に向けて押圧されるように構成されている。
外側コア部材13は、上側突出部13cを有している。上側突出部13cは、上金型11の内方向(内側コア部材14から外側コア部材13に向く方向)に突出している。また、上側突出部13cは、外側コア部材13の全内周に設けられている。また、外側コア部材13には、下側に当接面13dが設けられている。なお、当接面13dは、特許請求の範囲の「当接部」の一例である。
内側コア部材14は、下側突出部14cを有している。下側突出部14cは、上金型11の外方向(外側コア部材13から内側コア部材14に向く方向)に突出している。また、下側突出部14cは、内側コア部材14の全外周に設けられている。また、下側突出部14cは、上側突出部13cの下側に配置され、平面視において、上側突出部13cに重なっている。また、下側突出部14cには、上側に被当接面14dが設けられている。
外側コア部材13(上側突出部13c)の当接面13dは、プレス時において、内側コア部材14(下側突出部14c)の被当接面14dに上方から当接するように構成されている。これにより、外側コア部材13は、内側コア部材14を下金型12に向けて押圧して、ガラス成形品G2を形作る所定高さ位置に内側コア部材14を配置するように構成されている。したがって、上側突出部13cの当接面13dは、内側コア部材14および外側コア部材13がそれぞれガラス成形品G2に密着している状態で、下側突出部14cに当接している。
図2に示すように、下金型12には、外側コア部材13の外側面に沿って設けられるスリーブ15が設けられている。スリーブ15は、平面視において環状に形成されており、外側コア部材13が内側に嵌合されている。また、スリーブ15は、内側に上下方向に延びる内壁面を有しており、外側コア部材13の上下方向の移動を内壁面によりガイドするように構成されている。
下金型12(スリーブ15)には、1組の対向する外側面に一対の連結ピン16が設けられている。連結ピン16は、熱伝導率の小さい材質(たとえば、ステンレス鋼や窒化ケイ素など)により形成されている。図1に示すように、複数の金型1は、互いに連結ピン16が接触するようにガラス成形装置100a(後述する処理室5)内に隣接して配置される。複数の金型1は、連結ピン16同士が搬送方向Aに突き当り、複数の金型1を押し動かす搬送ユニット(図示せず)からの搬送力を互いに伝達し合うように構成されている。これにより、複数の金型1は、一定の間隔を保ったまま一体的に搬送方向Aに移動されるように構成されている。
(ガラス成形装置の構成)
次に、図1および図2を参照して、ガラス成形装置100aの構成について説明する。
次に、図1および図2を参照して、ガラス成形装置100aの構成について説明する。
図1に示すように、ガラス成形装置100aは、加熱ユニット2と、プレスユニット3と、冷却ユニット4と、処理室5と、インポート部6と、アウトポート部7とを備えている。加熱ユニット2と、プレスユニット3と、冷却ユニット4とは、処理室5内に配置されている。
処理室5の上方には、処理室5に隣接するロードロック室(搬入室)5aが設けられている。ロードロック室5aは、処理室5内に配置されているインポート部6の直上に位置している。また、インポート部6は、上下方向に移動することによって、ロードロック室5a内と処理室5内との間を往復して、ロードロック室5aから処理室5に金型1を運び入れる機構である。
ロードロック室5aには、外部から金型1を搬入するために開閉するカバー(図示せず)と、ロードロック室5aを処理室5と連通させる開口(図示せず)とが設けられている。
また、ロードロック室5aには、真空ポンプ51が設けられている。真空ポンプ51は、ロードロック室5a内を真空引きするように構成されている。
詳細には、ガラス成形装置100aは、インポート部6をロードロック室5a内に移動させることによって、インポート部6(インポート部6に含まれるプレート)により開口を塞ぎ、処理室5を密閉するように構成されている。その後、ガラス成形装置100aは、カバーを開き、外部から金型1がインポート部6上に配置されるように構成されている。
さらに、ガラス成形装置100aは、カバーを閉じて、真空ポンプ51により、ロードロック室5a内を真空引きするように構成されている。そして、ガラス成形装置100aは、後述する不活性ガス供給ユニット52により、ロードロック室5a内に窒素ガスを供給した後、金型1とともにインポート部6を再び処理室5内に移動させて、金型1を加熱ユニット2に移動させるように構成されている。
処理室5の上方には、処理室5に隣接するロードロック室(搬出室)5bが設けられている。ロードロック室5bは、処理室5内に配置されているアウトポート部7の直上に位置している。また、アウトポート部7は、上下方向に移動することによって、ロードロック室5b内と処理室5内との間を往復して、処理室5からロードロック室5bに金型1を運び出す機構である。
ロードロック室5bには、外部に金型1を搬出するために開閉するカバー(図示せず)と、ロードロック室5bを処理室5と連通させる開口(図示せず)とが設けられている。
また、ロードロック室5bには、不活性ガス供給ユニット52が設けられている。不活性ガス供給ユニット52は、ロードロック室5b内に窒素ガスを供給するように構成されている。
詳細には、ガラス成形装置100aは、金型1が配置されたアウトポート部7をロードロック室5b内に移動させることによって、アウトポート部7(アウトポート部7に含まれるプレート)により開口を塞ぎ、処理室5を密閉するように構成されている。その後、ガラス成形装置100aは、金型1が外部に搬出され、カバーを閉じるように構成されている。
さらに、ガラス成形装置100aは、不活性ガス供給ユニット52により、ロードロック室5b内に窒素ガスを供給するように構成されている。そして、ガラス成形装置100aは、アウトポート部7を再び処理室5内に移動させるように構成されている。なお、ガラス成形装置100aは、ロードロック室5b内を真空引きしてから、ロードロック室5b内に窒素ガスを供給してもよい。図1においては、不活性ガス供給ユニット52を、互いに異なる管路により、ロードロック室5aおよび5bに接続する構成を示している。各々の管路には、バルブが設けられている。なお、不活性ガス供給ユニット52を、分岐部を有する1つのT字状の管路によりロードロック室5aおよび5bに接続してもよい。また、一例ではあるが、T字状の管路の分岐部には、3方向バルブなどが設けられている。
処理室5には、加熱ユニット2と、プレスユニット3と、冷却ユニット4とが、この順で金型1の搬送方向Aの上流側から下流側に一直線状に配置されている。なお、真空ポンプ51および不活性ガス供給ユニット52により、処理室5内には、酸素濃度が低く、不活性ガス濃度が高い成形処理を行うのに好ましい雰囲気が作られる。
加熱ユニット2は、プレスの前段階の処理として、金型1に保持されているガラス素材G1を加熱して軟化させるように構成されている。詳細には、加熱ユニット2には、ランプヒータが内蔵された加熱部21が設けられている。加熱ユニット2は、一対の加熱部21により金型1の上下方向から、ガラス素材G1を加熱して軟化させるように構成されている。これにより、ガラス素材G1は、半溶融状態になる。すなわち、プレス時に容易に変形される状態になる。なお、半溶融状態とは、液相のみの状態ではなく、液相と固相とが所定割合により混在している相状態である。半溶融状態のガラス素材G1は、加熱により単に軟化しているだけであり、下金型12(図2参照)に設置された状態で、概して、元の形状(たとえば、カバーガラスを成形する場合は平板形状)が損なわれていない。なお、上記ランプヒータは、一例であり、ランプヒータに代えて高周波ヒータや、カートリッジヒータなどの他の加熱部を設けてもよい。また、加熱部21の加熱方式としては、接触式および非接触式のいずれを採用してもよい。
図1に示すように、プレスユニット3は、加熱されたガラス素材G1を保持する金型1(上金型11および下金型12(図2参照))を型締めすることにより、ガラス素材G1をプレスしてガラス成形品G2を形成するように構成されている。
図2に示すように、プレスユニット3は、プレス部31と、プレス部31とは別個に設けられる浮き上がり抑制部32とを含んでいる。プレス部31は、平坦な板状の駆動プレスプレート31aおよび固定プレスプレート31bと、プレート駆動部31c(図1参照)とを有している。駆動プレスプレート31aおよび固定プレスプレート31bは、上下方向に互いに略重なる位置に配置され、上下方向に対向している。駆動プレスプレート31aは、固定プレスプレート31bの上方に配置されている。プレート駆動部31cは、駆動プレスプレート31aを上下方向に移動させるように構成されている。
プレス部31は、固定プレスプレート31bの上側で、かつ、駆動プレスプレート31aの下側に金型1を配置した状態で、駆動プレスプレート31aを固定プレスプレート31b側に移動させて上金型11を下金型12に向けて押圧することにより、金型1を型締めするように構成されている。これにより、プレス部31は、板状のガラス素材G1をプレスして、ガラス成形品G2を形成するように構成されている。この際、プレスユニット3は、半溶融状態のガラス素材G1に、上金型11および下金型12の各成形面11aおよび12aを転写するように構成されている。駆動プレスプレート31aは、平面視において、少なくとも、内側コア部材14よりも大きく形成されている。なお、プレス部31には、ガラス素材G1を加熱する加熱部(たとえば、高周波ヒータ、カートリッジヒータ、面状ヒータ、シーズヒータなど)が内蔵されている。
駆動プレスプレート31aは、浮き上がり抑制部32を通すための上下方向に延びる貫通穴311aを有している。貫通穴311aは、平面視において、駆動プレスプレート31aの略中心に設けられている。
浮き上がり抑制部32は、内側コア部材14の上面14bに上方から当接することにより、プレス時において、下金型12に対する内側コア部材14の浮き上がりを規制するように構成されている。
浮き上がり抑制部32は、内側コア部材14の上面14bに上方から当接する棒状部材32aと、棒状部材32aを所定高さ位置に保持するエアシリンダ(空気圧により駆動するシリンダ)32bとを含んでいる。棒状部材32aは、上端がエアシリンダ32bに接続されており、エアシリンダ32bにより上下方向に移動可能に構成されている。また、棒状部材32aは、上下方向に延びる直線形状を有している。また、棒状部材32aは、下端が自由端になっている。浮き上がり抑制部32と、駆動プレスプレート31aとは、互いに独立して上下方向に移動可能に構成されている。浮き上がり抑制部32(棒状部材32a)は、平面視において、内側コア部材14の略中心(重心)位置で、かつ、内側成形面14aの略中心軸上(略中心位置)に配置されている。浮き上がり抑制部32は、内側コア部材14を積極的に下方に押圧するものではなく、ガラス素材G1の変形に伴ってガラス素材G1を上方へ移動させようとする力を受け止めるように構成されている。なお、棒状部材32aは、特許請求の範囲の「下端部」の一例である。また、エアシリンダ32bは、特許請求の範囲の「位置保持部」の一例である。
図1に示すように、冷却ユニット4は、金型1が閉じられた状態を保持したまま、プレスされたガラス成形品G2を大気中でも酸化されない温度域まで冷却するように構成されている。詳細には、冷却ユニット4には、上下一対の平坦な板状の冷却プレート41が設けられている。冷却ユニット4は、一対の冷却プレート41により金型1を挟み込むことにより金型1を介してガラス成形品G2を冷却して硬化させるように構成されている。
(プレス動作)
次に、図4(A)、図4(B)、図4(C)および図4(D)を参照して、プレス動作について説明する。
次に、図4(A)、図4(B)、図4(C)および図4(D)を参照して、プレス動作について説明する。
図4(A)は、加熱ユニット2(図1参照)で加熱されたガラス素材G1を保持する金型1がプレスユニット3に送られてきた状態であり、プレス前の状態を示している。図4(A)に示すように、金型1と、駆動プレスプレート31aおよび浮き上がり抑制部32とは、互いに離間している。また、元の板状形状が損なわれていない半溶融状態のガラス素材G1の縁側の一部が下金型12から離間した状態で配置されているため、外側コア部材13は、図4(D)に示す型締め完了位置よりも上方位置に配置されている。内側コア部材14の内側成形面14aは、ガラス素材G1に接触している。また、外側コア部材13(上側突出部13c)の当接面13dと、内側コア部材14(下側突出部14c)の被当接面14dとは、互いに離間している。
次に、図4(B)に示すように、エアシリンダ32bにより棒状部材32aが下降されることにより、棒状部材32aの下端が内側コア部材14の上面14bに接触する。この際、棒状部材32aは、エアシリンダ32bにより内側コア部材14の上面14bに接触する所定高さ位置に保持される。なお、図4(B)〜図4(D)においては、一例として、固定プレスプレート31bの上面から棒状部材32aの下端までの距離(高さ)Hとして図示している。
次に、図4(C)に示すように、プレート駆動部31c(図1参照)により駆動プレスプレート31aが下降されて、駆動プレスプレート31aが外側コア部材13の上面13bに接触する。そして、駆動プレスプレート31aが外側コア部材13と共にさらに下降する。
この際、外側コア部材13によりガラス素材G1の外側(縁部側)が変形されることによって、ガラス素材G1には、ガラス素材G1を水平方向へ移動させる力F1(図5(C)参照)、および、内側コア部材14に接触する部分を上方へ移動させる力F2(図5(C)参照)が作用する。すなわち、上金型11および下金型12の間において、ガラス素材G1を位置ずれさせる力が作用する。しかしながら、ガラス素材G1は、浮き上がり抑制部32によって所定位置に保持される内側コア部材14と下金型12との間に挟まれている状態であるため、位置ずれすることはない。すなわち、固定プレスプレート31bの上面から棒状部材32aの下端までの距離(高さ)Hは、一定である。なお、高さ(距離)Hは、ガラス素材G1が変形する際に、ガラス素材G1から内側コア部材14が上向きの力を受けて、一時的に僅かに上方に移動してもよい。
図4(D)に示すように、駆動プレスプレート31aが外側コア部材13と共にさらに下降することにより、外側コア部材13の当接面13dが、内側コア部材14の被当接面14dに上方から接触する。そして、その状態から僅かに駆動プレスプレート31aが外側コア部材13および内側コア部材14と共にさらに下降することにより、プレス圧力が外側コア部材13を介して内側コア部材14にも伝わり、外側成形面13aおよび内側成形面14aの両方でガラス素材G1をプレスする。これにより、ガラス素材G1(ガラス成形品G2)には、外側成形面13a、内側成形面14aおよび下金型12の成形面12aが転写される。以上により、型締めが完了し、ガラス成形品G2が形成される。
(プレス動作の比較例)
次に、図5(A)、図5(B)、図5(C)および図5(D)を参照して、プレス動作の比較例について説明する。比較例では、プレスユニット203に浮き上がり抑制部が設けられていないガラス成形装置200aについて説明する。なお、図5(A)は、図4(A)に対応する状態であり、図5(B)は、図4(C)に対応する状態であるため説明を省略する。
次に、図5(A)、図5(B)、図5(C)および図5(D)を参照して、プレス動作の比較例について説明する。比較例では、プレスユニット203に浮き上がり抑制部が設けられていないガラス成形装置200aについて説明する。なお、図5(A)は、図4(A)に対応する状態であり、図5(B)は、図4(C)に対応する状態であるため説明を省略する。
図5(C)は、外側コア部材213によるガラス素材G1のプレス途中の状態を示している。内側コア部材214は、外側コア部材213にプレスされることによって形成されたガラス素材G1の端部の変形によって、逆U字状に変形している(中央部が上方に反っている)。比較例では、上記実施形態とは異なり、浮き上がり抑制部が設けられていないため、内側コア部材214は、反ったガラス素材G1により、上方に持ち上げられている(浮かび上がっている)。この際、ガラス素材G1は、完全に型締めされていないため、ガラス素材G1の縁部において、外側コア部材213と下型212とにより挟持されておらず、水平方向の一方側にずれている。その結果、図5(D)に示すように、最終の形状であるガラス成形品G2が配置されるキャビティ内に空間部Kが形成されている。すなわち、ガラス成形品G2の空間部K側の端部が適切に成形されずに成形不良が生じている。
(実施形態の効果)
以下に、本実施形態の効果について説明する。
以下に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態では、上記のように、上金型11を下金型12に向けて押圧することにより、加熱により軟化された板状のガラス素材G1をプレスするプレス部31と、プレス部31とは別個に設けられ、内側コア部材14の上面14bに当接することにより、プレス時において、下金型12に対する内側コア部材14の浮き上がりを規制する浮き上がり抑制部32とを設ける。これにより、浮き上がり抑制部32により、プレス成形時における半溶融状態の板状のガラス素材G1の変形に伴う内側コア部材14の浮き上がりを規制することができるので、半溶融状態の板状のガラス素材G1のプレス成形時におけるガラス素材G1の位置ずれを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、プレス部31を、1つ設け、上金型11の外側コア部材13を下金型12に向けて押圧することにより、板状のガラス素材G1をプレスするように構成し、外側コア部材13に、プレス時において、内側コア部材14に上方から当接する当接面13dを設ける。ここで、内側コア部材14と外側コア部材13とを別々のプレス部31により押圧した場合、内側コア部材14と外側コア部材13とが互いに異なる不均一な圧力でガラス素材G1をプレスしてしまい、ガラス成形品G2の緻密さが不均一になったり、ガラス成形品G2の寸法にばらつきが生じたりするなどのガラス成形品G2の精度が低下する場合がある。そこで、上記のように構成することにより、従来(内側コア部材14と外側コア部材13とを別々のプレス部31により押圧する場合)と比較して、1つのプレス部31によって、外側コア部材13を押圧するとともに、外側コア部材13を介して内側コア部材14を押圧することができるので、外側コア部材13と内側コア部材14とを均一に押圧することができる。その結果、ガラス素材G1を均一な圧力でプレスすることができるので、ガラス成形品G2の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、外側コア部材13に、上金型11の内方向に突出し、下面に当接面13dを有する上側突出部13cを設け、内側コア部材14に、上金型11の外方向に突出し、上側突出部13cの下側に対向配置され、平面視において、上側突出部13cに重なる下側突出部14cを設け、上側突出部13cの当接面13dを、少なくとも、内側成形面14aおよび外側成形面13aがそれぞれガラス成形品G2に密着している状態で、下側突出部14cに当接させる。これにより、プレス部31により外側コア部材13を押圧した後、上側突出部13cの当接面13dにより下側突出部14cを押圧することによって、外側コア部材13の下方への移動に、内側コア部材14を容易に追随させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、浮き上がり抑制部32は、平面視において、内側成形面14aの略中心軸上(略中心位置)に配置されている。これにより、プレス時にガラス素材G1から内側コア部材14が受ける力を、内側成形面14aの略中心軸上(略中心位置)で受けることができるので、内側コア部材14(内側成形面14a)を傾かせることなく、内側コア部材14の浮き上がりを抑制することができる。その結果、ガラス素材G1の位置ずれを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、浮き上がり抑制部32に、内側コア部材14に当接する棒状部材32aと、棒状部材32aを所定高さ位置に保持するエアシリンダ32bとを設ける。これにより、エアシリンダ32bにより棒状部材32aの内側コア部材14への当接状態を保持することができるので、より確実に、内側コア部材14の浮き上がりを抑制することができる。その結果、ガラス素材G1の位置ずれを効果的に抑制することができる。また、エアシリンダ32bによって簡易な構成により内側コア部材14の浮き上がりを抑制して、ガラス素材G1の位置ずれを抑制することができる。また、エアシリンダ32bは、高温環境下で安定した性能を発揮することができる。
また、本実施形態では、上記のように、外側コア部材13を、浮き上がり抑制部32および内側コア部材14を取り囲む環状に形成する。これにより、外側コア部材13が浮き上がり抑制部32および内側コア部材14を取り囲む環状に形成されているので、外側コア部材13からの力を外側コア部材13の内側を受けることができる。このため、内側コア部材14(内側成形面14a)を傾かせることなく、内側コア部材14の浮き上がりを抑制することができる。その結果、ガラス素材G1の位置ずれを効果的に抑制することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の当接部を、外側突出部の当接面により構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、当接部を、ピンなどの外側コア部材側から内側コア部材側に突出する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、外側コア部材を環状に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、外側コア部材をC字形状などの環状以外の形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、金型分解ユニットを、吸着により内側コア部材を保持するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、金型分解ユニットを、把持により内側コア部材を保持するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の位置保持部にエアシリンダを用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の位置保持部に油圧シリンダや、モータ機構、弾性部材などのエアシリンダ以外を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ガラス成形装置をシステム内で金型を循環させて各種成形(加熱、プレス、冷却)を異なる位置で順に行う金型成形システムの一構成とした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ガラス成形装置を、各種成形(加熱、プレス、冷却)を同じ位置で順に行う固定式のプレス装置としてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の下端部を直線状に延びるように形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の下端部をブロック形状に形成するなど、直線状に延びる形状以外の形状にしてもよい。
1 金型
11 上金型
11a 成形面
12 下金型
13 外側コア部材
13a 外側成形面
13c 上側突出部
13d 当接面(当接部)
14 内側コア部材
14a 内側成形面
14b 上面
14c 下側突出部
31 プレス部
32 浮き上がり抑制部
32a 棒状部材(下端部)
32b エアシリンダ(位置保持部)
100a ガラス成形装置
G1 ガラス素材
G2 ガラス成形品
11 上金型
11a 成形面
12 下金型
13 外側コア部材
13a 外側成形面
13c 上側突出部
13d 当接面(当接部)
14 内側コア部材
14a 内側成形面
14b 上面
14c 下側突出部
31 プレス部
32 浮き上がり抑制部
32a 棒状部材(下端部)
32b エアシリンダ(位置保持部)
100a ガラス成形装置
G1 ガラス素材
G2 ガラス成形品
Claims (7)
- 下金型と、外側コア部材および内側コア部材からなる上金型とにより構成される金型と、
前記上金型を押圧することにより、板状のガラス素材をプレスするプレス部と、
前記内側コア部材に当接し、前記下金型に対する前記内側コア部材の浮き上がりを規制する浮き上がり抑制部と、を備える、ガラス成形装置。 - 前記プレス部は、1つ設けられ、前記上金型の前記外側コア部材を前記下金型に向けて押圧することにより、板状の前記ガラス素材をプレスするように構成されており、
前記外側コア部材は、前記内側コア部材の上方から前記内側コア部材に当接する当接部を有する、請求項1に記載のガラス成形装置。 - 前記外側コア部材は、前記上金型の内方向に突出し、下面に前記当接部が設けられる上側突出部を有し、
前記内側コア部材は、前記上金型の外方向に突出し、前記上側突出部の下側に対向配置された下側突出部を有し、
前記上側突出部の前記当接部は、少なくとも、前記内側コア部材に形成された内側成形面および前記外側コア部材に形成された外側成形面がそれぞれガラス成形品に密着している状態で、前記下側突出部に当接している、請求項2に記載のガラス成形装置。 - 前記浮き上がり抑制部は、前記内側コア部材に形成された内側成形面の略中心軸上に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス成形装置。
- 前記浮き上がり抑制部は、前記内側コア部材に当接する下端部と、前記下端部を所定高さ位置に保持する位置保持部とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス成形装置。
- 前記位置保持部は、空気圧または油圧によるシリンダ、モータ機構、および、弾性部材の少なくとも1つにより構成されている、請求項5に記載のガラス成形装置。
- 前記外側コア部材は、前記浮き上がり抑制部および前記内側コア部材を取り囲む環状に形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラス成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017129285A JP2019011224A (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | ガラス成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017129285A JP2019011224A (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | ガラス成形装置 |
Publications (1)
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JP2019011224A true JP2019011224A (ja) | 2019-01-24 |
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ID=65226718
Family Applications (1)
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JP2017129285A Pending JP2019011224A (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | ガラス成形装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019011224A (ja) |
-
2017
- 2017-06-30 JP JP2017129285A patent/JP2019011224A/ja active Pending
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