JP2011005471A - 循環式常温乾燥装置と被処理有機物 - Google Patents

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Abstract

【課題】油分や粘性の高い有機物であっても、常温域での乾燥によって、水分を15%以下にしたり、形状を保持して乾燥させることを可能とする食品や食品廃棄物などの循環式常温乾燥処理装置を提供する。
【解決手段】処理槽2に投入された有機物は、物理処理機構12で、まず細かく破砕され、破砕された有機物はこの処理槽2内で撹拌され、1方で加熱機構4によって投入層内の温度より少し高い温度で加熱される。そのため有機物からは水蒸気が発生し、水蒸気を担持した空気は吐出機構6によって冷却・凝結機構8に運ばれる。水分が取除かれた空気は吸入機構10によって再び処理槽2内に戻されるが、加熱機構4の加熱により温度が上がり、再び有機物から発生する水蒸気を担持し、水分を除去する媒体となる。空気の循環過程を繰り返すことにより乾燥処理が進む。
【選択図】図1

Description

本願発明は、食品などの有機物の乾燥処理技術に関する。
食品の乾燥処理は、食品の長期貯蔵性を増したり、変質防止、重量軽減による輸送力の増加、風味や色調を保つなどのために古くから行なわれて来た。化学工業などの発展の影響を受け、これまで手工業的に行なわれて来た食品業界でも「化学、物理学、栄養学、機械学、生物学から成り立つ」食品工学も生まれ、この乾燥処理の面でも様々な技術的工夫が行なわれて来た。
食品などの有機物として、植物性及び動物性有機物があるが、微生物によってタンパク質やその他の窒素化合物が分解されて悪臭を発生したり、有毒な物質に変化したり、組織が軟化するような変化を腐敗といい、微生物や酵素の作用によって炭水化物や脂質が分解されて、味や香りが悪くなり、食用は適さなくなることを変敗という。いずれにせよ食品はそのまま放置すると時間の経過と共に微生物などの働きで腐敗、変敗する。
微生物の中で細菌の繁殖のためには、食品中に利用できる水が40〜50%含まれていることが必要であり、カビの生育には13〜20%の水分が必要となる。従って食品の乾燥処理を行うにあたっては、この点を考えて乾燥レベルを設定して行くことになる。長期に保存するためには、カビの成育防止を考え、水分をおよそ15%以下に抑えることが必要となる。
油分は動物性だけでなく植物性有機物でも含有しているが、魚や豚、鶏、牛などの畜産肉は多くの油分を含有し、こうした動物性有機物の場合、食肉部分を採った後の骨や内蔵の処理が問題となっている。
有用な食肉部分をとった骨や内蔵は多くは焼却や埋め立て処分という形で廃棄処分されている。こうした焼却、埋め立て処分をする際にも、廃棄物が発生する場所から処分する場所までの運搬や保管の問題があり、その急速な腐敗、変敗に対処する方法として乾燥処理が用いられている。一方でこうした廃棄されている部分を、養殖や畜産用の飼料として再生処理する試みも乾燥処理や醗酵処理という色々な形で行なわれて来ている。
特許第3696224号 特開平6−319464 特開平7−163310 特開平10−99840 特開平11−643
食品の乾燥による資源利用が進む中でいくつかの問題が発生している。たとえば高温(110℃)で乾燥処理したものは、飼料として使えないという問題が発生した。食肉の利用だけでなく魚油をとり、残りを魚粉にして飼料に利用するということが、イワシやサバやスケソウダラなどで行なわれて来た。ところが、このスケソウダラを原料としたホワイトミールに対し、イワシ、サバなどを原料としたブラウンミールを原料としたニワトリ用飼料を食べさせたニワトリが「筋胃潰瘍」(哺乳類の胃に相当する筋胃で内容物が黒褐色となり、潰瘍をおこしたり、筋胃に穴があく病気)にかかった。
この病気の原因物質は魚粉中にあることが分りジゼロシンと名付けられた。このジゼロシンは、0.8mg/kgの量を飼料中に混入したものを4週間給与すると斃死が発生することなどが分った。そして、このジゼロシンはブラウンミールに存在する遊離アミノ酸の一種であるヒスチジンや微生物による腐敗によってヒスチジンから変化したヒスタミンが加熱乾燥過程で、その温度が高い(110℃近辺)と魚粕中のリジンと反応して作りだされることが分った。
細菌の発生だけでなくカビなどの発生も飼料の製造にとって問題となる。そこで含有水分量を15%以下に抑えようとすると通風乾燥でも従来の乾燥方式では、加熱温度を110℃位に上げる必要があった。ところが加熱温度を上げると、このようにそれを食べる家畜にとって毒になる物質が生成されることが分ったのである。この面から考えると高い加熱温度は許されないことになる。また、そうした毒物を生成しない場合でも加熱した熱が処理槽内で偏在し、1部でこげを作ったりし、処理したものが有用資源として使いものにならなくなることがあった。
乾燥方式については特許文献2〜5に見るようにこれまでも多くの特許が出されているが、本願出願人は特許文献1に示した特許第3696224号で、処理槽内で有機物を常温域に於いて乾燥する処理方式と処理装置について出願し、特許登録した。ここでは、処理槽内の有機物を常温域で加温し、有機物内の水分を蒸発させ、処理槽内の空気に担持させ、その空気を処理槽外に誘引し、凝縮器を使って冷却し、露点以下にして水分を除去し、その水分を除去した乾燥空気を再び処理槽内に戻し、有機物から蒸発する水分を乾燥空気に担持させるようにしたものである。ここでは凝縮器で発生する熱を処理槽内の有機物を加温するエネルギーとして使うことも示した。
このいわば循環式の常温乾燥装置を使用すれば、従来の高温乾燥による様々な併害は取り除くことができることになった。この循環式の場合、処理槽内の空気は、1度処理槽外に排出されるが冷却された後、再び処理槽内に戻され、この空気は処理装置の系外に排出されることがないため、有機物に特有の臭いがこの空気に移っても周辺環境に影響を及ぼさない。しかしながら、この常温乾燥装置は新たな発明装置としては、端初を切り開いたばかりである。
常温乾燥装置においては、次の問題が課題となった。処理層内に投入した有機物を粉砕し、粉状に乾燥処理するタイプの場合、油分の多い有機物や粘性の高いペースト状や泥状の物質を乾燥処理する時に、そうした物質の存在によって水分蒸発が途中から進まなくなる問題がある。常温域での穏やかな形での加熱であるがゆえに、一定のところで水分蒸発がストップしてしまうのである。
たとえば、魚の食肉を取除いた後の魚腸骨を撹拌手段によって撹拌しつつ乾燥処理して行く時、水分量が30%近辺になると、それ以上水分量が減らなくなる。表1はその時の1実施例で、元々30kgあった魚腸骨等の有機物が水分が蒸発し、30%近くになると乾燥スピードが弱まる状態が示されている。1塊の状態になり、水分蒸発が抑えられてしまうのである。
乾燥処理に於いてどこまで乾燥できるかにとって被乾燥有機物の総表面積の大きさが重要なファクターとなる。魚腸骨などの場合、撹拌によって元々の形状が崩れ、1塊の状態になることにより総表面積が撹拌前に比べ小さくなる。また水分を蒸発する力に対し有機物表面の表面張力の大きさは規制力として働くため、油分による表面での油膜形成が水分蒸発を抑える結果になったと考えられる。
そこで常温乾燥装置の課題としてまず第1に油分の存在による乾燥規制を破り水分量15%以下を達成できる乾燥装置が求められていた。
常温乾燥機による課題の第2は、乾燥有機物の形状を保ったままどのように乾燥するかということが課題になる。乾燥有機物の形状を保ったまま乾燥するこれまでの事例では、棚式乾燥機の場合も大方が百数十度から数百度の熱風を流し、乾燥させるようにしている。 形状を保持しなければならないもので、常温域で乾燥させることを実現することが課題となった。
課題を解決する手段
本願ではそこで食品有機物の乾燥方式に於いて、有機物を投入する槽内温度より数度高い常温域の温度で加熱し、該加熱した有機物から発生した水分を空気に担持させ、その空気を別所に運び、数度冷却し凝結水を取り除き、その空気を再び有機物に接触させ有機物から発生する水分を担持させる方法をベースに考えて常温乾燥を実現した。
その上で、本願では、油分の多い有機物や粘性の高い液状有機物の場合であっても、乾燥処理が途中で止まることが内容に、処理装置に工夫を加えた。
この処理に当って、手打ちうどんの作製方法に注目し、所定量まで乾燥した有機物をさらに乾燥する方法を考えた。うどんは小麦粉を原料とし、1kgの粉に対し約450cc前後の水と50g前後の食塩を混入して作る。小麦粉中の約10%のタンパク質が、水を加えることによってグルテンという結合剤を作り、デンプンの粘性によってうどんができる。
食塩は、このグルテンの引き締めと、小麦粉中の酵素の働きを抑制し、うどんの生地がダレるのを防ぐ。このグルテンが多いと生地が不均質になり、うどんが打ちづらくなる。水は加水量が多いほど生地が柔らかくなり打ちやすくなる。このバランスを考えながら手打ちうどんを作ることになる。
手打ちうどんは粉末状から1つの玉にまとめる「玉つくり」、これを「足踏み」してうどんに腰をつけ、「ねかし」て粘りをだし、「延ばし」で再び腰をつけて仕上げて行く「玉つくり」「足踏み」「ねかし」「延ばし」の工程をたどるが、この過程で使用した水を空気にのせて蒸発させて行くのである。
粉末状の小麦粉を1つにまとめるためには、加水量を多くした方がバラツキがなく簡単にまとめることができる。しかし、ここで余り水を使うと、その水分がうどんをダレさせるため、腰のあるおいしいうどんはできない。そこで、そこそこの水を使用しながら、途中の作製工程で空気と一緒に水を抜くように工夫している。
たとえば「玉つくり」の工程には「手合わせ」「走り」「手もみ」「合わせ」「菊もみ」「づつき」という工程がある。「手合わせ」工程で水と食塩で水と食塩を均一に混ぜた小麦粉の生地に、空気を含みこませる工程が「走り」である。そのあと「てもみ」「合わせ」などの工程で生地を1つの塊にした上で、「菊もみ」で1つの玉としてまとめあげ、「玉つくり」工程の最後として「づつき」でこね終わった生地から空気を抜くのである。適量の水分は1つの塊にしたり、もんだり、まとめ上げるために必ず必要ではあるがそこで必要とされる水分量は必ずしもおいしいうどんに必要とされる水分量と合致していないため、わざわざ空気をいれ、この空気に水分を付着させて水分を取るようにしている。
これは「玉つくり」の後の「足踏み」工程でも1度足踏みでのばした生地を折りたたみ空気を包み込んだ上で空気との接触面積を増やした上で再度足踏みを行なう方法として実行されている。
「ねかし」の後「延ばし」は、食べごろの薄さに延ばして行く工程であるが、もちろん工程でも薄く大きく延ばされることによって、空気と接触する面積は大きくなり、水分の蒸発がうながされるようになっている。
小麦粉の場合、油分は2%程度であるが約10%のタンパク質からできているグルテンの結合力とデンプン質の粘性によって「玉つくり」工程で1つの塊としてまとめあげられる。この様子は、撹拌した有機物が乾燥しながらも1つの塊になった状態と類似している。そこで、本願発明者らは手打ちうどんの足踏み工程と同時にこの1つの塊になった有機物をのばした上でいくつかに折りまげて再び撹拌し乾燥させるようにした所、それまで約30%の水分量でストップしていた水分の蒸発乾燥が動き出したのである。投入有機物の素材内容を変えた上で表2のように実験的にこの事実を再確認した。
そこで本願では上述した課題を解決するための解決手段として該有機物を切断し、まき込み、練り込むためのそれぞれの処理端子を備え、投入有機物を順次該処理端子で処理し、該有機物の総表面積を増やし、空気との接触面積を増やし、且つ空気として押し出すように工夫し、どのような有機物であっても、水分量15%以下にまで乾燥を進めるようにした。〈この場合これらの処理端子は、攪拌手段と兼用することができる〉
この場合、有機物の投入処理槽内にセラミックスボールや竹材などの媒体剤を投入し、有機物をこれら媒体剤によって細かく破砕し、油分による油膜形成の規制を破り、表面総面積を増やすことが考えられるが、乾燥終了後、有機物と媒体剤とを分別したり、媒体剤に付着した油分の洗浄・清掃する必要があった。
本願の特徴は、食品有機物を処理槽内で常温域で加温し、水分を蒸発させる。この水分を槽内の空気に担持し、すみやかに槽外に運び、運んだ空気を冷却し、露点以下にして水分を除去し、その水分除去した「乾燥空気」を再び槽内に戻し、有機物から蒸発する水分を取り去る仕組をベースにしている点にある。通常、水分蒸発を継続的に行なうためには、水の沸点100℃(常圧)以上の熱を加える必要があるとされて来たが、空気を水分を運ぶ媒体として考え、空気に水分が担持される2つの条件、▲1▼槽内温度より数度高い温度で加温し、水分蒸発を促し、▲2▼水分を除去した空気を層内に戻し、常に″乾燥空気″を用意し、その水分を運んで行くという循環式常温乾燥処理装置を考えた。
次に、乾燥する有機物の形状を保持して、乾燥する方法について、即席ラーメンなどのインスタント食品や健康食品などの醗酵食品などの食品の乾燥処理の場合は、その形状を保持しつつ乾燥させることが必要となるが、たとえば処理槽内にそれら食品有機物を重ねないで並べることができる何層にも収納できる柵を作り、その柵が加熱され、その処理槽内の空気が循環し、食品有機物から蒸発する水分を効率よく運び出すような構成を考えれば、凍結乾燥で用いる減圧化での氷の昇華に置き換えることができる。その際、棚の中を熱媒体が流動できる構造にし、間接過熱の方法をとれば、熱が特定のところにたまることも無く、乾燥することができる。
また形状を保持する方法で、必ずしも棚式でなく、回転ドラム方式でも次のような工夫を加えることによって乾燥処理が可能となる。回転ドラムを2層構造にし、その中に熱媒体を流動させ、しかも回転ドラムの回転スピードを有機物の形状を壊さない程度に回転させるようにする。
発明の効果
本願発明では、食品や食品廃棄物からなる有機物を常温域で乾燥し、水分量15%以下を実現した。このため本願発明によって乾燥処理した有機物は保存性にすぐれ、従来の高温(110℃)乾燥によるジゼロン等の発生問題を解決した。そのため安心して飼料としても供給することができる。
また油分や粘性の多い有機物では、本願発明がベースとした常温域による乾燥方式でも含有水分量を減らすことに大きな限界があったが、1塊となっている有機物を切断し、巻き込み、練り込む等の物理的処理を加え、空気との接触面積を増やす工夫をしたり、空気を取り込み、水分を担持させた上で、空気を排出させることにより、含有水分量を15%以下にすることができ、保存性を高めるとともに、使用用途を豊富化させた。
これまでは飼料用に作っても高温処理の場合、毒物を作ることもあり、結局のところ廃棄し、焼却や埋立処分することにより環境負荷を増やすこともあったが、本願発明による方法や装置を使えば、資源として有効利用することが可能となり、飢饉への対処策を提案できるとともに、地球環境保全にも役立つこととなる。
即席ラーメンなどのインスタント食品も従来の凍結乾燥によって作ったものに比べ、製造装置にお金をかけることなく簡単に作ることができた。また常温域で形状を保ったまま処理するため、顆粒状に作った健康食品なども、有効微生物を殺さず、その働きを弱めることなく酵素の働きを活用できることになった。このように、形状をそのまま保持したまま常温域での乾燥が可能となり、香りや酵素の働きを生かした乾燥食品の生成が可能と成った。
以下図面によって本願発明の実施例を説明する。図1は、請求項1〜3に示した本願発明の全体機能及び構成を説明するためのブロック図である。(2)は有機物を投入する処理槽である。(4)は加熱機構で槽内の温度より数度高い常温域での加熱を行う。(6)は処理槽(2)の空気を吐出する吐出機構。(8)は吐出されて来た空気を冷却し、凝縮水を取り除く冷却・凝縮機構。(10)は、水分を除去して乾いた空気を再び処理槽(2)戻すための吸入機構。(12)は、投入有機物を1次処理として細かく破砕したり、投入有機物が1塊の塊になった時これを物理処理を加え空気との接触面積を増やすための物理処理機構である。
加熱機構(4)は、冷却・凝縮機構(8)の冷却時に発生する熱を利用してもよい。この物理処理機構(12)は、処理槽(2)内に設置してもよいし、処理槽外に設置してもよい。処理槽(2)内に作る時には、攪拌手段を兼用する事になる。本願の発明によっては、処理槽(2)内の構成上の工夫を行い、この物理処理機構(12)を用いず、こうした乾燥処理を行い、投入有機物を壊すことがない工夫をしたものもある。その場合本願では、この物理処理機構(12)に代わって、投入有機物をそのままの形状を壊すことがないように保持し、かつ、これを常温域で加温する「保持加温機構」を処理装置内に設けるようにしている。
処理槽(2)に投入される有機物は、植物性でも動物性でもよく、また食品の素材でもよいし、これまでは廃棄されていたものでもよい。投入される有機物は物理処理機構(12)で、まず細かく破砕され、破砕された有機物はこの処理槽(2)内で撹拌され、1方で加熱機構(4)によって投入層内の温度より少し高い温度で加熱される。そのため有機物からは水蒸気が発生し投入槽(2)内の空気は飽和水蒸気量の範囲で水蒸気を担持する。その空気は吐出機構(6)によって冷却・凝結機構(8)に運ばれる。
運ばれてきた空気はこの冷却・凝結機構で数度の範囲で冷却される。空気の飽和水蒸気は、温度に略比例するため温度を下げるとその温度での飽和水蒸気量は下がる。そのため凝結水が出るが、それを水(14)として取除く。水分が取除かれた空気は吸入機構(10)によって再び処理槽(2)内に戻されるが、この処理槽(2)は加熱機構(4)によって加熱されているため、その加熱によって温度が上がった空気は飽和水蒸気量が上がり再び有機物から発生する水蒸気を担持し、水分を除去する媒体となる。吐出機構(6)によって冷却・凝結機構(8)に再び水蒸気を運び、水(14)として取り出すことになる。
この過程を繰り返す中で処理槽(2)に投入された有機物は時間の経過とともに水分を取り去ることができ、乾燥処理が進むことになる。有機物を乾燥させるにあたって1般的にはこれを撹拌することは不可欠な機構となるが▲1▼時間の経過とともに撹拌によって有機物の形状がくずれ、1つの塊に近くなり、有機物の総表面積が小さくなる。▲2▼水分量が減るため蒸発しにくくなる。▲3▼そこに油脂分があるとその油脂分が表面を包みより蒸発しにくくなる。こうしたこともあって、水分量が40%を切るレベルになると急に水分の蒸発、従って乾燥スピードが低下してくる。
そこで処理槽(2)の有機物の塊を取り出し、これをのばしたり、ひも状に押し出したりして、総表面積を増やすための物理的処理を物理処理機構(12)で行うのである。この処理を行うことにより、停滞していた乾燥処理が再び進み水分量がほぼ3%近くまで常温乾燥によって可能となった。この処理は閉じた系で循環させて行っているため、空気が外にもれて悪臭が臭うことがない。
図2及び図3は、本願発明請求項1に示した乾燥装置を説明する模式図である。(20)は処理槽、(22)は撹拌機、(24)は加熱手段、(26)(28)は循環手段、(30)は冷却・凝縮手段、(32)は接触面積増内手段である。
処理槽(20)にたとえば鯖や鰹の魚腸骨(いわゆるあら)を投入する。槽内の温度がたとえば夏季は約30℃冬季は10℃とすると、これを加熱手段(24)としてヒーターなどを使いそれぞれ数度高い温度、たとえば夏季約37℃冬季17℃に加熱する。撹拌機(22)はモーター(34)の回転力を伝達させ、投入された有機物の魚腸骨を撹拌する。撹拌された有機物は加熱手段(24)による加熱エネルギーを受け、夏・冬それぞれ約37℃、約17℃近くの温度に上り、水分を水蒸気として発生させる。その結果槽内の空気に水蒸気は担持され、この空気を循環手段(26)であるファンによって冷却・凝縮手段(30)に送られる。
冷却・凝縮手段(30)では図1で説明したように冷却した上で水分を取り出し少し乾燥した空気を循環手段(28)のファンによって再び投入槽に戻し、乾燥した空気に再び水分を担持させ、循環手段(26)によって冷却・凝縮手段(30)に送ることにより槽内の魚腸骨を時間の経過とともに乾燥させて行くのである。
表1のグラフは、実験用に製作した図2に示したと同様の乾燥装置(槽の直径500mm、高さ500mm)に鯖の魚腸骨30kg投入したときの乾燥レベルの推移を全重量の変化と時間をそれぞれ縦・横軸にとって表したものである。重量が9kgに減った時点でほとんど重量変化が停まってしまう。
水分量が減って行けば蒸発しづらくなるが、有機物としての魚腸骨が形をくずし、1つの塊となり、結果として乾燥する総表面積が小さくなったこと、そして油脂分によってその表面が覆われ、水蒸気が有機物から空気中出るのにより大きなエネルギーがかかるようになったことが原因として考えられる。
そこで本願発明では、有機物の乾燥スピードが停まった時のことを考え、有機物に単なる撹拌だけではない物理的に力を加え、総表面積を増加させると共に空気による水分排除を促すようにした。所定量までの乾燥の後、そのまま有機物をこうした物理的に表面積を増加させる手段について、次に図面に基づき、説明する。
図3及び図4、図5は、魚の魚腸骨のような油脂分の多い食品ないし食品廃棄物や液状でかつ粘性の強い食品等の有機物を数%の水分レベルまで乾燥させることができる循環式常温乾燥処理装置の本願請求項1に示した発明に基づく1実施例である。(50)は処理槽、(52)は処理槽、(50)内の空気を運び出すためのファン、(54)は運び出された空気を冷却し、露点以下の水分を凝縮して取り出す冷却・凝縮器。(56)は水分を除去した空気を再び処理槽(50)内に運び入れるためのファン、(58)は処理槽(50)内に投入した被乾燥有機物を物理的に細断したり、空気をまき込むなどをして空気との接触面積を増やすようにした物理処理機構で、60、62、64はその処理端子である。図4は、その全体概観図である。(66)はこの物理処理機構の動力源・モーターであり、(68)は常温加熱機構である。
処理槽(50)に投入された有機物は、当初水分含有量が多い時には、この物理処理機構(58)は、攪拌手段を兼用し、この有機物を撹拌し、万遍なく加熱機構(68)からの熱を伝えたり、液状面を切断し、水分の蒸発を助ける働きをする。処理槽(50)内の水分を空気に担持し、ファン(52)の働きで冷却・凝縮器(54)まで運び、ここで水分除去し、再び″乾燥空気″をファン(56)の働きで処理槽(50)に戻し、このくり返しによって有機物は常温域の加熱でも濃縮、そして乾燥が進む。
通常、魚腸骨など油脂分の多い有機物や小麦グルテンを含む粘性の高い有機物の場合、30%前後の水分量となると、単なる撹拌装置だけでは表1の事例のように水分蒸発が進まなくなるが、ここでは粘性をもった有機物を処理端子(60、62、64)で図5のように物理的に処理するため、その乾燥の限界値を越えて乾燥させることに成功した。
図5で見るようにまず図5(a)のように処理端子(60)で有機物(51)を2つに切断し、図5(b)のように処理端子(62)で有機物(51)を巻き上げ、図5(C)で見るように、有機物(51)を空気(53)をはさみ込みながら練り込んでいる。この練り込み過程で、はさみ込まれた空気(53)は処理槽(50)内に水分を含みながら押し出され、冷却・凝縮器(54)に運び込まれる循環にのることになる。このようにして、液状食品や液状粘性食品も濃縮したり、濃縮からさらに乾燥させることが可能となった。これらはすべて常温内で行われているための有機物本来の香や揮発性物質で、濃縮物や乾燥物として保持させておきたいものを保持した従来にない被乾燥有機物、食品を作ることができた。このように物理的に総表面積を増やす機構を乾燥工程の中に組入れることにより最終的には水分量3%位の乾燥処理を可能とした。油脂分を含んだり食品及び食品廃棄物等の有機物は以上のように本願発明による乾燥方式及び乾燥装置によって長期間保存できるレベルのしかも常温域での加熱による乾燥を可能とした。
図6は、本願請求項2および3に関する循環式常温乾燥装置である。ここでは従来の凍結乾燥に代わる装置として投入有機物に対し、物理的な力が加わらないようにし、投入時の形状をほぼそのまま保持したまま乾燥できる装置を作った。(70)は処理槽、(74)は排出ファン、(76)は冷却・凝縮器、(78)は処理槽(70)に再び″乾燥空気″を戻すための循環ファンである。
この図6に示した処理槽(70)の具体的な内容が図7であり、この処理槽(80)は整理柵のような層状の形状をしている。(82)は有機物を並べて静置させる柵である。この棚(82)は、(82a)(82b)(82c)(82d)のように4層構造になっている。この棚(82)は、それぞれが、2層構造になって、エンジン部(86)から送られてくる熱媒体を、送入管(87)を通し、順次流動させ、送出管(88)からエンジン部(86)に送り、循環させる仕組みにしている。
この熱媒体を通して送られる常温域の熱によって、静置された有機物は、保持している水分を順次蒸発させ、設けられたファン(81)がその水蒸気を含んだ、空気を吸引し、エンジン部(86)で作られる冷媒によって、凝縮器(85)こで、この空気を冷やし、水分除去するようにしている。〈エンジン部(86)からは、冷媒が送入菅(83)によって凝縮器(85)に送られ、送出菅(84)で送り返される〉したがってこのファン(81)は、図6に示した2つのファン(74)(78)の役割を果たしている。
この棚(82)に生ラーメンなどの食品有機物(86)を順次並べて置き、形状を保ちながら乾燥する。加熱は冷却・凝縮器(76)の凝縮熱を誘導する形でもよいし、独自の熱源を設けてもよい。
たとえば、生メンを乾燥メンに作ることができ、しかもここでは凍結乾燥のような大がかりな装置は必要としない。図6、図7は、いわばバッチ式の処理装置として示したが半連続・連続式の処理装置として作ることは可能である。また凍結乾燥の場合も1度有機物内の水分を氷結し、これを廃棄させるという工程をたどるため氷結の過程で被乾燥有機物の素材の味や香りが氷に移ってしまうということがあったが、本願の常温乾燥装置の場合そうしたことはない。
図8も本願発明による循環式常温乾燥装置処理槽の1実施例で、図8(a)はその外観図、図8(b)は断面概観図で、図8(b)は、図8(a)のA−A断面を、図8(b)は、図8(a)のB−B断面を描いたものである。(90)は回転ドラム式の処理槽、(91)は回転の中心軸、(92)は処理槽の支持装置で、(92(a))は転輪、(92(b))は、土台である。(93)は投入した被乾燥有機物、(94)は処理槽(90)内の空気の排出口、(96)は流入口、(98)は、エンジン部(図示せず)から送られる凝縮熱をもつ熱媒体の流入口、(99)はその熱媒体によって、処理槽(90)内の投入有機物(93)を加温する加温管、(100)は熱媒体の流出口である。またこのほかに、処理槽(90)の中心軸(91)を中心に回転させる変換制御器〈図示せず〉を設ける。
この装置は、全体図は図示してないが基本的には図6と同じであり、図6の処理槽(70)を処理槽(90)に置き代えた構成となる。この装置は投入する被乾燥有機物(93)を、そのもつ形状をくずさぬように作った装置である。そのためこの装置の回転は、その被乾燥有機物の種類によって別個に設けた変換制御器によって回転速度を決めるようにしているが、投入した有機物に徐々に熱を加え、加熱する熱が被乾燥有機物(93)に万遍なく伝わるように回転させるが、その回転による慣性力によって持ち上げられた有機物が互いにぶつかり合ってその形状がこわさないように工夫している。
ここでは凝縮器を使って空気を冷却した際に、冷媒に蓄積する熱を熱媒体として有機物の加温エネルギーとする仕組を考え、熱媒体は、流入口(98)から入ってスイベルジョイント(104)によって方向変え、回転しつつ加温管(99)を通って、加温管(99)の部分で被乾燥有機物(93)を常温域で加温し、冷媒流出口(100)を通って再び冷却・凝縮器に循環するようにしている。
なお処理槽(90)内に投入する被乾燥有機物の種類や量によっては、排出口(94)から排出される槽内空気中に該被乾燥有機物の微粉末が混入し、凝縮器で冷却される徐水中に混入することも予想される。そのために、本願では排出口(94)及び流入口(96)に除塵フィルターを取り付け、それを防ぐようにした。またフィルターに微粉末が付着し、フィルターの目詰りが起らないように排出口(94)と流入口(96)の役割を切り換えられるようにし、付着した微粉末が流入する空気によって除去されるようにした。
なお、本願実施例では加熱するための仕組みとして、エンジン部において、冷媒作成時に発生する熱を熱媒体として利用する事例を示したが、処理装置を設置したところによっては、この熱は他のボイラー等の余熱発生装置やその他の加温装置から送られる熱を利用してもよく、被乾燥処理物を常温域で乾燥する点が本願の要点である。
以上のように図6、図7、図8に示した循環式常温乾燥処理装置では、処理槽内に投入した食品有機物をその形状が壊れないようになおかつ乾燥が順調に進むように、図7、に示した装置では被乾燥物を柵分けしてそれぞれ加温し、1方で流入し排出する空気をその柵分けした中に分配するようにし、図8では処理槽自体回転させながら被乾燥物を壊さないようにするため、加熱・加温する部分は固定し、処理槽自体をゆっくり回転させる方式をとった。
本願では以上説明した如く、常圧の下、処理槽内に投入した有機物を処理槽の温度より数度高く加熱・加温し、その有機物から水分を蒸発させ、その水分蒸発を時間経過と共に減衰することがないように工夫した。工夫のベースとなっているのは、処理槽内の空気を処理槽外に持ち出し、凝縮器で冷却して除水し、その″乾燥空気″を再び処理槽内に戻す循環の仕組であり、その対象有機物が液体であったり、粘性のものであったり、形状を壊してはいけないものであるなど、それぞれの相異を前提にして、加熱・加温の熱がうまく伝わる工夫を行い、有機物からの水分蒸発が継続的に行えるようにしたものである。ベースとしての循環型常温乾燥装置がそうした有機物の素材や被処理後の有機物として求める品質と合致するように工夫した。
このようにして作った被乾燥物や濃縮物は、香りや味が素材の特性を残し、当然にもビタミンや酵素立価の高い製品を作ることができた。また液体、粉体、完成製品と色々な形のものがあり、食品業界における大転換のきっかけを作ることができた。
なお、本願実施例で示したものはあくまでも本願の1実施例であり、本願はこの実施例に把われるものではない。
は、本願発明の全体機能及び構成を説明するためのブロック図である。 は、本願発明の請求項1に示した乾燥装置を説明する模式図である。 は、本発明による循環型常温乾燥装置の実施例の模式図である。 は、第3図に示した常温乾燥装置の物理処理機構の外観図。 は、図4に示した物理処理機構の処理端子を使った有機物の処理図。 は、本願発明の請求項2と3に示した循環型常温乾燥装置の他の実施例のブロック図。 は、図6に基づく処理装置の断面概観図。
Figure 2011005471
2、20、50、70、80,90・・・・ 処理槽
12 物理処理機構
22 撹拌手段
60、62、64・・・・・処理端子
4、24、68、99・・・ 加熱手段
8、30、54 冷却・凝縮手段

Claims (4)

  1. 食品ないし食品廃棄物等の有機物を処理槽内に投入し、該処理槽内を常温域に於いて加熱し、該有機物の含有する水分を水蒸気として空気に担持させて、該処理槽外に持ち出し、別個に設けた凝縮器で該水分を除去し、該水分を除去した空気を再び該処理槽に戻し、該有機物を所定の値まで乾燥処理する循環式常温乾燥処理装置であって、該有機物の該含有水分を該空気中に蒸発しやすくするために、該処理槽内に、該有機物を切断し、巻き込み、練り込むそれぞれの役割を持つ、処理端子を備えたことを特徴とする循環式常温乾燥処理装置。
  2. 食品ないし食品廃棄物等の有機物を処理槽内に設けた設置棚に静置し、常温域に於いて加熱し、該有機物の含有する水分を水蒸気として空気に担持させて、該処理槽外に持ち出し、別個に設けた凝縮器で該水分を除去し、該水分を除去した空気を再び該処理槽に戻し、該有機物を所定の値まで乾燥処理する循環式常温乾燥処理装置であって、該有機物の該含有水分を該空気中に蒸発しやすくするために、該設置棚を熱媒体が流動することが可能な構成にし、該有機物を連続的に加熱可能なように構成し、該有機物が投入時の形状を保持したまま乾燥処理できるようにしたことを特徴とする循環式常温乾燥処理装置。
  3. 食品ないし食品廃棄物等の有機物を処理槽内に投入し、常温域に於いて加熱し、該有機物の含有する水分を水蒸気として空気に担持させて、該処理槽外に持ち出し、別個に設けた凝縮器で該水分を除去し、該水分を除去した空気を再び該処理槽に戻し、該有機物を所定の値まで乾燥処理する循環式常温乾燥処理装置であって、該有機物の該含有水分を該空気中に蒸発しやすくするために、該処理槽を回転ドラム構造にし、該回転ドラムを二層構造にし、該回転ドラム内に熱媒体を流動し、該回転ドラム内に投入した該有機物を加熱できるように構成し、同時に該回転ドラムの回転スピードを調整可能なように構成し、該有機物が投入時の形状を保持したまま乾燥処理できるようにしたことを特徴とする循環式常温乾燥処理装置。
  4. 請求項1から請求項3に示した循環式常温乾燥処理装置で処理した乾燥有機物。
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