JP2011004850A - フィルムドレッシング - Google Patents

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Kiyoshi Suzuki
清志 鈴木
Noriyuki Kikuta
典之 菊田
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Abstract

【課題】潰瘍や褥瘡を発症させることなく、カテーテル等の医療器具を優れた操作性で良好に固定し得るフィルムドレッシングを提供すること。
【解決手段】フィルム基材と、該フィルム基材の一方の面に設けられた粘着剤層と、該粘着剤層の表面を覆って剥離可能に積層された剥離ライナーと、該フィルム基材の他方の面を覆って剥離可能に積層されたキャリアとを有する、フィルムドレッシングであって、該キャリアには、該キャリアをキャリア第1部分とキャリア第2部分とに分断するキャリア分断部が設けられ、該剥離ライナーには、該剥離ライナーを剥離ライナー第1部分と剥離ライナー第2部分とに分断する第1の剥離ライナー分断部と、剥離ライナー第2部分と剥離ライナー第3部分とに分断する第2の剥離ライナー分断部が間隔を隔てて設けられ、該剥離ライナー第2部分の幅αが、固定対象器具の外周長以上である、フィルムドレッシング。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルムドレッシングに関する。より詳細には、本発明は、操作性に優れ、かつ、カテーテル等の医療器具を良好に固定し得るフィルムドレッシングに関する。
カテーテル等の医療器具の固定用として、フィルムドレッシングが広く用いられている。図6に例示されるように、フィルムドレッシング200は、通常、フィルム基材80と、フィルム基材80の一方の面に設けられた粘着剤層81と、粘着剤層81を保護する剥離ライナー82と、フィルム基材80の他方の面に設けられ、フィルム基材80を保形するキャリア83とを有する。さらには、操作性を向上させるために、キャリアや剥離ライナーに切り込みを設けることや、掴みしろとなるフラップを設けることが提案されている(特許文献1)。
このようなフィルムドレッシング200を用いてカテーテル等の医療器具を固定する場合、剥離ライナー82を剥離し、これにより露出する粘着剤層81をカテーテルに覆い被せるようにして生体表面へ貼付し、次いで、キャリア83を剥離する。このような固定方法によれば、図7に示すように、フィルム基材80と粘着剤層81との積層体84によって生体表面の固定対象部位BにカテーテルAが押し付けられるので、押し付けられた部位(図7ではX部として例示される)に潰瘍や褥瘡を発症する場合がある。また、カテーテルの側面に空隙が生じ、カテーテルが動くことによってフィルムドレッシングに浮きや剥がれが生じる場合がある。
特開2008−264170号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、潰瘍や褥瘡を発症させることなく、カテーテル等の医療器具を優れた操作性で良好に固定し得るフィルムドレッシングを提供することにある。
本発明によれば、フィルムドレッシングが提供される。該フィルムドレッシングは、フィルム基材と、該フィルム基材の一方の面に設けられた粘着剤層と、該粘着剤層の表面を覆って剥離可能に積層された剥離ライナーと、該フィルム基材の他方の面を覆って剥離可能に積層されたキャリアとを有する、フィルムドレッシングであって、該キャリアには、該キャリアをキャリア第1部分とキャリア第2部分とに分断するキャリア分断部が設けられ、該剥離ライナーには、該剥離ライナーを剥離ライナー第1部分と剥離ライナー第2部分とに分断する第1の剥離ライナー分断部と、剥離ライナー第2部分と剥離ライナー第3部分とに分断する第2の剥離ライナー分断部が間隔を隔てて設けられ、該剥離ライナー第2部分の幅αが、固定対象器具の外周長以上である。
好ましい実施形態によれば、上記第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部の延びる方向が、上記キャリア分断部の延びる方向と略平行である。
好ましい実施形態によれば、上記キャリア分断部が、上記第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間に対応する部分に設けられている。
好ましい実施形態によれば、上記キャリア分断部が、上記第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間の略中央に対応する部分に設けられている。
好ましい実施形態によれば、上記剥離ライナー第2部分の幅αが、上記固定対象器具の外周長をLとしたときに、
α=L+2a、かつ、0≦a≦2 (単位:cm)
の関係を満たす。
本発明の別の局面によれば、上記フィルムドレッシングを用いた器具の固定方法が提供される。該器具の固定方法は、剥離ライナー第2部分を剥離し、これにより露出する粘着剤層面を固定対象器具の外周に貼付すること、剥離ライナー第1部分および剥離ライナー第3部分を剥離し、これにより露出する粘着剤層面を固定対象部位に貼付すること、およびキャリア第1部分およびキャリア第2部分を剥離することを含む。
本発明のフィルムドレッシングによれば、剥離ライナーおよびキャリアに所定の分断部を設けることにより、カテーテル等の医療器具を優れた操作性で良好に固定し得、かつ、潰瘍や褥瘡の発症リスクを著しく低減し得る。具体的には、剥離ライナーに、第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部とを設けて、剥離ライナー第1部分〜第3部分を形成し、剥離ライナー第2部分の幅を固定対象器具の外周長以上とすることにより、剥離ライナー第2部分を剥離して露出する粘着剤層面を固定対象器具の外周に巻きつけ、次いで、残った剥離ライナー第1部分および第3部分を剥離して露出する粘着剤層面を生体表面に貼付することができる。このように、予め固定対象器具の外周を被覆してから固定対象部位に貼付することにより、固定対象器具を生体表面に押し付けることなく固定し得るので、潰瘍や褥瘡の発症リスクが著しく低減され得る。また、固定対象器具の側面に空隙が生じないので、固定対象器具を良好に固定し得る。また、剥離ライナー第1部分および剥離ライナー第3部分が、固定対象器具の外周を被覆する際の持ちしろとして機能すると共に、これらを剥離することにより、フィルム基材と粘着剤層との積層体(以下、「フィルムドレッシング本体」と称する場合がある)を生体表面に貼付するための糊しろが提供されるので、操作性にきわめて優れる。
さらに、本発明によれば、キャリアにキャリア分断部を設けてキャリア第1部分とキャリア第2部分とに分断する。これにより、フィルム基材の湾曲に応じてキャリア第1部分とキャリア第2部分とが部分的にフィルム基材から剥離し得るので、固定対象器具の外周を容易に被覆することができる。また、キャリアの剥離した部分は掴みしろとして機能し、残りのキャリアを容易に剥離し得るので、操作性にきわめて優れる。
(a)本発明の好ましい実施形態によるフィルムドレッシングの概略側面図である。(b)本発明の別の好ましい実施形態によるフィルムドレッシングの概略側面図である。 図1(a)のフィルムドレッシングの分解斜視図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、分断部の描くパターンの一例を示す概略図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、キャリア分断部の実施形態の一例を示す概略側面図である。 本発明のフィルムドレッシングの使用形態を説明する概略図である。 従来のフィルムドレッシングの概略側面図である。 図6のフィルムドレッシングの使用時の一例を示す概略図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれらの具体的な実施形態には限定されない。
A.フィルムドレッシングの全体構成
図1(a)は、本発明の好ましい実施形態によるフィルムドレッシングの概略側面図であり、図1(b)は、本発明の別の好ましい実施形態によるフィルムドレッシングの概略側面図である。図2は、図1(a)のフィルムドレッシングの分解斜視図である。なお、見やすくするために、図1(a)および(b)ならびに図2における各層および各部分の縦、横および厚みの比率は実際とは異なって記載されていることに留意されたい。図1(a)に示すように、フィルムドレッシング100は、フィルム基材10と、該フィルム基材10の一方の面に設けられた粘着剤層20と、該粘着剤層20の表面を覆って剥離可能に積層された剥離ライナー30と、該フィルム基材10の他方の面を覆って剥離可能に積層されたキャリア40とを有する。剥離ライナー30には、該剥離ライナー30を剥離ライナー第1部分31と剥離ライナー第2部分32とに分断する第1の剥離ライナー分断部30d1と、剥離ライナー第2部分32と剥離ライナー第3部分33とに分断する第2の剥離ライナー分断部30d2が間隔を隔てて設けられる。ここで、剥離ライナー第2部分32の幅αは、固定対象器具の外周長以上である。キャリア40には、該キャリア40をキャリア第1部分41とキャリア第2部分42とに分断するキャリア分断部40dが設けられる。図1(b)に示すように、フィルムドレッシング100’は、上記構成に加えて、接着剤層70を介してキャリア40に接合されたフラップ部60をさらに有し得る。
本発明のフィルムドレッシングは、定尺品(カット品)であっても、長尺品(ロール状品)であってもよい。フィルムドレッシングの平面視形状としては、目的に応じて任意の適切な形状が採用され得る。例えば、定尺品においては、方形、円形、楕円形、異型等の任意の形状が採用され得る。方形が採用される場合、その角部には、丸みがつけられていてもよい。フィルムドレッシングの寸法は、目的に応じて任意の適切な寸法が採用され得る。定尺品の代表的な寸法は、幅が50〜100mm、長さが80〜250mm程度である。長尺品の代表的な寸法は、帯幅が50〜150mm程度である。
本発明のフィルムドレッシングには、放射線、滅菌ガス等による滅菌処理が施され得る。フィルムドレッシングの包装としては、滅菌袋に個包装であってもよく、バルク包装であってもよい。
B.フィルム基材
フィルム基材10としては、フィルムドレッシングに使用可能である限りにおいて、任意の適切なフィルムが採用され得る。代表的には、可撓性を有し、皮膚などの生体表面に障害を与えないフィルムが採用され得る。そのようなフィルムの材料の具体例としては、アクリル重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエーテルポリエステルおよびポリアミド誘導体が挙げられる。なかでも、アクリル重合体、ポリウレタン、ポリエーテルポリエステルおよびポリアミド誘導体が好ましい。フィルムの水蒸気透過性に優れているので、被覆した皮膚の呼吸を妨げることが少なく、かつ、皮膚の白化現象を抑制することができ、さらには、優れた透明性を有しているので貼付場所を見ながら貼付することができるからである。
フィルム基材10の厚みとしては、目的や用途に応じて任意の適切な厚みが採用され得る。フィルム基材の厚みは、好ましくは10〜150μmであり、さらに好ましくは20〜75μmである。このような厚みであれば、生体表面(例えば、皮膚)の凹凸への追従性に優れ、フィルムドレッシングの基材として良好に機能し得る。
C.粘着剤層
粘着剤層20を構成する粘着剤としては、生体表面に貼り付けて使用可能である限りにおいて任意の適切な粘着剤が採用され得る。このような粘着剤の具体例としては、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系等の粘着剤が挙げられる。なかでも、アクリル系粘着剤が好ましい。フィルムドレッシング全体の透明性をより高め、皮膚に与える刺激をより抑えることができるからである。
粘着剤層20の厚みとしては、目的や用途に応じて任意の適切な厚みが採用され得る。粘着剤層の厚みは、好ましくは10〜60μmであり、さらに好ましくは20〜50μmである。このような厚みであれば、生体表面への密着性に優れるので、貼り付けられたフィルムドレッシング本体の浮きや剥がれが良好に防止され得る。
粘着剤層20をフィルム基材の表面に設ける方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。具体例としては、粘着剤組成物をフィルム上に塗布し乾燥させる方法、粘着剤組成物を所定の形状に成形した粘着剤層をフィルム基材上に積層する方法が挙げられる。
D.剥離ライナー
剥離ライナー30としては、上記粘着剤層と良好に剥離し得る限りにおいて任意の適切な剥離ライナーが採用され得る。代表的には、剥離ライナーは、基体と、当該基体表面に形成された剥離処理層とを有する。基体の具体例としては、プラスチックフィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、またはこれらの積層複合体)、紙(例えば、上質紙、クラフト紙等)が挙げられる。剥離処理層は、基体表面にシリコーン系樹脂処理やフッ素系樹脂処理等を施すことによって形成され得る。
剥離ライナー30の厚みは、目的に応じて適切に設定され得る。剥離ライナーの厚みは、好ましくは50〜250μmであり、さらに好ましくは75〜200μmである。
図1に例示されるとおり、剥離ライナー30には、該剥離ライナー30を剥離ライナー第1部分31と剥離ライナー第2部分32とに分断する第1の剥離ライナー分断部30d1と、剥離ライナー第2部分32と剥離ライナー第3部分33とに分断する第2の剥離ライナー分断部30d2とが間隔を隔てて設けられる。
第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部はそれぞれ、剥離ライナーの外周の任意の箇所から出発し、剥離ライナーの外周の対向側へ達することが好ましい。第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部が描くパターンとしては、それぞれ任意の適切なパターンが採用され得る。具体例としては、図3(a)に例示されるような直線状、図3(b)に例示されるような波線状、図3(c)に例示されるようなジグザグ線状等のパターンが挙げられる。好ましくは、第1の剥離ライナー分断部が描くパターンと第2の剥離ライナー分断部が描くパターンとは、略線対称である。剥離ライナー第2部分を容易に剥離し得ると共に、固定対象器具の外周を被覆する際に、余った粘着剤層表面同士を容易に貼り合わせることができるからである。
第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部の延びる方向は、好ましくは略平行である。剥離ライナー第2部分を容易に剥離し得ると共に、固定対象器具の外周を被覆する際に、余った粘着剤層表面同士を容易に貼り合わせることができるからである。なお、本明細書において、2つの分断部の延びる方向が略平行であるとは、2本の平行線を含む概念であって、2つの分断部が波動的なパターンであっても、それぞれが面内を伝播する方向が総じて互いに同じであることを意味する。したがって、例えば、2つの分断部がそれぞれサイン波を描いており、各波線を局所的に比べると、位相がずれているために厳密には平行であるとは言えない場合であっても、全体を見た場合に同じような方向に延びているのであれば、該2つの分断部の延びる方向は略平行ということができる。
上記第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間隔、すなわち、剥離ライナー第2部分32の幅αは、固定対象器具の外周長以上である。このような構成とすることにより、例えば、カテーテルを生体表面に固定する際に、まず、剥離ライナー第2部分を剥離してカテーテルの外周を被覆し、次いで、剥離ライナー第1部分および剥離ライナー第3部分を剥離して生体表面に貼付することが可能となる。すなわち、剥離ライナー第1部分および剥離ライナー第3部分が、カテーテルの外周を被覆する際の持ちしろとして機能し、その後、これらを剥離すると、生体表面へ貼付するための糊しろが提供されるので、作業性が格段に向上し得るとともに、カテーテルを良好に固定し得る。なお、第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間隔が一定でない場合(例えば、分断部が描くパターンがジグザグ線である場合)、該幅αは、該間隔の最短の長さを意味する。
上記剥離ライナー第2部分の幅αは、前記固定対象器具の外周長をL(cm)としたときに、好ましくはα=L+2a、かつ、0≦a≦2 (単位:cm)の関係を満たす。該関係において、さらに好ましくは0.5≦a≦1である。このような関係を満たす場合、固定対象器具の外周を被覆する際の持ちしろ、および固定対象部位に貼付する際の糊しろが十分かつ適度に確保されるので、操作性に優れる。さらには、固定対象部位が器具に圧迫されないので、潰瘍や褥瘡の発症リスクが低減され得る。
上記剥離ライナー第1部分の幅αおよび剥離ライナー第3部分の幅αは、フィルムドレッシングの寸法等に応じて適切に設定され得る。αおよびαは、それぞれ好ましくは1cm以上、さらに好ましくは2cm以上である。このような幅であれば、固定対象器具の外周を被覆する際の持ちしろとして十分に機能し得ると共に、固定対象部位に貼付する際の糊しろが十分に確保され得る。αおよびαは、それぞれ異なっていてもよく、同じであってもよい。操作性の観点から、好ましくは、αおよびαは同じである。したがって、例えば、方形のフィルムドレッシングにおいては、好ましくは、第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部は、剥離ライナーの外周の対向する2辺からそれぞれ等距離の場所に略平行に設けられる。
剥離ライナー分断部は、任意の適切な方法によって形成され得る。例えば、剥離ライナー分断部は、粘着剤層上にその表面を連続して覆うように1枚の剥離ライナーを積層後、切り込みを入れることによって形成され得る。また、例えば、それぞれ剥離ライナー第1部分から第3部分に対応する3枚の剥離ライナーを並べて粘着剤層上に積層してもよい。
E.キャリア
キャリア40は、フィルムドレッシング本体に剛性および形状保持性を与え、取り扱い性を改善するための支持体層である。キャリアを用いることにより、貼り付け操作の際のフィルムドレッシングの浮きを抑制することができる。さらに、キャリアは、使用前にフィルムドレッシングに傷がついたり破損したりすることを防ぎ、当該ドレッシングが滅菌処理された場合には、フィルム表面を無菌状態に長く保つ保護層としても機能する。
キャリア40は、目的に応じて任意の適切な材料で構成され得る。そのような材料の具体例としては、プラスチックフィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、またはこれらの積層複合体)、紙(例えば、上質紙、クラフト紙等)が挙げられる。透明性を有するプラスチックフィルムが好ましい。貼付場所を見ながら貼付することができ、カテーテル等の医療器具を固定する際には、その有用性が特に顕著となるからである。
キャリア40の厚みは、用途や構成材料に応じて変化し得る。キャリアの厚みは、好ましくは15〜200μmであり、さらに好ましくは20〜100μmである。
図1に例示されるとおり、キャリア40には、該キャリア40をキャリア第1部分41とキャリア第2部分42とに分断するキャリア分断部40dが設けられる。上記のとおり、キャリアは、フィルムドレッシング本体に剛性および形状保持性を与える支持体層であり、ある程度の剛性を有するので、固定対象器具の外周の湾曲に追従することが困難である。これに対し、本発明によれば、キャリア分断部が設けられるので、固定対象器具の外周を被覆する際にその湾曲に応じてキャリアがキャリア分断部を起点にしてフィルム基材から部分的に剥離し得る。これにより、フィルムドレッシング本体が固定対象器具の外周の湾曲に良好に追従するので、操作性が向上し得る。さらには、キャリアの剥離した部分が掴みしろとなるので、残りのキャリアを容易に剥離することができる。
上記キャリア分断部40dは、必ずしも、最初からキャリア40を完全に切断している必要はなく、キャリア40を剥離する際に、該キャリア分断部40dが境となって、キャリア40が複数に分かれることが可能な態様であればよい。1つの実施形態においては、図4(a)に示すとおり、キャリア分断部40dは、最初からキャリアを完全に分断しており、切れ込みは、キャリアの上面から入って下面に達している。別の実施形態においては、図4(b)に示すとおり、キャリア分断部40dは、キャリア40を完全には分断しておらず、切れ込みがキャリア40の上面から入って途中で止まっている。このような部分的な分断であっても、切れ込みの残部が薄く十分に脆弱であれば、キャリア40は固定対象器具の外周の湾曲に応じてキャリア分断部40dにおいて2つに分断され得る。
1つの実施形態においては、図4(a)および(b)に示すとおり、キャリア第1部分とキャリア第2部分とは、キャリア分断部において互いに接触しており、キャリアを上面から見たときのキャリア分断部は線状である。また、別の実施形態においては、図4(c)に示すとおり、キャリアは、幅βをもって、キャリア第1部分とキャリア第2部分とに分離されており、キャリアを上面から見たときのキャリア分断部は帯状である。キャリア分断部が線状である場合、フィルムドレッシング本体の形状保持性が優れるという利点を有し得る。また、キャリア分断部が帯状である場合、器具の固定性および器具の外周の湾曲への追従性がより向上するという利点を有し得る。
キャリア分断部が帯状である場合の上記幅βは、固定対象器具の外周長をLとしたときに、β≦L/4の関係を満たすことが好ましい。該関係を満たさない場合には、固定対象器具の外周被覆時にキャリアが部分的に剥離してもその端部が掴みにくく、掴みしろとして機能しない場合がある。
キャリア分断部は、上記線状および帯状の態様に加えて、外観上は切れ込みが確認されないが、その部分の組織が機械強度的に十分に脆弱になっており、その脆弱なラインが分断部として作用するという態様であってもよく、これらの態様の任意の組み合わせであってもよい。
キャリア分断部は、キャリアの外周の任意の箇所から出発し、該キャリアの外周の対向側へ達することが好ましい。キャリア分断部が描くパターンとしては、それぞれ任意の適切なパターンが採用され得る。具体例としては、図3(a)に例示されるような直線状、図3(b)に例示されるような波線状、図3(c)に例示されるようなジグザグ線状等のパターンが挙げられる。単純な直線状のパターンは、カテーテル等の器具を固定する際の該器具部分の盛り上がりへの追従性が良好であり、また、波状等のパターンは、キャリアを分断部から剥離する際に、剥離し易いという利点を有し得る。
好ましい実施形態において、キャリア分断部は、上記第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部の延びる方向と略平行の方向に延びる。この場合、固定対象器具の外周を被覆する際にキャリアが容易に分断して部分的に剥離するので操作性が向上し得る。なお、上記のとおり、キャリア分断部ならびに第1および第2の剥離ライナー分断部の1つ以上が直線以外のパターンを描いている場合であっても、全体を見た場合に同じような方向に延びているのであれば、これらの分断部の延びる方向は略平行ということができる。
好ましい実施形態において、キャリア分断部は、キャリアの第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間に対応する部分に設けられ、さらに好ましくは、第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間の略中央に対応する部分に設けられている。このような構成であれば、固定対象器具の外周を被覆する際にキャリアが容易に分断して部分的に剥離するので、被覆しやすく、さらには、残りのキャリアを容易に剥離し得る。キャリア分断部が第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間の略中央に対応する部分に設けられている場合の具体例としては、第1および第2の剥離ライナー分断部がキャリア分断部に対応する剥離ライナー部分に対して略線対称に設けられている場合が挙げられる。
キャリアをフィルム基材の表面に剥離可能に積層する方法としては、任意の適切な方法を用いることができる。そのような方法の具体例としては、インフレーション成型、押出ラミネート成型、積層成型、キャスティングが挙げられる。
キャリア分断部は、任意の適切な方法によって形成され得る。例えば、キャリア分断部は、フィルム基材上にその表面を連続して覆うように1枚のキャリアを積層後、切り込みを入れることによって形成され得る。また、例えば、キャリア第1部分およびキャリア第2部分に対応する2枚のキャリアを互いに接するように、または、幅βを隔てるように並べてフィルム基材上に積層することによって形成され得る。
F.フラップ部
フラップ部60は、キャリア第1部分とキャリア第2部分とにフラップ(自由端部)を提供して、それぞれ個別に剥離するための掴みしろとなる部分である。そのため、フラップ部は、フラップ部分断部60dにおいて、キャリア第1部分に接合されるフラップ部第1部分61とキャリア第2部分に接合されるフラップ部第2部分62とに分断される。フラップ部第1部分61およびフラップ部第2部分62はそれぞれ、その一部がキャリアに接合され、残りはフラップとされる。
フラップ部の材料としては、任意の適切な材料が採用され得る。該材料の具体例としては、プラスチックフィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、およびこれらの積層複合体等)、紙(例えば、上質紙、クラフト紙等)、不織布が挙げられる。これらのうち、透明に近いプラスチックフィルムや透明性のある紙および目の粗い不織布が好ましい。貼付場所を見ながら当該ドレッシングを貼付することができるので、カテーテル等の医療器具を固定する際には、その有用性が特に顕著となる。フラップ部には、他の層と識別し易いように、有色で透明な着色を施してもよい。
フラップ部分断部からフラップ部の最外端面までの長さは、目的等に応じて適切に設定され得る。該長さは、通常、10〜30mm程度であり、好ましくは10〜20mmである。このような範囲であれば、フラップとしての無駄のない適当な掴みしろの長さ(5〜15mm程度)が得られ得る。
フラップ部の厚さは、材料の機械的強度、弾性、柔軟性、剛性等に応じて適切に設定され得る。例えば、フラップ部がプラスチックフィルムから形成される場合、その厚さは、10〜200μm程度が好ましく、20〜150μmがさらに好ましい。
フラップ部は、上記材料をキャリアに接着剤層70を介して接着することによって形成され得る。接着剤層は、公知の接着剤または粘着剤から形成され得る。また、熱溶融性を有する材料を接着剤層として用い、ヒートシールにて接着してもよい。
G.器具の固定方法
上記フィルムドレッシングを用いた器具の固定方法について、以下に説明する。該固定方法は、好ましくは、(1)剥離ライナー第2部分を剥離し、これにより露出する粘着剤層面を固定対象器具の外周に貼付すること、(2)剥離ライナー第1部分および剥離ライナー第3部分を剥離し、これにより露出する粘着剤層面を固定対象部位に貼付すること、および(3)キャリア第1部分およびキャリア第2部分を剥離することを含む。工程(1)において、剥離ライナー第2部分の幅αが固定対象器具の外周長よりも大きく、外周を完全に被覆しても粘着剤層面が余る場合は、余った両側の粘着剤層面同士を貼り合わせておくことが好ましい。参考として、工程(2)を終えた状態および工程(3)を終えた状態をそれぞれ図5(a)および(b)に例示する。
上記の方法によれば、工程(1)において、フィルムドレッシング本体を固定対象器具(代表的には、カテーテル等の医療器具)の側面に空隙を生じることなく、巻きつけることができ、工程(2)において、該器具を生体表面の固定対象部位に押し付けることなく、かつ、空隙を生じることなく固定することができる。上記方法においては、剥離ライナー第1部分および第2部分が、工程(1)では持ちしろとして機能し、工程(2)ではこれらを剥離することにより糊しろが提供される。また、工程(1)において、キャリアがキャリア分断部において分断し、フィルムドレッシング本体が器具の外周の湾曲へ良好に追従するので、操作性が極めて良好である。また、工程(3)においては、図5(a)に例示されるようなキャリアの部分的に剥離した部分を掴みしろとして残りのキャリアを容易に剥離することができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムからなる厚さ40μmのキャリアに、ポリウレタンからなる厚さ30μmのフィルム基材を押出ラミネートした。この積層体のフィルム基材表面に、アクリル系粘着剤よりなる粘着剤層を厚さ30μmとなるように設け、キャリアが積層されたフィルムドレッシング本体を得た。次いで、厚さ100μmの紙の片面にシリコーン樹脂処理を施して得られた剥離ライナーを、上記キャリアが積層されたフィルムドレッシング本体の粘着剤層面と貼り合わせた。このとき、剥離処理面が粘着剤層側になるように積層した。
上記のようにして得られた積層体を50mm×80mm(長さ×幅)の長方形に打ち抜いた。打ち抜かれた積層体の剥離ライナーに、長さ方向に平行、かつ、直線的な切り込みを剥離ライナーを完全に分断するように2本入れて、第1および第2の剥離ライナー分断部を形成した。このとき、幅方向の左右の端辺からそれぞれ2.7cmの距離に切り込みを入れた。また、キャリアに、長さ方向に平行、かつ、直線的な切り込みをキャリアを完全に分断するように入れて、キャリア分断部を形成した。このとき、第1の剥離ライナー分断部に対応する部分に切り込みを入れた。上記のようにして形成されたキャリア分断部ならびに第1および第2の剥離ライナー分断部の延びる方向は互いに平行であった。剥離ライナーおよびキャリアへの切り込みは、ダイカットロール等を用いて行った。このようにして、フィルムドレッシング1を得た。フィルムドレッシング1の剥離ライナーおよびキャリアの構成の概略を表1に示す。
[実施例2]
第1の剥離ライナー分断部に対応する部分から第2の剥離ライナー分断部の方向に向かって1.3cmの距離にキャリア分断部を形成したこと以外は実施例1と同様にして、フィルムドレッシング2を得た。フィルムドレッシング2の剥離ライナーおよびキャリアの構成の概略を表1に示す。
[実施例3]
第1の剥離ライナー分断部に対応する部分から第2の剥離ライナー分断部とは反対の方向に向かって1.0cmの距離にキャリア分断部を形成したこと以外は実施例1と同様にして、フィルムドレッシング3を得た。フィルムドレッシング3の剥離ライナーおよびキャリアの構成の概略を表1に示す。
[実施例4]
幅方向の左右の端辺からそれぞれ1.0cmの距離に第1および第2の剥離ライナー分断部を形成したこと、および、第1の剥離ライナー分断部に対応する部分から第2の剥離ライナー分断部の方向に向かって3.0cmの距離にキャリア分断部を形成したこと以外は実施例1と同様にして、フィルムドレッシング4を得た。フィルムドレッシング4の剥離ライナーおよびキャリアの構成の概略を表1に示す。
[比較例1]
キャリア分断部ならびに第1および第2の剥離ライナー分断部を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、フィルムドレッシングc1を得た。
Figure 2011004850
上記フィルムドレッシング1〜4およびc1を用いて、シリコーン製チューブ(外径:0.5cmφ、外周長:0.5πcm)を被着体表面に固定し、その際の操作性を評価した。被着体としては、表面にコラーゲンシートを貼り付けた筒(外径:8.8cmφ)を用いた。また、被験者としては、成人男性4人および成人女性4人を採用した。
固定方法は以下のとおりである:
[1]剥離ライナー第2部分を剥離して、露出した粘着剤層面をチューブの外周に巻きつけ、余った粘着剤層面同士を貼り合わせた。
[2]剥離ライナー第1部分および第3部分を剥離して、露出した粘着剤層面を被着体表面(コラーゲンシート表面)に貼付した。
[3]キャリアを剥離した。
なお、各分断部を有さないフィルムドレッシングc1(比較例1)については、以下のようにして固定を行った。すなわち、剥離ライナーを全て剥離し、露出した粘着剤層面をチューブの外周に巻きつけ、コラーゲンシート表面に貼付する糊しろ分を除いた残りの粘着剤層面を貼り合わせた。次いで、糊しろ分の粘着剤層面をコラーゲンシート表面に貼付し、その後、キャリアを剥離した。
評価方法は以下のとおりである:
下記表2に示すとおり、比較例1の各項目の評価を基準(3点)とし、該比較例1に対する操作性の優劣を0.5点刻みで評価した。被験者8名の各評価の平均点および標準偏差を表3に示す。
Figure 2011004850
Figure 2011004850
表3からわかるとおり、本発明のフィルムドレッシングにおいては、剥離ライナーおよびキャリアに所定の分断部が設けられているので、潰瘍や褥瘡の発症リスクを低減させつつ、固定対象器具を優れた操作性で固定し得る。また、キャリア分断部が第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間に対応する部分に設けられる場合や剥離ライナー第2部分の幅αが所定の関係を満たす場合には、操作性がさらに向上することがわかる。このような効果は、キャリア分断部が、第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間の中央に対応する部分に設けられる場合に、特に顕著に奏される。
本発明のフィルムドレッシングは、医療用途に好適に利用され、カテーテル等の医療器具の固定に特に好適に利用され得る。
100 フィルムドレッシング
100’ フィルムドレッシング
10 フィルム基材
20 粘着剤層
30 剥離ライナー
31 剥離ライナー第1部分
32 剥離ライナー第2部分
33 剥離ライナー第3部分
30d1 第1の剥離ライナー分断部
30d2 第2の剥離ライナー分断部
40 キャリア
41 キャリア第1部分
42 キャリア第2部分
40d キャリア分断部
50 フィルムドレッシング本体
60 フラップ部
61 フラップ部第1部分
62 フラップ部第2部分
60d フラップ部分断部
70 接着剤層
A 固定対象器具(カテーテル)
B 固定対象部位(生体表面)

Claims (6)

  1. フィルム基材と、該フィルム基材の一方の面に設けられた粘着剤層と、該粘着剤層の表面を覆って剥離可能に積層された剥離ライナーと、該フィルム基材の他方の面を覆って剥離可能に積層されたキャリアとを有する、フィルムドレッシングであって、
    該キャリアには、該キャリアをキャリア第1部分とキャリア第2部分とに分断するキャリア分断部が設けられ、
    該剥離ライナーには、該剥離ライナーを剥離ライナー第1部分と剥離ライナー第2部分とに分断する第1の剥離ライナー分断部と、剥離ライナー第2部分と剥離ライナー第3部分とに分断する第2の剥離ライナー分断部が間隔を隔てて設けられ、
    該剥離ライナー第2部分の幅αが、固定対象器具の外周長以上である、フィルムドレッシング。
  2. 前記第1の剥離ライナー分断部および第2の剥離ライナー分断部の延びる方向が、前記キャリア分断部の延びる方向と略平行である、請求項1に記載のフィルムドレッシング。
  3. 前記キャリア分断部が、前記第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間に対応する部分に設けられている、請求項1または2に記載のフィルムドレッシング。
  4. 前記キャリア分断部が、前記第1の剥離ライナー分断部と第2の剥離ライナー分断部との間の略中央に対応する部分に設けられている、請求項3に記載のフィルムドレッシング。
  5. 前記剥離ライナー第2部分の幅αが、前記固定対象器具の外周長をLとしたときに、
    α=L+2a、かつ、0≦a≦2 (単位:cm)
    の関係を満たす、請求項1から4のいずれかに記載のフィルムドレッシング。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のフィルムドレッシングを用いた器具の固定方法であって、
    剥離ライナー第2部分を剥離し、これにより露出する粘着剤層面を固定対象器具の外周に貼付すること、
    剥離ライナー第1部分および剥離ライナー第3部分を剥離し、これにより露出する粘着剤層面を固定対象部位に貼付すること、および
    キャリア第1部分およびキャリア第2部分を剥離することを含む、器具の固定方法。
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