JPH08280734A - 医療用粘着シート - Google Patents
医療用粘着シートInfo
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- JPH08280734A JPH08280734A JP9520695A JP9520695A JPH08280734A JP H08280734 A JPH08280734 A JP H08280734A JP 9520695 A JP9520695 A JP 9520695A JP 9520695 A JP9520695 A JP 9520695A JP H08280734 A JPH08280734 A JP H08280734A
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- JP
- Japan
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- adhesive sheet
- medical
- separator
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一定幅および一定長さの矩形片状の医療用粘
着シートを同一セパレータ上に複数片綴り、使用する際
に粘着剤層面に手指などが触れることなく1枚ずつ簡単
に取ることができる医療用粘着シートを提供する。 【構成】 支持体1上に粘着剤層2を形成してなり、同
一形状に切断されてなる矩形形状の粘着シートの複数枚
が1枚のセパレータ3上に貼着されており、セパレータ
3の端部31にはセパレータを残した状態で各矩形片状
粘着シートを分離するための切割線4,41が形成され
ている。シートをロール状に巻回することによって、コ
ンパクトになり、取扱性がさらに向上する。
着シートを同一セパレータ上に複数片綴り、使用する際
に粘着剤層面に手指などが触れることなく1枚ずつ簡単
に取ることができる医療用粘着シートを提供する。 【構成】 支持体1上に粘着剤層2を形成してなり、同
一形状に切断されてなる矩形形状の粘着シートの複数枚
が1枚のセパレータ3上に貼着されており、セパレータ
3の端部31にはセパレータを残した状態で各矩形片状
粘着シートを分離するための切割線4,41が形成され
ている。シートをロール状に巻回することによって、コ
ンパクトになり、取扱性がさらに向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚面に貼着使用するた
めの医療用粘着シートに関するものであり、詳しくは一
定幅および一定長さの矩形片状粘着シートを複数片綴っ
たものであって、使用に際しては矩形片状粘着シートを
1枚ずつ取ることができ、しかも粘着剤層面に指などを
触れることなく皮膚面に貼着することができる医療用粘
着シートに関するものである。
めの医療用粘着シートに関するものであり、詳しくは一
定幅および一定長さの矩形片状粘着シートを複数片綴っ
たものであって、使用に際しては矩形片状粘着シートを
1枚ずつ取ることができ、しかも粘着剤層面に指などを
触れることなく皮膚面に貼着することができる医療用粘
着シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から皮膚面に留置針やチューブ、ガ
ーゼ、脱脂綿などを皮膚面に固定する方法として、一般
にロール状の絆創膏(巻絆)を用いているが、病院など
の頻繁に使用するところでは巻絆をハサミや手などで予
め適当な長さに多数片切断しておき、これを用いて固
定、処置を行っている。
ーゼ、脱脂綿などを皮膚面に固定する方法として、一般
にロール状の絆創膏(巻絆)を用いているが、病院など
の頻繁に使用するところでは巻絆をハサミや手などで予
め適当な長さに多数片切断しておき、これを用いて固
定、処置を行っている。
【0003】しかしながら、このような巻絆は背面を剥
離処理してなる支持体の片面に粘着剤層を形成してなる
長尺テープを、自背面にロール状に巻回したものである
ので、粘着剤層面を被覆保護するためのセパレータがな
く、従って、使用に際しては粘着剤層にハサミや指など
が触れて汚染したり粘着性を低下させたりする。特に医
療用途の場合には衛生面での問題も生じる。また、透析
患者への処置や手術後の処置などにおいては、通常、薄
手のゴム手袋をしたままで上記カッテイング処理を行う
ので、ゴム手袋に粘着剤層面が付着して取り扱い性が悪
くなることが指摘されている。
離処理してなる支持体の片面に粘着剤層を形成してなる
長尺テープを、自背面にロール状に巻回したものである
ので、粘着剤層面を被覆保護するためのセパレータがな
く、従って、使用に際しては粘着剤層にハサミや指など
が触れて汚染したり粘着性を低下させたりする。特に医
療用途の場合には衛生面での問題も生じる。また、透析
患者への処置や手術後の処置などにおいては、通常、薄
手のゴム手袋をしたままで上記カッテイング処理を行う
ので、ゴム手袋に粘着剤層面が付着して取り扱い性が悪
くなることが指摘されている。
【0004】このような問題を解決するものとして、粘
着剤層面にセパレータを積層した長尺シートも提案され
ているが、定寸にカットしにくかったり、また、セパレ
ータを剥離して皮膚面に貼着する際に粘着シートの粘着
剤層面に手指が触れるという問題は依然として解決され
ていない。
着剤層面にセパレータを積層した長尺シートも提案され
ているが、定寸にカットしにくかったり、また、セパレ
ータを剥離して皮膚面に貼着する際に粘着シートの粘着
剤層面に手指が触れるという問題は依然として解決され
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の医
療用粘着シートが有する上記課題を解決することを目的
とするものであり、定寸にカットした粘着シートを1枚
ずつ取り出すことができ、しかも皮膚面への貼着操作に
当たっては粘着剤層面に手指を触れることなく、きれい
に貼着することができる医療用粘着シートを提供するこ
とを目的とする。
療用粘着シートが有する上記課題を解決することを目的
とするものであり、定寸にカットした粘着シートを1枚
ずつ取り出すことができ、しかも皮膚面への貼着操作に
当たっては粘着剤層面に手指を触れることなく、きれい
に貼着することができる医療用粘着シートを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記本発明
の目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、予め定
寸に加工されてなる矩形片状粘着シートをセパレータ上
に複数枚綴り、しかもセパレータには貼付操作時の掴み
部となる把持部を形成するための切割線を形成すること
によって、上記目的を達成できる医療用粘着シートが得
られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
の目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、予め定
寸に加工されてなる矩形片状粘着シートをセパレータ上
に複数枚綴り、しかもセパレータには貼付操作時の掴み
部となる把持部を形成するための切割線を形成すること
によって、上記目的を達成できる医療用粘着シートが得
られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は支持体の片面に粘着剤層を
形成してなる矩形片状粘着シートが、粘着剤層を被覆保
護するセパレータ上に複数枚綴られてなる医療用粘着シ
ートであって、上記セパレータの片端部には把持部とし
て端部にセパレータを残した状態で各矩形片状粘着シー
トを分離するための切割線が形成されていることを特徴
とする医療用粘着シートに関するものである。
形成してなる矩形片状粘着シートが、粘着剤層を被覆保
護するセパレータ上に複数枚綴られてなる医療用粘着シ
ートであって、上記セパレータの片端部には把持部とし
て端部にセパレータを残した状態で各矩形片状粘着シー
トを分離するための切割線が形成されていることを特徴
とする医療用粘着シートに関するものである。
【0008】特に、複数の矩形片状粘着シートを複数枚
綴った本発明の医療用粘着シートは、ロール状に巻回す
ることによって取り扱い性がさらに向上して好ましいも
のとなる。
綴った本発明の医療用粘着シートは、ロール状に巻回す
ることによって取り扱い性がさらに向上して好ましいも
のとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の医療用粘着シートを図面を用
いて具体的に説明する。なお、云うまでもなく以下に説
明する図面は本発明を説明するための一実施例にすぎ
ず、これらの記載に何ら限定されるものではない。
いて具体的に説明する。なお、云うまでもなく以下に説
明する図面は本発明を説明するための一実施例にすぎ
ず、これらの記載に何ら限定されるものではない。
【0010】図1は本発明の医療用粘着シートの一実施
例を示す平面図であり、支持体側から見たものである。
なお、図1において粘着シートは図面下方に連続してい
るものである。
例を示す平面図であり、支持体側から見たものである。
なお、図1において粘着シートは図面下方に連続してい
るものである。
【0011】図2は図1にて示した医療用粘着シートの
X−X’線断面図である。
X−X’線断面図である。
【0012】図3は図1にて示した医療用粘着シートを
セパレータ側から見た底面図である。なお、図3におい
て粘着シートは図面下方に連続している。
セパレータ側から見た底面図である。なお、図3におい
て粘着シートは図面下方に連続している。
【0013】図4は図1にて示した医療用粘着シートを
図面左側から見た側面図である。なお、図4において粘
着シートは図面右方に連続している。
図面左側から見た側面図である。なお、図4において粘
着シートは図面右方に連続している。
【0014】図5は図1にて示した医療用粘着シートを
図面右側から見た側面図である。なお、図5において粘
着シートは図面左方に連続している。
図面右側から見た側面図である。なお、図5において粘
着シートは図面左方に連続している。
【0015】図6は本発明の医療用粘着シートから1枚
の矩形片状粘着シートを剥離除去した状態を示す断面図
である。
の矩形片状粘着シートを剥離除去した状態を示す断面図
である。
【0016】図7はロール状に巻回した本発明の医療用
粘着シートを箱状の容器に収納し、これを繰り出した状
態を示す説明図である。
粘着シートを箱状の容器に収納し、これを繰り出した状
態を示す説明図である。
【0017】本発明の医療用粘着シートは図1および図
2から明らかなように、支持体1の片面に粘着剤層2を
形成してなる矩形片状粘着シート(図1における斜線
部)を複数枚セパレータ3上に綴ったものである。ま
た、図2および図3から明らかなように、上記セパレー
タ3の片端部(図2および図3の右部)には把持部31
として端部にセパレータを残した状態で各矩形片状粘着
シートを分離するための切割線4、41が形成されてい
る。なお、使用する際に把持部31にセパレータを残し
て各矩形片状粘着シートを1枚ずつ剥離したときの断面
図は、図6に示した通りである。
2から明らかなように、支持体1の片面に粘着剤層2を
形成してなる矩形片状粘着シート(図1における斜線
部)を複数枚セパレータ3上に綴ったものである。ま
た、図2および図3から明らかなように、上記セパレー
タ3の片端部(図2および図3の右部)には把持部31
として端部にセパレータを残した状態で各矩形片状粘着
シートを分離するための切割線4、41が形成されてい
る。なお、使用する際に把持部31にセパレータを残し
て各矩形片状粘着シートを1枚ずつ剥離したときの断面
図は、図6に示した通りである。
【0018】本発明において矩形片状粘着シートを構成
する支持体は、従来から救急絆や巻絆、ドレッシングな
どの医療用粘着シートやテープに用いられているシート
状またはテープ状のフィルム基材を用いることができ
る。支持体を構成する材料としては、具体的にポリエチ
レンやポリプロピレン、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、軟質塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレンテレ
フタレートなどの各種熱可塑性プラスチックの一種もし
くは二種以上からなる単層フィルムや積層フィルム、織
布や不織布、編布、紙などの材料、もしくは上記熱可塑
性プラスチックからなるフィルムとの積層フィルムなど
を用いることができる。これらの支持体の厚みは、通
常、10〜200μm程度とする。
する支持体は、従来から救急絆や巻絆、ドレッシングな
どの医療用粘着シートやテープに用いられているシート
状またはテープ状のフィルム基材を用いることができ
る。支持体を構成する材料としては、具体的にポリエチ
レンやポリプロピレン、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、軟質塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレンテレ
フタレートなどの各種熱可塑性プラスチックの一種もし
くは二種以上からなる単層フィルムや積層フィルム、織
布や不織布、編布、紙などの材料、もしくは上記熱可塑
性プラスチックからなるフィルムとの積層フィルムなど
を用いることができる。これらの支持体の厚みは、通
常、10〜200μm程度とする。
【0019】また、上記支持体の片面に形成する粘着剤
層も、医療用粘着テープやシートに用いられるものであ
れば、従来から公知のものが使用でき、例えば、アクリ
ル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系粘
着剤、合成ゴム系粘着剤、半合成ゴム系粘着剤、天然ゴ
ム系粘着剤などを用いることができる。これらの粘着剤
の厚みは、通常、10〜100μm程度とする。
層も、医療用粘着テープやシートに用いられるものであ
れば、従来から公知のものが使用でき、例えば、アクリ
ル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系粘
着剤、合成ゴム系粘着剤、半合成ゴム系粘着剤、天然ゴ
ム系粘着剤などを用いることができる。これらの粘着剤
の厚みは、通常、10〜100μm程度とする。
【0020】図1〜図5から明らかなように、本発明の
医療用粘着シートは、複数枚の矩形片状粘着シートをセ
パレータ3上に綴った(載置した)ものであるが、各矩
形片状粘着シートの大きさは、使用目的に応じて任意で
ある。例えば、透析処置時や採血処理後では1枚当りの
矩形片状粘着シートの大きさは、9〜38mm幅程度、
好ましくは15〜20mm幅程度、40〜100mm長
さ程度、好ましくは50〜80mm幅程度が望ましい。
通常、本発明においては5〜50mm幅、好ましくは1
2〜25mm幅、40〜150mm長さ、好ましくは6
0〜100mm長さの矩形片状粘着シートが複数枚取れ
るように設計することが望ましい。
医療用粘着シートは、複数枚の矩形片状粘着シートをセ
パレータ3上に綴った(載置した)ものであるが、各矩
形片状粘着シートの大きさは、使用目的に応じて任意で
ある。例えば、透析処置時や採血処理後では1枚当りの
矩形片状粘着シートの大きさは、9〜38mm幅程度、
好ましくは15〜20mm幅程度、40〜100mm長
さ程度、好ましくは50〜80mm幅程度が望ましい。
通常、本発明においては5〜50mm幅、好ましくは1
2〜25mm幅、40〜150mm長さ、好ましくは6
0〜100mm長さの矩形片状粘着シートが複数枚取れ
るように設計することが望ましい。
【0021】本発明の医療用粘着シートを得るための方
法の一例を以下に示す。例えば、ポリエチレンやポリプ
ロピレンなどのプラスチックフィルムや紙、紙の片面ま
たは両面にポリプロピレンなどのプラスチックフィルム
を積層してなる積層フィルムなどの片面もしくは両面に
シリコーン樹脂やフッ素樹脂、または長鎖アルキル系の
剥離処理剤を塗布してなる長尺のセパレータ3の片面に
粘着剤溶液を塗布、乾燥させることによって、粘着剤層
2を形成する。
法の一例を以下に示す。例えば、ポリエチレンやポリプ
ロピレンなどのプラスチックフィルムや紙、紙の片面ま
たは両面にポリプロピレンなどのプラスチックフィルム
を積層してなる積層フィルムなどの片面もしくは両面に
シリコーン樹脂やフッ素樹脂、または長鎖アルキル系の
剥離処理剤を塗布してなる長尺のセパレータ3の片面に
粘着剤溶液を塗布、乾燥させることによって、粘着剤層
2を形成する。
【0022】次に、形成した粘着剤層2の露出表面に長
尺の支持体1を積層して、長尺の医療用粘着シートを作
製する。この方法は所謂、転写法と呼ばれるものである
が、支持体1上に粘着剤溶液を直接塗布、乾燥して粘着
剤層2を形成し、次いでセパレータ3を貼り合わせる直
写法で長尺の医療用粘着シートを作製してもよい。
尺の支持体1を積層して、長尺の医療用粘着シートを作
製する。この方法は所謂、転写法と呼ばれるものである
が、支持体1上に粘着剤溶液を直接塗布、乾燥して粘着
剤層2を形成し、次いでセパレータ3を貼り合わせる直
写法で長尺の医療用粘着シートを作製してもよい。
【0023】このようにして得られた粘着シートを所定
幅(即ち、矩形片状粘着シートの長さ)に裁断したの
ち、セパレータ3側から長尺方向(長手方法)に切割線
4を形成する。この切割線4はセパレータ3のみを切断
する所謂、ハーフカットである。この切割線4を形成す
ることによって、把持部31の大きさ(長さ)が決定す
る。切割線4の形成位置を図3を用いて説明すると、端
部(図3中右端)から全体幅の50%以下、好ましくは
5〜30%、さらに好ましくは10〜25%程度となる
ように形成する(図3では約20%である)。実寸では
矩形片状粘着シートの幅と同等もしくはそれよりやや長
めとすることが好ましい。
幅(即ち、矩形片状粘着シートの長さ)に裁断したの
ち、セパレータ3側から長尺方向(長手方法)に切割線
4を形成する。この切割線4はセパレータ3のみを切断
する所謂、ハーフカットである。この切割線4を形成す
ることによって、把持部31の大きさ(長さ)が決定す
る。切割線4の形成位置を図3を用いて説明すると、端
部(図3中右端)から全体幅の50%以下、好ましくは
5〜30%、さらに好ましくは10〜25%程度となる
ように形成する(図3では約20%である)。実寸では
矩形片状粘着シートの幅と同等もしくはそれよりやや長
めとすることが好ましい。
【0024】次いで、切割線4を形成した長尺の医療用
粘着シートをセパレータ3上で各矩形片状粘着シートに
分割するためにシーリング工程に供する。シーリング工
程では支持体1側からシーリング刃を用いてセパレータ
3のみを切断しないようにハーフカットして矩形片状粘
着シートを作製する。この時、先の工程にて切割線4に
よって形成した把持部31の部分は、ハーフカットでは
なくフルカットしてセパレータ3まで切断する(図3に
おける切割線41参照)。この工程での切断後の構造は
図4および図5から理解できるであろう。
粘着シートをセパレータ3上で各矩形片状粘着シートに
分割するためにシーリング工程に供する。シーリング工
程では支持体1側からシーリング刃を用いてセパレータ
3のみを切断しないようにハーフカットして矩形片状粘
着シートを作製する。この時、先の工程にて切割線4に
よって形成した把持部31の部分は、ハーフカットでは
なくフルカットしてセパレータ3まで切断する(図3に
おける切割線41参照)。この工程での切断後の構造は
図4および図5から理解できるであろう。
【0025】以上のようにして本発明の医療用粘着シー
トを作製することができるが、上記記載において切割線
4および41の形成、矩形片状粘着シートを作製するた
めの切断(ハーフカット)は、ミシン目や破線のような
不連続切断であっも連続切れ目のような連続切断線であ
ってもよい(なお、各図は連続切断線である)。
トを作製することができるが、上記記載において切割線
4および41の形成、矩形片状粘着シートを作製するた
めの切断(ハーフカット)は、ミシン目や破線のような
不連続切断であっも連続切れ目のような連続切断線であ
ってもよい(なお、各図は連続切断線である)。
【0026】本発明の医療用粘着シートは複数枚、例え
ば5枚や10枚単位で矩形片状粘着シートが載置された
片状シートとすることができる。つまり、1枚のシート
に載置される矩形片状粘着シートの枚数を1回当たりの
使用枚数単位とすることによって、使用に際してシート
1枚を使用するだけでよく、取扱性が簡便となる。
ば5枚や10枚単位で矩形片状粘着シートが載置された
片状シートとすることができる。つまり、1枚のシート
に載置される矩形片状粘着シートの枚数を1回当たりの
使用枚数単位とすることによって、使用に際してシート
1枚を使用するだけでよく、取扱性が簡便となる。
【0027】また、図7に示すように本発明の医療用粘
着シートはロール状に巻回してプラスチック容器や紙箱
のような収納容器内に収納し、開口部から必要量だけ取
り出すこともできる。このようにロール状に巻回して容
器内に収納することによってコンパクト化ができると共
に、シート側面に露出する粘着剤層が汚染されることも
なく好ましいものとなる。
着シートはロール状に巻回してプラスチック容器や紙箱
のような収納容器内に収納し、開口部から必要量だけ取
り出すこともできる。このようにロール状に巻回して容
器内に収納することによってコンパクト化ができると共
に、シート側面に露出する粘着剤層が汚染されることも
なく好ましいものとなる。
【0028】本発明の医療用粘着シートを使用するに
は、セパレータ3上に載置されている矩形片状粘着シー
トのうちの1枚の把持部31を手指で掴み、矩形片状粘
着シートをセパレータ3から剥離する。この時の状態は
図6に示すとおりである。
は、セパレータ3上に載置されている矩形片状粘着シー
トのうちの1枚の把持部31を手指で掴み、矩形片状粘
着シートをセパレータ3から剥離する。この時の状態は
図6に示すとおりである。
【0029】次に、剥離した矩形片状粘着シートの粘着
剤層面を把持部を掴んだままで貼着部位に貼着し、その
のち把持部のセパレータを滑らすように徐々に剥離しな
がら完全に貼着する。このように操作することによって
粘着剤層に全く手指を触れることなくきれいに貼着する
ことができるのである。
剤層面を把持部を掴んだままで貼着部位に貼着し、その
のち把持部のセパレータを滑らすように徐々に剥離しな
がら完全に貼着する。このように操作することによって
粘着剤層に全く手指を触れることなくきれいに貼着する
ことができるのである。
【0030】
【発明の効果】本発明の医療用粘着シートは上記のよう
な構成からなるので、予め定寸にカットした矩形片状粘
着シートを1枚ずつ取り出すことができ、しかも皮膚面
への貼着操作に当たっては粘着剤層面に手指を触れるこ
となく、きれいに貼着することができるという効果を発
揮するものである。
な構成からなるので、予め定寸にカットした矩形片状粘
着シートを1枚ずつ取り出すことができ、しかも皮膚面
への貼着操作に当たっては粘着剤層面に手指を触れるこ
となく、きれいに貼着することができるという効果を発
揮するものである。
【図1】本発明の医療用粘着シートの一実施例を示す平
面図であり、支持体側から見たものである。
面図であり、支持体側から見たものである。
【図2】図1にて示す医療用粘着シートのX−X’線断
面図である。
面図である。
【図3】図1にて示す医療用粘着シートをセパレータ側
から見た底面図である。
から見た底面図である。
【図4】図1にて示す医療用粘着シートを図面左側から
見た側面図である。
見た側面図である。
【図5】図1にて示す医療用粘着シートを図面右側から
見た側面図である。
見た側面図である。
【図6】本発明の医療用粘着シートから1枚の矩形片状
粘着シートを剥離除去した状態を示す断面図である。
粘着シートを剥離除去した状態を示す断面図である。
【図7】ロール状に巻回した本発明の医療用粘着シート
を箱状の容器に収納し、これを繰り出した状態を示す説
明図である。
を箱状の容器に収納し、これを繰り出した状態を示す説
明図である。
1 支持体 2 粘着剤層 3 セパレータ 31 把持部 4,41 切割線
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体の片面に粘着剤層を形成してなる
矩形片状粘着シートが、粘着剤層を被覆保護するセパレ
ータ上に複数枚綴られてなる医療用粘着シートであっ
て、上記セパレータの片端部には把持部として端部にセ
パレータを残した状態で各矩形片状粘着シートを分離す
るための切割線が形成されていることを特徴とする医療
用粘着シート。 - 【請求項2】 矩形片状粘着シートが定形である請求項
1記載の医療用粘着シート。 - 【請求項3】 切割線がミシン目または切れ目である請
求項1記載の医療用粘着シート。 - 【請求項4】 矩形片状粘着シートが複数枚綴られてな
る医療用粘着シートがロール状に巻回されている請求項
1記載の医療用粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9520695A JPH08280734A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 医療用粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9520695A JPH08280734A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 医療用粘着シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280734A true JPH08280734A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14131283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9520695A Pending JPH08280734A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 医療用粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08280734A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013112625A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Keiwa Inc | 肌用化粧シート及び肌用化粧シートの製造方法 |
USRE45510E1 (en) | 2005-08-17 | 2015-05-05 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Patch having easily detachable release sheet |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP9520695A patent/JPH08280734A/ja active Pending
Cited By (2)
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