JP2002253602A - チューブ固定用テープ - Google Patents

チューブ固定用テープ

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JP2002253602A JP2001056556A JP2001056556A JP2002253602A JP 2002253602 A JP2002253602 A JP 2002253602A JP 2001056556 A JP2001056556 A JP 2001056556A JP 2001056556 A JP2001056556 A JP 2001056556A JP 2002253602 A JP2002253602 A JP 2002253602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、皮膚と擦れることがなく、チ
ューブ位置調整や交換時に容易にチューブから剥がすこ
とができ、操作がし易く、装着していても違和感がな
く、更に経済性に優れたチューブ固定用装具を提供す
る。 【解決手段】 柔軟性を持ったシート状の基材1を有
し、基材1は人体固定部5及びチューブ固定部6を備
え、両固定部5、6は一体に連結され裏面に粘着層2と
粘着層を覆う剥離ライナー3とを備え、チューブ固定部
6はその軸線8の方向において片側に突出しチューブに
巻き付け可能に形成された少なくとも1つの部分9を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鼻腔その他人体の
開口部より人体内に挿入されるチューブ、カテーテル、
ケーブルを人体の開口部に固定、保持するためのテープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野において、種々の疾患に対応す
るため、鼻腔からチューブ、カテーテル、ケーブル等
(以下チューブという)を挿入することが行われてい
る。例えば、胃内への水分や薬物の注入または胃内容を
体外へ誘導、排出するための胃管、食事の摂取が困難な
疾病に対し栄養管理を行うための栄養チューブ、小腸に
貯留した腸内容の排出に使用するイレウスチューブ、食
道静脈瘤破裂時の圧迫止血に使用するS‐B(ゼングスタ
ーケン‐ブレークモア)チューブ、胆汁の排液の導出に
使用するENBD(内視鏡的経鼻胆道ドレナージ)などがそ
れである。この種の経鼻チューブは、その目的とする処
置のため、数時間ないし数日間留置されることがしばし
ばあるが、その期間は患者から経鼻チューブが脱落した
り、逆に内部へ過度に挿入されるなどの医療上危険な事
態を防ぐために、チューブを特定の位置に確実に保持、
固定しなければならない。
【0003】経鼻チューブ以外にも他の人体開口部に挿
入されるチューブには種々のものがある。例えば、気管
確保、人工呼吸、薬物投与等を目的として口から挿入す
る気管内チューブ、静脈経路による栄養補給のため鎖骨
下から挿入する中心静脈カテーテル、血液、リンパ液排
出のため胸骨下から挿入する胸腔ドレナージ、生体内滲
出液排出のため腹部から挿入する腹腔ドレナージ、輸血
のため腕に挿入する輸血チューブ、尿路外傷予防のため
大腿部に挿入する導尿カテーテルがその一例である。こ
れらのチューブ類も経鼻チューブと同様に、脱落、過挿
入を防止するため固定、保持が必要である。
【0004】この種のチューブの固定方法には種々の形
式が存在する。その1つは、ロール状の一般医療用粘着
テープを必要な長さに切り、適当な形状に加工したもの
を使用してチューブを患者の皮膚に粘着固定するもので
ある。この方法では、その都度テープを必要な長さに切
り取ることが必要であり、その作業は煩雑である上、各
医師や看護婦の考えや趣向に左右されやすく、確実な固
定法として確立しておらず、このような作業は多忙な医
師、看護婦にとって大きな負担となり、医療過誤の原因
にもなりやすい。そのため専用のチューブ固定具が種々
考案されている。
【0005】その1つは、経鼻チューブを固定しやすい
ように予めカットした専用のテープで一体化された鼻貼
付部分とチューブ固定部分とを形成し、鼻貼付部分を鼻
に固着し、チューブ固定部分でチューブを固着するもの
である(米国特許第5833663号明細書)。このチューブ
保持具はチューブ固定部を一旦チューブに貼り付ける
と、チューブより剥がすのが困難であり、そのためチュ
ーブの再固定、位置調節が不可能で、またチューブ固定
部が中心線から左右に対称に形成され、チューブに巻き
付ける際チューブ固定部の粘着面同士が重なり合うこと
が多く、また粘着面同士が重ならない場合でもテープの
表面にテープの粘着面が付くと剥離するのが困難で、全
体として極めて扱い難く、テープをきれいに貼ることが
できない。
【0006】また、接皮側に粘着層、非接皮側に面ファ
スナーを有する固定部分上にチューブを面ファスナーを
利用して固定する医療用クランプが知られている(特表
昭63−501477号公報)。このクランプは複数の部分から
構成され、面ファスナーを利用しているためチューブの
取り外しは容易であるがチューブとの密着性が悪いため
確実なチューブの固定ができず、また厚みが大きく装着
して違和感があり、清潔さを保ち感染症をなくすために
は使い捨てにすべきところ価格が高いため経済性に欠け
るといった欠点がある。
【0007】更に、鼻上部に粘着固定するパッドと、パ
ッドに固定されチューブを挟着する複数の要素からなる
成形部材とを備えた経鼻チューブ用保持具も知られてい
る(特公平6−26577号公報)。この保持具によれば異な
る径のチューブにも対応し、チューブの位置調節、再固
定も可能であるが、成形部材を使用するため価格が高
く、嵩張って装着時違和感があり、成形部材が丁度鼻の
下にあるため皮膚と接触して擦れる可能性があり、また
単一材料でないため製造工程が複雑で、使用後の廃棄に
当ってはゴミ分別の必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、構造
が簡単で、皮膚と擦れることがなく、チューブ位置調整
や交換時に容易にチューブから剥がすことができ、操作
がし易く、装着していても違和感がなく、更に経済性に
優れたチューブ固定用装具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、柔軟性を持ったシート状の基材
を有し、基材は人体固定部及びチューブ固定部を備え、
両固定部は一体に連結され裏面に粘着層と粘着層を覆う
剥離ライナーとを備え、チューブ固定部はその軸線方向
において片側に突出しチューブに巻き付け可能に形成さ
れた少なくとも1つの部分を備える。
【0010】チューブ固定部はその表面と裏面の粘着層
とが再粘着可能且つ再剥離可能に形成されるのが好まし
い。
【0011】チューブ固定部がその軸線方向の異なる位
置において、同じ側の片側に、又は交互に反対側の片側
に突出しチューブに巻き付け可能な複数の部分を備える
ようにすることができる。
【0012】本発明において再剥離とは、JIS(日本工
業規格)の定義に基づくもので、被着体に貼り付けた基
材の粘着層をはがすとき、基材を破損せずに粘着剤を被
着体に残さないで剥がすことのできる性質を意味するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例について説明する。
【0014】図1は本発明の経鼻チューブ固定用テープ
の実施例を示し、aは正面図、bは側面図、cは装着状
態の説明図で、bは図の理解を容易にするため厚さ方向
の寸法に関しては拡大して示してある。
【0015】1は基材で柔軟性をもったシートから形成
され、その裏面には粘着層2が設けられ、粘着層2は保
存中の保護のため剥離ライナー3で覆われ、剥離ライナ
ー3は4の個所で分けられ、剥離ライナーを剥がし易い
ようになっている。基材1、粘着層2は、図の上部に位
置する鼻固定部5と、下部に位置するチューブ固定部6
と、両部分を連結する連結部7とより一体的に形成され
ている。鼻固定部5は左右対称に広がり、鼻の上部に貼
り付け得るように形成され、チューブ固定部6は基材の
軸線8の方向において一方の側、図の例では向かって左
側にのみ側方に大きく突出し固定すべきチューブに巻き
付け可能な長さを有する部分9を有している。
【0016】次に経鼻チューブについて固定用テープの
装着方法を説明する。図1cに示すように、チューブ1
0を鼻11の鼻口12から所定位置まで挿入し、軸線8
(図1a)が患者の鼻11の鼻梁上に位置するような位
置関係で鼻固定部5を鼻11上に貼り付け、その状態で
チューブ固定部6の左片側に突出する部分9をチューブ
10上に巻き付け、チューブ固定部6の裏面の粘着層2
(図1b)でもって固着する。この際チューブ固定部6
はチューブ10上の同一個所に層をなして重なるように
巻き付け、チューブ10を所定位置に固定することがで
きる。この場合、チューブ固定部6はその表面と裏面の
粘着層との間、チューブ固定部6の裏面の粘着層とチュ
ーブ10の表面との間が、それぞれ一度粘着固定された
後、剥離して両者の相互位置を調整し、再粘着するこ
と、更に再剥離も可能で、チューブの固定位置を調整す
ることが容易である。
【0017】基材はシート状に形成され、厚みが0.01〜
4mm、好ましくは0.1〜2.5mmに定められる。0.01mmより
薄いとカールが発生し扱い難く、剥離時に千切れ易く、
また繰返しの剥離に耐える十分な強度がなく、チューブ
に対する十分な固定力が得られ難い。また4mmより厚い
と硬くて貼付したとき違和感があり、曲面への追従性が
悪い。基材の幅は、鼻固定部5においては鼻の鼻梁の両
側に跨り得るだけの大きさであり、連結部7の幅は固定
するチューブの周囲長より若干短いほうが好ましく、チ
ューブ固定部6の突出する長さはチューブの太さにもよ
るが、軸線と垂直方向の軸線からチューブ固定部の端ま
での最長の長さが10〜45mm程度に定められる。好ましく
は15〜25mmである。10mm未満であると、鼻に適用される
一般的なチューブのうち比較的太い径のチューブを用い
た場合、チューブを固定する部分が、そのチューブの外
周をちょうど1周する程度になり、使用上は問題なく固
定できる範囲ではあるが、固定への安心感が好ましいテ
ープ長さの範囲より若干劣る。また手で持てる部分が短
くなり、操作上扱いづらくなる。45mmより長いと、チュ
ーブの外周を超える大幅な余剰部分が出るため、チュー
ブの外周を過剰に固定することになり、操作上手間がか
かる。
【0018】基材として使用し得る材料には次のような
ものがある。
【0019】使用材料A:下記の弾性ポリマー、特に熱
可塑性ポリマーを単独又は適宜混合して製造されるシー
トの単体又は積層体 アクリル系、ポリアミド系、ポリカーボネート系、ポリ
エステル系、ポリスチレン系、オレフィン系(例、ポリ
1-ブテン、ポリエチレン、ポリプロピレン)、オレフィ
ン系共重合体(例、EVA(エチレンビニルアセテー
ト)、EEA(エチレンエチルアクリレート共重合体)、E
MA(エチレンメチルアクリレート共重合体)、EMMA(エ
チレンメチルメタアクリレート共重合体)、EMAA(エチ
レンメタクリル酸共重合体)、ポリスルホン、ポリテト
ラフルオロエチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン必
要に応じ顔料、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、無
機、有機のスリップ剤を添加する。
【0020】使用材料B:下記の材料の単独又は適宜混
合して製造される織物、編物、不織布 天然繊維(綿、毛、絹、麻) 化学繊維(レーヨン、キュプラ、ポリノジック、アセテ
ート、トリアセテート、プロミックス、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアク
リルニトリル、ビニロン、ポリ塩化ビニル、ビニリデ
ン、ポリウレタン)
【0021】使用材料C:下記の材料の単独又は適宜混
合して製造されるフォーム材料 ポリウレタン系発泡体、ゴム系発泡体、ポリエチレン系
発泡体、ポリプロピレン系発泡体、ポリエチレンとエチ
レン酢酸ビニル共重合体との混合のポリオレフィン系樹
脂発泡体、ポリ塩化ビニル系発泡体、ポリスチレン系発
泡体で、独立気泡、連続気泡のいずれも可。
【0022】基材のチューブ固定部の表面、即ちチュー
ブに巻き付けられたときチューブ固定部の粘着層と対向
するチューブ固定部の表面とが再粘着可能で、且つ再剥
離可能にするためには、基材の表面を低接着性にするの
が有利であるが、そのための手段には種々の方法があ
る。その第1の方法は物理的な方法で、基材に微小な孔
を設け、粘着剤層との接触面積を減らす方法である。こ
の方法は前述の使用材料Aに適用することができ、その
開孔率は15〜70%で、通常の孔開け法で形成することが
できる。この開孔率が70%を超えると基材の強度が落
ち、繰返しの剥離に耐えられず、チューブ固定部の粘着
層との十分な接着力も得られない。また開孔率が15%未
満だと接着面積が増加し、チューブ固定部の表面とその
粘着層との再剥離が困難になる。開孔の形状は方形、矩
形、円形、長円形、菱形、三角形等任意であり、対称
形、非対称形どちらでもよい。第2の方法は化学的な方
法で、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフ
ィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の剥離剤を基材に
処理する方法である。この方法は前述の使用材料A、使
用材料B、使用材料Cのいずれにも適用することができ
る。第3の方法は基材の表面エネルギーが低いものを選
択して使用する方法である。具体的には表面張力が3.9
×10-2N/m以下のもので、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリビニルアルコール等を使用することができる。
【0023】更に、基材の表面を低接着性にする場合、
上述の低接着性の基材にその他の低接着性でない基材を
積層して複合素材としたものを使用することもできる。
使用し得る材料としては前述の使用材料A、B、Cのいず
れも使用可能であるが、特に使用材料Aに低接着性の処
理を行わない使用材料Bを積層するのが好ましい。その
場合使用材料Aとしてはポリエチレン、ポリエステル、
ポリプロピレン、オレフィン系共重合体が適し、使用材
料Bとしてはレーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステルが特に好ましい。使用材料Bは貼付し
たときの柔軟性、肌触りが優れ、使用材料Aに孔開けし
たものと使用材料Bとを組合せ、通気性を付与した粘着
剤を塗工すれば、本チューブ固定用テープに通気性を持
たすことができ、基材による蒸れ、かぶれがおき難くな
る。この通気性はJIS P8117で定義された透気度が120秒
/100cc/645mm2以下、好ましくは30秒/100cc/645mm2
以下の範囲が良く、120秒を超えると発汗に対する蒸発
量が少なく蒸れを起こしやすい。なお、粘着剤に通気性
を付与する方法としては公知の技術が利用でき、乾燥に
より気化、発泡する物質を粘着剤に混合し、粘着剤塗工
後に乾燥させる方法、パターン塗工やスプレー塗工など
機械的に孔を作る方法が利用できる。このように複合素
材とすることによる他の利点は次の通りである。即ち、
例えば熱可塑性樹脂ベースの低接着性基材は表面の平滑
さと表面張力の関係で文字を書き難い性質があり、また
布、フォーム類も表面が柔軟で荒れているため文字を書
き難いが、2つのシートを重ねることによりペン先が滑
らかに動き、インクののりもよく、きれいにはっきりと
字を書くことができ、基材表面にチューブの種類や挿入
日時等を記入することで医療過誤を未然に防ぐことがで
きる。また、薄い熱可塑性ポリマーシートや不織布の表
面が補強されることにより、皮膚への貼付時に基材がカ
ールせず扱い易く、貼付した後基材が柔らかいため追従
性がよく、また剥離のとき基材破壊を起こさない。
【0024】粘着層の材料としては従来の粘着剤を使用
することができ、例えばゴム系、アクリル系、ビニルエ
ーテル系、ウレタン系、シリコーン系等、種々のものが
ある。粘着層の厚さは0.01〜1.5mm、塗工重量でいうと1
0〜150g/m2である。粘着物性のバランスと製造上の安
定を考えると0.02〜1.3mmが好ましく、より好ましくは
0.05〜0.8mmである。上述の数値において、0.01mm未満
では必要な接着力が得られないことが多く、1.5mmを超
えると製造が困難で、生産性が低下し、また粘着剤の凝
集力が低下し、被着体側に糊残りする可能性がある。な
お、粘着層の全面に必ずしも同じ粘着剤を使用する必要
はなく、例えば人体固定部とチューブ固定部に対応する
粘着層の粘着剤にそれぞれ異なるものを使用し、人体に
対する粘着力、チューブ及び基材表面に対する粘着力に
最適のものが得られるように選択することも可能であ
る。
【0025】また、粘着層として、上記粘着剤成分に、
吸水性物質を混合・分散させたものを使用すれば、テー
プを貼付した皮膚からの汗やチューブ挿入部分からの体
液滲出に対して、これらの液体を吸収し適度の湿度に保
持するので、皮膚の生理的状態を維持することができ
る。このような粘着剤成分としては具体的にポリイソブ
チレンやポリイソプレン、アクリル系重合体、スチレン
/イソプレン/スチレンブロック共重合体、ポリブタジ
ェン、スチレン/ブタジェン/スチレンブロック共重合
体、スチレン/エチレン/ブタジェン/スチレン共重合
体、天然ゴム、ポリメチルシロキサンなどを主成分とし
たシリコーン系重合体、ポリビニルエーテル系重合体な
どが挙げられ、これらのうち1種もしくは2種以上を用
いることができる。一方、吸水性物質としては、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム、デキストリン、ゼラチン、ペクチ
ン、ローカストビーンガム、グアーガム、カラヤガム、
キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カ
ルシウム、カラギナーン、コラーゲン、ポリビニルピロ
リドンなどが挙げられ、これらのうち1種もしくは2種
以上を用いることができる。
【0026】基材のチューブ固定部の表面と裏面の粘着
層との間を再粘着、再剥離可能とする方法として、チュ
ーブ固定部の粘着層を弱粘着性とすることもでき、この
方法によればチューブ固定部の粘着層同士が万一付着し
たときも剥がし易く有利である。そのためには次のよう
な方法がある。第1は粘着剤の配合を変える方法で、粘
着調整成分を適量粘着剤に混合するものである。この粘
着調整成分としては、レシチン、ナフタリン酸亜鉛、ナ
フタリン酸カルシウム、オレイン酸銅、オレイン酸等の
界面活性剤、ジカルボン酸、リン酸のエステル等の可塑
剤、シリコーン系、長鎖アルキル系剥離剤、シリカ、ア
ルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、タルク等の充填剤、ポリイソシアネート化合物、
有機過酸化物、有機金属塩、金属アルコラート、金属キ
レート化合物、多官能性化合物など架橋剤がある。第2
は塗工による方法で、パターン塗工、スプレー塗工等に
より接着面積を減らす方法、塗工の厚みを薄くする方
法、粘着面に非接着性の繊維織物・編物を配置する方法
がある。第3に粘着剤中に非接着性の繊維織物・編物、
ネット状シートを配置する方法がある。なお、この方法
はチューブ固定部の表面を低接着性にする方法と併合し
て使用してもよい。
【0027】上に述べたテープの基材とその粘着面とが
再剥離し得るための条件は、本発明においては、上述の
材料を種々組合せ、テープの表面とその粘着層とを貼り
合せたときの引き剥がし粘着力をJIS Z0237「背面に対
する180度引き剥がし粘着力」に準拠した試験方法で測
定した値に基づき決定したものである。即ち、ステンレ
ス板にチューブ固定用テープの表面を上面にして粘着層
でもって貼り合わせ、その貼り合わせたチューブ固定用
テープの上から更にチューブ固定用テープを粘着層でも
って貼り合わせ、後者のチューブ固定用テープを前者の
チューブ固定用テープの表面から、300mm/minの速さで
連続して引き剥がしたときの180°引き剥がし粘着力が
0.5〜15N/25mmの範囲、好ましくは1〜7N/25mmの範囲
にあるようにする。この値が0.5 N/25mmより低いとチ
ューブの固定力が弱く、チューブの確実な固定が困難に
なり、15 N/25mmを超えると固定テープを剥離するのが
困難となり、テープ表面の基材を破壊したり、テープを
皮膚より引き剥がしてしまう恐れがある。
【0028】剥離ライナーは、従来粘着層の保管中その
表面を覆うために使用されている剥離紙の系統のものを
使用することができる。
【0029】図2は経鼻チューブ用の本発明の異なる実
施例の正面図を示す。図1と同等部分には同符号を付し
てある。aはチューブ固定部が共に同じ側、図の例では
左側に突出して延びる2個の部分を備え、両部分21、
22間には若干の間隔23が設けられている。bはチュ
ーブ固定部が異なる側、即ち左右にそれぞれ一つずつ突
出する部分24、25を備え、aと同様に両部分24、
25が重ならないように間隔26を持っている。cはb
と同様に左右にそれぞれ一つずつ突出する部分27、2
8を備えるものであるが、一番下の部分28は大きく右
側に延びている点は前述の実施例と同等であるが、その
部分28が反対側、即ち左側にも若干突出している点で
異なっている。また突出部分は四角形状ではなく角がア
ールを持つように形成されている。このように反対側に
も僅か延ばすことにより、基材のチューブ固定部をチュ
ーブに巻き付ける操作がより容易になる。この反対側に
も若干突出させたり、角にアールを付すことはa、bの
実施例についても適用することができる。
【0030】上述の実施例において、鼻固定部は図に示
した形状に限らず、種々の形状のものを使用することが
できる。例えば図2cの鼻固定部5をチューブ固定部6
の下側の突出部分28と同様な形状にすることができ
る。即ち図2dに示すように、鼻固定部29はチューブ
固定部6の下側の突出部分28と同じ形状を有し、且つ
チューブ固定部6の上側の突出部分27に対し上下対象
に形成されている。特にこのように形成することによ
り、この鼻固定部29をチューブ固定部としても兼用す
ることができ、従って右利き、左利きの人それぞれに操
作しやすい向きを選んで、いずれか一方の部分29また
は28を鼻に固定し、他方の部分28又は29をチュー
ブに巻き付けるようにすることができる。また、このよ
うな形体にすると、左右どちらの鼻口からチューブを出
した場合でも、チューブ固定用テープを巻き易いよう適
用できる。
【0031】図3は腹腔ドレナージ用のチューブを固定
する際の装着状態の説明図である。固定テープとしては
図2bに示すものを使用している。31は腹部に形成さ
れた開口で、ここから腹腔ドレナージ用のチューブ32
を差し込んで、例えば腹腔内の滲出液を排出するもので
ある。このチューブ32に開口31の挿入位置近傍で固
定テープのチューブ固定部33を巻き付け、図2bでは
鼻固定部として使用した人体固定部34をその粘着層で
もって腹部35上に固着することにより、チューブ32
を腹部上に固定する。
【0032】次に本発明の実施例と従来の比較例とを対
比し、両者の性能を比較した。
【0033】実施例1:目付け40g/m2のポリエステル
の不織布シートの表面に、ポリエチレンシートとエチレ
ンビニルアセテートをラミネートした、開口率50%、目
付け15g/m2の2層ラミネートシートを、エチレンビニ
ルアセテートのシートをポリエステルの不織布シート側
にして積層したものを基材とし、この基材のポリエステ
ルの不織布シートの裏面に強粘着アクリル系粘着剤を50
g/m2の条件で均一に塗布し、粘着剤をシリコーン処理
剥離紙で被覆したものを図4aに示す形状に形成した。
この形状は図1の実施例に対応し、鼻固定部41、チュ
ーブ固定部42及び両者の連結部43を有し、チューブ
固定部42は軸線44上でずれた位置に互いに反対側に
突出した部分45、46を備えており、この部分45、
46で固定すべきチューブに巻き付けるものである。
【0034】実施例2:実施例1と同様の基材を使用
し、基材のポリエステルの不織布シートの裏面に、鼻固
定部の範囲には強粘着アクリル系粘着剤を50g/m2の条
件で均一に塗布し、チューブ固定部の範囲には弱粘着ア
クリル系粘着剤を100g/m2の条件で均一に塗布し、粘着
剤をシリコーン処理剥離紙で被覆したものを図4aに示
す形状に形成した。
【0035】実施例3:目付け40g/m2のポリエステル
の不織布シートの表面に、ポリエチレンシートとエチレ
ンビニルアセテートをラミネートした、開口率15%、目
付け26g/m2の2層ラミネートシートを、エチレンビニ
ルアセテートのシートをポリエステルの不織布シート側
にして積層したものを基材とし、この基材のポリエステ
ルの不織布シートの裏面に強粘着アクリル系粘着剤を50
g/m2の条件で網目状のパターン塗工法で均一に塗布
し、粘着剤をシリコーン処理剥離紙で被覆したものを図
4aに示す形状に形成した。
【0036】実施例4:厚さ2mmの連続気泡のウレタン
発泡シートを基材とし、ウレタン発泡シートの片面に強
粘着アクリル系粘着剤を100g/m2の条件で均一に塗工
し、その粘着層表面に開口率50%、目付け15g/m2のポ
リエチレンシートを圧着により配置し、このポリエチレ
ンシートをシリコーン処理剥離紙で被覆したものを図4
aに示す形状に形成した。
【0037】実施例5:厚さ0.02mmのポリエチレンシー
トの表面に長鎖アルキル系剥離剤を塗工厚で0.1〜0.2μ
m程度処理したシートの裏面に目付け40g/m2のポリエス
テル不織布をラミネートしたものを基材とし、粘着剤成
分としてポリイソブチレン、吸水性物質としてカルボキ
シメチルセルロースよりなる粘着剤を塗工厚0.8mmで基
材のポリエステル不織布の裏面に均一に塗布し、粘着剤
をシリコーン処理剥離紙で被覆したものを図4aに示す
形状に形成した。
【0038】実施例6:厚さ0.02mmのポリエチレンシー
トの裏面に目付け40g/m2のポリエステル不織布をラミ
ネートしたものを基材とし、基材のポリエステル不織布
の裏面にシリコーンオイルを混合した低粘着アクリル系
粘着剤を50g/m2塗工し、粘着剤をシリコーン処理剥離
紙で被覆したものを図4aに示す形状に形成した。
【0039】比較例1:実施例1と同様の基材、同様の
粘着剤を使用し、同様の剥離紙で被覆したものを図4b
に示す従来の形状に形成した。この形状は鼻固定部4
7、チューブ固定部48及び両者の連結部49を有し、
チューブ固定部48は軸線410から両側に突出する部
分411、412を有する。
【0040】比較例2:目付け40g/m2のポリエステル
の不織布シート単体の基材を使用し、この基材の裏面に
実施例1と同様の粘着剤を塗布し、同様の剥離紙で覆っ
たものを図4bに示す従来の形状に形成した。
【0041】上述の実施例、比較例は、基材に関しては
実施例1、実施例2、比較例1が同一、粘着剤に関して
は実施例1、比較例1、比較例2が同一、形状に関して
は実施例、比較例は互いに異なっている。これら実施
例、比較例について、経鼻チューブを固定操作して性能
を試験した結果、次のことが判明した。テープの粘着面
同士が実施例1〜6は固定操作をする間に粘着面同士が
接触して付着することが少なく、取り扱いが容易であっ
たが、比較例1、2は特にその形状に起因してテープの
粘着面同士が接触して付着しやすく、極めて取り扱い難
かった。テープの表面からテープの粘着面を剥がす点に
ついては実施例1〜6、比較例1は基材表面の性質から
容易であったが、比較例2は剥がし難かった。また、特
に実施例2は鼻固定部とチューブ固定部との粘着剤を変
え、チューブ固定部の粘着剤を弱粘着性にすることによ
り、鼻に対しては確実に接着し、チューブに対しては再
接着、再剥離が容易であり、実施例3は基材に通気性が
あるため基材による蒸れ、かぶれが殆どなく、実施例5
は粘着剤中に吸水性物質が含まれているため皮膚からの
汗を吸収し、適度な湿度に保持するため皮膚の生理状態
を良好に保持することができた。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、テープのチューブ固定
部を基材の軸線から片側にのみ突出する部分で形成する
ことにより、固定操作中にテープの粘着面同士が互いに
付着するようなことがなくなり、簡単且つきれいにチュ
ーブを固定することができ、また、テープの表面とその
裏面の粘着層とは互いに貼り合せた後でも容易に剥離さ
せ、再粘着させることができ、チューブの固定位置の調
整や、再固定が可能となり、常に適切な位置でチューブ
を固定することができ、従ってチューブと患者の体との
接触による痛みを防ぐことができる。更に構造が簡単
で、安価に製造できるから、衛生面から使い捨てが好ま
しい場合にも経済性を危惧することなく対応が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の、aは正面図、bは側面図、
cは装着状態の説明図である。
【図2】本発明の異なる実施例の正面図である。
【図3】本発明の実施例の異なる装着状態の説明図であ
る。
【図4】本発明の実施例と比較例とを対比するための正
面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 粘着層 3 剥離ライナー 5 鼻固定部 6 チューブ固定部 7 連結部 8 基材の軸線 9 突出した部分 10 チューブ 11 鼻 12 鼻口 21 突出した部分 22 突出した部分 23 間隔 24 突出した部分 25 突出した部分 26 間隔 27 突出した部分 28 突出した部分 29 鼻固定部 31 腹部の開口 32 チューブ 33 チューブ固定部 34 人体固定部 35 腹部 41 鼻固定部 42 チューブ固定部 43 連結部 44 軸線 45 突出した部分 46 突出した部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を持ったシート状の基材を有し、
    基材は人体固定部及びチューブ固定部を備え、両固定部
    は一体に連結され裏面に粘着層と粘着層を覆う剥離ライ
    ナーとを備え、チューブ固定部は軸線方向において片側
    に突出しチューブに巻き付け可能に形成された少なくと
    も1つの部分を備えることを特徴とするチューブ固定用
    テープ。
  2. 【請求項2】 チューブ固定部はその表面と裏面の粘着
    層とが再粘着可能且つ再剥離可能に形成されることを特
    徴とする請求項1記載のチューブ固定用テープ。
  3. 【請求項3】 チューブ固定部が軸線方向の異なる位置
    において同じ側の片側に突出しチューブに巻き付け可能
    な複数の部分を備えることを特徴とする請求項1又は2
    記載のチューブ固定用テープ。
  4. 【請求項4】 チューブ固定部が軸線方向の異なる位置
    において交互に反対側の片側に突出しチューブに巻き付
    け可能な複数の部分を備えることを特徴とする請求項1
    又は2記載のチューブ固定用テープ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004850A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Nitto Denko Corp フィルムドレッシング
USD827144S1 (en) 2017-09-14 2018-08-28 3M Innovative Properties Company Nasogastric tube securement device
USD969598S1 (en) 2019-05-31 2022-11-15 3M Innovative Properties Company Tube securement device

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