JP2002095668A - 止血用具 - Google Patents

止血用具

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JP2002095668A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血管穿刺を伴う治療や検査の際に使用した注
射針等を抜いた後の穿刺部における止血を簡易、確実に
行う。 【解決手段】 パッド7を血管に対する穿刺孔を覆うよ
うに定置し、このパッド7の上から被巻付物に対しては
非粘着性か微粘着性であるが自己の背面には強い接着性
を示す感圧性自背面接着テ−プ1を巻き付けて、上記パ
ッド7を上記血管の穿刺孔に向けて押圧し、血管を圧迫
して止血し、皮膚に対する刺激も少なくしながら、確実
な止血を行うようにする。また、上記パッドには該パッ
ドよりも大きくて丈夫な押圧板を固定し、この押圧板の
上から感圧性自背面接着テ−プを巻き付けて確実な止血
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、止血用具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、動脈穿刺カテ−テル、動脈造影、
動脈内注射などの動脈穿刺を伴う治療や検査が広く行わ
れている。動脈穿刺カニュ−レは、例えば、手術時に動
脈圧をモニタ−したり、動脈血を採取して肺の状態を知
るために広く行われているし、血液透析等の場合にも実
施されている。また、動脈穿刺カテ−テルは診断造影の
場合だけでなく、動脈塞栓術や経皮的冠動脈形成術など
にも広く用いられている。
【0003】この動脈穿刺を伴う治療や検査を行うとき
には、注射針、カテ−テル、カニュ−レ、医療用チュ−
ブ等を長時間に亘って留置しておくものであるが、従
来、多くの場合その留置した後に注射針、カテ−テル、
医療用チュ−ブ等を動脈管から抜去し、その抜去した部
分(穿刺部)を手によってほぼ10分間以上押えてお
く。その後に、穿刺部に大きな枕状のパッドを当てて包
帯等で縛りつけ、動脈管を圧迫して止血し、止血された
ことを確認し、患者を病棟等に戻すようにしている。そ
して、このような動脈穿刺を伴う治療後の止血を医師又
は看護婦が行っているが、治療後の医師及び看護婦には
多くの仕事が残されており、こうした止血作業の効率化
が望まれている。
【0004】また、静脈あるいは動脈に対し、広く採
血、点滴、輸血、人工透析その他の各種血管穿刺を伴う
治療に使用した注射針、カテ−テル、カニュ−レ、医療
用チュ−ブ等を抜去したときの止血が多くの場面で必要
とされている。こうした穿刺後の止血には、救急ばんそ
う膏のようなプラスチック基材表面に粘着剤を塗布し、
その上にガ−ゼなどを貼り合わせ、所定の大きさに打ち
抜いたものを使用したり、献血時やPTCA(経皮的冠
動脈形成術)などの止血には特殊な圧迫器具の他、布に
マジックテ−プ(登録商標)の付いたもの等で止血を行
ったりしている。
【0005】しかし粘着テ−プを使用した場合には個人
差はあるものの、常に皮膚刺激を発現する可能性を持っ
ている。その原因としては、貼付中及び剥離時の皮膚へ
のストレス並びに長期密封による一次刺激性皮膚炎と、
構成成分による化学的な刺激及び感作反応によるアレル
ギ−性皮膚炎が挙げられる。
【0006】その中で、長期密封による一次刺激及びア
レルギ−性皮膚炎については、適当な原材料を選択する
ことである程度回避できる。しかし貼付したものを剥離
する時及び貼付中のストレスによる刺激は、伸縮性を持
つ支持体や保持力の低い粘着剤を選択しても、固定のた
めの機能を十分に確保するためには最低限の粘着力が必
要とされるため、ある程度の刺激の発現は避けられない
のが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな動脈穿刺や静脈穿刺等をして治療や検査を行った後
に、血管穿刺部における注射針等を抜いた後の止血を、
容易かつ確実にできるようにするものである。更に、皮
膚に対する刺激が小さくてかつ充分な押圧作用を得るこ
とができるような特殊な接着性テ−プによって止血を、
容易かつ確実にできるようにしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、パッドを血管
に対する穿刺孔を覆うように定置し、このパッドの上か
ら被巻付物に対しては粘着性が無いか粘着性がわずかで
あるが、自己の背面には強い接着性を示す感圧性自背面
接着テ−プを巻き付けて、上記パッドを上記血管の穿刺
孔に向けて押圧し、血管を圧迫して止血し、皮膚に対す
る刺激も少なくしながら、確実な止血を行うようにす
る。
【0009】また、上記パッドには該パッドよりも大き
くて丈夫な押圧板を固定し、この押圧板の上から感圧性
自背面接着テ−プを巻き付けて確実な止血を行う。更
に、パッドを粘着テ−プの粘着剤層に定置した止血用補
助絆によって穿刺部を覆うようにし、その上から感圧性
自背面接着テ−プを巻き付けて確実な止血を行うように
する。
【0010】以下図面を参照しながら本発明の詳細につ
いて述べれば、このパッド7は、注射針等を皮膚表面か
ら血管に向って刺したときの血管穿刺孔の上から覆って
押圧できるような大きさを有している。このパッドの平
面形状としては長方形、正方形、矩形、円形、楕円形、
小判形、多角形その他の適宜の形状に形成することがで
きる。
【0011】この場合、上記パッドは、注射針等を皮膚
表面から動脈や静脈の血管に向って刺したときの血管穿
刺孔を押圧できると共に、皮膚表面穿刺孔も同時に覆っ
て押圧できるようにすると特に好ましい。上記両穿刺孔
間の距離は、穿刺する体の部位、幼児や大人などの年
令、性別によっても異るが、通例、上記パッドの大きさ
としては長い辺の部分で約1〜4cm程度にすればよいこ
とが多い。また、楕円形、小判形、長方形等の場合に
は、短辺と長辺の割合が通例約1:4位までのものが好
ましく、正方形や円形のものではこの比率が1:1にな
っているから、その範囲としては約1:1〜1:4程度
のものにするとよいことが多いが、いずれもこれらに限
られるものではない。
【0012】また、長方形、正方形、多角形その他の角
のある形状のものでは、その角の部分を弧状に面取りす
れば、穿刺部に対する押圧作用に優れ且つ皮膚表面に対
する刺激が少く、一層好ましいものとなる。また、この
パッドは、通例、長辺を約10〜50mm程度、短辺を約
5〜30mm程度とする小判形に形成すると、血管穿刺孔
と皮膚表面穿刺孔の双方を押圧する場合に便利であり、
両孔が近い場合には、円形、正方形等のようなものにす
るとよい。このパッドは穿刺部を確実に押圧できるよう
な適度の硬さを有するものが好ましく、例えば、圧縮し
たときに容易に変形しないような、僅かの弾性と共に適
度の圧縮硬さを持っているパッド等が好適に使用でき
る。
【0013】そして、このパッドは穿刺部に当てたとき
に上記穿刺孔を圧迫することができるようにある厚味を
有している。適応部位によっても異なるが、約3mm以上
の厚味を持っており、通例、約3〜30mm程度にすると
よい。この場合、余り薄いと適応部位によっては皮膚表
面から全体が沈んでしまい、効果的な圧迫ができなくな
ることもある。一般に、パッドの厚みの比較的薄いもの
は静脈に対する止血に、厚みの比較的厚いものは橈骨動
脈、足背動脈等の動脈の止血に、更に厚いものは動脈が
皮膚表面から離れている場合に使用するとよい。また、
パッドの厚味が増えると押圧作用は強くなるが、パッド
が横にひしゃげたり、倒れたりすることが稀にあり、こ
の点を考慮する必要がある。多くの場合上記のように約
3〜30mm程度の厚さにして好ましいことが多い。
【0014】このパッドは単層構造に形成したり、複層
構造に形成される。単層の場合には、独立気泡の又は独
立気泡の多いプラスチック発泡体、圧縮綿、不織布、ゴ
ム、ゲル物質その他の材料を使用して作ることができ
る。また、複層構造の場合は、種々の性質を有するもの
を組み合わせて効果的な圧縮等ができるようにするとよ
い。
【0015】上記パッドは、穿刺孔の上に定置され、そ
の上から接着テ−プを少なくとも1回巻付けて押圧固定
するが、この接着テ−プは皮膚表面などの被巻付物に対
しては実質的な粘着性を示さず、自己のテ−プの背面側
には強く接着して充分な結束作用等を得ることができる
感圧性自背面接着テ−プを使用する。
【0016】この感圧性自背面接着テ−プには、次のよ
うなものがある。この接着テ−プは、一般的に使用され
ている感圧性接着テ−プの接着剤に使用される粘着付与
剤などの樹脂配合量とは異なる領域、つまり、接着剤の
成分として、エラストマ− 100重量部に対して粘着付与
性の樹脂単体若しくはその樹脂と充填剤との合計を 200
重量部以上で 800重量部以下に設定することで、本来の
粘着テ−プの働きが少なくなり、皮膚への粘着性がほと
んど無くなると共に、上記接着剤のエラストマ−と同じ
かこれと同類のエラストマ−を背面の表面層に持つ基材
を選択することによって、自己の背面に対して高い接着
力を持つものである。この感圧性の接着テ−プは、皮膚
の表面に対しては粘着性が無いかあるいは殆ど粘着性を
示さずに、該テ−プ等の自背面には高い接着力を示す。
【0017】上記接着剤のエラストマ−は、天然ゴム、
スチレン・イソプレン・スチレン共重合体、スチレン・
ブチレン・スチレン共重合体、ポリイソブチレン、イソ
ブチレン・イソプレン共重合体、ポリブテン、ポリイソ
プレンなどのゴム状エラストマ−があり、これを単独若
しくはこれを混合して用いることができる。
【0018】このゴム状エラストマ−に配合する粘着付
与剤には、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、クマロン・
インデン樹脂、石油系樹脂などを使用する。また、充填
剤として炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、けい
酸アルミニウム、酸化アルミニウム水化物、水酸化アル
ミニウム、含水けい酸マグネシウムなどを用いることが
できる。
【0019】上記粘着付与剤は、上記ゴム系エラストマ
− 100重量部に対して約 200重量部以上で 800重量部以
下程度、好ましくは約 200重量部以上で 500重量部以下
程度の大過剰に配合する。この配合量は、通常の粘着テ
−プには用いられない程度の量であり、粘着付与剤を添
加して行くと次第に上昇した粘着力が急速に低下して、
殆んど粘着性を示さない状態になったものである。上記
粘着付与剤の一部は上記充填剤に置換えることができ、
両剤系の配合量合計として上記した範囲、更に好ましく
は約 250重量部〜 500重量部のものを使用することがで
きる。
【0020】また、必要に応じて液状ポリブテン、液状
ポリイソブチレン、液状ポリイソプレン、鉱油などの軟
化剤、ブチルヒドロキシトルエンその他の酸化防止剤を
適宜配合することができる。
【0021】この接着テ−プやシートの基材としては、
各種のフイルム類を使用することができる。例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフイン系、
ポリメチルメタアクリレ−ト、ポリエチレンメタメチル
アクリレ−トなどのポリアクリル系、ポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレ
ンナフタレ−トなどのポリエステル系、セロハン、ポリ
ビニルアルコ−ル、エチレン・ビニルアルコ−ル共重合
体、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリウレタン系、
ポリアクリロニトリル、フッ素系、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体系、ナイロン、ポリアミド、ポリスルフォン
などの単層または適宜積層したフイルムなどがある。
【0022】上記基材の背面側は、他面側の表面に形成
されている接着剤層が強く接着する表面特性を有してい
るもので、基材の他面側に設けられる接着剤層に使用さ
れているエラストマ−またはそれと同類型のエラストマ
−によって表層を形成する。例えば、接着剤層にエラス
トマ−として、スチレン・イソプレン・スチレン共重合
体(SIS)を使用した場合、背面側の表層を形成する
エラストマ−としてスチレン・イソプレン・スチレン共
重合体(SIS)、スチレン・エチレン・プロピレン・
スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・ブチレン・
スチレン共重合体(SBS)などを使用することができ
る。
【0023】上記基材の背面側の表層に設けるエラスト
マ−には、該エラストマ−100重量部に対して、上記
した粘着付与剤を約20重量部以下の量で配合するとよ
く、またこの粘着付与剤の一部を上記充填剤で置換える
こともできる。これらのエラストマ−等が基材の背面に
対して投錨性の低い場合等には、基材の背面に適宜コロ
ナ処理やプライマ−処理を行うとよい。こうして形成さ
れた基材の背面の表層は、それ自身では実質的な粘着性
を有さず、他の物に付着するようなことはない。
【0024】また、上記基材としては、不織布なども用
いることができ、レ−ヨン、ナイロン、ポリエチレンテ
レフタレ−ト(PET)などのポリエステル系、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフイン系、ポリエステルポリエ
−テル、ポリウレタン系、アクリル系、ポリビニルアル
コ−ルなどからなる不織布を使用することができる。
【0025】上記基材を上記エラストマ−と同じ材料、
例えば、ポリイソプレン、スチレン・イソプレン・スチ
レン共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチ
レン共重合体などで形成したフイルムまたはシ−ト、不
織布などで形成すれば、上記したように基材の背面側に
特別に表層を形成しなくても、その基材そのものの背面
が上記表層の性質を有しているのでそのまま使用するこ
とができ、使用し易いこともある。また、上記エラスト
マ−を含有するフイルムまたはシ−ト、不織布なども同
様にそのままで表層としての性質を得ることができる
し、これらのフイルム等の他の基材を積層して得た基材
についても同様の効果が得られる。
【0026】上記基材の形状はテ−プ状で、使用部位に
応じて幅を調整したり、長さを調整したりして適宜の形
状にすることができる。この場合、基材には、伸縮性の
無いものを使用することができるが、伸縮性のあるもの
を使用すれば、後記するようにこの基材を引延ばすよう
にして穿刺部に貼付けると、貼付けた後にこれが縮むよ
うになって、後記するパッドを穿刺部に押圧することを
更に効果的に行うことができる。こうしたものとして、
例えばポリウレタン弾性繊維の細い連続フイラメントを
ランダムに積層しその交点を接合した布状物、伸縮性の
ポリエステル繊維不織布、SISやSEPS等の弾性体
からなる伸縮性の不織布その他のものがある。
【0027】本感圧性自背面接着テ−プ1等は、上記し
たように基材2の一面(表面)側に上記接着剤を塗布等
して接着剤層3を形成し、他面側の背面4には、その表
面にエラストマ−類を塗布等したりして表層を形成し、
材質によってはそのままの状態で表層とすることができ
る。上記基材の一面に形成した接着剤同志は接着し易い
ので、適当な剥離紙5を仮着して表面を覆うようにする
とよい。
【0028】また、この感圧性自背面接着テ−プは次の
ようにしても得ることができる。上記接着剤を、一般的
に使用されている接着テ−プの感圧性接着剤に使用され
る粘着付与剤などの樹脂配合量とは異なる領域、つま
り、接着剤の成分として、エラストマ− 100重量部に対
して粘着付与性の樹脂単体若しくはその樹脂と充填剤と
の合計を80重量部以上で 200重量部未満に設定し、また
上記粘着付与剤の分子量を1000〜3000の比較的大きなも
のにしたものである。
【0029】この場合にも、本来の接着テ−プの働きが
少なくなり、皮膚表面への粘着性がほとんど無くなると
共に、上記接着剤のエラストマ−と同じかこれと同類の
エラストマ−を背面の表面層に持つ基材を選択すること
によって、自己の背面に対して高い接着力を持つことが
できる。
【0030】上記接着剤のエラストマ−は、シス-1,4-
ポリイソプレン、スチレン・イソプレン・スチレンブロ
ック共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチ
レンブロック共重合体などが好ましく、これらを単独若
しくは混合して用いることができる。
【0031】このエラストマ−に配合する粘着付与剤
は、分子量(数平均分子量−以下同じ)として約1000〜
3000程度、好ましくは約1000〜2000程度の比較的分子量
の高いものを使用する。こうした粘着付与剤には、ロジ
ン系樹脂、テルペン系樹脂、クマロン・インデン樹脂、
石油系樹脂などがあり、適宜2種以上のものを併用する
こともできる。また、充填剤として炭酸カルシウム、酸
化チタン、酸化亜鉛、けい酸アルミニウム、酸化アルミ
ニウム水化物、水酸化アルミニウム、含水けい酸マグネ
シウムなどを用いることができる。
【0032】上記粘着付与剤は、上記エラストマ− 100
重量部に対して約80重量部以上で 200重量部未満程度、
好ましくは約 100重量部以上で 160重量部以下程度に配
合する。この配合量は、通常の粘着テ−プには用いられ
ない程度の量であり、粘着付与剤を添加して行くと次第
に上昇した粘着力が急速に低下して、殆んど粘着性を示
さない状態になったものである。上記粘着付与剤の一部
は上記充填剤に置換えることができる。
【0033】また、必要に応じて液状ポリブテン、液状
ポリイソブチレン、液状ポリイソプレン、鉱油などの軟
化剤、ブチルヒドロキシトルエンその他の酸化防止剤を
適宜配合することができることは同様である。
【0034】上記した両接着テ−プの接着剤層は、何れ
もその粘着性においてボ−ルタックが約No.5以下であ
り、プロ−ブタックを約3.0N/5mmφ以下の実質的に
粘着性のない状態にするとよい。また、同時に接着テ−
プの接着剤層をその接着テ−プの背面側に貼付けた状態
で測定した自背面剪断接着力を5N/30×30mm以上の強
接着性にするとよい。
【0035】この止血用具を使用する場合、採血等をし
た後で針等を抜く前に、針の刺さっている血管の穿刺部
の上にパッド7を当て、押圧しつつ針を抜く。さらにパ
ッド7を押圧し続け、このパッド7の上に剥離紙5を剥
がしながら感圧性自背面接着テ−プ1の一端を置き、こ
のテ−プ1を引張るようにしながら巻付け、他端の接着
剤層3を自己のテ−プの自背面4に貼付けるようにする
と、しっかりと貼付けることができる。これによって、
この接着テ−プ1による押圧作用はパッド7に集中さ
れ、上記パッドが下方へ強く押し付けられ、血管の穿刺
孔の部分は集中的に強く圧迫されて閉じられ、確実に止
血することができる。一方、この感圧性自背面接着テ−
プ1は皮膚表面には弱くしか粘着しないので、仮に長時
間にわたり皮膚に貼付しているその間においても、また
止血が終わって接着テ−プを剥がすときにも皮膚を傷め
るようなことが無い。
【0036】図3に示すものは、上記パッド7の一面に
板状体で形成した押圧板11を定置して止血用パッド1
2としたものである。この押圧板11は、プラスチック
板(例えば、アクリル板、ポリプロピレン板、ナイロン
板、ポリカ−ボネ−ト板、ポリエチレン板など)、金属
板、合板、セラミック板その他の適宜の丈夫な板状体で
形成する。この板状体には、一般に薄めのものが使用さ
れるが、厚めのものや、薄めのものを折曲げて厚くした
ものも使用することができる。この押圧板は通例、上記
パッドよりも大きく形成するとよい。
【0037】この止血用パッド12は、パッド7側を穿
刺部に当て、押圧板11の上から感圧性自背面接着テ−
プ1を巻回すれば、貼付された接着テ−プによる押圧作
用は押圧板11を介してパッド7に集中され、上記パッ
ドが下方へ一層強く押し付けられ、止血作用を確実にす
ることができる。また、こうした止血用パッド12を手
首の橈骨動脈の止血に使用した場合、上記押圧板11に
よって皮膚表面に接着テ−プが貼り付かない部分が多く
生じるので、手首の穿刺した上記橈骨動脈以外の尺骨動
脈や静脈の血行を妨げることが少くなる。これによりチ
アノ−ゼ等を起すこともなく、穿刺部を的確に押圧して
止血を行うことができるし、皮膚に対する粘着剤による
刺激も少くなって好適である。又、この貼付材を貼り付
たときに押圧板が曲げられていると、押圧板の復元作用
によってパッドによる押圧作用が更に強くなることもあ
る。
【0038】図4に示すものは、押圧板15を凸状に形
成し、その凸部16にパッド7を定置した止血用パッド
17であって、図3のものと同様に使用することができ
る。
【0039】図6、図7、図8にそれぞれ示すように、
上記したパッド7や止血用パッド12、17は、上記感
圧性自背面接着テ−プ1の粘着剤層3側に固定しておく
ことができる。このようにパッド類が固定されているも
のでは、このパッドを穿刺部に当てて接着テ−プを巻回
して背面側に接着すれば、止血を一層容易に行うことが
できる。上記パッド7や止血用パッド12、17は、上
記感圧性自背面接着テ−プ1の背面側に固定して、巻付
けるようにしても同様に使用することができる。
【0040】図5に示すものは、上記パッド7を比較的
小さな粘着テ−プ21の粘着剤層22に固定し、剥離紙
23で覆った止血用補助絆20である。上記剥離紙23
を除き、粘着テ−プ21によって上記パッド7を穿刺部
に定置するとパッド7はずれ動かなくなるので、その上
から上記感圧性自背面接着テ−プ1を巻き付ければ、容
易に止血することができる。粘着テ−プ21の粘着剤層
22の粘着剤は、皮膚に対する刺激性の少ないもので形
成するとよい。
【0041】図9のものは、上記感圧性自背面接着テ−
プ1を伸縮性の基材で形成し、この感圧性自背面接着テ
−プ1に上記パッド7を固定した巻付け始端側31の幅
を狭くし、自背面に接着する他端側32に向かって幅広
になるように形成したものである。上記パッド7を穿刺
部に当て、感圧性自背面接着テ−プ1の他端側32を引
っ張るようにして巻付けると、その引っ張り作用によっ
てテ−プ1の幅は他端側に向かって次第に幅が狭くなる
が、予め他端側が幅広になるように形成してあるので、
テ−プ1を確実に巻付け、他端側をしっかりと自背面に
接着することができる。また、上記止血用パッド12、
17等も、同様にして上記感圧性自背面接着テ−プ1の
巻付け始端側31に固定しておくことができる。そし
て、上記した各種パッド類を固定しない上記幅広になる
感圧性自背面接着テ−プ1も、穿刺部に定置した各種パ
ッド類の上から幅が狭い始端側より巻付けを始め、幅広
の他端側を自背面に接着するようにして、広く使用する
ことができる。
【0042】
【実施例】(例1)図6に示す止血用具を、献血後の静
脈の止血に使用した。感圧性自背面接着テ−プ1の基材
にはスチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロッ
ク共重合体の不織布(ミクロフレックス−SIS−01
00、(株)クラレ製、目付量100g/m)を使用し
た。また、パッドは、厚さ5mmのレ−ヨン不織布と厚さ
5mmのポリエチレン独立気泡発泡体シ−トを積層したも
ので、17mm×27mmの小判型で厚さが10mmのものを
使用した。止血時には、パッド7を血管穿刺部に当て、
感圧性自背面接着テ−プ1のパッドと反対側を持って引
き伸ばすようにしながら肘部分を一周し、接着テ−プの
自背面に貼付した。止血時間は20分間とし、止血効果
を確認したところ、貼付中のパッドのずれや、出血も見
られず、良好な貼付状態であった。上記止血時間の経過
後に感圧性自背面接着テ−プ1を剥がしたところ、血腫
の形成などもなく良好な止血効果であった。また、毛深
い人でも接着テ−プの剥離時の痛みも少なく、皮膚刺激
も認められなかった。
【0043】(例2)図7に示す止血用具を、経皮的冠
動脈形成術を行った後の撓骨動脈の止血に使用した。血
管の狭窄部位に対して経皮的冠動脈形成術が施行される
が、そのために撓骨動脈に穿刺されたシ−ス抜去後の止
血に使用した。押圧板に、幅×長さが36mm×36mm、
厚さ1mmのポリプロピレン製の板を使用し、パッド7は
例1と同様のものを使用した。止血時には、止血用パッ
ドのパッド7を血管穿刺部に当て、感圧性自背面接着テ
−プ1のパッドと反対側を持って引き伸ばすようにしな
がら手首を一周し、押圧板11が傾かないようにして接
着テ−プの自背面に貼付した。止血時間は4時間とし、
止血効果を確認したところ、貼付中のパッドのずれや、
出血も見られず、良好な貼付状態であった。上記止血時
間の経過後に感圧性自背面接着テ−プ1を剥がしたとこ
ろ、血腫の形成などもなく良好な止血効果であった。ま
た、患者にとってしびれ等の違和感が少なく止血効果、
皮膚刺激において有意であった。
【0044】(例3)図8に示す止血用具を、血液ガス
測定における採決後の止血に使用した。押圧板に、厚さ
1mmのアルミニウム製の板で凸部の高さが10mm、底部
の幅×長さが36mm×40mmのものを使用し、感圧性自
背面接着テ−プ1の長さを長くして、パッド7は例1と
同様のものを使用した。止血時には、止血用パッドのパ
ッド7を血管穿刺部に当て、感圧性自背面接着テ−プ1
のパッドと反対側を持って引き伸ばすようにしながら大
腿部を一周し、押圧板11が傾かないようにして接着テ
−プの自背面に貼付した。止血時間は1時間とし、止血
効果を確認したところ、貼付中のパッドのずれや、出血
も見られず、良好な貼付状態であった。上記止血時間の
経過後に感圧性自背面接着テ−プ1を剥がしたところ、
皮膚刺激や血腫の形成などもなく良好な止血効果であっ
た。
【0045】
【本発明の効果】本発明は上記の如く、動脈管に対する
穿刺孔に対しても確実に止血することができ、上記した
橈骨動脈のほか、尺骨動脈、足背動脈などの骨に近い部
分に位置する動脈に使用すれば効果的な止血を行うこと
ができるし、さらに大腿動脈に対する止血にも効果的で
ある。また、同様に静脈に対しても上記動脈と同様に効
果的な止血ができる。又、感圧性自背面接着テ−プによ
って、皮膚に対しては殆ど粘着性が無く、自背面には強
く接着するので、パッドに対しては充分な押圧作用を与
え、皮膚には刺激を与えないので短時間、長時間いづれ
の貼付でも患者に不快感を与えることがない。更に、こ
れは使用に際しての操作も容易であり、構造も簡素であ
るので経済的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の止血用具の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の使用状態を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の止血用パッドを示す斜視
図である。
【図4】本発明の更に他の実施例の止血用パッドを示す
斜視図である。
【図5】本発明の他の例の止血用補助絆を示す斜視図で
ある。
【図6】図1に示すパッドを感圧性自背面接着テ−プに
固定した止血用具を示す斜視図である。
【図7】図3に示す止血用パッドを感圧性自背面接着テ
−プに固定した止血用具を示す斜視図である。
【図8】図4に示す止血用パッドを感圧性自背面接着テ
−プに固定した止血用具を示す斜視図である。
【図9】図1に示すパッドを感圧性自背面接着テ−プに
固定した他の止血用具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 感圧性自背面接着テ−プ 2 基材 3 粘着剤層 4 接着テ−プの自背面 5 剥離紙 7 パッド 11、15 押圧板 12、17 止血用パッド 16 押圧板の凸部 20 止血用補助絆

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管に対する穿刺孔の上を覆うパッド
    と、該パッドを上記穿刺孔の上に押圧定置するように巻
    付けられ被巻付物に対しては非粘着性か微粘着性で、自
    己の背面には強い接着性を示す感圧性自背面接着テ−プ
    を備える止血用具。
  2. 【請求項2】 上記パッドが、上記感圧性自背面接着テ
    −プの被巻付物に対応する表面または背面に固定されて
    いる請求項1記載の止血用具。
  3. 【請求項3】 血管に対する穿刺孔の上を覆うパッドと
    該パッドよりも大きくて丈夫な押圧板を有する止血用パ
    ッドと、該止血用パッドを上記穿刺孔の上に押圧定置す
    るように押圧板側から巻付けられ被巻付物に対しては非
    粘着性か微粘着性で、自己の背面には強い接着性を示す
    感圧性自背面接着テ−プを備える止血用具。
  4. 【請求項4】 上記止血用パッドは、その押圧板が上記
    感圧性自背面接着テ−プの被巻付物に対応する表面また
    は背面に固定されている請求項3記載の止血用具。
  5. 【請求項5】 血管に対する穿刺孔の上を覆うパッドを
    粘着テ−プの粘着剤層側に定置し、該粘着テ−プによっ
    て上記パッドを穿刺孔の上に仮固定または本固定するこ
    とができる止血用補助絆と、上記穿刺孔に貼付される止
    血用補助絆のパッドを上記穿刺孔に向けて押圧定置する
    ように巻付けられ被巻付物に対しては非粘着性か微粘着
    性で、自己の背面には強い接着性を示す感圧性自背面接
    着テ−プを備える止血用具。
  6. 【請求項6】 上記感圧性自背面接着テ−プは、伸縮性
    を有する基材で形成され、巻付け始端から自背面に接着
    する他端側に向かって幅広になる形状に形成されている
    請求項1〜5のいずれかに記載の止血用具。
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