JP2011004545A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差を適切な値に設定して、ロータが低速に回転しているときでも発電効率を低下させることなく整流器の出力を増大させることのできる回転電機を得ることを目的とする。
【解決手段】2n個(但し、nは正の整数)の界磁極を有するロータと、隣り合うティースにより区画されたスロットが周方向に所定のピッチで2n×6個形成されたステータコア、及びそれぞれ、互いの間の電気角位相差が120度となるようにステータコアに巻装された3つの相巻線をΔ結線して構成された第1及び第2の3相交流巻線を備えるステータと、を備え、相巻線のそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なるようにステータコアに巻装された2つのコイル巻線部を直列に接続して構成された回転電機において、第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差が30度となっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、自動車等に搭載される交流発電機や始動電動機などの回転電機に関する。
第1の従来の発電機は、界磁極を有するロータと、界磁極の数の6倍の数のスロットが周方向に所定ピッチで形成されたステータコア、及びそれぞれ、互いの間の電気角位相差が120度となるようにステータコアに巻装された3つの相巻線をΔ結線して構成された第1及び第2の3相交流巻線を備えるステータと、相巻線をエンジンの回転に同期して回転するロータの回転に応じて第1及び第2の3相交流巻線に誘起される交流出力を整流する整流器と、整流器からの整流出力により充電される蓄電池と、を備え、相巻線のそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なるようにステータコアに巻回されたコイル巻線部を直列に接続して構成されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2007/077236号パンフレット
以下、相巻線のそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なる2つのコイル巻線部を直列に接続して構成され、かつ、互いの間の電気角位相差が120度となるように3つの相巻線をΔ結線して構成した3相交流巻線を千鳥Δ巻線とする。また、千鳥Δ巻線において、各相巻線を構成する2つのコイル巻線部を、電気角位相をそろえて直列に接続されるように巻きなおして構成した3相交流巻線を通常Δ巻線とする。なお、第1及び第2の3相交流巻線に通常Δ巻線を用いた発電機は従来から普及しており、第1及び第2の3相交流巻線に通常Δ巻線を用いた発電機を第2の従来の発電機とする。
そして、千鳥Δ巻線を用いた第1の従来の発電機では、各相巻線のそれぞれを構成する2つのコイル巻線部の起電力位相がずれるので、各相巻線の合成起電力は、通常Δ巻線を用いた第2の従来の発電機の各相巻線の起電力に比べて小さくなるというのが一般認識である。また、第1の従来の発電機では、電機子反作用が、第2の従来の発電機より小さくなることが知られている。
そして、第1の従来の発電機の各相巻線の起電力位相のずれ、及び第1及び第2の従来の発電機の電機子反作用の大小の関係を考慮すれば、第1の従来の発電機は第2の従来の発電機に比べ、ロータが低速で回転する領域では、整流器の出力(電流)が低下し、ロータが高速で回転する領域では、整流器の出力が増加するというのが従来の知見である。
そして、第1及び第2の従来の発電機を車輛用に用いた場合、エンジンの回転に同期するロータの回転速度(角速度)が所定の大きさになるまでは、回転速度が増大するにつれて整流器の出力も増大するが、整流器の出力はロータの回転速度が所定の速さより速くなると略飽和する。
例えば車輛が所定以上の速さで走行している場合、ロータは高速に回転するので、整流器の整流出力により充電される蓄電池は、車輛に用いられている電気機器を駆動するのに十分な電力を供給可能である。一方、エンジンがアイドリング状態にある場合など、エンジンが低速に回転しているときはロータの回転も低速であるので整流器の出力は小さなものとなる。特に、第1の従来の発電機では、ロータが低速で回転する場合に整流器の出力が第2の従来の発電機の出力より低くなるので、ロータの回転速度が低いままであると、蓄電池があがってしまう恐れがあった。
各相巻線の巻数を増やして各相巻線の起電力を増大させることで、ロータが低速に回転しているときでも整流器の出力を増大させることは可能となるが、この場合、各相巻線の抵抗が増大して発電効率が低下してしまう。
本出願人は、この不具合を解消するための鋭意努力を重ねた結果、千鳥Δ巻線を用いた発電機において、各相巻線の巻数を増やさなくても第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差を適切に設定することにより、ロータが低速に回転しているときに、整流器の出力が増大することを見出し、本願を発明した。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差を適切な値に設定して、ロータが低速に回転しているときでも発電効率を低下させることなく整流器の出力を増大させることのできる回転電機を得ることを目的とする。
この発明は、2n個(但し、nは正の整数)の界磁極を有するロータと、隣り合うティースにより区画されたスロットが周方向に所定のピッチで2n×6個形成されたステータコア、及びそれぞれ、互いの間の電気角位相差が120度となるようにステータコアに巻装された3つの相巻線をΔ結線して構成された第1及び第2の3相交流巻線を備えるステータと、ロータの回転に応じて第1及び第2の3相交流巻線に誘起される交流出力を整流する整流器と、を備え、相巻線のそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なるようにステータコアに巻装された2つのコイル巻線部を直列に接続して構成された回転電機において、第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差が30度となっている。
この発明による回転電機によれば、第1及び第2の3相交流巻線のそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なるようにステータコアに巻装されて直列に接続されたコイル巻線部からなる3つの相巻線を互いの間の電気角位相が120度異なるようにΔ結線して構成され、さらに、第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差が30度となっている。
これにより、この発明の回転電機は、第1の従来の発電機に比べ、各相巻線の巻線数を増やすことなく、言い換えれば、各相巻線の抵抗の増大による発電効率の低下を招くことなくロータが低速回転しているときの整流器の出力を増大させることができる。
この発明の実施の形態1に係る車輛用交流発電機の構成を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車輛用交流発電機の回路図である。 この発明の実施の形態1に係る車輛用交流発電機における電機子巻線の構成を説明する展開図である。 第1比較用交流発電機の回路図である。 第2比較用交流発電機の電機子巻線の構成を説明する展開図である。 第2比較用交流発電機の回路図である。 車輛用交流発電機、第1比較用交流発電機、及び第2比較用交流発電機のそれぞれの整流器の出力電流特性を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車輛用交流発電機における電機子巻線の構成を説明する展開図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車輛用交流発電機の構成を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車輛用交流発電機の回路図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車輛用交流発電機における電機子巻線の構成を説明する展開図である。
図1および図2において、回転電機としての車輛用交流発電機100Aは、アルミニウム製のフロントブラケット1およびリヤブラケット2から構成されたケース3内にシャフト6を介して回転自在に装着されたランデル型のロータ7と、ロータ7の外周側を覆うようにケース3の内壁面に固着されたステータ8と、ステータ8で生じた交流出力を直流出力に整流する整流器12と、を備えている。
シャフト6は、フロントブラケット1およびリヤブラケット2に軸まわりに回転可能に支持されている。このシャフト6の一端にはプーリ4が固着され、車輛のエンジンの回転トルクをベルト(図示せず)を介してシャフト6に伝達できるようになっている。そして、シャフト6は、エンジンの回転に同期して回転する。すなわち、ロータ7がエンジンの回転に同期して回転する。また、ロータ7に電流を供給するスリップリング9がシャフト6の他端部に固着され、一対のブラシ10が、このスリップリング9に摺接するようにケース3内に配設されたブラシホルダ11に収納されている。ステータ8で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器18がブラシホルダ11に嵌着されたヒートシク17に接着されている。
整流器12は、2つの3相全波整流器12A,12Bにより構成されている。
そして、3相全波整流器12A,12Bのそれぞれは、図2に示されるように、プラス側ダイオードdとマイナス側ダイオードdとを直列に接続してなるダイオード対を並列に3対接続して構成され、ケース3内に装着されている。
ロータ7は、電流を流して磁束を発生する界磁巻線13と、この界磁巻線13を覆うように設けられ、界磁巻線13で発生された磁束によって磁極が形成される一対のポールコア20,21とから構成される。一対のポールコア20,21は、鉄製で、それぞれ2つの爪状磁極22,23が外周縁に周方向に等角ピッチで突設され、爪状磁極22,23をかみ合わせるように対向してシャフト6に固着されている。なお、爪状磁極22,23が界磁極に相当している。界磁極がエンジンの回転に同期するシャフト6にとりつけられているので、回転磁界がエンジンの回転に同期して発生する
ステータ8は、ステータコア15と、ステータコア15に巻装された電機子巻線16Aと、を備えている。この電機子巻線16Aは、それぞれ、前述の千鳥Δ巻線により構成した第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bを備え、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bの間の電気角位相が30度異なるように構成されている。
第1の3相交流巻線31Aは、互いの間の電気角位相差が120度となるようにステータコア15に巻装された3つの相巻線(a相巻線32A〜c相巻線32C)をΔ結線して構成されている。そして、a相巻線32A〜c相巻線32Cのそれぞれは、互いの間の電気角位相が30度異なるようにステータコア15に巻装された2つのコイル巻線部32a,32b、32c,32d、及び32e,32fを直列に接続して構成されている。
また、第2の3相交流巻線31Bは、互いの間の電気角位相差が120度となるようにステータコア15に巻装された3つの相巻線(a相巻線32D〜c相巻線32F)をΔ結線して構成されている。そして、a相巻線32D〜c相巻線32Fのそれぞれは、互いの間の電気角位相が30度異なるようにステータコア15に巻装された2つのコイル巻線部32g,32h、32i,32j、及び32k,32lを直列に接続して構成されている。
そして、第1の3相交流巻線31Aの2つの相巻線の各結線部Xa,Ya,Zaが、それぞれ3相全波整流器12Aのプラス側ダイオードdとマイナス側ダイオードdとの接続部に結線されている。また、第2の3相交流巻線31Bの2つの相巻線の各結線部Ua,Va,Waが、それぞれ3相全波整流器12Bのプラス側ダイオードdとマイナス側ダイオードdとの接続部に結線されている。
また、ファン5(内扇ファン)がロータ7の軸方向の両端に固着されている。そして、吸気孔1a、2aがフロントブラケット1およびリヤブラケット2の軸方向の端面に設けられ、排気孔1b、2bが電機子巻線16Aのフロント側およびリヤ側のコイルエンド群16a、16b近傍のフロントブラケット1およびリヤブラケット2の部位に設けられている。また、整流器12の出力が蓄電池28および電気負荷29に供給されるようになっている。
次いで、電機子巻線16Aの巻線構造について図2及び図3を参照しつつ説明する。
説明の便宜上、図3中、爪状磁極22,23の位置はステータコア15の軸方向にずらして図示している。
ステータコア15は、周方向に等角ピッチで径方向に延びるように形成された複数個のティース15aと、隣接するティース15aの間に区画されたスロット15bと、を有する円筒状の積層鉄心に作製されている。ティース15a及びスロット15bの数は、界磁極の数×6個の条件を満たす数に設定される。ここでは説明の便宜上、界磁極の数は4として説明するが、実際には界磁極の数は16としている。
また、図3中、1〜24はスロット番号を示している。また、電機子巻線16Aの巻線構造をわかりやすくするため、1番〜6番のスロット15bを24番のスロット15bの右側に新たに1'〜6'番の符号を付して図示しているが、実際には24番のスロット15bは1番のスロット15bに隣接している。ここで、4つの界磁極(2対のN極及びS極)に対してスロット15bが24個形成されているので1つの界磁極当たりのスロット数が6となり、スロット15bは電気角で30度のピッチで配列されていることになる。
まず、a相巻線32A〜c相巻線32Cからなる第1の3相交流巻線31Aの巻線構造について説明する。
a相巻線32Aは、コイル巻線部32a及びコイル巻線部32bから構成されている。また、b相巻線32Bは、コイル巻線部32c及びコイル巻線部32dから構成されている。また、c相巻線32Cは、コイル巻線部32e及びコイル巻線部32fから構成されている。
そして、コイル巻線部32a〜32fは、絶縁被覆された円形断面の銅線で作製された導線30を、以下に説明するようにステータコア15に巻装して構成されている。
まず、a相巻線32Aの巻線構造について説明する。
コイル巻線部32aの導線30は、まず、ステータコア15のリヤ側(以下、単にリヤ側とする)から1番のスロット15b内を通ってステータコア15のフロント側(以下、単にフロント側とする)に延出して折り返されている。さらに、導線30は、7番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出して折り返され、次いで13番のスロット15b内を通ってフロント側に延出され、さらに19番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出されて1番のスロット15bに戻っている。導線30は、このように1,7,13,19番のスロット15bからなるスロット群に挿通されて、3周するようにステータコア15に巻装されている。
また、コイル巻線部32bの導線30は、まず、リヤ側から24番のスロット15b内を通ってステータコア15のフロント側に延出して折り返されている。さらに、導線30は、6番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出して折り返され、次いで12番のスロット15b内を通ってフロント側に延出され、さらに18番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出されて24番のスロット15bに戻っている。導線30は、このように6,12,18,24番のスロット15bからなるスロット群に挿通されて、3周するようにステータコア15に巻装されている。
そして、a相巻線32Aは、19番のスロット15bから延出しているコイル巻線部32aの端部と24番のスロット15bから延出されているコイル巻線部32bの端部とを接続して構成されている。つまり、a相巻線32Aは、互いの間の電気角位相差が30度異なる2つのコイル巻線部32a,32bが直列に接続されて構成されている。
次いで、b相巻線32Bの巻線構造について説明する。
コイル巻線部32cの導線30は、まず、リヤ側から21番のスロット15b内を通ってステータコア15のフロント側に延出して折り返されている。さらに、導線30は、3番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出して折り返され、次いで9番のスロット15b内を通ってフロント側に延出され、さらに15番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出されて21番のスロット15bに戻っている。導線30は、このように3,9,15,21番のスロット15bからなるスロット群に挿通されて、3周するようにステータコア15に巻装されている。
また、コイル巻線部32dの導線30は、まず、リヤ側から20番のスロット15b内を通ってステータコア15のフロント側に延出して折り返されている。さらに、導線30は、2番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出して折り返され、次いで8番のスロット15b内を通ってフロント側に延出され、さらに14番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出されて20番のスロット15bに戻っている。導線30は、このように2,8,14,20番のスロット15bからなるスロット群に挿通されて、3周するようにステータコア15に巻装されている。
そして、b相巻線32Bは、15番のスロット15bから延出しているコイル巻線部32cの端部と20番のスロット15bから延出されているコイル巻線部32dの端部とを接続して構成されている。つまり、b相巻線32Bは、互いの間の電気角位相差が30度異なる2つのコイル巻線部32c,32dが直列に接続されて構成されている。
次いで、c相巻線32Cの巻線構造について説明する。
コイル巻線部32eの導線30は、まず、リヤ側から17番のスロット15b内を通ってステータコア15のフロント側に延出して折り返されている。さらに、導線30は、23番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出して折り返され、次いで5番のスロット15b内を通ってフロント側に延出され、さらに11番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出されて17番のスロット15bに戻っている。導線30は、このように5,11,17,23番のスロット15bからなるスロット群に挿通されて、3周するようにステータコア15に巻装されている。
また、コイル巻線部32fの導線30は、まず、リヤ側から16番のスロット15b内を通ってステータコア15のフロント側に延出して折り返されている。さらに、導線30は、22番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出して折り返され、次いで4番のスロット15b内を通ってフロント側に延出され、さらに10番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出されて16番のスロット15bに戻っている。導線30は、このように4,10,16,22番のスロット15bからなるスロット群に挿通されて、3周するようにステータコア15に巻装されている。
そして、c相巻線32Cは、11番のスロット15bから延出しているコイル巻線部32eの端部と16番のスロット15bから延出されているコイル巻線部32fの端部とを接続して構成されている。つまり、c相巻線32Cは、互いの間の電気角位相差が30度異なる2つのコイル巻線部32e,32fが直列に接続されて構成されている。
以上に記載したa相巻線32A〜c相巻線32Cについてまとめると、a相巻線32A〜c相巻線32Cを構成するコイル巻線部32a〜32fのそれぞれは、導線30を界磁極のピッチに等しいピッチの波巻(全節巻の波巻)にステータコア15に巻装して構成されている。また、直列に接続された2つのコイル巻線部32a,32b、32c、32d,及び32e,32fの間の電気角位相差は30度となっており、コイル巻線部32a〜32fのそれぞれの巻数は等しくなっている。
そして、a相巻線32Aのコイル巻線部32a側の端部とc相巻線32Cのコイル巻線部32e側の端部、a相巻線32Aのコイル巻線部32b側の端部とb相巻線32Bのコイル巻線部32c側の端部、及びb相巻線32Bのコイル巻線部32d側の端部とc相巻線32Cのコイル巻線部32f側の端部のそれぞれを接続されている。これにより、第1の3相交流巻線31Aが、千鳥Δ巻線により構成される。なお、a相巻線32Aとb相巻線32Bとの結線部、b相巻線32Bとc相巻線32Cとの結線部、及びa相巻線32Aとc相巻線32Cとの結線部のそれぞれが結線部Xa、結線部Ya、及び結線部Zaとなっている。
次いで、a相巻線32D〜c相巻線32Fからなる第2の3相交流巻線31Bの巻線構造について説明する。
そして、a相巻線32Dは、コイル巻線部32g及びコイル巻線部32hを直列に接続して構成されている。また、b相巻線32Eは、コイル巻線部32i及びコイル巻線部32jを直列に接続して構成されている。また、c相巻線32Fは、コイル巻線部32k及びコイル巻線部32lを直列に接続して構成されている。
コイル巻線部32g〜32lは、絶縁被覆された円形断面の銅線で作製された導線30が、以下に説明するようにステータコア15に全節巻の波巻で巻装されて構成されている。
そして、コイル巻線部32g〜コイル巻線部32lは、a相巻線32A〜c相巻線32Cを構成するコイル巻線部32a〜コイル巻線部32fをスロット15bの番号が進む方向に11スロット分ずらしてステータコア15に巻装したもので構成されている。但し、24番の次の番号は1番とする。
そして、a相巻線32Dのコイル巻線部32g側の端部とc相巻線32Fのコイル巻線部32k側の端部、a相巻線32Dのコイル巻線部32h側の端部とb相巻線32Eのコイル巻線部32i側の端部、及びb相巻線32Eのコイル巻線部32j側の端部とc相巻線32Cのコイル巻線部32l側の端部のそれぞれが接続されている。これにより、第2の3相交流巻線31Bが、千鳥Δ巻線により構成される。なお、a相巻線32Dとc相巻線32Fとの結線部、b相巻線32Eとc相巻線32Fとの結線部、及びa相巻線32Dとb相巻線32Eとの結線部のそれぞれが、結線部Ua、結線部Va、及び結線部Waとなっている。
なお、第1の3相交流巻線31Aのa相巻線32A〜c相巻線32Cと同様、第2の3相交流巻線31Bのa相巻線32D〜c相巻線32Fの間の電気角位相差は120度となるのはいうまでもない。
また、スロット15bは電気角で30度のピッチで配列されているので、a相巻線32A,32D、b相巻線32B,32E、及びc相巻線32C,32Fのそれぞれの互いの間の電気角位相差は30度となる。言い換えれば、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bの間の電気角位相差が30度となる。
上記のように構成された電機子巻線16Aのコイル巻線部32a〜32lは、以下のようにスロット群に巻装されている。
まず、第1の3相交流巻線31Aを構成する6つのコイル巻線部32a〜32fは、それぞれ異なる6つのスロット群に巻装されている。また、第2の3相交流巻線31Bを構成する6つのコイル巻線部32g〜32lが、それぞれ異なるスロット群に巻装されている。そして、第1の3相交流巻線31Aを構成するa相巻線32A〜c相巻線32Cのそれぞれを構成する2つのコイル巻線部が、それぞれ、第2の3相交流巻線31Bを構成する1つの相巻線を構成する1つのコイル巻線部ともう一つの相巻線を構成する1つのコイル巻線部とが巻装されるスロット群に巻装されている。
このように構成された車輛用交流発電機100Aでは、電流が蓄電池28からブラシ10およびスリップリング9を介して界磁巻線13に供給され、磁束が発生される。この磁束により、ポールコア20の爪状磁極22がN極に着磁され、ポールコア21の爪状磁極23がS極に着磁される。一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ4を介してシャフト6に伝達され、ロータ7が回転される。そこで、電機子巻線16Aに回転磁界が与えられ、電機子巻線16Aに交流の起電力が発生する。この起電力による交流電流(交流出力)が3相全波整流器12A,12Bを通って直流に整流されるとともに、その大きさが電圧調整器18により調整され、蓄電池28に充電され、電気負荷29に供給される。
次いで、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bの電気角を30度ずらしたことを特徴に有する車輛用交流発電機100Aの効果を確認したので以下にその内容を具体的に説明する。
試験では、以下に説明する第1比較用交流発電機、及び第2比較用交流発電機を用意し、車輛用交流発電機100A、第1比較用交流発電機、及び第2比較用交流発電機のそれぞれにおいて、ロータ7の回転速度を変化させたときの整流器12の出力電流を測定した。なお、整流器12の出力電流は、3相全波整流器12A,12Bの出力電流を足し合わせたものとする。
また、車輛交流要発電機100Aと同様、第1比較用交流発電機、及び第2比較用交流発電機の界磁極の数は説明の便宜上4として説明しているが、実際には界磁極の数を16としたものを用いている。
次いで、第1比較用交流発電機について図4を参照しつつ説明する。
図4は第1比較用交流発電機の回路図である。
図4において、第1比較用交流発電機110Aの電機子巻線60は、それぞれ、千鳥Δ巻線からなる第1及び第2の3相交流巻線61A,61Bを有している。そして、第1及び第2の3相交流巻線61A,61Bの間の電気角位相差は0度に設定されている。
そして、第1の3相交流巻線61Aを構成するa相巻線62A〜c相巻線62Cは、車輛用交流発電機100Aの第1の3相交流巻線31Aのa相巻線32A〜c相巻線32Cと同様に構成されている。なお、a相巻線62A〜c相巻線62Cを構成するコイル巻線部62a,62b、62c,62d、及び62e,62fが、コイル巻線部32a,32b、32c,32d、及び32e,32fに相当する。
また、第2の3相交流巻線61Bを構成するa相巻線62D〜c相巻線62Fは、a相巻線62A〜c相巻線62Cと同様に構成されているが、a相巻線62D〜c相巻線62Fを構成するコイル巻線部62g,62h、62i,62j、及び62k,62lは、コイル巻線部62a,62b、62c,62d、及び62e,62fが通過するスロット(図示せず)の番号と同じ番号のスロットを通るように、ステータコア(図示せず)に巻装されている。
第1比較用交流発電機110Aの他の構成は車輛用交流発電機100Aと同様である。
次いで、第2比較用交流発電機について図5及び図6を参照しつつ説明する。
図5は第2比較用交流発電機の電機子巻線の構成を説明する展開図、図6は第2比較用交流発電機の回路図である。
なお、図5及び図6において、車輛用交流発電機100Aの構成と同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図5及び図6において、第2比較用交流発電機110Bの電機子巻線70は、互いに電気角位相が120度ずれたa相巻線72A〜c相巻線72CをΔ結線した2つの3相交流巻線71A,71Bを有し、2つの3相交流巻線71A,71Bの間の位相が30度ずれたもので構成されている。
3相交流巻線71Aは、全節巻の波巻でステータコア15に巻装された導線30によりそれぞれ構成され3つの相巻線72A〜72CをΔ結線したもので構成されている。
また、3相交流巻線71Bは、全節巻の波巻でステータコア15に巻装された導線30によりそれぞれ構成された3つの相巻線72D〜72FをΔ結線したもので構成されている。
以下、電機子巻線70の巻線構造について図5を参照しつつ説明する。
まず、3相交流巻線71Aの巻線構造について説明する。
a相巻線72Aは、車輛用交流発電機100Aのa相巻線32Aのコイル巻線部32aが通るスロット15bの番号と同じ番号のスロット15b内を通るようにステータコア15に巻装されている。このとき、a相巻線72Aは、コイル巻線部32aの長さの倍となるように、言い換えれば、a相巻線72Aは、合計6周するようにステータコア15に巻装されている。
また、b相巻線72Bは、車輛用交流発電機100Aのb相巻線32Bのコイル巻線部32cが通るスロット15bの番号と同じ番号のスロット15b内を通るようにステータコア15に巻装されている。このとき、b相巻線72Bは、合計6周するようにステータコア15に巻装されている。
また、c相巻線72Cは、車輛用交流発電機100Aのc相巻線32Cのコイル巻線部32eが通るスロット15bの番号と同じ番号のスロット15b内を通るようにステータコア15に巻装されている。このとき、c相巻線72Cは、合計6周するようにステータコア15に巻装されている。そして、3相交流巻線71Aは、a相巻線72A〜c相巻線72Cの互いの間の電気角位相差が120度となるようにa相巻線72A〜c相巻線72CをΔ結線したもので構成されている。
次いで、3相交流巻線71Bの巻線構造について説明する。
a相巻線72D〜c相巻線72Fは、a相巻線72A〜c相巻線72Cをスロット15bの番号が進む方向に11スロット分ずらしてステータコア15に巻装したもので構成されている。そして、3相交流巻線71Aは、a相巻線72A〜c相巻線72Cの互いの間の位相差が120度となるようにa相巻線72A〜c相巻線72CをΔ結線したもので構成されている。以上のように構成された3相交流巻線71A,71Bの間の電気角位相差は30度となる。
第2比較用交流発電機110Bの他の構成は、車輛用交流発電機100Aと同様である。
そして、ロータ7の回転速度を1200(r/min)から6000(r/min)まで変化させて各発電機の出力電流を測定した結果を図7に示す。
図7は車輛用交流発電機、第1比較用交流発電機、及び第2比較用交流発電機のそれぞれの整流器の出力電流特性を示す図である。
図7では、ロータ7の回転速度を横軸にとり、出力電流を縦軸にとっている。
以下、車輛用交流発電機の整流器12の出力電流、第1比較用交流発電機110Aの整流器12の出力電流、及び第2比較用交流発電機110Bの整流器12の出力電流のそれぞれを、単に車輛用交流発電機100Aの出力電流、第1比較用交流発電機110Aの出力電流、及び第2比較用交流発電機110Bの出力電流のそれぞれとする。
各発電機の出力特性は、いずれもロータ7の回転速度が1200〜2000(r/min)以下の領域では、ロータ7の回転速度の増大に伴って、発電機毎に所定の傾きで増大し、ロータ7の回転速度が2000(r/min)を超えると、ロータ7の回転速度の増大量に対する出力電流の増加量の割合が徐々に減少し、さらに、ロータ7の回転速度が4000(r/min)以上で略飽和した。
ロータ7の回転速度が1200(r/min)のとき、車両用交流発電機100Aと第2比較用交流発電機110Bの出力電流の大きさは略同じとなり、第1比較用交流発電機110Aの出力電流の大きさは、車両用交流発電機100A及び第2比較用交流発電機110Bの出力電流より5アンペア(A)程度小さくなった。また、ロータ7の回転速度が1200〜2000(r/min)の領域において、車両用交流発電機100A及び第1比較用交流発電機の出力電流増大の傾きは略同じであり、第2比較用交流発電機110Bの出力電流増大の傾きは、車両用交流発電機100A及び第1比較用交流発電機110Aの出力電流増大の傾きより小さくなった。
そして、ロータ7の回転速度を1200(r/min)から2000(r/min)に増大させたとき、車輛用交流発電機100Aの出力電流と第2比較用交流発電機110Bの出力電流との差は徐々に広がり、ロータ7の回転速度が2000(r/min)のときに、車両用交流発電機100Aの出力電流は、第2比較用交流発電機の出力電流より8A程度大きくなった。
また、ロータ7の回転速度を1200(r/min)から増大させたとき、第1比較用交流発電機110Aの出力電流と第2比較用交流発電機の出力電流の差は徐々に小さくなり、第1比較用交流発電機110Aの出力電流は、ロータ7の回転速度が1700(r/min)付近で第2比較用交流発電機110Bの出力電流より大きくなった。
また、ロータ7の回転速度を2000(r/min)から4000(r/m)まで増大させたとき、車輌用交流発電機100Aの出力電流の増大量が最も小さくなった。車輛用交流発電機100Aの出力電流は、ロータ7の回転速度が2500(r/min)付近で第1比較用交流発電機の出力電流より小さくなり、ロータ7の回転速度が3500(r/min)付近で第2比較用交流発電機110Bの出力電流より小さくなった。
また、ロータ7の回転速度が1700(r/m)以上の領域では、第1比較用交流発電機110Aの出力電流は、第2比較用交流発電機110Bの出力電流より常に大きな値で推移した。
ここで、前述したように、車輛交流用発電機100Aや第1比較用交流発電機110Aのように、第1及び第2の3相交流巻線を千鳥Δ巻線とした発電機では、第1及び第2の3相交流巻線を、各相巻線が位相ずれのない巻線で構成された通常Δ巻線とする第2比較用交流発電機110Bに比べ、ロータ7が低速で回転する場合に起電力が低下し、ロータ7が高速に回転する場合に出力電流が増加するというのが従来の知見である。
今回の試験結果では、第1比較用交流発電機110Aは、従来の知見の通り、ロータ7が低速で回転している場合の出力電流が第2比較用交流発電機110Bのものより低下し、ロータ7が高速で回転している場合の出力電流は第2比較用交流発電機110Bのものより増大するという結果となった。具体的には、ロータ7の回転速度が1600(r/min)程度より遅い領域では、第1比較用交流発電機110Aの出力電流は第2比較用交流発電機の出力電流より小さくなった。
一方、本出願人は鋭意努力の結果、それぞれ千鳥Δ巻線からなる第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bを電気角位相が30度異なるようにステータコア15に巻装することで、従来の知見とは逆の現象が発生することを発見した。つまり、車輛用交流発電機100Aでは、ロータ7が低速で回転している場合の出力電流が第2比較用交流発電機110Bより増大し、ロータ7が高速で回転している場合の出力電流は第2比較用交流発電機110Bより低下するという結果を得た。具体的には、ロータ7の回転速度が3500(r/min)程度より遅い領域では、車輛用交流発電機100Aの出力電流は、第2比較用交流発電機110Bの出力電流より同等以上となった。
このように、1500〜2000(r/min)を含む広範囲のロータ7の回転速度の領域に対して、車輛用交流発電機100Aの出力電流は、第1比較用交流発電機110A及び第2比較用交流発電機100Bの出力電流より大きくなっている。ロータ7の回転速度が1500〜2000(r/min)の範囲にあるとき、エンジンがアイドリング状態となる車輛は広く普及している。上記の結果は、エンジンがアイドリング状態にあるときの車輌用交流発電機100Aの電流出力が、第1比較用交流発電機110Aや第2比較用交流発電機110Bに対して増大することを意味している。
次いで、上記測定結果について検討する。
車輛用交流発電機100Aでは、各スロット15bに、第1の3相交流巻線31Aのa相巻線32A〜c相巻線32Cを構成する導線30の一つ、及び第2の3相交流巻線31Bのa相巻線32D〜c相巻線32Fを構成する導線30の一つが通過するように構成されている。このとき、各スロット15bに通された2本の導線30により構成される2つの相巻線は、互いの間に電気角位相差を有しているので、当該2つの相巻線を流れる電流間の位相がずれる。これにより、相巻線の間の相互インダクタンスに起因する高調波電流が大きくなるので出力電流が増加するものと考えられる。
この実施の形態1によれば、車輛用交流発電機100Aが、界磁極を有するロータ7と、界磁極の数の6倍の数のスロットが周方向に所定ピッチで形成されたステータコア15、及びそれぞれ、互いの間の電気角位相差が120度となるようにステータコア15に巻装された3つの相巻線32A〜32C(32D〜32F)をΔ結線して構成された第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bを備えるステータ8と、エンジンの回転に同期して回転するロータ7の界磁極による回転磁界に応じて第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bに誘起される出力電流を整流する整流器12と、を備えている。そして、相巻線32A〜32Fのそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なるようにステータコア15に巻装された2つのコイル巻線部を直列に接続して構成され、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bの間の電気角位相差が30度となっている。
これにより、各相巻線32A〜32C,32D〜32Fの巻数を増やすことなしに、ロータ7が低速で回転する領域での整流器12の出力電流を増大させることができる。つまり、各相巻線32A〜32C,32D〜32Fの抵抗が増大して発電効率が低下することを回避しつつ蓄電池28があがるのを防止できる。
なお、上記実施の形態1では、a相巻線32A〜c相巻線32C、及びa相巻線32D〜c相巻線32Fのそれぞれを構成する2つのコイル巻線部は、電気角位相差が30度となるように直列に接続するものとして説明したが、2つのコイル巻線部は電気角位相差を30度として直列に接続するものに限定されず、必要に応じて30度以外の電気角位相差で直列に接続しても本願の効果は得られる。
但し、各相巻線を構成する2つのコイル巻線部を、互いの間の電気角位相差が30度であり、界磁極のピッチに等しいピッチでステータコア15に巻回(全節巻)するものに設定すれば、仮に現在の車輛に第2比較用交流発電機110Bが搭載されている場合、3相交流巻線71B,及び71Bの結線を変更するだけで第2比較用交流発電機110Bを車輌用交流発電機100Aの構成にすることができる。
また、第1の3相交流巻線31Aを構成する6つのコイル巻線部32a〜32fは、それぞれ異なる6つのスロット群に巻装されている。また、第2の3相交流巻線31Bを構成する6つのコイル巻線部32g〜32lが、それぞれ異なるスロット群に巻装されている。そして、第1の3相交流巻線31Aを構成するa相巻線32A〜c相巻線32Cのそれぞれを構成する2つのコイル巻線部が、それぞれ、第2の3相交流巻線31Bを構成する1つの相巻線を構成する1つのコイル巻線部ともう一つの相巻線を構成する1つのコイル巻線部とが巻装されるスロット群に巻装されている。これにより、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bを構成する相巻線の間の高調波電流が増大することが予想され、整流器12の出力電流の一層の増加を期待できる。
また、第1の3相交流巻線31Aのa相巻線32A〜c相巻線32Cを構成する導線30の一つ、及び第2の3相交流巻線31Bのa相巻線32D〜c相巻線32Fを構成する導線30の一つが各スロット15bを通過し、各スロット15bを通過する導線30により構成される2つの相巻線を流れる電流の位相がずれている。これにより、車輛用交流発電機100Aの出力電流は、相巻線の間の相互インダクタンスに起因する高調波電流が大きくなるので、ロータ7が低速で回転しているときでも増加するものと考えられると考察した。
以下、第1の3相交流巻線31Aのa相巻線32A〜c相巻線32Cを構成する導線30の一つ、及び第2の3相交流巻線31Bのa相巻線32D〜c相巻線32Fを構成する導線30の一つをまとめて異なる3相交流巻線の相巻線を構成する2つの導線30とする。
しかし、異なる3相交流巻線の相巻線を構成する2つの導線30が各スロットを通過しなくても、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bの間の電気角位相が異なっていれば、相巻線の間の相互インダクタンスはある程度発生する。従って、第1及び第2の3相交流巻線31A,31Bが千鳥Δ巻線に構成され、かつ、互いの間の電気角位相が異なってさえいれば、異なる3相交流巻線の相巻線を構成する2つの導線30が各スロット15bを通過していなくても、出力電流がロータ7の低速回転領域において増大する効果が得られる。
但し、各スロット15bに、異なる3相交流巻線の相巻線を構成する2つの導線30が挿通されていれば、出力電流が増大する効果がより大きく得られる。
また、直列に接続するコイル巻線部32a,32b、32c,32d、・・・、32k,32lのそれぞれの巻数は等しくなっているので、コイルエンドにコイル巻線部32a〜32lが集中されず、コイル巻線部32a〜32lの巻線性が良くなる。
また、全節巻の波巻で導線30をステータコア15にステータコア15を3周するように巻装して構成されるものとして説明したが、各コイル巻線部32a〜32fのそれぞれは、1周や2周、または4周以上周回するようにステータコア15に巻装されているものでもよい。
また、コイル巻線部32a〜32fは、導線30を全節巻の波巻でステータコア15に巻装して構成されるものとして説明したが、コイル巻線部32a〜32fは、導線30を全節巻の重ね巻でステータコア15に巻装して構成されているものでもよい。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子巻線の構成を説明する展開図である。
図8において、車輛用交流発電機100Bの電機子巻線16Bは、互いの間の電気角位相が30度異なるようにステータコア15に巻装された第1及び第2の3相交流巻線31C,31Dにより構成されている。
第1の3相交流巻線31Cは、それぞれ導線30を5/6界磁極ピッチの短節巻の重ね巻でステータコア15に巻装して構成した3つの相巻線(a相巻線32G〜c相巻線32I)を有し、相巻線32G〜32Iを互いの間の電気角位相差が120度となるようにΔ結線して構成されている。
また、第2の3相交流巻線31Dは、それぞれ導線30を5/6界磁極ピッチの短節巻の重ね巻でステータコア15に巻装して構成した3つの相巻線(a相巻線32J〜c相巻線32L)を有し、相巻線32J〜相巻線32Fを互いの間の電気角位相差が120度となるようにΔ結線して構成されている。
なお、a相巻線32G〜32I、32J〜32Lは、導線30が、以下に説明するようにステータコア15に短節巻で巻装されたもので構成されている。
以下、電機子巻線16Bの巻線構造について説明する。
まず、第1の3相交流巻線31Cの巻線構造について説明する。
a相巻線32Gの導線30は、ステータコア15のリヤ側から1番のスロット15b内を通ってフロント側に延出し、さらに1番のスロット15bから5スロット分離れた6番のスロット15bまで渡され、6番のスロット15b内を通ってリヤ側に延出している。以下、同様に、導線30は、1番と6番のスロット15bを通るように所定ターン巻回されている。
さらに、導線30の6番のスロット15bからの延出側が、6番のスロット15bから6スロット分離れた24番のスロット15bまで渡されている。そして、導線30は、24番のスロット15b内にリヤ側から通されてフロント側に延出し、次いで、19番のスロット15bから5スロット分離れた19番のスロット15bまで渡され、19番のスロット15b内にフロント側から通されてリヤ側に延出している。以下、同様に、導線30は、24番と19番のスロット15bを通るように所定ターン巻回されている。
さらに、導線30の19番のスロット15bからの延出側が、19番のスロット15bから6スロット分離れた13番のスロット15bまで渡されている。そして、導線30は、13番のスロット15b内にリヤ側から通されてフロント側に延出し、次いで、13番のスロット15bから5スロット分離れた18番のスロット15bまで渡され、18番のスロット15b内にフロント側から通されてリヤ側に延出している。以下、同様に、導線30は、13番と18番のスロット15bを通るように所定ターン巻回されている。
さらに、導線30の18番のスロット15bからの延出側が、18番のスロット15bから6スロット分離れた12番のスロット15bまで渡されている。そして、導線30は、12番のスロット15b内にリヤ側から通されてフロント側に延出し、次いで、12番のスロット15bから5スロット分離れた7番のスロット15bまで渡され、7番のスロット15b内にフロント側から通されてリヤ側に延出している。以下、同様に、導線30は、12番と7番のスロット15bを通るように所定ターン巻回され、巻回された導線30の端部が7番のスロット15bのリヤ側から延出されている。
b相巻線32Hは、導線30を、9番と14番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回し、ついで8番と3番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回し、ついで21番と2番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回し、さらに20番と15番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回して構成されている。このとき、b相巻線32Hの導線30は、a相巻線32Gの導線30をスロット15bの番号が進む方向に4スロット分ずらしてステータコア15に巻装されたものと同一となっている。
c相巻線32Iは、導線30を、5番と10番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回し、ついで4番と23番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回し、ついで17番と22番のスロット15bを通すように環状に所定ターン巻回し、さらに16番と11番のスロット15b内を通すように環状に所定ターン巻回して構成されている。このとき、c相巻線32Iの導線30は、a相巻線32Gの導線30をスロット15bの番号が進む方向に8スロット分ずらしてステータコア15に巻装したものと同一となっている。
そして、第1の3相交流巻線31Cは、a相巻線32Gの1番のスロット15b側の端部とb相巻線32Hの15番のスロット15b側の端部、a相巻線32Gの7番のスロット15b側の端部とc相巻線32Hの5番のスロット15b側の端部、及びb相巻線32Hの9番のスロット15b側の端部とc相巻線32Hの11番のスロット15b側の端部を結線したデルタ結線により構成されている。
なお、第1の3相交流巻線31Cの異なる相巻線の結線部Xb〜Zbが、図示しない3相全波整流器12Aのプラス側ダイオードdとマイナス側ダイオードdとの接続部のそれぞれに結線されている。
次いで、第2の3相交流巻線31Dの巻線構造について説明する。
第2の3相交流巻線31Dのa相巻線32J〜c相巻線32Lの導線30は、a相巻線32G〜c相巻線32Iをスロット15bの番号が進む方向に11スロット分ずらしてステータコア15に巻装したもので構成されている。
これにより、第1及び第2の3相交流巻線31C,31Dの間の電気角位相差は30度となる。
また、詳細には図示しないが、第2の3相交流巻線31Dの異なる相巻線の結線部Ub〜Wbのそれぞれが、前述の3相全波整流器12Bのプラス側ダイオードdとマイナス側ダイオードdとの接続部のそれぞれに結線されている。
ここで、第1の3相交流巻線31Cのa相巻線32Gについて考えると、1、6、7、12、13、18、19及び24番のスロット15bを利用して5/6極ピッチの短節巻でステータコア15に巻装されている。
また、車輛用交流発電機100Aの第1の3相交流巻線31Aのa相巻線32Aについて考えると、コイル巻線部32a,32bが1,7,12,13、18、19及び24番のスロット15bを利用して巻装されている。
車輌用交流発電機100A,100Bを比較したとき、同じ番号のスロット15bを利用して巻装されたa相巻線32G及びa相巻線32Aは電磁気的に等価なものである。つまり、車輛用交流発電機100A,100Bのそれぞれのロータ7が回転したとき、界磁極による回転磁界によって誘起される交流の出力電流、及びa相巻線32G,32Aのそれぞれに流れる電流によって発生する磁界は同じものとなる。
同様に、第1の3相交流巻線31Cのb相巻線32H及びc相巻線32Iは、車輛用交流発電機100Aの第1の3相交流巻線31Aのb相巻線32B及びc相巻線32Cが通るスロット15bの番号と同じ番号のスロット15bを利用してステータコア15に巻装されており、a相巻線32H,32Iとa相巻線32B,32Cとは電磁気的に等価なものである。
また、第2の3相交流巻線31Dのa相巻線32J〜c相巻線32Lは、車輛用交流発電機100Aの第2の3相交流巻線31Bのa相巻線32D〜c相巻線32Fと同じ番号のスロット15bを利用してステータコア15に巻装されており、a相巻線32J〜c相巻線32Lとa相巻線32D〜c相巻線32Fは、電磁気的に等価なものである。つまり、電機子巻線16Bは電機子巻線16Aと電磁気的に等価なものとなる。
従って、車輛用交流発電機100Bによれば、車輛用交流発電機100Aと同様、ロータ7が低速に回転している場合に、整流器12の出力を従来の発電機の出力電流に比べて増大させることができる。
さらに、車輛用交流発電機100Bは、各相巻線32G〜32Lを短節巻としたことによって、コイルエンド寸法を短くでき、これにより、各相巻線32G〜32Lの巻線抵抗を小さくすることができる。
なお、上記実施の形態2では、各相巻線32G〜32Lは、導線30を短節巻の重ね巻でステータコア15に巻装して構成されるものとして説明したが、各相巻線32G〜32Lは、導線を短節巻の波巻でステータコア15に巻装して構成されているものでもよい。
また、上記各実施の形態では、説明の便宜上、界磁極の数が4で、スロット15bの数が24個の車輛用交流発電機100A,100Bについて説明した。しかし、界磁極の数が2n(但し、nは正の整数)であり、スロット15b数が2n×6個を満たすものであれば、界磁極の数、及びスロット15bの数は特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すればよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機として、車輛用交流発電機100A,100Bを例にあげて説明したが、ロータ7、ステータ8、及び整流器12と同様の構成のロータ、ステータ、及び整流器を有する交流電動機を回転電機として適用することができる。
また、上記各実施の形態では、導線30は、絶縁被覆された円形断面の銅線で作製されるものとして説明したが、導線はこのものに限定されず、例えば、矩形断面などの他の断面形状でもよく、また、銅以外の金属を材料として作製されていてもよい。
7 ロータ、8 ステータ、12 整流器、15 ステータコア、15b スロット、22,23 爪状磁極(界磁極)、29 畜電池、30 導線、31A,31C 第1の3相交流巻線、31B,31D 第2の3相交流巻線、32A〜32I 相巻線、32a〜32l コイル巻線部、100A,100B 車輌用交流発電機(回転電機)。

Claims (6)

  1. 回転電機回転電
    2n個(但し、nは正の整数)の界磁極を有するロータと、
    隣り合うティースにより区画されたスロットが周方向に所定のピッチで2n×6個形成されたステータコア、及びそれぞれ、互いの間の電気角位相差が120度となるように上記ステータコアに巻装された3つの相巻線をΔ結線して構成された第1及び第2の3相交流巻線を備えるステータと、
    上記ロータの回転に応じて第1及び第2の3相交流巻線に誘起される交流出力を整流する整流器と、
    を備え、上記相巻線のそれぞれが、互いの間の電気角位相が異なるようにステータコアに巻装された2つのコイル巻線部を直列に接続して構成された回転電機において、
    上記第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差が30度であることを特徴とする回転電機。
  2. 上記第1の3相交流巻線を構成する6つの上記コイル巻線部が、それぞれ異なるスロット群に巻装され、
    上記第1の3相交流巻線を構成する6つの上記コイル巻線部が、それぞれ異なるスロット群に巻装され、
    上記第1の3相交流巻線を構成する上記相巻線のそれぞれを構成する2つの上記コイル巻線部が、それぞれ、上記第2の3相交流巻線を構成する1つの上記相巻線を構成する1つの上記コイル巻線部ともう一つの上記相巻線を構成する1つの上記コイル巻線部とが巻装される上記スロット群に巻装されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記コイル巻線部のそれぞれは、上記界磁極のピッチに等しいピッチに上記ステータコアに巻装され、かつ、直列に接続された2つの上記コイル巻線部は、互いの間の電気角位相差が30度であることを特徴とする請求項1または2記載の回転電機。
  4. 直列に接続された上記コイル巻線部のそれぞれの巻数が等しいことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 2n個(但し、nは正の整数)の界磁極を有するロータと、
    隣り合うティースにより区画されたスロットが周方向に所定のピッチで2n×6個形成されたステータコア、及びそれぞれ、3つの相巻線を有し、上記3つの相巻線を互いの間の電気角位相差が120度となるようにΔ結線して構成された第1及び第2の3相交流巻線を備えるステータと、
    上記ロータの回転に応じて上記第1及び第2の3相交流巻線に誘起される交流出力を整流する整流器と、
    を備える回転電機において、
    上記3つの相巻線のそれぞれは、5/6界磁極ピッチの短節巻で上記ステータコアに巻装され、
    上記第1及び第2の3相交流巻線の間の電気角位相差が30度であることを特徴とする回転電機。
  6. 上記第1の3相交流巻線の上記3つの相巻線を構成する導線の一つ、及び上記第2の3相交流巻線の上記3つの相巻線を構成する導線の一つが各上記スロットに挿通されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
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