JP2011004106A - アンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末 - Google Patents

アンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型及び小型化が可能であって、アンテナの広帯域特性が必要であり、様々な使用状態に応じて高い通話性能を発揮することができる折畳式の携帯無線機を提供する。
【解決手段】上筐体12と下筐体11とを回動自在とする金属回転軸14に給電し、2つの以上の動作周波数帯でインピーダンスを50Ωに整合させる整合回路を備え、金属回転軸14は断面積の直径L1を波長λ2の略1/20波長以上とし、金属回転軸14の実効的な長さを高い周波数帯の中心周波数の波長λcの略λc/4とし、金属回転軸14と第1の回路基板11A、および、第2の回路基板12Aとを所定の間隔を隔てて配置する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、広帯域でかつ高い通話性能を有するとともに、開閉における放射特性の変化が小さいアンテナ装置及びこれを搭載した折畳式の携帯無線端末に関する。
携帯電話の飛躍的な増加に伴い、通信に使用される周波数不足が問題となっており、現在では、3バンド(800M、1.7G、2G帯)のシステムに対応した通信用セルラーアンテナが必要となっている。また、一方で携帯電話の薄型化が進む中で、3バンドシステムの周波数帯に対応した複数のアンテナを小さい携帯電話に全て搭載することは、携帯電話の大型化につながり、デザイン性が損なわれる。したがって、携帯電話に搭載するアンテナとしては、デザイン性を損なうことなく、高利得かつ複数の周波数帯に対応したマルチバンド広帯域アンテナが必要となる。また、近年の携帯電話の構造は複雑であり、使用形態にあわせて構造が変化し、例えば、従来の開閉動作に加えて横に開く横開き状態が存在し、全ての状態おいてアンテナ特性が損なわれず、安定した高い放射特性が必要となる。
このような広帯域の折畳式携帯電話機の具体例として、例えば特許文献1および特許文献3に示すものが知られている。これらのアンテナ構成では、金属製のヒンジ部に所定の素子長を備えた給電素子を接続させることで、広帯域アンテナとして動作させている。
加えて、例えば、特許文献2のアンテナ構成では、金属製のヒンジ部に給電し、その金属部に無給電素子を近接することで広帯域アンテナとして動作させている。
また、デザイン性を重視したアンテナ構成の具体例として、例えば、特許文献3のアンテナ構成では、金属製のヒンジ部に給電し、単一周波数帯に共振したアンテナとして動作させることで、新規にアンテナ素子を設けることなく、アンテナ実装面積を削減できる。
特開2009−94859号公報 国際公開第2007/032330号 特開2007−88629号公報
しかしながら、特許文献1のアンテナ構成では、広帯域特性を確保するために、金属性のヒンジ部に接続して、所望の周波数帯に共振させる別の素子を近傍に配置する必要があり、ヒンジ部周りの構造が複雑かつ小型化が困難となり、近時、携帯電話機などの購入の理由としてデザイン性を重視する傾向が強くなっていることから、そのデザイン性を損なう可能性があり、構造の複雑さからコスト高が考えられる。
また、特許文献2のアンテナ構成では、広帯域特性を確保するために金属性のヒンジ部を保持する筐体内部に無給電素子を配置する必要があるために、構造が非常に複雑かつヒンジ部を大きくする必要があるためにデザイン性を損なう可能性があり、構造の複雑さからコスト高が考えられる。また、閉じた状態において、金属性のヒンジ部と表示部側の回路基板との携帯端末の高さ方向に対する条件が不明確であるため、広帯域特性を損なう可能性がある。
また、特許文献3のアンテナ構成では、デザイン性を重視するために、金属性のヒンジ部に給電し、単一周波数のみ共振特性としているために、金属性ヒンジ部と上下筐体内の回路基板との位置関係について不明確であるために、閉じた状態において、広帯域特性を実現することが困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンテナの広帯域特性が得られ、筐体の薄型及び小型化が可能であって、しかも様々な使用状態に応じて高い通話性能を発揮することができる折畳式の携帯無線機を提供することである。
本発明の携帯無線機は、第1の回路基板が配置された第1の筐体と、第2の回路基板が配置された第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動自在に連結し、導電性を有する第1の金属回転軸と、前記第1の金属回転軸と接続された給電部と、前記給電部と接続された前記第1の回路基板上の整合回路と、前記整合回路と接続された前記第1の回路基板上の無線回路と、を備え、前記第1の金属回転軸は、前記第1の回路基板上のグラウンドパターンと所定の間隔を隔てて配置され、かつ、前記給電部に電気的に接続されており、前記第1の金属回転軸は、第1の周波数帯と、前記第1の周波数帯より高い第2の周波数帯でアンテナとして動作し、前記第1の金属回転軸の断面積の直径を前記第2の周波数帯に対応する波長の略1/20波長以上とし、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、前記第1の金属回転軸と前記第2の回路基板上のグラウンドパターンとが筐体厚み方向において対向しないことが好ましい。この構成により、広帯域および高利得なアンテナが実現し、開閉で特性変化が少なく、金属回転軸をアンテナと共用するために携帯電話の小型化が実現できる。すなわち、高い通信性能を発揮することができデザイン性に優れた携帯無線端末を提供できる。
また、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、前記第1の金属回転軸の軸方向の中心が、前記第1の筐体側に位置する構成でもよい。この構成により、広帯域および高利得なアンテナが実現し、開閉で特性変化が少なく、金属回転軸をアンテナと共用するために携帯電話の小型化が実現できる。すなわち、高い通信性能を発揮することができデザイン性に優れた携帯無線端末を提供できる。
また、前記第2の筐体内の前記第1の金属回転軸側に第3の回路基板を備え、前記第2の回路基板と前記第3の回路基板とをリアクタンス素子を介して接続し、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、前記第3の回路基板のグラウンドパターンが、前記第1の金属回転軸と筐体厚み方向において対向する構成でもよい。この構成により、高い通信性能確保した状態で、部品実装面積が増大することで携帯無線端末を小型化できる。
また、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを前記第1の金属回転軸の軸方向と直交する軸方向で回動自在に連結し、導電性を有する第2の金属回転軸とを有し、前記第1の金属回転軸と前記第2の金属回転軸とが所定の間隔で配置されたことが好ましい。この構成により、様々な使用スタイルに変化する携帯無線端末に対しても、良好な通信性能を確保ことができる。
また、前記第1の金属回転軸および前記第1の回路基板と所定の間隔を隔てて、前記第1の金属回転軸と略並行に短絡素子を備え、前記短絡素子の一端は、前記給電部近傍の前記第1の回路基板上のグラウンドパターンに短絡されることが好ましい。この構成により、さらなる広帯域特性が確保でき、良好な通信性能を確保することができる。
また、前記短絡素子の一端は、前記給電部近傍の前記第1の回路基板上のグラウンドパターンにリアクタンス素子を介して短絡される構成でもよい。この構成により、短絡素子を短くできるため、携帯無線端末を小型化することができる。
また、前記短絡素子は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、第1の筐体と第2の筐体との近接する面に対向する面から所定の間隔を隔てて配置されること構成でもよい。この構成により、携帯無線端末を金属性の机に置いた場合でも、良好な通信性能を確保することができる。
前記無線回路の不要輻射を遮断する金属シールドを備え、前記金属シールドの第1の短絡接点は、前記給電部近傍の前記第1の回路基板上のグラウンドパターンに短絡され、第2の短絡接点は、第1の短絡接点に対して高い周波数帯に対応する波長の略1/2波長の間隔を隔てて配置され、前記第1の回路基板上のグラウンドパターンに短絡される構成でもよい。この構成により、短絡素子として、別の素子が不要となるために、携帯無線端末の小型化およびコスト削減ができる。
本発明の携帯無線端末によれば、広帯域特性が得られ、筐体の薄型及び小型化が可能であって、しかも様々な使用状態に応じて高い通話性能を発揮することができる。
(a)本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を開いた状態の正面図、(b)本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を開いた状態の右側面図、(c)本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態の右側面図 本発明の第1の実施形態に係る金属回転軸14の構成を示す斜視図 (a)本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態の右側面図、(b)本発明の第1の実施形態における金属回転軸14の断面積の直径L1の変化に対するVSWR特性を示す図 (a)本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態の右側面図、(b)本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態における金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの間隔D2に対する放射効率を示す図 (a)本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機20を開いた状態の正面図、(b)本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機20を閉じた状態の右側面図 (a)本発明の第3の実施形態における折畳式携帯電話機30を縦方向に開いた状態の正面図、(b)本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機30を縦方向に開いた状態の左側面図 (a)本発明の第3の実施形態における折畳式携帯電話機30を横方向に開いた状態の正面図、(b)本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機30を横方向に開いた状態の左側面図 (a)本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を開いた状態の正面図、(b)本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を開いた状態の右側面図、(c)本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を閉じた状態の右側面図 (a)本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を閉じた状態の右側面図、(b)本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を閉じた状態における短絡素子有無に対するVSWR特性を示す図 本発明の第5の実施形態における折畳式携帯電話機50を開いた状態の正面図 本発明の第6の実施形態における折畳式携帯電話機60を閉じた状態の側面図 本発明の第6の実施形態における折畳式携帯電話機60を金属机上においた場合の側面図 本発明の第7の実施形態における折畳式携帯電話機70を開いた状態の正面図
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の携帯無線機の第1の実施形態に係る折畳式携帯電話機10を示すものであり、図1(a)は、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を開いた状態の正面図であり、図1(b)は、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を開いた状態の右側面図であり、図1(c)は、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態の右側面図である。
図1の折畳式携帯電話機10は、第1の筐体を構成する下筐体11と、第2の筐体を構成する上筐体12と、これら上筐体12と下筐体11とを回動自在に連結するヒンジ部13内の導電性の金属回転軸14と、給電バネ15と、インピーダンス整合回路16と、無線回路17と、信号線18とを備える。
上筐体12は、図示外の表示部及び第2の回路基板(上部回路基板)12Aを備える。下筐体11は、図示外の操作部、第1の回路基板(下部回路基板)11A、前述した、インピーダンス整合回路16、無線回路17を備える。
金属回転軸14は、上筐体12と下筐体11とを回動自在に連結しており、図2に示すように、下筐体11に固定される金属回転軸の固定部141と、金属回転軸の固定部141に回転可能に取り付けた、上筐体12に固定された金属回転軸の回転部142と、金属回転軸の固定部141及び金属回転軸の回転部142を電気的に接続すると共に回動可能に支持する連結部140とを備え、いずれも導電性の材料で形成される。
また、金属回転軸14は、閉じた場合において、金属回転軸14の軸方向の中心が、携帯無線端末10の閉じた場合の厚み方向に対して、下筐体11側に配置される。
金属回転軸14は、給電バネ15介してインピーダンス整合回路16、無線回路17と電気的に接続される。給電バネ15は給電部とし、金属回転軸14の一方の端、例えば、金属回転軸の端部から金属回転軸の長さの略1/5程度の位置と電気的に接続される。給電バネ15と接続するインピーダンス整合回路16は第1の回路基板11A上の金属回転軸14に近い端部に配置する。
インピーダンス整合回路16は、金属回転軸14を第1の動作周波数帯f1と、第1の動作周波数帯f1の略2倍離れた第2の動作周波数帯f2においてインピーダンスを50Ωに整合する。
金属回転軸14は、2つ以上の動作周波数帯でアンテナとして動作するために、金属回転軸14の断面積の直径L1が第2の動作周波数帯f2に対応する波長λ2の略1/20波長以上であり、かつ、金属回転軸14の長さL2は、断面積と金属回転軸14の長さL2によって第2の動作周波数帯f2の中心周波数fc(波長はλc)に共振する実効的な長さ略1/4波長(λc/4)に形成することが望ましい。
金属回転軸14と第1の回路基板11Aとの間隔D1は波長λ2の略1/25以上が望ましく、金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの間隔D2は波長λ2の略1/35以上が望ましい。なお、間隔D2は折畳式携帯電話機10が折畳み時において、金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの長手方向の間隔であり、直線距離ではない。
本実施形態では、所定以上の断面積を備えた金属回転軸14を2つの以上の周波数帯で動作するアンテナとして構成する。
次に、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10の動作について、図3および図4を参照しながら説明する。
(I)金属回転軸14の断面積について:
図3(a)は、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態の右側面図であり、図3(b)は本発明の第1の実施形態における金属回転軸14の断面積の直径L1の変化に対するVSWR特性を示す図である。一般的には、VSWR<3がアンテナの帯域幅として定義される。
ここで、動作周波数帯として、例えば第1の動作周波数帯f1を830Mから900MHz帯とし、第2の周波数帯f2を1.75G〜2.15GHz帯とする。したがって、第1の動作周波数帯f1および第2の動作周波数帯f2でVSWR<3となることが望ましい。
図3において、金属回転軸14の断面積の直径L1が波長λ2の1/28(点線)、1/20(実線)、1/15(一点破線)のVSWR特性であり、それぞれの断面積において、L2の長さは1.75GHz帯でVSWR<3となる長さに調整している。
図3より、断面積の直径L1によって、第2の動作周波数帯f2における変化が大きいことがわかり、断面積の直径L1は1/20波長(λ2)以上であれば、動作周波数帯においてVSWR<3を満足することができる。すなわち、断面積の直径L1は1/20波長(λ2)以上であることが必要である。
(II)金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの間隔D2について:
図4(a)は、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話機10を閉じた状態の右側面図であり、図4(b)は、本発明の第1の実施形態における折畳式携帯電話10が図1(c)の状態において、金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの間隔D2の変化に対する放射効率特性を示す図である。なお、横軸の間隔D2は折畳み時において、金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの長手方向の間隔であり、金属回転軸14の下端と第2の回路基板12Aの上端とが長手方向で一致する場合を間隔0mmとして、重なる場合を−、離れる場合を+として記載する。また、第1の動作周波数帯f1の放射効率特性を点線、第2の動作周波数帯f2の放射効率特性を実線で示す。
図4において、間隔D2=4mm以下となる場合に、第2の動作周波数帯f2の放射効率が劣化傾向となる。したがって、放射効率の劣化させないためには、間隔D2を波長λ2の略1/35以上であることが必要である。
これらのことから、金属回転軸14の断面積の直径L1を波長λ2の1/20とし、金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの間隔D2を波長λ2の略1/35以上とすることで、折畳式携帯電話機10の開閉のいずれの場合において、高い通信性能を確保することができる。
従って、本実施形態によれば、上筐体12と下筐体11とを回動自在とする金属回転軸14に給電し、2つの以上の動作周波数帯でアンテナとして動作させる整合回路を備え、金属回転軸14は断面積の直径L1を波長λ2の略1/20波長以上とし実効的な長さ略λc/4波長とし、金属回転軸14と第1の回路基板11Aとの間隔D1は波長λ2の略1/25以上、金属回転軸14と第2の回路基板12Aとの間隔D2は波長λ2の略1/35以上とするアンテナ構成とすることで、ヒンジ部13の僅かなスペースで広帯域アンテナが実現できる。このため、携帯電話機10の薄型・小形に有効である。即ち、上筐体11及び下筐体12内にアンテナスペースを必要としないので、携帯電話の小型化が実現できるとともに、アンテナ部分が筐体外部に突出せず、デザイン性に優れた構成で、広帯域かつ高利得なアンテナを搭載した携帯無線端末を実現できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図5を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図5(a)は、本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機20を開いた状態の正面図であり、図5(b)は、本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機20を閉じた状態の右側面図を示す。
図5における折畳式携帯電話機20と、図1における折畳式携帯電話機10との違いは、上筐体12内に第3の回路基板21を設けた点と、第3の回路基板21と第2の回路基板12Aとをリアクタンス素子22を介して接続する点である。
第3の回路基板21のグラウンドパターン(図示しない)と第2の回路基板12Aのグラウンドパターン(図示しない)とをリアクタンス素子22を介して接続し、第2の回路基板12Aの信号線(図示しない)と第3の回路基板21の信号ライン(図示しない)とをリアクタンス素子22を介して接続する。
次に、本発明の第2の実施形態における折畳式携帯電話機20の動作について説明する。
折畳式携帯電話機20の筐体内部の限られた空間に部品を搭載するためには、第2の回路基板12Aの金属回転軸14が近接する上筐体12の空間にも部品の実装が必要となる。このような場合、第1の実施形態の図4に示すように、間隔D2の距離によって放射効率の劣化が懸念される。
本実施形態では、金属回転軸14に第3の回路基板21が近接する場合の放射効率の劣化を軽減するために、第3の回路基板21のグラウンドパターンと第2の回路基板12Aのグラウンドパターンとをリアクタンス素子22、例えば、第1の動作周波数帯f1用のフィルタ回路、第2の動作周波数帯f2用のフィルタ回路を直列に配置した回路を介して接続する。また、同様に、第3の回路基板21の信号線と第2の回路基板12Aの信号線とをリアクタンス素子22、例えば、第1の動作周波数帯f1用のフィルタ回路、第2の動作周波数帯f2用のフィルタ回路を直列に配置した回路を介して接続する。ここで第1の動作周波数帯f1用および第2の動作周波数帯f2用のフィルタ回路はLC並列共振回路でもよく、信号線路を接続するために直流として接続することが必要である。
このようにリアクタンス素子22を装荷することで、第1の動作周波数帯f1および第2の動作周波数帯f2では、第3の回路基板21の影響が軽減され、効率劣化低く抑えることができる。
従って、本実施形態によれば、上筐体12内の第3の回路基板21と第2の回路基板12Aとをリアクタンス素子22を介して接続することで、金属回転軸14に近接する上筐体12の空間(第3の回路基板21)に部品を実装しても放射効率の劣化が低減できるため、部品実装面積が増大し、携帯無線端末を小型化できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図6および図7を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図6(a)は、本発明の第3の実施形態における折畳式携帯電話機30を縦方向に開いた状態の正面図であり、図6(b)は、本発明の第3の実施形態における折畳式携帯電話機30を縦方向に開いた状態の左側面図であり、図7(a)は、本発明の第3の実施形態における折畳式携帯電話機30を横方向に開いた状態の正面図であり、図7(b)は、本発明の第3の実施形態における折畳式携帯電話機30を横方向に開いた状態の左側面図である。
本実施形態における折畳式携帯電話機30は、第1および第2の実施形態と異なり、上筐体12及び下筐体11が、図6に示す上下方向(縦方向)の他に、図7に示す左右方向(横方向)にも開閉可能な、2軸方式の折畳式携帯電話機を構成する。
従って、本実施形態の折畳式携帯電話機30では、上筐体12と、下筐体11と、ヒンジ部13と、縦開き用の金属回転軸(以下、「第1金属回転軸」とよぶ)14との他に、横開き用の第2のヒンジを構成する金属回転軸(以下、「第2金属回転軸」とよぶ)31を備える。
第2金属回転軸31は、図7に示すように、下筐体11に固定される第2金属回転軸の固定部311と、第2金属回転軸の固定部311に対して第2連結部を構成する第2金属回転軸の連結部312を回転中心にして横方向に回転可能な第2金属回転軸の回転部313とを備える。
第2金属回転軸の固定部311はヒンジ部13に固定されるとともに、第2金属回転軸の回転部313は上筐体12に固定される。第2金属回転軸の連結部312は、ヒンジ部13の第1金属回転軸の回転軸と直交する方向に沿って、上筐体12と下筐体11とを相対的に回転させる軸を構成し、第2金属回転軸の固定部311と第2金属回転軸の回転部313とを回動可能に支持する第2金属回転軸の連結部312とを備える。第2金属回転軸の固定部311、第2金属回転軸の連結部312及び第2金属回転軸の回転部312はいずれも導電性の材料で形成され、第2金属回転軸の固定部311から第2金属回転軸の回転部313まで電気的に接続される。
また、第2金属回転軸の固定部311と第1金属回転軸14の回転部142との間隔D3は、例えば、5mm以上が望ましい。
また、第2金属回転軸31の軸方向と第1金属回転軸14の軸方向とが直交に配置することで、第1金属回転軸14がアンテナとして動作する場合において、第1金属回転軸14と第2金属回転軸31との電磁界結合が弱くなり、電磁界結合による放射効率の劣化が抑えられる。
このように、本実施の形態によれば、第2金属回転軸を備えて、上下方向(縦方向)の他に、左右方向(横方向)にも開閉可能な、2軸方式の折畳式携帯電話機において、第2金属回転軸31の軸方向と第1金属回転軸14の軸方向とが直交に配置され、かつ所定の間隔を確保することで、様々なスタイルに変化する携帯電話機において、第1金属回転軸14がアンテナとして動作する場合に、良好な放射特性を確保することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図8および図9を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図8(a)は、本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を開いた状態の正面図であり、図8(b)は、本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を開いた状態の右側面図であり、図1(c)は、本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を閉じた状態の右側面図である。
本実施形態の折畳式携帯電話機40において、短絡素子41を金属回転軸14と第1の回路基板11Aとの間に金属回転軸14と略平行に備え、短絡素子41の一端を給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンに接地する。短絡素子41は、第1の回路基板11Aのグラウンドパターンより所定の間隔を保つ。短絡素子41と第1の回路基板11Aのグラウンドパターンとの間隔D4は例えば、3mm以上の間隔を保つことが望ましい。また、短絡素子41の素子長は所望周波数帯(本実施形態では第2の動作周波数帯f2)において、最大周波数の波長λmの略1/4よりわずかに短縮させる。
次に、本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40の動作について、図9を参照しながら説明する。図9(a)は、本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40を閉じた状態の右側面図であり、(b)は、本発明の第4の実施形態における折畳式携帯電話機40が図9の(a)の状態において、短絡素子有無に対するVSWR特性を示す図である。一般的には、VSWR<3がアンテナの帯域幅として定義される。短絡素子41のない場合、第2の周波数帯である1.75G〜2.15GHz帯においてVSWR<3の帯域幅をぎりぎり確保できる。一方、短絡素子41のある場合においては、1.75〜2.4GHz付近まで帯域幅を確保できる。これは、アンテナとして使用している金属回転軸14の長さが第2の動作周波数帯f2の略1/4波長であるため、第1の回路基板11Aにアンテナ電流が分布し、そのアンテナ電流を短絡素子41によって所望周波数帯における第2の動作周波数帯f2の最大周波数よりわずかに高い周波数で共振するように長さを設定することで広帯域化が実現している。また、2GHz帯のVSWR特性を改善させることで、整合損失が改善でき、アンテナ利得を高くできる。
このように、本実施形態によれば、金属回転軸14と第1の回路基板11Aとの間に金属回転軸14と略平行に短絡素子41を備え、短絡素子41の一端を給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンに接地し、短絡素子41の素子長を所望周波数帯(第2の動作周波数帯f2)の最大周波数の波長λmの略1/4よりわずかに短縮させることで、さらなる広帯域が実現し、良好な通信性能を確保することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図10を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図10は、本発明の第5の実施形態における折畳式携帯電話機50を開いた状態の正面図である。
本実施形態の折畳式携帯電話機50において、短絡素子51を金属回転軸14と第1の回路基板11Aとの間に金属回転軸14と略平行に備え、短絡素子51の一端を給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンにリアクタンス素子52を介して接地する。短絡素子51は、第1の回路基板11Aのグラウンドパターンより所定の間隔を保つ。短絡素子51と第1の回路基板11Aのグラウンドパターンとの間隔D4は例えば、3mm以上の間隔を保つことが望ましい。
ここで、リアクタンス素子52を介して短絡素子51を短絡するために、リアクタンス素子52を、例えばインダクタとすることで、第4の実施形態の短絡素子41と同等の性能を得るためには、短絡素子51の素子長を第4の実施形態における短絡素子41より短く設定することができる。
したがって、本実施形態によれば、短絡素子51の短絡端にリアクタンス素子52を装荷して短絡することで、リアクタンス素子52のない場合の短絡素子41と比較して、短絡素子の素子長を短くできるため、携帯電話の小型化に有効である。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について、図11および図12を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図11は、本発明の第6の実施形態における折畳式携帯電話機60を閉じた状態の側面図である。
本実施形態の折畳式携帯電話機60において、短絡素子61を金属回転軸14と第1の回路基板11Aとの間に金属回転軸14と略平行に備え、短絡素子61の一端を給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンに接地する。短絡素子61は、第1の回路基板11Aのグラウンドパターンより所定の間隔を保つ。短絡素子61は、下筐体11のキー面(図示しない)、すなわち折畳む際に上筐体12と下筐体11との近接する面の対向する面に対して、所定の間隔を保って配置する。
次に、本発明の第6の実施形態における折畳式携帯電話機60の動作について、図11および図12を参照しながら説明する。
図12は、本発明の第6の実施形態における折畳式携帯電話機60を金属机上においた場合の側面図である。
短絡素子61は、下筐体11のキー面の対向する面に対して、所定の間隔、例えば、2mm程度の間隔で配置する。ここで、図12のように、金属の机62上に携帯電話60をおいた場合、一般的に、アンテナと金属の机62が非常に近接する場合には、電磁結合の影響でアンテナ利得が劣化する場合が想定される。この電磁結合の影響を低減するためには、金属の机62とアンテナとの間隔を離すことが望ましい。本実施の形態では、短絡素子61が金属回転軸14のアンテナの第2の動作周波数帯f2の最大周波数付近で共振しているために、短絡素子61を金属の机62に対して間隔を隔てることで、利得の改善を行なっている。したがって、本実施形態のように短絡素子61を配置することで、金属の机62に置いた場合の短絡素子61で共振する周波数帯の利得は、所定の間隔のない配置条件と比較して3dB程度改善することができる。
したがって、本実施形態によれば、短絡素子61を下筐体11のキー面の対向する面に対して、所定の間隔で配置することで、金属の机62などにおかれた場合においても、高い放射性能を得ることができ、良好な通信性能を確保することができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について、図13を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
図13は、本発明の第7の実施形態における折畳式携帯電話機60を開いた状態の正面図である。
本実施形態の折畳式携帯電話機70において、無線回路17からの不要輻射を低減させるためのシールドケース71を備え、シールドケース71と第1の回路基板11Aのグラウンドパターンとの短絡接点72A、72B、72Cを備える。シールドケース71の短絡接点72Aは給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンに接地し、その短絡接点72Aと短絡接点72Bおよび短絡接点72Cとの間隔L3を所望周波数帯(本実施形態では第2の動作周波数帯f2)の最大周波数の波長λmの略1/2とする。
次に、本実施形態の動作について、図13を参照しながら説明する。ここで、シールドケース71は、無線の輻射を抑える役割であり、その効果を得るためには、第1の回路基板11Aのグラウンドパターンに接地点を複数用いる必要がある。
また、本実施形態では、シールドケース71を用いて、実施形態4における図8の短絡素子41と同様な広帯域動作をさせる構成とし、無線シールドとの共用を図る。
シールドケース71を短絡素子41として活用する場合、シールドケース71と第1の回路基板11Aのグラウンドパターンとの短絡接点72Aを給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンに接地し、その他の短絡接点72Bおよび短絡接点72Cを所望帯域の最大周波数において電流分布が最大となる位置、すなわち、所望帯域の最大周波数の波長λmの略1/2程度、短絡接点72Aより間隔をあけて接地する。このように短絡接点を設定することで、実施形態4の短絡素子41とほぼ同様に広帯域化が実現できる。
これにより、アンテナの広帯域化と無線シールドとの共用を実現することができる。
このように、本実施形態によれば、シールドケース71と第1の回路基板11Aのグラウンドパターンとの短絡接点72Aを給電バネ15近傍の第1の回路基板11A上のグラウンドパターンに接地し、その他の短絡接点72Bおよび短絡接点72Cを最大周波数の波長λmの略1/2程度、短絡接点72Aより間隔をあけて接地することで、広帯域が実現しかつ、無線シールドとして共用することができるため、短絡素子として、別の素子が不要となるため、携帯電話の小型化およびコスト削減が可能となる。
本発明の携帯無線機は、筐体の薄型及び小型化が同時に可能であって、しかも高い通話性能を発揮することができる効果を有し、例えば折畳式の携帯電話機などに有用である。
10、20、30、40、50、60、70 折畳式携帯電話機
11 下筐体(第1の筐体)
11A 第1の回路基板(下部回路基板)
12 上筐体(第2の筐体)
12A 第2の回路基板(上部回路基板)
13 ヒンジ部
14 金属回転軸(第1の金属回転軸)
140 連結部140
141 金属回転軸の固定部
142 金属回転軸の回転部
15 給電バネ
16 インピーダンス整合回路
17 無線回路
21 第3の回路基板
22、52 リアクタンス素子
31 第2金属回転軸
311 第2金属回転軸の固定部
312 第2金属回転軸の連結部
313 第2金属回転軸の回転部
41、51、61 短絡素子
62 金属の机
71 シールドケース
72A、72B、72C 短絡接点

Claims (9)

  1. 第1の回路基板が配置された第1の筐体と、
    第2の回路基板が配置された第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動自在に連結し、導電性を有する第1の金属回転軸と、
    前記第1の金属回転軸と接続された給電部と、
    前記給電部と接続された前記第1の回路基板上の整合回路と、
    前記整合回路と接続された前記第1の回路基板上の無線回路と、を備え、
    前記第1の金属回転軸は、前記第1の回路基板上のグラウンドパターンと所定の間隔を隔てて配置され、かつ、前記給電部に電気的に接続されており、
    前記第1の金属回転軸は、第1の周波数帯と、前記第1の周波数帯より高い第2の周波数帯でアンテナとして動作し、
    前記第1の金属回転軸の断面積の直径を前記第2の周波数帯に対応する波長の略1/20波長以上とし、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、前記第1の金属回転軸と前記第2の回路基板上のグラウンドパターンとが筐体厚み方向において対向しないことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、前記第1の金属回転軸の軸方向の中心が、前記第1の筐体側に位置することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第2の筐体内の前記第1の金属回転軸側に第3の回路基板を備え、
    前記第2の回路基板と前記第3の回路基板とをリアクタンス素子を介して接続し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、前記第3の回路基板のグラウンドパターンが、前記第1の金属回転軸と筐体厚み方向において対向することを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを前記第1の金属回転軸の軸方向と直交する軸方向で回動自在に連結し、導電性を有する第2の金属回転軸とを有し、
    前記第1の金属回転軸と前記第2の金属回転軸とが所定の間隔で配置されたことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1の金属回転軸および前記第1の回路基板と所定の間隔を隔てて、前記第1の金属回転軸と略並行に短絡素子を備え、
    前記短絡素子の一端は、前記給電部近傍の前記第1の回路基板上のグラウンドパターンに短絡されることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項5に記載のアンテナ装置であって、
    前記短絡素子の一端は、前記給電部近傍の前記第1の回路基板上のグラウンドパターンにリアクタンス素子を介して短絡されることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項5に記載のアンテナ装置であって、
    前記短絡素子は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた場合に、第1の筐体と第2の筐体との近接する面に対向する面から所定の間隔を隔てて配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記無線回路の不要輻射を遮断する金属シールドを備え、
    前記金属シールドの第1の短絡接点は、前記給電部近傍の前記第1の回路基板上のグラウンドパターンに短絡され、
    第2の短絡接点は、第1の短絡接点に対して高い周波数帯に対応する波長の略1/2波長の間隔を隔てて配置され、前記第1の回路基板上のグラウンドパターンに短絡されることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の前記アンテナ装置を搭載したことを携帯無線端末。
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