JP2011003476A - 発光装置および光学素子 - Google Patents

発光装置および光学素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2011003476A
JP2011003476A JP2009147042A JP2009147042A JP2011003476A JP 2011003476 A JP2011003476 A JP 2011003476A JP 2009147042 A JP2009147042 A JP 2009147042A JP 2009147042 A JP2009147042 A JP 2009147042A JP 2011003476 A JP2011003476 A JP 2011003476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
scattering
incident
optical element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009147042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5363884B2 (ja
Inventor
Keiichi Mochizuki
恵一 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Optical Co Ltd filed Critical Nitto Optical Co Ltd
Priority to JP2009147042A priority Critical patent/JP5363884B2/ja
Publication of JP2011003476A publication Critical patent/JP2011003476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5363884B2 publication Critical patent/JP5363884B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】導光部からの光の出射を均一にしつつ小型化が可能な発光装置および光学素子を提供する。
【解決手段】発光装置20、および導光体1は、棒状の導光体1と、導光体1の長尺方向端部から入射された光を出射面6から出射し、出射面6のうち、導光体1の長尺方向端部側に、出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを入射方向と同じ方向側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを出射面6から出射させる光散乱導光部5が導光体1の一部として設けている。
【選択図】図5

Description

本発明は、発光装置および光学素子に関する。
LED(Light Emitting Diode)を光源に用いた照明装置としては、以下のものが提案されている。すなわち、一端面が入射端面とされるとともに前面が階段状面に形成され、入射端面から入射した光を導いて前面の複数の段差面から出射する導光板の後側に反射板を設け、導光板の入射端面に対向させて発光素子を配置している。そして、導光板の入射端面から少なくとも入射端面の高さ以上の範囲の端部領域の前側に光の一部を吸収する拡散手段を設けている。さらに、この照明装置は、導光板の前側に、端部領域以外の部分に対向させて、導光板の複数の段差面から出射した光を段差面に対する角度が小さくなる方向に屈折させる光学部材を配置している(特許文献1参照)。
この照明装置は、導光板にその入射端面から入射した光が入射端面側の端部付近から出射する際、拡散手段によってその光を拡散し、中央側へ進行するようにしている。そして、この照明装置は、導光板の入射端面側の端部領域以外の部分に対応する領域を光の出射エリアとし、この出射エリアの全域から均一な強度分布の光を出射させるようにしている。
特開2004−119143号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている照明装置は、拡散手段が設けられた部分以外を光の出射エリアとしているため、照明エリアに比べ導光板がかなり長くなる。この結果、照明装置が大型化しがちとなる。
そこで、本発明の目的は、導光部からの光の出射を均一にしつつ小型化が可能な発光装置および光学素子を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の発光装置は、棒状の導光部と、導光部に光を入射する光源と、導光部の長尺方向端部から入射された光を出射面から出射し、導光部の長尺方向端部側には、出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを入射方向と同じ方向側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを出射面から出射させる光散乱導光部が設けられている。
ここで、長尺方向端部側から入射した光を出射面に向くように方向転換させる方向転換部をさらに備え、光源は、導光部の中心軸から方向転換部に近づく側または方向転換部から離れる側にシフトさせることにより、導光部に入射してきた光を導光部の出射面または方向転換部に向くように構成することが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の光学素子は、棒状の導光部と、導光部の長尺方向端部から入射された光を方向転換させる方向転換部とを有し、方向転換部と対向するように配置された出射面から方向転換部によって方向転換された光を出射し、出射面のうち、導光部の長尺方向端部側には、出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを入射方向と同じ方向側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを出射面から出射させる光散乱導光部が導光部の一部として設けられている。
ここで、導光部のうち、光散乱導光部以外の部分は、透明体とされる、または透明体に光散乱粒子が光散乱導光部よりも低い含有率で含まれていることとすることができる。
また、導光部の長尺方向の両端面には、長尺方向端部から膨らむように凸レンズ形状の入射レンズが配置され、光散乱導光部は、入射レンズが配置される部分以外の端面から導光部の長尺方向に延びるように設けられていることが好ましい。
また、光散乱導光部は、導光部の両端にそれぞれ設けられ、方向転換部は、断面三角形状のプリズムとされ、各プリズムの頂点を結ぶ線に対する反射面の角度であって一方の長尺方向端部からの入射する光を反射する反射面の角度をAとし、他方の長尺方向端部からの入射する光を反射する反射面の角度をBとしたとき、一方の長尺方向端部領域においては、A<Bとなり、他方の長尺方向端部領域においては、A>Bとなり、導光部の長尺方向中央領域においては、A=Bとなっていることが好ましい。
また、光散乱導光部に含有される光散乱粒子は、散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτとし、各光散乱導光部の中心軸方向の長さをα/2としたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、5<α/(2×τ)<50の範囲内とされることが好ましい。
また、導光部のうち、光散乱導光部以外の部分にも、光散乱粒子を含み、光散乱導光部以外の部分に含有される光散乱粒子は、散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτとし、導光部の軸方向の長さをLとしたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、0<L/τ<60の範囲内とされ、かつ光散乱導光部の平均散乱回数値が光散乱導光部以外の導光部の値より大きくされることが好ましい。
また、光散乱導光部の散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度の値を、光散乱導光部以外の導光部の値より大きくしたことが好ましい。
また、光散乱導光部の軸方向の合計の長さをαとし、導光部の軸方向の長さをLとしたとき、L/15<α<L/2の範囲内とされることが好ましい。
また、導光部の短尺方向中央部における出射面と直交する方向の光散乱導光部の厚みtは、出射面と直交する方向の導光部の厚みをTとしたとき、T/20<t<T/2の範囲内とされることが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の発光装置は、上述のいずれかの光学素子と、その光学素子の両端または一端に配置される光源と、を有する。
ここで、光源をLEDとし、このLEDを光学素子の長尺方向端部の中央より出射面とは反対となる面に近づく位置に配置したことが好ましい。
本発明では、導光部からの光の出射を均一にしつつ小型化が可能な発光装置および光学素子を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光学素子である導光体の構成を示す正面図である。 図1に示す導光体の右側面図である。 図1および図2に示す導光体を構成する光散乱導光部中の光散乱粒子となるシリコーン粒子の散乱原理を示す図で、単一真球粒子による散乱光強度の角度分布(Α、Θ)を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る導光体の長尺方向端部から約半分の長さに存在するプリズム部の側面形状を示す概要図であり、また、LEDを点灯させたときの本発明の実施の形態に係る発光装置の光の入出射の状況を示す概要図でもある。 第1の実施の形態の発光装置の縦断面図である。 図5に示す発光装置の導光体の中央部からの距離を横軸にとり、出射面からの光の照度を縦軸にとり、発光装置の明るさ(光量)の分布をシミュレーション結果として示す図である。 光散乱導光部の部分を他の導光体の部分と同様に透明体とした以外は図5に示す発光装置と同じ構成の比較例の発光装置について、明るさの分布を図6と同様に示す図である。 本発明の実施の形態に係る発光装置を発光させたときの出射面の輝度チャートを示す図で、黒色に近づくほど輝度が低く、白色に近づくほど輝度が高くなる図である。 図7に示す比較例の発光装置を発光させたときの出射面の輝度チャートを示す図で、黒色に近づくほど輝度が低く、白色に近づくほど輝度が高くなる図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置について、明るさの分布を図6と同様に示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の断面を図5と同様に示す概略図で、その長尺方向両端部と長尺方向中央部における、プリズム部の拡大図も併せて示した図である。 本発明の第1の実施の形態の照明装置と本発明の第3の実施の形態の照明装置の光の出射方向を示す図である。 本発明の実施の形態に係る発光装置の第1変形例の発光装置の図2に相当する側面図である。 本発明の実施の形態に係る発光装置の第2変形例の発光装置の図2に相当する側面図である。 左側の図は、本発明の実施の形態に係る導光体の構成を示す側面図であり、第1の実施の形態に係る導光体における図2に相当する図で、右側の図は、左側の図に示す導光体の端部の構成を示す正面図であり、第1の実施の形態に係る導光体における図1の一部に相当する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る光学素子および発光装置の構成、ならびにそれらの作用について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態の光学素子の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光学素子である導光体1の構成を示す正面図、図2は、その側面図である。
図1および図2に示すように、導光体1は、外形が長尺の四角柱に近い棒状の導光部が主たる構成要素となっている。導光体1は、導光部の長尺方向両端に設けられ導光体1の一部となる2つの入射レンズ3,3と、導光部の下面に形成され導光体1の一部となるプリズム部4と、導光部の上面の長尺方向両端に配置され導光体1の一部となる2箇所の光散乱導光部5,5と、導光部の上面に形成され導光体1の一部となり導光体1の長尺方向端部から入射された光を出射する出射面6を有している。
導光体1のうち、光散乱導光部5以外の部分は、透明のポリメチルメタクリレート(以下、「PMMA」と略記する。)からなる樹脂成形体であり、略四角柱形状をなしている。入射レンズ3もPMMAからなり、断面が双曲線形状となる凸レンズである。なお、導光体1と入射レンズ3とは、一体成形されている。
図2に示すように、導光体1の長尺方向端面は、平坦な平坦面7とされ、その中央に長尺方向端部から膨らんでいる凸レンズである入射レンズ3が配置されている。そして、光散乱導光部5は、入射レンズ3が配置される部分以外の平坦面7から導光体1の長尺方向に延びるように設けられている。図1および図2では、方向転換部となるプリズム部4の詳細な形態の図示は省略すると共に、プリズム部4の詳細な形状についての説明は後述する。
光散乱導光部5は、光散乱粒子として粒子径が2μmから9μmの球状かつ透光性のシリコーン粒子(図示省略)が含有されているPMMA樹脂成形体である。2つの光散乱導光部5の長さは同一寸法α/2(単位はcm)であり、2つの光散乱導光部5のそれぞれの長さ寸法α/2の和αは、導光体1の長尺方向の寸法L(単位はcm)の1/10である。また、2つの光散乱導光部5は、短尺方向の寸法W1が、導光体1の短尺方向の寸法W2とそれぞれ同一の寸法である。導光体1の短尺方向中央部における出射面6と直交する方向の光散乱導光部の厚み寸法t(単位はcm)は、出射面6と直交する方向の導光体1の厚みをT(単位はcm)としたとき、t=T/5とされている。図2に示すように、光散乱導光部5の上面は、短尺方向の両端部から中央部に向かって膨らんでいる。この膨らみの形状は、円柱の側面の一部の形状である。すなわち、表面は球面の一部とされている。なお、導光体1のうち、光散乱導光部5以外の部分と光散乱導光部5は2材成形によって一体化されている。
ここで、光散乱導光部5に含有される光散乱粒子は、光散乱導光部5の散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτ(単位はcm)としたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、上述の光散乱導光部5のそれぞれの長さα/2に対して、5<α/(2×τ)<50の範囲内とされる。また、光散乱導光部5の軸方向の合計の長さαは、全体の出射光の均一性などを考慮すると、上述の導光体1の軸方向の長さをLに対して、L/30<α<L/4の範囲内とされる。さらに、上述の光散乱導光部5の厚みtは、入射光を効率よく出射面6に導くことを考慮すると、上述の導光体1の厚みTに対して、T/20<t<T/2の範囲内とされる。
以下、光散乱導光部5のシリコーン粒子について説明する。このシリコーン粒子は、体積的に一様な散乱能が与えられた導光体であり、散乱微粒子としての球形粒子を多数含んでいる。光散乱導光部5の内部に光が入射すると、その光は散乱微粒子によって散乱することになる。
ここで、シリコーン粒子の理論的な基礎を与えるMie散乱理論について説明する。Mie散乱理論は、一様な屈折率を有する媒体(マトリックス)中に該媒体と異なる屈折率を有する球形粒子(散乱微粒子)が存在するケースについてマックスウェルの電磁方程式の解を求めたものである。光散乱粒子に相当する散乱微粒子によって散乱した散乱光の角度に依存した強度分布I(Α、Θ)は下記(1)式で表される。Αは、散乱微粒子の光学的大きさを示すサイズパラメータであり、マトリックス中での光の波長λで規格化された球形粒子(散乱微粒子)の半径rに相当する量である。角度Θは散乱角で、入射光の進行方向と同一方向をΘ=180°にとる。
また、(1)式中のi、iは(4)式で表される。そして、(2)〜(4)式中の下添字ν付のaおよびbは(5)式で表される。上添字1および下添字νを付したP(cosΘ)は、Legendreの多項式、下添字ν付のa、bは1次、2次のRecatti−Bessel関数Ψ、ζ(ただし、「*」は下添字νを意味する。)とその導関数とからなる。mはマトリックスを基準にした散乱微粒子の相対屈折率で、m=nscatter/nmatrixである。
Figure 2011003476
図3は、上記(1)〜(5)式に基づいて、単一真球粒子による強度分布I(Α、Θ)を示すグラフである。この図3では、原点Gの位置に散乱微粒子としての真球粒子があり、下方から入射光が入射した場合の散乱光強度の角度分布I(Α、Θ)を示している。そして、原点Gから各曲線S1〜S3までの距離が、それぞれの散乱角方向の散乱光強度である。曲線S1はΑが1.7であるときの散乱光強度、曲線S2はΑが11.5であるときの散乱光強度、曲線S3はΑが69.2であるときの散乱光強度を示している。なお、図3においては、散乱光強度を対数目盛で示している。このため、図3では僅かな強度差として見える部分が、実際には非常に大きな差となる。
この図3に示すように、サイズパラメータΑが大きくなればなるほど(ある波長λで考えた場合は真球粒子の粒径が大きくなればなるほど)、上方(照射方向の前方)に対して指向性高く光が散乱されていることがわかる。また、実際のところ、散乱光強度の角度分布I(Α、Θ)は、入射光波長λを固定すれば、散乱子の半径rと、媒体および散乱微粒子の相対屈折率mとをパラメータとして制御することができる。なお、光散乱導光部5は、前方散乱が大きいものである。
このような、単一真球粒子がN個含まれる光散乱導光体に光を入射させると、光は真球粒子により散乱される。散乱光は光散乱導光体中を進み、他の真球粒子により再度散乱される。ある程度以上の体積濃度で粒子を添加した場合には、このような散乱が逐次的に複数回行われた後、光が光散乱導光体から出射する。このような散乱光がさらに散乱されるような現象を多重散乱現象と呼ぶ。このような多重散乱においては、透明ポリマーでの光線追跡法による解析は容易ではない。しかし、モンテカルロ法により光の挙動を追跡し、その特性を解析することはできる。それによると、入射光が無偏光の場合、散乱角の累積分布関数F(Θ)は下記の(6)式で表される。
Figure 2011003476
ここで(6)式中のI(Θ)は、(1)式で表されるサイズパラメータΑの真球粒子の散乱強度である。強度Ioの光が光散乱導光体に入射し、距離yを透過した後、光の強度が散乱によりIに減衰したとすると、これらの関係は下記の(7)式で表される。
Figure 2011003476
この(7)式中のτは濁度と呼ばれ、媒体の散乱係数に相当するものであり、下記の(8)式のように粒子数Nに比例する。なお、(8)式中、σsは散乱断面積である。
Figure 2011003476
(7)式から長さLの光散乱導光体を散乱せずに透過する確率Pt(L)は下記の(9)式で表される。
Figure 2011003476
反対に光路長Lまでに散乱される確率Ps(L)は下記の(10)式で表される。
Figure 2011003476
これらの式からわかるように、濁度τを変えることにより、光散乱導光体内での多重散乱の度合いを制御することができる。
以上の関係式により、散乱微粒子のサイズパラメータΑと濁度τとの少なくとも1つをパラメータとして、光散乱導光体内での多重散乱を制御可能であり、出射面6における出射光強度と散乱角も適正に設定可能である。
図4は、導光体1の長尺方向端部から約半分の長さに存在するプリズム部4の側面形状を示す概要図である。導光体1の上面となる出射面6と対向する面、すなわち導光体1の下面に、断面三角形状の凸部10が等間隔に多数個同じ形状で形成されている。また、隣接する凸部10によって鋸歯状の凹部11が形成されている。この鋸歯の頂点は、凹部10の最も突出した部分である。凸部10および凹部11によってプリズム部4が構成されている。なお、凸部10および凹部11は、導光体1および入射レンズ3の金型による一体成形の際に同時に形成される。また、プリズム部4の表面(図4における下面)には、反射膜が着けられ、導光部を進行してきてプリズム部4に突き当たる光を反射させる。
(第1の実施の形態の発光装置の構成)
図5は、導光体1を用いた第1の実施の形態の発光装置20の縦断面図である。導光体1の両端には、光源としてのLED21および反射部材となる鏡面部材22が各1個固定配置されている。LED21は、チップ型のものである。LED21は、入射レンズ3の光軸M1よりもプリズム部4に近い側(図5の下側)に配置されている。すなわち、LED21は、光軸M1に対して下側にシフトされている。このシフトの結果、LED21の配置位置は、光軸M1とプリズム部4との中間位置とされている。ここで、入射レンズ3の光軸M1とは、プリズム部4と平行となり、出射面6とも平行となり、かつ入射レンズ3の中心を通る線である。
各鏡面部材22は、図5における縦断面が放物線状の曲線を描くカップ状の形状をしている。この放物線は、光軸M1を含むどの断面で切った場合も同一となる。また、放物線の焦点位置は、光軸M1上となるように設定されている。カップ状の鏡面部材22の内側面にはLED21の光を反射できるように鏡面加工が施されている。また、カップ状の鏡面部材22の開口端部は、導光体1の端部を覆い、LED21の光が鏡面部材22と導光体1の間から漏れないように目張りがされている。このため、導光体1の両端に置かれたLED21の光の殆どは、導光体1へ入射することとなる。
(LED21を点灯させたときの発光装置20の光の入出射の状況)
図4は、 LED21を点灯させたときの発光装置20の光の入出射の状況を示す概要図でもある。図4には、LED21から直接入射レンズ3へと入射される光の光路(破線で示す)と、LED21からの光が鏡面部材22に反射して入射レンズ3へと入射される光の光路(実線で示す)を示している。
LED21は、入射レンズ3の焦点位置でありかつ鏡面部材22の放物線の焦点位置である両焦点位置Fからわずかに下方(=光軸M1に対して垂直方向下方)に、LED21の中心がくるように配置される。LED21の中心位置は、両焦点位置Fから垂直方向下方ではなく、斜め下方など光軸M1の下方位置となる他の下方位置となるようにしても良い。なお、図4では分かり易くするため両焦点位置Fからかなり離れた下方にLED21の中心がくるように示している。LED21から発せられる光は、電球などに比べると出射範囲がかなり限定された光であるが、その一部は角度を持った発散光となる。しかし、このような角度を持った光も入射レンズ3に入射した後は凸レンズ作用により平行光に近づいている。そして、LED21から入射レンズ3に入射する光は、一旦図4における導光体1の出射面6(上側面となる)に照射される。そして、その光は入射角が臨界角以上となるものが多くなり、出射面6で全反射してプリズム部4側に向かう。プリズム部4に向かった光は、プリズム部4にて方向転換される。そして、プリズム部4における方向転換は、出射面6に対して略垂直となるものであり、プリズム部4からの光は、出射面6を通過して出射される。ここで、LED21から発せられる光で入射レンズ3に直接入射してきた光のうちの一部は、出射面6の長さ方向両端部の光散乱導光部5に入るが、入射してきた光の一部は、散乱しながら通過して出射される。
LED21からの光が鏡面部材22に反射して入射レンズ3へと入射される光の一部は、出射面6での全反射を経てプリズム部4にて方向転換される光路をとる光もある。しかし、鏡面部材22に反射して入射レンズ3へと入射される光の他の一部は、図4に示すように出射面6での全反射を経ずに、鏡面部材22から入射レンズ3を通過し光散乱導光部5にすぐ入射したり、直接プリズム部4に照射されたりする。光散乱導光部5にすぐに入った光は、散乱しながらその一部は出射面6を通過し、他の一部は出射面6で反射される。プリズム部4で方向転換された光は、光散乱導光部5を散乱しながらその一部は出射面6を通過して出射され他の一部は出射面6にて反射される。
図6は、導光体1の中央部からの距離を横軸にとり、導光体1の明るさ(光量)の分布をシミュレーション結果として示す図である。シミュレーションの条件は、LED21の発光面を1mm角とし、その明るさが150lumen/個で、広がり角160°とし、光散乱導光部5のうち出射面6から10mm離れた位置の明るさを表示する条件である(図7に示すものについても同条件である)。なお、縦軸はルクス(Lux)である。図2に示す光散乱導光部5や他の導光部の上面は、導光体1の短尺方向の両端部から中央部に向かって膨らんでいるため、凸レンズの役割をする。そのため、出射面6から出射される光は、出射面6から所定距離離れた位置に集まりその位置に用紙(たとえばスキャナ用の紙)を置いた場合、その用紙には光軸M1と平行な線状の照明線が映し出される。また、導光体1の両端の光散乱導光部5には光散乱粒子が含まれているため、そこから出射される出射光は若干散乱されている。この結果、光散乱導光部5から出射される光は、他の導光部からの光に比べ導光体1の短尺方向に相当する幅が広くなる。さらに、図6に示すように、出射光は、導光体1の両端部よりも中央部の方が出射する光の光量が少ない。これは、光散乱導光部5の設置によって、入射光について中央側への誘導をより大きくしているが、導光体1の両端部では、LED21に非常に近いことから出射される光の光路が短くなり、かつその強度が大きくなるためである。
図7は、光散乱導光部5の部分を他の導光体1部分と同様に透明体とした以外は発光装置20と同じ構成の比較例の発光装置について、導光体1に相当する部分の明るさの分布を図6と同様に示す図である。図8は、発光装置20を発光させたときの出射面6の輝度チャートを示す図で、黒色に近づくほど輝度が低く、白色に近づくほど輝度が高くなる図である。図9は、図7に示す比較例の発光装置を発光させたときの出射面6の輝度チャートを示す図で、黒色に近づくほど輝度が低く、白色に近づくほど輝度が高くなる図である。
図6と図7とを比較すると、発光装置20は、その光散乱導光部5の光散乱作用によって、導光体1の両端部から出射される光の強度が抑えられていることがわかる。その抑えられた分の光は、導光体1の長尺方向の両端部分において、導光体1の短尺方向および長尺方向に照射範囲を広くしている(図8参照)。また、導光体1の両端部分は、極端に明るい部分が2箇所ずつあり、その間の部分(横軸が約+140mm、約−140mmの部分)が暗くなっている。発光装置20は、その間の部分の暗さを若干明るくして導光体1全体の明るさを平準化している。すなわち、図6と図7の100,000ルクスの線との比較でわかるように、導光体1の中央部分領域が図6の光散乱導光部5を設置した方が、図7の光散乱導光部5を設置しないものに比べ明るくなっている。さらに図8と図9の比較から分かるように、導光体1の中央部の短尺方向の明るい部分は、光散乱導光部5が設置されている方がより広くなっている。
よって、導光体1は、長尺方向の両端部分が特に眩しくなるといったことはなく、導光体1全体に亘って略均一な強さの光の照射が可能となっている。具体的にいえば、導光部の中央付近の最低照度H1と端部の最高照度H2との比(H2/H1)は、図6では1.63で図7では2.53となる。このように、光散乱導光部5を設置しないものは、2.5倍以上の照度のバラツキが生ずるのに対し、光散乱導光部5を設置した発光装置20は、1.63倍のバラツキであり、出射光の均一化が達成されている。
(第2の実施の形態の光学素子およびそれを用いた第2の実施の形態の発光装置)
図10は、光散乱導光部5の部分以外の導光体1の部分を、透明体とせずに光散乱導光部5に含有されているのと同じ光散乱粒子が光散乱導光部5よりも低濃度に含有されていることとした以外は発光装置20と同じ構成の第2の実施の形態の発光装置について、明るさの分布を図6と同様に示す図である。なお、以下では、第2の実施の形態の導光体およびそれを用いた第2の実施の形態の発光装置の説明に際し、第1の実施の形態の導光体1およびそれを用いた第1の実施の形態の発光装置20に相当する構成要素には、それと同じ符号を付すこととする。
図6と図10とを比較すると、第2の実施の形態の発光装置も、その導光体(導光体1に相当する第2の実施の形態の光学素子)の両端部から出射される光の強度が抑えられていることがわかる。その抑えられた分の光は、導光体1と同様に照射範囲を広くしている。よって、第2の実施の形態の発光装置も、その導光体(導光体1に相当する第2の実施の形態の光学素子)全体に亘って略均一な強さの光の照射が可能となっている。具体的な数値でいえば、導光部の中央付近の最低照度H1と端部の最高照度H2との比(H2/H1)は、2.26で、図7の場合の2.53に比べ小さい値となっている。
ここで、光散乱導光部5以外の部分に含有される光散乱粒子は、散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度τ、上述の第2の実施の形態の導光体の軸方向の長さLとしたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、0<L/(2×τ)<60の範囲内とされている。
(第3の実施の形態の光学素子およびそれを用いた第3の実施の形態の発光装置)
図11は、プリズム部4の形状を変えた以外は発光装置20と同じ構成の第3の実施の形態の発光装置20Aの断面を図5と同様に示す概略図で、また光散乱導光部5の図示を省略している図である。また、図11には、導光体1Aの長尺方向端部と長尺方向中央部における、発光装置20Aの導光体1Aのプリズム部4Aの拡大図も示している。プリズム部4Aは、断面三角形状のプリズムとされている。そして、各プリズムの頂点10Aを結ぶ線Nに対する反射面4A1,4A2の角度であって一方の長尺方向端部P側からの入射する光を反射する反射面4A1の角度をAとする。なお、第3の実施の形態の照明装置20Aのプリズム部4Aの形状は、光散乱導光部5を有さない上述の比較例の照明装置にも適用することができる。なお、以下では、第3の実施の形態の導光体1Aおよびそれを用いた第3の実施の形態の発光装置20Aの説明に際し、第1の実施の形態の導光体1およびそれを用いた第1の実施の形態の発光装置20に相当する構成要素には、プリズム部4A、出射面6A、および頂点10Aを除き、それと同じ符号を付すこととする。
そして、他方の長尺方向端部Q側からの入射する光を反射する反射面4A2の角度をBとする。そのとき、プリズム部4Aは、一方の長尺方向端部Pに近い領域PAにおいては、A<Bとなり、他方の長尺方向端部Qに近い領域QAにおいては、A>Bとなっている。そして、導光体1Aの長尺方向中央の領域RAにおいては、A=Bとなっている。これらの領域PA,QA,RAの長さは、それぞれ同じとしているが、PA:QA:RA=2:1:1としたり、3:3:1の長さとしても良い。また、角度A,Bの関係であるA<B,A>Bについては、角度A,Bをそれぞれ同じとしても良いが、領域PAでは、端部Pから離れるに従い角度Aを徐々に大きくし、角度Bを徐々に小さくし、一方、領域QAでは、端部Qから離れるに従い、角度Aを徐々に小さくし、角度Bを徐々に大きくする構成としても良い。
領域PAでは、図11の右側の拡大図に示すように、一方の長尺方向端部P側から入射する光が反射面4A1を照射する場合のその光の線Nと平行な線N’に対する交差角Cが、他方の長尺方向端部Q側から入射する光が反射面4A2を照射する場合のその光の線N’との交差角Dよりも大きくなる確率が高い。これは、領域PAでは、反射面4A1と端部P側のLED21とが近接しており、端部Pに近い出射面6で全反射してくる光や入射レンズ3から直接導かれる光が線N’に対して大きな交差角を持つためである。また、領域PAでは、反射面4A2と端部Q側のLED21とが遠くなり、反射面4A2を照射する光は、どうしても線N’に対しての交差角が小さくなるためである。そこで、反射面4A1の角度Aを小さくすることで、端部P側からの光であって方向転換された後の光を、出射面6Aに対して略垂直とすることができる。また、反射面4A2の角度Bを大きくすることで、端部Q側からの光であって、方向転換された後の光を、出射面6Aに対して略垂直とすることができる。
同様に、領域QAでは、図11の左側の拡大図に示すように、一方の長尺方向端部P側から入射する光が反射面4A1を照射するその光の線Nと平行な線N’に対する交差角Cが、他方の長尺方向端部Q側から入射する光が反射面4A2を照射する場合のその光の線N’との交差角Dよりも小さくなる確率が高い。これは、領域QAでは、反射面4A2と端部Q側のLED21とが近接しており、端部Qに近い出射面6で全反射してくる光や入射レンズ3から直接導かれる光が線N’に対して大きな交差角を持つためである。また、領域QAでは、反射面4A1と端部P側のLED21とが遠くなり、反射面4A1を照射する光は、どうしても線N’に対しての交差角が小さくなるためである。そこで、反射面4A1の角度Aを大きくすることで、端部Q側からの光であって方向転換された後の光を、出射面6Aに対して略垂直とすることができる。また、反射面4A2の角度Bを小さくすることで、端部P側からの光であって方向転換された後の光を、出射面6Aに対して略垂直とすることができる。
長尺方向中央の領域RAでは、一方の長尺方向端部P側から入射する光が反射面4A1を照射する場合のその光の線N’に対する交差角Cが、他方の長尺方向端部Q側から入射する光が反射面4A2を照射する場合のその光の線N’に対する交差角Dと略等しくなるものが多い。そこで、反射面4A1の角度Aと、反射面4A2の角度Bを等しくし、かつ両方の光を出射面6Aに対して垂直となるように出射面6A側に導く角度とすることで、方向転換された後の光を、出射面6Aに対して略垂直とすることができる。
図12は、第1の実施の形態の照明装置20と第3の実施の形態の照明装置20Aの光の出射方向を示す図である。照明装置20は、その長尺方向の両端部P,Qに近い領域PA,QAにおいては、外側に向けて出射される光が多くなり、その長尺方向の中央部の領域RAではその長尺方向と直交する方向に出射される光が多くなっている。照明装置20Aは、その長尺方向の両端部P,Q側の領域PA,QAおよびその長尺方向の中央部の領域RAの全てで長尺方向と直交する方向に出射される光が多くなっている。すなわち、照明装置20Aは、導光体1Aの全ての範囲において光の出射方向が出射面6Aに略垂直となる。
(本発明の実施の形態によって得られる主な効果)
発光装置20,20A、および第2の実施の形態に係る発光装置(これらを総称して、発光装置20等という)、ならびに導光体1,1A、および第2の実施の形態に係る導光体(これらを総称して、導光体1等という)は、出射面6,6Aのうち、導光体1等の長尺方向端部領域に、出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを後方側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを出射面6,6Aから出射させる光散乱導光部5が導光体1等の一部として設けている。そのため、導光体1等の長尺方向端部領域の強い発光を散乱させることができ、導光体1等からの光の出射を均一にすることができる。また、光散乱導光部5を含む全ての導光部を光の出射エリアとすることができるため、発光装置20等および導光体1等を小型化できる。
また、発光装置20等は、LED21をプリズム部4側にシフトして配置しているため、導光体1等の中央部を通常よりも強く光らせることができ出射光の均一化を図ることができる。しかし、中央部の光の強さが両端部の強さまでにはいかないため、端部の光の強さが必要とされるスキャナ用の光源としては好ましいものとなる。また、導光体1等の長尺方向の長さを短くしたり、光散乱導光部5の散乱度を高くするなどによって全範囲に渡って均一化された光強度の出射光とすることができる。このような場合、細長い蛍光灯の代わりとすることができる。
また、導光体1,1Aのうち、光散乱導光部5以外の部分は、透明体とされることにより、その長尺方向の両端部分が特に眩しくなるといったことはなく、導光体1,1Aの全体に亘って略均一な強さの光の照射が可能となる。また、導光体1,1Aのうち、光散乱導光部5以外の部分は、透明体とされることにより、導光体1,1Aの長尺方向の中央部の光出射量を多くすることができる。さらに、第2の実施の形態に係る導光体のうち、光散乱導光部5以外の部分は、透明体に光散乱粒子が光散乱導光部よりも低い含有率で含まれていることにより、その長尺方向の両端部分が特に眩しくなるといったことはなく、第2の実施の形態に係る導光体の全体に渡って略均一な強さの光の照射が可能となる。
また、導光体1等の長尺方向端面には、平坦面7とされ、その中央に長尺方向端部から膨らんでいる入射レンズ3が配置されている。入射レンズ3によって、LED21から発せられた光は、平行光に近づけた光となって導光体1等内に入る。そのため、導光体1等の長尺方向の両端部分の光が減少し、中央側に導かれる光が多くなり出射光が均一化される。また、平行光に近いが全くの平行光ではないため、プリズム部4のうち同一のプリズム面で反射される光は、入射角がわずかに異なるものを含むこととなり、次のような問題を回避することができる。すなわち、全くの平行光であると、隣接するプリズム部4,4Aの面で反射される光の間に、反射光量が少ない部分が生じ、出射光に強弱の縞状分布が生じてしまうという問題が生ずるが、平行光でない光が混じるため、このような問題を防ぐことができる。また、図2に示すように、光散乱導光部5は、入射レンズ3が配置される部分以外の平坦面7から導光部の長尺方向に延びるように設けられている。図4に示すように、LED21から直接入射レンズ3を通る光の多くは導光体1等の両端部ではなく中央部からの出射光となる。光が散乱されて導光体1等の中央部から出射されなくなるといったことが、この構成によって抑制される。
また、導光体1Aは、上述したように、図11に示すプリズム部4Aの形状となっている。そのため、導光体1Aの全ての範囲において光の出射方向を出射面6Aに対し略垂直とすることができ、導光体1Aからの光の出射をより均一にすることができる。なお、プリズム部4Aの角度A,Bを適宜選択することで、全ての出射方向を出射面6Aに対して垂直でない方向とすることができる。
また、導光体1等の光散乱導光部5に含有される光散乱粒子は、散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτとしたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、上述の光散乱導光部5の長さα/2に対して、5<α/(2×τ)<50の範囲内としている。このことによって、導光体1等の両端部から出射される強い光を適度に散乱させて、導光体1等からの光の出射をより均一にすることができる。
また、光散乱導光部5の軸方向の長さα/2は、導光体1等の軸方向の長さLに対して、L/30<α/2<L/4の範囲内とされている。このことによって、導光体1等の両端部から出射される強い光が出射する範囲の光を十分に光散乱導光部5により散乱することができる。そして、出射光の過度な散乱を抑え、導光体1等からの光の出射の均一性を阻害しないようにすることができる。
また、上述の光散乱導光部5の厚みtは、上述の導光体1等の厚みTに対して、T/20<t<T/2の範囲内とされている。このことによって、導光体1等の両端部から出射される強い光を適度に散乱させるために好適な光散乱導光部5の厚みを確保できる。
また、第2の実施の形態に係る導光体においては、光散乱導光部5の上述の濁度τの値を、光散乱導光部5以外の第2の実施の形態に係る導光体の値より大きくしている。そのため、過度な散乱によって、光源であるLED21から離れた位置にある導光体の中央部からの出射光量の減少を抑制できる。
また、導光体1等のうち光散乱導光部5以外の部分と光散乱導光部5が2材成形によって一体とされている。そのため、両者を一体として取り扱うことができ取り扱い性に優れるものとなる。
(第1変形例)
図13は、発光装置20等の第1変形例の発光装置20Bで、図2に相当する側面図である。発光装置20Bの各構成要素については、発光装置20に対応する構成要素には、それと同一の符号を付している。発光装置20Bは、出射面6が平坦面とされている以外は、発光装置20と同一の構成である。このような発光装置20Bの構成にすることによって、出射面6から出射する光は、出射面6から所定距離離れた位置に光軸M1と平行な線状とはならず、導光体1等の短尺方向に広がることとなる。なお、
導光体1等の短尺方向中央部における出射面6と直交する方向の光散乱導光部5の厚み寸法tは、図13に示すように他の部位の厚み寸法よりも短くなる。なお、図13における光散乱導光部5を短尺方向で全て同じ厚み寸法tを有するものとしても良い。
(第2変形例)
図14は、発光装置20等の第2変形例の発光装置20Cで、図2に相当する側面図である。発光装置20Cの各構成要素については、発光装置20に対応する構成要素には、それと同一の符号を付している。発光装置20Cは、出射面6が凹面とされている以外は、発光装置20と同一の構成である。このような発光装置20Cの構成にすることによって、出射面6から出射する光は、導光体1等の短尺方向に、より広がることとなる。なお、導光体1等の短尺方向中央部における出射面6と直交する方向の光散乱導光部5の厚み寸法tは、図14に示すように、他の部位の厚み寸法よりも短くなる。なお、図14における光散乱導光部5を、短尺方向の下面が曲線状ではなく直線状となるものとしても良い。
このような、出射面6から出射する光が導光体1等の短尺方向に広がる発光装置20B,20Cは、たとえば照明装置等の用途に、より適している。逆に、出射面6から所定距離離れた位置に集まりその位置に用紙を置いた場合、その用紙には光軸M1と平行な線状の照明状態が映し出される発光装置20は、たとえばスキャナ用の光源等の用途に、より適している。
(他の形態)
以上、本発明の実施の形態における光学素子(導光体1等)ならびに発光装置20等および発光装置20B,20Cについて説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更実施可能である。たとえば、光学素子としては、導光部を円柱状の形状のもので構成しても良い。また、たとえば、発光装置としては、電球の傘のような反射部材を付加して構成しても良い。
本発明の実施の形態に係る発光装置20等,および発光装置20B,20C、および導光体1等は、棒状の導光体1等と、導光体1等の長尺方向端部から入射された光を出射面6,6Aから出射し、出射面6,6Aのうち、導光体1等の長尺方向端部領域に、出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを後方側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを出射面6,6Aから出射させる光散乱導光部5が導光体1等の一部として設けている。また、発光装置20等,および発光装置20B,20Cは、導光体1等に光を入射するLED21と、鏡面部材22を有している。しかし、鏡面部材22は、省略することができる。ただし、LED21から出射される光を有効活用する観点からは、発光装置20等,および発光装置20B,20Cは、鏡面部材22を備えていることが好ましい。また、発光装置20等,および発光装置20B,20Cが鏡面部材22を備える場合であっても、鏡面部材22は、図5における縦断面が放物線状の曲線を描くカップ状の形状をしている必要はなく、球面形状等の他の形状をしていても良い。また、発光部材としては、チップ型のLED21に限らずディスクリート型のLED、有機EL素子等、他の発光部材を採用できる。
また、発光装置20等,および発光装置20B,20Cは、LED21をプリズム部4,4A側にシフトして配置している。しかし、LED21は、出射面6,6A側にシフトして配置しても良い。また、LED21は、図5の下側から斜め上側に向かって入射レンズ3に対して光を照射するようにしても良い。たとえば、LED21の出射光の中心線が導光体1等の中心軸(光軸M1)に対して平行でなく45°や20°等傾けてチルト配置しても良い。また、発光装置20等,および発光装置20B,20Cに用いられるLED21は、導光体1等の中心軸(光軸M1)と出射面6,6Aとの中間位置に配置した上で、プリズム部4,4Aの方向に向けて導光体1等の中心軸(光軸M1)に対して45°(チルト量)等傾けてチルト配置しても良い。これらのシフト位置およびチルト量は、適宜変更できる。たとえば、シフト位置は、導光体1等の中心軸(光軸M1)から伸びて出射面6,6Aと直交する線上、または導光体1等の中心軸(光軸M1)から伸びてプリズム部4,4Aと直交する線上で適宜設定できる。また、チルト量は、たとえば発光装置20等,および発光装置20B,20Cのように全くチルトしていない状態から、LED21の発光面が導光体1等の中心軸(光軸M1)に向かうように5°〜85°の範囲で適宜設定するようにしても良い。
また、導光体1,1Aのうち、光散乱導光部5以外の部分は、透明体とされている。この透明体は、無色透明、有色透明のいずれであっても良い。また、このことは、第2の実施の形態に係る導光体の光散乱導光部5以外の部分の光散乱粒子を除いた部分についても同様である。導光部の中央付近の最低照度H1と、端部の最高照度H2との比(H2/H1)は、スキャナ用としては、1.2〜2.3の間が好ましく、1.4〜2.0の範囲がさらに好ましい。また、通常の照明用としては、H2/H1は、1.1〜1.7の範囲が好ましく、1.2〜1.4の範囲がさらに好ましい。これは、H2/H1の値を小さくしようとすると、両端部の明るさを落とすか、中央部の明るさを増す必要があるが、そのような工夫は全体の光効率を落とす場合が多いため、H2/H1の値は、1.1以上が好ましいのである。
また、導光体1等の長尺方向端面には、平坦面7とされ、その中央に長尺方向端部から膨らんでいる入射レンズ3が配置されている。しかし、平坦面7を省略し、導光体1等の長尺方向端面全体を入射レンズ3とすることができる。このような例を図15に示す。図15の左側は、このような導光体の構成を示す側面図であり、導光体1における図2に相当する図である。また、図15の右側は、このような導光体の端部の構成を示す正面図であり、導光体1における図1の一部に相当する図である。また、入射レンズ3を省略して、導光体1等の長尺方向端面全体を平坦面7とすることができる。さらに、導光体1等の長尺方向端面に入射レンズ3を設ける場合であっても、その周囲は平坦な平坦面7ではなく、たとえば、円錐台形の側面等の他の形状としても良い。
また、導光体1等のうち導光体1A以外は、プリズム部4を有しており、導光体1Aは、図9に示すプリズム部4Aを有している。しかし、光を方向転換する方向転換部には、鋸歯状のプリズム部4,4Aではなく、底面を傾斜させまたは傾斜させないで、底面にミラー、白色面等、光を反射する部材を設けるようにしても良い。
また、光散乱導光部5に含有される光散乱粒子は、光散乱導光部5の散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτとしたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、上述の光散乱導光部5の長さα/2に対して、5<α/(2×τ)<50の範囲内としている。また、光散乱導光部5の軸方向の長さα/2は、上述の導光体1の軸方向の長さLに対して、L/30<α/2<L/4の範囲内としている。さらに、上述の光散乱導光部5の厚みtは、上述の導光体1の厚みTに対して、T/20<t<T/2の範囲内としている。しかし、発光装置20等,および発光装置20B,20C、ならびに導光体1等の大きさ、長さ、用いる材料等によってこれらの範囲は、適宜変更することができる。
また、第2の実施の形態に係る導光体においては、光散乱導光部5の上述の濁度τの値を、光散乱導光部5以外の第2の実施の形態に係る導光体の値より大きくしている。しかし、発光装置20等,および発光装置20B,20C、ならびに導光体1等の大きさ、長さ、用いる材料等によってこれらの範囲は、第2の実施の形態に係る導光体における光散乱導光部5の上述の濁度τの値を、光散乱導光部5以外の第2の実施の形態に係る導光体の値より小さくすることができる。たとえば、第2の実施の形態に係る導光体の長尺方向端部よりも中央部の方が出射光量が多くなるような場合等には、光散乱導光部5以外の第2の実施の形態に係る導光体の濁度τの値をより大きくすることでその導光体全体に渡って均一な出射光量を得ることができる。
さらに、導光体1等には、PMMA製のものを用いているが、その他のアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で、透明性の高い非晶質の合成樹脂であるアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート等の他の透光性樹脂やガラス等を材質としたものを用いることができる。また、入射レンズ3は、平行光形成体として機能する。同じ平行光形成体を得るためには、たとえばLED21を導光体1等とは逆方向に向けて配置した場合、鏡面部材22が平行光形成体となる。このように凹面反射鏡を平行光形成体としても良い。
また、光散乱粒子の材質、形状、粒径等の諸条件は適宜設定できる。たとえば、光散乱粒子は、その粒子径が2μmから9μmの球状かつ透光性のシリコーン粒子としている。しかし、光散乱粒子は、透光部材1内の光を多重散乱するものであれば、その材質、形状、粒子径等を問わず、種々のものを用いることができる。ただし、光散乱導光部5が入射光の前方散乱を適切な範囲で大きくするためには、粒子径が2μmから9μm、より好ましくは5μmから9μmの球状かつ透光性のシリコーン粒子を用いることが好ましい。
また、入射光の前方散乱(=入射光の方向と同方向への散乱)を適切なものとするためには、導光体1等の内部へ入射した光の平均自由行程の調整も重要である。平均自由行程は、たとえば光散乱導光部5の厚みを上述のようにtとすると、「(1/4)×t」から「(1/2)×t」の範囲とすることが好ましい。平均自由行程を「(1/4)×t」以上とすることで、後方散乱を大きくし過ぎずに、入射光に対する出射光の効率の低下を抑えることができる。平均自由行程を「(1/2)×t」以下とすることで、前方散乱を大きくし過ぎずに、光の強弱の縞状分布を適切に抑制できる。このことは、光散乱粒子として粒子径が2μmから9μmまたは5μmから9μmの球状かつ透光性のシリコーン粒子を用いた場合に特にあてはまる。
また、導光体1等の両端ではなく一端のみにLED21および/または入射レンズ3を配置することとしても良い。さらに、LED21および/または入射レンズ3は、導光体1等の両端部または一端に2つ以上配置されていても良い。
1,1A 導光体(光学素子)
3 入射レンズ(凸レンズ)
4,4A プリズム部(方向転換部)
5 光散乱導光部
6,6A 出射面
7 平坦面
20,20A,20B,20C 発光装置
21 LED(光源)
A 一方の長尺方向端部からの入射する光を反射する反射面の角度
B 他方の長尺方向端部からの入射する光を反射する反射面の角度
τ 濁度(散乱係数、散乱パラメータ)
α 光散乱導光部の中心軸方向の長さ
L 導光部の軸方向の長さ
t 導光部の短尺方向中央部における出射面と直交する方向の光散乱導光部の厚み
T 出射面と直交する方向の導光部の厚み

Claims (13)

  1. 棒状の導光部と、上記導光部に光を入射する光源と、上記導光部の長尺方向端部から入射された光を出射面から出射する発光装置において、
    上記導光部の長尺方向端部側には、上記出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを入射方向と同じ方向側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを上記出射面から出射させる光散乱導光部が設けられていることを特徴とする発光装置。
  2. 請求項1記載の発光装置において、
    前記長尺方向端部側から入射した光を前記出射面に向くように方向転換させる方向転換部をさらに備え、
    前記光源は、前記導光部の中心軸から上記方向転換部に近づく側または上記方向転換部から離れる側にシフトさせることにより、前記導光部に入射してきた光を前記導光部の前記出射面または上記方向転換部に向くように構成したことを特徴とする発光装置。
  3. 棒状の導光部と、上記導光部の長尺方向端部から入射された光を方向転換させる方向転換部とを有し、上記方向転換部と対向するように配置された出射面から上記方向転換部によって方向転換された光を出射する光学素子において、
    上記出射面のうち、上記導光部の長尺方向端部側には、上記出射した光を多重散乱させかつ入射してきた光の多くを入射方向と同じ方向側に導く光散乱粒子を含有し、入射してきた光の多くを上記出射面から出射させる光散乱導光部が上記導光部の一部として設けられていることを特徴とする光学素子。
  4. 請求項3記載の光学素子において、
    前記導光部のうち、前記光散乱導光部以外の部分は、透明体とされる、または透明体に前記光散乱粒子が前記光散乱導光部よりも低い含有率で含まれていることを特徴とする光学素子。
  5. 請求項3または4記載の光学素子において、
    前記導光部の長尺方向の両端面には、前記長尺方向端部から膨らむように凸レンズ形状の入射レンズが配置され、
    前記光散乱導光部は、上記入射レンズが配置される部分以外の上記端面から前記導光部の長尺方向に延びるように設けられていることを特徴とする光学素子。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の光学素子において、
    前記光散乱導光部は、前記導光部の両端にそれぞれ設けられ、
    前記方向転換部は、断面三角形状のプリズムとされ、
    各プリズムの頂点を結ぶ線に対する反射面の角度であって一方の前記長尺方向端部からの入射する光を反射する反射面の角度をAとし、他方の前記長尺方向端部からの入射する光を反射する反射面の角度をBとしたとき、前記一方の長尺方向端部領域においては、A<Bとなり、前記他方の長尺方向端部領域においては、A>Bとなり、
    前記導光部の長尺方向中央領域においては、A=Bとなっていることを特徴とする光学素子。
  7. 請求項6に記載の光学素子において、
    前記光散乱導光部に含有される前記光散乱粒子は、散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτとし、前記各光散乱導光部の中心軸方向の長さをα/2としたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、
    5<α/(2×τ)<50の範囲内とされることを特徴とする光学素子。
  8. 請求項7に記載の光学素子において、
    前記導光部のうち、前記光散乱導光部以外の部分にも、前記光散乱粒子を含み、
    前記光散乱導光部以外の部分に含有される前記光散乱粒子は、散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度をτとし、前記導光部の軸方向の長さをLとしたとき、平均散乱回数を示す平均散乱回数値が、
    0<L/τ<60の範囲内とされ、かつ前記光散乱導光部の平均散乱回数値が前記光散乱導光部以外の導光部の値より大きくされることを特徴とする光学素子。
  9. 請求項6に記載の光学素子において、
    前記光散乱導光部の散乱係数に相当する散乱パラメータである濁度の値を、前記光散乱導光部以外の前記導光部の値より大きくしたことを特徴とする光学素子。
  10. 請求項3から9のいずれか1項に記載の光学素子において、
    前記光散乱導光部の軸方向の合計の長さをαとし、前記導光部の軸方向の長さをLとしたとき、
    L/15<α<L/2の範囲内とされることを特徴とする光学素子。
  11. 請求項3から9のいずれか1項に記載の光学素子において、
    前記導光部の短尺方向中央部における前記出射面と直交する方向の前記光散乱導光部の厚みtは、前記出射面と直交する方向の前記導光部の厚みをTとしたとき、
    T/20<t<T/2の範囲内とされることを特徴とする光学素子。
  12. 請求項3から9のいずれか1項に記載の光学素子と、その光学素子の両端または一端に配置される光源と、を有することを特徴とする照明装置。
  13. 請求項12に記載の照明装置において、
    前記光源をLEDとし、このLEDを前記光学素子の長尺方向端部の中央より前記出射面とは反対となる面に近づく位置に配置したことを特徴とする照明装置。
JP2009147042A 2009-06-19 2009-06-19 発光装置および光学素子 Expired - Fee Related JP5363884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147042A JP5363884B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 発光装置および光学素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147042A JP5363884B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 発光装置および光学素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011003476A true JP2011003476A (ja) 2011-01-06
JP5363884B2 JP5363884B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=43561279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009147042A Expired - Fee Related JP5363884B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 発光装置および光学素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5363884B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145710A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Kyocera Document Solutions Inc 光照射装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2013161645A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Nittoh Kogaku Kk 照明装置
JP2015011968A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 スタンレー電気株式会社 照明装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106796018B (zh) * 2014-09-30 2021-05-14 株式会社东芝 光学元件以及照明装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08179130A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Hokuto Seisakusho:Kk 液晶表示用導光板
JP2003161839A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Alps Electric Co Ltd 導光体、面発光体および液晶表示装置
JP2004200128A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Koninkl Philips Electronics Nv 補助光源及びそれを用いたフロントライト
JP2007279593A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Funai Electric Co Ltd 液晶表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08179130A (ja) * 1994-12-21 1996-07-12 Hokuto Seisakusho:Kk 液晶表示用導光板
JP2003161839A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Alps Electric Co Ltd 導光体、面発光体および液晶表示装置
JP2004200128A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Koninkl Philips Electronics Nv 補助光源及びそれを用いたフロントライト
JP2007279593A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Funai Electric Co Ltd 液晶表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145710A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Kyocera Document Solutions Inc 光照射装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2013161645A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Nittoh Kogaku Kk 照明装置
JP2015011968A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 スタンレー電気株式会社 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5363884B2 (ja) 2013-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5172592B2 (ja) 光学素子および発光装置
WO2010058554A1 (ja) 光学素子および発光装置
JP5336880B2 (ja) 発光装置
JP5306799B2 (ja) 光学素子および発光装置
JP5656461B2 (ja) 発光装置
US8807816B2 (en) Luminaire with Functionality-enhancing structure
JP5543157B2 (ja) 光学素子および発光装置
JP5606137B2 (ja) 光学ユニット
JP6223746B2 (ja) 片面発光タイプの透明な導光板、およびこの導光板を用いた面発光装置
JP6214151B2 (ja) 照明装置
KR101426600B1 (ko) 액정 디스플레이의 면 광원 장치를 위한 광 산란 렌즈
KR20060115124A (ko) 균일한 광분포를 얻기 위한 광방출기 및 상기 광방출기를이용한 백라이트 유닛
JP5363884B2 (ja) 発光装置および光学素子
JP2011249141A (ja) 発光装置
CN110291327B (zh) 面光源装置及显示装置
JP5336879B2 (ja) 光学素子および発光装置ならびに道路灯
JP5401331B2 (ja) 光学素子および発光装置
JP2012160438A (ja) 導光体および発光装置
JP2011228204A (ja) 発光装置
JP6012972B2 (ja) 照明装置
JP5712271B2 (ja) 光学素子および発光装置
US20200348566A1 (en) Light bundle control member, light emitting device, area-light source device, and display device
JP2011113717A (ja) 照明装置
US20090097278A1 (en) Light Indicator
JP2012054083A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5363884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees