JP2012054083A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】導光体に設けた段差によるプリズム形状により生じる影の発生を抑制して均一な照光を得る。
【解決手段】光を放射する光源1と、光源1からの光を入光させる入光面2aと、入光面2aを通じて入光した光を反射させる反射部3と、反射部3において反射された光を出光することにより照光される照光部4とを有する導光体2とを備え、反射部3は導光体2の照光部4近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部3bを有し、段差部3bの立壁部の長手方向に曲面で形成された凹部3cが複数配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】光を放射する光源1と、光源1からの光を入光させる入光面2aと、入光面2aを通じて入光した光を反射させる反射部3と、反射部3において反射された光を出光することにより照光される照光部4とを有する導光体2とを備え、反射部3は導光体2の照光部4近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部3bを有し、段差部3bの立壁部の長手方向に曲面で形成された凹部3cが複数配置されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、点光源からの光を導光し、照光範囲に均一拡散させて照明する薄型の照明装置に関するものである。
従来の薄型照明装置として、LEDのような点光源と、任意の照光範囲(照光部)まで光を導く導光体および照光範囲を均一に照光させるための拡散手段を有する構成が知られている。図9に従来の照明装置の構成を示す。図9(a)は従来の照明装置の構成を示す斜視図、図9(b)は側面図、図9(c)は図9(b)を矢印X方向から見た図である。
照明装置は薄型化を図るため、図9に示すように光源91を照光範囲より外側、かつ導光体92外周端に配置し、導光された光が照光部94において視認したい方向へ光が多く放出されるように導光体92の裏面側にプリズム状の凹凸を有する反射面93を設け、光を反射させて照光する構造を有している。光源91から入射される光に対して視認させたい方向(入射光に対して垂直であることが多い)に反射させる角度が必要となり、薄型の導光体92を実現させるために、反射面93に階段状の凹凸溝を入れてプリズム状の凹凸を形成している。
しかし、反射面93にプリズム状の凹凸を形成すると、均一平面で反射させることができず、凹凸溝の切替点が影となり照光部94に縞模様の影94aが発生してしまう。そのため、照光部94において均一な照光を得るためには反射光を拡散させる必要がある。この拡散手段として、特許文献1には照光面側に光拡散板を配置し、照光部における輝度の均一性を確保する構成が開示されている。
しかしながら、上述した特許文献1の照明装置では、部品点数が増える、組み立て工数が増える、量産におけるばらつき要素が増えるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、導光体を介して視認した方向への光量を確保するとともに、均一な照光を得る照明装置を提供することを目的とする。
この発明は、光を放射する光源と、光源からの光を入光させる入光面と、入光面を通じて入光した光を反射させる反射部と、反射部において反射された光を出光することにより照光される照光部とを有する導光体とを備え、反射部は、導光体の照光部近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部を有し、段差部の立壁部の長手方向に曲面で形成された凹部が複数配置されているものである。
この発明によれば、光源から入光面を通じて入光した光を反射させる反射部が導光体の照光部近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部を有し、段差部の立壁部の長手方向に曲面で形成された凹部を複数配置するように構成したので、省スペース、且つ均一拡散性を確保した照明装置を得ることができる。さらに、部品点数が抑制され、組み立て工数および量産時のばらつき要素を低減することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による照明装置の構成を示す斜視図である。
この実施の形態1による照明装置は、LEDなどで構成される光源1、光源1の上方には導光体2が配置され、当該導光体2は反射部3と照光部4とを備えている。光源1において照射された光は導光体2の入光面2aを介して導光体2内部に入射され、上方向に導光される。反射部3および照光部4は導光体2の上部に設けられており、上方向に導光された光が反射部3において反射され、反射光が照光部4から放出されることにより照光部4が照光する。反射部3の設置角度により照光部4から放出される光の向きが決定される。この実施の形態1による照明装置は、例えば、GEPON−ONUの電源やアラームなどの表示ランプ部を光らせるための導光部品として用いられる。
図1は、この発明の実施の形態1による照明装置の構成を示す斜視図である。
この実施の形態1による照明装置は、LEDなどで構成される光源1、光源1の上方には導光体2が配置され、当該導光体2は反射部3と照光部4とを備えている。光源1において照射された光は導光体2の入光面2aを介して導光体2内部に入射され、上方向に導光される。反射部3および照光部4は導光体2の上部に設けられており、上方向に導光された光が反射部3において反射され、反射光が照光部4から放出されることにより照光部4が照光する。反射部3の設置角度により照光部4から放出される光の向きが決定される。この実施の形態1による照明装置は、例えば、GEPON−ONUの電源やアラームなどの表示ランプ部を光らせるための導光部品として用いられる。
図2は、この発明の実施の形態1による照明装置の構成を示す側面図である。図2では、光源1からの光の入射方向Pおよび光の視認方向Q1,Q2を示している。光の入射方向Pと光の視認方向Q2が直交する場合、即ち入射方向Pに対して垂直方向となる視認方向Q2への輝度を確保する場合には、スネルの法則に則り反射部3は、光の入射方向Pに対して45度付近の角度を有する面として設置される。
図3(a)は反射部の拡大斜視図、図3(b)は反射部の拡大正面図である。
反射部3は、照光部4において照光したい方向に多くの光量が得られるように角度が調整された反射面3aを有し、当該反射面3aには長手方向に階段状に変化する複数の段差部3bが形成されている。段差部3bの立壁部にはディンプル形状である略半球面の凹部3cが立壁部の長手方向に所定のピッチで複数形成されている。複数の凹部3cを備えることにより、拡散光を得ることができる。
反射部3は、照光部4において照光したい方向に多くの光量が得られるように角度が調整された反射面3aを有し、当該反射面3aには長手方向に階段状に変化する複数の段差部3bが形成されている。段差部3bの立壁部にはディンプル形状である略半球面の凹部3cが立壁部の長手方向に所定のピッチで複数形成されている。複数の凹部3cを備えることにより、拡散光を得ることができる。
凹部3cの詳細な形状を示すために、図3(c)および図3(d)において反射部3の段差部3bの記載を省略し、反射面3a上に凹部3cのみを記載した拡大斜視図および拡大正面図を示している。図3(c)および図3(d)から分かるように、凹部3cは略半球面の形状を有している。
図3(e)は、図3(a)のA−A断面図である。反射部3の段差部3bの立壁部に略半球面の複数の凹部3cを備えることより、図3(e)に示すような拡散光を得ることができる。当該拡散光により、照光部4において段差部3bにより発生する縞模様状の影を見えにくくすることができる。
図3(e)は、図3(a)のA−A断面図である。反射部3の段差部3bの立壁部に略半球面の複数の凹部3cを備えることより、図3(e)に示すような拡散光を得ることができる。当該拡散光により、照光部4において段差部3bにより発生する縞模様状の影を見えにくくすることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、設置角度が調整された反射面3aの長手方向に階段状に変化する複数の段差部3bを形成し、当該段差部3bの立壁部にディンプル形状である略半球面の凹部3cを形成するように構成したので、反射面3aの段差部3bにより照光部4に発生する縞模様状の影を抑制し、照光の均一性を確保することができる。
また、この実施の形態1によれば、光拡散板を用いることなく、反射面3a上の凹部3cにより照光部4における照光の均一性を確保するように構成したので、部品点数を抑制することができ、組み立て工数の削減および量産時のバラツキ要素を低減させることができる。
また、この実施の形態1によれば、反射部3において拡散光を発生させるように構成したので、照光部4の意匠面に影響を与えることなく拡散光を発生させることができ、意匠性に優れた照明装置を提供することができる。例えば、照光部4を鏡面仕上げした意匠面とすることも可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、反射部3に略半球面の凹部3cを形成する例を示したが、凹部3cの形状は適宜変更可能である。図4は実施の形態1による照明装置の他の構成例を示す図であり、図4(a)は照明装置の側面図、図4(b)は図4(a)のB−B断面図である。図4(a)に示すように、凹部3cを円錐形状のような曲面で構成してもよい。図4(b)に示すように円錐形状の頂点を導光体2内部方向に向けて配置する。円錐形状の側面により形成される曲面により拡散光を得ることができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による照明装置の構成を示す図である。図5(a)は照明装置の側面図であり光の進路を模式的に示した図である。また図5(b)は図5(a)の照明装置を矢印C方向から見た図である。
この実施の形態2では、反射面3aに段差部3bのみを設けている。実施の形態1において示した段差部3bの凹部3cに変えて、導光体2内部に拡散層5を形成することにより、照光の均一性を確保する構成を示す。ここでは、2回に分けて異種材料の射出成形を行う2色成形の技術を用いて導光体2内部に拡散層5を設ける構成を示す。
図5は、この発明の実施の形態2による照明装置の構成を示す図である。図5(a)は照明装置の側面図であり光の進路を模式的に示した図である。また図5(b)は図5(a)の照明装置を矢印C方向から見た図である。
この実施の形態2では、反射面3aに段差部3bのみを設けている。実施の形態1において示した段差部3bの凹部3cに変えて、導光体2内部に拡散層5を形成することにより、照光の均一性を確保する構成を示す。ここでは、2回に分けて異種材料の射出成形を行う2色成形の技術を用いて導光体2内部に拡散層5を設ける構成を示す。
導光体2はプラスチック材の射出成形により製造される場合が多く、主原料には無色透明な材料でポリカーボネート(PC)やポリメタクリル酸(PMAA)といったプラスチック材で光を減衰させずに導光できる透明度の高いものが用いられる。これに対して、拡散層5の成形材料としては、拡散ビーズ入りのプラスチック材料や、着色(一般的には乳白色)材料を用いることで高い拡散効果が期待できる。拡散ビーズ入りのプラスチック材料や着色材料は拡散効果が高い反面、光を減衰させる要因を持ち合わせているため、導光体2全てを拡散層5に適した材料で成形すると、照光部4において得られる輝度が低下してしまう。そのため、拡散層5は均一に照光させたい照光部4付近に配置し、可能な限り薄く、且つ十分な拡散効果を発揮できるような最適条件で設計することが望ましい。
図5(a)に示すように、拡散層5は導光体2内部であり照光部4近傍に、照光部4と平行となる面に配置されている。光源1から入光面2aを介して導光体2内部に入射された光は反射部3の反射面3aにおいて反射されて拡散層5に入り、当該拡散層5において拡散されて照光部4から放出される。照光部4から拡散光が放出されるため、図5(b)に示すように照光部4に縞模様状の影が発生するのを抑制することができる。
さらに、導光体2と拡散層5を異種材料により成形する構成に加え、図6(a)から図6(d)に示すように拡散層5の入光面と出光面に凹凸形状を設けてもよい。これによりさらに十分な拡散効果が得られ照光部4に縞模様状の影が発生するのを抑制することができる。なお、当該凹凸形状の配置は、入光面のみ、出光面のみ、あるいは入光面および出光面のいずれでも良い。
図6(a)は短手方向に複数の山型凹凸溝を所定ピッチで配列した拡散層5の入光面/出光面5aを示し、図6(b)は長手方向に複数の山型凹凸溝が所定ピッチで配列した入光面/出光面5bを示している。また、図6(c)は短手方向および長手方向に四角形状の凹部を配置した入光面/出光面5cを示し、図6(d)は短手方向および長手方向に四角形状の凸部を配置した入光面/出光面5dを示している。拡散層5を異種材料により成形する構成に加え、さらに入光面および出光面に凹凸部を設けることにより、より高い拡散効果を得ることができる。
なお、拡散層5の入光面および出光面の形状は図6(a)から(d)以外であっても、拡散効果が得られる形状であれば適宜適用可能である。また、拡散層5の入光面および出光面凹凸形状によっては、拡散層5の入光面の凹凸形状と、出光面の凹凸形状とを直行配置するように構成してもよい。また、拡散層5の入光面と出光面に設ける凹凸形状のピッチを変化させてもよい。凹凸形状の配置やピッチを変化させることにより光の指向性を変えて、照光部4に発生する影を抑制することができる。
また、拡散層5の入光面と出光面にそれぞれ異なる凹凸形状を適用してもよい。例えば、入光面に図6(a)で示した山型凹凸溝を適用し、出光面に図6(c)で示した四角形状の凹部を適用してもよい。図6(a)から図6(d)で示した例を用いた場合、(入光面の形状4種類)×(出光面の形状4種類)の計16通りの組み合わせが生まれる。さらに、凹凸形状の配置やピッチを変化させた場合には、無数の組み合わせを適用することができる。また、入光面および出光面に図6(c)や図6(d)を適用した場合、拡散層5の外側に対して凸と凸、凸と凹、凹と凸、凹と凹と適宜組み合わせることができる。
さらに、拡散層5の入光面および出光面に、図6(a)から(d)に示す凹凸形状を設けると、導光体2と拡散層5の材質の違いによる内部の拡散のみではなく、導光体2と拡散層5の境界面における異種材料の屈折率の違いによる拡散効果も得ることができる。
そのため、拡散層5を例えば導光体2の主原料と同じ系統の透明度の高い材料を用いて形成した場合にも、屈折率の異なる異種材料であれば拡散層5の入光面および出光面に設けた凹凸形状により拡散効果を得ることができ、照光部4に縞模様状の影が発生して輝度が低下するのを抑制することができる。
そのため、拡散層5を例えば導光体2の主原料と同じ系統の透明度の高い材料を用いて形成した場合にも、屈折率の異なる異種材料であれば拡散層5の入光面および出光面に設けた凹凸形状により拡散効果を得ることができ、照光部4に縞模様状の影が発生して輝度が低下するのを抑制することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、異種材料を用いた射出成形により導光体2内部に拡散層5を形成し、例えば導光体2には光を減衰させずに導光できる透明度の高い材料を用い、拡散層5には高い拡散性を有する材料を用いるように構成したので、反射面3aの段差部3bにより照光部4に発生する縞模様状の影を抑制し、照光の均一性を確保することができる。
また、この実施の形態2によれば、拡散層5の入光面および出光面に凹凸形状を設けるように構成したので、より高い拡散性を得ることができる。また、導光体2と拡散層5との境界面における屈折率の違いによる拡散効果を得ることができる。これらの拡散効果により反射面3aの段差部3bにより照光部4に発生する縞模様状の影を抑制し、照光の均一性を確保することができる。
実施の形態3.
次に、上述した拡散層5の異なる構成例を示す。この実施の形態3では、拡散効果を有するフィルムシートをインサート成形することにより拡散層5を形成する構成を示す。
フィルムシートとしては、拡散効果を有すると共に、たとえばメッシュ形状や所定の間隔で穴部分が形成されているものを用いる。フィルムシートのメッシュ形状や穴部分により、導光体2を構成する部材と拡散層5を構成する部材の2種類の部材の密着性を向上させることができる。
また、フィルムシートとして、ガラス繊維などを用いたメッシュ素材を用いてもよい。拡散層5のインサート部材にガラス繊維などを使用すると、導光体2と拡散層5との材質の屈折率の違いによる拡散効果を得ることができ、透明度の高い材質であっても拡散層5を形成することができる。透明度の高い材質を用いて拡散層5を形成することにより、光源1から入射される光の減衰を最小限に抑制することができる。
次に、上述した拡散層5の異なる構成例を示す。この実施の形態3では、拡散効果を有するフィルムシートをインサート成形することにより拡散層5を形成する構成を示す。
フィルムシートとしては、拡散効果を有すると共に、たとえばメッシュ形状や所定の間隔で穴部分が形成されているものを用いる。フィルムシートのメッシュ形状や穴部分により、導光体2を構成する部材と拡散層5を構成する部材の2種類の部材の密着性を向上させることができる。
また、フィルムシートとして、ガラス繊維などを用いたメッシュ素材を用いてもよい。拡散層5のインサート部材にガラス繊維などを使用すると、導光体2と拡散層5との材質の屈折率の違いによる拡散効果を得ることができ、透明度の高い材質であっても拡散層5を形成することができる。透明度の高い材質を用いて拡散層5を形成することにより、光源1から入射される光の減衰を最小限に抑制することができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、拡散効果を有し、さらに部材間の密着性を向上させるメッシュ形状や所定の間隔で穴部分が形成されたフィルムシートをインサート成形して拡散層5を形成するようにしたので、導光体2と拡散層5との界面剥離を回避し、機械的な接着強度を向上させることができる。
また、この実施の形態3によればガラス繊維など透明度の高い材質を用いたメッシュ素材をインサート部材として拡散層5を構成したので、導光体2と拡散層5との屈折率の違いによる拡散効果を得ることができる。また、透明度の高い材質を用いて拡散層5を形成するので、光源1から入射された光の減衰を最小限とし、照光部4における輝度向上を図ることができる。
実施の形態4.
図7および図8は、この発明の実施の形態4による照明装置の構成を示す図である。図7は照明装置の斜視図、図8(a)は照明装置の側面図、および図8(b)は図8(a)の照明装置を矢印C方向から見た図である。
この実施の形態4では、導光体2の上方であり照光部4近傍に複数の穴部2bを形成する。図7に示すように、穴部2bは照光部4と平行となる面上に、当該面の短手方向に貫通するように、さらに当該面の長手方向に所定ピッチで複数配列されている。また、穴部2bは円柱形状を有している。穴部2bの加工は、金型による穴形状の成形のほか、ウォータージェットなどの切削加工、レーザ加工、化学薬液によるエッチング処理などにより行われる。
図7および図8は、この発明の実施の形態4による照明装置の構成を示す図である。図7は照明装置の斜視図、図8(a)は照明装置の側面図、および図8(b)は図8(a)の照明装置を矢印C方向から見た図である。
この実施の形態4では、導光体2の上方であり照光部4近傍に複数の穴部2bを形成する。図7に示すように、穴部2bは照光部4と平行となる面上に、当該面の短手方向に貫通するように、さらに当該面の長手方向に所定ピッチで複数配列されている。また、穴部2bは円柱形状を有している。穴部2bの加工は、金型による穴形状の成形のほか、ウォータージェットなどの切削加工、レーザ加工、化学薬液によるエッチング処理などにより行われる。
光源1から入光面2aを介して導光体2内部に入射された光は反射部3の反射面3aにおいて反射される。図8(a)に示すように、反射された光は、照光部4近傍に設けられた穴部2bの斜め下方向から入射して穴部2bの曲面において拡散される。拡散された光は、照光部4から放出される。このように、穴部2bは、実施の形態2において示した拡散層5と同様の機能を有し、照光部4における縞模様の発生を抑制することができる。
さらに、穴部2b加工の後工程として、当該穴部2bに拡散効果の高い異種材料を充填してもよい。穴部2bを異種材料で充填させることにより、穴部2bが空洞で空気が存在している場合に得られる拡散効果とは異なる効果を得ることができる。
さらに、穴部2b加工の後工程として、当該穴部2bに拡散効果の高い異種材料を充填してもよい。穴部2bを異種材料で充填させることにより、穴部2bが空洞で空気が存在している場合に得られる拡散効果とは異なる効果を得ることができる。
以上のように、この実施の形態4によれば、照光部4近傍の導光体2内に円柱形状の穴部2bを形成するように構成したので、反射部3において反射された光が当該穴部2bの曲面において拡散され、反射面3aの段差部3bにより照光部4に発生する縞模様状の影を抑制し、照光の均一性を確保することができる。
また、この実施の形態4によれば、穴部2bを設け、さらに当該穴部2bに拡散効果の高い異種材料を充填するように構成したので、充填する材料により種々の拡散効果を得ることができる。また、拡散性や屈折率を考慮して充填材料を選択することにより、目的や用途に合わせた拡散効果を得ることができる。
なお、この実施の形態4では円柱状の穴部2bを設ける構成を示したが、円柱状に限定されるものではなく、反射部3において反射された光を拡散することができる形状であれば適宜変更可能である。
なお、この実施の形態4では円柱状の穴部2bが、照光部4と平行となる面の短手方向に貫通するように、さらに当該面の長手方向に所定ピッチで複数配列する構成を示したが、穴部2bの配置はこれに限定されるものではなく、反射部3において反射された光を拡散することができる配置であれば適宜変更可能である。
上述した実施の形態2から実施の形態4によれば、従来の拡散シートに変えて拡散層5や穴部2bを設ける構成としたので、部品点数を削減することができ、組み立て工数の削減および照明装置の性能のバラツキを低減させることができる。また、拡散シートを固定する構造が不要となる。さらに、従来の拡散シートを用いた場合、拡散シート上に意匠部品を設置する必要があったが、本発明の拡散層5や穴部2bを設ける構成では意匠部品を設ける必要がなく意匠性に自由度が生まれる。
なお、本願発明の範囲内において、実施の形態を適宜組合せ、変更、省略等することが可能である。
なお、本願発明の範囲内において、実施の形態を適宜組合せ、変更、省略等することが可能である。
1 光源、2 導光体、2a 入光面、2b 穴部、3 反射部、3a 反射面、3b 段差部、3c 凹部、4 照光部、5 拡散層、5a,5b,5c,5d 入光面/出光面。
Claims (4)
- 光を放射する光源と、
前記光源からの光を入光させる入光面と、前記入光面を通じて入光した光を反射させる反射部と、前記反射部において反射された光を出光することにより照光される照光部とを有する導光体とを備え、
前記反射部は、前記導光体の前記照光部近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部を有し、前記段差部の立壁部の長手方向に曲面で形成された凹部が複数配置されていることを特徴とする照明装置。 - 光を放射する光源と、
前記光源からの光を入光させる入光面と、前記入光面を通じて入光した光を反射させる反射部と、前記反射部において反射された光を拡散する拡散層と、前記拡散層において拡散された光を出光することにより照光される照光部とを有する導光体とを備え、
前記反射部は、前記導光体の前記照光部近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部を有し、
前記拡散層は、前記照光部近傍の前記照光部と平行する面上に形成され、前記導光体と異なる部材で構成されていることを特徴とする照明装置。 - 前記拡散層は、前記導光体に、前記導光体と拡散効果の異なる部材または屈折率の異なる部材を二色成形またはインサート成形することにより形成されていることを特徴とする請求項2記載の照明装置。
- 光を放射する光源と、
前記光源からの光を入光させる入光面と、前記入光面を通じて入光した光を反射させる反射部と、前記反射部において反射された光を拡散する拡散層と、前記拡散層において拡散された光を出光することにより照光される照光部とを有する導光体とを備え、
前記反射部は、前記導光体の前記照光部近傍の壁面に形成され、長手方向に階段状に変化する複数の段差部を有し、
前記拡散層は、前記照光部近傍の前記照光部と平行する面上に形成され、曲面を有する複数の穴部で構成されていることを特徴とする照明装置。
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