JP7482705B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本開示は、天井などに取り付けられる照明装置に関するものである。
LED(Light Emitting Diode)を光源とする天井用照明装置は、光軸が鉛直方向と平行となるようにLEDが配列されたものと、光軸が水平方向と平行となるようにLEDが配列されたものとに大別される。
光軸が鉛直方向と平行である照明装置の場合、LEDの粒々が見えにくく、均斉度の高い面光源を得るため、乳板などの拡散性の高いカバーだけでなく、LEDの光を広角に照射するためのレンズが用いられることが多い。
光軸が水平方向と平行である照明装置の場合、LEDからの光が水平方向に出射されるため、光のムラは軽減され、拡散カバーを用いることのみで均斉度の高い面光源が得られる。例えば、特許文献1には、十分な均斉度を確保するため、照明装置において、光拡散性を有するカバーを備え、水平方向に出射されたLEDの光を拡散して出射することが記載されている。
特開2016-213055号公報
ここで、照明装置において、均斉度を高めるために光源からの光を拡散させる構成を備える場合、光の指向性を制御することが困難となる。しかしながら、照明装置の規定として、特に不快グレアを問題視する環境下では、JIS C 8106に定められている2番目に厳しい基準G1aを満たすようことが求められている。G1aの基準では、照明装置において、鉛直角65°で輝度7200cd/m、鉛直角75°で輝度4600cd/m、および鉛直角85°で輝度4600cd/mの制限値がそれぞれ定められている。
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、均斉度を維持しつつ不快グレアの発生を抑制することが可能な照明装置を提供することを目的とする。
本開示に係る照明装置は、出光面を有する透明カバーと、出光面の法線と交差する方向に光軸を有する光源と、内面に拡散面が形成され、光源を覆う筐体と、を備え、透明カバーは、出光面が形成された底面部と、底面部の一端から上方に延びるL字部と、からなり、L字部は、光源に隣接して配置され、光源から照射される光を光軸とは異なる方向から拡散面に出射する。
本開示に係る照明装置によれば、透明カバーがL字部を有することで、光源からの光を拡散させることができ、高い均斉度を実現するとともに、不快グレアの発生を抑制することができる。
実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図である。 実施の形態1に係る透明カバーの上面斜視図である。 実施の形態1に係る透明カバーのプリズム面を説明する図である。 実施の形態1に係る透明カバーの底面斜視図である。 実施の形態1に係る透明カバーの射出成形の金型の断面模式図である。 実施の形態1に係る照明装置の光源近傍の断面模式図である。 比較例における照明装置の発光部分の空間輝度分布図である。 実施の形態1の照明装置の発光部分の空間輝度分布図である。 実施の形態1に係る照明装置の配光分布図である。 実施の形態2に係る照明装置の光源近傍の断面模式図である。 実施の形態3に係る照明装置の光源近傍の断面模式図である。 実施の形態3に係る透明カバーの射出成形の金型の断面模式図である。 変形例に係る透明カバーのプリズム面の断面模式図である。
以下、本開示に係る照明装置の実施の形態について図面を参照して説明する。各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係または形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明装置100の分解斜視図である。照明装置100は、例えば、2つの照明装置100が1つの照明器具本体にセットとして組み込まれ、約600mm角のグリッド天井に取り付けられるグリッド天井用照明装置であり、上方から室内を照らすものである。照明装置100は、光源モジュール1と、透明カバー2と、筐体3と、側面カバー4および5とで構成されている。なお、図1におけるy方向は、鉛直方向と平行な方向であり、x方向およびz方向は水平方向と平行な方向である。また、x方向はz方向に直交する方向である。また、以下の説明において、照明装置100のx方向において、光源モジュール1が配置されている側を上流側、配置されていない側を下流側と称することがある。
光源モジュール1は、直線状に並べられた複数の光源11を備える。光源11は、例えばLEDである。光源11は、z方向に長尺の基板12の長手方向に沿って表面実装されている。光源モジュール1は、照明装置100が天井に設置された状態において、光源11の光軸が水平方向と平行になるように、鉛直方向に延びる筐体3の側面に取り付けられる。
透明カバー2は、光源11の光が取り出される出光面27(図2)を有し、照明装置100の底面を構成する。透明カバー2は、アクリルまたはポリカーボネートなどの透明樹脂で構成される。本実施の形態の透明カバー2は、アクリルで構成されている。
筐体3は、コの字形状の断面を有し、照明装置100の上面、およびz方向と平行な側面を構成する。筐体3により、光源モジュール1と、透明カバー2の上面とが覆われる。筐体3の内面には、高反射率の拡散面が形成される。
側面カバー4および5は、照明装置100のx方向と平行な側面を構成する。また、側面カバー4および5は、照明装置100を照明器具本体に取り付けるための取付け部41および51を有する。照明装置100は、ネジなどの固定具を介して取付け部41および51が照明器具本体に取り付けられ、照明器具本体が天井に取り付けられることにより、天井に固定される。側面カバー4および5の内面には、それぞれ高反射率の拡散面が形成される。
本実施の形態の照明装置100では、光源11から筐体3、側面カバー4、5、および透明カバー2により形成される内部空間に照射された光が、筐体3、側面カバー4および5の内面を反射して拡散され、透明カバー2から出光される。
図2は、実施の形態1に係る透明カバー2の上面斜視図である。図2では、透明カバー2の光源モジュール1の近傍の端部を部分的に拡大して示している。図2に示すように、透明カバー2は、板状の底面部201と、底面部201の一端から上方に延びるL字部202とからなる。底面部201とL字部202とは射出成形により一体に成形される。L字部202は、光源モジュール1の前方に間隔を空けて配置される(図5)。L字部202は、光導入面21と、プリズム面22と、側部反射面23と、底部反射面24と、出射面25とを有する。
光導入面21は、光源モジュール1から出射される光を取り込む面である。光導入面21は、例えば光源モジュール1側に凸となる曲面であり、L字部202の上端部に形成される。
プリズム面22は、光導入面21から導入された光を散乱させる面である。プリズム面22は、光導入面21と対向し、下方に延びるよう形成される。プリズム面22は、鉛直方向に対して光源11側に傾斜している。図3は、実施の形態1に係る透明カバー2のプリズム面22を説明する図である。図3では、図2に示したプリズム面22を拡大して示している。図3に示すように、プリズム面22は、y方向に延びる底面および頂点を有する二等辺三角形のプリズム221を複数有する。複数のプリズム221は、z方向に並んで配置される。プリズム221の底角は、25°~60°であることが好ましい。なお、プリズム面22を構成するプリズム221は、二等辺三角形に限定されるものではなく、底角が25°~60°であれば、不等辺三角形であってもよい。
図2に戻って、側部反射面23は、プリズム面22により散乱した光を下方へ導く面である。側部反射面23は、光導入面21の下端から下方に延び、プリズム面22とx方向に対向する。
底部反射面24は、側部反射面23により導かれた光を上方の出射面25へ導く面である。底部反射面24は、側部反射面23およびプリズム面22よりも下方において、水平方向に延びるよう形成される。なお、側部反射面23と底部反射面24の間には、光源モジュール1側に突出する直方体形状の突出部241が形成されている。突出部241は、L字部202内の光の反射に影響するものではなく、筐体3への取り付けに用いられるものである。
出射面25は、底部反射面24で反射された光を照明装置100の内部に向けて出射する面である。出射面25は、プリズム面22の下端から斜め下方に延びて形成される。出射面25は、水平方向に対し下方に傾斜した面である。
底面部201は、筐体3に覆われる入光面26と、筐体3の外側に露出する出光面27とからなる。入光面26は、L字部202の出射面25の下端からx方向に延びる面である。出光面27は、底部反射面24と連続してx方向に延び、入光面26と対向する面である。入光面26は平面であり、出光面27にはピラミッド形のプリズム271が形成されている。
図4は、実施の形態1に係る透明カバー2の底面斜視図である。図4では、透明カバー2の光源モジュール1の近傍の端部を拡大して示している。図4に示すように、透明カバー2の出光面27には、ピラミッド形のプリズム271がx方向およびz方向に複数配列されている。プリズム271のピラミッド形状の斜面を形成する平面と、水平面である底面との交差角は、30°±3°の範囲内であることが好ましい。
図5は、実施の形態1に係る透明カバー2の射出成形の金型6の断面模式図である。金型6は、上部金型61と下部金型62とからなる。
上部金型61には、透明カバー2のL字部202を構成する光導入面21、プリズム面22、側部反射面23、および出射面25、ならびに底面部201を構成する入光面26のパターンが形成されている。上部金型61のプリズム面22および側部反射面23が形成される面には、若干の抜き勾配が設けられている。
上部金型61は、透明カバー2の形状を損なうことなく、上下方向に可動である。特にプリズム面22には複数の三角形のプリズム221が並んでいるが、プリズム221の延在する方向は、上部金型61の可動方向と一致するため、上部金型61が移動しても形状が損なわれることはない。
下部金型62には、透明カバー2のL字部202を構成する底部反射面24、突出部241、および底面部201を構成する出光面27のパターンが形成されている。下部金型62も、透明カバー2の形状を損なうことなく、上下方向に可動である。
このように、本実施の形態の透明カバー2は、板状の底面部201から上方に突出するL字部202を有しているが、通常のキャビティとコアに相当する上部金型61および下部金型62のみで射出成形できる構造となっている。これにより、側面からスライドさせる別の金型を必要としないため、透明カバー2の金型費用および加工費用の増加を抑制することができる。
続いて、図6を参照して本実施の形態の透明カバー2のL字部202の機能を説明する。図6は、実施の形態1に係る照明装置100の光源11近傍の断面模式図である。図6に示すように、光源モジュール1に配置されている光源11から下方に出射される光は、透明カバー2のL字部202に照射される。なお、図6の矢印は、光源11の正面から、水平方向を基準に、下方35°~55°方向に出射された光線を示している。
光源11からの光は、まず光導入面21を構成する曲面で曲げられる。光導入面21の曲率は、入射した光が、プリズム面22、側部反射面23、および底部反射面24を経て、出射面25へと向かうように設定される。
プリズム面22の傾斜角度は、光が全反射されるように設定されており、プリズム面22に入射した光は、側部反射面23および底部反射面24と全反射を繰り返しながら伝搬される。底部反射面24では、全反射角度よりも鋭角に入射しているように見えるが、プリズム面22では、紙面の奥行き方向にも光は偏向されており、奥行き成分を持ったまま側部反射面23および底部反射面24へと進んでいる。
底部反射面24で反射された光は、出射面25から照明装置100の内部空間に向けて放射される。出射面25から放射された光は、筐体3、側面カバー4および5の内面に形成された拡散面によって拡散され、透明カバー2の入光面26を透過して、出光面27から照明光として取り出される。
なお、図6には示していないが、光源11から上方および水平方向に出射される光も、筐体3、側面カバー4および5の内面に形成された拡散面によって拡散され、透明カバー2の入光面26を透過して、出光面27から照明光として取り出される。
図7は、比較例における照明装置の発光部分の空間輝度分布図であり、図8は、実施の形態1の照明装置100の発光部分の空間輝度分布図である。比較例における照明装置は、透明カバーがL字部202を備えていない点において、実施の形態1の照明装置100と相違し、その他の構成は実施の形態1の照明装置100と同じである。また、図7および図8は、透明カバーの鉛直下方から40°傾けた視線で、光源モジュール側を見上げた時の発光部分の空間輝度分布図である。また、図7および図8は、左側が、光源モジュール1が配置された上流側、右側が下流側であり、照明装置の長手方向の一部を切り出した状態の図である。
図7に示すように、L字部202を備えていない比較例では、光源モジュール側に左から右にかけて筋状のムラが見られることがわかる。筋状のムラは、光源であるLEDの配列と同じ間隔で上下に並んで見えている。これに対し、L字部202を備える本実施の形態の照明装置100では、図8に示すように、筋状のムラがほとんど見られない。すなわち、本実施の形態のように透明カバー2にL字部202を設けることで、照明装置100の均斉度が向上することがわかる。
図9は、実施の形態1に係る照明装置100の配光分布図である。詳しくは、図9は、実施の形態1の照明装置100を、光源モジュール1が相対するように2つ並べた場合の配光分布であり、照明装置100の鉛直下方を0°とし、水平までの±90°の光度(cd)をプロットしている。また、図9の点線は、照明装置100のx方向の光度を示し、実線はz方向の光度を示す。照明装置100のx方向は、照明装置100の短手方向であり、z方向は照明装置100の長手方向である。
2つの照明装置100は、各光源モジュール1が、相対するように配置されているため、x方向の配光は0°を基準に対称となる。また、透明カバー2の出光面27がピラミッド形状のプリズム271を有することにより、鉛直角65°以上および-65°以下の光度が大きく抑制されている。これにより、照明装置100の全光束が4000lmの場合、x方向の輝度は、鉛直角65°で2800cd/m、鉛直角75°で3300cd/m、鉛直角85°で3900cd/mとなる。また、z方向の輝度は、鉛直角65°で2900cd/m、鉛直角75°で2700cd/m、鉛直角85°で2800cd/mとなる。
x方向およびz方向の輝度は、下記のように求められる。まず、透明カバー2の長手方向の寸法が0.58m、幅方向の寸法を0.126mであり、2つの透明カバー2が1組として用いられる場合、鉛直角ごとの全体の見かけ上の面積(m)は、下記の通りとなる。
鉛直角65°:0.0617m(=2×0.58×0.126×cos65°)
鉛直角75°:0.0378m(=2×0.58×0.126×cos75°)
鉛直角85°:0.0127m(=2×0.58×0.126×cos85°)
また、図9の配光分布図より、x方向における光度(cd)は、鉛直角65°で173cd、鉛直角75°で123cd、鉛直角85°で49.4cdであることがわかる。そして、鉛直角ごとに光度を面積で除することにより、上記のx方向の輝度(cd/m)が求められる。
同様に、図9の配光分布図より、z方向における光度(cd)は、鉛直角65°で179cd、鉛直角75°で100cd、鉛直角85°で35.9cdであることがわかる。そして、鉛直角ごとに光度を面積で除することにより、上記のz方向の輝度(cd/m)が求められる。
以上のように、本実施の形態によると、透明カバー2がL字部202を有することで、光源モジュール1からの光を拡散させ、高い均斉度を実現することができる。また、L字部202での反射を制御することで光の指向性を制御し、不快グレアの評価基準であるG1aに規定される輝度を満たすことができる。その結果、均斉度を維持しつつ、不快グレアの発生を抑制することができる。また、透明カバー2の製造コストを、透明カバー2にL字部202を備えない場合と同等に抑えることができる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る照明装置100Aの光源11近傍の断面模式図である。実施の形態2の照明装置100Aは、光源モジュール1の配置において、実施の形態1と相違する。照明装置100Aのその他の構成は、実施の形態1と同じである。
実施の形態1では、光源11の光軸は水平方向と平行としたが、図10に示すように、本実施の形態の光源11は、光軸が水平方向に対し傾くように配置される。詳しくは、本実施の形態の筐体3Aは、光源モジュール1が取り付けられる側面の一部が、鉛直方向に対して角度θだけ傾いて形成される。これにより、筐体3Aの側面に取り付けられる光源モジュール1の光源11の光軸が鉛直方向に対して角度θだけ傾く。言い換えると、光源11は、光軸が水平方向に対して透明カバー2の出光面27側に傾くように配置される。これにより、光源11の光が透明カバー2の光導入面21に効率よく入射し、透明カバー2への光の取り出し効率を向上させることができる。
なお、光源11は、出光面27と垂直な方向(鉛直方向)以外の方向、すなわち出光面27の法線と交差する方向に光軸を有するものであればよいが、光源11を傾けることで、透明カバー2の上流側からの出光量が多くなり、透明カバー2において上流側と下流側との出光量の差が大きくなってしまう。そのため、光源11を傾斜させる角度θは鉛直方向に対して20°程度までとするとよい。
本実施の形態によると、光源11からの光を効率よく透明カバー2がL字部202に導入することができる。これにより、実施の形態1の効果に加え、均斉度をさらに高めることができる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る照明装置100Bの光源11近傍の断面模式図である。実施の形態3は、透明カバー2Aの形状において、実施の形態1と相違する。照明装置100Bのその他の構成は、実施の形態1と同じである。
本実施の形態の透明カバー2Aは、底面部201とL字部202Aとからなる。底面部201の構成は、実施の形態1の透明カバー2における底面部201と同じである。L字部202Aは、光導入面21、プリズム面22、側部反射面23A、底部反射面24、および出射面25を有する。L字部202Aの光導入面21、プリズム面22、底部反射面24、および出射面25は、実施の形態1のL字部202の各部と同じであり、側部反射面23Aの構成が実施の形態1と相違する。
図11に示すように、本実施の形態の側部反射面23Aは、光源モジュール1側に凹凸する形状を構成する、第1側部反射面231と、第2側部反射面232と、第3側部反射面233と、第4側部反射面234とからなる。また、第1側部反射面231と第2側部反射面232との間には、側面235が形成される。
第1側部反射面231は、プリズム面22により散乱した光を下方へ導く面である。第1側部反射面231は、光導入面21の下端から下方に延び、プリズム面22とx方向に対向する。第1側部反射面231の下端には、光源モジュール1に向かって突出し、斜め下方に延びる側面235が形成される。側面235は、L字部202Aにおける光の反射に影響を与えない面である。
第2側部反射面232は、プリズム面22により散乱した光を下方へ導く面である。第2側部反射面232は側面235から下方に延び、プリズム面22の下側部分とx方向に対向する。第2側部反射面232は、鉛直方向と平行な面であってもよいし、鉛直方向に対して出光面27側に傾斜した面であってもよい。
第3側部反射面233は、第2側部反射面232により反射した光を上方へ導く面である。第3側部反射面233は、第2側部反射面232の下端からプリズム面22に向かって延びる面である。第3側部反射面233は、水平方向に対してプリズム面22側が下方となるように傾斜する。側面235、第2側部反射面232、および第3側部反射面233により、第1側部反射面231の下方に、光源モジュール1側に凸となる台形が形成される。
第4側部反射面234は、プリズム面22により散乱した光を下方へ導く面である。第4側部反射面234は、第3側部反射面233から下方に延び、底部反射面24に接続される。第4側部反射面234は、x方向において、第1側部反射面231よりも光源モジュール1から離れた位置に形成される。第4側部反射面234は、鉛直方向と平行な面であってもよいし、鉛直方向に対して光源モジュール1側に傾斜した面であってもよい。
また、図11では、光源11からの光線を矢印で示している。光源11からの光線は、経路A、経路B、および経路Cの3つの経路に分けられる。経路Aは、実施の形態1と同様に、光導入面21から導入され、プリズム面22を経て、第1側部反射面231および底部反射面24で全反射し、出射面25から照明装置100Bの内部空間に出射される経路である。
経路Bは、光導入面21から導入され、プリズム面22を経て、第1側部反射面231で全反射された後、再びプリズム面22で全反射される経路である。この場合、再びプリズム面22で全反射された光は、第4側部反射面234および底部反射面24で全反射され、出射面25から照明装置100Bの内部空間に出射される。
経路Cは、光導入面21から導入され、プリズム面22で全反射された後、第2側部反射面232および第3側部反射面233で全反射され、再度プリズム面22に入射する経路である。このとき、第3側部反射面233で全反射された光は、プリズム面22に鋭角に入射するため、プリズム面22から照明装置100Bの内部空間に出射される。
本実施の形態では、L字部202Aの側部反射面23Aを複数の面により構成することで、照明装置100Bの内部空間に出射させる経路を複数設けることができる。これにより、筐体3と出光面27の境界から漏れ出る光の量を抑制することができる。その結果、実施の形態1の効果に加え、出光面27から放射される光の均斉度をさらに向上させることができる。
図12は、実施の形態3に係る透明カバー2Aの射出成形の金型6Aの断面模式図である。金型6Aは上部金型61Aと下部金型62Aとからなる。
上部金型61Aには、L字部202の光導入面21、プリズム面22、第1側部反射面231、側面235、第2側部反射面232、出射面25、および入光面26のパターンが形成されている。
下部金型62Aには、第3側部反射面233、第4側部反射面234、底部反射面24および出光面27のパターンが形成されている。本実施の形態においても、透明カバー2Aの各面の傾斜の方向と上部金型61Aおよび下部金型62Aの抜き勾配とが対応しているため、上部金型61Aおよび下部金型62Aの上下方向の移動によって、透明カバー2Aの形状が損なわれることはない。よって、本実施の形態においても、透明カバー2の金型費用および加工費用の増加を抑制することができる。
以上が実施の形態の説明であるが、本開示は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含むものである。
例えば、プリズム面22は、三角形のプリズム221を有するものに限定されない。図13は、変形例に係る透明カバー2のプリズム面22Aの断面模式図である。プリズム面22Aは、図13に示すようにレンチキュラーレンズのような丸みを帯びた形状のプリズム221Aを有するものであってもよい。この場合、半分以上のプリズム221Aの曲面の傾斜角αが、角度25°~60°の範囲にあれば、実施の形態1と同等の効果を奏することができる。
1 光源モジュール、2、2A 透明カバー、3、3A 筐体、4、5 側面カバー、6、6A 金型、11 光源、12 基板、21 光導入面、22、22A プリズム面、23、23A 側部反射面、24 底部反射面、25 出射面、26 入光面、27 出光面、41、51 取付け部、61、61A 上部金型、62、62A 下部金型、100、100A、100B 照明装置、201 底面部、202、202A L字部、221、221A プリズム、231 第1側部反射面、232 第2側部反射面、233 第3側部反射面、234 第4側部反射面、235 側面、241 突出部、271 プリズム。

Claims (8)

  1. 出光面を有する透明カバーと、
    前記出光面の法線と交差する方向に光軸を有する光源と、
    内面に拡散面が形成され、前記光源を覆う筐体と、
    を備え、
    前記透明カバーは、
    前記出光面が形成された底面部と、
    前記底面部の一端から上方に延びるL字部と、からなり、
    前記L字部は、前記光源に隣接して配置され、前記光源から照射される光を前記光軸とは異なる方向から前記拡散面に出射する照明装置。
  2. 前記L字部は、
    前記光源の光が導入される光導入面と、
    前記光導入面に対向し、前記光導入面から導入した光を散乱させるプリズム面と、
    前記光導入面の下方に形成され、前記プリズム面により散乱した光を下方に導く側部反射面と、
    前記側部反射面と前記プリズム面の下方に位置し、前記側部反射面により導かれた光を反射する底部反射面と、
    前記底部反射面で反射された光を前記拡散面に向けて出射する出射面と、を有する請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記側部反射面は、
    第1側部反射面と、第2側部反射面と、第3側部反射面とを有し、
    前記第2側部反射面は、前記プリズム面により散乱した光を前記第3側部反射面へ導き、
    前記第3側部反射面は、前記第2側部反射面により導かれた光を前記プリズム面へ導き、
    前記プリズム面は、前記第3側部反射面により導かれた光を前記拡散面に出射する請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第2側部反射面は、前記第1側部反射面の下方において、前記プリズム面と対向し、鉛直方向と平行または鉛直方向に対して前記プリズム面側に傾いて形成され、
    前記第3側部反射面は、前記第2側部反射面の下端から前記プリズム面に向かって延び、水平方向に対して前記底部反射面側に傾いて形成される請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記側部反射面は、
    前記第3側部反射面の下端から下方に延び、前記プリズム面により散乱した光を前記底部反射面へ導く第4側部反射面を有し、
    前記第4側部反射面は、鉛直方向に対して前記光源側に傾いて形成される請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 前記プリズム面は、三角形のプリズムを複数有し、前記三角形の底角は25°~65°である請求項2~5の何れか一項に記載の照明装置。
  7. 前記光源は、前記光軸が水平方向と平行となるか、または前記光軸が水平方向に対し前記出光面側に傾くよう配置される請求項1~6の何れか一項に記載の照明装置。
  8. 前記底面部は、入光面と、前記出光面とを有し、
    前記出光面は、ピラミッド形状のプリズムを複数有し、前記ピラミッド形状の斜面を形成する平面と底面との交差角は30°±3°の範囲内である請求項1~7の何れか一項に記載の照明装置。
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