JP2011003389A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外線センサと温度センサとの双方を用いて加熱時の鍋底温度を高い精度で検知できる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】火力制御装置は、温度センサにより検知される温度が所定温度である50℃以下である場合に(ステップS5:YES)、赤外線センサによる検知出力に応じて調理器具の過昇温を防止するように火力を制御する(ステップS6、S17)。また、ユーザにより操作部を介して設定された調理条件に対応する比例制御データ系列を選択して加熱調理を行う(ステップS1,S8)。
【選択図】図1

Description

本発明は、トッププレート上で加熱される被加熱物より輻射される赤外線を検知する赤外線センサと、トッププレートの温度を検知する温度センサとを備えた誘導加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器において、被加熱物より輻射される赤外線を検知する赤外線センサと、トッププレートの温度を検知する温度センサとを備えたものは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1では、赤外線センサ及び温度センサの検知出力に基づいて鍋などの加熱容器の温度を算出しているが、以下のような問題があった。例えば、フライパンを用いて調理する場合、最初に予熱を行うとフライパンの温度は急上昇するので、それに伴いトッププレート上面の温度も上昇するが、下面側の温度はそれほど上昇しない。これは、トッププレートの材質が、熱伝導率が悪く且つ熱容量が大きいガラスであることに起因する。
フライパンの材質は、光沢のあるステンレス製等である場合が多いため、輻射率が悪く、温度が上昇しても赤外線の輻射エネルギーは少ない。一方、トッププレートの上面は鍋底に近接しているため、熱伝導によって温度が上昇する。そして、ガラスの輻射率は大きいので、フライパンよりも多くの赤外線がトッププレートの上面より輻射され、フライパンからの輻射エネルギーと共にトッププレートの分光透過率に従い透過して、下方に位置する赤外線センサに到達する。
フライパンの板厚が薄く熱容量が小さい場合は、空焚き状態になると30秒〜60秒程度で温度が急上昇するので、トッププレート上面からの赤外線輻射エネルギーも急激に増加する。特許文献1には、赤外線センサの出力と、接触式温度センサの出力との差分を演算することで、トッププレートの昇温で発生する赤外線を確実にキャンセルでき、鍋の底面温度を正確に検出できる、との記載がある(段落[0048])。
特開2006−318925号公報
ここで、図11は、フライパンを空焚き状態にした場合のトッププレート下面温度Tpuと赤外線センサの検出値V[mV]との関係を示している。Vpu,Vpt,Vbは、それぞれトッププレートの下面,上面近傍,フライパン下面からの赤外線輻射エネルギーを示し、赤外線センサに入力されるエネルギーVtoは(=Vpu+Vpt+Vb)となる。エネルギーVpt,Vbは、図12に示すような分光特性を示すトッププレートを透過して赤外線センサに入射するため、エネルギーVpuより小さい値となる。その結果、赤外線センサの総検出値Vtoは、トッププレート下面からの輻射エネルギーに対応するVpuが占める割合が非常に大きい。
検出値Vpuは、下面温度Tpuに基づいて指数関数的に上昇する。検出値Vgo(=Vpu+Vpt)は、検出値Vptが温度Tptに上昇に伴い増加するので、それが検出値Vpuに上乗せされた特性となる。また、総検出値Vtoは、鍋底温度Tbが加熱開始初期段階でトッププレートの温度が低い場合でも高温になるから、温度Tbに基づいた略一定の検出値Vbが検出値Vgoに上乗せされた特性となる。
加熱を開始すると、鍋底温度Tb,トッププレート上面温度Tpt,同下面温度Tpuの順に上昇するので、加熱初期には、総検出値VtoにVbが占める割合が大きくなるが、時間が経過してトッププレートの温度が上昇すると、Vpuが占める割合が大きくなる。したがって、下面温度Tpuに誤差があると、赤外線センサの総出力電圧Vtoに与える影響が大きくなり、温度の検知精度が悪化することが推定される。
ところが特許文献1では、下面温度Tpuの高低にかかわらず、一貫して赤外線センサの出力と接触式温度センサの出力との差分を演算している。そのため、赤外線センサを用いて鍋底温度を検知する場合に、検知精度の向上を有効に図ることはできないと考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、赤外線センサと温度センサとの双方を用いて加熱時の鍋底温度を高い精度で検知できる誘導加熱調理器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の誘導加熱調理器は、被加熱物が載置されるトッププレートと、
前記被加熱物を加熱コイルにより誘導加熱する加熱手段と、
前記トッププレート及び前記被加熱物より輻射される赤外線を検知する赤外線センサと、
前記トッププレートの温度を検知する温度センサと、
調理条件を設定操作するための操作部と、
前記温度センサの検知出力が所定温度以下である場合に、前記赤外線センサによる検知出力に応じて前記加熱手段による火力を制御し、
様々な調理の条件に対応して、前記温度センサの検知出力に応じて前記加熱手段による火力を比例制御するための複数の比例制御データ系列を保持し、前記操作部を介して設定された調理条件に対応する比例制御データ系列を選択して加熱調理を行う制御部とを備えたことを特徴とする。
すなわち、調理の開始時には、トッププレート上面側の温度は上昇するが、下面側の温度は比較的上昇し難い。そのため、トッププレートの下面より輻射される赤外線エネルギーは比較的小さい状態にあり、赤外線センサの検知出力に含まれているのは、ほとんどが被加熱物より輻射される赤外線エネルギーとなっている。したがって、この段階では、赤外線センサによる高い精度の検知出力に応じて火力を制御すれば、被加熱物の温度を高精度に制御できる。そして、ユーザにより設定される調理の条件に対応した比例制御データ系列に従い、温度センサの検知出力に応じて火力を比例制御すれば、多様な調理について自動的に加熱制御できる。
請求項1記載の誘導加熱調理器によれば、調理を開始した初期段階で被加熱物の温度が過剰に上昇することを確実に回避して、信頼性を向上させることができる。また、多様な調理について自動的に加熱制御できるので、ユーザの操作負担を軽減できる。
一実施例であり、火力制御装置が行う誘導加熱制御を示すフローチャート 図1のフローチャートに対応する火力の変化を示す図 加熱制御に用いるデータ系列の一例を示す図 各制御データ系列に設定されている火力の上限値及び比例係数を一覧で示す図 図3に示す制御データ系列No.9の変更用制御データ系列を示す図 キッチンキャビネットに、誘導加熱調理器が組み込まれた状態の外観斜視図 トッププレートを外した状態で示す調理器本体の平面図 表示部の表示状態を示す図 誘導加熱調理器の縦断側面図 制御系の構成を示す機能ブロック図 従来技術を説明する、フライパンを空焚き状態にした場合のトッププレート下面温度Tpuと赤外線センサの検出値Vとの関係を示す図 トッププレートの分光特性を示す図
以下、システムキッチンに組み込まれる誘導加熱調理器に適用した一実施例を図1〜図10を参照して説明する。図6は、キッチンキャビネット1に、加熱調理器2が組み込まれた状態の外観斜視図であり、図7は、トッププレートを外した状態で示す調理器本体3の平面図である。加熱調理器2の調理器本体3は、キャビネット1に設けられた開口4に落とし込み状態に組み込まれている。この調理器本体3の下部には、図6に示すロースタ部5が設けられている。
前記調理器本体3は、図7に示すように、上面が開口しており、内部の手前側に加熱手段としての二つの誘導加熱コイル8、9が設けられ、また中央奥部に別の加熱手段として例えばラジエントヒータからなるヒータ10が設けられている。また、この調理器本体3内には表示回路基板11が配設されており、この表示回路基板11には、多数の加熱強度表示用の発光ダイオードからなる表示器群12A、12Bが実装されていると共に、例えば蛍光表示管からなる表示器15A,15Bが実装されている。
さらに、図6,図8に示すように、前記調理器本体3の上面には、誘導加熱コイル8、9及びヒータ10を上方から覆うように、耐熱ガラス製の透視可能なトッププレート16が設けられている。このトッププレート16において、左右の誘導加熱コイル8、9及びヒータ10の上方に対応する部位はそれぞれ円形模様の調理器載置表示部17、18、19が形成されている。
図8は、以下に述べる表示部から光が放出されて各表示部が浮かび上がったように光表示されている状態を示している。トッププレート16の裏面において、調理器載置表示部17、18の前側には、前記表示器群12A、12Bの上方に位置して調理条件表示部12AH、12BHが塗装膜に形成された抜き孔により設けられ、又、表示器15A、15Bの上方に位置して調理条件表示部15AH、15BHが同様に抜き孔により設けられている。なお、これら各調理条件表示部12AH、12BH,15AH、15BHは、それぞれ対応する表示器によって下方から照明表示されることにより、透視可能なトッププレート16を介してその上面から図8に示すように目視できる。
また、トッププレート16の前縁部(調理器本体3より前方へ張り出した部分)の下面には、入力案内用表示部20AH〜27AH、20BH〜27BHが同様に抜き孔により設けられている。これら入力案内用表示部20AH〜27AH、20BH〜27BHは、本体3の内部に配置される図示しない発光体からの発光により浮かび上がるように光表示される。なお、発光体が消灯しているときには、トッププレート16上面から内部はほぼ見えない状態(いわゆるブラックアウト状態)となる。
前記右側の入力案内用表示部20AH〜27AHと、左側の入力案内用表示部20BH〜27BHとは、それぞれ基本的に同じ構成であり、また、右側の入力案内用表示部20AH〜27AH下方部、及び左側の入力案内用表示部20BH〜27BH下方部に設けられた操作部などの構成についても、基本的に同じであるので、右側の入力案内用表示部20AH〜27AH下方部の操作部などについて以下説明する。
入力案内用表示部20AHは加熱調理のスタート/切り用、入力案内用表示部21AHはメニュー選択用、入力案内用表示部22AHは加熱強度や加熱時間のアップ設定用、入力案内用表示部23AHは加熱強度や加熱時間のダウン設定用、入力案内用表示部24AH〜27AHは加熱強度設定用である。また、これら入力案内用表示部20AH〜27AHの下方には、ユーザが手指により接触操作したことを静電容量の変化により検出する、操作部20AT〜27ATが設けられている。
図9は、加熱調理器2の縦断側面図である。冷却ダクト30の内部には、シールドケース31が配置されている。このシールドケース31は、誘導加熱コイル8の中心部から下方に延び吹出口30aの直下位置にて水平方向(図9では左方)に折れ曲がった断面ほぼL字状の容器となっている。シールドケース31の奥部には、赤外線センサ32が受光部(赤外線フィルタ32a)を水平方向(図9では右方)に向けた状態で配置されている。赤外線センサ32は、前記赤外線フィルタ32aと、赤外線検出部32bと、図示しない信号処理回路とを一体的に備えたユニットとして構成されている。また、シールドケース31内部において吹出口30aの直下位置に対応する部分には、集光反射部33が配置されている。集光反射部33は、赤外線センサ32と一体となったユニットを構成して、シールドケース31の内部に配置されている。
シールドケース31のうち、集光反射部33の上方に位置する部分には開口部34が形成されており、例えばフライパンなどの調理器具35から放射された赤外線が、開口部34を通って集光反射部33に向かうようになっている。
トッププレート16の下面には、例えばチタンなどの金属系材料をスパッタ法により成膜してなる薄膜36が設けられており、赤外線や可視光が透過しないように構成されている。そして、トッププレート16の下面で、開口部34が密着した部分の内部、即ち、赤外線センサ32の視野面には、薄膜36が成膜されておらず、透明な赤外線透過窓37となっている。これにより、調理器具35から放射された赤外線が効率良く赤外線透過窓37を透過するようになっている。このような構成において、集光反射部33は、トッププレート16(赤外線透過窓37)を介して調理器具35から放射された赤外線をほぼ水平方向に反射して赤外線センサ32に集光させる(図9中、破線で示す光路参照)。
ところで、このように透明な赤外線透過窓37を設けると、当該赤外線透過窓37を通して誘導加熱調理器2の内部が見えてしまう。また、当該赤外線透過窓37を透過した可視光が赤外線センサ32に到達してしまい温度検出に影響を及ぼすおそれがある。そこで、開口部34内部において赤外線透過窓37に対向する部分に、赤外線透過フィルタ38が設けられている。赤外線透過フィルタ36は、赤外線フィルタ32aより広い範囲の波長透過領域(帯域Wよりも広い範囲の波長領域)を有し、且つ、可視光を透過させない特性を有する部材で構成されている。
即ち、調理器具35から集光反射部33を介して赤外線センサ32に至る赤外線の光路(図9中、破線で示す)の途中に赤外線フィルタが二重に配置された構成となっている。尚、赤外線透過フィルタ36は、帯域Vと帯域Wの両方の帯域を含む波長透過領域を有するように構成してもよい。
また、トッププレート16の下面において、誘導加熱コイル8の内周側と、誘導加熱コイル8が巻回されている部分の上方に位置する部位とには、例えばサーミスタなどで構成される温度センサ39a,39bが配置されている。これらの温度センサ39a,39bは、トッププレート16下面の温度を検知するが、例えば何れか一方の検知温度を用いても、或いは両者の平均を採用しても、何れでも良い。
図10は、制御系の構成を示す機能ブロック図である。火力制御装置(制御部)41は、調理器本体3の内部に設けられており、マイクロコンピュータによって構成されている。火力制御装置41には、トッププレート16の下方に配置されている操作部(操作手段)20T等から操作信号が入力されると共に、赤外線センサ32,温度センサ39からの温度検知信号が、各センサに対応する検知部32c,39cを介して入力されている。
そして、火力制御装置41は、これらの入力並びに予め記憶された制御プログラムに基づいて、表示部12H,15Hの作動を制御すると共にインバータ(高周波電流供給手段)42を制御し、誘導加熱コイル8(及び9)にインバータ42を介して高周波電流を供給して制御する。誘導加熱コイル8には、共振コンデンサ43が直列に接続されている。これらのコイル8またはコンデンサ43は、調理器具35の材質に応じて出力調整を行なうため、コイル8の巻数が可変となるように(例えば、多段コイル構成)、又はコンデンサ43の容量が可変となるように構成しても良い。
インバータ42には、商用交流電源44を、整流回路45を介して直流に変換したものが駆動用電源として供給されている。また、商用交流電源44は、図10では図示を省略しているヒータ10にも、図示しない通電制御部を介して供給されている。
また、整流回路45の入力側と、インバータ42の出力側とには、夫々電流トランス46,47が配置されており、それらの検知信号は火力制御装置41に与えられている。そして、火力制御装置41は、加熱調理器2への入力電流ipとインバータ42の出力電流(コイル電流)icとを検出するようになっている。尚、以上において、誘導加熱コイル8及び9,インバータ42は、加熱手段48を構成している。
次に、本実施例の作用について図1乃至図5も参照して説明する。図3は、火力制御装置41が内部のメモリにデータテーブルとして保持しているもので、各種の適温調理メニューに対応して火力を比例制御するためのデータ系列となっている。これらの適温調理メニューは、フライパンを使用して炒め物や焼き調理を行う場合に、温度センサ39により検知されるトッププレート16下面の温度Tpuに応じて、各調理に適した温度を維持しつつ焦げ過ぎ等を防止するように火力を制御するために用意されている。何れのデータ系列も、基本的には、上記温度Tpuが上昇するのに比例して火力が低下するように設定されている。
図3に示すNo.2〜4は、調理メニューが「オムレツ・ホットケーキ」であり、設定温度はそれぞれ140℃,150℃,160℃で「弱」,「中」,「強」に対応する。また、No.5〜7は調理メニューが「ハンバーグ」であり設定温度は170℃〜190℃(以下同様に10℃刻み),No.8〜10は調理メニューが「ステーキ」であり設定温度は200℃〜220℃,No.11〜14は調理メニューが「野菜炒め」であり設定温度は230℃〜260℃である。
更に、No.11a〜14aは具体的な調理メニューはないが、高火力調理用であり、設定温度は「野菜炒め」と同様の240℃〜270℃である(但し、データ系列の傾きはより急峻に設定されている)。そして、No.1は、設定温度が最低となる温度過昇防止調理用(温度上昇抑制用)の制御データ系列となっている。尚、これらの制御データ系列No.1〜14等は、データテーブルとして予め記憶保持するものに限らず、演算式(関数)を用いて算出しても良い。
図4は、制御データ系列No.2〜14についてそれぞれ設定されている火力の上限値,及び比例係数を一覧で示す。例えば制御データ系列No.14:「野菜炒め」では、高い火力を維持する必要があるが、下面温度Tpuが高い状態で水分を多く含む野菜をフライパンに投入すると下面温度Tpuが一気に低下する。その場合でも、高火力を維持して野菜をしゃっきりとした食感に仕上がるように炒めるため、傾きが大きく設定されている。例えば、下面温度Tpuが100℃から75℃に低下した場合でも、1400W〜1800Wをキープさせている。
一方、制御データ系列No.2〜4:「オムレツ」・「ホットケーキ」等の調理の場合は低い火力で十分であり、下面温度Tpuが変化しても火力を大きく変化させる必要がないため、傾きが小さく設定されている。
図1は、火力制御装置41が行う誘導加熱制御を示すフローチャートであり、ユーザが操作部20AT〜27AT等を操作して適温調理メニューのNo.9「ステーキ(中)」を選択した場合を示す(ステップS1)。また、図2(a)は、図1のフローチャートに対応する火力(入力電力)[kW]の変化を示し、図2(b)は温度センサ39により検知されるトッププレート16下面の温度変化[℃]、図2(c)は赤外線センサ32の出力電圧[mV]を示す。
また、図2(b)では、調理器具35の鍋底板厚が厚い場合の下面温度TpuG1及び鍋底温度Tb1と、鍋底板厚が薄い場合の下面温度TpuG2及び鍋底温度Tb2とを示している。そして、図2(c)でも、調理器具35の鍋底板厚が厚い場合の出力電圧Vto1と、鍋底板厚が薄い場合の出力電圧Vto2とを示しており、図2(a)の火力変化は、鍋底板厚が厚い場合のTpuG1,Tb1,Vto1に対応している。鍋底板厚が薄い場合については、図2(b),(c)に参考例として示す。
図1のステップS1では、例えばユーザが図7に示す「メニュー」の表示21BHに対応する操作部21BTを操作すると適温調理メニューの選択となり、調理条件表示部15BHの「適温調理」が点灯する。そして、ユーザが表示22BH「>」,23BH「<」に対応する操作部22BT,23BTをオン操作すると、調理条件表示部15BHの7セグメント表示部がメニューNo.2〜14を順次切り替えて表示する。そして、No.9が表示された時に「スタート」に対応する操作部20Bを操作すれば、「ステーキ」調理を中火で行う適温調理が開始される。
ステップS1の実行後に予熱行程Aが開始される。この時、赤外線センサ32による検知も開始し、予熱行程Aの完了判定のため、感知開始直後の出力電圧値Vt01stをメモリなどに記録する(ステップS2)。火力制御装置41は、第1の火力設定(例えば1.8kW)で調理器具35(この場合、フライパン)を加熱し、その加熱により消費される電力を積算する。そして、積算値が所定値(例えば30kW・s)を超えるまで(この場合、16.7秒程度)加熱を継続する(ステップS3)。
ステップS3において、加熱電力の積算値が30kW・sを超えると(YES)行程Bに移行し、火力設定を第2の値(例えば500W)に低下させる(ステップS4:図2,時刻tds)。それから、温度センサ39の検知温度Tpuが50℃(所定温度)を超えているか否かを判断し(ステップS5)、50℃を超えていなければ(NO)赤外線センサの出力変化を参照し(ステップS6)、50℃を超えていれば(YES)そのまま温度センサ39の出力変化を参照する(ステップS7)。
すなわち、図11に示すように、トッププレート16の下面温度Tpuが高くなると、赤外線センサ32の総出力電圧Vtoに、上記下面温度相当分の出力電圧Vpuが占める割合が高くなるため、下面温度Tpuに誤差があると、赤外線センサ32の総出力電圧Vtoに与える影響が大きくなる。したがって、温度センサ39の検知温度Tpuが低い段階で赤外線センサ32の検知出力を取得すれば、その出力のほとんどは調理器具35より輻射された赤外線エネルギーに基づいているので、温度検知を精度良く行うことができる。
また、ステップS6,S7では、以下に述べるように調理器具35の状態の良否を判定するが(フライパン正常判定)、調理器具35を一度高い火力(第1の火力設定)で加熱した後に、火力を低下させて(第2の火力設定)判定を行うと、その判定に行程Aで加熱された調理器具35の熱容量が反映されるため、判定が行い易くなるという効果がある。
ステップS6では、赤外線センサ32の出力電圧の傾きを、予め定めた閾値と比較する。通常は、火力を低下させると調理器具35の温度も低下するので、調理器具35から輻射される赤外線の量も低下する。しかし、例えば調理器具35が空焚きの状態であったり、調理器具35に投入される油の量が少ない場合(例えば大さじ3杯の50g程度)などには、火力設定を500Wに低下させても、行程Aにおいて積算された熱量が伝導する影響も含め調理器具35の温度は上昇するため、輻射される赤外線量も増加する。また、調理器具35の底部の厚さが薄く、熱容量が小さい場合も同様となる。斯様な調理器具35は、フライパンではないことが想定されるため、上記の適温調理メニューには不向きである。
そこで、ステップS6では、赤外線センサ32の出力電圧の変化(傾き)を検知する。火力制御装置41は、赤外線センサ32の出力電圧を、例えば1秒毎に4回A/D変換(サンプリング)して読み込んで、前回のA/D変換値と今回のA/D変換値との差をとる。A/D変換のビット数は、例えば10ビットである。そして、差分データ値が3回連続して0ビット(閾値)を超えていれば、すなわち上記出力電圧の変化傾向が3秒間(所定時間)以上継続して上昇傾向を示す場合は、調理器具35の状態が上述した空焚きや油の量が少ない場合で「不良」と判定し(NO)、制御データ系列No.1を選択して制御するように切り換える(ステップS17)。制御データ系列No.1は火力設定が最も低く、初期設定の500Wから検知温度の上昇に応じて徐々に設定値を低下させて行くので、調理器具35の温度が過剰に上昇することを防止できる。それからステップS6に戻る。
尚、ステップS17では、調理器具35の取り換えを促すことや、油の投入量が不足していることを表示するための表示部を設けてユーザに報知する。また、制御データ系列No.1を選択すると、表示部15Hにおける表示が、火力設定が低下したことを示すので、それにより報知を行っても良い。
ステップS6において、赤外線センサ32の出力電圧の差分データ値が3回連続して0ビット以下であれば(YES)、次のステップS7で温度センサ39に基づく良否判定を行う。調理器具35の種類によっては、鍋底が必ずしもフラットではない場合がある。鍋底がフラットであれば当該部位の温度に基づき輻射される赤外線は赤外線センサ32に到達し易いため、ステップS6の判定で十分である。一方、鍋底がフラットでなく、例えば中央部が上方に凸となる形状でトッププレート16と離間している場合、当該部位の温度に基づき輻射される赤外線は赤外線センサ32に到達し難くなる。例えば調理器具35が光沢のあるステンレス製であり、鍋底中央部が上記のような凸形状の場合に、少量の油でカツレツを調理することを想定すると、高火力で加熱すると油が高温になる場合がある。
このようなケースでは、鍋底の温度を実測すると異常加熱となっている場合でも、ステップS6の判定では「NO」となることも想定される。温度センサ39は、赤外線センサ32とは異なる部位で温度を検知しているので、ステップS7では温度センサ39を用いて補助的に判定を行う。また、加熱コイル8,9が図9に示すように二重構造になっている場合、加熱コイル8等の中間部の温度が上昇しやすいので、温度センサ39bによって上記中間部の温度変化を検知できる。
ステップS7では、ステップS4において第2の火力設定に切り換えた時点から、例えば15秒の間に、温度センサ39の検知温度が30度(閾値)を超えて上昇しなければ、調理器具35の状態は「良好」と判断し(YES)、次の行程C:ステップS8に移行する(図2,時刻tde)。一方、第2の火力設定に切り換えた時点から15秒間に検知温度が30度を超えて上昇した場合は、調理器具35の状態は「不良」と判断し(NO)ステップS17に移行する。
尚、ステップS6又はS7において、調理器具35の状態が「不良」と判定された場合でもステップS17を経てステップS6に戻ることで、調理器具35の異常加熱を防止しつつ、ユーザが調理器具35の状態が不良であることに気付けば、油を注入したり、或いは調理器具35を振って油を全体に行き渡らせてステップS6及びS7で「YES」と判断されることでステップS8に移行して、ユーザが所望した適温調理メニューNo.9により調理を継続して実行できる可能性がある。よって、最初に調理器具35の状態が不良であると判断された段階で直ちに調理を中止することがなく、無駄をなくすことができる。
ステップS8では、ユーザが選択した適温調理メニュー「ステーキ(中)」に対応する制御データ系列No.9に従い、加熱調理が自動で実行される。この場合、図2(b)のTbuG1の出力に応じてNo.9の比例制御に従い、図2(a)に示すように火力が変化する。また、この時点で再び赤外線センサ32の検知出力を参照し、電圧値Vt02ndをメモリなどに記録する(ステップS9)。そして、ステップS2で記録した電圧値Vt01stとの差ΔVt0が例えば20mV以上であれば(ステップS10:YES)、調理器具35の温度が200℃に到達していると判断し、ステップS11に移行する。
上記のようにステップS10で「YES」と判断した直後の段階では、赤外線センサ32の検知範囲となっている鍋底部分の温度は200℃に到達しているが、加熱コイル8が発生させる磁束の分布により、鍋底のその他の部位の温度は未だそれほど上昇しておらず、加熱むらが生じていることが推定される。そこで、ステップS11では、例えば30秒間だけ加熱出力を1kWに低下させて温度むらを緩和し、鍋底の過熱状態が極力均一となるようにする。それから、調理条件表示部15BH(報知手段)のフライパンのシンボルについて、調理中の状態を示すシンボルを点灯表示させて、予熱が完了したことをユーザに報知する(ステップS12)。すると、ユーザは、調理器具35に肉を投入してステーキ調理を開始する。ここまでが予熱行程Dとなる。
次のステップS13からは火力微調整行程Eとなる。すなわちこの段階で、ユーザがステップS1と同様に適温調理メニューNo.2〜14の何れかを選択する操作を行うと(YES)、図5に示す比例制御データ系列(変更用制御データ系列)No.2’〜14’(No.9’は存在しない)を用いて加熱制御を行うように切り換える(ステップS16)。これらの変更用制御データ系列は、適温調理メニューNo.2〜14のそれぞれに対応して設けられている。図5に示すものは、メニューNo.9に対応するもので、制御データ系列No.9を基準として傾き度合いが大小異なるものが用意されている。尚、図5では、図示の都合上No.2’,3’,6’,12’,14’のみを示している。
これらの変更用制御データ系列は、基準となる制御データ系列No.9に対して、火力が僅かな範囲で上下に変動するように設定されており、ユーザが火力を微調整したい場合に使用される。例えば、制御データ系列No.9に基づく加熱調理の実行中に、ユーザが火力を少し上昇させたい場合は、表示22BH「>」に対応する操作部22BTをオン操作すれば、調理条件表示部15BHにメニューNo.10が表示され、変更用制御データ系列No.10’に基づく制御に切り換えられる。図2(a)の時刻tcには、ユーザがステップS13で変更用制御データ系列No.12’を選択した場合を示しており、火力Pが若干上昇している。
ステップS13で変更用制御データ系列の選択が行われなかった場合(NO)、又はステップS16の実行後は、ステップS14において調理器具35が空焚き状態になっていないかを判定する。すなわち、火力制御装置41は、ステップS6と同様に赤外線センサ32の出力電圧を、例えば1秒毎にA/D変換して読み込み、変換したデータ値の増分が2ビット(10b)/秒(閾値)以上となる状態が2回連続した場合は、調理器具35の状態が「不良」と判定し(NO)、ステップS17に移行する。そして、ステップS13,S14の処理は、調理が終了するまで(ステップS15:YES)継続される。
図2(a)では、時刻t2でステップS14にて「NO」と判断してステップS17に移行し、ステップS6,S7,S17のループを実行している状態を示している。そして、時刻t3におけるステップS7の判定結果が「YES」となることでステップS8に移行し、制御データ系列No.9に基づく加熱制御に復帰している。
以上のように本実施例によれば、火力制御装置41は、温度センサ39により検知される温度が所定温度である50℃以下である場合に、赤外線センサ32による検知出力(トッププレート16の下面からの輻射エネルギーに対応する赤外線センサ32の検出出力Vpuを排除しない、全体の検出出力Vto)に応じて調理器具35の過昇温を防止するように火力を制御する。また、ユーザにより操作部20T〜27Tを介して設定された調理条件に対応する比例制御データ系列を選択して、加熱調理を行うようにした。
すなわち、フライパン調理の開始時において、トッププレート16の下面温度Tpuがあまり上昇していない段階で、当該部分より輻射される赤外線エネルギーが比較的小さい状態にある場合に、赤外線センサ32による高い精度の検知出力に応じて火力を制御すれば、調理器具35の温度を高精度に制御して過剰な温度上昇を確実に防止し、信頼性を向上させることができる。また、フライパン調理の条件に対応した比例制御データ系列に従い、温度センサ39の検知出力に応じて火力を比例制御することで、多様なフライパン調理について自動的に加熱制御できるようになり、ユーザの操作負担を軽減できる。
そして、複数の比例制御データ系列を、フライパン調理の種類に応じて初期火力設定値が異なると共に、温度センサ39の検知出力が上昇するのに応じて火力設定値が低下するように設定し、初期火力設定値が高い調理に対応する比例係数が、同設定値が低い調理に対応するものより大きくなるように設定した。したがって、調理の種類と進行状況とに応じて自動的に最適な火力が選択されるので、調理に不慣れなユーザでも、失敗することなく調理できる。
また、火力制御装置41は、火力制御を実行している間に操作部22BT,23BT等
において火力変更を指示する操作が行われると、対応する比例制御データ系列に基づくデータ値を操作に応じて変更するので、火力を変更したい場合に有効である。そして、複数の調理条件に対応する比例制御データ系列のそれぞれについて変更用制御データ系列を設け、それらの変更用制御データ系列を、比例制御データを基準として火力が異なるように設定された比例制御データとし、火力制御装置41は、比例制御データ系列に基づく火力制御の実行中に操作部22BT,23BT等における選択操作が行われると、対応する変更用制御データ系列を用いた火力制御に切り換えるので、予め用意されている変更用制御データ系列に従って火力を調整することができる。
また、火力制御装置41は、赤外線センサ32の出力に基づいて予熱行程を完了させる場合に、加熱手段48の火力を、比例制御データ系列に基づき設定している火力よりも低下させるので、調理器具35の鍋底温度を均一化させることができ、以降の加熱調理において食品等をむらなく加熱することができる。そして、赤外線センサ32の出力に基づいて予熱行程を完了させる場合に調理条件表示部15BHにより報知を行うので、予熱の完了をユーザに報知できる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
ステップS1において、行程Aの電力積算値に基づく制御については、閾値が30kW・sの場合、例えばユーザにより「通常調理」が選択された場合は、第1の火力設定を3kWとして、10秒間加熱するようにしても良い。また、上記の閾値は、30kW・sに限ることなく適宜変更して良い。
そして、ステップS3,S4,S6におけるそれぞれの閾値についても、個別の設計に応じて適宜変更して実施すれば良い。
予熱行程の完了温度についても、200℃に限ることなく適宜変更して良い。
行程Bにおいて、ステップS4は必要に応じて実施すれば良い。
ステップS5における所定温度は50℃に限ることなく、変更しても良い。
ステップS6で「YES」と判断した場合はそのままステップS8に移行しても良い。
ステップS11において、低下させる加熱出力は1kWに限らず、また、出力を低下させる時間は30秒間に限らず、適宜変更して良い。
図5に示す変更用制御データ系列は、必要に応じて設定すれば良い。また、火力を微調整する場合は、変更用制御データ系列に基づいて行うものに限らず、例えば予め定めた所定の変更値を単位として、変更操作を行う毎に1単位ずつ変更させるなどしても良い。
温度センサは、1つのみでも、若しくは3つ以上設けても良い。
誘導加熱コイルについても、1つだけ、若しくは3つ以上設けても良い。
各制御データ系列は、必ずしも比例制御を行うデータに限ることはなく、適宜変更して良い。
調理器具35はフライパンに限ることなく、その他の鍋などである場合も同様に適用できる。
図面中、2は加熱調理器(誘導加熱調理器)、8,9は誘導加熱コイル、12,15は調理条件表示部、16はトッププレート、20AT〜27ATは操作部、32は赤外線センサ、35は調理器具(被加熱物)、39は温度センサ、41は火力制御装置(制御部)、42はインバータ、48は加熱手段を示す。

Claims (6)

  1. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記被加熱物を加熱コイルにより誘導加熱する加熱手段と、
    前記トッププレート及び前記被加熱物より輻射される赤外線を検知する赤外線センサと、
    前記トッププレートの温度を検知する温度センサと、
    調理条件を設定操作するための操作部と、
    前記温度センサの検知出力が所定温度以下である場合に、前記赤外線センサによる検知出力に応じて前記加熱手段による火力を制御し、
    様々な調理の条件に対応して、前記温度センサの検知出力に応じて前記加熱手段による火力を比例制御するための複数の比例制御データ系列を保持し、前記操作部を介して設定された調理条件に対応する比例制御データ系列を選択して加熱調理を行う制御部とを備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記複数の比例制御データ系列は、前記調理の種類に応じて初期火力設定値が異なると共に、前記温度センサの検知出力が上昇するのに応じて火力設定値が低下するように設定され、且つ、前記初期火力設定値が高い調理に対応する比例係数が、同設定値が低い調理に対応するものより大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記制御部は、火力制御を実行している間に前記操作部において火力変更を指示する操作が行われると、対応する比例制御データ系列に基づくデータ値を、前記操作に応じて変更することを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記複数の調理条件に対応する比例制御データ系列のそれぞれについて、変更用制御データ系列が設けられ、
    前記変更用制御データ系列は、前記比例制御データを基準として火力が異なるように設定された比例制御データからなり、
    前記制御部は、前記比例制御データ系列に基づく火力制御の実行中に、前記操作部における選択操作が行われると、対応する変更用制御データ系列を用いた火力制御に切り換えることを特徴とする請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記制御部は、前記赤外線センサの出力に基づいて前記予熱行程を完了させる場合に、前記加熱手段の火力を、前記比例制御データ系列に基づき設定している火力よりも低下させることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記予熱行程の完了を報知する報知手段を備え、
    前記赤外線センサの出力に基づいて前記予熱行程を完了させる場合に、前記報知手段により報知を行うことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
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