JP2011002612A - プロジェクター - Google Patents

プロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP2011002612A
JP2011002612A JP2009145051A JP2009145051A JP2011002612A JP 2011002612 A JP2011002612 A JP 2011002612A JP 2009145051 A JP2009145051 A JP 2009145051A JP 2009145051 A JP2009145051 A JP 2009145051A JP 2011002612 A JP2011002612 A JP 2011002612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
duct
inflow port
light
projector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009145051A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaien Shu
海燕 周
Hirohisa Nakano
寛久 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009145051A priority Critical patent/JP2011002612A/ja
Publication of JP2011002612A publication Critical patent/JP2011002612A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】発熱する光学部品や回路素子等を効率的に冷却するプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、内部の空気を外部に排出する排気ファン51と、冷却対象と排気ファン51との間に空気を流通させるダクト7と、を備える。ダクト7は、排気ファン51の回転によって冷却対象近傍の空気が流入する第1の流入口82、第2の流入口83、第3の流入口86、第4の流入口87、第5の流入口92、を有し、第1の流入口82、第2の流入口83、第3の流入口86、第4の流入口87は、光束の射出方向に略直交する2つの方向に空気が流入するように配置されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像光を投写するプロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、その画像光をスクリーン等に投写するプロジェクターが知られている。このプロジェクターには、光源に電力を供給する電源装置が備えられている。この光源や電源装置は、自身の発熱によって、外装筐体内の温度を上昇させ、内部部品の性能や機能の劣化を招く。外装筐体内の温度の上昇を抑制するために、多くのプロジェクターには、内部の温まった空気を外部に排気する排気ファンが備えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、光源(光源ランプ)を有する光源装置、光源装置を冷却するシロッコファン、電源装置(電源ユニット)を冷却する軸流ファン、および排気ファン(軸流ファン)を備えている。
排気ファンは、吸気側が光源装置に隣接するように配置されている。電源装置は、外部に筒状部材を有し、排気ファンの側方に配置されている。排気ファンは、シロッコファンから吐出され、光源装置を冷却して温まった空気、および軸流ファンから吐出され、電源装置を冷却して温まった空気を排気する。
特開2003−215711号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターは、光源装置を冷却して温まった空気、および電源装置を冷却して温まった空気の双方を排気ファンによって外部に排出するとはいうものの、それぞれの高温空気の一部は、排気ファンに導かれず外装筐体内に残ると考えられる。つまり、内部の光学部品や回路部品等は、充分冷却されずに劣化する恐れがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源を有する光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、前記画像光を投写するプロジェクターであって、当該プロジェクターの内部の空気を外部に排出する排気ファンと、冷却対象と前記排気ファンとの間に空気を流通させるダクトと、を備え、前記ダクトは、前記排気ファンの回転によって前記冷却対象近傍の空気が流入する複数の流入口を有し、前記流入口は、前記光束の射出方向に略直交する2つの方向に前記空気が流入するように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、ダクトは、複数の流入口を有し、冷却対象と排気ファンとの間に空気を流通させる。そして、排気ファンが回転されると、冷却対象近傍の空気がそれぞれの流入口からダクトに流入し、流入した空気は、排気ファンに吸引された後、プロジェクターの外部に排出される。これによって、発熱する光学部品や回路素子等、複数の冷却対象近傍の高温空気を排出したり、冷却対象近傍の高温空気を複数箇所から吸引して排出させたりすることができる。また、流入口は、光束の射出方向に略直交する2つの方向に空気が流入するように配置されているので、例えば、プロジェクターが設置された姿勢における光源装置の上方や下方、および上下方向に直交する側方から光源装置近傍の空気を排出することが可能となる。よって、冷却対象の効率的な冷却が可能となり、冷却対象の熱による劣化が抑制され、プロジェクターの長寿命化が図れる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記ダクトは、前記光束の光路上に配置される光学部品を前記冷却対象として形成された前記流入口を有していることが好ましい。
この構成によれば、流入口は、光路上に配置される光学部品、例えば光源の点灯に伴って発熱する光源装置や、光源装置から射出された光束が照射されて発熱する部品等の近傍の高温空気が流入するように形成されている。これによって、光学部品を効率的に冷却し、光学性能の劣化を抑制することが可能となる。よって、プロジェクターは、投写される画像光の画像品質や輝度の劣化が抑制される。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光源に電力を供給する電源装置を備え、前記ダクトは、前記電源装置を前記冷却対象として形成された前記流入口を有していることが好ましい。
この構成によれば、流入口は、電源装置近傍の空気が流入するように形成されているので、電源装置の発熱する回路素子や、光源の点灯に伴って発熱する部材、例えば、光源装置近傍に配置され、光源装置に接続される電源装置の出力端子等、を効率的に冷却することが可能となる。
本実施形態のプロジェクターの外観を示す斜視図。 本実施形態のプロジェクターの内部構成を示す斜視図。 本実施形態の光学ユニットを模式的に示す図。 本実施形態の光源装置、第2冷却ファン、ダクトの斜視図。 本実施形態の光源装置、ダクトの斜視図。 本実施形態の光学ユニット、排気ユニットの断面図。 本実施形態の下部筐体およびダクトの斜視図。 本実施形態の電源用ダクトおよびダクトの斜視図。 本実施形態の排気ユニットの斜視図。 本実施形態の排気ユニットの斜視図。 本実施形態のダクトを分解した斜視図。 本実施形態のダクトを分解した斜視図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、その画像光を拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの外観を示す斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、本体が外装筐体2で囲まれた構成になっている。
外装筐体2は、合成樹脂製であり、図1に示すように、図面視における上部を構成するアッパーケース21、下部を構成するロアーケース22等を備えており、これらは、ネジ等により固定されている。また、本実施形態のプロジェクター1は、ロアーケース22の底面に治具取付部(図示せず)が設けられており、この治具取付部に天吊り治具が取り付けられ、上下反転する天吊り姿勢で設置可能に構成されている。
図2は、プロジェクター1の内部構成を示す斜視図であり、アッパーケース21を取り外した図である。
図2に示すように、外装筐体2内には、制御部(図示せず)、光学ユニット3、電源装置4、排気ユニット5、第1冷却ファン61、第2冷却ファン62(図4参照)、および第3冷却ファン63等が配置されている。
光学ユニット3は、平面視略L字状に構成され、光源を有する光源装置31、電気光学装置35、および投写光学装置36を備えている。光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源から射出された光束を光学的に処理して画像情報に応じた画像光を電気光学装置35にて形成し、この画像光を投写光学装置36によってスクリーン等に画像を表示させる。
図2に示すように、光源装置31は、外装筐体2の端部に配置され、投写光学装置36は、外装筐体2の略中央部に配置される。なお、以下においては、説明の便宜上、光源装置31から光束が射出される方向を右方向(+X方向)、電気光学装置35から画像光が射出される方向を前方向(+Y方向)、図1、図2の図面視における上を上方向(+Z方向)として記載する。したがって、プロジェクター1は、天吊り治具にて設置された際には、下側が天面側となる。
図1に示すように、アッパーケース21の上面(+Z側の面)には、前側(+Y側)および後側(−Y側)に傾斜面を有する凹部210が形成され、この凹部210の前側の傾斜面には、さらに矩形状の凹部211が形成されている。そして、この凹部211の底部には、図示しない開口部が設けられている。投写光学装置36から射出された画像光は、この開口部から後方に向かって射出される。
アッパーケース21の上面の前側には、複数の開口部が設けられており、この開口部からプロジェクター1の各種設定を行うための操作キー23が露出している。アッパーケース21の上面の後側には、光源装置31の交換用の開口部212が形成されており、この開口部212は、ランプ蓋24がアッパーケース21に装着されることによって閉塞される。
アッパーケース21の右側(+X側)の側面には、外気を取り込むための吸気口(図示せず)が設けられている。吸気口は、複数の矩形状の貫通孔で構成されており、この吸気口の内側には、図示しない防塵フィルターが配置されている。そして、電気光学装置35は、この吸気口から取り込まれ、防塵フィルターを通過した空気によって冷却される。
ロアーケース22には、図2に示すように、左側(−X側)の側面に排気口222が設けられている。排気口222は、複数の矩形状の貫通孔で構成されており、光源の点灯等によって温まった外装筐体2内の空気は、この排気口222から外部に排出される。ロアーケース22には、排気口222の前方(+Y方向)に矩形状の凹部221が形成されている。凹部221は、左側を向く側面221A、前側(+Y側)を向く側面221B、側面221Bと対向する側面221Cを有している。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびこれらの素子が実装される制御基板等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
図3は、光学ユニット3を模式的に示す図である。
光学ユニット3は、図3に示すように、光源装置31、照明光学装置32、色分離光学装置33、リレー光学装置34、電気光学装置35、投写光学装置36、およびこれら各光学部品31〜36を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
図4は、光源装置31、第2冷却ファン62、および排気ユニット5に備えられたダクト7を斜め後方から見た斜視図である。図5は、光源装置31、およびダクト7を斜め前方から見た斜視図である。
光源装置31は、図3〜図5に示すように、光源311、リフレクター312、入力端子313、および光源用筐体314等を備え、光学部品用筐体37に対して着脱可能に構成されている。
光源311は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型のランプで構成され、光束を射出する。リフレクター312は、光源311から射出された放射状の光束を反射して射出方向を揃え、照明光学装置32へと射出する。
入力端子313は、ケーブルCA(図4参照)を介して光源311に接続され、光源用筐体314に保持されている。入力端子313は、光源装置31が光学部品用筐体37に挿着された際に、電源装置4に接続される。光源311は、この入力端子313を介して電源装置4から電力が供給される。
図6は、光学ユニット3、および排気ユニット5の断面図である。なお、図6は、光学部品については、一部を示した図である。
光源用筐体314は、図4、図6に示すように、光源311およびリフレクター312等を内部に収納し、入力端子313を外側に保持するように構成されている。
具体的に、光源用筐体314は、図4に示すように、光源311から射出された光束が通過する開口部3141が形成されている。開口部3141の後方(−Y方向)には、突出部3142が設けられ、突出部3142には、+X方向に開口する開口部(図示せず)が形成されている。そして、この開口部の+X方向には、図4に示すように、第2冷却ファン62が配置され、光源311は、この第2冷却ファン62から吐出された空気が開口部から流入して冷却される。
突出部3142の−X方向には、図4に示すように、入力端子313が保持される。また、光源用筐体314は、図6に示すように、リフレクター312の下方に開口部3143が形成され、リフレクター312の前方(+Y方向)に開口部3144が形成されている。
図3に戻って、照明光学装置32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、重畳レンズ324および調光装置325を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束の光軸L方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリックス状に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光束を後述する液晶パネル352の表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム偏光光を液晶パネル352で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
調光装置325は、図3に示すように、第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間に配設され、光源装置31から射出された光束の一部を遮光し、光束の通過光量を調整する。
調光装置325は、図6に示すように、2つの遮光部材3251、および図示しないモーターや歯車等を有する駆動装置を備えている。遮光部材3251は、光源装置31から射出される光束の一部を遮光する光学部品であり、図6に示すように、光路上の第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間に配設される。
2つの遮光部材3251は、板金製であり、図6に示すように、光軸Lを通るX−Y平面に対して略対称となるように形成されている。そして、遮光部材3251は、制御部による制御のもと、駆動装置によって互いが近接離間するように位置が変更される。
調光装置325は、遮光部材3251の位置に応じて遮光する光量が変わり、第2レンズアレイ322に入射する光量、ひいては、電気光学装置35に入射する光量を調整し、投写画像のコントラスト向上に寄与する。
色分離光学装置33は、図3に示すように、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、照明光学装置32から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置34は、図3に示すように、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、第2のダイクロイックミラー332を透過したR光をR光用の液晶パネル352Rまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学装置34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
電気光学装置35は、図3に示すように、入射側偏光板351、光変調装置としての液晶パネル352、射出側偏光板353、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム354を備え、色分離光学装置33から射出された各色光を画像情報に応じて変調して画像光を形成する。
投写光学装置36は、複数のレンズを組み合わせた組レンズと、非球面形状の反射ミラー38を有して構成され、電気光学装置35にて形成された画像光を組レンズにより反射ミラー38に導き、反射ミラー38によって画像光を広角化するように反射して投写する。このような構造とすることにより、投写距離の短い、いわゆる短焦点プロジェクターとして構成することができる。但し、反射ミラー38を用いない通常の投写光学装置と比較して投写光学装置36のサイズは大きくなる。
光学部品用筐体37は、合成樹脂製であり、図6に示すように、左右方向(±X方向)に長く延出する箱状に形成されている。光学部品用筐体37は、−X側端部に光源装置31が着脱可能に配置され、+X側の前方(+Y方向)に投写光学装置36が配置される。光学部品用筐体37は、図6に示すように、上方向(+Z方向)に開口部を有し、前述した光学部品を収納する下部筐体371と、この開口部を閉塞する上部筐体372とを備えて構成されている。
図7は、下部筐体371およびダクト7の斜視図である。
下部筐体371は、BMC(Bulk Molding Compound)等の高耐熱材料で形成され、図7に示すように、外装筐体2の底面に沿って配置される底面部3711と、底面部3711の端縁から起立する側面部とを有している。そして、下部筐体371は、これらにより、断面視略U字状に形成されている。下部筐体371は、側面部の内壁面に複数の溝が設けられており、第1レンズアレイ321等の各光学部品は、側端部がこの溝に挿入されて配置される。
下部筐体371は、−X側端部の底面部に丸孔3712および長孔3713が形成され、丸孔3712および長孔3713の+X方向には、側面部の上端から+Y方向、−Y方向にそれぞれ延出する取付部3714が形成されている。取付部3714には、ネジが挿通される丸孔が設けられ、取付部3714の下方には、丸孔に対応して設けられたネジ孔を有する板金(図示せず)が配置される。光源装置31は、光源用筐体314に形成された図示しない丸ピンが丸孔3712および長孔3713に挿通されて位置決めされ、取付部3714にネジ固定される。
下部筐体371の底面部3711には、図7に示すように、取付部3714の+X方向に、矩形状の開口部3715が形成され、開口部3715の+X方向に矩形状の開口部3716が形成されている。また、開口部3715,3716は、図6に示すように、遮光部材3251、偏光変換素子323の下方にそれぞれ形成されている。
上部筐体372は、ガラス繊維入りのPBT(PolyButyleneTerephthalate)等で形成され、前述したように、下部筐体371の上方の開口部を閉塞するように形成されている。上部筐体372には、図6に示すように、偏光変換素子323の上方に開口部3721が設けられている。上部筐体372は、下部筐体371にネジ固定される。
光学部品用筐体37は、図7に示すように、取付部3714近傍がダクト7の上方に配置されてロアーケース22にネジ固定される。
電源装置4は、図2に示すように、電源ブロック、光源駆動ブロック(いずれも図示せず)、電源用ダクト41、シールド板42、およびサーモスタット45等を備え、光源311および制御部等に電力を供給する。電源装置4は、図2に示すように、ロアーケース22の凹部221近傍に、側面221A,221B,221Cに沿うように配置される。
電源ブロックは、外部の商用電源から供給された交流電力を整流し、各種の電圧値の直流電力に変換して光源駆動ブロックおよび制御部等に出力する。電源ブロックは、側面221Aの内側に配置される。
光源駆動ブロックは、電源ブロックから供給される直流電流を整流、変圧して交流矩形波電流を発生させ、光源311を駆動する。
光源駆動ブロックは、光源装置31の入力端子313に接続される出力端子43(図4参照)を備え、電源ブロックの後方(−Y方向)に配置される。出力端子43は、ケーブル(図示せず)を介して配置されており、後で詳細に説明するダクト7に固定され、上方に突出している。光源装置31は、光学部品用筐体37に装着される際に、入力端子313が出力端子43に接続される。
図8は、電源用ダクト41およびダクト7の斜視図である。
電源用ダクト41は、合成樹脂製であり、図8に示すように、電源ブロックおよび光源駆動ブロックの上方および側方を覆うように箱状に形成され、上方(+Z方向)から見て略L字状になっている。電源用ダクト41は、前側(+Y側)端部に前後方向に開口する開口部411が形成され、左側(−X側)端部に左右方向に開口する開口部412が形成されている。電源ブロックおよび光源駆動ブロックは、開口部411から開口部412に空気が流通されることによって冷却される。
シールド板42は、図2に示すように、電源用ダクト41の外側に配置され、電源ブロックおよび光源駆動ブロックが放射する電磁波を遮蔽するように構成されている。
サーモスタット45は、安全保全のために設けられ、光源装置31近傍、具体的には、ダクト7に配置される。そして、サーモスタット45は、排気口222が塞がれた際等、光源装置31が所定の温度に上昇した際にOFFとなり、電源ブロックへの電力の供給が遮断される。
電源装置4は、ロアーケース22にネジ固定される。
排気ユニット5は、軸流ファンで構成された排気ファン51、およびダクト7等を備え、図2に示すように、排気口222の内側に配置される。そして、排気ユニット5は、光源装置31および電源装置4等によって温められた高温空気を外部に排出する。排気ユニット5については、後で詳細に説明する。
第1冷却ファン61は、偏光変換素子323を冷却するように配置されている。第1冷却ファン61は、回転軸方向から吸入した空気を回転接線方向に吐出するシロッコファンで構成され、光学部品用筐体37の下方に配置される。具体的に、第1冷却ファン61は、図2、図6に示すように、空気を吸入する吸入口611が上方向(+Z方向)を向き、空気を吐出する吐出口612がダクト7に覆われるように配置される。そして、第1冷却ファン61から吐出された空気は、ダクト7に導かれて偏光変換素子323に吹き付けられる。
第2冷却ファン62は、光源装置31、出力端子43および入力端子313等を冷却するように配置されている。第2冷却ファン62は、シロッコファンで構成され、前述したように、光源装置31の突出部3142の+X方向に配置される(図4参照)。具体的に、第2冷却ファン62は、図4に示すように、吸入口621が−Y方向を向き、吐出口622が突出部3142の開口部と対向するように配置される。より具体的に、第2冷却ファン62は、吐出口622の+Y側が突出部3142の開口部と正対し、−Y側が突出部3142から飛び出すように配置される。そして、第2冷却ファン62から吐出された空気は、一部が突出部3142の開口部から光源装置31内に流入して光源311を冷却し、一部が出力端子43および入力端子313等を冷却する。
第3冷却ファン63は、電源装置4を冷却するように配置されている。第3冷却ファン63は、シロッコファンで構成され、図2に示すように、電源用ダクト41の前方向(+Y方向)に配置されている。具体的に、第3冷却ファン63は、吸入口631が上方向(+Z方向)を向き、吐出口が電源用ダクト41の開口部411(図8参照)に覆われるように配置される。そして、第3冷却ファン63から吐出された空気は、開口部411から流入して電源ブロックおよび光源駆動ブロックを冷却した後、開口部412(図8参照)から流出する。
ここで、排気ユニット5について詳細に説明する。
図9、図10は、排気ユニット5の斜視図であり、図9は、斜め後方から見た図、図10は、斜め前方から見た図である。
排気ユニット5は、図9、図10に示すように、排気ファン51、ダクト7に加え、遮光ルーバー52,53を備えている。
ダクト7は、光学ユニット3および電源装置4と、排気ファン51との間に介在配置され、光源装置31にて温められた高温空気、および電源装置4にて温められた高温空気を排気ファン51に導く。
ダクト7は、合成樹脂製で箱状に形成されており、図9、図10に示すように、前側(+Y側)に位置し、上下方向(±Z方向)の寸法が排気ファン51の寸法と略同等の寸法となるように形成された前側流路形成部7F、および後側(−Y側)に位置し、上下方向の寸法が前側流路形成部7Fの寸法より小さく形成された後側流路形成部7Rを有している。そして、ダクト7は、図4、図6に示すように、後側流路形成部7Rが光源装置31の下方(−Z方向)に位置し、前側流路形成部7Fが光源装置31の前方(+Y方向)に位置するように配置される。
ダクト7は、図9、図10に示すように、前側流路形成部7Fおよび後側流路形成部7Rの上部を形成し、下方向(−Z方向)に開口部を有する上ケース8と、前側流路形成部7Fおよび後側流路形成部7Rの下部を形成し、上方向(+Z方向)に開口部を有する下ケース9とを有して構成されている。上ケース8と下ケース9とは、ネジ等によって固定される。
図11、図12は、ダクト7を分解した斜視図であり、図11は、斜め後方から見た図、図12は、斜め前方から見た図である。
上ケース8は、図11、図12に示すように、前側流路形成部7Fの上部を形成する上ケース前部8F、および後側流路形成部7Rの上部を形成する上ケース後部8Rを有している。
上ケース前部8Fは、図11、図12に示すように、上面部80Aおよび上下方向(±Z方向)に延出する側面部を有して形成され、−X側の側面部には、開口部(流出口81)が設けられている。側面部は、後側(−Y側)の側面部80B、前側(+Y側)の側面部80C、および+X側の側面部80Dを有して形成されている。流出口81は、排気ファン51の外形に沿うように形成され、3つの角部には、ネジ穴が形成されたボス811が設けられている。また、流出口81には、上面部80Aの縁部および側面部80Cの縁部に外側に突出する枠部812が形成されている。排気ファン51は、枠部812に案内され、ボス811にネジ固定されて流出口81に配置される。
上面部80Aは、+X側が低く段差になるように形成された上面80A1を有し、この上面80A1には、制御基板を固定するための直方体状の突起801が設けられている。突起801には、+X方向に開口するスリット、およびスリットの上方にU字状の開口部が設けられている。そして、このスリットにネジ孔を有する板金(図示せず)が挿入され、制御基板は、突起801を介してこの板金にネジ固定される。
また、上面80A1には、突起801の前方(+Y方向)に、ダクト7内の温度を監視する温度検出部(図示せず)が配置される配置部802が設けられている。配置部802には、上方に突出する突起部8021、および開口部8022が形成されている。温度検出部は、サーミスターが実装された回路基板を備え、サーミスターが開口部8022からダクト7内に露出され、回路基板が突起部8021に案内されて配置部802に配置される。温度検出部は、検出した結果を制御部に出力し、制御部は、この温度検出部の検出結果に基づいて、排気ファン51の回転数の制御や、温度異常の際の警告表示等の制御を行う。
側面部80Bには、図11に示すように、+X側端部近傍に開口部(第1の流入口82)が形成され、−X側端部近傍に開口部(第2の流入口83)が形成されている。この第1の流入口82、および第2の流入口83には、図9に示すように、遮光ルーバー52,53がそれぞれ配置される。遮光ルーバー52,53は、板金で形成され、矩形状の開口部を複数有して形成されている。遮光ルーバー52,53は、光源311から射出された光束が排気ファン51、つまり排気口222から漏れることを抑制する。
側面部80Cは、図12に示すように、+X側が凹んで段差になるように形成された側面80C1を有し、この側面80C1には、X方向に延出する突起部803が設けられている。また。側面部80C,80Dは、図12に示すように、下端の中央部が両端より上方に形成されており、この下端には、側面部80C,80Dに沿って外側に突出する帯部84が形成されている。
上ケース後部8Rは、図11、図12に示すように、上ケース前部8Fより+X方向に突出した形状を有している。上ケース後部8Rは、左右方向(±X方向)に沿って段差を有する上面部、および上面部の端部から下方に延出する側面部、および側面部から突設する突設部88を有し、前側(+Y側)の側面部が上ケース前部8Fの側面部80Bに繋がって形成されている。また、上ケース後部8Rの側面部には、下端部にこの側面部に沿って外側に突出する帯部89が形成されている。
上ケース後部8Rは、+X側端面に凹部85が設けられ、凹部85近傍の上面部には、開口部(第3の流入口86)が形成されている。そして、上ケース後部8Rの上面部には、−X側端部近傍に開口部(第4の流入口87)が形成されている。
また、第3の流入口86は、図6に示すように、下部筐体371の開口部3715の下方(−Z方向)、つまり、遮光部材3251の下方に形成されている。第4の流入口87は、図6に示すように、光源用筐体314の開口部3143の下方、つまり、光源装置31の下方に形成されている。より具体的には、第4の流入口87は、リフレクター312の下方に設けられている。
また、前述した第2の流入口83は、図6、図11に示すように、左右方向(±X方向)において、第4の流入口87と同一位置になるように形成されている。つまり、第2の流入口83は、リフレクター312の前方(+Y方向)に設けられている。
このように、ダクト7は、光学部品用筐体37および光源装置31の下方に空気が流通可能に形成されている。
突設部88は、図11に示すように、第4の流入口87の後方(−Y方向)の側面部から後方に突出して形成されており、上端には、X−Y平面に沿って延出する端子押さえ部881が設けられている。端子押さえ部881には、ネジが挿通される丸孔881Aが形成されている。
下ケース9は、図11、図12に示すように、前側流路形成部7Fの下部を形成する下ケース前部9F、および後側流路形成部7Rの下部を形成する下ケース後部9Rを有している。
下ケース前部9Fは、上ケース前部8Fと嵌合するように形成されている。具体的に、下ケース前部9Fは、図11、図12に示すように、底面部90A、底面部90Aから上方に突出する側面部90B、底面部90Aから下方に突出する側面部90C、および側面部90Bの前方(+Y方向)に形成されたガイド部91を有している。
底面部90Aは、平面視において、上ケース8の上面部80Aと略同一形状を有して形成されている。側面部90Bは、前側(+Y側)および+X側に形成されており、図10に示すように、上ケース8の側面部80C,80Dに沿い、帯部84と嵌合するように形成されている。
側面部90Bの−X側端部は、図11に示すように、底面部90Aより下方に延出して形成され、側面部90Cとの間に開口部(第5の流入口92)が設けられている。
また、側面部90Bには、図12に示すように、直方体形状のサーモスタット45が取り付けられる取付部96が形成されている。取付部96は、サーモスタット45が下方から上方に挿入され、側面部90Bに沿って配置されるように形成されている。また、取付部96には、サーモスタット45の下方への移動を規制する突起が設けられている。サーモスタット45は、下ケース9に取り付けられた際に、±X方向、±Y方向が保持され、−Z方向の移動が規制される。そして、サーモスタット45は、図10に示すように、上ケース8が下ケース9に組み込まれると突起部803によって上方への移動が規制されて固定される。
ガイド部91は、図11、図12に示すように、側面部90Bから突出し、底面部90Aと略平行に形成された水平部911、および水平部911の−X側および+Y側の端部から下方に延出する垂直部912を有している。そして、ガイド部91の+X側端部には、図12に示すように、開口部93が設けられている。
下ケース後部9Rは、上ケース後部8Rと嵌合するように形成されている。具体的に、下ケース後部9Rは、図11、図12に示すように、底面部90D、底面部90Dから上方に突出する側面部90E、底面部90Dの+X側端部に設けられた補助ダクト部94、および端子取付部95を有している。
底面部90Dは、平面視において、上ケース後部8Rの上面部と略同一形状を有して形成され、下ケース前部9Fの側面部90Cと繋がっている。側面部90Eは、図9に示すように、上ケース後部8Rの側面部に沿い、帯部89と嵌合するように形成されている。
補助ダクト部94は、図11、図12に示すように、上下方向(±Z方向)に空気が流通する流路941を有して筒状に形成され、+X側の側面は、図12に示すように、下側が+X方向に屈曲された案内部942を有している。補助ダクト部94は、図10に示すように、上ケース8の凹部85に嵌合され、流路941が露出するようになっている。また、補助ダクト部94は、図6に示すように、案内部942が第1冷却ファン61の吐出口612の上方に位置し、流路941が開口部3716の下方、つまり偏光変換素子323の下方に位置するように形成されている。
端子取付部95は、図11、図12に示すように、後側(−Y側)の側面部90Eに設けられており、電源装置4の出力端子43が取り付けられる。端子取付部95は、上ケース8の端子押さえ部881の下方に位置するように形成されている。
端子取付部95は、出力端子43が上方から下方に挿入され、先端が上方に突出して配置されるように形成されている。端子取付部95には、出力端子43の側面に形成された凸部を支持する支持部951、およびネジ穴952Aが形成されたボス952が設けられている。
ボス952は、上面が端子押さえ部881の下面と当接し、ネジ穴952Aが丸孔881Aから露出するように設定されている。また、端子取付部95の下方には、出力端子43に接続されているケーブル(図示せず)が挿通される孔953が形成されている。出力端子43は、端子取付部95に挿入された後、上ケース8が下ケース9に組み込まれると、凸部が支持部951と端子押さえ部881とに挟持される。そして、出力端子43は、ネジ穴952Aにネジが挿通されてダクト7に固定される。
ダクト7は、図8に示すように、上ケース8が下ケース9に組み込まれると、第5の流入口92が流出口81内の片隅に位置付けられる。
ダクト7は、図8に示すように、ガイド部91が電源装置4の−X側端部の上方に位置するように配置され、電源用ダクト41の開口部412は、第5の流入口92から露出する。
ここで、ダクト7内の空気の流れについて説明する。
ダクト7は、図9、図10に示すように、第1冷却ファン61から吐出された空気を補助ダクト部94にて上方に導く(流れF2)。そして、補助ダクト部94に導かれた空気は、偏光変換素子323を冷却する。
また、ダクト7は、排気ファン51の回転によって、第1の流入口82、第2の流入口83、第3の流入口86、第4の流入口87および第5の流入口92から流入した空気(流れF6,F5,F3,F4,F8)を流出口81に導く。そして、流出口81に導かれた空気は、排気ファン51によって外部に排出される。各流入口近傍に配置されている冷却対象としての遮光部材3251、光源装置31および電源装置4は、近傍の高温空気が排出されることによって冷却される。
具体的に、図6に示すように、第1冷却ファン61から吐出された空気(流れF1)は、補助ダクト部94の流路941を流通し、開口部3716から光学部品用筐体37に流入して偏光変換素子323を冷却する。偏光変換素子323を冷却した空気は、開口部3721から光学部品用筐体37の外部に排出される(流れF2)。
排気ファン51が回転されると、図6に示すように、遮光部材3251近傍の高温空気は、開口部3715を通過して第3の流入口86からダクト7内に流入する(流れF3)。光源用筐体314内の高温空気は、図6に示すように、開口部3143を通過して第4の流入口87からダクト7内に流入する(流れF4)と共に、図5に示すように、開口部3144を通過して第2の流入口83からダクト7内に流入する(流れF5)。
第2冷却ファン62から吐出された空気の一部は、前述したように、光源用筐体314内に流入して光源311を冷却する。光源311を冷却した空気は、図5に示すように、第1の流入口82からダクト7内に流入する(流れF6)。
図8に示すように、第3冷却ファン63から吐出された空気(流れF7)は、電源用ダクト41に案内されて電源装置4を冷却した後、第5の流入口92からダクト7内に流入する(流れF8)。
そして、第1の流入口82〜第5の流入口92からダクト7内に流入した高温空気は、流出口81から流出し、排気ファン51によって外部に排出される。
このように、第1の流入口82、第2の流入口83、および第4の流入口87は、光源装置31を冷却対象として形成され、第3の流入口86は、遮光部材3251を冷却対象として形成され、第5の流入口92は、電源装置4を冷却対象として形成されている。また、第1の流入口82、第2の流入口83は、光源装置31の前方(+Y方向)に空気が流入するように配置され、第4の流入口87は、光源装置31の下方(−Z方向)に空気が流入するように配置されている。つまり、第1の流入口82、第2の流入口83、および第4の流入口87は、光源装置31が射出する光束の射出方向に略直交する2つの方向に空気が流入するように配置されている。そして、排気ファン51の回転によって、各流入口から冷却対象近傍の空気が流入し、各流入口から流入した空気が流出口から流出する。そして、冷却対象は、近傍の高温空気が排気ファン51によって外部に排出されることによって冷却される。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ダクト7は、遮光部材3251、光源装置31、および電源装置4という複数の冷却対象近傍の高温空気を効率良く排気ファン51に導くので、これらの冷却対象を効率良く冷却することが可能となる。よって、冷却対象の劣化が抑制され、プロジェクターの長寿命化が図れる。
(2)光源装置31は、第1の流入口82、第2の流入口83および第4の流入口87によって、側方および下方の2方向から近傍の高温空気が排出されるので、光源装置31のより効率的な冷却が可能となる。よって、プロジェクター1は、投写される画像光の輝度等の劣化が抑制される。
(3)第4の流入口87は、光源装置31の下方に設けられているので、光源装置31の下方から光源311の発熱によって温まった高温空気を排出し、光源装置31を冷却することができる。また、光源311の周囲は、上方がより高温になる。特に、反射ミラー38を有する投写光学装置36を備えた短焦点プロジェクターは、上下を反転して投写する天吊り姿勢で設置される場合が多いため、プロジェクター1が天吊り姿勢の際に、光源311上方のより高温に温まった空気を排出して、より効率的に光源装置31を冷却することができる。
(4)遮光部材3251は、第3の流入口86から近傍の高温空気が排出されるので、遮光部材3251の効率的な冷却が可能となる。よって、遮光部材3251を駆動するモーターや歯車等への熱伝導が抑制され、これらの部品は、熱変形が抑制される。よって、調光装置325は、安定して光量を調整し、プロジェクター1は、投写される画像光のコントラスト等の劣化が抑制される。
(5)電源装置4は、第5の流入口92から電源ブロックおよび光源駆動ブロック内の高温空気が排出されるので、回路素子等の効率的な冷却が可能となる。
(6)ダクト7は、上ケース8および下ケース9で構成されるという簡単な構造で、かつ少ない部品点数形成されているので、スペース効率良く形成できると共に、組立工数の簡素化やアフターサービス性の向上が図れる。
(7)ダクト7には、補助ダクト部94が設けられているので、部品点数を増やすことなく、偏光変換素子323を効率良く冷却できると共に、組立工数の簡素化やアフターサービス性の向上が図れる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の流入口は、冷却対象として遮光部材3251、光源装置31および電源装置4近傍の空気が流入するように形成されているが、光路上に配置される他の光学部品、例えば、偏光変換素子323を冷却対象として形成してもよい。また、出力端子43や入力端子313が冷却対象となるように流入口を形成してもよい。
流入口の開口する大きさを変更可能に構成してもよい。例えば、第4の流入口87にシャッター式の移動機構を設け、この移動機構によって開口する大きさが変更されるように構成する等が考えられる。これによって、プロジェクター1の姿勢を変えたり、輝度が異なる光源装置31を用いたりする際等、この移動機構によって開口する大きさを変更することによって、各流入口に流入する空気の風速や風量のバランスを調整し、それぞれの冷却対象を適正に冷却することが可能となる。
前記実施形態のプロジェクター1は、短焦点プロジェクターとして構成されているが、非球面形状の反射ミラー38を用いないプロジェクターとしても構成できる。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶パネル352を用いているが、反射型液晶パネルを利用したものであってもよい。また、光変調装置は、マイクロミラーアレイを用いたデバイス等を使用したものであってもよい。
光源311は放電型のランプに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、4…電源装置、5…排気ユニット、7…ダクト、31…光源装置、35…電気光学装置、36…投写光学装置、51…排気ファン、81…流出口、82…第1の流入口、83…第2の流入口、86…第3の流入口、87…第4の流入口、92…第5の流入口、311…光源、312…リフレクター、313…入力端子、314…光源用筐体、323…偏光変換素子、325…調光装置、352…液晶パネル、3251…遮光部材。

Claims (3)

  1. 光源を有する光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、前記画像光を投写するプロジェクターであって、
    当該プロジェクターの内部の空気を外部に排出する排気ファンと、
    冷却対象と前記排気ファンとの間に空気を流通させるダクトと、
    を備え、
    前記ダクトは、前記排気ファンの回転によって前記冷却対象近傍の空気が流入する複数の流入口を有し、
    前記流入口は、前記光束の射出方向に略直交する2つの方向に前記空気が流入するように配置されていることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記ダクトは、前記光束の光路上に配置される光学部品を前記冷却対象として形成された前記流入口を有していることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記光源に電力を供給する電源装置を備え、
    前記ダクトは、前記電源装置を前記冷却対象として形成された前記流入口を有していることを特徴とするプロジェクター。
JP2009145051A 2009-06-18 2009-06-18 プロジェクター Withdrawn JP2011002612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009145051A JP2011002612A (ja) 2009-06-18 2009-06-18 プロジェクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009145051A JP2011002612A (ja) 2009-06-18 2009-06-18 プロジェクター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011002612A true JP2011002612A (ja) 2011-01-06

Family

ID=43560619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009145051A Withdrawn JP2011002612A (ja) 2009-06-18 2009-06-18 プロジェクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011002612A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012115228A1 (ja) * 2011-02-25 2014-07-07 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 投写型映像表示装置
JP2017138560A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 大日本印刷株式会社 表示装置及び液晶表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012115228A1 (ja) * 2011-02-25 2014-07-07 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 投写型映像表示装置
US9041868B2 (en) 2011-02-25 2015-05-26 Hitachi Maxell, Ltd. Projection image display device comprising a plurality of illumination optical systems
JP2017138560A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 大日本印刷株式会社 表示装置及び液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4046119B2 (ja) 照明装置、プロジェクタ
US20080094582A1 (en) Projection type image display apparatus
JP4650331B2 (ja) プロジェクタ
JP4706795B2 (ja) プロジェクタ
US9158186B2 (en) Projection display device
JP2007171391A (ja) 投射形表示装置および投射形表示装置の冷却方法
JP2011002612A (ja) プロジェクター
US20110199584A1 (en) Display device and projection display device
US11953815B2 (en) Projector
JP2006227428A (ja) 光学部品用筐体、およびプロジェクタ
JP2005338236A (ja) プロジェクタ
JP2006243361A (ja) プロジェクタ
JP2011002613A (ja) プロジェクター
JP2006208810A (ja) リアプロジェクタ
JP2012042847A (ja) プロジェクター
JP5176457B2 (ja) プロジェクタ
JP2002150832A (ja) 投射型表示装置
JP5123818B2 (ja) リアプロジェクタ
JP5223527B2 (ja) プロジェクタ
JP5742401B2 (ja) プロジェクター
JP2007171390A (ja) 投射形表示装置
JP2016145921A (ja) プロジェクター
JP2016095356A (ja) 電子機器
JP5197119B2 (ja) 画像投射装置および画像表示システム
JP2012226033A (ja) プロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120904