JP2006208810A - リアプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光源装置および電源系の冷却効率を向上できるリアプロジェクタを提供する。
【解決手段】リアプロジェクタ1は、光源装置41と、画像を形成する光変調装置および画像を拡大投射する投射光学装置を有する光学系と、投射画像を投影するスクリーンと、装置全体に駆動電力を供給する電源系61と、これらが収納される箱状の筐体3とを備える。筐体3は、スクリーンが設けられる筐体面の端部から背面側に延び、互いに対向する一対の側面を備える。光源装置41および電源系61は、光学系を挟んで互いに反対側に配置され、これらは、スクリーンの投射面に沿って配列される。筐体3の側面のうち、光源装置41に近接する側面には、光源装置41を冷却した空気を排出する第1排気口37Aが形成され、電源系61に近接する側面には、電源系61を冷却した空気を排出する第2排気口が形成される。
【選択図】 図11

Description

本発明は、光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置、および、この光変調装置で形成された画像を拡大投射する投射光学装置を有する光学系と、この投射光学装置からの投射画像が投影されるスクリーンと、装置全体に駆動電力を供給する電源系と、前記光源装置、前記光学系、前記電源系および前記スクリーンが収納される箱状の筐体とを備えたリアプロジェクタに関する。
近年、家庭内でのホームシアター等の用途として、プロジェクタが普及しつつある。この種のプロジェクタとして、光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置と、この光変調装置で形成された画像を拡大投射する投射光学装置と、この投射光学装置からの投射画像が投影される透光性のスクリーンと、光源および光変調装置を含む装置本体の駆動制御を行う制御系と、これらに駆動電力を供給する電源装置と、これらを内部に収納する筐体とを備えたリアプロジェクタが知られている。そして、このようなリアプロジェクタでは、光変調装置で形成された画像を、背面側からスクリーンに投影することにより、視聴者は、正面側から画像を視認できるように構成されている。
このようなリアプロジェクタの駆動時は、光源装置および電源系が高温状態となる一方で、これら光源装置および電源系の構成部品は熱に弱いものが多数用いられており、リアプロジェクタを安定して駆動するためには、これら構成部品を効率よく冷却する必要がある。このため、リアプロジェクタ内部に、外部から冷却空気を取り込んで、当該冷却空気を各構成部品に送風して冷却するリアプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のリアプロジェクタは、筐体(下部キャビネット)の一方の側面に形成された吸気用開口を介して、筐体外部の冷却空気を導入し、当該冷却空気を、画像を形成する光学ユニット、および、電源装置(第1電源装置、第2電源装置)に流通させた後、当該筐体の反対側の側面に形成された排気用開口から外部に排出する冷却流路が形成されている。詳述すると、この冷却流路は、光源冷却流路、光学装置冷却流路、制御基板冷却流路および電源冷却流路とに分類され、筐体内に設けられたファンにより吸気用開口から導入した冷却空気の一部が、制御基板冷却流路を流通して制御基板(制御系)を冷却し、残りの一部が、光学装置冷却流路を流通して光学装置を冷却して、光学装置の上方で合流する。この合流した冷却空気の一部は、光源冷却流路を流通して光源装置を冷却し、排気用開口から排気される。また、合流した冷却空気の残りの一部は、電源冷却流路を流通して電源装置を冷却した後、排気用開口から排出される。ここで、光源装置を冷却した空気は、ダクトを介して排出される。これにより、リアプロジェクタの各構成部品を効率よく冷却することができる。
特開2003−337377号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、光源装置および電源装置が近接して筐体内に配置されているため、これらを冷却する冷却空気の流路をダクト等により分離しても、一方で発生した熱が、部品(例えばダクト)伝いに他方に伝導してしまう可能性がある。この場合、伝導した熱が冷却空気の温度を上昇させてしまうため、光源装置および電源装置を、それぞれ適切に冷却することが困難であるという問題がある。特に、近年のリアプロジェクタに用いられる光源装置は、発光輝度が飛躍的に向上しており、これに伴って、駆動時の光源装置は高温傾向にある。このため、これら光源装置および電源装置を効果的に冷却できるリアプロジェクタが要望されてきた。
本発明の目的は、光源装置および電源系を適切に冷却でき、これらの冷却効率を向上することができるリアプロジェクタを提供することである。
前記した目的を達するために、本発明のリアプロジェクタは、光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置、および、この光変調装置で形成された画像を拡大投射する投射光学装置を有する光学系と、この投射光学装置からの投射画像が投影されるスクリーンと、装置全体に駆動電力を供給する電源系と、前記光源装置、前記光学系、前記電源系および前記スクリーンが収納される箱状の筐体とを備えたリアプロジェクタであって、前記筐体は、前記スクリーンが設けられる筐体面の端部から、当該筐体の背面側に延び、それぞれが互いに対向する一対の側面を備え、前記光源装置および前記電源系は、前記光学系を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、前記光源装置、前記光学系および前記電源系は、前記スクリーンの投射面に沿って配列され、前記筐体の側面のうち、前記光源装置に近接する側の側面には、前記光源装置を冷却した空気を排出する第1排気口が形成され、前記電源系に近接する側の側面には、前記電源系を冷却した空気を排出する第2排気口が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、リアプロジェクタを構成する光源装置と、電源系とが、光学系を挟んで互いに反対側に配置され、これらがスクリーンに沿って配列されている。このため、リアプロジェクタ内部では、光源装置と、電源系とが離間して配置されることとなる。また、光源装置を冷却した空気は、筐体の対向する一対の側面のうち、当該光源装置に近接する側の側面に形成された第1排気口から排出され、電源系を冷却した空気は、他方の側面に形成された第2排気口から排出される構成とされている。このため、リアプロジェクタ内には、光源装置を冷却する空気の流路と、電源系を冷却する空気の流路とが、それぞれ独立して形成されることとなる。これによれば、光源装置および電源系を、光学系を挟んで、それぞれ離間して配置し、これら光源装置および電源系を冷却するそれぞれの空気の流路を分けることにより、光源装置および電源系のそれぞれの冷却流路における熱干渉を防ぐことができる。従って、冷却空気の不要な温度上昇を防ぐことができ、光源装置および電源系を効果的に冷却することができる。
本発明では、前記第1排気口と、前記光源装置とを接続し、当該光源装置を冷却した空気を、前記第1排気口を介して外部に導くダクトを備えるが好ましい。
本発明によれば、光源装置を冷却した空気は、光源装置と第1排気口とを接続するダクト内を流通して、第1排気口から排出される。これによれば、光源装置の冷却に供され、熱せられた空気の排出を効率よく行うことができるので、熱せられた空気が筐体内に拡散・滞留することを防ぐことができ、筐体内部の高温化を防ぐことができる。従って、筐体内を低温化することができ、光源装置および電源系を含むリアプロジェクタの構成部品の温度上昇を一層防ぐことができる。
本発明では、前記第1排気口と、前記光源装置との間には、当該光源装置を冷却する冷却ファンを備え、前記冷却ファンの吸気面は、前記光源装置に対向していることが好ましい。
ここで、冷却ファンは、ファン回転軸方向から吸気した空気を回転接線方向に排気する遠心力ファン(シロッコファン)であってもよく、回転軸を中心としてファンを回転させることにより、回転軸方向に沿って空気を取り込み、排出する軸流ファンであってもよい。
本発明によれば、冷却ファンは、当該冷却ファンの吸気面が光源装置に対向するように配置されている。このため、冷却ファンの吸気側には、光源装置が位置することとなるので、当該冷却ファンの駆動とともに、光源装置の周囲の空気は、当該光源装置を冷却しつつ光源装置に沿って流通し、冷却ファンの吸気面に向かって集約されることとなる。これによれば、光源装置に拡散せずに空気を流通させることができ、冷却した空気を筐体外に排出することができるので、光源装置の冷却効率を一層向上することができる。
また、冷却ファンの吸気面が光源装置に対向配置されているので、冷却ファンの駆動により、光源装置の周囲の空気が滞留することを防ぐことができる。従って、より一層光源装置の冷却効率を向上することができる。
さらに、冷却ファンが、光源装置の上方に位置する場合には、当該光源装置の冷却に供され、熱を帯びた空気を効率よく吸引して排出することができるので、光源装置の冷却効果を一層高めることができる。
本発明では、前記筐体は、脚部を有し、当該筐体内に少なくとも前記光源装置および前記電源系が載置される底面部を備え、前記底面部は、前記筐体が設置される設置面から所定の間隔を隔てて配置され、前記筐体の少なくともいずれかの面には、当該筐体を設置した際に、前記底面部の下方に空気を導入する少なくとも2つの吸気口が形成され、前記底面部には、前記光源装置および前記電源系の近傍に、前記2つの吸気口のうち、一方の吸気口から導入した空気を前記光源装置に流通させる光源装置冷却用の開口と、他方の吸気口から導入した空気を前記電源系に流通させる電源系冷却用の開口とが形成されていることが好ましい。
本発明によれば、光源装置を冷却する冷却空気の流路(冷却流路)と、電源系を冷却する冷却空気の流路とを分離することができる。
すなわち、一方の吸気口から底面部の下方に導入された空気は、光源装置冷却用の開口から光源装置に向かって流通し、当該光源装置を冷却した後、光源装置に近接する側の筐体の側面に形成された第1排気口から排出される。また、他方の吸気口から底面部の下方に導入された空気は、電源系冷却用の開口から電源系に向かって流通し、当該電源系を冷却した後、電源系に近接する側の筐体の側面に形成された第2排気口から排出される。これによれば、光源装置の冷却流路と、電源系の冷却流路の独立性を高めることができ、互いの熱干渉を一層抑えることができる。従って、光源装置および電源系の冷却効率を向上することができる。
また、光源装置の冷却流路と電源系の冷却流路とを分離したことにより、空気の流通を良好にすることができるので、筐体内部の温度を一層低くすることができる。従って、リアプロジェクタの構成部品を、一層効果的に冷却することができる。
本発明では、前記底面部の下面には、それぞれの前記吸気口から導入した空気を隔てる隔壁が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、吸気口から光源装置および電源系に至る空気の流路を、隔壁によって分離したことにより、光源装置の冷却流路および電源系の冷却流路の独立性を一層高めることができる。これによれば、光源装置および電源系に至るそれぞれの流路の熱干渉を一層抑えることができる。
また、それぞれの流路を独立させたことにより、光源装置および電源系の一方に空気の流通が集中することを防ぐことができる。従って、光源装置および電源系を均等に冷却することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るリアプロジェクタを図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のリアプロジェクタ1を正面側から見た斜視図である。また、図2は、リアプロジェクタ1を背面側から見た図であり、図3は、当該リアプロジェクタ1を左側面から見た図である。なお、図3でいう左側とは、リアプロジェクタ1を正面から見た場合の左側を指す。
リアプロジェクタ1は、光源から射出された光束を、入力する画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像を、当該リアプロジェクタ1に設けられた透光性のスクリーン2Bに拡大投射するものである。
(1)外観構成
リアプロジェクタ1は、図1から図3に示すように、正面側から見て略長方形状を有し、縦断面略三角形状を有する上部キャビネット2と、この上部キャビネット2を下方から支える下部キャビネット3とを備えて構成されている。これら上部キャビネット2および下部キャビネット3は、互いにねじ等により固定されている。
このうち、上部キャビネット2は、図1に示すように、内部に後述する反射ミラー2A(図4)を収納するミラーケース21と、スクリーン2Bを保持するフレーム枠22とを備えて構成される。
また、下部キャビネット3は、上部キャビネット2を支持するとともに、リアプロジェクタ1の主要な構成部品を内部に収納する平面視略台形状の箱型筐体である。
(1-1)リアプロジェクタ1の正面構成
リアプロジェクタ1の正面側、すなわち、上部キャビネット2の正面側には、図1に示すように、フレーム枠22が配置されている。
フレーム枠22は、後述するミラーケース21(図2)の正面側の寸法と略同じ大きさで正面視略長方形状に形成され、当該ミラーケース21の正面側に、ねじ等により固定される。
このフレーム枠22は、前述のように、光学像が投射されるスクリーン2Bを保持する。このため、フレーム枠22の略中央には、スクリーン2Bの光学像投射領域と略同じ大きさの略長方形状の開口部221が形成され、当該開口部221からスクリーン2Bが露出する。また、この開口部221の左右両側には、背面側にそれぞれ2個のスピーカ(図示省略)が配置されたスピーカ設置部222,223が形成されている。
ここで、スクリーン2Bは、フレネルシート、レンチキュラーシート、ガラス板等の保護板を備えて構成されている。このうち、フレネルシートは、後述する光学ユニットの投射レンズから射出され、後述する反射ミラー2A(図4)で反射された光束を平行化する。また、レンチキュラーシートは、フレネルシートを透過して平行化された光束を、当該レンチキュラーシートによって拡散して、表示画像を適切に視認できるように構成されている。
下部キャビネット3の正面側には、略中央に略長方形状の開口部31が形成され、上下方向に回動して、当該開口部31を閉塞および開放する蓋部材31Aが設けられている。
この開口部31の内部には、詳しい図示を省略するが、正面側操作パネルとしてのフロントパネルが設けられている。このフロントパネルの左側部分には、音量調節や画質調整等を行う各種操作スイッチ、PC(Personal Computer)接続端子としてのD−Sub端子、ステレオ音声入力端子、ビデオ入力端子、S端子等が配設されている。また、フロントパネルの右側部分には、各種半導体メモリカードが挿入可能な開口が形成され、内部に当該カードからデータを読み取るカードリーダが配設されている。このような開口部31の右側には、電源スイッチ32が設けられている。これらフロントパネルおよび電源スイッチ32は、後述する制御基板5(図5)に電気的に接続されている。
また、下部キャビネット3の正面側左右両端には、脚部33が形成されている。
(1-2)リアプロジェクタ1の背面構成
リアプロジェクタ1の背面側は、図2および図3に示すように、上部キャビネット2のミラーケース21および下部キャビネット3により構成される。
このうち、ミラーケース21は、縦断面略三角形状を有する合成樹脂製の箱型筐体である。このミラーケース21は、リアプロジェクタ1の背面を構成する背面壁211と、この背面壁211の下方端部と接続される底面壁212と、これら背面壁211および底面壁212の左右両側に位置する一対の側壁213,214とから構成されている。また、このミラーケース21の正面側には、側壁213,214に略直交し、互いに離間する方向、すなわち、リアプロジェクタ1の左右方向に延出する延出部215,216が形成されている。
背面壁211は、長辺が上方に位置する平面視略台形状の形状を有し、後方の下側に向かって傾斜するように形成されている。この背面壁211の内側の面には、後述する反射ミラー2A(図4)が所定角度で支持されている。
一対の側壁213,214は、背面壁211および底面壁212の左右両端を接続するように形成されており、後方に向かうにしたがって内側に傾斜するように形成されている。
延出部215,216は、側壁213,214の縦寸法より大きく形成され、略中央部分に、背面方向に向かって膨出した膨出部215A,216Aが形成されている。この膨出部215A,216Aは、フレーム枠22のスピーカ設置部222,223(図1)と合わさって、スピーカエンクロージャを形成する。
下部キャビネット3は、前述のように、上部キャビネット2の平面視形状に合わせて、平面視略台形形状に形成され、四方を側壁によって囲まれた箱状筐体である。
この下部キャビネット3の背面側には、図2における左側に、第1凹部34が形成され、右側に、第2凹部35が形成されている。
このうち、第1凹部34には、略正方形状のランプ交換口34Aが形成され、当該ランプ交換口34Aは、ランプカバー34Bによって覆われている。このランプ交換口34Aは、ランプカバー34Bを取り外すことによって開放され、当該ランプ交換口34Aを介して、後述する光学ユニット4の光源装置41(図5および図8)を交換できるように構成されている。
第2凹部35には、電源ケーブル35A、および、背面側操作パネルとしてのリアパネル35Bが設けられている。このうち、リアパネル35Bには、具体的に、PC接続端子としてのDVI(Digital Visual Interface)端子、アンテナ入力端子、および、複数系統のビデオ・音声入出力端子等が配設されている。
また、第1凹部34および第2凹部35の下方には、下部キャビネット3内部に収納された電子部品を冷却する冷却空気を導入するための2つの吸気口36(36A,36B)が形成されている。
さらに、下部キャビネット3の背面を挟む両側面、詳述すると、下部キャビネット3を背面側から見て、第1凹部34の左側および第2凹部35の右側には、排気口37(37A,37B,37C)が形成されている。これら排気口37A〜37Cは、下部キャビネット3内の各種装置を冷却した空気が排出される開口であり、スリット状に形成されている。
このうち、第1凹部34の左側に形成された排気口37Aは、本発明の第1排気口に相当し、後述する光源装置41(図5)および光源駆動ブロック62(図6)を冷却した空気を排出する。また、第2凹部35の右側に形成された排気口37B,37Cは、本発明の第2排気口に相当し、後述する制御基板5(図5)および電源ブロック61(図6)を冷却した空気を排出する。
(2)内部構成
(2-1)上部キャビネット2の内部構成
図4は、上部キャビネット2の内部構成を示す図である。具体的に、図4は、図1の状態からスクリーン2Bを取り外したリアプロジェクタ1の正面側斜視図である。
上部キャビネット2の内部には、図4に示すように、下部キャビネット3内部に設けられた後述する光学ユニット4(図5および図8)の投射レンズ46(図8)から射出された光学像としての光束を反射する反射ミラー2Aが収納される。この反射ミラー2Aは、背面壁211(図2)の形状と略同じ平面視略台形状に形成された一般的なミラーであり、上部キャビネット2の背面壁211(図2)の内側に、台形状の長辺が上側となるように傾斜して取り付けられる。この反射ミラー2Aの傾斜角は、正面側に取り付けられるスクリーン2B(図1)と後述する光学ユニット4(図5および図8)の投射レンズ46(図8)による映像の反射との設定された位置関係に基づいて設定されている。
また、ミラーケース21の底面壁212は、長辺が前方側に位置する平面視略台形状の形状を有している。この底面壁212は、図2および図3に示したように、背面側に向かうにしたがって上方に傾斜するように形成され、背面側の端部で背面壁211と、また、左右の端部で側壁213,214と接続されている。
この底面壁212には、図4に示すように、正面側の略中央部分に略矩形状の切欠212Aが形成されており、後述する光学ユニット4(図5および図8)の投射レンズ46が露出する。また、当該切欠212Aの左側には、上方に向かって膨出した膨出部212Bが形成されている。この膨出部212Bは、後述する電源ユニット6(図5)の電源ブロック61(図5)に対応する位置に形成されている。
(2-2)下部キャビネット3の内部構成
図5は、下部キャビネット3の内部構成を示す図である。詳述すると、図5は、図2の状態から下部キャビネット3の背面側の外装ケースを取り外したリアプロジェクタ1の背面側斜視図である。また、図6は、下部キャビネット3の内部構成を模式的に示した平面図である。
下部キャビネット3の内部には、画像を形成する光学ユニット4、リアプロジェクタ1全体の駆動制御を行う制御基板5、および、リアプロジェクタ1を構成する各電子部品に駆動電力を供給する電源ユニット6等を収納する。具体的には、これら光学ユニット4、制御基板5および電源ユニット6は、上部キャビネット2に保持されるスクリーン2Bに沿って、下部キャビネット3の底面部39に設置されている。すなわち、画像形成等のリアプロジェクタ1における主要な処理は、下部キャビネット3内に収納された構成部品によって実行される。
このうち、光学ユニット4は、図5および図6に示すように、下部キャビネット3の略中央から右側、すなわち、背面側から見て左側に配置されている。また、制御基板5および電源ユニット6は、下部キャビネット3の略中央から左側、すなわち、背面側から見て略中央から右側に配置されている。
(3)光学ユニット4の構成
図7は、光学ユニット4を示す斜視図である。また、図8は、光学ユニット4の光学系を示す模式図である。
光学ユニット4は、光源装置41から射出された光束を、液晶パネル451により、入力する画像情報に応じて変調して光学像を形成し、当該形成した光学像を投射レンズ46により反射ミラー2A(図4)を介して、スクリーン2B(図1)に拡大投射するものである。この光学ユニット4は、図7に示すように、下部キャビネットの底面部39(図5)の上面に設けられた光学ユニット載置台38上に載置される。
なお、この光学ユニット載置台38は、複数の板状部材から構成され、光学ユニット4を所定の位置に固定するための板状部材である。
このような光学ユニット4は、図8に示すように、光源装置41と、インテグレータ照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、電気光学装置45と、投射光学装置としての投射レンズ46と、これらを内部に収納する光学部品用筐体47と、投射レンズ46を保持固定するヘッド体48とを備えて構成されている。このうち、インテグレータ照明光学系42と、色分離光学系43と、リレー光学系44と、電気光学装置45と、投射光学系としての投射レンズ46とが、本発明の光学系に相当する。
光源装置41は、光学ユニット4における最も右側、すなわち、リアプロジェクタ1を背面側から見た場合に、光学ユニット4における最も左側に位置しており、光学ユニット4を構成する部品の中で、電源ブロック61から最も離れた位置に配置されている。
この光源装置41は、放射光源としての光源ランプ411と、リフレクタ412と、防爆ガラス413と、これらを内部に収納する合成樹脂製の筐体である光源ランプボックス414とを備えて構成されている。そして、この光源装置41は、光源ランプ411から射出された放射状の光線をリフレクタ412で反射して平行光線とし、この平行光線を、防爆ガラス413を介して外部へと射出する。
このうち、光源ランプ411は、本実施形態では、高圧水銀ランプが採用されている。なお、高圧水銀ランプ以外に、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用することもできる。また、リフレクタ412としては、放物面鏡を採用しているが、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
防爆ガラス413は、リフレクタ412の開口部分を閉塞する透光性のガラス部材であり、光源ランプ411が破裂した場合に、当該光源ランプ411の破片が、光源ランプボックス414から外部に飛散しないように構成されている。
光源ランプボックス414には、図7に示すように、光源装置41をリアプロジェクタ1内に収納した際の背面方向に向かって延出した一対の把手414Aが形成されており、光源装置41を交換する際に、光源ランプボックス414を把持しやすいように構成されている。そして、光源ランプ411の寿命および破損等により光源装置41を交換する必要が生じた場合には、前述のランプカバー34B(図2)を開放して、ランプ交換口34A(図2)から光源装置41ごと交換できるように構成されている。
インテグレータ照明光学系42は、電気光学装置45を構成する後述する3つの液晶パネル451の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系である。このインテグレータ照明光学系42は、図8に示すように、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備えて構成されている。
第1レンズアレイ421は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、各小レンズは、光源装置41から射出された光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各小レンズの像を後述する液晶パネル451上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配設される。このような偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422からの光を略1種類の直線偏光に変換するものであり、これにより、電気光学装置45での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の直線偏光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に電気光学装置45の後述する液晶パネル451上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル451を用いたリアプロジェクタ1では、1種類の直線偏光しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発する光源ランプ411からの光のほぼ半分が利用されない。そこで、偏光変換素子423を用いることにより、光源ランプ411から射出された光束を略1種類の直線偏光に変換し、電気光学装置45での光の利用効率を高めている。
なお、このような偏光変換素子423は、例えば特開平8−304739号公報に紹介されている。
色分離光学系43は、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432によりインテグレータ照明光学系42から射出された光束を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系44は、入射側レンズ441と、リレーレンズ443と、反射ミラー442,444とを備え、色分離光学系43で分離された色光である赤色光を電気光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネル451Rまで導く機能を有している。
この際、色分離光学系43のダイクロイックミラー431では、インテグレータ照明光学系42から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー431によって反射した青色光は、反射ミラー433で反射し、フィールドレンズ455を通って、電気光学装置45の後述する青色光用の液晶パネル451Bに到達する。このフィールドレンズ455は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の光変調装置の光束入射側に設けられたフィールドレンズ455も同様である。
また、ダイクロイックミラー431を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー432によって反射し、フィールドレンズ455を通って、緑色光用の液晶パネル451Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー432を透過してリレー光学系44を通り、さらにフィールドレンズ455を通って、赤色光用の液晶パネル451Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系44が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色
光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ455に伝えるためである。なお、リレー光学系44には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光や緑色光を通す構成としてもよい。
電気光学装置45は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系43で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板452と、各入射側偏光板452の光路後段に配置される光変調素子としての3つの液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、各液晶パネル451の光路後段に配置される3つの射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。そして、これら入射側偏光板452、液晶パネル451、射出側偏光板453、およびクロスダイクロイックプリズム454は、一体的にユニット化されている。なお、入射側偏光板452、液晶パネル451、および、射出側偏光板453は、具体的な図示は省略するが、所定の間隔を空けて配置している。
入射側偏光板452は、偏光変換素子423で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板452は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
液晶パネル451は、本発明の光変調装置に相当し、一対の透明ガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、後述する制御基板から出力される駆動信号に応じて、画像形成領域内にある前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の構成であり、液晶パネル451の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451R,451Bから射出され射出側偏光板453を介した各色光を反射し、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過する。このようにして、各液晶パネル451R,451G,451Bにて変調された各色光が合成され、カラー画像が形成される。
投射レンズ46は、鏡筒内に複数のレンズ、および、入射光束を偏向するミラーが収納された構成を有し、電気光学装置45から射出されたカラー画像を拡大して、反射ミラー2A(図4)に向けて、すなわち、正面に向かって射出されたカラー画像を上方向に向けて、折り曲げて投射するものである。この投射レンズ46は、図8に示すように、電気光学装置45の光束射出側に配置され、後述するヘッド体48に固定されている。また、この投射レンズ46は、図4に示したように、下部キャビネット3の正面側略中央に配置され、前述の上部キャビネット2の底面壁212に形成された切欠212Aからミラーケース21内部に露出する。
光学部品用筐体47は、図8に示すように、内部に所定の照明光軸Aが設定され、上述した光学部品42〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する。この光学部品用筐体47は、図7および図8に示すように、光源装置収納部材471と、部品収納部材472と、蓋状部材473とを備えて構成されている。
光源装置収納部材471は、詳しい図示を省略するが、背面側に開口した断面略U字状を有する箱型に形成されている。この光源装置収納部材471に光源装置41を収納する際には、当該光源装置収納部材471に対して光源ランプボックス414を正面側に向かってスライドさせる。また、光源装置収納部材471から光源装置41を取り出す場合には、背面側に向かって光源ランプボックス414をスライドさせる。
この光源装置収納部材471は、部品収納部材472に接続されており、当該部品収納部材472との接続部分には、光源装置41の光源ランプ411から射出される光束が通過するように開口471Aが形成されている。
部品収納部材472は、上方が開口した断面略U字状を有する合成樹脂製の箱型筐体として構成されている。この部品収納部材472は、前述のように、一端側に、光源装置収納部材471が接続され、他端側に、電気光学装置45および投射レンズ46を保持固定するヘッド体48が取り付けられる。このうち、光源装置収納部材471に接続される側の部品収納部材472の端部には、光源装置収納部材471に収納された光源装置41から射出された光束が、部品収納部材472内を通過するように、略矩形の開口472Aが形成されている。
この部品収納部材472の内部には、複数の溝が形成され、当該溝に、前述の光学部品421〜424、431〜433、441〜444、455を、上方から嵌め込むようにして位置決め固定する。
この部品収納部材472において、光源装置41の光源ランプ411から射出され内部で導光した光束を射出する平面視U字状の射出側端部の各端面には、図8に示すように、光束を通過させるための光束通過用開口としての切欠472Bがそれぞれ形成され、当該切欠472Bを閉塞するように切欠472Bの周縁部分にフィールドレンズ455が取り付けられる。
また、この部品収納部材472には、図7に示すように、外面に複数の脚部472Cが形成されている。これら脚部472Cは、光学ユニット載置台38に、当該部品収納部材472を固定するためのものである。そして、部品収納部材472は、脚部472Cに形成された孔472C1を介して、光学ユニット載置台38にねじ固定される。
蓋状部材473は、図7に示すように、部品収納部材472の平面形状に対応する形状を有し、当該部品収納部材472の上部開口を閉塞するように取り付けられる合成樹脂製の筐体である。
この蓋状部材473の偏光変換素子423に対応する位置には、開口(図示省略)が形成されており、当該開口の上方には、偏光変換素子423を冷却するための冷却ファン91が設けられている。
部品収納部材472の光束射出側の端部には、図8に示すように、投射レンズ46を保持固定するヘッド体48が取り付けられる。
ヘッド体48は、例えばアルミニウム合金またはマグネシウム合金等の金属材料から構成され、電気光学装置45および投射レンズ46を一体化するとともに、一体化したユニットを光学部品用筐体47に対して取り付けるものである。
このヘッド体48は、詳しい図示を省略するが、側面視略逆T字状を有し、光束入射側の水平部481と、光束射出側の水平部482と、これら水平部481,482に挟まれ、当該水平部481,482から垂直に起立する垂直部483とから構成されている。
このうち、光束入射側の水平部481には、電気光学装置45が固定され、光束射出側の水平部482には、投射レンズ46が固定される。また、垂直部483には、電気光学装置45から射出された光束を投射レンズ46に導く開口483Aが形成されている。
(4)制御基板5の構成
制御基板5は、リアプロジェクタ1を正面側から見て投射レンズ46の左側、すなわち、図5および図6における中央右寄りに縦置きに配置されており、投射レンズ46を挟んで光源装置41の反対側に配置されている。
制御基板5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等を実装した回路基板として構成され、前述のフロントパネルおよびリアパネル35B(図2)に設けられた各接続端子から入力した画像情報、および、フロントパネルに配設された操作ボタンからの操作信号を処理して、光学ユニット4(図5および図8)の液晶パネル451(図8)を含むリアプロジェクタ1(図1)全体の駆動制御を行う。この制御基板5は、図5に示すように、EMI(Electromagnetic Interference,電磁障害)を防止するため、複数の孔が形成された金属製のシールド部材で全体が覆われている。
(5)電源ユニット6の構成
電源ユニット6は、外部から入力する交流電流を直流変換して、リアプロジェクタ1(図1)を構成する各電子部品に、駆動電力を供給する。
この電源ユニット6は、図5および図6に示すように、下部キャビネット3の背面側に設けられた電源ケーブル35A(図2)と接続される電源ブロック61と、光源装置収納部材471の正面側に配置され、光源装置41を構成する光源ランプ411(図8)に駆動電力を供給する光源駆動ブロック62とから構成されている。
このうち、電源ブロック61は、本発明の電源系に相当し、図5および図6に示すように、背面側から見て下部キャビネット3の右側に配置されており、光源装置41とは投射レンズ46を挟んで反対側に配置されている。この電源ブロック61は、電源ケーブル35A(図2)を介して入力する商用交流電流を直流変換し、各電子部品に応じた電圧に昇圧および減圧した後に、光源駆動ブロック62および制御基板5等の電子部品に供給する。
光源駆動ブロック62は、電源ブロック61から供給される直流電流を整流、変圧して、交流矩形波電流を発生させ、この交流矩形波電流を光源装置41の光源ランプ411(図8)に供給して、当該光源ランプ411(図8)を点灯させる回路基板である。この光源駆動ブロック62は、前述の制御基板5に電気的に接続され、当該制御基板5により、光源駆動ブロック62を介して、光源ランプ411(図8)の点灯制御がなされている。
(6)冷却系
(6-1)冷却系の構成
図9は、リアプロジェクタ1を下方から見た図である。すなわち、図9は、下部キャビネット3の底面部39を下方から見た図である。また、図10は、底面部39に形成された開口部39C,39Dの位置を模式的に示す図である。すなわち、図10は、底面部39を上方から見た模式図である。
リアプロジェクタ1の下部キャビネット3には、前述のように、図9における左右端部に、脚部33が設けられている。また、この脚部33が設けられる底面部39の下面における背面側には、平面視略円形状の脚部39A,39Bが、左右方向の中心に対して対称位置に設けられている。
さらに、底面部39には、当該底面部39の外縁から略垂下する枠状脚部391が形成されている。この枠状脚部391は、底面部39と設置台等の設置面との間に所定の間隔を形成する。この枠状脚部391の背面側には、前述の吸気口36A,36B(図2)が形成されており、これにより、底面部39の下方、すなわち、底面部39と設置面との間には、空気層が形成される。従って、吸気口36A,36Bから導入されるリアプロジェクタ1外部の空気は、当該吸気口36A,36Bを介して底面部39の下方を流通することとなる。
また、底面部39には、図9における中央右寄りに、同じくスリット状の開口部39Cが形成され、中央左寄りに、スリット状の開口部39Dが形成されている。
このうち、開口部39Cは、底面部39における光源装置41の下方に位置しており、当該光源装置41に合わせた形状とされている。
開口部39Dは、図10に示すように、制御基板5の下方に位置し、制御基板5と、当該制御基板5および電源ブロック61の間に設けられた冷却ファン81とに跨るように、略長方形状に形成されている。なお、この冷却ファン81は、回転軸を中心としてファンを回転させることにより、回転軸方向に沿って空気を取り込み、排出する軸流ファンで構成され、吸気面が制御基板5に対向し、排気面が電源ブロック61に対向するように配置されている。
さらに、底面部39の下面には、図9に示すように、底面部39の強度を確保するためのリブ39Fが、下面から縦横に起立するように形成されている。このリブ39Fは、吸気口36Aから開口部39Cまでの範囲、および、吸気口36Bから開口部39Dまでの範囲には形成されておらず、これにより、リアプロジェクタ1が設置面に設置された際に、当該リブ39Fは、吸気口36A,36Bから底面部39の下方に導入した空気を、それぞれ開口部39C,39Dに導くダクト様の隔壁として機能する。これにより、吸気口36Aから導入した空気が、開口部39Cを介して、光源装置41および光源駆動ブロック62に流通させる流路と、吸気口36Bから導入した空気が、開口部39Dを介して、制御基板5および電源ブロック61に流通する流路とが、それぞれ独立するように形成することができる。
図11は、リアプロジェクタ1内部の構成部品を冷却する冷却流路を示す図である。なお、図11では、冷却流路B,Cにおいて、開口部39C,39Dから下部キャビネット3内部を流通する空気の流路を矢印で示しているが、吸気口36A,36Bから開口部39C,39Dに至る流路は、図示を省略している。
下部キャビネット3内には、図11に示すように、光源装置41上方に、当該光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する冷却ファン82と、この冷却ファン82から排出される空気を排気口37Aに導くダクト83とが設けられている。
このうち、冷却ファン82は、ファン回転軸方向から吸気した空気を回転接線方向に排気するシロッコファンである。この冷却ファン82は、吸気面が光源装置41に向くように配置され、排気面が排気口37Aに向くように配置されている。
ダクト83は、上部キャビネット2の底面壁212の背面212Eに、断面略L字状の板状部材831を取り付けることによって形成され、これらにより、断面視略三角形状に形成されている。このダクト83は、冷却ファン82を覆うように形成されており、冷却ファン82の吸気面に対応する部分が切り欠かれ、冷却ファン82による空気の吸引を妨げないようにされている。また、このダクト83内には、排気口37Aから空気が逆流しないようにする仕切部材832が、冷却ファン82の位置から投射レンズ46寄りの位置に設けられている。
(6-2)冷却流路
ここで、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する冷却流路Bと、制御基板5および電源ブロック61を冷却する冷却流路Cについて説明する。
冷却流路Bは、吸気口36Aから導入したリアプロジェクタ1外部の空気が、光源装置41および光源駆動ブロック62(図10)を冷却した後、排気口37Aを介してリアプロジェクタ1外部に排出される流路であり、背面側から見て下部キャビネット3内部の左側(図11における左側)を流通する空気の流路である。
詳述すると、吸気口36Aを介して、底面部39の下方に導入されたリアプロジェクタ1外部の空気は、図9に示したように、リブ39Fで仕切られた空間内を流通して、開口部39Cに至る。この開口部39Cは、前述のように、光源装置41の直下に位置している。そして、当該開口部39C周辺の空気は、図11に示すように、冷却ファン82によって吸引され、光源装置41および光源駆動ブロック62(図10)に沿って上方に流通し、この過程で、これら光源装置41および光源駆動ブロック62(図10)を冷却する。これらの冷却に供され、冷却ファン82により吸引された空気は、当該冷却ファン82の排気面が、排気口37Aに向かっているので、冷却ファン82の排気面からダクト83内に排出され、当該ダクト83を流通した後、排気口37Aを介して、リアプロジェクタ1外部に排出される。
このように、冷却流路Bがダクト83内を流通することにより、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却し熱せられた空気が、下部キャビネット3内に拡散し、滞留することを防ぐことができる。また、これにより、冷却後の空気の排出を効率よく行うことができるので、下部キャビネット3内部の温度上昇を防止することができる。
冷却流路Cは、吸気口36Bから導入したリアプロジェクタ1外部の空気が、制御基板5および電源ブロック61を冷却した後に、排気口37B,37Cを介してリアプロジェクタ1外部に排出される空気の流れであり、背面側から見て下部キャビネット3内部の右側(図11における右側)を流通する空気の流れである。
詳述すると、図11に示すように、吸気口36Bを介して、底面部39の下方に導入されたリアプロジェクタ1外部の空気は、冷却流路Bと同様に、リブ39F(図9)で仕切られた空間内を流通して、開口部39D(図9)に至る。この空気は、制御基板5および電源ブロック61の間に配置された冷却ファン81の駆動により、開口部39Dから制御基板5に沿って流通した後、冷却ファン81の吸気面に到達し、この過程で制御基板5を冷却する。この後、冷却ファン81により吸気された空気は、当該冷却ファン81により、電源ブロック61の方向に排出され、電源ブロック61に沿って流通して、当該電源ブロック61を冷却する。この電源ブロック61を冷却した空気は、一部が排気口37Bを介して、また、残りの一部が排気口37Cを介して、リアプロジェクタ1外部に排出される。すなわち、制御基板5および電源ブロック61の冷却に供された空気は、リアプロジェクタ1の駆動開始当初のように当該空気の温度が低い場合には、下方に形成された排気口37Cから主に排出され、内部温度が上昇し、当該空気の温度が高い場合には、上方に形成された排気口37Bから主に排出される。
以上のような本実施形態のリアプロジェクタ1により、以下の効果を奏することができる。
すなわち、下部キャビネット3の内部には、光学ユニット4、制御基板5および電源ユニット6が、上部キャビネット2に保持されるスクリーン2Bに沿って収納されている。このうち、光源装置41、および、電源ユニット6を構成する光源駆動ブロック62は、制御基板5および電源系(電源ユニット6を構成する電源ブロック61)に対して、投射レンズ46を挟んで反対側に配置されている。そして、これら光源装置41および光源駆動ブロック62と、電源ブロック61および制御基板5とは、下部キャビネット3の底面部39において、離間した位置に配置されている。
このような構成によれば、リアプロジェクタ1の駆動時に、光源装置41および光源駆動ブロック62と、電源ブロック61および制御基板5とのうち、一方で発生した熱が他方に伝わることを防ぐことができ、リアプロジェクタ1を安定して駆動することができる。
また、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する冷却流路Bと、制御基板5および電源ブロック61を冷却する冷却流路Cとは、それぞれ交わることなく、下部キャビネット3の対向する側面に形成された排気口37A、および排気口37B,37Cから排気される。これによれば、一方を冷却した空気の熱が、他方を冷却する空気に影響することを防ぐことができる。従って、冷却流路B,Cにおいて熱干渉が生じることを防ぐことができ、これら光源装置41、光源駆動ブロック62、制御基板5および電源ブロック61を一層効率よく冷却することができる。
さらに、この冷却流路B,Cは、リアプロジェクタ1内部への空気の導入から、リアプロジェクタ1外部への空気の排出までを、それぞれ独立した流路として形成されている。すなわち、下部キャビネット3の背面側には、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する空気を導入する吸気口36Aと、制御基板5および電源ブロック61を冷却する空気を導入する吸気口36Bとが、それぞれ独立して形成されている。これら吸気口36A,36Bから底面部39の下方に導入した空気は、それぞれリブ39Fによって隔離された空間を流通し、開口部39C,39Dに到達する。これら開口部39C,39Dの空気は、冷却ファン82,81により、それぞれ吸引され、互いに離間する方向に排出される。そして、この過程で、冷却流路Bでは、光源装置41および光源駆動ブロック62が冷却され、冷却流路Cでは、制御基板5および電源ブロック61が冷却される。このように、冷却流路B,Cが、それぞれ独立して形成されているので、互いの冷却流路B,Cが交わることがなく、熱干渉が発生する可能性を一層低減することができる。従って、光源装置41,光源駆動ブロック62,制御基板5および電源ブロック61の冷却効率を、より一層高めることができる。
冷却流路Bを形成する冷却ファン82は、光源装置41の上方に、吸気面を当該光源装置41に対向させるようにして配置されている。これによれば、冷却ファン82の駆動により、開口部39D、光源装置41および光源駆動ブロック62周辺の空気は、冷却ファン82の吸気面に集約する過程で、光源装置41および光源駆動ブロック62に沿って流通することとなる。ここで、冷却ファン82の排気面が光源装置41および光源駆動ブロック62に対向している場合には、冷却ファン82の排気面から送出された空気は、光源装置41および光源駆動ブロック62の当該排気面に対向する領域には送風されるものの、当該領域に当たると風圧が低下して拡散してしまうため、その他の領域には、必ずしも送風されない可能性がある。これに対して、冷却ファン82は、吸気面を光源装置41に対向させるように配置されていることにより、冷却ファン82が駆動すると、吸気面側が減圧され、風圧の著しい変化のない空気が、滞留することなく、確実に光源装置41および光源駆動ブロック62に沿って流通することとなる。従って、これら光源装置41および光源駆動ブロック62に、確実に冷却空気を送風することができ、これにより、光源装置41および光源駆動ブロック62の冷却効率を向上することができる。
(7)実施形態の変形
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却し、冷却ファン82から排出される空気が、ダクト83内を流通するとしたが、このようなダクト83を必ずしも設ける必要はなく、冷却ファン82の排気面から排気口37Aまでの距離が短ければ、当該冷却ファン82の排気面から、排気口37Aを介して、冷却空気を直接外部に排出する構成としてもよい。なお、冷却ファン82の排気面から排気口37Aまでの距離が長い場合には、当該冷却ファン82の排気面から排出された空気が、ダクト83内を流通する構成とすることにより、下部キャビネット3内に、熱せられた冷却空気が拡散することを抑えるとともに、排気効率を向上することができる。
前記実施形態では、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する冷却ファン82を、シロッコファンで構成し、当該冷却ファン82の吸気面が光源装置41に対向するように、当該光源装置41の上方に配置するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、冷却ファン82は、軸流ファンでもよく、また、冷却ファン82を、当該冷却ファン82の排気面が、光源装置41に対向するように、光源装置41の下方に配置する構成としてもよい。なお、吸気面が光源装置41に対向するように、冷却ファン82を配置すれば、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する空気が、これらに集約するように流通することとなるので、これら光源装置41および光源駆動ブロック62の冷却効率を一層向上することができる。
前記実施形態では、下部キャビネット3の背面側に吸気口36A,36Bを形成し、これら吸気口36A,36Bから下部キャビネット3内に導入した空気を、底面部39の下方に流通させるようにしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、吸気口36A,36Bは、必ずしも下部キャビネット3の背面側に形成する必要はなく、リアプロジェクタ1を設置した際に、下部キャビネット3内に空気を導入可能であれば、当該下部キャビネット3のいずれかの面であってもよい。また、吸気口36A,36Bから導入した空気が、直接、底面部39上方に導入される構成としてもよい。なお、導入した空気が底面部39の下方を流通する構成とすれば、光源装置41および光源駆動ブロック62を冷却する冷却流路Bと、制御基板5および電源ブロック61を冷却する冷却流路Cとの独立性を向上することができ、熱干渉の発生を抑制して、これらの冷却効率を向上することができる。
前記実施形態では、吸気口36A,36Bから導入した空気を隔てる隔壁としてのリブ39Fを、底面部39の下面に形成するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、このようなリブ39Fが形成されていない構成としてもよい。なお、底面部39の下面にリブ39Fを形成し、当該リブ39Fにより、吸気口36Aから導入した空気を開口部39Cに導くダクト状の隔壁と、吸気口36Bから導入した空気を開口部39Dに導くダクト状の隔壁を形成すれば、冷却流路B,Cの独立性をより一層向上することができるほか、底面部39の強度を向上することができる。
前記実施形態では、下部キャビネット3の底面部39は、当該下部キャビネット3が設定される設置面から所定の間隔をあけて形成されるとしたが、底面部39を、所定の間隔をあけて上下に対向配置される一対の板状体で構成し、上方の板状体に光源装置41等を載置し、下方の板状体を設置面に接触させる構成としてもよい。そして、この一対の板状体の間に、冷却空気を流通させるように構成してもよい。この場合、リアプロジェクタ1が絨毯等の上に設置された場合でも、底面部39の下方の容積が低減されることがなくなり、内部を流通する冷却空気の流量を確保することができるほか、開口部39C,39Dから塵埃等が、下部キャビネット3内部に直接侵入することを防ぐことができる。
前記実施形態では、光源装置41および光源駆動ブロック62と、制御基板5および電源ブロック61とは、光学ユニット4の投射レンズ46を挟んで、それぞれ反対側に配置されるとしたが、これらが配置される空間を隔てる隔壁を、下部キャビネット3内に設ける構成としてもよい。この場合、開口部39C周辺の空気が、冷却ファン81によって吸引される可能性、および、開口部39D周辺の空気が、冷却ファン82によって吸引される可能性を無くすことができる。従って、冷却流路B,Cを完全に独立させることができ、これにより、熱干渉の発生を抑制して、光源装置41、光源駆動ブロック62、制御基板5および電源ブロック61の冷却効率を一層向上することができる。
前記実施形態では、光源駆動ブロック62を光源装置41の近傍に配置したが、当該光源駆動ブロック62は、光源装置41から離れた位置に配置されていてもよい。また、前記実施形態では、光源駆動ブロック62および光源装置41のそれぞれが、冷却流路Bを流通する空気によって冷却される構成としたが、本発明では、光源駆動ブロック62が必ずしもこのような構成でなくてもよい。すなわち、光源駆動ブロック62は、光源装置41を冷却する空気の流路である冷却流路B上に位置していなくてもよい。
なお、光源駆動ブロック62を電源ブロック61から離れた位置に配置することにより、当該電源ブロック61から発生するノイズが、光源駆動ブロック62に悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。また、光源駆動ブロック62を光源装置41の近傍に配置することにより、配線の取り回しを簡素化することができるとともに、光源装置41に送風される空気を利用して光源駆動ブロック62を冷却することができる。従って、光源駆動ブロック62を光源装置41近傍に配置することにより、リアプロジェクタ1を安定して駆動することができるとともに、これら光源駆動ブロック62および光源装置41の冷却効率を向上することができる。
前記実施形態では、3つの光変調装置を用いたリアプロジェクタを採用したが、これに限らず、例えば、1つの光変調装置のみを用いたリアプロジェクタ、2つの光変調装置を用いたリアプロジェクタ、または4つ以上の光変調装置を用いたリアプロジェクタとしてもよい。また、光変調装置として液晶パネルを採用したが、これに限らず、マイクロミラーを用いたデバイス等の液晶以外の光変調装置を採用してもよい。さらに、透過型の光変調装置ではなく、反射型の光変調装置を用いてもよい。
加えて、前記実施形態では、光学ユニット4が平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
本発明は、リアプロジェクタに好適に利用できる。
本発明の一実施形態に係るリアプロジェクタを正面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるリアプロジェクタを背面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるリアプロジェクタを左側から見た側面図。 前記実施形態における上部キャビネットの内部構成を示す斜視図。 前記実施形態における下部キャビネットの内部構成を示す斜視図。 前記実施形態における下部キャビネットの内部構成を示す模式図。 前記実施形態における光学ユニットを示す斜視図。 前記実施形態における光学ユニットの光学系を示す模式図。 前記実施形態における下部キャビネットの底面部を下方から見た図。 前記実施形態における開口部の位置を示す模式図。 前記実施形態における冷却流路を示す図。
符号の説明
1…リアプロジェクタ、2…上部キャビネット(筐体)、2B…スクリーン、3…下部キャビネット(筐体)、33…脚部、36(36A,36B)…吸気口、39…底面部、41…光源装置、42…インテグレータ照明光学系(光学系)、43…色分離光学系(光学系)、44…リレー光学系(光学系)、45…電気光学装置(光学系)、46…投射レンズ(投射光学装置、光学系)、61…電源ブロック(電源系)、82…冷却ファン、83…ダクト、37A…排気口(第1排気口)、37B,37C…排気口(第2排気口)、39C…開口部(電源系冷却用の開口)、39D…開口部(光源装置冷却用の開口)、39F…リブ(隔壁)、451(451R,451G,451B)…液晶パネル(光変調装置)。

Claims (5)

  1. 光源装置と、この光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置、および、この光変調装置で形成された画像を拡大投射する投射光学装置を有する光学系と、この投射光学装置からの投射画像が投影されるスクリーンと、装置全体に駆動電力を供給する電源系と、前記光源装置、前記光学系、前記電源系および前記スクリーンが収納される箱状の筐体とを備えたリアプロジェクタであって、
    前記筐体は、前記スクリーンが設けられる筐体面の端部から、当該筐体の背面側に延び、それぞれが互いに対向する一対の側面を備え、
    前記光源装置および前記電源系は、前記光学系を挟んで互いに反対側に配置されるとともに、前記光源装置、前記光学系および前記電源系は、前記スクリーンの投射面に沿って配列され、
    前記筐体の側面のうち、前記光源装置に近接する側の側面には、前記光源装置を冷却した空気を排出する第1排気口が形成され、前記電源系に近接する側の側面には、前記電源系を冷却した空気を排出する第2排気口が形成されていることを特徴とするリアプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記第1排気口と、前記光源装置とを接続し、当該光源装置を冷却した空気を、前記第1排気口を介して外部に導くダクトを備えることを特徴とするリアプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記第1排気口と、前記光源装置との間には、当該光源装置を冷却する冷却ファンを備え、
    前記冷却ファンの吸気面は、前記光源装置に対向していることを特徴とするリアプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記筐体は、脚部を有し、当該筐体内に少なくとも前記光源装置および前記電源系が載置される底面部を備え、
    前記底面部は、前記筐体が設置される設置面から所定の間隔を隔てて配置され、
    前記筐体の少なくともいずれかの面には、当該筐体を設置した際に、前記底面部の下方に空気を導入する少なくとも2つの吸気口が形成され、
    前記底面部には、前記光源装置および前記電源系の近傍に、前記2つの吸気口のうち、一方の吸気口から導入した空気を前記光源装置に流通させる光源装置冷却用の開口と、他方の吸気口から導入した空気を前記電源系に流通させる電源系冷却用の開口とが形成されていることを特徴とするリアプロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のリアプロジェクタにおいて、
    前記底面部の下面には、それぞれの前記吸気口から導入した空気を隔てる隔壁が形成されていることを特徴とするリアプロジェクタ。
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