JP2012042847A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図りつつ、光源装置の効率的な冷却、および光漏れの抑制が可能なプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、光源装置を冷却した空気を外部に排出する排気ファン41と、光源装置を冷却した空気を排気ファン41に導く排気ダクト5と、排気ダクト5内に、光源装置から排気ファン41に向かう方向に沿って配置される第1の板金部材7および第2の板金部材8と、を備え、第1の板金部材7および第2の板金部材8は、空気が通過する開口部を有するベース部、およびベース部に対して傾斜し、開口部を通過する空気を案内するルーバーを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等に投写するプロジェクターが知られている。光源装置は、光束の射出に伴う発熱によって、プロジェクター内の温度を上昇させ、内部部品の性能や機能の劣化を招くため、ダクトを介して排気ファンによって内部の温まった空気を外部に排出する冷却構造が採用されている。また、光源装置からの漏れ光が外部に漏れることを抑制するためにダクトにルーバーを設けたプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、外装筐体内部に滞留する高温空気を外部に排出する排気装置を備える。排気装置は、排気ファン(軸流ファン)、および排気ダクトを備える。排気ダクトは、一方向に延出する略四角筒形状を有し、一端が光源装置の前面側に位置し、他端が外装筐体の排気口に対向するように配設される。排気ダクトには、上下方向略中央部分において分割され、互いが組み合わされることで構成される内部ルーバーが一体形成されている。内部ルーバーは、複数の羽板を有して構成され、排気ダクト内部の空気を整流する機能と、排気ダクト内部に導入された漏れ光を遮光する機能とを有している。
特開2009−210862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の排気ダクトは、成形上、複数の羽板が先端部より根元部が厚く形成されるため、重量が重くなったり、流れる空気の障害になったりするという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して投写するプロジェクターであって、前記光源装置を冷却した空気を当該プロジェクターの外部に排出する排気ファンと、前記空気を前記排気ファンに導く排気ダクトと、前記排気ダクト内に、前記光源装置から前記排気ファンに向かう方向に沿って複数配置される板金部材と、を備え、前記板金部材は、前記空気が通過する開口部を有するベース部、および前記ベース部に対して傾斜し、前記開口部を通過する空気を案内するルーバーを備えることを特徴とする。
この構成によれば、排気ダクト内には、開口部が形成されたベース部およびルーバーを有する板金部材が光源装置から排気ファンに向かう方向に沿って複数配置されている。これによって、板金部材は、排気ダクトによって導かれた空気を開口部から流通させ、ルーバーによって案内することで、空気の滞留を抑制して排気ファンに流通させることが可能となる。また、排気ファン側から見て一方の板金部材の開口部をルーバーや他方の板金部材で覆うように形成することが可能となる。よって、排気ダクトによって導かれた光源装置を冷却した空気を、板金部材によって、効率よく排気ファンに流通させると共に、光源装置からの光漏れを抑制することが可能となる。
また、ルーバーは、板金部材で形成されているので、合成樹脂等で排気ダクトに一体的に形成されている場合に比べ、肉厚を薄く形成することが可能となり、軽量化や流れる空気の障害になることの抑制が図れる。
したがって、プロジェクターは、軽量化を図りつつ、光源装置の効率的な冷却が可能になると共に、光源装置からの光漏れによる投写画像の観察者に不快感を与えることを抑制することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記板金部材は、前記光源装置から前記排気ファンに向かう方向に対して互いに異なる方向に傾斜するルーバーを有していることが好ましい。
この構成によれば、板金部材は、互いに異なる方向に傾斜するルーバーを有しているので、排気ダクト内の位置によって異なる空気の流れや排気ダクトの形状、光源装置からの漏れ光の位置等に対応させてルーバーを効率的に配置することが可能となる。よって、光源装置のさらに効率的な冷却や、光漏れの抑制が図れる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記板金部材は、前記光源装置側に配置される第1の板金部材と、前記排気ファン側に配置される第2の板金部材とを備え、前記第1の板金部材および前記第2の板金部材は、互いに対向する側に屈曲されるルーバーを有していることが好ましい。
この構成によれば、第1の板金部材および第2の板金部材は、互いに対向する側に屈曲するルーバーを有している。これによって、ルーバーが対向する側と反対側に屈曲されている場合に比べ、互いのルーバー間を接近させることができるので、光源装置からの光漏れを抑制するためのルーバー面積を小さく形成することが可能となる。よって、排気ダクト内の空気の流れの障害になることが抑制されるので、光漏れを抑制しつつ、光源装置のさらに効率的な冷却が可能となる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の光源装置および排気ユニットの斜視図。 本実施形態の排気ユニットの分解斜視図。 本実施形態の排気ユニットの平面図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、排気ユニット4、光源装置31に空気を送風する冷却ファン、および光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置(いずれも図示省略)等を備えている。
外装筐体2は、投写された光が通過する投写用開口部21、光源311の点灯等によって温まった外装筐体2内の空気を外部に排出する排気口22、および外気を取り込むための吸気口(図示せず)等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光束を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、電気光学装置35、投写レンズ36、およびこれらの光学部品31〜36を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311およびリフレクター312等を備える。そして、光源装置31は、光源311から射出された光束をリフレクター312によって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する光学素子であり、光源装置31から射出された光束の光軸Lに対して略直交する面内にマトリクス状に配列される複数の小レンズを備えている。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、第1レンズアレイ321から射出された部分光束を後述する液晶ライトバルブ351の表面に重畳させる。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム偏光光を液晶ライトバルブ351で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶ライトバルブ351Rまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
電気光学装置35は、光変調装置としての液晶ライトバルブ351および色合成光学装置としてクロスダイクロイックプリズム352を備え、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調する。
液晶ライトバルブ351は、3色の色光毎に備えられており(R光用の液晶ライトバルブを351R、G光用の液晶ライトバルブを351G、B光用の液晶ライトバルブを351Bとする)、それぞれ透過型の液晶パネル、およびその両面に配置された入射側偏光板、射出側偏光板を有している。
液晶ライトバルブ351は、図示しない微小画素がマトリクス状に形成された矩形状の画素領域を有し、各画素が表示画像信号に応じた光透過率に設定され、画素領域内に表示画像を形成する。そして、色分離光学系33で分離された各色光は、液晶ライトバルブ351にて変調された後、クロスダイクロイックプリズム352に射出される。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、誘電体多層膜が液晶ライトバルブ351R,351Bにて変調された色光を反射し、液晶ライトバルブ351Gにて変調された色光を透過して、各色光を合成する。
投写レンズ36は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、液晶ライトバルブ351にて変調され、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光をスクリーン上に拡大投写する。
排気ユニット4は、図1に示すように、排気ファン41を備え、排気口22の内側に配置される。そして、排気ユニット4は、光源装置31を冷却した空気をプロジェクター1外部に排出する。
図2は、光源装置31および排気ユニット4の斜視図である。図3は、排気ユニット4の分解斜視図である。なお、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光束が射出される方向を+X方向、投写レンズ36から画像光が投写される方向を+Y方向(図1参照)、X方向およびY方向に直交し、図2の図面視における上を+Z方向(上方向)として記載する。
排気ユニット4は、図2、図3に示すように、軸流ファンで構成された排気ファン41、排気ダクト5、第1の板金部材7および第2の板金部材8を備えている。
排気ダクト5は、合成樹脂製で光源装置31から排気口22(図1参照)に向かって延出する筒状に形成され、光源装置31を冷却した空気を排気ファン41に導く。排気ダクト5は、図2に示すように、上部を形成する上ダクト51および下部を形成する下ダクト52を備え、これらは、ネジ等により固定されている。排気ダクト5は、上ダクト51および下ダクト52で形成される導入部55、板金部材配置部57、通気孔形成部58および排出部56を備えている。
図4は、排気ユニット4の平面図であり、上ダクト51を取り外した状態を上方から見た図である。
導入部55は、図2、図4に示すように、光源装置31の+Y側の側方を覆うように、他の部位より+X方向に突出して形成され、光源装置31を冷却した空気が流入する空気導入口53が設けられている。
板金部材配置部57は、図2、図4に示すように、導入部55の+Y側で排気ダクト5内での光源装置31寄りに設けられ、内部に第1の板金部材7および第2の板金部材8が配置される。板金部材配置部57は、導入部55の端部から延出し、両側の側壁が−X側に傾斜する部位を有して形成されている。
板金部材配置部57の下ダクト52の内面には、図3、図4に示すように、上下方向に沿って延出する案内溝521,522,523,524が形成されている。案内溝521,522,523,524は、所定の距離隔てて形成されたリブの間に形成されている。
案内溝521,523は、図3、図4に示すように、下ダクト52の−X側の内面に設けられ、案内溝523が案内溝521の+Y方向に位置して形成されている。案内溝522,524は、図4に示すように、下ダクト52の+X側の内面に設けられ、それぞれ案内溝521,523に対向する位置に形成されている。また、案内溝521,523は、幅寸法がそれぞれ案内溝522,524の幅寸法より大きく形成されている。
通気孔形成部58は、図2、図4に示すように、板金部材配置部57の+Y側に設けられ、両側の側壁が板金部材配置部57の端部から+Y方向に延出するように形成されている。
通気孔形成部58の上ダクト51の上面には、図2、図3に示すように、複数の矩形状の通気孔511が形成されている。通気孔形成部58の下ダクト52の下面には、図3、図4に示すように、通気孔511に対向する位置に複数の矩形状の通気孔525が形成されている。通気孔511,525には、光源装置31を冷却した空気よりも温度の低いプロジェクター1内部の空気が流入する。
排出部56は、図2、図4に示すように、通気孔形成部58の+Y側に設けられ、他の部位より−X方向に突出して形成されている。排出部56は、空気導入口53から流入された空気が排出される空気排出口54が形成され、この空気排出口54には、排気ファン41が配置される。
空気排出口54の内面には、図3、図4に示すように、±Y方向における排気ファン41の位置を決めるリブ561が形成されている。また、図4に示すように、排出部56の−X方向に突出する部位の−Y側の面には、開口部562が形成されている。
排気ファン41は、図示しないクッション部材を介して排出部56に固定され、排気ダクト5によって導かれた空気を排気口22(図1参照)から排出する。
第1の板金部材7および第2の板金部材8は、板金部材配置部57内に配置され、光源装置31から排気ファン41に向かう方向(以下、「排気方向」という)に沿って順次配置されている。つまり、第1の板金部材7は、排気ダクト5内の光源装置31側に配置され、第2の板金部材8は、排気ダクト5内の排気ファン41側に配置される。
そして、第1の板金部材7および第2の板金部材8は、排気ダクト5内を流れる空気を案内すると共に、光源装置31からの光がプロジェクター1外部に漏れることを抑制する。
第1の板金部材7は、アルミニウム合金等の金属の板材からプレス加工によって形成されている。第1の板金部材7は、図3に示すように、平面視矩形状に形成され、排気方向に対して略直交する面に沿うベース部71、およびベース部71の一部を切り起こし加工することによって形成される開口部72A,72B,72C、ルーバー73A,73B,73Cを有している。
開口部72A,72B,72Cとルーバー73A,73B,73Cとは、第1の板金部材7の−X側から+X側に向かって交互に形成され、それぞれ±Z方向が長手方向となる矩形状に形成されている。
ルーバー73A,73B,73Cは、それぞれがベース部71に対して傾斜するように、+Y方向に屈曲されている。
具体的に、ルーバー73Aは、図3、図4に示すように、開口部72Aの+X側の端部から+Y方向に切り起こされている。ルーバー73Bは、開口部72Bの−X側の端部から+Y方向に切り起こされている。ルーバー73Cは、開口部72Cの−X側の端部から+Y方向に切り起こされており、ルーバー73Bと略平行に形成されている。このように、ルーバー73Aと、ルーバー73B,73Cとは、排気方向に対して互いに異なる方向に傾斜している。
また、第1の板金部材7は、ベース部71に対して四辺の先端が+Y方向に屈曲されており、剛性が高められていると共に、屈曲されている±X両側の端部が案内溝521,522に挿入されて排気ダクト5に対して位置が決められるようになっている。
具体的に、第1の板金部材7の−X側の端部(屈曲部74)は、先端から屈曲されている部位までの長さが+X側の端部(屈曲部75)の先端から屈曲されている部位までの長さより長く形成されている。そして、屈曲部74は、案内溝521には挿入可能で、案内溝522には挿入できない大きさに形成され、屈曲部75は、案内溝522に挿入可能な大きさに形成されている。そして、第1の板金部材7は、図4に示すように、屈曲部74,75が案内溝521,522にそれぞれ挿入されて下ダクト52に配置される。
第2の板金部材8は、第1の板金部材7より厚みの薄いアルミニウム合金等の金属の板材からプレス加工によって形成されている。第2の板金部材8は、図3に示すように、平面視矩形状に形成され、排気方向に対して略直交する面に沿うベース部81、開口部82A,82B,82Cおよびルーバー83A,83Bを有している。なお、本実施形態では、第1の板金部材7は、光源装置31の交換等において、外部から接触可能な位置に配置されているため、第2の板金部材8より厚い板材で形成し、接触等による変形に至る耐力を第2の板金部材8より大きくしている。
開口部82A,82B,82Cは、図3に示すように、第2の板金部材8の−X側から+X側に向かって順に形成されており、±Z方向が長手方向となる矩形状にそれぞれ形成されている。
ルーバー83Aは、ベース部81の一部であり、開口部82Aと開口部82Bとの間に帯状に形成されている。
ルーバー83Bは、ベース部81に対して傾斜するように−Y方向に屈曲されている。具体的に、ルーバー83Bは、開口部82Cの−X側の端部から−Y方向に切り起こされている。
また、第2の板金部材8は、第1の板金部材7と同様に、ベース部81に対して四辺の先端が+Y方向に屈曲されており、剛性が高められていると共に、屈曲されている±X両側端部が案内溝523,524に挿入されて排気ダクト5に対して位置決めがなされるようになっている。具体的に、第2の板金部材8は、−X側の端部(屈曲部84)が案内溝523には挿入可能で、案内溝524には挿入できない大きさに形成され、+X側の端部(屈曲部85)が案内溝524に挿入可能な大きさに形成されている。第2の板金部材8は、屈曲部84,85が案内溝523,524にそれぞれ挿入されて下ダクト52に配置される。
このように、第1の板金部材7および第2の板金部材8は、光源装置31と排気ファン41との間の光源装置31寄りに配置されている。そして、第1の板金部材7および第2の板金部材8は、図4に示すように、ルーバー73A,73B,73Cと、ルーバー83Bとが互いに対向する側に屈曲されるように配置される。また、第1の板金部材7は、ルーバー73Aが板金部材配置部57の−X側の側壁と略平行になるように配置され、ルーバー73Cが板金部材配置部57の+X側の側壁に対して空気が流通可能なスペースを有するように配置される。また、第1の板金部材7および第2の板金部材8は、ルーバー83Bとルーバー73Bとの間に空気が流通可能なスペースを有するように配置される。
そして、第1の板金部材7および第2の板金部材8は、排気ファン41側から光源装置31が見えないように配置されている。具体的に、排気ファン41側から見て、開口部72Aは、ルーバー83A,73Aによって覆われ、開口部72Bは、ルーバー83B,73Bによって覆われる。そして、開口部72Cは、ルーバー73Cによって覆われる。よって、光源装置31からの直接光は遮光され、プロジェクター1の外部への光漏れは抑制されている。
ここで、排気ユニット4内の空気の流れについて、図4を用いて説明する。
排気ユニット4は、前述したように、光源装置31を冷却した空気をプロジェクター1外部に排出する。光源装置31を冷却した空気は、図4に示すように、排気ファン41の回転によって、空気導入口53から流入し(流路F1)、第1の板金部材7の開口部72A,72B,72Cを通過する。
開口部72Aを通過した空気(流路F21)は、ルーバー73Aおよび板金部材配置部57の−X側の壁部に案内されて滑らかに開口部82A,82Bに流入する(流路F31)。開口部72Bを通過した空気(流路F22)は、ルーバー73Bに案内された後、ルーバー83Bおよびルーバー83Bに繋がるベース部81に案内されて滑らかに開口部82Bに流入する(流路F32)。開口部72Cを通過した空気(流路F23)は、ルーバー73Cおよび板金部材配置部57の+X側の壁部に案内されて滑らかに開口部82Cに流入する(流路F33)。
開口部82A,82B,82Cに流入した空気は、通気孔511(図3参照)、および通気孔525から流入する排気ユニット4の外側のプロジェクター1内部の空気(流路F4)と混合されて排気ファン41に流入する(流路F5)。なお、通気孔525の大きさや位置は、開口部82A,82B,82Cに流入した空気が通気孔525から流入する空気と混合されることによって、排気ファン41の耐熱温度より低くなるように設定されている。
また、排気ファン41には、図示しない電源装置等のプロジェクター1内部の他の構成部を冷却した空気が開口部562から流入する(流路F6)。そして、排気ファン41は、光源装置31を冷却した空気、および電源装置等を冷却した空気を排気口22(図1参照)からプロジェクター1外部に排出する(流路F7)。
このように、排気ユニット4は、光源装置31を冷却した空気を排気ダクト5、第1の板金部材7および第2の板金部材8によって効率よく排気ファン41に導き、プロジェクター1外部に排出する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第1の板金部材7および第2の板金部材8は、排気ダクト5によって導いた光源装置31を冷却した空気を効率よく排気ファン41に流通させると共に、排気ファン41側から光源装置31が見えないように形成されている。これによって、光源装置31を効率的に冷却すること、および光源装置31からの光漏れを抑制することが可能となる。
また、ルーバー73A,73B,73C,83A,83Bは、金属の板材で形成されているので、合成樹脂等で排気ダクト5に一体的に形成されている場合に比べ、肉厚を薄く形成することが可能となり、軽量化や流れる空気の障害になることの抑制が図れる。
したがって、プロジェクター1は、軽量化を図りつつ、光源装置31の効率的な冷却が可能になると共に、光源装置31からの光漏れによる投写画像の観察者に不快感を与えることを抑制することが可能となる。
また、ルーバー73A,73B,73C,83A,83Bを第1の板金部材7および第2の板金部材8より構成することで、冷却空気の流通と遮光を容易に行うことが出来るようになる。
(2)第1の板金部材7は、ルーバー73Aと、ルーバー73B,73Cとが互いに異なる方向に傾斜しているので、排気ダクト5内の位置によって異なる空気の流れや排気ダクト5の形状、光源装置31からの漏れ光の位置等に対応させてこれらのルーバー73A,73B,73Cを効率的に配置することが可能となる。よって、光源装置31のさらに効率的な冷却や、光漏れの抑制が図れる。
(3)ルーバー73A,73B,73Cと、ルーバー83Bとは、互いに対向する側に屈曲されている。これによって、ルーバーが対向する側と反対側に屈曲されている場合に比べ、互いのルーバー間を接近させることができるので、光源装置31からの光漏れを抑制するためのルーバー面積を小さく形成することが可能となる。よって、排気ダクト5内の空気の流れの障害になることが抑制されるので、光漏れを抑制しつつ、光源装置31のさらに効率的な冷却が可能となる。
また、ルーバーが対向する側と反対側に屈曲されている場合に比べ、第1の板金部材7および第2の板金部材8の配置スペースの省スペース化が可能となるので、排気ユニット4の小型化、ひいてはプロジェクター1の小型化が図れる。
(4)第1の板金部材7および第2の板金部材8は、排気ファン41と光源装置31との間の光源装置31寄りに配置されているので、光源装置31からの漏れ光が広がる手前での遮光が可能となる。これによって、ルーバー73A,73B,73C,83Bの面積を小さく形成することが可能となり、光源装置31を冷却した空気の流れの障害になることがさらに抑制される。
(5)光源装置31の効率的な冷却が可能となるので、プロジェクター1は、冷却ファンや排気ファン41の低回転駆動が可能となり、低騒音化が図れる。
(6)排気ユニット4は、第1の板金部材7や第2の板金部材8と形状が異なる開口部やルーバーを有する板金部材に容易に交換することができるので、明るさや漏れ光の位置等が異なる光源装置31に対応して板金部材を交換し、光源装置31の効率的な冷却およびプロジェクター1外部への漏れ光の抑制が可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では第1の板金部材7と第2の板金部材8の2つを配置したが、板金部材を3つ以上配置しても良い。
前記実施形態のルーバー73A,73B,73C,83Bは、切り起こし加工によって形成されているが、溶接やカシメによって形成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型液晶パネルを利用したものであってもよい。また、光変調装置は、マイクロミラーアレイを用いたデバイス等を使用したものであってもよい。
光源311は放電型のランプに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、4…排気ユニット,5…排気ダクト、7…第1の板金部材、8…第2の板金部材、31…光源装置、41…排気ファン、51…上ダクト、52…下ダクト、71,81…ベース部、72A,72B,72C,82A,82B,82C…開口部、73A,73B,73C,83A,83B…ルーバー。

Claims (3)

  1. 光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して投写するプロジェクターであって、
    前記光源装置を冷却した空気を当該プロジェクターの外部に排出する排気ファンと、
    前記空気を前記排気ファンに導く排気ダクトと、
    前記排気ダクト内に、前記光源装置から前記排気ファンに向かう方向に沿って複数配置される板金部材と、
    を備え、
    前記板金部材は、前記空気が通過する開口部を有するベース部、および前記ベース部に対して傾斜し、前記開口部を通過する空気を案内するルーバーを備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記板金部材は、前記光源装置から前記排気ファンに向かう方向に対して互いに異なる方向に傾斜するルーバーを有していることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記板金部材は、前記光源装置側に配置される第1の板金部材と、前記排気ファン側に配置される第2の板金部材とを備え、
    前記第1の板金部材および前記第2の板金部材は、互いに対向する側に屈曲されるルーバーを有していることを特徴とするプロジェクター。
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JP2014095811A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Ricoh Co Ltd 画像投射装置

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