JP2011002477A - 光通信モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性や耐ノイズ性や組立精度が良好な光通信モジュールを提供する。
【解決手段】ステム部材4とレンズキャップ5からなるCAN部材は金属で形成できるので、光学電子部品の放熱性を良好とすることができる。それでも金属製のCAN部材と円筒ホルダ2とが絶縁性樹脂3で固定されているので、CAN部材の光学電子部品を周囲から絶縁状態に維持することができる。金属製の円筒部材でCAN部材が覆われているので、光学電子部品を周囲のノイズから良好に保護することができる。光レセプタクル6と円筒ホルダ2とはZ軸スリーブ1によりスポット溶接で固定されているので、光レセプタクル6と円筒ホルダ2とZ軸スリーブ1とを導通状態で良好な精度で簡単に組み立てることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステム部材とレンズキャップと円筒ホルダと光レセプタクルとZ軸スリーブとで組み立てられていて光送信や光受信などに利用される光通信モジュール、その製造方法、に関する。
光通信モジュールは光信号を電気信号にまたは電気信号を光信号に変換する機能を有している。これらは光サブアセンブリ(OSA:Optical Sub Assembly)と呼ばれており、光ファイバケーブルのコネクタである光レセプタクルを有する。
このようなOSAを搭載したトランシーバにおいて、ホスト装置などから生じたノイズ信号がトランシーバのケースグラウンドを通じてOSAに伝播される。OSAにおいてケースグラウンドとシグナルグラウンドが共通の場合、ノイズの影響により信号劣化、ESD(Electrostatic Discharge)による回路故障の原因となる。
そのためOSAにおいてケースグラウンドとシグナルグラウンドを分離することが必要である。また光通信速度はMHzオーダからGHzオーダに達し、近年では10Gb/sの光通信が商用で用いられている。
高速化を実現するためPD(Photo Diode)の受光径は従来の50〜80μmφから20〜30μmφと小さくなり、小さい受光径に精度よく結合することが求められている。さらに、LD(Laser Diode)モジュールは低消費電力が求められるため、放熱特性がよいことが求められている。
また、近年はトランシーバモジュールの小型化が進み、LD、PDモジュールとも小型のパッケージを必要とされている。これらのノイズ対策、高精度結合、小型化を両立させる技術が求められている。
現在、図6および図7に示すように、光通信モジュールおよびそれを搭載した光トランシーバの技術が出願されている。その技術ではケースグラウンドとシグナルグラウンドを絶縁するために、ステム部材内に円形に絶縁部を有する構造となっている。光レセプタクルは筐体グラウンドに接続されており、シグナルグラウンドと絶縁されている。そのため、外部からの電気的遮蔽効果を有している(例えば、特許文献1参照)。
また、光レセプタクルおよびレセプタクルモジュールの技術も出願されている。その技術では、ケースグラウンドを絶縁材料であるスタブフェルールの先端部に配置し、シグナルグラウンドである金属部と電気的に絶縁している構造となっている(例えば、特許文献2参照)。
また、絶縁部材を有する絶縁ユニットを介してレセプタクルを接続している光通信モジュールも出願されている。絶縁ユニットとレセプタクル間ならびに絶縁ユニットとCAN部材(デバイスユニット)間はロウ付けまたは封着によって接続されている。この絶縁ユニットによってレセプタクルとCAN部材(デバイスユニット)間を絶縁している構造である(例えば、特許文献3参照)。
さらに、紫外線硬化樹脂を用いることで、レセプタクルと金属ベースに抵抗溶接されたレンズ付キャップを固定している光通信モジュールの出願もある(例えば、特許文献4参照)。
特開2008−177310号公報 特開2007−133225号公報 特開2008−096588号公報 特開2008−116861号公報
しかし、特許文献1の技術では、ステム部材内に円形の絶縁部を有している。そのステム部材の構造は複雑であるため、一般的なステム部材に対してコストが高いという問題点がある。
また、円形の絶縁部があるため、部材の実装可能なエリアが狭く、特に受光通信モジュール(ROSA)に、この技術を用いると実装可能な部材が制限されるという問題がある。
さらに、一般に絶縁材料は熱伝導率がわるく、この技術では放熱特性が悪くなるという問題が発生する。特に光送信モジュール(TOSA)にこの技術を用いた場合、放熱部の大きさに制限があることによって、LDの放熱特性が十分に得られないという問題がある。
また、特許文献2の技術では、図8に示すように、スタブフェルールを用いてケースグラウンドとシグナルグラウンドを分離しているが、分離部分だけ全長が長くなり、小型化という点で問題となる。
またレセプタクルのCAN部材(ステム部材、キャップ)側の金属部ならびにCAN部材はシグナルグラウンドに接続されており、電気的に絶縁されているのはレセプタクルの先端側のみであり、CAN部材はシグナルグラウンドに接続されているため、10Gb/sの着脱モジュールの業界標準規格であるXFP(10 Gigabit Small Form Factor Pluggable)やSFP+(Small Form Factor Pluggable +)などの小型のトランシーバ内において送信側(TOSA側)から発生する放射ノイズを有効に遮断できないという問題がある。
特許文献3の技術でも、図9に示すように、電気的に絶縁されているのはレセプタクルの先端側のみのため、前者同様に放射ノイズを有効に遮断できない。特許文献4の技術のように、UV硬化樹脂を用いてレセプタクルとCAN部材を接続する方法もあるが、本方法では樹脂固定時の硬化収縮による光結合ずれが生じる。
一般的にUV硬化樹脂の硬化収縮率は数%〜10%ほどあるため、硬化収縮による光結合ずれ量は数μm〜10μmとなる。
2.5G通信用のPIN−PDのように受光径が50μmと大きく、光結合ずれによる特性変化の影響が小さい場合には問題にならないが、10GのAPD素子のように受光径が20μm程度と小さい場合には結合ずれによる特性変化が大きく、レセプタクルとCAN部材の接続に樹脂を用いる方法は適用できない。LDモジュールなど、数μm程度の結合ずれが光出力に影響される場合も、この方法は適用できない。
本発明の光通信モジュールは、光学電子部品が搭載されている導電性のステム部材と、光学電子部品と光学結合される光学レンズを支持してステム部材と導通状態で接続される導電性のレンズキャップと、光学レンズに対向する開口孔が形成されていてレンズキャップとステム部材からなるCAN部材に絶縁性樹脂により絶縁状態で固定されている導電性の円筒ホルダと、円筒ホルダの開口孔と対向する位置に配置されて光学電子部品および光学レンズと光学結合される光レセプタクルと、光レセプタクルと円筒ホルダとをスポット溶接で固定しているZ軸スリーブと、を有する。
従って、本発明の光通信モジュールでは、導電性のステム部材に光学電子部品が搭載されている。その光学電子部品と光学結合される光学レンズを支持する導電性のレンズキャップがステム部材と導通状態で接続されている。さらに、その光学レンズに対向する開口孔が形成されている円筒ホルダがレンズキャップとステム部材からなるCAN部材に絶縁性樹脂により絶縁状態で固定されている。その円筒ホルダの開口孔と対向する位置に配置される光レセプタクルが光学電子部品および光学レンズと光学結合される。その光レセプタクルと円筒ホルダとはZ軸スリーブによりスポット溶接で固定されている。このため、ステム部材の光学電子部品はレンズキャップの光学レンズと光レセプタクルと光学結合されて機能する。ステム部材とレンズキャップからなるCAN部材は金属で形成できるので、光学電子部品の放熱性を良好とすることができる。それでも金属製のCAN部材と円筒ホルダとが絶縁性樹脂で固定されているので、CAN部材の光学電子部品が周囲から絶縁状態に維持される。金属製の円筒部材がCAN部材を覆うよう配置されているので、光学電子部品が周囲のノイズから良好に保護される。光レセプタクルと円筒ホルダとはZ軸スリーブによりスポット溶接で固定されているので、光レセプタクルと円筒ホルダとZ軸スリーブとを導通状態で良好な精度で簡単に組み立てられる。
また、上述のような光通信モジュールにおいて、ステム部材に搭載されている光学電子部品が受光素子からなってもよい。
また、上述のような光通信モジュールにおいて、ステム部材に搭載されている光学電子部品が発光素子からなってもよい。
本発明の光通信モジュールの製造方法は、CAN部材に円筒ホルダを絶縁性樹脂により絶縁状態で固定し、円筒ホルダに光レセプタクルをZ軸スリーブによりスポット溶接で固定する。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の製造方法は、複数の製造工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の製造工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の製造方法を実施するときには、その複数の製造工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の製造方法は、複数の製造工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある製造工程の実行中に他の製造工程が発生すること、ある製造工程の実行タイミングと他の製造工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明の光通信モジュールでは、ステム部材とレンズキャップからなるCAN部材は金属で形成できるので、光学電子部品の放熱性を良好とすることができる。それでも金属製のCAN部材と円筒ホルダとが絶縁性樹脂で固定されているので、CAN部材の光学電子部品が周囲から絶縁状態に維持することができる。金属製の円筒部材でCAN部材が包囲されているので、光学電子部品が周囲のノイズから良好に保護することができる。光レセプタクルと円筒ホルダとはZ軸スリーブによりスポット溶接で固定されているので、光レセプタクルと円筒ホルダとZ軸スリーブとを導通状態で良好な精度で簡単に組み立てることができる。
本発明の実施の第一の形態の光通信モジュールの内部構造を示す縦断正面図である。 光通信モジュールの製造方法を示す工程図である。 従来の光通信モジュールの要部構造と温度分布との関係を示す特性図である。 本実施の形態の光通信モジュールの要部構造と温度分布との関係を示す特性図である。 本発明の実施の第二の形態の光通信モジュールの内部構造を示す縦断正面図である。 第一の従来例の光通信モジュールを示す斜視図である。 要部構造を示す二面図である。 第二の従来例の光通信モジュールを示す縦断正面図である。 第三の従来例の光通信モジュールを示す縦断正面図である。
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。図1に本発明を用いた光通信モジュールを示す。図2に本発明を用いた光通信モジュールの組立て方法を示す。図1に示すように、本実施の形態の光通信モジュールは、光学電子部品が搭載されている導電性のステム部材4と、光学電子部品と光学結合される光学レンズ51を支持してステム部材4と導通状態で接続される導電性のレンズキャップ5と、光学レンズ51に対向する開口孔が形成されていてレンズキャップ5とステム部材4からなるCAN部材に絶縁性樹脂3により絶縁状態で固定されている導電性の円筒ホルダ2と、円筒ホルダ2の開口孔と対向する位置に配置されて光学電子部品および光学レンズ51と光学結合される導電性の光レセプタクル6と、光レセプタクル6と円筒ホルダ2とをスポット溶接で固定している導電性のZ軸スリーブ1と、を有する。ステム部材4のベース、レンズキャップ5、光レセプタクル6、円筒ホルダ2、Z軸スリーブ1は、例えば、金属で形成されている。
より具体的には、ステム部材4には、光学電子部品であるPDやプリアンプIC(Integrated Circuit)やコンデンサなど部品が搭載されている(図示せず)。ステム部材4はレンズキャップ5により封止されている。
ステム部材4のベースならびにレンズキャップ5のステム部材4へ接続される部分は導電性であるため、シグナルグラウンドとレンズキャップ5は導通されている。ステム部材4とレンズキャップ5にて構成されたものをCAN部材と呼ぶ。
CAN部材は絶縁性樹脂3によって円筒ホルダ2と接続されている。円筒ホルダ2はレンズキャップ5を覆うように配置されている。絶縁性樹脂3はUV硬化もしくは熱硬化材料を用いる。絶縁性樹脂3は経時変化の小さく、金属同士の接続強度が強い材料が望ましい。
光レセプタクル6はZ軸スリーブ1を用いて円筒ホルダ2とスポット溶接されている。スポット溶接にはYAG溶接が一般に用いられている。光レセプタクル6のうちスポット溶接される部分ならびにZ軸スリーブ1および円筒ホルダ2は金属材料であるため、スポット溶接によりそれぞれが電気的に導通されている。
上述のような構成において、本実施の形態の光通信モジュールでは、ステム部材4とレンズキャップ5からなるCAN部材は金属で形成できるので、光学電子部品の放熱性を良好とすることができる。
それでも金属製のCAN部材と円筒ホルダ2とが絶縁性樹脂3で固定されているので、CAN部材の光学電子部品を周囲から絶縁状態に維持することができる。金属製の円筒部材でCAN部材が包囲されているので、光学電子部品を周囲のノイズから良好に保護することができる。
光レセプタクル6と円筒ホルダ2とはZ軸スリーブ1によりスポット溶接で固定されているので、光レセプタクル6と円筒ホルダ2とZ軸スリーブ1とを導通状態で良好な精度で簡単に組み立てることができる。
より具体的には、本実施の形態の光通信モジュールでは、円筒ホルダ2とCAN部材は絶縁性樹脂3を用いて接続されているため、円筒ホルダ2とCAN部材との間は絶縁され、光レセプタクル6とCAN部材の間は絶縁されている。
本実施例の光通信モジュールを光伝送装置に搭載する場合、円筒ホルダ2をケースグランドに接続し、ステム部材4はシグナルグランドに接続することができる。つまり、シグナルグランドとケースグランドとを分けることができる。
さらに、各々金属からなる円筒ホルダ2がレンズキャップ5を覆うように絶縁性樹脂3で接続されているので、外部からの電磁ノイズはケースグランドへ逃がすことができる。
言い換えれば、外部からの電磁ノイズを遮蔽することもできる。また、一般にスポット溶接の接続精度は1μm以下であり、レセプタクルは精度よく円筒ホルダ2と接続されたCAN部材と光結合することが可能となる。
前述の特許文献2の技術では、レセプタクル部分に絶縁構造を有しているので、絶縁部の分だけパッケージが長くなる。本発明ではCAPと円筒ホルダ2との間で絶縁しているため、レセプタクル長を長くする必要性がなく、OSAを小型化することが容易となる。
また、本実施の形態の光通信モジュールでは、前述の特許文献1の技術のようにステム部材4内に熱伝導率の悪い円形の絶縁部材がないため、放熱特性に優れている。具体的には図3、図4に示す。
図3は従来の光通信モジュールのステム部材44、図4は本実施の形態の光通信モジュールのステム部材4の具体例である。本実施の形態のステム部材4および従来のステム部材44は、光学電子部品である受光素子41、発熱する電子部品であるプリアンプIC42、発熱する電子部品であるコンデンサ43、等が搭載されている。
さらに、従来のステム部材44では、上述のような各種部品が搭載されている中央部分と外周部分とが円環形の絶縁部分45で絶縁されている。図3は上述のような従来の発明におけるステム部材4内の温度分布の実験結果である。
ステム部材4端での温度を25℃としている。絶縁部ガラス封止であり、絶縁部での放熱特性が悪くなるため、プリアンプIC42の温度は自身の発熱により約40℃まで上昇している。
しかし、本実施の形態の光通信モジュールでは、図4に示すように、絶縁部がないため、ステム部材4を介して熱が拡散され、ICの温度は35℃にとどまっている。本実験ではステム部材4端の温度を25℃としたが、環境温度が高温になるにつれて、プリアンプICの発熱量が増大し、従来例と本発明での温度差がひろがり、従来例では高温での特性が劣化する。
本実施の形態の光通信モジュールでは、絶縁部、すなわち放熱特性が悪い部材をつかっていないため、従来例と比較し、放熱特性がよく、環境温度に対して良好な特性を維持できる。
また、本実施の形態の光通信モジュールでは、組立てにスポット溶接を用いているため、絶縁性樹脂3による光レセプタクル6を固定する方法と比較し、光レセプタクル6を精度よく組立てることが可能となる。
本発明の第二の実施の形態を図5を参照して以下に説明する。本実施の形態の光通信モジュールは、送信側OSAからなる。本実施の形態では、実施の第一の形態と同様にCAN部材に絶縁性樹脂3をもちいて円筒ホルダ2を固定しており、光結合は光レセプタクル6およびZ軸スリーブ1を用いてスポット溶接により接続固定している。
スポット溶接を用いているため、精度よく光結合することが可能となる。また、光レセプタクル6ならびにZ軸スリーブ1ならびに円筒ホルダ2はCAN部材と絶縁され、且つCAN部材は樹脂を介して円筒ホルダ2で覆われている。
このため、外部からの電磁ノイズを遮蔽する効果があるとともに、光学電子部品であるLD7のCAN部材から発生する電磁ノイズを、ケースグラウンドに接続された光レセプタクル6ならびにZ軸スリーブ1ならびに円筒ホルダ2によって吸収することが可能となる。
従って、実際のトランシーバにおいて、LDモジュール(TOSA)脇に実装される受光通信モジュール(ROSA)へのノイズ伝播量を減らすことが可能となり、TOSA、ROSAとも良好な特性を実現することが可能となる。またステム部材4内に絶縁部材がないため、前述の特許文献1などと比較しても放熱特性が良い。
しかも、本実施の形態の光通信モジュールでは、光レセプタクル6が絶縁されたLDモジュールを実現するために、絶縁性樹脂をもちいて円筒ホルダ2を固定し、且つ高精度な結合を実現するために光レセプタクル6とZ軸スリーブ1を用いてスポット溶接している。
以上説明したように、本実施の形態の光通信モジュールでは、光レセプタクル6にて絶縁構造をとった場合と比較し全長を短くすることが可能となる。さらに、光レセプタクル6を精度よく固定することが可能となる。
しかも、放射ノイズを低減することが可能となる。さらに、外部からの放射ノイズを低減することが可能となる。そして、ステム部材4内にて絶縁構造をとった場合と比較し放熱特性を改善することが可能となる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。
1 Z軸スリーブ
2 円筒ホルダ
3 絶縁性樹脂
4 ステム部材
5 レンズキャップ
6 光レセプタクル
7 LD
41 受光素子
42 プリアンプIC
43 コンデンサ
44 ステム部材
45 絶縁部分
51 光学レンズ

Claims (5)

  1. 光学電子部品が搭載されている導電性のステム部材と、
    前記光学電子部品と光学結合される光学レンズを支持して前記ステム部材と導通状態で接続される導電性のレンズキャップと、
    前記光学レンズに対向する開口孔が形成されていて前記レンズキャップと前記ステム部材からなるCAN部材に絶縁性樹脂により絶縁状態で固定されている導電性の円筒ホルダと、
    前記円筒ホルダの前記開口孔と対向する位置に配置されて前記光学電子部品および前記光学レンズと光学結合される光レセプタクルと、
    前記光レセプタクルと前記円筒ホルダとをスポット溶接で固定しているZ軸スリーブと、
    を有する光通信モジュール。
  2. 前記円筒ホルダは前記レンズキャップを覆うよう配置されている請求項1に記載の光通信モジュール。
  3. 前記ステム部材に搭載されている前記光学電子部品が受光素子からなる請求項1ないし2に記載の光通信モジュール。
  4. 前記ステム部材に搭載されている前記光学電子部品が発光素子からなる請求項1ないし2に記載の光通信モジュール。
  5. 請求項1に記載の光通信モジュールの製造方法であって、
    前記CAN部材に前記円筒ホルダを前記絶縁性樹脂により絶縁状態で固定し、
    前記円筒ホルダに前記光レセプタクルを前記Z軸スリーブによりスポット溶接で固定する光通信モジュールの製造方法。
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