JP2011002412A - 光学指向特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の光学指向特性測定装置は、可動部が多く構造が複雑で高価であり更に測定に時間が掛かるため発光装置の温度が上昇してしまい、正確な光学指向特性の測定が出来ないという課題があった。
【解決手段】発光装置3と反射手段2と受光装置5nとデータ処理手段10とを有する発光特性測定装置において、前記反射手段2は曲面または凹部状の反射面2aを有するスクリーン2であり前記発光装置3は前記スクリーン2の反射面2a側の略中心位置に設けられ、前記受光装置5nは前記発光装置3の近傍に複数設けられ、前記データ処理手段10は前記受光装置5nの複数の受光信号出力Snに基づき前記発光装置3の発光特性データD3を算出する発光特性算出部70を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はLED等の発光装置の光学指向特性を測定する装置に関するものである。
近年LEDなどの半導体素子を用いた発光装置は、従来のフィラメント電球や蛍光灯に代わって環境負荷の少ない次世代照明器具として脚光を浴びる様になり、多くの製品が上市され始めてきた。これに伴い製品としての特性を検査するための測定技術も多々提案されている。
たとえばLEDなどの半導体素子を用いた発光装置(以下、「発光装置」と称する)を、検出測定手段の位置決め手段で把持し、発光装置からの正面光を検出測定手段の検出部で受光し検出測定手段の測定部で発光特性を得る技術が開示された。(例えば特許文献1参照)
この技術開示では発光装置の側面からの光が検出されず正確な測定が出来ない欠点があるので、発光装置を把持する位置決め手段に反射面を設け、発光装置の側面からの光を検出部に反射させて測定の正確性を高める技術が開示された。(例えば特許文献2参照)
また別の技術開示では、発光装置と受光装置の相対位置を様々に変化させ発光装置からの光を広い範囲にわたって測定し、得られた多くのデータを演算処理して発光装置の光学特性を得る測定システムの技術も開示されている。(例えば非特許文献1参照)
特開2000−180122号公報(特許請求の範囲、第2図) 特開2006−30135号公報(特許請求の範囲、第1図)
岩永敏秀、外2名,「照明用LEDモジュールの光学特性測定システムの開発」,東京都立産業技術研究センター研究報告,第2号,2007年,p.34−p.37
半導体素子を用いた発光装置は従来の照明素子と発光のメカニズムが異なるため、照度や全光束或いは指向性等の発光特性測定には、半導体発光の原理に適合した方式が必要である。
すなわち半導体技術を用いた発光装置においては、発光強度が半導体特有の温度特性を有していること、すなわち周囲温度や発光装置自身の温度上昇によって発光特性が変化するという特徴は測定に当たっては十分に考慮されなくてはならない。
例えば照明器具の最も重要な要素である指向性の測定においては、温度上昇によって特性が変化し測定が不確実になることを防ぐため、短時間で広範囲の測定をすませる必要がある。
特許文献1の開示技術は発光装置の前面からの光しか検出しないので完全な光学指向特性を得る事が出来ない。また、特許文献2の開示技術は、発光装置の側面からの光も反射面によって検出部に入るが、反射面の角度によって受光部に至る光は限定されるため、完全な指向特性を得るためには検出部の角度を変化させる必要があり、測定に時間が掛かってしまう。
また、非特許文献1の開示技術は発光装置からの全方位の光を測定できるが、測定時間については特許文献2の開示技術よりは短くなり改善されているものの、原理的に一次元の測定を繰り返して二次元の情報を得る方法なのでどうしても一定の時間を要し、温度上昇による測定誤差は避けることが出来ない。また装置の複雑化やモータなどの可動部に対するメンテナンスなど、コスト上昇も普及化の上で大きな障害となる。
このように、公知の技術で発光装置の光学指向特性を測定すると、測定のために多大の時間を要し、その結果発光装置の温度上昇によって測定が不正確になってしまい、また測定装置自体のコストも高いという課題があった。
本発明の目的は上記課題を解決し、発光装置からの全方位の光を極めて短時間で測定して発光装置自身の温度上昇を抑えることによって高精度を確保し、しかも可動部を有しないシンプルな構造でメンテナンスも僅かなローコストの光学指向特性測定装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明の光学指向特性測定装置は下記記載の構成を採用する。
本発明の光学指向特性測定装置は、
非測定物である発光装置3と、発光装置3からの光を反射する反射手段2と、反射手段2から反射される発光装置3からの光を検出する受光装置5nと、受光装置5nの受光信号出力Snに基づき発光装置3の発光特性を算出するデータ処理手段10と、を有する発光特性測定装置1において、
反射手段2は曲面または凹部状の反射面2aを有するスクリーン2であり、発光装置3はスクリーン2の反射面2a側の略中心位置に配置されるとともに、発光装置3の近傍に複数の受光装置5nを配置し、
データ処理手段10は、複数の受光装置5nの受光信号出力Snに基づき発光装置3の発光特性である発光特性データD3を算出する発光特性算出部70を有することを特徴とする。
これにより発光装置3の全方位の光を一括して測定し、得られた複数の受光信号出力Snから総合の発光特性が算出されるので、測定時間が短くなり温度上昇も最低限に抑えられ、光学指向特性の高精度の測定が可能となる。また構造も可動部のない簡素なものとなる。
また複数の受光装置5nは発光装置3の周囲に等間隔で配置してもよい。
これにより、発光装置3の全方位の光は、発光装置3の周囲に等間隔で配置された複数の受光装置5nで均等に受光されるので、特定の受光装置5nへの光の集中が無くなり光学指向特性の高精度の測定が可能となる。
また複数の受光装置5nの各受光面5naは発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾けてもよい。
これにより、発光装置3の全方位の光はスクリーン2の反射面2aで反射し、受光装置5nに効率よく集中するので光学指向特性の高精度の測定が可能となる。
また複数の受光装置5nの各受光面5naに魚眼レンズ4nを備えてもよい。
これにより、発光装置3の全方位の光はスクリーン2の反射面2aで反射し、魚眼レンズ4によって受光装置5nに効率よく集中するので光学指向特性の高精度の測定が可能となる。
さらに受光装置5nはイメージセンサ装置であってもよい。
これにより、受光装置5nは各方位の光を一括して受光し各々の方位の光に応じた受光信号を一括して出力することが出来るので測定の短時間化が可能となる。
本発明によれば、発光装置の光学指向特性は短時間で測定されるので温度上昇による精度の低下もなく、さらに測定装置には何ら可動部分がないためメンテナンスも僅かなローコストかつ高精度の光学指向特性測定装置を提供することが可能となる。
本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の断面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の模式的な側面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の模式的な平面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態における光線図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態のブロック図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態のフローチャートである。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第2の実施形態の断面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第2の実施形態のブロック図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第2の実施形態のフローチャートである。 本発明による光学指向特性測定装置の第2の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第2の実施形態の動作を説明するための図表である。 本発明による光学指向特性測定装置の第3の実施形態の模式的な平面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第4の実施形態の模式的な平面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第5の実施形態の断面図である。 本発明による光学指向特性測定装置の第5の実施形態における光線図である。 光学指向特性測定装置の従来例の断面図である。
本発明の光学指向特性測定装置の大まかな動作は、発光装置を測定ステージに固定し駆動電源を供給して発光装置を発光させ、発光装置の上部に設けたスクリーンの反射面によってこの光を反射させるとともに発光装置の近傍に設けた複数の受光装置に反射光を集結し、複数の受光装置の信号出力をデータ処理手段で演算処理し、発光装置の全方位の光の強度分布すなわち光学指向特性を測定するものである。
また指向性が均一な基準光源の基準光源データをあらかじめ記憶させておき、発光装置の発光特性データを基準光源データで補正することによってスクリーンの反射面の反射特性のばらつきや、複数の受光装置の感度のばらつきや、発光装置とスクリーンの距離あるいはスクリーンと受光装置の距離の変動など、誤差を生じる要因を最低限に抑える手法を採用している。
[本発明の原理的説明:図4、図21]
ここでどの様な仕組みで、発光装置の全方位の光の強度分布すなわち光学指向特性データを一括して測定することが可能なのか、図4と図21を用いて本発明の考案の骨子について詳述する。
図21は非特許文献1に示した「発光特性測定システム」の模式的な断面図であり、発光装置3は測定ステージ6の上にセットされ、さらに測定ステージ6はXYスライド部15と傾斜用モータ16と回転用モータ18によってXY方向15aと傾斜方向16aと回転方向18aとに移動が可能になっており、これら可動部を動かして測定ステージ6にセットした発光装置3の姿勢を様々に変化させて受光器19に入る発光装置3の光の方位角度を様々に変化させ、順次全方位の光を受光器19および分光器14で測定して発光装置3の発光特性を得るものである。
すなわち図21に示す従来例においては、発光装置3の光を受光するための受光器19は1個の光センサによって構成されており、ある方位の光の強度しか測定が出来ないので、発光装置3の角度を、例えば−90度から+90度まで0.5度ないし数度きざみで設定し、その都度光の強度の測定をするという作業が必要になるのである。すなわち全方位の測定には多くの時間を要する。
図4は本発明による光学指向特性測定装置の第1の実施形態における光線図であり、発光装置3の各方位の光がスクリーン2の反射面2aで反射し発光装置3の近傍に設けられた2個の受光装置5nに集結するまでの、代表的な経路を示したものである。
図4において、発光装置3の光を受光するための2個の受光装置5nには、数十万ないし数百万の画素(図示せず)を有する固体撮像素子やCMOS素子などのイメージセンサ装置が使用されている。例えば百万画素であれば一辺が1000分割で他の一辺が1000分割の、1000×1000=1000,000万の網の目状の区画の各々に、光センサが存在しているのである。
すなわち図4に示す様に、発光装置3からの各方位の光はスクリーン2の反射面2aで反射し、イメージセンサ装置の百万の画素一つ一つに入る。
さらにイメージセンサ装置の百万画素の信号は、電子回路的手法によって10のマイナス5乗ないしマイナス4乗程度の極めて短い時間で取り出すことが可能である。そして予め標準電球などを用いた予備実験等によって、各画素の信号がどの方位からの光に対応しているかをテーブル化しておけば各方位の光の強度の分布を知ることが出来る。
以上の様な理由で、発光装置3の各方位の光の強度は事実上一括して測定することが可能となるのである。
以下、図面により本発明の光学指向特性測定装置の実施の形態を詳述する。
[第1の実施形態の全図面説明:図1〜図11]
以下、図1から図11を用いて本発明の光学指向特性測定装置の第1の実施形態を詳述する。
図1は光学指向特性測定装置1の断面図であり、図2はスクリーン2と発光装置3と受光装置5nについて側面からの位置関係を模式的に示した側面図であり、図3はスクリーン2と発光装置3と受光装置5nについてスクリーン2の上面からの位置関係を模式的に示した平面図であり、図4は発光装置3から受光装置5nに至る光の経路を表す光線図である。また図5はデータ処理手段10のブロック図であり、図6は光学指向特性測定装置1の測定の流れを示すフローチャートであり、図7〜図10はデータ処理の途中過程で算出される中間段階のデータ図であり、図11は最終的な測定結果である光学指向特性データD4の一例である。
[第1の実施形態の構成説明:図1〜図5]
まず、図1〜図5を用いて本発明の光学指向特性測定装置1の構成を説明する。
図1において発光装置3は測定ステージ6の上に発光面3aを真上に向けセットされ、電源端子8とスプリング電極8aおよび電源供給ケーブル10aによってデータ処理手段10と電気的に接続されている。
スクリーン2は球状又は放物線状の曲面を有し、図1に示す様に内側すなわち発光装置3側に反射面2aを有しており、支持台9に固定されている。
反射面2aは例えばアルミ蒸着などの表面処理が施され、光の波長に依らず反射率が高くかつ光の反射角が入射角に精密に依存するいわゆる鏡面の構造になっている。
受光装置5nは、発光装置3からの広範囲の光を受光するための数十万ないし数百万の画素を備えた固体撮像素子やCMOS素子などのイメージセンサ装置であり、図1に示す様に、発光装置3を挟んだ対称な位置に、鉛直線から所定角度傾いて、2個設置されている。
支持台9は、測定ステージ6など各構造物を固定し保持する筐体である。
データ処理手段10は、例えばパソコンとパソコンで制御される電源のセットであり、電源供給ケーブル10aを用いて発光装置3への電源供給を制御すると共に、信号ケーブル10bによって2個の受光装置5nからの受光信号出力Snを取込み、これら受光信号出力Snに基づいて発光装置3の光学指向特性データD4を算出するためのデータ処理を行う。
次に図2〜図3を用いてスクリーン2と発光装置3と受光装置5nの位置関係を説明する。
図2はスクリーン2と発光装置3と受光装置5nについて側面からの配置を模式的に示したもので、P点は発光装置の中心位置である。
図2において、線分Lは発光装置3の発光面3aの中心を通り、発光面に垂直な線分すなわち光軸であり、線分K1およびK2は、2個の受光装置5nの各受光面5naの中心を通り、受光面5nに垂直な線分すなわち光軸である。なお「光軸」とは「発光面もしくは受光面の中心を通り発光面もしくは受光面に垂直な線」と定義する。
また図2に示す様に、スクリーン2の直径は2rであり、O点はスクリーン2の中心である。
図2において、発光装置3はスクリーン2の反射面2a側の中心近傍に発光面3aを真上に向け設置されている。また2個の受光装置5nは各受光面5naが発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾けられて設置されている。
なお2個の受光装置5nが発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾けられて設置されている理由については[本発明の光学指向特性測定装置1の動作の説明]において詳述する。
図3はスクリーン2と発光装置3と2個の受光装置5nについて、上面からみた配置を模式的に示したもので、2個の受光装置5nは、スクリーン2の反射面2a側(図面の裏側に相当する)に、発光装置3の両側に対称に配置されている。
図4は光線図であり、発光装置3から発光された光がスクリーン2の反射面2aで反射され2個の受光装置5nに収束する際の、光の経路すなわち光線の代表的な経路を示している。詳細については後述する。
次に図5を用いてデータ処理装置10の構成を説明する。
図5においてデータ処理装置10は、2個の光分布データ算出部6nと、発光特性算出部70と発光特性データ記憶部71と補正データ記憶部71bと光学指向特性算出部72と光学指向特性表示部73と電源制御部74とから構成される。
2個の光分布データ算出部6nは、受光装置5nによって出力される受光信号出力Snの各画素の情報から各方位の光の強度を算出し、2個の光分布データDnを算出する。なお、「光分布データ」とは「方位別の光の強度分布図」と定義する。
発光特性算出部70は、2個の光分布データ算出部6nによって算出された2つの光分布データDnから受光装置3の総合の発光特性である発光特性データD3を算出する。
言い換えると2つの光分布データDnはそれぞれ2個の受光信号出力Snに基づく部分的な方位の光分布データなので、発光特性算出部70によって2個の光分布データDnを合成して、発光装置3の全方位の発光特性である発光特性データD3を算出する。
発光特性データ記憶部71は、発光特性算出部70が算出した発光特性データD3を、のちの演算のために一時的に記憶しておくバッファである。
また補正データ記憶部71bは、過去の実験データや知見などに基づき作成された補正データD3bを記憶しており、これは発光特性データD3を補正する際に用いられる。
光学指向特性算出部72は、発光特性データ記憶部71によって記憶された発光装置3の発光特性データD3と補正データ記憶部71bに記憶された補正データD3bから、最終目的である発光装置3の光学指向特性データD4を算出する。より詳細には、発光装置3の発光特性データD3を、実験データや知見などに基づき補正を行って発光装置3の光学指向特性データD4を算出する。
光学指向特性表示部73は、光学指向特性算出部72から出力される発光装置3の光学指向特性データD4を視覚的に表示するとともに印刷物を出力する。
電源制御部74は発光装置3を点灯あるいは消灯させるなどの制御機能を有する駆動電源である。
[第1の実施形態の動作説明:図1〜図11]
次に図1〜図11を用いて本発明の光学指向特性測定装置1の動作を説明する。
図1において発光装置3を測定ステージ6の載置台6aに設置し、電源端子8とスプリング電極8a及び電源供給ケーブル10aによってデータ処理手段10から駆動電源を供給すると発光装置3は発光する。
すると、図4に示す様に発光装置3からの各方位の光はスクリーン2の反射面2aで反射し、2個の受光装置5nに集結する。さらに詳細には図2に示す様に、スクリーン2の曲面は直径2rの球状であり、発光装置3の中心位置P点はスクリーン2の中心O点よりやや反射面2a側に偏った配置になっているので、発光装置3から出た光は、発光装置3の光軸Lを中心にほぼ左右均等に分散し、スクリーン2の反射面2aで反射ののち再び2個の受光装置5nの近傍に収束する経路をたどるのである。なお図4の光線図には光の代表的な光線が示されており、勿論これら以外のも無数の光線が存在する。
また図4に示す様に、受光装置5nの近傍に収束する光線の代表的な角度は鉛直線に対しある角度傾いている。一方、図2に示す様に受光装置5nの各受光面5naは発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾けてあるので、発光装置3の各方位の光はより広範囲かつ効率よく受光装置5nの各受光面5naに集結するのである。
このようにして発光装置3からの各方位の光は、2個の受光装置5nへ入光し、図5に示す様に2個の受光装置5nはそれぞれ受光信号出力Snを生じる。そして2個の受光信号出力Snは2個の光分布データ算出部6nにそれぞれ入力され、光分布データ算出部6nは、2つの光分布データDnをそれぞれ出力する。
次に図7〜図11を用いて、図5に示すデータ処理手段10の発光特性算出部70が発光特性データD3を算出する過程を詳述する。なお図4および図5も一部引用するので参照されたい。
図7〜図10は発光装置3の各方位の光の強度分布を表すデータ図である。
まず図7〜図10の図の内容を説明する。図7〜図10において、横軸は−90度から+90度までの光の方位すなわち角度であり、−90度は図2に示す発光装置3の発光面3aの延長の水平方向を示し、+90度はそれと反対の水平方向を示し、さらに0度は発光装置3の発光面3aの光軸方向すなわち鉛直方向を示している。また、縦軸は発光装置3の各方位の光の強度を相対値で示したものである。
まず図7の実線d1xは、図4に示す発光装置3の光軸Lに向かって左側の光の強度分布データDn(以下、“(左)光分布データDn”と呼称する)であり、図4に示す2個の受光装置5nのうちの左側の受光装置5nから出力される受光信号出力Snを、図5に示す様に一方の光分布データ算出部6nに入力して、一方の光分布データ算出部6nによって算出されたものである。
この様に(左)光分布データDnは、発光装置3の光軸Lに向かって左側の光線が支配的な状態での光の強度分布を示すものであるので、図7の実線d1xによって示す様に、方位角度が−90度から0度までの光の相対強度が強く、方位角度が0度から+90度までの光の相対強度が弱い結果になっている。
また、図7の点線d1yは、(左)光分布データDnの測定面と直角な測定面での光の相対強度を示している。この関係を図8により詳述する。
すなわち図8は発光装置3の(左)光分布データDnについて、1つの測定面に沿って測定した場合と、この測定面と直角すなわち図4の紙面に垂直な測定面に沿って、受光装置5nも垂直な測定面に90度移動して設置し、測定した場合の2通りの結果を示しており、実線dxは図4に示す面に沿って測定された(左)光分布データであり、点線dyはそれと直角な面に沿って測定された光分布データを示している。発光装置3が対称に製造されていれば両者は一致するが、実際には僅かに存在する構造の不均一性によって、光分布データDnに若干の特性上のずれを生じていることが分かる。この特性上のずれは測定精度から勘案し小さければ無視される。
次に図9の実線d2xは、図4に示す発光装置3の光軸Lに向かって右側の光の強度分布データDn(以下、“(右)光分布データDn”と呼称する)を示しており、図4に示す2個の受光装置5nのうちの右側の受光装置5nから出力される受光信号出力Snを、図5に示す様に他方の光分布データ算出部6nに入力して、他方の光分布データ算出部6nによって算出されたものである。
図9の様に(右)光分布データDnは、発光装置3の光軸Lに向かって右側の光線が支配的な状態での光の強度分布を示すものであるので、図9の実線d2xによって示す様に、方位角度が−90度から0度までの光の相対強度が弱く、方位角度が0度から+90度までの光の相対強度が強い結果になっている。
図9の点線d2yは図7の場合と同様なので説明は省略する。
さらに図10は、図5に示す発光特性算出部70が算出する発光特性データD3の一例である。すなわち発光特性算出部70は(左)光分布データDnおよび(右)光分布データDnから、これらの2個の信号を合成して発光装置3の全方位の光の強度分布である発光特性データD3を算出する。
図10の点線d3yは、発光特性データD3の測定面と直交する測定面でのデータであり、発光装置3に僅かに存在する構造の非対称性によって発光特性の若干のずれを生じているが、測定精度から勘案し小さければ無視される。
次の図11には最終目的である発光装置3の光学指向特性データD4が示されている。
すなわち図11において点線は、図5に示す発光特性算出部70で算出され発光特性データ記憶部71に記憶された補正前の発光特性データD3であり、実線は補正データ記憶部71bに記憶された補正データD3bによって補正されたのちの光学指向特性データD4である。
なお補正データD3bには、発光装置3の温度依存性やスクリーン2の反射面2aの反射特性のばらつき、さらには受光装置5nの受光面5naへの光の入射角による感度のばらつきなど測定誤差に繋がる様々な変動要因の他に、測定面と直交する他の測定面での光の相対強度(図7〜図10の点線に示すd1y、d2y、d3y)を評価し、これが小さければ無視し大きければ平均を取る、などの補正項目も含まれている。
[第1の実施形態の測定フロー説明:図6、図1〜図5]
図6は、以上述べた本発明の光学指向特性測定装置のフローチャートを示したものである。以下、図5に示すデータ処理手段10の構成要素の動作と対比させ、測定のフローを詳述する。
[発光装置発光ステップ]
図1に示す測定ステージ6の載置台6aに発光装置3をセットし、データ処理手段10から駆動電源Vを供給して発光装置3を発光させる。(ST10)
[発光特性データ算出ステップ]
図5に示す2個の受光装置5nの受光信号出力Snに基づき、2個の光分布データ算出部6nはそれぞれ(左)光分布データDnおよび(右)光分布データDnを算出し、発光特性算出部70は(左)光分布データDnおよび(右)光分布データDnに基づき発光特性データD3を算出する。(ST20)
[発光特性データ記憶ステップ]
図5に示す発光特性データ記憶部71は、発光特性データD3をのちの演算のために一時的に記憶しておく。(ST30)
[光学指向特性算出ステップ]
図5に示す光学指向特性算出部72は、発光特性データ記憶部71に記憶された発光特性データD3を補正データ記憶部71bに記憶された補正データD3bによって補正し
光学指向特性データD4を算出する。(ST40)
[第1の実施形態の効果]
以上の様に光学指向特性データD4の測定は極めて迅速に、かつ何ら動く部分もなく行われるので、半導体など温度上昇による特性変化が大きい素子の測定においては著しく優位であるといえる。さらに装置全体は可動部がないため簡素な構造とすることも可能で、コストなど経済的側面でも極めて優れているといえる。
[第2の実施形態の全図面説明:図12〜図16]
次に、図12〜図16を用いて、本発明の光学指向特性測定装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態に対して測定のステップが異なるものである。なお以下の説明において、同一要素には同一番号を付して重複する説明は省略する。
第2の実施形態は、測定対象である発光装置3の測定に先だって指向性が均一な基準光源11の発光特性を測定し、次に測定対象である発光装置3の発光特性を測定し、次に発光装置3の発光特性を基準光源11の発光特性で補正する、というステップを有している。
[第2の実施形態の構成説明:図12、図13]
まず図12と図13を用いて本発明の光学指向特性測定装置200の構成を説明する。なお第1の実施形態と同一の要素は同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図12は本発明の光学指向特性測定装置200の断面図である。
図12において、基準光源11は指向特性が均一な基準光源であり、測定ステージ6の載置台6aに、発光装置3をセットする位置と同一の位置にセットする。
なお図12には、後続する測定ステップにおいて基準光源11に変えて発光装置3を測定ステージ6の載置台6にセットする様子が模式的に示されている。
図13は本発明の光学指向特性測定装置200のデータ処理手段100のブロック図である。
図13において基準光源データ記憶部71aは、受光装置5nと光分布データ算出部6nと発光特性算出部70とによって算出された基準光源の発光特性を、基準光源データD3kとして記憶する。
なお図13には、後続する測定ステップにおいて基準光源11に変えて発光装置3をデータ処理手段10の電源制御部74に接続する様子が模式的に示されている。
光学指向特性算出部72は、発光装置3の発光特性データD3を基準光源データ記憶部74に記憶された基準光源データD3kで補正し、光学指向特性データD4を算出する。
[第2の実施形態の動作説明:図12〜図16]
次に図14を中心に、図12〜図16も併用して本発明の光学指向特性測定装置の動作を説明する。
図14は本発明の光学指向特性測定装置のフローチャートである。図13に示すデータ処理手段10の構成要素の動作と対比させ、測定のフローを詳述する。
[基準光源発光ステップ]
図12に示す様に測定ステージ6の載置台6aに基準光源11をセットしデータ処理手段10から駆動電源Vを供給して基準光源11を発光させる。(ST1)
[基準光源データ算出ステップ]
図13に示す様に、光分布データ算出部6nは受光装置5nの受光信号出力Snに基づき光分布データDnを算出し、発光特性算出部70は光分布データDnに基づき基準光源11の発光特性を基準光源データD3kとして算出する。(ST2)
[基準光源データ記憶ステップ]
図13に示す様に基準光源データ記憶部71aは発光特性算出部70が算出した基準光源11の発光特性を基準光源データD3kとして記憶する。(ST3)
[発光装置発光ステップ]
図12に示す様に測定ステージ6の載置台6aに基準光源11に換えて発光装置3をセットし、データ処理手段10から駆動電源Vを供給して発光装置3を発光させる。(ST10)
[発光特性データ算出ステップ]
図13に示す様に、光分布データ算出部6nは受光装置5nの受光信号出力Snに基づき光分布データDnを算出し、発光特性算出部70は光分布データDnに基づき発光装置3の発光特性を発光特性データD3として算出する。(ST20)
[発光特性データ記憶ステップ]
図13に示す様に発光特性データ記憶部71は、発光特性算出部70が算出した発光特性データD3を記憶する。(ST30)
[光学指向特性算出ステップ]
図13に示す様に、光学指向特性算出部72は、発光特性データ記憶部71に記憶された発光特性データD3を基準光源データ記憶部71aに記憶された基準光源データD3kによって補正し、光学指向特性データD4として算出する。(ST40)
[発明の効果詳細説明]
以上述べた様に、本発明の第2の実施形態と第1の実施形態との大きな差は、測定対象である発光装置3の発光特性データD3を最終的な光学指向特性データD4に補正するための補正内容にある、といえる。
すなわち第1の実施形態では、補正内容は過去の実験データや知見に基づく補正データD3bに基づくが、第2の実施形態では、補正内容は基準光源を実際に測定して得た基準光源データD3kに基づくものであるから周囲条件の変動や装置の機械的形状変化などの誤差要因を、理論上基準光源11の安定度のレベルまで低減させることが可能で、光学指向特性測定装置200の全体の精度をさらに高めることが可能である。
[第3の実施形態の全図面説明:図17]
次に、図17を用いて、本発明の光学指向特性測定装置の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、第2の実施形態に対して受光装置5nの数と配置が異なるものである。なお以下の説明において、同一要素には同一番号を付して重複する説明は省略する。
図17を用いて本発明の光学指向特性測定装置300(図示せず)の構成を説明する。
図17は本発明の光学指向特性測定装置300の模式的な平面図であり、発光装置3の周囲には3個の受光装置5n(図17には“51”、“52”、“53”と表示されている)が、発光装置3の周囲に120度の等しい角をなす様に均等に配置されている。
なお3個の受光装置5nの各受光面5naは発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾いている。
[発明の効果詳細説明]
本発明の光学指向特性測定装置300の効果は、受光装置5nを発光装置3の周囲に3個設けたことによって光分布データDnの測定が更に綿密になり、最終的な光学来指向特性データD4の高精度化を図ることが出来る、ということである。
[第4の実施形態の全図面説明:図18]
次に、図18を用いて、本発明の光学指向特性測定装置の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態は、第2の実施形態に対して受光装置5nの数と配置が が異なるものである。なお以下の説明において、同一要素には同一番号を付して重複する説明は省略する。
図18を用いて本発明の光学指向特性測定装置400(図示せず)の構成を説明する。
図18は本発明の光学指向特性測定装置400の模式的な平面図であり、発光装置3の周囲には4個の受光装置5n(図18には“51”、“52”、“53”、“54”と表示されている)が、発光装置3の周囲に90度の等しい角をなす様に均等に配置されている。
なお4個の受光装置5nの各受光面5naは発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾いている。
[発明の効果詳細説明]
本発明の光学指向特性測定装置の効果は、受光装置5nを発光装置3の周囲に4個設けたことによって光分布データの測定が更に綿密になり、最終的な光学来指向特性データの高精度化を図ることが出来る。なお、受光装置の数および配置については、更に多くの受光装置を使用することも勿論可能である。
[第5の実施形態の全図面説明:図19、図20]
次に、図19および図20を用いて、本発明の光学指向特性測定装置の第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態は、第2の実施形態に対して受光装置の姿勢および構成が異なるものである。なお以下の説明において、同一要素には同一番号を付して重複する説明は省略する。
まず図19を用いて本発明の光学指向特性測定装置500の構成を説明する。図19は本発明の光学指向特性測定装置500の断面図である。
図19において、受光装置5nは発光装置3の近傍でかつ発光装置3とほぼ同一面上に、受光装置5nの光軸K1およびK2が発光装置3の光軸Lと平行になる様に、測定ステージ6に設置されている。また2個の受光装置5nの各受光面5naには、それぞれ180度広角の魚眼レンズ4nが備えられている。
次に図20を用いて本発明の光学指向特性測定装置500の動作を説明する。
図20は本発明の光学指向特性測定装置500の光線図である。図20において、発光装置3からの各方位の光はスクリーン20のスクリーン反射面20aで反射し、魚眼レンズ4nによって収束されて受光装置5nに入る。魚眼レンズ4nは180度広角の魚眼レンズであるから、広範囲の方位の光を捉えることが可能である。
[発明の効果詳細説明]
本発明の光学指向特性測定装置500の効果は、受光装置5nは発光装置3の近傍でかつ発光装置3とほぼ同一面上に、設置角度に関する制約もなく配置可能であり、魚眼レンズ4nによってより広範囲の方位の光を受光する事が可能であるため、発光装置3の光学指向特性データD4の高精度測定性を維持しつつスクリーン20の小型化さらには光学指向特性測定装置500の小型化が可能となる。
[全体説明まとめ]
以上述べたように、本発明の光学指向特性測定装置によれば、発光装置3の光学指向特性データD4は短時間で測定されるので温度上昇による精度の低下もなく、さらに測定装置には何ら可動部分がないためメンテナンスも不要なローコストかつ高精度の光学指向特性測定装置を提供することが可能となる。なお、以上説明した実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を満たすものであれば任意に変更することができることはいうまでもない。
本発明は、従来の方式及び新しい原理に基づく光源など、多くの種類の発光装置について光学指向特性の測定が可能である。また、光学指向特性だけでなく、一般的な光度は勿論、照度や全光束あるいは彩度など多彩な測定にも応用可能である。
また波長が短い電波の挙動は光のそれと同一であることから、極超短波のアンテナなどの特性解析や特性測定においても有用であると考えられる。
1、200、300,400、500 光学指向特性測定装置
2 スクリーン
20 スクリーン
2a スクリーン反射面
20a スクリーン反射面
20b スクリーン支持部
3 発光装置
3a 発光装置発光面
4n 魚眼レンズ
5n 受光装置
51〜54 受光装置
5na 受光面
6 測定ステージ
6a 載置台
8 電源端子
8a スプリング電極
9 支持台
10、100 データ処理手段
10a 電源供給ケーブル
10b 信号ケーブル
11 基準光源
13 光ファイバ
14 分光器
15 XYスライド部
15a XYスライド方向
16 傾斜用モータ
16a 傾斜モータ回転方向
17 可動台
18 回転用モータ
18a 回転モータ回転方向
19 受光器
L 発光装置3の光軸
K1、K2 受光装置5nの光軸
6n 光分布データ算出部
70 発光特性算出部
71 発光特性データ記憶部
71a 基準光源データ記憶部
71b 補正データ記憶部
72 光学指向特性算出部
73 光学指向特性表示部
74 電源制御部
Sn 受光信号出力
Dn 光分布データ
d1x (左)光分布データ
d1y (左)光分布データと直交する測定面の光分布データ
d2x (右)光分布データ
d2y (右)光分布データと直交する測定面の光分布データ
D3 発光特性データ
d3x 発光特性データ
d3y 発光特性データd3xと直交する測定面の全体発光特性データ
D3k 基準光源データ
D3b 補正データ
D4 光学指向特性データ
dx ある面に沿った光学指向特性
dy ある面と直角な面に沿った光学指向特性
V 発光装置駆動信号
P点 発光装置3の中心位置
O点 スクリーン2の中心

Claims (5)

  1. 非測定物である発光装置3と、前記発光装置3からの光を反射する反射手段2と、前記反射手段2から反射される前記発光装置3からの光を検出する受光装置5nと、前記受光装置5nの受光信号出力Snに基づき前記発光装置3の発光特性を算出するデータ処理手段10と、を有する発光特性測定装置1において、前記反射手段2は曲面または凹部状の反射面2aを有するスクリーン2であり、前記発光装置3は前記スクリーン2の反射面2a側の略中心位置に配置されるとともに、前記発光装置3の近傍に複数の前記受光装置5nを配置し、前記データ処理手段10は、前記複数の受光装置5nの受光信号出力Snに基づき前記発光装置3の発光特性である発光特性データD3を算出する発光特性算出部70を有することを特徴とする光学指向特性測定装置。
  2. 前記複数の受光装置5nは前記発光装置3の周囲に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学指向特性測定装置。
  3. 前記複数の受光装置5nの各受光面5naは前記発光装置3の発光面3aに対し所定角度θ傾けられていることを特徴とする請求項2に記載の光学指向特性測定装置。
  4. 前記複数の受光装置5nの各受光面5naに魚眼レンズ4nを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の光学指向特性測定装置。
  5. 前記受光装置5nはイメージセンサ装置であることを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の光学指向特性測定装置。

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