JP2011002344A - 半導体装置のテスト回路およびテスト方法 - Google Patents

半導体装置のテスト回路およびテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置に内蔵されたテスト回路の回路面積を抑えながら直流試験を少ないピン数で行うことができるテスト回路及びテスト方法を提供する。
【解決手段】テスト回路は直流試験用の負荷制御回路(112a,112b)、基準電圧生成回路(113)及び比較回路(114a,114b)、または定電圧回路(214a,214b)、電流−電圧変換回路(215a,215b)、基準電圧生成回路(216)及び比較回路(217a,217b)を、内部コアロジック(102)内のスキャン設計が施された記憶装置(103a〜103d)で制御して直流試験を実施するので、少ないピン数の試験を行う時でもバウンダリスキャン回路が不要となり、TAPコントローラ分の回路面積を削減でき、内部コアロジックの通常動作で使用するレジスタを記憶装置(103a〜103d)と兼用すれば面積を削減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に内蔵されたテスト回路の回路面積を抑制しながら、多ピン半導体装置を少数ピンでテストすることができるテスト回路およびテスト方法に関するものである。
近年、半導体装置では半導体プロセスの微細化やウェハサイズの大口径化による回路集積性の向上を背景として多機能化が進んだ結果、1000ピン級の半導体装置が生産されるようになってきた。ところが1000ピン級のLSIテスタは生産能力に限りがありタイトな出荷計画や増産による生産変動へ即時に対応できない場合が出てくるため、ピン数を抑えて1台のLSIテスタでマルチ測定ができるようにするなど効率のよいテストができるようにする技術が要求されている。
従来、半導体装置を少ないピン数でテストする手法として、機能試験ではスキャン設計によるスキャンテストやロジックBIST(built-in self-test)によるテストが公知の技術として実用化されている。またそれらのテスト回路をバウンダリスキャン回路により制御する方法も公知の技術とされている。
一方、直流試験では直流試験用の自己診断回路と公知の技術であるバウンダリスキャン設計とを組み合せたテストを実施する方法が提案されている。この提案による直流試験の例ではバウンダリスキャン設計された半導体装置に出力電圧テスト用の自己診断回路として負荷制御回路、基準電圧生成回路、比較回路を、入力電流テスト用に自己診断回路として定電圧回路、電流−電圧変換回路、基準電圧生成回路、比較回路を具備する構成となる。
出力電圧テストを行う場合について図3を参照して説明する。
半導体装置301は、内部コアロジック302の周辺にTAP(テスト・アクセス・ポイント)コントローラ303と、シリアルに接続されたバウンダリスキャンレジスタ304a,304b,304c,304dから成るバウンダリスキャン回路を具備する。
TAPコントローラ303は、外部に接続された信号入力端子TDI、信号出力端子TDO、クロック端子TCK、モード設定端子TMS、リセット端子TRSTによりバウンダリスキャンレジスタ304a,304b,304c,304dへのデータ入出力を制御することができる。
また、内部コアロジック302とバウンダリスキャンレジスタ304a,304b,304c,304dとの間の出力バッファ305a,305bに自己診断用回路として負荷制御回路306a,306b、基準電圧生成回路307、比較回路308a,308bを設けている。
出力電圧テストは、先ず、TAPコントローラ303から各バウンダリスキャンレジスタ304a,304b,304c,304dへ出力バッファ305と負荷制御回路306をコントロールするデータをスキャンシフト動作により入力する。
このコントロールデータにより出力バッファ305a,305bをHigh出力またはLow出力に制御すると同時に、その出力状態に応じた負荷電流を負荷制御回路306a,306bによって接続する。
動作した出力バッファ305a,305bが出力する電圧と、外部電源309を基準電圧生成回路307を介して生成した判定用電圧とを比較回路308a,308bにより比較して、その結果をバウンダリスキャンレジスタ304a,304cに取り込み、TAPコントローラ303の出力端子TDOから取り出してLSIテスタで判定する。
次に入力電流テストを行う場合について図4を参照して説明する。
半導体装置401は、内部コアロジック402の周辺にTAPコントローラ403と、シリアルに接続されたバウンダリスキャンレジスタ404a,404b,・・・,404fから成るバウンダリスキャン回路を具備する。
TAPコントローラ403は、外部に接続された信号入力端子TDI、信号出力端子TDO、クロック端子TCK、モード設定端子TMS、リセット端子TRSTによりバウンダリスキャンレジスタ404a,404b,・・・,404fへのデータ入出力を制御することができる。
またプルアップ抵抗405もしくはプルダウン抵抗406を持つ入力バッファ407a,407bに、自己診断用回路として定電圧回路408a,408b、電流−電圧変換回路409a,409b、基準電圧生成回路410、比較回路411a,411bを設けている。
入力電圧テストは、先ず、TAPコントローラ403から各バウンダリスキャンレジスタ404a,404b,・・・,404fへ定電圧回路408a,408bと電流−電圧変換回路409a,409bをコントロールするデータをスキャンシフト動作により入力する。
このコントロールデータにより定電圧回路408a,408bにテスト条件となる電圧が印加されてプルアップ抵抗405もしくはプルダウン抵抗406に電流を流すことができる。また同時に電流−電圧変換回路409a,409bが機能することにより流れた電流が電圧へ変換される。この変換された電圧と、外部電源412を基準電圧生成回路410を介して生成した判定用電圧とを比較回路411a,411bにより比較して、その結果をバウンダリスキャンレジスタ404a,404fに取り込み、TAPコントローラ403の出力端子から取り出してLSIテスタで判定する。
上記のテスト手法によると、直流試験についてもTAPコントローラの入出力端子や電源、GND端子だけの少ないピン数でテストを実施することができる。
直流試験用の自己診断回路とバウンダリスキャン回路とを組み合わせることで直流試験を少ないピン数で実施する方法は、例えば、特許文献1などに記載されている。
特開2000−310668号公報(第1図)
しかしながら、上記のテスト回路およびテスト方法では直流試験においてバウンダリスキャン設計を必ず必要とするため、バウンダリスキャン回路がユーザ仕様として不必要な場合に余分な回路面積を取ってしまうという課題がある。
バウンダリスキャン回路は、プリント基板上に多ピン半導体装置を高密度で実装した場合のデバイス間の接続テストなどに有効なテスト回路であるが、多ピン半導体装置に必ずしも必要な回路であるわけではない。
本発明は、バウンダリスキャン回路を使用せずとも一般的にテスト回路として用いられるスキャン回路を用いて各自己診断用回路のコントロールができる半導体装置のテスト回路およびテスト方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の半導体装置のテスト回路は、半導体装置に内蔵された出力バッファを検査するテスト回路であって、スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、入力側が前記記憶装置に接続されて出力制御され出力側が外部出力端子に接続された検査対象の出力バッファと、前記記憶装置から制御されて前記出力バッファに電流を流す負荷制御回路と、外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記出力バッファの出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトすることを特徴とする。
本発明の請求項2記載の半導体装置のテスト回路は、半導体装置に内蔵された入力バッファを検査するテスト回路であって、スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、外部入力端子に接続されてプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗を有する検査対象の入力バッファと、前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に電流を流すための定電圧回路と、前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に流れた電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路と、外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記電流−電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトすることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の半導体装置のテスト方法は、スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、入力側が前記記憶装置に接続されて出力制御され出力側が外部出力端子に接続された検査対象の出力バッファと、前記記憶装置から制御されて前記出力バッファに電流を流す負荷制御回路と、外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記出力バッファの出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトするテスト回路を具備した半導体装置をテストするに際し、テスト装置と接続を行う外部入出力端子について前記テスト装置が備えるDC測定ユニットや負荷回路を接続して直流試験を実施する工程と、テスト装置と接続を行わない外部出力端子について前記記憶装置にスキャンシフト動作で格納したデータで前記出力バッファ、前記負荷制御回路、前記基準電圧生成回路、前記比較回路をコントロールして前記出力バッファの直流試験を実施し、直流試験の結果を前記記憶装置に格納した後に前記結果をスキャンシフト動作で外部出力端子に出力して前記テスト装置で判定する工程とを含むことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の半導体装置のテスト方法は、スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、外部入力端子に接続されてプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗を有する検査対象の入力バッファと、前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に電流を流すための定電圧回路と、前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に流れた電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路と、外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記電流−電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトするテスト回路を具備した半導体装置をテストするに際し、テスト装置と接続を行う外部入出力端子について前記テスト装置が備えるDC測定ユニットや負荷回路を接続して直流試験を実施する工程と、テスト装置と接続を行わない外部入力端子について前記記憶装置にスキャンシフト動作で格納したデータで定電圧回路、電流−電圧変換回路、基準電圧生成回路、比較回路をコントロールして入力バッファの直流試験を実施し、直流試験の結果を前記記憶装置に格納した後に前記結果をスキャンシフト動作で外部出力端子に出力して前記テスト装置で判定する工程とを含むことを特徴とする。
この構成によると、スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジックと、出力電圧テスト用の自己診断回路として負荷制御回路、基準電圧生成回路、比較回路を、また入力電流テスト用の自己診断回路として定電圧回路、電流−電圧変換回路、基準電圧生成回路、比較回路を具備するので、前記記憶装置にスキャンシフト動作でセットしたデータにより直流試験用の自己診断回路をテスト可能状態に制御すると同時に、得られたテスト結果についても前記記憶装置からスキャンシフト動作により取り出してテスト装置としてのLSIテスタで判定できる。
したがって、バウンダリスキャン回路を使用せずとも一般的にテスト回路として用いられるスキャン回路を用いることで各自己診断用回路のコントロールが可能になるため、少なくともバウンダリスキャン回路のTAPコントローラ分の面積を削減しながら、少ないピン数で直流試験を実施することができる。さらに、ユーザ実使用時に用いられるレジスタを各自己診断用回路をコントロールする前記記憶装置と兼用できる場合は兼用したレジスタ分の回路面積も削減できる。
本発明の実施の形態1におけるテスト回路を内蔵した半導体装置の構成図 本発明の実施の形態2におけるテスト回路を内蔵した半導体装置の構成図 テスト回路を内蔵した従来例の半導体装置の構成図 テスト回路を内蔵した別の従来例の半導体装置の構成図
以下、本発明の半導体装置のテスト回路とテスト方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の半導体装置の出力端子の直流試験を行うテスト回路を示す。
半導体装置101の内部には次のものが構築されている。
102はスキャン設計が施された記憶装置(レジスタ)としてのスキャンレジスタ103a,103b,103c,103dを有する内部コアロジック回路、104はスキャン入力端子、105はスキャンクロック端子、106はスキャンイネーブル端子、108a,108,108cは入力バッファ、109a,109b,109c,109dは内部コアロジック回路102の組み合わせ回路、110a,110bは通常出力端子、111a,111bは検査対象の出力バッファ、112a,112bは出力バッファ111a,111bに電流を流す負荷制御回路、113は基準電圧生成回路、114a,114bは比較回路、115は外部電源、107はスキャン出力端子、116はスキャン端子の出力バッファである。
なお、スキャン入力端子104から入力されたデータは、スキャンレジスタ103aのDT入力に供給される。スキャンレジスタ103aのQ出力は、スキャンレジスタ103bのDT入力に接続されている。スキャンレジスタ103bのQ出力は、スキャンレジスタ103cのDT入力に接続されている。スキャンレジスタ103cのQ出力は、スキャンレジスタ103dのDT入力に接続されている。スキャンレジスタ103dのQ出力は、出力バッファ116を介してスキャン出力端子107に接続されている。
スキャンレジスタ103bのNQ出力は、組み合わせ回路109bと出力バッファ111aを介して通常出力端子110aに接続されている。スキャンレジスタ103dのNQ出力は、組み合わせ回路109dと出力バッファ111bを介して通常出力端子110bに接続されている。
スキャンレジスタ103aのNQ出力は、組み合わせ回路109aを介して負荷制御回路112aを制御して出力バッファ111aに規定の電流を流す。スキャンレジスタ103dのNQ出力は、組み合わせ回路109dを介して負荷制御回路112bを制御して出力バッファ111bに規定の電流を流す。
出力バッファ111aの出力は比較回路114aの非反転入力(+)に接続され、出力バッファ111bの出力は比較回路114bの非反転入力(+)に接続され、比較回路114a,114bの反転入力(−)には、外部電源115から基準電圧生成回路113を介して基準電圧が印加されている。比較回路114aの出力は、スキャンレジスタ103bのD入力に接続されている。比較回路114bの出力は、スキャンレジスタ103dのD入力に接続されている。
まずスキャン回路の動作について説明する。
複数のスキャンレジスタ103a,103b,103c,103dを直列に連ねてスキャンチェーンを形成しているのがスキャン回路である。スキャン回路にはスキャンシフト動作とスキャンキャプチャ動作がある。
スキャンシフト動作では、スキャンイネーブル端子106にイネーブル信号を与えておく。イネーブル信号により各スキャンレジスタ103a,103b,103c,103dのDT入力が有効になるため、スキャンレジスタのシリアル動作が可能となる。すなわち、スキャンシフト動作では、スキャン入力端子104から入力したデータがスキャンクロック端子105から供給されるクロックの立ち上がりエッジ毎にスキャンレジスタ103a,103b,103c,103dのDT入力へ取り込まれていき、シフト動作しながら最後にスキャン出力端子107へデータ出力が行われる。
スキャンキャプチャ動作では、スキャンイネーブル端子106にディスイネーブル信号を与えておく。このディスイネーブル信号によりスキャンレジスタ103a,103b,103c,103dのD入力からデータを取り込むことが可能となる。スキャンレジスタ103b,103dのD入力には、スキャンレジスタ103の出力NQから出力バッファ111を介した出力と、外部電源115から基準電圧生成回路113を介した基準電圧とを、比較回路114で比較した結果が入力されている。
出力バッファ111a,111bの検査は、スキャンレジスタ103に、出力バッファ111や負荷制御回路112を直流試験可能な状態にコントロールするためのデータをスキャンシフト動作を用いて設定する。
このコントロールデータにより、出力バッファ111a,111bはHigh出力かLow出力に制御され、また負荷制御回路112a,112bは出力バッファ111a,111bの出力に応じた負荷電流を接続するように制御される。
出力バッファ111a,111bと負荷制御回路112a,112bが直流試験可能な状態になると、出力バッファ111a,111bがHigh出力の場合はPchオン抵抗と保護抵抗分に電流が流れた分を減じた電圧値が出力される。また出力バッファ111a,111bがLow出力の場合はNchオン抵抗と保護抵抗分に電流が流れた分を乗じた電圧値が出力される。
出力バッファ111aの出力電圧と、基準電圧生成回路113で生成した判定電圧とを比較回路114aで比較して、その結果をスキャンキャプチャ動作によってスキャンレジスタ103bに取り込む。出力バッファ111bの出力電圧と、基準電圧生成回路113で生成した判定電圧とを比較回路114bで比較して、その結果をスキャンキャプチャ動作によってスキャンレジスタ103dに取り込む。スキャンレジスタ103b,113dに取り込まれた値は、スキャンシフト動作でスキャン出力端子107に出力されてLSIテスタで期待値と合致するか判定される。
このようにテスト装置としてのLSIテスタと接続を行わない外部出力端子については、スキャンシフト動作で格納したスキャンレジスタ103a〜103dのデータに基づいて出力バッファ111a,111b、負荷制御回路112a,112b、基準電圧生成回路113、比較回路114a,114bをコントロールして出力バッファ111a,111bの直流試験を実施する。
テスト装置としてのLSIテスタと接続を行う外部入出力端子である入力バッファ108a,108b,108c,スキャン出力端子107などについては、前記LSIテスタが備えるDC測定ユニットや負荷回路を接続して直流試験を実施する。
なお、負荷制御回路112は定電流源回路などで実現される。また基準電圧生成回路113は分割抵抗やBGR(バンドギャップリファレンス)回路、レギュレータ回路などで実現される。比較回路114a,114bはコンパレータによって実現される。
また、直流試験において出力バッファの出力電圧ではなく出力電流をテストする場合は、後に説明する電流−電圧変換回路により出力電流を電圧値に変換することで比較回路を使用することが可能となる。
負荷制御回路112a,112b、基準電圧生成回路113、比較回路114a,114bはテスト用に別途設ける必要はなく、実動作回路と共用しても良い。
以上のように、スキャン回路を実施するための端子と電源端子、GND端子のみをLSIテスタに接続するだけで直流試験を実施することができる。よって、バウンダリスキャン回路が不要となりTAPコントローラ分の面積を削減しながら、少ないピン数で直流試験を実施することができる。また実動作回路の中で用いられるスキャンレジスタを各自己診断用回路のコントロールに兼用できる場合はレジスタ分の回路面積も削減することができる。
なお、スキャンレジスタ103bと出力バッファ111a、スキャンレジスタ103dと出力バッファ111bのように必ずしも制御するのに1対1の対応である必要はなく、複数の前記スキャンレジスタから前記組み合わせ回路を介して制御してもよい。
なお、スキャンレジスタ103aと負荷制御回路112a、スキャンレジスタ103cと負荷制御回路112bのように必ずしも制御するのに1対1の対応である必要はなく、数の前記スキャンレジスタから前記組み合わせ回路を介して制御してもよい。
なお、組み合わせ回路109b,109dを介さず直接にスキャンレジスタ103b,103dから出力バッファ111a,111bを制御するように構成したり、組み合わせ回路109a,109cを介さず直接にスキャンレジスタ103a,103cから負荷制御回路112a,112bを制御するように構成してもよい。
なお、外部電源115と基準電圧生成回路113から出力電圧テスト用の判定電圧を生成したが、基準電圧生成回路113も前記スキャンレジスタから制御可能に構成することもできる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の半導体装置の入力端子の直流試験を行うテスト回路を示す。
半導体装置201の内部には次のものが構築されている。
202はスキャン設計が施された記憶装置(レジスタ)としてのスキャンレジスタ203a,203b,203c,203dを有する内部コアロジック回路、204はスキャン入力端子、205はスキャンクロック端子、206はスキャンイネーブル端子、207はスキャン出力端子、208a,208b,208cはスキャン端子の入力バッファ、209a,209b,209c,209dは内部コアロジック回路202の組み合わせ回路、210a,210bは通常入力端子、211a,211bは入力バッファ、212はプルアップ抵抗、213はプルダウン抵抗、214a,214bは定電圧回路、215a,215bは電流−電圧変換回路、216は基準電圧生成回路、217a,217bは比較回路、218は外部電源、219は外部GND、220はスキャン端子の出力バッファである。通常入力端子210aは入力バッファ211aの入力に接続されている。入力バッファ211aの出力は内部コアロジック回路202に接続されている。通常入力端子210bは入力バッファ211bの入力に接続されている。入力バッファ211bの出力は内部コアロジック回路202に接続されている。
なお、スキャン入力端子204から入力されたデータは、スキャンレジスタ203aのDT入力に供給される。スキャンレジスタ203aのQ出力は、スキャンレジスタ203bのDT入力に接続されている。スキャンレジスタ203bのQ出力は、スキャンレジスタ203cのDT入力に接続されている。スキャンレジスタ203cのQ出力は、スキャンレジスタ203dのDT入力に接続されている。スキャンレジスタ203dのQ出力は、出力バッファ220を介してスキャン出力端子207に接続されている。
スキャンレジスタ203bのNQ出力は、組み合わせ回路209bと定電圧回路214aを介して入力バッファ211aの入力に接続されている。スキャンレジスタ203cのNQ出力は、組み合わせ回路209cと定電圧回路214bを介して入力バッファ211bの入力に接続されている。
スキャンレジスタ203aのNQ出力は、組み合わせ回路209aを介して電流−電圧変換回路215aに接続されている。電流−電圧変換回路215aの一端はプルアップ抵抗212を介して外部電源218に接続されている。電流−電圧変換回路215aの他端は入力バッファ211aの入力に接続されている。
スキャンレジスタ203dのNQ出力は、組み合わせ回路209dを介して電流−電圧変換回路215bに接続されている。電流−電圧変換回路215dの一端は入力バッファ211bの入力に接続されている。電流−電圧変換回路215bの他端はプルダウン抵抗213を介して外部電源のGND219に接続されている。
電流−電圧変換回路215aの出力電圧は比較回路217aの非反転入力端子(+)に印加されている。電流−電圧変換回路215bの出力電圧は比較回路217bの非反転入力端子(+)に印加されている。比較回路217a,217bの反転入力端子(−)には、外部電源218から基準電源生成回路216を介して基準電圧が印加されている。
比較回路217aの比較結果は、スキャンレジスタ203aのD入力に供給されている。比較回路217bの比較結果は、スキャンレジスタ203dのD入力に供給されている。
次に、本実施形態における半導体装置の回路面積を削減しながら少ないピン数で入力端子の直流試験を行うことが可能となるテスト回路およびテスト方法を、図2に示すテスト回路を示すブロック図を例にとって説明する。
スキャンレジスタ203a〜203dは、図2によると組み合わせ回路209a〜209dを介して入力バッファ211a,211bに接続された定電圧回路214a,214bと、電流−電圧変換回路215a,215bとを制御することが出来る回路構成となっている。
このスキャンレジスタ203a〜203dに対して、定電圧回路214a,214bや電流−電圧変換回路215a,215bを直流試験可能な状態にコントロールするためのデータをスキャンシフト動作を用いて設定する。
そしてそのコントロールデータにより定電圧回路214a,214bでテスト電圧が設定されると、入力バッファ211a,211bがプルアップ抵抗212を持っていれば外部電源218との間に、またプルダウン抵抗213を持っていれば外部GND219との間に電流が流れて直流試験が可能な状態になる。
流れた電流は、スキャンレジスタ203a〜203dのコントロールデータにより同時に動作した電流−電圧変換回路215a,215bで電圧値に変換されて出力される。また一方、外部電源218と基準電圧生成回路216から出力電圧テスト用の判定電圧を生成している。
電流−電圧変換回路215a,215bの出力電圧と基準電圧生成回路216で生成した判定電圧を比較回路217a,217bで比較して、その結果をスキャンキャプチャ動作によってスキャンレジスタ203a,203dに取り込む。スキャンレジスタ203a,203dに取り込まれた値は、スキャンシフト動作でスキャン出力端子207に出力されてテスト装置としてのLSIテスタで期待値と合致するか判定される。
スキャン回路用の入力端子であるスキャン入力端子204,スキャンイネーブル端子206,スキャンクロック端子205については、テスト装置としてのLSIテスタとの接続が必要となり、テストピンとして省くことができないので、スキャン入力端子204、スキャンイネーブル端子206についてはプルアップやプルダウンがされていればLSIテスタのDC測定ユニットを用いて電圧印加電流測定を実施する。またスキャンクロック端子205については回路構成に基づき必要に応じてDC測定ユニットを用いた入力電流を実施する。
定電圧回路214a,214bは定電圧源回路などで実現される。また電流−電圧変換回路215a,215bは高抵抗を並列に設けることなどで実現される。基準電圧生成回路216は分割抵抗やBGR回路、レギュレータ回路などで実現される。比較回路217a,217bはコンパレータによって実現される。
以上のように、スキャン回路を実施するための端子と電源端子、GND端子のみをLSIテスタに接続するだけで直流試験を実施することができる。よってバウンダリスキャン回路が不要となりTAPコントローラ分の面積を削減しながら、少ないピン数で直流試験を実施することができる。また実動作回路の中で用いられるスキャンレジスタを各自己診断用回路のコントロールに兼用できる場合はレジスタ分の回路面積も削減することができる。
なお、定電圧回路214a,214b、電流−電圧変換回路215a,215b、基準電圧生成回路216、比較回路217a,217bはテスト用に別途設ける必要はなく、実動作回路と共用しても良い。
なお、バウンダリスキャン回路のように、組み合わせ回路209a〜209dを介さず直接にスキャンレジスタ203a〜203dから定電圧回路214a,214bと電流−電圧変換回路215a,215bを制御する構成にしてもよい。
なお、スキャンレジスタ203b,203cと定電圧回路214a,214b、スキャンレジスタ203a,203dと電流−電圧変換回路215a,215bは図2のように必ずしも制御するのに1対1の対応である必要はなく、複数の前記スキャンレジスタから前記組み合わせ回路を介して制御してもよい。
なお、基準電圧生成回路216も前記スキャンレジスタから制御可能な構成にしてもよい。
本発明は、数の限られた外部入出力ピンの半導体装置であっても出力回路または入力回路テストできるので、各種半導体装置の信頼性の向上ならびに機能の向上に寄与できる。
101 半導体装置
102 内部コアロジック回路
103a〜103d スキャンレジスタ
104 スキャン入力端子
105 スキャンクロック端子
106 スキャンイネーブル端子
107 スキャン出力端子
108a〜108c 入力バッファ
109a〜109d 組み合わせ回路
110a,110b 通常出力端子
111a,111b 出力バッファ
112a,112b 負荷制御回路
113 基準電圧生成回路
114a,114b 比較回路
115 外部電源
116 スキャン端子の出力バッファ
201 半導体装置
202 内部コアロジック
203 スキャンレジスタ
204 スキャン入力端子
205 スキャンクロック端子
206 スキャンイネーブル端子
207 スキャン出力端子
208a〜208c スキャン端子の入力バッファ
209a〜209d 組み合わせ回路
210a,210b 通常入力端子
211a,211b 入力バッファ
212 プルアップ抵抗
213 プルダウン抵抗
214 定電圧回路
215 電流−電圧変換回路
216 基準電圧生成回路
217a,217b 比較回路
218 外部電源
220 出力バッファ

Claims (4)

  1. 半導体装置に内蔵された出力バッファを検査するテスト回路であって、
    スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、
    入力側が前記記憶装置に接続されて出力制御され出力側が外部出力端子に接続された検査対象の出力バッファと、
    前記記憶装置から制御されて前記出力バッファに電流を流す負荷制御回路と、
    外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記出力バッファの出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路と
    を備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトする
    半導体装置のテスト回路。
  2. 半導体装置に内蔵された入力バッファを検査するテスト回路であって、
    スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、
    外部入力端子に接続されてプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗を有する検査対象の入力バッファと、
    前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に電流を流すための定電圧回路と、
    前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に流れた電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路と、
    外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記電流−電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路と
    を備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトする
    半導体装置のテスト回路。
  3. スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、入力側が前記記憶装置に接続されて出力制御され出力側が外部出力端子に接続された検査対象の出力バッファと、前記記憶装置から制御されて前記出力バッファに電流を流す負荷制御回路と、外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記出力バッファの出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトするテスト回路を具備した半導体装置をテストするに際し、
    テスト装置と接続を行う外部入出力端子について前記テスト装置が備えるDC測定ユニットや負荷回路を接続して直流試験を実施する工程と、
    テスト装置と接続を行わない外部出力端子について前記記憶装置にスキャンシフト動作で格納したデータで前記出力バッファ、前記負荷制御回路、前記基準電圧生成回路、前記比較回路をコントロールして前記出力バッファの直流試験を実施し、直流試験の結果を前記記憶装置に格納した後に前記結果をスキャンシフト動作で外部出力端子に出力して前記テスト装置で判定する工程と
    を含む半導体装置のテスト方法。
  4. スキャン設計が施された記憶装置を有する内部コアロジック回路と、外部入力端子に接続されてプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗を有する検査対象の入力バッファと、前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に電流を流すための定電圧回路と、前記記憶装置から制御されて前記プルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗に流れた電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路と、外部より供給される電源から直流試験の判定電圧を生成する基準電圧生成回路と、前記電流−電圧変換回路の出力電圧と前記基準電圧生成回路の出力電圧を比較すると共に比較結果を前記記憶装置に入力する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果を前記記憶装置からスキャンアウトするテスト回路を具備した半導体装置をテストするに際し、
    テスト装置と接続を行う外部入出力端子について前記テスト装置が備えるDC測定ユニットや負荷回路を接続して直流試験を実施する工程と、
    テスト装置と接続を行わない外部入力端子について前記記憶装置にスキャンシフト動作で格納したデータで定電圧回路、電流−電圧変換回路、基準電圧生成回路、比較回路をコントロールして入力バッファの直流試験を実施し、直流試験の結果を前記記憶装置に格納した後に前記結果をスキャンシフト動作で外部出力端子に出力して前記テスト装置で判定する工程と
    を含む半導体装置のテスト方法。
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JP2011179881A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Renesas Electronics Corp テスト回路

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