JP2011002275A - 計器カバー - Google Patents

計器カバー Download PDF

Info

Publication number
JP2011002275A
JP2011002275A JP2009143931A JP2009143931A JP2011002275A JP 2011002275 A JP2011002275 A JP 2011002275A JP 2009143931 A JP2009143931 A JP 2009143931A JP 2009143931 A JP2009143931 A JP 2009143931A JP 2011002275 A JP2011002275 A JP 2011002275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
instrument
engagement
base member
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009143931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5295006B2 (ja
Inventor
Takeshi Nichizen
武志 日前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2009143931A priority Critical patent/JP5295006B2/ja
Publication of JP2011002275A publication Critical patent/JP2011002275A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5295006B2 publication Critical patent/JP5295006B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】衝撃を受けた場合などに、計器を覆う部材のみが損傷することにより、計器をオフ状態にすることなく、その損傷した部材のみを交換するだけで復旧できるようにして、計器の機能の継続と共に作業の軽減を図ることのできる計器カバーを提供すること。
【解決手段】外壁などに設置して電力量計100の外面を覆う状態にする計器カバー10であって、外壁に固定して電力量計を取り付けるベース11と、電力量計を収容する箱型に形成する左側面カバー21および多面カバー31と、を備えて、ベースの両側面の上下2箇所には貫通穴12が開口する一方、左側面カバー21と多面カバー31の右側面部32にはその貫通穴内に差し込んで嵌入させる差込棒22が対応する箇所に立設される構造を採用し、ベース11は左側面カバー21や多面カバー31よりも数倍の肉厚に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、計器カバーに関し、例えば、屋内外に設置する電力量計等の計器の外面を覆うように設置するものに関する。
電気機器は、漏電や短絡等の事故が発生しないように絶縁性を確保する状態で設置されており、例えば、図2に示す電力量計(計器)100は、屋外に設置する場合には、箱型の計器ケース(計器カバー)内に収納することにより外面の全体を覆っている(例えば、特許文献1、2を参照)。ここで、このような電力量計100を容易に設置することができるようにする取付台も提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
簡単に説明すると、電力量計100は、商用電源と各戸の負荷装置との間に本体部101が介在するように電線を接続端子台102に接続するようになっており、その接続端子台102には、不用意に触れてしまわないように保護カバー103を取り付けるようになっている。
例えば、図6に示すように、計器ケース200は、電力量計100を設置する家屋などの屋外の外壁(取付面)に固定するベース部材210と、このベース部材210に取り付けて電力量計100を収容する空間を形成するカバー部材220とで構成されている。この計器ケース200は、ベース部材210の外周縁部211とカバー部材220の外周縁部221とが密接する状態に組み立てるようになっており、ベース部材210に設置した電力量計100をカバー部材220で覆うように取り付けることで雨水などが浸入することがないようにする。なお、計器ケース200は、ベース部材210にカバー部材220を取り付けた状態で不図示の封印具を固設することで無闇に開けられてしまうことを制限している。また、計器ケース200は、内部の電力量計100の本体部101を目視することができるように、カバー部材220の前面に窓222が設けられている。
また、電力量計100を屋内に設置する場合には、外面の全体を覆う必要がないことから電線を接続する接続端子台102の一部のみを保護するように、図7に示す簡易な計器カバー300を取り付ける。
計器カバー300は、図7に示しように、家屋などの屋内に固定した電力量計100の接続端子台102を収容する空間を形成するカバー部材320で構成されており、中央に形成されている隠し穴321内に不図示のネジを差し込んで接続端子台102に固定するようになっている。この計器カバー300(カバー部材320)は、屋内に設置する場合には雨水などが浸入することがないことから、接続端子台102の一部を覆うように取り付けることで不用意に触れてしまうことがないようにする。なお、計器カバー300は、回動支点322aを中心に回動する閉止蓋322で隠し穴321を閉止することで無闇に接続端子台102が開けられてしまうことを制限している。
特開2000−232275号公報 特開2000−270420号公報 特開2003−307528号公報
しかしながら、このような屋外に設置する計器カバーにあっては、図6に示す計器ケース200と同様に、ベース部材210とカバー部材220とが同等の肉厚の材料で作製されている(特許文献1の図5、特許文献2の図2、図3、特許文献3の図4、図6を参照)。
このことから、カバー部材220に衝撃が加えられて破損するような場合には、ベース部材210も一緒に破損することが多く、そのような場合には、電力供給を停止(停電)して電力量計100と共に全体を外して交換する必要がある。
なお、屋内に設置する計器カバー300にあっても、屋外に設置する計器ケース200と同様に電力量計100を取り付けるベース部材にカバー部材320を固定する構造を採用する場合には、同様の問題が発生する。
そこで、本発明は、衝撃を受けた場合などに、計器を覆う部材のみが損傷することにより、計器をオフ状態にすることなく、その損傷した部材のみを交換するだけで復旧できるようにして、計器の機能の継続と共に作業の軽減を図ることのできる計器カバーを提供することを目的としている。
上記課題を解決する発明は、計器の取付対象に設置して該計器の外面を覆う状態にする計器カバーであって、前記計器の取付面を被取付面に対面させる状態で固定するとともに該被取付面の背面側の固定面を前記取付対象に対面させる状態で固定するベース部材と、前記計器の外面の一部または全体を覆うことのできる形状に形成されているカバー部材と、を備えて、前記ベース部材には前記被取付面および前記固定面の間の外面に係合凹部または係合凸部の一方が形成されるとともに、前記カバー部材には前記ベース部材の前記係合凹部または前記係合凸部の一方に係合させる前記係合凹部または前記係合凸部の他方が形成されており、前記カバー部材は前記係合凹部と前記係合凸部の断面幅よりも薄い肉厚の材料により形成される一方、前記ベース部材は前記係合凹部と前記係合凸部の断面幅よりも厚く前記カバー部材の数倍の肉厚に形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、取付対象との間に挟む状態にして計器を固定するベース部材と、その計器の外面を覆うカバー部材とを組み立てた状態にする係合凹部および係合凸部の係合箇所での断面幅に対して、ベース部材は厚く、また、カバー部材は薄く形成されて、2倍以上の肉厚差にされる。したがって、ベース部材とカバー部材の材料を違えるなどの特別な設計をすることなく、単に肉厚を変えるだけで、ベース部材の強度を係合箇所よりも強くするとともに、カバー部材の強度を係合箇所よりも弱くすることができる。
このように本発明によれば、ベース部材とカバー部材の肉厚に差を付けることにより、衝撃を受けた場合に、係合箇所の断面幅以下のカバー部材のみを損傷させて、ベース部材を再利用することができる。したがって、カバー部材を交換するたけで容易に復旧することができるとともに、計器を停止させることなく復旧作業を行なうことができる。
本発明に係る計器カバーの第1実施形態を示す図であり、その全体構成を示す分解斜視図である。 その計器カバー内に収容する計器の一例である電力量計を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 その計器カバーの組み立てを説明する図であり、(a)はその組み立て途中を示す斜視図、(b)はその組み立て後を示す斜視図である。 本発明に係る計器カバーの第2実施形態を示す図であり、その全体構成を示す分解斜視図である。 その計器カバーの組み立てを説明する図であり、(a)はその組み立て途中を示す斜視図、(b)はその組み立て後を示す斜視図である。 その計器カバーの従来技術を示す図であり、(a)はその一部切欠き正面図、(b)はその縦断側面図である。 図6と異なる構造の計器カバーの従来技術を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその下面図、(d)は(a)におけるA−A断面矢視図である。
計器の取付対象に設置して該計器の外面を覆う状態にする計器カバーであって、前記計器の取付面を被取付面に対面させる状態で固定するとともに該被取付面の背面側の固定面を前記取付対象に対面させる状態で固定するベース部材と、前記計器の外面の一部または全体を覆うことのできる形状に形成されているカバー部材と、を備えて、前記ベース部材には前記被取付面および前記固定面の間の外面に係合凹部または係合凸部の一方が形成されるとともに、前記カバー部材には前記ベース部材の前記係合凹部または前記係合凸部の一方に係合させる前記係合凹部または前記係合凸部の他方が形成されており、前記カバー部材は前記係合凹部と前記係合凸部の断面幅以下の薄い肉厚の材料により形成される一方、前記ベース部材は前記係合凹部と前記係合凸部の断面幅よりも厚く前記カバー部材の数倍の肉厚に形成されていることを基本構成とするのに加えて、次の構成を備えてもよい。
第1の形態としては、前記係合凹部は、前記ベース部材の前記被取付面および前記固定面の間の側面の両側の一方または双方に少なくとも1箇所以上で開口する穴形状に形成されているとともに、前記係合凸部は、前記カバー部材の前記係合凹部のそれぞれに対応する箇所に配設されて当該穴形状内に差し込む突起形状に形成されており、前記カバー部材は、前記係合凸部を前記ベース部材の前記係合凹部内に差し込む方向に移動させることで突き合わせて前記計器を収容可能な外形を形成する複数部品に分割されているとともに、当該突合箇所に互いに係合するロック構造が形成されている。
この構成では、複数に分割されている少なくとも1つのカバー部材の突起形状の係合凸部をベース部材の穴形状の係合凹部内に差し込むだけで他のカバー部材に突き合わせて容易に組み立てることができ、そのカバー部材同士の突合箇所を係合ロックすることで、ベース部材側でロック構造が腐食等してしまうことを回避しつつ組み立てることができる。したがって、ネジ止めする構造の場合のように、ネジ部が腐食してベース部材側も交換する事態になってしまうことを回避することができる。
第2の形態としては、前記カバー部材は、前記ベース部材の前記係合凹部の一方が形成されている前記側面の延長方向に延在する板形状の第1側面部および前記計器の正面に対面する板形状の正面部を少なくとも有する第1カバーと、前記ベース部材の前記係合凹部の他方が形成されている前記側面の延長方向に延在する板形状の第2側面部を少なくとも有する第2カバーと、を備えて、前記計器の上面に対面する上面部は前記第1カバーまたは前記第2カバーの一方に備えられているとともに、前記計器の下面に対面する下面部は前記第1カバーまたは前記第2カバーの一方あるいは他方に備えられており、前記ロック構造は、前記第1カバーの前記正面部と前記第2カバーの前記第2側面部の前記突合箇所に配設されている。
この構成では、カバー部材の第1カバーと第2カバーの第1、第2側面部、正面部、上面部および下面部で計器の外面の全体を覆って、その第2側面部と正面部の突当箇所を係合ロックして組み立てることができ、反対に、少なくともカバー部材の第1カバーの係合凸部をベース部材の係合凹部から引き抜く方向に移動させるだけで計器の正面を開放することができる。したがって、簡易に計器を露出させることができ、メンテナンスなどの各種作業を容易に行なうことができる。
第3の形態としては、前記係合凹部および前記係合凸部は、嵌め合い可能に同一形状に形成されているとともに、前記ベース部材および前記カバー部材の組み合わせ種別毎に異なる横断面形状に形成されている。
この構成では、異なる種別のベース部材にカバー部材を取り付けてしまうことを回避することができる。したがって、隙間ができるなど不十分な状態で取り付けてしまうことを防止することができる。
第4の形態としては、前記カバー部材は、前記計器の電線を接続する接続端子部に対面して当該外面を覆う形状に形成されている。
この構成では、屋外と違って、屋内に設置される計器などのように全体を覆う必要がない場合には、接続端子部の外面を覆う状態に取り付けることができる。したがって、簡易な構造で必要な箇所のみを覆って、不用意に触れて短絡・感電などの事故が発生することを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係る計器カバーの第1実施形態を示す図である。
図1において、計器ケース(計器カバー)10は、図2に示す電力量計(計器)100を内部に収納可能な箱型に設計されており、その電力量計100の外面の全体を覆うことで屋外に設置することを実現する。
ここで、電力量計100は、例えば、商用電源からの供給電力を消費する負荷装置を設備する各戸(各家庭)毎などに設置するものであり、商用電源と負荷装置の間に消費電力を積算する本体部101が介在するように電力線を接続端子台(接続端子部)102に接続して、供給電力量に応じた課金などを可能にする。なお、この電力量計100は、接続端子台102に保護カバー103を取り付けることにより、不用意に触れて感電や短絡などの事故が発生することを防止している。
計器ケース10は、電力量計100を設置する家屋などの屋外の外壁(取付面)に固定するベース11と、このベース11に取り付けて電力量計100を収容する空間を形成する2つ一組の側面カバー21および多面カバー31とで構成されており、ベース11に側面カバー21と多面カバー31をそれぞれ組み付けることにより電力量計100を内部に収容する。
ベース11は、電力量計100の背面(取付面)100bよりも大き目の長方形で肉厚の板状ブロック形状に、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により作製されている。このベース11は、背面(固定面)11bを前記外壁(取付対象)に対面させる状態に4本の固定ネジN1でネジ止め固定するとともに、正面(被取付面)11fに電力量計100の背面100bを対面させる状態にして1本の取付ネジN2を不図示の引掛穴内に差し込んで引っ掛けることができるようになっている。
すなわち、ベース11は、ベース部材を構成しており、前記外壁との間に挟まれる状態で電力量計100を取付固定することができるようになっている。
側面カバー21は、電力量計100の左側面よりも大きめの長方形の薄肉の板形状(第2側面部)に、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により作製されている。この側面カバー21は、ベース11の左側の側面11sl側に端辺側を取り付けて電力量計100の左側面に対面させるようになっている。
多面カバー31は、電力量計100の右側面よりも大きめの長方形の薄肉の板形状の右側面部(第1側面部)32と、その正面よりも大き目の長方形の薄肉の板形状の正面部33と、その上面よりも大き目の長方形の薄肉の板形状の上面部34と、その下面よりも大き目の長方形の薄肉の板形状の下面部35とが、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により一体になるように作製されている。この多面カバー31は、ベース11の右側の側面11sr側に取り付けて電力量計100の右側面と共に正面、上面、下面に対面する箱型になるように設計されている。ここで、この多面カバー31は、右側面部32が側面カバー21と同一形状に形成されているのに対して、正面部33、上面部34および下面部35がベース11よりも幅広に形成されることにより、組み立てたときに側面カバー21の周縁21aを正面部33、上面部34および下面部35の端辺33a、34a、35aよりも内側に位置させて雨水が浸入する隙間が外面側に露出しないように形成されている。
すなわち、側面カバー21および多面カバー31は、第1、第2カバーからなるカバー部材を構成しており、ベース11に取り付けることにより電力量計100の外面の全体を覆う状態にして内部に収容する箱型に形成されているとともに、多面カバー31側をベース11から外すだけで電力量計100の正面を容易に露出させて作業可能に開放することができる。なお、多面カバー31の正面部33には、内部の電力量計100の本体部101を目視可能にする窓33wが形成されている。
そして、ベース11には、左側面11slと右側面11srの側面(外面)間を貫通する貫通穴12が上部および下部に形成されており、その貫通穴12は、大きな大角柱空間部12aの外側(上側および下側)に小さな小角柱空間部12bが連続することにより縦断面が概略T字形状になっている。すなわち、上部の貫通穴12は天地が逆転する姿勢に形成されている。なお、貫通穴12の小角柱空間部12bは、ベース11の上面11tと下面11uに溝形状で開口している。
一方、側面カバー21には、ベース11の貫通穴12に対応する位置の端辺側に、縦断面形状がその貫通穴12と同一形状になる差込棒22が鉛直姿勢で立設されており、その差込棒22は、大きな大角柱形状部22aの外側(上側および下側)に小さな小角柱形状部22bが連続することにより縦断面が概略T字形状になっている。すなわち、上部の貫通穴12と同様に、上部の差込棒22は天地が逆転する姿勢に形成されている。
多面カバー31にも、同様に、右側面部32のベース11の貫通穴12に対応する位置の端辺側に、縦断面形状がその貫通穴12と同一形状になる差込棒22が鉛直姿勢で立設されており、その差込棒22は、大きな大角柱形状部22aの外側(上側および下側)に小さな小角柱形状部22bが連続することにより縦断面が概略T字形状になっている。
すなわち、ベース11の貫通穴12が穴形状の係合凹部を構成する一方、側面カバー21および多面カバー31の差込棒22が突起形状の係合凸部を構成しており、側面カバー21および多面カバー31は、大角柱形状部22aの断面幅よりもかなり薄い肉厚に形成される一方、ベース11は、大角柱形状部22aの断面幅よりも厚く側面カバー21などよりも数倍の肉厚に形成されている。
そして、側面カバー21および多面カバー31は、図3に示すように、ベース11の貫通穴12に差込棒22を嵌め込んで互いに接近させる方向に移動させるだけで、多面カバー31の右側面部32、正面部33、上面部34および下面部35のそれぞれの端辺32a、33a、34a、35a内に、側面カバー21の周縁21aを密接する状態で位置させて電力量計100を内部に収容する箱型にすることができる。また、ベース11の貫通穴12と側面カバー21および多面カバー31の差込棒22は、異なる寸法・形状のものでは互いに嵌め合う状態になることがなく、異なる種別の計器用のものを組み合わせて隙間が形成されている状態になってしまうことを未然に防止することができる。
また、側面カバー21および多面カバー31の右側面部32には、上部側の差込棒22の上側でベース11を固定する前記外壁に接する位置に、長方形の板形状に形成されている案内バー25が鉛直姿勢で立設されており、案内バー25は、背面25bを前記外壁に面する状態で下面25uをベース11の上面11tに摺接させる状態に位置決めすることで、差込棒22を貫通穴12内にスムーズに嵌入するように案内する。
また、側面カバー21は、周縁21aの前面側に鉛直姿勢で外方に延在する延長片27が形成されているとともに、多面カバー31の正面部33には、延長片27に対応する位置を外方に延長されているロック片37が形成されている。このロック片37の先端側には、側面カバー21の延長片27側に屈折されている爪形状38が形成されている。このため、側面カバー21の周縁21aに多面カバー31の正面部33の端辺33aを突き当てる方向に移動させて箱型にする際には、爪形状38が延長片27を乗り越えてロック片37を対面させる密接状態に係合ロックさせることができる構造になっている。なお、この延長片27とロック片37には、対面状態で開口位置が一致する取付穴27a、37aが形成されており、係合ロックする状態にした後にその取付穴27a、37aに紐を通して不用意に開けられないように封印する封印具29を取り付けるようになっている。
したがって、側面カバー21や多面カバー31は、薄肉の板材料により作製されているのに対して、ベース11は、側面カバー21や多面カバー31の大角柱形状部22aと小角柱形状部22bからなる差込棒22を差し込んで嵌め込むことができるように、大角柱空間部12aと小角柱空間部12bからなる貫通穴12が両側面11sl、11srに開口しており、側面カバー21や多面カバー31の数倍の肉厚の板状ブロック形状に作製されることになる。
このため、ベース11は、機械的強度が側面カバー21や多面カバー31よりも大きくされており、計器ケース10に衝撃が加えられるとしても、ベース11が損傷することなく、側面カバー21や多面カバー31が損傷することで、その衝撃を吸収することができ、ベース11や電力量計100をそのままにした状態で側面カバー21や多面カバー31を交換して復旧することができる。
また、この計器ケース10では、ベース11を固定する固定ネジN1や電力量計100を取り付ける取付ネジN2は側面カバー21や多面カバー31で囲まれて雨水や外気などに晒されている状態にないので、腐食などしてしまうことはなく、経時劣化によるメンテナンス期間を長期化することができる。
このように本実施形態においては、ベース11を側面カバー21や多面カバー31よりも厚くすることで、特別な材料を選択してベース11の強度を強化するような煩雑な設計をすることなく、衝撃を受けた場合には、側面カバー21や多面カバー31側を損傷させて、ベース11を再利用可能な状態にすることができる。このため、停電する必要なく、差込棒22を貫通穴12内に抜き差しするだけで、電力量計100を稼動させたまま容易に復旧することができる。また、側面カバー21と多面カバー31を係合ロック・解除することで、電力量計100を収容する空間を開閉するロック構造を採用するので、仮に、そのロック構造が損傷したとしてもベース11側に影響することはなく、その側面カバー21や多面カバー31を交換するだけで復旧することができる。したがって、電力供給を継続するとともに、適切で容易な復旧作業を実現して作業負担を軽減することができる。
次に、図4および図5は本発明に係る計器カバーの第2実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は上述実施形態と略同様な構成を有することから、同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図4において、計器カバー40は、電力量計(計器)100が屋内に設置されるなど、全体を覆う必要がない場合に、その接続端子台102に対面して背面側に隠すように形成されており、保護カバー103と共に、あるいは、保護カバー103に代えて、不必要に接続端子台102内の端子に触れてしまうことがないようにカバーする。
計器カバー40は、計器ケース10のベース11を共通使用するとともに、カバー部材を構成する2つ一組の左カバー41と右カバー51とを備えることで構成されており、電力量計100の接続端子台102の前面に位置するように、ベース11に左カバー41と右カバー51とを左右対称に組み付けるようになっている。
左カバー41は、電力量計100の接続端子台102の左側面側に対面するとともに、その前面側および底面側の中央まで対面するように断面L字になる薄肉の板形状に、また、右カバー51は、同様に、電力量計100の接続端子台102の右側面側に対面するとともに、その前面側および底面側の中央まで対面するように断面L字になる薄肉の板形状に、それぞれ絶縁性を有する樹脂材料により作製されている。これら左カバー41と右カバー51は、ベース11の下部の側面11sl、11srに開口する貫通穴12内に差し込む差込棒22がそれぞれ対応する側面部42、52に鉛直姿勢で立設されている。
また、これら左カバー41と右カバー51には、電力量計100の接続端子台102の前面側の前面部43、53の突合せ箇所が手前側に屈曲することにより、互いに対面する対面部44、54が形成されている。左カバー41の対面部44には、板形状に突出する差込片45が形成される一方、右カバー51の対面部54には、その差込片45を差込可能に開口する長穴55が形成されている。また、この左カバー41と右カバー51の対面部44、54には、対面状態で開口位置が一致する取付穴44a、54aが形成されており、その取付穴44a、54aに紐を通して不用意に開けられないように封印する封印具49を取り付けるようになっている。なお、図中の46、56は、左カバー41と右カバー51の電力量計100の接続端子台102の底面側の底面部である。
したがって、左カバー41と右カバー51は、上述実施形態の側面カバー21や多面カバー31と同様に、図5に示すように、ベース11の貫通穴12に差込棒22を嵌め込んで互いに接近させる方向に移動させるだけで、差込片45を長穴55内に差し込む状態にして対面部44、54を対面させた状態にして、電力量計100の接続端子台102の外面を覆う状態にすることができる。このため、図7に示す計器カバー300のように、短絡事故が起こらないように細心の注意を払って、電力量計100の接続端子台102に長ネジを差し込むような作業負担なく、容易に電力量計100に計器カバー40を取り付けることができる。
そして、左カバー41と右カバー51は、ベース11よりも機械的強度が弱く、計器カバー40に衝撃が加えられるとしても、ベース11が損傷することなく、自身が損傷することで、その衝撃を吸収することができ、ベース11や電力量計100をそのままにした状態で交換して復旧することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態と同様の作用効果を得つつ、屋内に設置する電力量計100の接続端子台102を隠す状態にして保護することができる。
ここで、上述実施形態の他の態様としては、ベース11の側面11sl、11srに形成する貫通穴12は上下の2箇所に限らず、3箇所以上形成してもよい。また、1箇所でもよく、この場合には、計器ケース10と計器カバー40で共用可能に下部のみに形成すればよい。また、この貫通穴12は、ベース11の側面11sl、11srの双方に必ずしも形成する必要はなく、例えば、側面カバー21側は取り外し不能に固定してもよいが、交換可能に上述実施形態のように形成するのが好ましい。また、ベース11は、1枚に限らず、貫通穴12毎に分割されていてもよい。また、この貫通穴12と差込棒22は、断面T字形状などに限らず、例えば、断面4角形状でもよく、また、断面円形でもよいが、異なる種別の取り付けを制限する寸法・形状を採用するのが好ましい。
また、多面カバー31は、右側面部32を単独で着脱できるようにするとともに、正面部33、上面部34、下面部35は、ベース11の上面11tに回動可能に引っ掛けるようにして、計器ケース10のカバー部材を3部品に分割してもよい。また、多面カバー31は、右側面部32と正面部33のみに、あるいは、上面部34または下面部35の一方を一体に形成するようにして、残りを側面カバー21側に一体形成してもよい。
また、計器カバー40は、左右対称の左カバー41と右カバー51に代えて、第1実施形態の側面カバー21や多面カバー31と同様に、一方を側面側のみとして、他方を前面側に対面させる形状にしてもよい。
さらに、上述実施形態では、差込棒22を貫通穴12内に差し込んで嵌め合わせる構造を採用するが、これに限らず、ベース11の側面11sl、11srや上面11tや下面11uに延在する溝形状の係合凹部を形成する一方、一面側の開口する箱形状のカバー部材の周縁内面にその溝形状に嵌まり込む畝形状の係合凸部を形成して着脱可能に設計してもよい。また、ベース11側に係合凸部を形成する一方、一面側の開口する箱形状のカバー部材の周縁にその係合凸部を嵌め込む係合穴(凹部)を開口させて着脱可能に設計してもよい。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10……計器ケース 11……ベース 11sl、11sr……側面 12……貫通穴 21……側面カバー 22……差込棒 25……案内バー 27……延長片 31……多面カバー 32……右側面部 33……正面部 34……上面部 35……下面部 37……ロック片 37a……爪形状 40……計器カバー 41……左カバー 42、52……側面部 43、53……前面部 44、54……対面部 45……差込片 51……右カバー 55……長穴 100……電力量計 101……本体部 102……接続端子台 103……保護カバー

Claims (5)

  1. 計器の取付対象に設置して該計器の外面を覆う状態にする計器カバーであって、
    前記計器の取付面を被取付面に対面させる状態で固定するとともに該被取付面の背面側の固定面を前記取付対象に対面させる状態で固定するベース部材と、前記計器の外面の一部または全体を覆うことのできる形状に形成されているカバー部材と、を備えて、
    前記ベース部材には前記被取付面および前記固定面の間の外面に係合凹部または係合凸部の一方が形成されるとともに、前記カバー部材には前記ベース部材の前記係合凹部または前記係合凸部の一方に係合させる前記係合凹部または前記係合凸部の他方が形成されており、
    前記カバー部材は前記係合凹部と前記係合凸部の断面幅よりも薄い肉厚の材料により形成される一方、
    前記ベース部材は前記係合凹部と前記係合凸部の断面幅よりも厚く前記カバー部材の数倍の肉厚に形成されていることを特徴とする計器カバー。
  2. 前記係合凹部は、前記ベース部材の前記被取付面および前記固定面の間の側面の両側の一方または双方に少なくとも1箇所以上で開口する穴形状に形成されているとともに、前記係合凸部は、前記カバー部材の前記係合凹部のそれぞれに対応する箇所に配設されて当該穴形状内に差し込む突起形状に形成されており、
    前記カバー部材は、前記係合凸部を前記ベース部材の前記係合凹部内に差し込む方向に移動させることで突き合わせて前記計器を収容可能な外形を形成する複数部品に分割されているとともに、当該突合箇所に互いに係合するロック構造が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計器カバー。
  3. 前記カバー部材は、前記ベース部材の前記係合凹部の一方が形成されている前記側面の延長方向に延在する板形状の第1側面部および前記計器の正面に対面する板形状の正面部を少なくとも有する第1カバーと、前記ベース部材の前記係合凹部の他方が形成されている前記側面の延長方向に延在する板形状の第2側面部を少なくとも有する第2カバーと、を備えて、前記計器の上面に対面する上面部は前記第1カバーまたは前記第2カバーの一方に備えられているとともに、前記計器の下面に対面する下面部は前記第1カバーまたは前記第2カバーの一方あるいは他方に備えられており、
    前記ロック構造は、前記第1カバーの前記正面部と前記第2カバーの前記第2側面部の前記突合箇所に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の計器カバー。
  4. 前記係合凹部および前記係合凸部は、嵌め合い可能に同一形状に形成されているとともに、前記ベース部材および前記カバー部材の組み合わせ種別毎に異なる横断面形状に形成されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の計器カバー。
  5. 前記カバー部材は、前記計器の電線を接続する接続端子部に対面して当該外面を覆う形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の計器カバー。
JP2009143931A 2009-06-17 2009-06-17 計器カバー Expired - Fee Related JP5295006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009143931A JP5295006B2 (ja) 2009-06-17 2009-06-17 計器カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009143931A JP5295006B2 (ja) 2009-06-17 2009-06-17 計器カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011002275A true JP2011002275A (ja) 2011-01-06
JP5295006B2 JP5295006B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=43560350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009143931A Expired - Fee Related JP5295006B2 (ja) 2009-06-17 2009-06-17 計器カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5295006B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109000701A (zh) * 2018-09-26 2018-12-14 河南中托力合化学有限公司 一种仪表防雨罩的仪表卡紧机构
KR102302974B1 (ko) * 2021-06-23 2021-09-15 김명환 합성수지제 농사용 계기함

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106370899A (zh) * 2016-08-26 2017-02-01 张振堂 一种封闭式多功能高压计量柜

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253366U (ja) * 1985-09-24 1987-04-02
JPH06164155A (ja) * 1992-11-17 1994-06-10 Hitachi Telecom Technol Ltd 電子装置収納箱構造
JPH07260826A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Toshiba Meter Techno Kk 防滴形計器
JP2007078493A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電力量計
JP2009092525A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Chugoku Electric Power Co Inc:The 取付用器具、端子部保護カバーの取付構造及びその取付方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253366U (ja) * 1985-09-24 1987-04-02
JPH06164155A (ja) * 1992-11-17 1994-06-10 Hitachi Telecom Technol Ltd 電子装置収納箱構造
JPH07260826A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Toshiba Meter Techno Kk 防滴形計器
JP2007078493A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電力量計
JP2009092525A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Chugoku Electric Power Co Inc:The 取付用器具、端子部保護カバーの取付構造及びその取付方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109000701A (zh) * 2018-09-26 2018-12-14 河南中托力合化学有限公司 一种仪表防雨罩的仪表卡紧机构
CN109000701B (zh) * 2018-09-26 2024-02-20 河南中托力合化学有限公司 一种仪表防雨罩的仪表卡紧机构
KR102302974B1 (ko) * 2021-06-23 2021-09-15 김명환 합성수지제 농사용 계기함

Also Published As

Publication number Publication date
JP5295006B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5279829B2 (ja) 端子ボックス及び太陽電池モジュール
JP5295006B2 (ja) 計器カバー
US9276346B1 (en) Gasketless flip lid for a flanged power inlet receptacle
JP2012013149A (ja) パッキン構造
JP5035142B2 (ja) 電子機器の壁掛け構造
JP2008078270A (ja) 計器類の収容ボックス
JP2012094740A (ja) ケーブル接続構造
JP5420319B2 (ja) 補助道具
JP4885636B2 (ja) 電力量計収納ケース
JP6271753B2 (ja) 照明装置
JP7122529B2 (ja) ねじ固定構造、カバーブロック、分電盤、及び施工方法
KR102439372B1 (ko) 지하 매입형 저압분전함
TWM543366U (zh) 電錶箱改良構造
JP5064900B2 (ja) 防水構造
JP5336213B2 (ja) ランプユニット及びその組立方法
JP6952267B2 (ja) 配線器具
JPH09199867A (ja) 防水機能付き屋外設置筐体
JP3363326B2 (ja) パーテション配線システム
JP3539267B2 (ja) 電力量計収納盤
JP2007100879A (ja) 配管用カバー
CN216870645U (zh) 一种新型电能表
JP6521502B2 (ja) 電力量計
KR200300689Y1 (ko) 돌출형 시험용 단자대
JP2018193694A (ja) 壁パネルの結合構造及び壁パネルの結合方法
TW201837473A (zh) 電錶箱改良

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120612

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5295006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees