JP2011002059A - ワイヤー張設具 - Google Patents

ワイヤー張設具 Download PDF

Info

Publication number
JP2011002059A
JP2011002059A JP2009146881A JP2009146881A JP2011002059A JP 2011002059 A JP2011002059 A JP 2011002059A JP 2009146881 A JP2009146881 A JP 2009146881A JP 2009146881 A JP2009146881 A JP 2009146881A JP 2011002059 A JP2011002059 A JP 2011002059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
mounting
opposite
case
screwed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009146881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5411593B2 (ja
Inventor
Yoshiki Asano
良喜 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asano Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Asano Metal Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asano Metal Industry Co Ltd filed Critical Asano Metal Industry Co Ltd
Priority to JP2009146881A priority Critical patent/JP5411593B2/ja
Publication of JP2011002059A publication Critical patent/JP2011002059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5411593B2 publication Critical patent/JP5411593B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】支柱などにワイヤーを容易に張設することができ且つ強固に取付けることができると共に、取付け後の見た目も良いワイヤー張設具を提供することを目的としている。
【解決手段】取付部に設けた取付螺子部に螺着する取付ベース部と、この取付ベース部に螺着するケース部と、このケース部の先端孔からケース部内に挿通するワイヤーの挿通先端部に被嵌する可動爪管とから成り、取付ベース部の先端部に突き当たり受部を設け、ケース部の挿通部を先細り形状にして挿通部内面にテーパー面を形成して、ケース部を取付ベース部に被嵌螺着することで、可動爪管の基端が突き当たり受部に突き当たり、先端部側へ移動しテーパー面によって各可動爪が内方へ可動してワイヤーを締め付けてワイヤーを引き抜き不能状態に固定するように構成したワイヤー張設具。
【選択図】図1

Description

本発明は、手すりや柵などの支柱や壁の間にワイヤーを張設するためのワイヤー張設具に関するものである。
従来より手すりや柵などにワイヤーを用いたものは多く知られている。これらは支柱間にワイヤーを係止するフックや固定具を取り付け、このフックや固定具を取付けた支柱間にワイヤーを張設するものである。
しかしながら、このようにワイヤーを張設するには、ワイヤー両端部をフックや固定具に止着し、更に、このワイヤーが弛まぬように適度な張りを持たせる必要がある。
このようにワイヤーを張設するには、作業が煩雑になり、容易な作業とは言えない作業内容となっている。
また、この張設したワイヤーは、外部からの力が加わることで弛んだり、ワイヤー自体の張力が経時とともに緩んできて、自然に弛んでくることがあり、この弛んだワイヤーを張り直す場合も、前記作業とほぼ同様の作業を行わなければならない。
また、これらの作業を容易にするために、ターンバックルを用いたワイヤー張設具があるが、このワイヤー張設具は確かに取付けは簡単であるが外観が見劣りして、手すりや柵の品位を下げてしまうことがあり、人目に付くところでの使用は避けられているのが現状である。
また、ワイヤーの一端をワイヤー固定部で固定し、他端をワイヤー挟持部に差し込むだけで、ワイヤーを張設することができるワイヤー張設具もあり、このワイヤー張設具は、ワイヤー挟持部に設けたテーパー面に複数のボール体を設け、このボール体間にワイヤーを挿入すると、このワイヤーに引き抜き方向の力が加わったときに、ボール体がテーパー面によってワイヤーを締め付け挟持し、引き抜き不能にするものであり、このような構成であるため、比較的容易にワイヤーを張設することが可能となっている。
しかし、ワイヤーを強固に挟持するにはボール体をワイヤー径よりも大きくする必要があり、従って、ボール体とワイヤーを収納するケース自体の大きさも大きくなってしまうため、ワイヤー張設具を取付部に取付けた際に、ターンバックルほどではないが、ワイヤー張設具が目立ってしまい、外観を損ねかねない点があり、更に、ワイヤーを保持する強度においてもボール体とワイヤーが点接触であるため接触抵抗が少なく、強度不足という不安な面があった。
そこで、本発明は、支柱や柵または壁などにワイヤーを容易に張設することができ且つ強固に取付けることができると共に、取付け後の見た目も良いワイヤー張設具を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
取付部1に設けた取付螺子部2に螺着する取付ベース部3と、この取付ベース部3の外周に設けた外周螺子部4に螺着するケース部5と、このケース部5の先端孔6からケース部5内に挿通するワイヤー7の挿通先端部8に、挿通後被嵌する複数の可動爪9から成る可動爪管10とから成り、前記取付ベース部3の先端部に突き当たり受部11を設け、前記ケース部5の挿通部12を先細り形状にしてこの挿通部12内面にテーパー面13を形成して、前記ケース部5を前記取付ベース部3の外周螺子部4に被嵌螺着して前記取付部1側へ螺動することで、前記可動爪管10の基端が前記突き当たり受部11に突き当たり先端孔6側へ相対移動し前記テーパー面13によって前記各可動爪9が内方へ可動して前記ワイヤー7を締め付けこのワイヤー7が引き抜き不能状態に固定されるように構成したことを特徴とするワイヤー張設具に係るものである。
また、前記取付部1に取付孔14を設け、この取付孔14に取付ボルト15を挿通して螺子部を取付部1より突出状態に設けてこの螺子部を前記取付螺子部2とし、この取付螺子部2が螺着するベース側螺子孔16を前記取付ベース部3に設けて、この取付ベース部3は前記取付螺子部2に前記ベース側螺子孔16を被嵌螺着して前記取付部1に突出状態に設ける構成としたことを特徴とする請求項1記載のワイヤー張設具に係るものである。
また、前記各可動爪9間に前記ワイヤー7を挿通配設できる管状体であって、前記各可動爪9の基端部を結束して基端部を支点に先端部を内方へ傾倒可動自在に設けて前記可動爪管10を構成して、この可動爪管10の基端が前記ケース部5の螺動によって前記取付ベース部3の先端部の突き当たり受部11に突き当たることで、前記可動爪管10に前記ケース部5の前記挿通部12内面の前記テーパー面13が圧接して前記各可動爪9が内方へ傾倒可動し前記ワイヤー7に圧着締め付け係止するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のワイヤー張設具に係るものである。
また、前記取付部1の一側に前記取付螺子部2を設け、反対側に反対側取付螺子部17設け、この反対側取付螺子部17の外周に設けた反対側外周螺子部18に螺着する反対側ケース部19と、前記ワイヤー7の基端部に設けた抜け止め部20を抜け止め係止させて、更に、この抜け止め部20に当接し、前記ワイヤー7が貫通状態となる弾性部21を設けて、前記ワイヤー7を前記反対側ケース部19から挿通突出した後にこの反対側ケース部19を前記反対側取付螺子部17の前記外周螺子部18に被嵌螺着するように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤー張設具に係るものである。
また、前記取付部1の前記取付孔14に、頭部外周に前記反対側外周螺子部18を設けた前記取付ボルト15を挿通して、一側に突出した螺子部を前記取付螺子部2とし、反対側に突出した前記反対側外周螺子部18を設けた頭部を前記反対側取付螺子部17とし、この一側の取付螺子部2に前記取付ベース部3を介して前記ケース部5を螺着し、前記反対側取付螺子部17に前記反対側ケース部19を螺着し、この反対側ケース部19に抜け止め状態に挿通した前記ワイヤー7の先端部を、対向する取付部1に設けた前記ケース部5に挿通して前記可動爪管10と前記テーパー面13とで締付係止固定するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤー張設具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、ワイヤーの挿通先端部に可動爪管を挿入し、この可動爪管が挿通先端部に位置する状態でケース部内に収め、ケース部を取付ベース部に螺着するだけで、可動爪部がワイヤーを締め付け、引き抜き不能状態に固定するので、容易にワイヤーを張設することができ、更に、ワイヤーを締付け固定する部材を爪状にしたことで、ワイヤーを圧接挟持する面積が多く、より締付強度を向上させると共に、ケース部の径を細くすることが可能となり、外観をすっきりとした形状に仕上げることができ、よって、取付け後の見た目が非常に良い画期的なワイヤー張設具となる。
また、請求項2記載の発明においては、取付ベース部自体が雌螺子部を有し、取付ボルトと螺合可能なので、ナットを用いることなく、取付部に螺着固定でき、部材の削減と共に、取付部との間に隙間を生じることなく本発明を取付けることができ、取付け後の外観を一層向上させる優れたワイヤー張設具となる。
また、請求項3記載の発明においては、簡単な構成で、ワイヤーをより強固に圧着締め付け係止することができる優れたワイヤー張設具となる。
また、請求項4記載の発明においては、取付部に設けた反対側取付螺子部に螺着するだけで容易に取付固定でき、更に、弾性部によって容易にワイヤーに張りを持たせることができる優れたワイヤー張設具となる。
また、請求項5記載の発明においては、取付ボルトが支柱や壁に取付けられ、この取付状態において、一端がケース部、他端が反対側ケース部と螺着する構成となっているので、支柱や壁に雌螺子部を設けることなく、支柱や壁に容易に取付けることができる優れたワイヤー張設具となる。
本実施例を示す説明断面図である。 本実施例の取付状態を示す説明断面図である。 本実施例の取付状態を示す説明断面図である。 本実施例の取付状態を示す説明断面図である。 本実施例のワイヤー固定部を示す分解斜視図である。 本実施例のワイヤー挟持部を示す分解斜視図である。 本実施例の取り付け状態の一部を示す説明断面図である。 本実施例のバネ当接部の調整状態を示す説明断面図である。 本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、取付部1に設けた取付螺子部2に取付ベース部3を螺着し、この取付ベース部3に被嵌螺着するケース部5の先端孔6からワイヤー7を挿入し、この挿入したワイヤー7の挿通先端部8に可動爪管10を取付け、ケース部5内に可動爪管10を収納するようにワイヤー7を引き入れ、この状態のまま取付ベース部3に被嵌螺着することで、ワイヤー7の挿通先端部8に取付けた可動爪管10の基端が取付ベース部3の先端部に設けた突き当たり受部11に突き当たり、ケース部5の先端孔6側に押し込まれると共に、ケース部5の挿通部12内面のテーパー面13により可動爪管10がワイヤー7を締め付け挟持状態となる。
よって、ワイヤー7の挿通先端部8に可動爪管10を取付け、ケース部5を取付ベース部3に螺着するだけで、容易にワイヤー7を取付部1に取付けることができると共に、ワイヤー7を締付け固定する部材を爪状にしたことで、ワイヤー7を圧接挟持する面積が多くなり、ワイヤー7を強固に締め付け、引き抜き不能とすることができることとなる。
しかも、複数の可動爪9でワイヤー7を締め付ける構成としたため、ワイヤー7を締め付け、引き抜き不能にする構成をスペースを要せずに設けることができるので、よって、ケース部5の径をスリムな形状にすることができ、取付部1にワイヤー7を張設したときの外観が見栄えの良いものとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、例えば、フェンスの取付部1としての支柱1間にワイヤー7を張設してフェンスを形成する際に用いるワイヤー張設具であり、一支柱1に取付け固定するワイヤー7の基端部に抜け止め部20を設けたワイヤー7を挿入し、このワイヤー7には弾性部21としてのバネ部21が貫通状態で設けられており、このバネ部21と抜け止め部20を収納する反対側ケース部19とで構成するワイヤー固定部22と、対向する他支柱1に取付け固定する反対側ケース部19から挿通突出したワイヤー7の先端部に可動爪管10を設け、この可動爪管10を収納し、取付ベース部3に螺着取付けするケース部5とで構成するワイヤー挟持部23の2体1組で構成している。
具体的には、ワイヤー固定部22は、ワイヤー7の基端部に周鍔24を有する円筒状の抜け止め部20を圧着固定し、ワイヤー7の挿通先端部8側よりバネ部21を貫通状態に挿入し、このバネ部21の一端を抜け止め部20の周鍔24に当接させ、また、バネ部21の他端に当接係止する先端側に雄螺子部を有するバネ当接部25を反対側ケース部の先端内面に設けた雌螺子部に螺着し、このバネ当接部25を設けた反対側ケース部19をワイヤー7の挿通先端部8側より貫通状態に挿入し、バネ部21と抜け止め部20を収納し、支柱1に設けた反対側取付螺子部17に螺着する構成としている。
この反対側ケース部19は、略円筒形で先端側を先細り形状に形成し、この先端側内面には、バネ当接部25を螺着する反対側ケース先端雌螺子部26を設け、基端側には、この反対側ケース部19を反対側取付螺子部17に螺着する際の専用締め付け工具が装着可能な複数の長溝27を設け、また、この基端側の内面に反対側取付螺子部17が螺合する雌螺子部を螺刻し形成している。
この反対側ケース部19内に設けた反対側ケース先端雌螺子部26にバネ当接部25を螺着し、螺入度合いを調整することにより反対側ケース部19より挿通突出するワイヤー7の長さを調整することができる。
具体的には、先端側にバネ当接部25を螺入するほど、反対側ケース部19より挿通突出するワイヤー7は長くなる構成としており、取付け現場にて、ワイヤー7を弛みなく張設するためのワイヤー7長さの微調整をする際にワイヤー7をカットすることなく調整することができることとなる。
更に、反対側ケース部19に収納したバネ部21がワイヤー7の張力を調整すると共に、ワイヤー7に外部からの力が加えられたときに、バネ部21が収縮することでワイヤー7の断線を抑制する役割を担っている。
一方、ワイヤー挟持部23は、反対側ケース部19から挿通突出したワイヤー7の挿通先端部8をケース部5の先端孔6より挿入し貫通させたワイヤー7の挿通先端部8に3体の可動爪9から成る可動爪管10を挿入し取付け、先に挿入したケース部5内にこの可動爪管10を収納するようにケース部5をワイヤー7の挿通先端部8側に移動させ、支柱1に設けた取付螺子部2に螺着する取付ベース部3に螺着する構成としている。
このケース部5は、略円筒形で先端側の挿通部12を先細り形状に形成し、基端側にこのケース部5を取付ベース部3に螺着する際の専用締め付け工具が装着可能な複数の長溝27を設け、また、ケース部5内部は、挿通部12内面にテーパー面13を形成している。
また、可動爪管10は、3体の板状の可動爪9を併せてケース部5内でワイヤーに面接触し得る環状の可動爪管10に形成している。
具体的には、可動爪9は、湾曲した板状のもので、先端側が細っている、例えば、琴爪のような形状に形成しており、更に、この可動爪の内面は、ワイヤーが滑り抜けないように鋸の刃のような刻み目を設け、これら3体の可動爪の基端部を、環状に形成した端部を固定していない伸縮自在の番線28で結束し略環状の可動爪管10となるように構成し、この結束した基端部を支点にして可動爪管10の先端部が内方へ傾倒可動自在に作動することで、ワイヤー7を締め付け挟持可能な構成としている。
この可動爪管10は、ケース部5の挿通部12内面に設けられたテーパー面13によって、ケース部5内にワイヤー7の基端部を挿入した可動爪管10を収納した状態で取付ベース部3に螺着する際に、取付ベース部3の先端部に設けた突き当たり受部11が可動爪管10をケース部5の先端孔6側に押し付けることで圧接状態になり、よって、可動爪管10がワイヤー7を圧着締め付け係止されることとなる。
また、取付ベース部3の先端部には、突き当たり受部11が挿入配設される挿入孔29が設けられ、この挿入孔29に突き当たり受部11が遊挿されている。
この突き当たり受部11を遊挿状態で設けることで、可動爪管10が突き当たり受部11に当接した状態でケース部5を取付ベース部3に螺合した際に、突き当たり受部11が空回りすることで円滑な螺動を行うことができ、がじりの発生を抑制している。
次に本実施例を用いて支柱1間にワイヤー7を張設する際の取付方法を説明する。
隣り合う2体の支柱1の一方側の支柱1の取付孔14に取付ボルト15を挿通し、この取付ボルト15の取付螺子部2に取付ベース部3を螺着し固定し、この一方側の支柱1に取付けた取付ボルト15の反対側取付螺子部17にワイヤー固定部22を取付ける。
この取付ボルト15は、ボルト頭部にも雄螺子を螺刻しており、このボルト頭部が支柱1に設けた取付孔14より径が大きく、挿通止めの機能を持つと共に、反対側ケース部19の基端側に設けた雌螺子部と螺合する反対側取付螺子部17となっている。
従って、上述のようにこの取付ボルト15を支柱1の取付孔14に挿通すると取付孔14の両側に雄螺子部が設けられた状態となり、この雄螺子部が夫々取付螺子部2と反対側取付螺子部17となり、両側から取付ベース部3と反対側ケース部19を螺着することで支柱1を挟持し、支柱1に対して固定した状態となるので、よって、このように取付ボルト15を挿通し、両側から螺着するだけの簡単な取付け作業で取付けることができる。
ワイヤー固定部22の取付けは、ワイヤー7の基端部に抜け止め部20を圧着固定し、この抜け止め部20に当接するバネ部21とワッシャー30をワイヤー7に挿入し、また、反対側ケース部19の先端側内面にバネ当接部25を螺着し、ワイヤー7を反対側ケース部19先端側より挿通突出するように挿入貫通させ、先に設けたバネ部21とワッシャー30と抜け止め部20をこの反対側ケース部19内に収納し反対側取付螺子部17に螺着する。
この際、反対側ケース部19は反対側取付螺子部17を完全に螺入した締め付け状態とせずに、若干の余裕も持たせた状態にしておく。
次に、他方側の支柱1の取付孔14に取付ボルト15を挿通し、この取付ボルト15の取付螺子部2に取付ベース部3を螺着し固定し、この取付ベース部3を含むワイヤー挟持部23を支柱1に取付ける。
このワイヤー挟持部23の取付けは、反対側ケース部19から挿通突出したワイヤー7の先端部にケース部5を先端孔6側より挿入貫通させ、ケース部5を貫通したワイヤー7の挿通先端部8に可動爪管10を挿入し、この可動爪管10がワイヤー7の挿通先端部8に位置した状態のまま取付ベース部3に螺着する。
このケース部5を取付ベース部3に螺着する螺動作用により、取付ベース部3の先端部に設けた突き当たり受部11が可動爪管10を挿通部12内面に設けたテーパー面13に押し込み、この作用によって可動爪管10はワイヤー7を締め付け挟持し、引き抜き不能状態としている。
最後に、ワイヤー固定部22の反対側ケース部19を最後まで締め込みワイヤー7を弛み無く張ることで張設完了となる。
上述のようにして隣り合う2体の支柱1間にワイヤー7を張設することができ、この支柱1が複数ある場合でも、本実施例では、一体の支柱1の一側にワイヤー固定部22を設け、他側にワイヤー挟持部23を設け、この両者を1本の取付ボルト15のみで支柱1を挟持するように取付け固定する構成としているので、複数の支柱1に前述したように設けるだけで、連続してワイヤー7を張設することができ、最後に両端部の支柱1の余った螺子部にキャップを被嵌するだけで良い構成としている。
このように本実施例は、非常に簡単にワイヤー7を張設することができ、しかも、強固に締め付け挟持しているので、使用状態に置いて容易にワイヤー7が弛んでくることも殆ど無く、従って、ワイヤー7を張り直す作業も少なく、仮に、この張り直しが生じた場合でも、張り直しの作業を容易に行うことができ、しかも、取付後の外観も見た目の良いものとなる画期的なワイヤー張設具である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 取付部
2 取付螺子部
3 取付ベース部
4 外周螺子部
5 ケース部
6 先端孔
7 ワイヤー
8 挿通先端部
9 可動爪
10 可動爪管
11 突き当たり受部
12 挿通部
13 テーパー面
14 取付孔
15 取付ボルト
16 ベース側螺子孔
17 反対側取付螺子部
18 反対側外周螺子部
19 反対側ケース部
20 抜け止め部
21 弾性部

Claims (5)

  1. 取付部に設けた取付螺子部に螺着する取付ベース部と、この取付ベース部の外周に設けた外周螺子部に螺着するケース部と、このケース部の先端孔からケース部内に挿通するワイヤーの挿通先端部に、挿通後被嵌する複数の可動爪から成る可動爪管とから成り、前記取付ベース部の先端部に突き当たり受部を設け、前記ケース部の挿通部を先細り形状にしてこの挿通部内面にテーパー面を形成して、前記ケース部を前記取付ベース部の外周螺子部に被嵌螺着して前記取付部側へ螺動することで、前記可動爪管の基端が前記突き当たり受部に突き当たり先端孔側へ相対移動し前記テーパー面によって前記各可動爪が内方へ可動して前記ワイヤーを締め付けこのワイヤーが引き抜き不能状態に固定されるように構成したことを特徴とするワイヤー張設具。
  2. 前記取付部に取付孔を設け、この取付孔に取付ボルトを挿通して螺子部を取付部より突出状態に設けてこの螺子部を前記取付螺子部とし、この取付螺子部が螺着するベース側螺子孔を前記取付ベース部に設けて、この取付ベース部は前記取付螺子部に前記ベース側螺子孔を被嵌螺着して前記取付部に突出状態に設ける構成としたことを特徴とする請求項1記載のワイヤー張設具。
  3. 前記各可動爪間に前記ワイヤーを挿通配設できる管状体であって、前記各可動爪の基端部を結束して基端部を支点に先端部を内方へ傾倒可動自在に設けて前記可動爪管を構成して、この可動爪管の基端が前記ケース部の螺動によって前記取付ベース部の先端部の突き当たり受部に突き当たることで、前記可動爪管に前記ケース部の前記挿通部内面の前記テーパー面が圧接して前記各可動爪が内方へ傾倒可動し前記ワイヤーに圧着締め付け係止するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のワイヤー張設具。
  4. 前記取付部の一側に前記取付螺子部を設け、反対側に反対側取付螺子部設け、この反対側取付螺子部の外周に設けた反対側外周螺子部に螺着する反対側ケース部と、前記ワイヤーの基端部に設けた抜け止め部を抜け止め係止させて、更に、この抜け止め部に当接し、前記ワイヤーが貫通状態となる弾性部を設けて、前記ワイヤーを前記反対側ケース部から挿通突出した後にこの反対側ケース部を前記反対側取付螺子部の前記外周螺子部に被嵌螺着するように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤー張設具。
  5. 前記取付部の前記取付孔に、頭部外周に前記反対側外周螺子部を設けた前記取付ボルトを挿通して、一側に突出した螺子部を前記取付螺子部とし、反対側に突出した前記反対側外周螺子部を設けた頭部を前記反対側取付螺子部とし、この一側の取付螺子部に前記取付ベース部を介して前記ケース部を螺着し、前記反対側取付螺子部に前記反対側ケース部を螺着し、この反対側ケース部に抜け止め状態に挿通した前記ワイヤーの先端部を、対向する取付部に設けた前記ケース部に挿通して前記可動爪管と前記テーパー面とで締付係止固定するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤー張設具。
JP2009146881A 2009-06-19 2009-06-19 ワイヤー張設具 Expired - Fee Related JP5411593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009146881A JP5411593B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 ワイヤー張設具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009146881A JP5411593B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 ワイヤー張設具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011002059A true JP2011002059A (ja) 2011-01-06
JP5411593B2 JP5411593B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=43560171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009146881A Expired - Fee Related JP5411593B2 (ja) 2009-06-19 2009-06-19 ワイヤー張設具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5411593B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213372A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Daitou Techno Green Kk ワイヤ型の緑化用資材及びその設置方法
FR3000531A1 (fr) * 2012-12-31 2014-07-04 Proinoxasi Tendeur de cable
CN110104577A (zh) * 2019-06-13 2019-08-09 温州艾克生汽车电器有限公司 一种钢丝张紧器
KR20220063666A (ko) * 2020-11-10 2022-05-17 설경남 로프 탈착식 난간대

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282642A (ja) * 1985-06-05 1986-12-12 Penta Ocean Constr Co Ltd タイロツド
JPH0540641U (ja) * 1991-10-29 1993-06-01 株式会社協和製作所 連結具
JP2002521636A (ja) * 1998-07-28 2002-07-16 フレシネ アンテルナショナル (エステーユーペー) ケーブル定着用のジョーを製造するための一体型部品と、そのようなジョーの製造方法
JP2006349102A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Nippon Chuzo Kk ワイヤ引締装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61282642A (ja) * 1985-06-05 1986-12-12 Penta Ocean Constr Co Ltd タイロツド
JPH0540641U (ja) * 1991-10-29 1993-06-01 株式会社協和製作所 連結具
JP2002521636A (ja) * 1998-07-28 2002-07-16 フレシネ アンテルナショナル (エステーユーペー) ケーブル定着用のジョーを製造するための一体型部品と、そのようなジョーの製造方法
JP2006349102A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Nippon Chuzo Kk ワイヤ引締装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213372A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Daitou Techno Green Kk ワイヤ型の緑化用資材及びその設置方法
FR3000531A1 (fr) * 2012-12-31 2014-07-04 Proinoxasi Tendeur de cable
CN110104577A (zh) * 2019-06-13 2019-08-09 温州艾克生汽车电器有限公司 一种钢丝张紧器
KR20220063666A (ko) * 2020-11-10 2022-05-17 설경남 로프 탈착식 난간대
KR102454505B1 (ko) * 2020-11-10 2022-10-12 설경남 로프 탈착식 난간대

Also Published As

Publication number Publication date
JP5411593B2 (ja) 2014-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN203377563U (zh) 街码
KR20050041447A (ko) 자동차용 볼트 및 클램프의 체결구조
CA2865914C (en) Side-loading straight-line deadend clamp assembly
CA2850136C (en) Side-loading quadrant deadend clamp assembly
JP5411593B2 (ja) ワイヤー張設具
US8944388B2 (en) Clamp for a support bracket
JP2009022101A (ja) 送電線用ボルトレススペーサ
JP4457146B2 (ja) コアドリル装置のベース取付け構造
KR200432250Y1 (ko) 착탈이 용이한 클램프
CN112013079A (zh) 一种实现自适应调节绳索张紧状态的快卡式紧固件装置
JP2008254902A (ja) 外れ防止機能を備えたcchボビンの支持用取付具
JP2004286221A (ja) ボールチャック用のワイヤ取り外し治具
JP2005090681A (ja) クリップ
CN112013080A (zh) 一种实现自适应调节绳索张紧状态的旋压式紧固件装置
JP5095513B2 (ja) 線材張設具
KR20210000526U (ko) 케이블 고정용 클램프
JP2007170433A (ja) クランプ
CN212839178U (zh) 一种实现自适应调节绳索张紧状态的旋压式紧固件装置
JP2007247740A (ja) 結合部材緩み止め具
JP2015148120A (ja) 仮設足場用連結器具
CN212839179U (zh) 一种实现自适应调节绳索张紧状态的快卡式紧固件装置
KR20040066657A (ko) 와이어 연결구 조립체
JP2010068787A (ja) ワイヤー固定具
US10994395B1 (en) Loop-type band clamp installation tool
JP3138891U (ja) スチールワイヤロープ用挟持具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5411593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees