JP2011001906A - 油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エア抜き孔の別途加工が不要となって製造工程を簡素化すること。
【解決手段】金型100を用いてエンジン10を鋳造成形する際、金型100に付設された中子108によって取付孔54の下端に対応して薄肉部114が形成され、図5(c)に示される鋳造成形品からなるシリンダヘッド18aの壁部56に対して、エンドミル等の切削工具を用いた取付孔54内面の加工によって、前記薄肉部114の少なくとも一部が除去されることにより、前記取付孔54の内部と外部とを連通させるエア抜き孔82が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の動弁機構に組み込まれるラッシュアジャスタを装着するための油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造及びその製造方法に関する。
例えば、車両用エンジンの吸気ポート及び排気ポートにそれぞれ設けられたバルブを作動させる動弁機構として、回転カムとロッカーアームとの隙間を常時ゼロにするラッシュアジャスタが知られている。
この種のラッシュアジャスタに関し、例えば、特許文献1には、図7に示されるように、ロッカーアームの一端部を支持する油圧式ラッシュアジャスタの取付孔1がシリンダヘッド2に形成され、前記取付孔1内に対して油圧式ラッシュアジャスタを挿入するときに前記取付孔1内のエアを逃がすためのエアベントホール(エア抜き孔)3が開示されている。同様に、特許文献2にも、油圧式ラッシュアジャスタを挿入するためのラッシュアジャスタ孔に連通するエア抜き孔を、内燃機関のシリンダヘッドに形成することが開示されている。
仮に、エア抜き孔(エアベントホール3)を設けない場合、取付孔1内に油圧式ラッシュアジャスタを挿入したときに密封された前記取付孔1内に残存するエアが圧縮されて油圧式ラッシュアジャスタを所定位置まで装着することが困難となる。このため、エアを取付孔1の外部に排出するエア抜き孔が必要となる。
実公昭62−42083号公報 特許第4171911号公報
しかしながら、前記特許文献1及び特許文献2に開示された油圧式ラッシュアジャスタの取付孔の構造では、油圧式ラッシュアジャスタが挿入される取付孔(ラッシュアジャスタ孔)の他に、前記取付孔に連通するエア抜き孔(エアベントホール)を別途設ける必要があり、この結果、例えば、ドリル等による穿孔工程が必要となって加工工程が煩雑となる。
また、ドリルによってエア抜き孔を穿孔した場合、前記エア抜き孔が取付孔と連通する部位には、前記取付孔側に向かってバリが発生すると共に、前記発生したバリを取り除く仕上げ加工がさらに必要となる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、エア抜き孔の別途加工が不要となって製造工程を簡素化すると共に、バリの発生を防止することが可能な油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、機関弁と、前記機関弁を開閉駆動するロッカーアームと、前記ロッカーアームを支持する油圧式ラッシュアジャスタと、前記油圧式ラッシュアジャスタの取付孔が形成される保持部材とを有する内燃機関における油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造であって、前記取付孔の下部側には、薄肉部の少なくとも一部が除去されることにより、前記取付孔の内部と外部とを連通させるエア抜き孔が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、取付孔の加工によってエア抜き孔が形成されるため、従来技術のようにエア抜き孔を別途に加工することが不要となり、別途加工の手間を省くことができる。また、従来技術のようにドリルでエア抜き孔を穿孔した場合に取付孔側にバリが発生するが、本発明では、薄肉部の少なくとも一部を除去することによってエア抜き孔が形成されるためにバリの発生を防止することができる。
また、本発明によれば、油圧式ラッシュアジャスタの一部が、エア抜き孔から露呈して外部から視認可能に設けられることにより、前記油圧式ラッシュアジャスタが取付孔の所定位置まで正確に挿入されているか否かを容易且つ確実に確認することができる。
さらに、本発明によれば、取付孔は、内燃機関の吸気側と排気側とにそれぞれ形成され、前記吸気側の取付孔の軸線と前記排気側の取付孔の軸線とが平行に設けられることにより、吸気側及び排気側の取付孔の加工方向を一致させることで、迅速且つ容易に加工することができる。
さらにまた、本発明によれば、薄肉部は、金型を用いて内燃機関を鋳造成形する際、前記金型に付設された中子によって形成されることにより、薄肉部を容易に形成することができると共に、取付孔の加工時に前記薄肉部を容易に除去することができる。
さらに、本発明は、機関弁と、前記機関弁を開閉駆動するロッカーアームと、前記ロッカーアームを支持する油圧式ラッシュアジャスタと、前記油圧式ラッシュアジャスタの取付孔が形成される保持部材とを有する内燃機関における油圧式ラッシュアジャスタ取付孔の製造方法であって、前記取付孔が形成される前記保持部材の外壁には、鋳造成形により前記取付孔の下端に対応して薄肉部が形成され、前記取付孔内面の加工によって前記薄肉部の少なくとも一部が除去されることにより、前記取付孔の内部と外部とを連通させるエア抜き孔が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、金型を用いた鋳造成形により取付孔の下端に対応して薄肉部を容易に形成することができ、取付孔内面の加工によって前記薄肉部の少なくとも一部が除去されることにより、前記取付孔の内部と外部とを連通させるエア抜き孔が形成され、製造工程を簡素化することができる。
また、本発明によれば、エア抜き孔を取付孔の下面に形成することにより、取付孔に対してラッシュアジャスタを挿入したときに取付孔内のエアの外部流出を容易にしてエア残りを防止することができる。
エア抜き孔の別途加工が不要となって製造工程を簡素化すると共に、バリの発生を防止することが可能な油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造及びその製造方法を得ることができる。
本発明の実施形態に係る油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造が適用されたシリンダヘッドの平面図である。 図1のII−II線に沿った一部省略縦断面図である。 図2の部分拡大縦断面図である。 シリンダヘッドに形成された吸気側及び排気側の取付孔の配置を示す縦断面図である。 (a)〜(d)は、ラッシュアジャスタの取付孔の製造工程を示す一部省略拡大縦断面図である。 (a)は、図5(c)に示される鋳造成形後におけるシリンダヘッドの一部切り欠き斜視図、(b)は、(a)のVB−VB線に沿った一部縦断面斜視図、(c)は、図5(c)に示される壁部に対して穿孔加工が施されたシリンダヘッドの一部切り欠き斜視図、(d)は、(c)のVD−VD線に沿った一部縦断面斜視図である。 従来技術に係るエア抜き孔の構造を示す一部省略縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造が適用されたシリンダヘッドの平面図、図2は、図1のII−II線に沿った一部省略縦断面図、図3は、図2の部分拡大縦断面図、図4は、シリンダヘッドに形成された吸気側及び排気側の取付孔の配置を示す縦断面図である。
図示しない自動車のエンジンルームには、内燃機関として直列4気筒のエンジン10が横置きに搭載される。このエンジン10は、図2に示されるように、車両前方(FR側)の排気側が低くなり、車両後方(RR側)の吸気側が高くなるように水平線Hに対して所定角度(車載傾斜角度)θだけ傾斜するように図示しない車体に対してマウントされている。
このエンジン10は、図1及び図2に示されるように、シリンダブロック12、図示しないロアケース及びオイルパン等を含むシリンダブロック側と、ヘッドカバー14、パッキン16、シリンダヘッド(保持部材)18、ガスケット19等を含むシリンダヘッド側とによって構成される。前記シリンダヘッド18と前記ヘッドカバー14の間には、動弁室20が形成され、前記動弁室20には、動弁機構22が収納される。
前記エンジン10は、シリンダブロック12に形成された4つのシリンダ24内に摺動自在に設けられる4つのピストン26を備え、前記ピストン26によって燃焼室27が形成される。シリンダブロック12の上面に結合されるシリンダヘッド18の下面には、ピストン26の頂面と対向し吸気バルブ28によって開閉される吸気バルブ孔30と、排気バルブ32によって開閉される排気バルブ孔34とがそれぞれ設けられる。前記吸気バルブ孔30は、吸気ポート35と連通するように設けられ、前記排気バルブ孔34は、排気ポート36と連通するように設けられる。また、前記4つのシリンダ24は、シリンダブロック12の略中央部に直列に並んで形成され、この複数のシリンダ24の気筒列方向を、以下、シリンダ列線方向(図1に一点鎖線で示されるシリンダ列線Lの方向参照)という。なお、吸気バルブ28及び排気バルブ32は、機関弁として機能するものである。
吸気バルブ28は、吸気バルブ孔30から離間し又は前記吸気バルブ孔30に着座することにより前記吸気バルブ孔30を開閉するバルブボディ28aと、前記バルブボディ28aから延在するステム28bとを有する。前記吸気バルブ28のステム28bは、シリンダヘッド18の貫通孔内に固定された略円筒状のガイド部材38aによって摺動自在に保持され、一組のばね受け部材40a、40b間に係着された第1バルブスプリング42aのばね力によって、前記バルブボディ28aが吸気バルブ孔30に着座する弁閉方向に付勢されている。
また、動弁室20には、一端部が油圧式のラッシュアジャスタ44に支持されると共に、他端部が前記吸気バルブ28のステム28bに当接する吸気ロッカーアーム46が設けられる。この吸気ロッカーアーム46の中間部にはローラ46aが回転自在に設けられ、前記ローラ46aには吸気カムシャフト48のカム48aが当接するように設けられる。
排気バルブ32は、排気バルブ孔34から離間し又は前記排気バルブ孔34に着座することにより前記排気バルブ孔34を開閉するバルブボディ32aと、前記バルブボディ32aから延在するステム32bとを有する。前記排気バルブ32のステム32bは、シリンダヘッド18の貫通孔内に固定された略円筒状のガイド部材38bによって摺動自在に保持され、一組のばね受け部材40a、40b間に係着された第2バルブスプリング42bのばね力によって、前記バルブボディ32aが排気バルブ孔34に着座する弁閉方向に付勢されている。
また、動弁室20には、一端部が他のラッシュアジャスタ44に支持されると共に、他端部が前記排気バルブ32のステム32bに当接する排気ロッカーアーム50が設けられる。この排気ロッカーアーム50の中間部にはローラ50aが回転自在に設けられ、前記ローラ50aには排気カムシャフト52のカム52aが当接するように設けられる。
このような動弁機構22は、シリンダヘッド18の上面を閉塞するヘッドカバー14によって被覆される。なお、本実施形態では、油圧式のラッシュアジャスタ44の取付孔54が形成される保持部材として、シリンダヘッド18を例示して以下に説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、シリンダヘッド18と別体で形成された図示しないブロック体を保持部材とし、ラッシュアジャスタ44の取付孔54が形成されたブロック体をシリンダヘッド18と一体的に結合するようにしてもよい。
シリンダヘッド18の吸気側及び排気側には、図1に示されるように、シリンダ列線L方向と略平行に所定距離離間する複数(本実施形態では吸気側が8つ、排気側が8つで合計16つを例示)の取付孔54が形成され、前記複数の取付孔54に対して吸気側及び排気側のラッシュアジャスタ44がそれぞれ装着される(1シリンダ4バルブ構造)。後記するようにこの複数の取付孔54は、鋳造成形されたシリンダヘッド18の壁部56(図3参照)をエンドミル等の切削工具を用いて、図2に示されるシリンダ軸線C方向の下側に向かって穿孔加工(切削加工)することにより形成されるものである。
また、シリンダヘッド18の一方の側壁側には、吸気側の複数(8つ)のラッシュアジャスタ44に対してオイルを供給するための1本の直線状のオイル供給通路58aが設けられる。前記オイル供給通路58aは、図1に示されるように、平面視してシリンダ列線Lと略平行に設けられ、吸気側に配設された取付孔54の全部にそれぞれ連通するように設けられる。
同様に、シリンダヘッド18の他方の側壁側には、排気側の複数(8つ)のラッシュアジャスタ44に対してオイルを供給するための1本の直線状のオイル供給通路58bが設けられる。前記オイル供給通路58bは、図1に示されるように、平面視してシリンダ列線Lと略平行に設けられ、排気側に配設された取付孔54の全部にそれぞれ連通するように設けられる。
この場合、吸気側及び排気側の複数のラッシュアジャスタ44に対してオイルをそれぞれ供給するオイル供給通路58a、58bは、後記する高圧室60よりも上方に偏位した一方の側の部位に設けられる。
吸気側及び排気側の複数のラッシュアジャスタ44は、それぞれ同一構成からなるため、吸気側のラッシュアジャスタ44の構造を詳細に説明して排気側のラッシュアジャスタ44の説明を省略する。
ラッシュアジャスタ44は、図3に示されるように、取付孔54内に挿入される有底円筒状のボディ62と、前記ボディ62の中間部に配設され前記ボディ62の内壁に沿って摺動自在に設けられたプランジャ64と、下端部が前記プランジャ64に当接すると共に、上端部が吸気ロッカーアーム46に当接するプッシュロッド66とを含む。なお、本実施形態では、プランジャ64とプッシュロッド66とを別体で構成しているが、両者を一体的に構成してもよい。
さらに、ラッシュアジャスタ44は、前記プランジャ64と前記プッシュロッド66とによって形成されるリザーバ68と、前記ボディ62の底壁62aとプランジャ64とによって閉塞される高圧室60と、前記高圧室60に配設され前記プランジャ64に形成された開口部64aを開閉するチェックバルブ70と、前記プランジャ64及びプッシュロッド66を吸気ロッカーアーム46側に向かって押圧するコイルスプリング72とを有する。
この場合、図3に示されるように、前記ボディ62の外周面には、オイル供給通路58aに臨み且つ全周にわたって延在する第1環状溝62bが形成され、前記第1環状溝62b中には、前記ボディ62の内径側と外径側とを連通させる貫通孔からなる連通路74aが設けられる。また、前記プッシュロッド66の外周面には、全周にわたって延在する第2環状溝66aが形成され、前記第2環状溝66a中には、前記プッシュロッド66の内径側と外径側とを連通させる貫通孔からなる連通路74bが設けられる。従って、ラッシュアジャスタ44のボディ62が壁部56の取付孔54内に保持された状態において、図示しないオイルポンプから供給されてオイル供給通路58a内に導入されたオイルは、第1環状溝62b、連通路74a、第2環状溝62b及び連通路74bを介して、ラッシュアジャスタ44のリザーバ68に供給される。
なお、連通路74a及び連通路74bは、第1環状溝62b及び第2環状溝66a中の任意の部位に穿孔されている。従って、前記連通路74a及び連通路74bは、ラッシュアジャスタ44の軸線方向と一致させることがなく周方向の任意の方向(それぞれ異なる方向)に取り付けられた場合であっても、ボディ62に形成された第1環状溝62bとプッシュロッド66に形成された第2環状溝66aを介して、オイル供給通路58aとリザーバ68とが連通するように設けられている。この結果、取付孔54とラッシュアジャスタ44との周方向における位置決めが不要となり、取付孔54に対してラッシュアジャスタ44を簡便に取り付けることができる。
また、吸気ロッカーアーム46に支持されるプッシュロッド66の頂部には、吸気ロッカーアーム46との接触部位に対してオイルを供給することにより潤滑する通孔76が設けられる。さらに、シリンダヘッド18の壁部56には、後記する鋳造成形時に中子108によって形成される凹部112が設けられ(図6(a)、(b)参照)、前記凹部112には、ラッシュアジャスタ44の取付孔54の底部54aと連通するエア抜き孔82が形成される。
ラッシュアジャスタ44の取付孔54は、吸気側と排気側のそれぞれに設けられ、吸気側の取付孔54の軸線Aと排気側の取付孔54の軸線Bは、図4に示されるように、略平行に設けられる。また、前記取付孔54は、ラッシュアジャスタ44(ボディ62)の外径形状に沿って略円筒状に形成される。さらに、シリンダ列線方向から見て、取付孔54の下端(底部54a)は、前記凹部112の少なくとも一部とシリンダ軸線方向で重複(オーバーラップ)する位置に設けられる。
本実施形態に係る油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造が適用されたエンジン10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
エンジン10の作動により吸気カムシャフト48が回転すると、カム48aによってローラ46aを押圧された吸気ロッカーアーム46がラッシュアジャスタ44を支点として揺動し、前記吸気ロッカーアーム46は、第1バルブスプリング42aのばね力に抗して吸気バルブ28のステム28bの一端部をピストン26側に向かって押圧する。この結果、吸気バルブ28のバルブボディ28aは、吸気バルブ孔30から離間して弁開状態に駆動される。
一方、エンジン10の作動により排気カムシャフト52が回転すると、カム52aによってローラ50aを押圧された排気ロッカーアーム50が他のラッシュアジャスタ44を支点として揺動し、前記排気ロッカーアーム50は、第2バルブスプリング42bのばね力に抗して排気バルブ32のステム32bの一端部をピストン26側に向かって押圧する。この結果、排気バルブ32のバルブボディ32bは、排気バルブ孔34から離間して弁開状態に駆動される。
この場合、エンジン10の作動中、吸気側及び排気側のラッシュアジャスタ44、44によって、第1、第2バルブスプリング42a、42b及び吸気バルブ28、排気バルブ32の熱膨張や磨耗に伴うバルブクリアランス(吸気側及び排気側ロッカーアーム46、50の一端部とラッシュアジャスタ44、44のプッシュロッド66の頂部との間隙)が好適に吸収される。
すなわち、吸気カムシャフト48及び排気カムシャフト52のカム48a、52aのリフトが開始される前、コイルスプリング72のばね力によってプランジャ64及びプッシュロッド66が吸気及び排気ロッカーアーム46、50側に向かって押圧されることにより、バルブクリアランスがゼロに保持される。なお、この場合、高圧室60には、オイル供給通路58a、58bから供給されたオイルが充填されている。
前記カム48a、52aのリフトが開始されて吸気及び排気ロッカーアーム46、50が所定角度揺動するとプランジャ64及びプッシュロッド66に対して下向きの力が付与されるが、鋼球からなるチェックバルブ70がプランジャ64の開口部64aを閉塞しているため、前記プランジャ64及びプッシュロッド66は変位しない。但し、ボディ62の内壁とプランジャ64及びプッシュロッド66の外壁との間の微小なクリアランスを通じて高圧室60に充填されているオイルが僅かにリークするため、プランジャ64及びプッシュロッド66は、前記オイルがリークする分だけ僅かにシリンダ軸線方向の下方側に変位する。
このようにしてプランジャ64及びプッシュロッド66が僅かに下降すると、回転する前記カム48a、52aのカムリフトが最終部位に差し掛かったときに吸気及び排気ロッカーアーム46、50からプッシュロッド66に対して荷重が付与されなくなるため、コイルスプリング72のばね力によってプランジャ64及びプッシュロッド66が吸気及び排気ロッカーアーム46、50に追従するように上昇し、吸気及び排気ロッカーアーム46、50の一端部とラッシュアジャスタ44、44のプッシュロッド66の頂部との間隙からなるバルブクリアランスがゼロに保持される。
その際、チェックバルブ70がコイルスプリング72のばね力に抗してプランジャ64の開口部64aから離間することによりチェックバルブ70が弁開状態となり、リザーバ68のオイルが高圧室60内に供給される。また、リザーバ68のオイルは、プッシュロッド66の頂部に設けられた通孔76から流出して、プッシュロッド66と吸気及び排気ロッカーアーム46、50との間の摺動部位を潤滑する。
次に、シリンダヘッド18の壁部56に形成されるラッシュアジャスタ44の取付孔54の製造工程について以下詳細に説明する。
図5(a)〜(d)は、ラッシュアジャスタの取付孔の製造工程を示す一部省略拡大縦断面図、図6(a)は、図5(c)に示される鋳造成形後におけるシリンダヘッドの一部切り欠き斜視図、図6(b)は、図6(a)のVB−VB線に沿った一部縦断面斜視図、図6(c)は、図5(c)に示される壁部に対して穿孔加工が施されたシリンダヘッドの一部切り欠き斜視図、図6(d)は、図6(c)のVD−VD線に沿った一部縦断面斜視図である。なお、前記図5及び図6では、ラッシュアジャスタ44が装着される取付孔54の近傍部位の壁部56のみを図示し、その他の部位を省略している。
図5(a)に示されるように、相対的に離間可能な上型102及び下型104によって構成される金型100が所定位置で型閉めされることにより、上型102の内壁面と下型104の内壁面との間でキャビティ106が形成される。なお、上型102には、型抜きが困難な部位に対応して中子108が付設されており、この中子108は、例えば、砂中子によって形成される。
続いて、図5(b)に示されるように、金型100のキャビティ106内に、例えば、アルミニウム等の金属製材料で所定温度に加熱されて溶融された溶湯110が注入された後、前記溶湯110が冷却されて固化される。そこで、図示しない変位機構を介して、上型102と下型104とを相対的に変位させて型開きした後、鋳造成形品であるシリンダヘッド18aを金型100から取り出す。なお、型開き後、中子108は、鋳造成形品から取り除かれる。
図5(c)は、金型100から取り出されたシリンダヘッド18aであり、このシリンダヘッド18aの壁部56は、未だラッシュアジャスタ44の取付孔54が形成されておらず、未加工状態にある。この場合、図6(a)及び図6(b)に示されるように、鋳造成形品であるシリンダヘッド18aの壁部56の下部の一部は、中子108によって溶湯の進入が阻止されることにより、矩形状の凹部112が形成されている。この矩形状の凹部112が形成されることにより、取付孔54を構成する他の壁部56と比較して薄肉に形成された薄肉部114が設けられる。
本実施形態では、金型100を用いてエンジン10を鋳造成形する際、金型100に付設された中子108によって薄肉部114が取付孔54の挿入口とは反対側の端部(取付孔の下端に対応する部位)に形成されることにより、前記薄肉部114を容易に形成することができると共に、後工程における取付孔54の加工時に前記薄肉部114を容易に除去することができる。
続いて、図5(d)に示されるように、鋳造成形品からなるシリンダヘッド18aの壁部56に対して、例えば、図示しないエンドミル等の切削工具を用いて穿孔加工(切削加工)を行う。この穿孔加工は、図6(c)及び図6(d)に示されるように、シリンダヘッド18aの厚肉の壁部56に対してシリンダ軸線方向の上方側から下方側に向かって縦断面略矩形状に穿孔することにより内壁が円柱状の取付孔54と、シリンダ列線方向と略平行に延在するオイル供給通路58a(58b)とが形成される。
この場合、図6(d)に示されるように、エンドミルによってシリンダヘッド18aの壁部56の肉が取り除かれる際、凹部112によって壁部56の下端の一部が他の部位と比較して肉厚が薄い薄肉部114に形成されているため(取付孔54の底部54aと凹部112の少なくとも一部とがシリンダ軸線方向で重複(オーバーラップ)する位置に設けられているため)、取付孔54を形成するときに取付孔54の内壁と壁部56の外壁(取付孔54の内部と外部)とが貫通(連通)してエア抜き孔82が形成される。
換言すると、エンドミル等の切削工具によって壁部56の肉を除去するとき、壁部56の下端に形成された凹部112まで貫通するように取付孔54を形成することにより、前記取付孔54の底部54aに近接する薄肉部114の肉が一緒に除去されるため、取付孔54の穿孔加工によって外部に貫通するエア抜き孔82を同時に且つ簡便に形成することができる。なお、取付孔54の穿孔加工によって、薄肉部114の少なくとも一部が除去されて、取付孔54の内部と外部とが連通すればよい。
本実施形態では、従来技術のように、例えば、ドリル等によってエア抜き孔を形成する別途の工程を設けることがなく、取付孔54の穿孔加工を利用してエア抜き孔82を容易に形成することにより、製造工程を簡素化することができる。
また、エンドミル等による取付孔54の切削加工は、取付孔54の内壁から外部に向かって行われるため、エア抜き孔82が形成された場合であってもバリの除去が不要となり、バリを除去する特別な工程を設ける必要がない。
さらに、本実施形態では、取付孔54の穿孔加工をエンドミル等の切削工具を用いて行っているが、例えば、金型100の図示しない突起部によって取付孔54を鋳造成形すると共に、金型100に設けられた図示しない鋳抜きピンを用いてエア抜き孔82を同時に鋳造成形するようにしてもよい。
このように本実施形態では、取付孔54の加工によってエア抜き孔82が同時に形成されるため、従来技術のようにエア抜き孔を別途形成することが不要となり、別途加工の手間を省くことができる。また、従来技術のようにドリルでエア抜き孔を穿孔した場合に取付孔側にバリが発生するが、本実施形態では、薄肉部114の少なくとも一部を除去することによってエア抜き孔82が形成されるためにバリの発生を防止することができる。
また、本実施形態では、エア抜き孔82が取付孔54の下部に設けられ、取付孔54に対してラッシュアジャスタ44を挿入した際、前記ラッシュアジャスタ44の一部が前記エア抜き孔82から露呈して外部から視認可能に設けられることにより、前記ラッシュアジャスタ44が取付孔54の所定位置まで正確に挿入されているか否かを容易且つ確実に確認することができる。
さらに、本実施形態では、中子108を用いて取付孔54の下面に薄肉部114を容易に形成することができると共に、薄肉であるために取付孔54の内周加工時に前記薄肉部114を容易に除去してエア抜き孔82を形成することができる。この場合、エア抜き孔82を取付孔54の下面(取付孔54bの挿入口と反対側)に形成することにより、取付孔54に対してラッシュアジャスタ44を挿入したときに取付孔54内のエアの外部流出を容易にしてエア残りを防止することができる。
さらにまた、本実施形態では、図4に示されるように、取付孔54がエンジン10の吸気側と排気側とにそれぞれ形成され、吸気側の取付孔54の軸線Aと排気側の取付孔54の軸線Bとが平行に設けられることにより、吸気側及び排気側の取付孔54の加工方向を一致させることで、迅速且つ容易に加工することができる。例えば、複数のエンドミル等の切削工具で複数の取付孔54を同時に切削加工した場合、各取付孔54の軸線が平行であると加工工具の切削角度を変更する必要がないため、一度に複数の取付孔54を同時に切削することができ、加工時間を短縮することができる。なお、エンドミル等の切削工具で各取付孔54をそれぞれ個々に加工してもよい。
加えて、従来技術のように、例えば、ドリル等でラッシュアジャスタの取付孔に連通させるエア抜き孔を形成する場合、前記エア抜き孔の穿孔箇所であるシリンダヘッドの上面に膨出するボス部を形成する必要があったが、本実施形態では、前記ボス部が不要となって前記ボス部の肉分だけ軽量化に寄与することができる。
10 エンジン(内燃機関)
18 シリンダヘッド(保持部材)
28 吸気バルブ(機関弁)
32 排気バルブ(機関弁)
44 ラッシュアジャスタ(油圧式ラッシュアジャスタ)
46、50 ロッカーアーム
54 取付孔
56 壁部
82 エア抜き孔
100 金型
108 中子
114 薄肉部

Claims (6)

  1. 機関弁と、前記機関弁を開閉駆動するロッカーアームと、前記ロッカーアームを支持する油圧式ラッシュアジャスタと、前記油圧式ラッシュアジャスタの取付孔が形成される保持部材とを有する内燃機関における油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造であって、
    前記取付孔の下部側には、薄肉部の少なくとも一部が除去されることにより、前記取付孔の内部と外部とを連通させるエア抜き孔が設けられることを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造。
  2. 前記油圧式ラッシュアジャスタの一部は、前記エア抜き孔から露呈して視認可能に設けられることを特徴とする請求項1記載の油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造。
  3. 前記取付孔は、前記内燃機関の吸気側と排気側とにそれぞれ形成され、前記吸気側の取付孔の軸線と前記排気側の取付孔の軸線とが平行に設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造。
  4. 前記薄肉部は、金型を用いて内燃機関を鋳造成形する際、前記金型に付設された中子によって形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造。
  5. 機関弁と、前記機関弁を開閉駆動するロッカーアームと、前記ロッカーアームを支持する油圧式ラッシュアジャスタと、前記油圧式ラッシュアジャスタの取付孔が形成される保持部材とを有する内燃機関における油圧式ラッシュアジャスタ取付孔の製造方法であって、
    前記取付孔が形成される前記保持部材の外壁には、鋳造成形により前記取付孔の下端に対応して薄肉部が形成され、
    前記取付孔内面の加工によって前記薄肉部の少なくとも一部が除去されることにより、前記取付孔の内部と外部とを連通させるエア抜き孔が形成されることを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタ取付孔の製造方法。
  6. 前記薄肉部は、中子を用い前記取付孔の下面に形成されることを特徴とする請求項5記載の油圧式ラッシュアジャスタ取付孔の製造方法。
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