JPH0550002U - エンジンの動弁装置 - Google Patents
エンジンの動弁装置Info
- Publication number
- JPH0550002U JPH0550002U JP10075991U JP10075991U JPH0550002U JP H0550002 U JPH0550002 U JP H0550002U JP 10075991 U JP10075991 U JP 10075991U JP 10075991 U JP10075991 U JP 10075991U JP H0550002 U JPH0550002 U JP H0550002U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker arm
- lash adjuster
- base end
- hydraulic lash
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L2001/187—Clips, e.g. for retaining rocker arm on pivot
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラッシュアジャスタからのロッカアームの脱
落防止が図られたエンジンの動弁装置を提供する。 【構成】 シリンダヘッド3に固定された油圧ラッシュ
アジャスタ10と、エンドピボットタイプのロッカアー
ム12等を備えてなるエンジンの動弁装置1である。油
圧ラッシュアジャスタ10のプランジャ11の頭部に
は、図示するように円周面状をなす摺動面14と、摺動
面14の両側に設けられた一対のガイド板16が一体に
形成されている。各ガイド板16は、ロッカアーム12
の基端部12aの両側面を挟持することができる。従っ
て、ロッカアーム12は、凹所12bを摺動面14に摺
動させながら回動することができ、他端部12cでエン
ジンバルブ8をリフトさせる。一方、各ガイド板16
は、ロッカアーム12の基端部12aが側方に振れるこ
とを防止し、油圧ラッシュアジャスタ10からの脱落を
防ぐ。
落防止が図られたエンジンの動弁装置を提供する。 【構成】 シリンダヘッド3に固定された油圧ラッシュ
アジャスタ10と、エンドピボットタイプのロッカアー
ム12等を備えてなるエンジンの動弁装置1である。油
圧ラッシュアジャスタ10のプランジャ11の頭部に
は、図示するように円周面状をなす摺動面14と、摺動
面14の両側に設けられた一対のガイド板16が一体に
形成されている。各ガイド板16は、ロッカアーム12
の基端部12aの両側面を挟持することができる。従っ
て、ロッカアーム12は、凹所12bを摺動面14に摺
動させながら回動することができ、他端部12cでエン
ジンバルブ8をリフトさせる。一方、各ガイド板16
は、ロッカアーム12の基端部12aが側方に振れるこ
とを防止し、油圧ラッシュアジャスタ10からの脱落を
防ぐ。
Description
【0001】
本考案は、エンドピボットタイプのロッカアームを有するエンジンの動弁装置 に関する。
【0002】
内燃エンジンの吸気及び排気バルブをリフトさせる動弁装置として、エンドピ ボットタイプのロッカアームを有する動弁装置がある。エンドピボットタイプの ロッカアーム(以下、単にロッカアームと記す)は、シリンダヘッドに取り付け られた油圧ラッシュアジャスタ、カムシャフト及び前記バルブで支持されている 。つまり、ロッカアームの基端部下面は油圧ラッシュアジャスタの頭部で、中央 部上面はカムシャフトに形成されたカムで、さらに、先端部下面は前記バルブの 上端で、それぞれ支えられている。
【0003】 油圧ラッシュアジャスタは、シリンダヘッドの所定位置に固定されている。こ の油圧ラッシュアジャスタの頭部は、半球状をなしている。一方、ロッカアーム の基端部には、半球状に窪んだ凹所が形成されている。この凹所を油圧ラッシュ アジャスタの頭部に嵌め込むことで、ロッカアームは、油圧ラッシュアジャスタ をピボットの支点として回動自在となっている。
【0004】 エンジンが始動しカムシャフトが回転すると、カムで押し下げられたロッカア ームが、その基端部を中心に回動し、他端部で前記バルブをリフトさせる。
【0005】
しかしながら、上記従来の動弁装置においては、ロッカアームの基端部に設け られた凹所を、油圧ラッシュアジャスタの頭部に嵌め込むことで、油圧ラッシュ アジャスタに対してロッカアームを回動自在としている。このため、特に、エン ジンの高速運転時においては、ロッカアームの基端部が側方に振れて油圧ラッシ ュアジャスタから外れる虞があるとの問題があった。
【0006】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、ラッシュアジャス タからのロッカアームの脱落防止が図られたエンジンの動弁装置を提供すること を目的とする。
【0007】
上記目的を達成するために本考案によれば、エンジンのシリンダヘッドに取り 付けられたラッシュアジャスタと、このラッシュアジャスタの先端部に基端部が 回動自在に支持され、カムシャフトのカムにより押されて吸排気バルブをリフト させるエンドピボットタイプのロッカアームとを備えたエンジンの動弁装置にお いて、ラッシュアジャスタの先端部とロッカアームの基端部との一方に設けられ 、他方を両側から挟持して、ロッカアームの基端部の動きを前記回動方向のみに 規制する一対のガイド面を具備してエンジンの動弁装置を構成するものである。
【0008】
ロッカアームの基端部は、ラッシュアジャスタの先端部に回動自在に支持され ている。これら基端部と先端部との一方に設けられた一対のガイド面は、他方を 両側から挟持し、基端部と先端部とが側方にずれることを防止する。従って、ロ ッカアームは、スラッシュアジャスタに対して回動自在とされる一方、基端部が 振れてスラッシュアジャスタから外れることを防止される。
【0009】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は、本考案を適用したエンジンの動弁装置を示し、動弁装置1は、シリン ダヘッド3に取り付けられるカムシャフト5、エンジンバルブ8及び油圧ラッシ ュアジャスタ10や、これらで支持されるロッカアーム12等より構成されてい る。
【0010】 油圧ラッシュアジャスタ10は、シリンダヘッド3に設けられた取付孔3aに 嵌装されている。油圧ラッシュアジャスタ10のプランジャ11の頭部には、摺 動面14及び一対のガイド板16が設けられている。 摺動面14は、図1及び図2に示すように、後述するロッカアーム12の長手 方向に延びている。この摺動面14は、両端縁から中央部分に向けて、図示する ように円周面状に膨らんでいる。また、この摺動面14の幅は、ロッカアーム1 2の基端部12aの幅と略同じ寸法に設定されている。
【0011】 各ガイド板16は、図2に示すように、略矩形状をなしており、摺動面14の 両側に設けられている。各ガイド板16は、油圧ラッシュアジャスタ10の軸線 方向に延びており、ロッカアーム12の基端部12aを両側より挟むことができ る。 エンジンバルブ8は、例えば、シリンダヘッド3の吸入ポート3bを開閉する 吸気バルブで、シリンダヘッド3の所定位置に取り付けられている(図1)。
【0012】 ロッカアーム12は、エンドピボットタイプのロッカアームで、シリンダヘッ ド12の横方向に延び、油圧ラッシュアジャスタ10とエンジンバルブ8とに架 け渡すように配置されている。ロッカアーム12の中央部には、ニードルベアリ ング18が回転自在に取り付けられている。また、図3に示すように、ロッカア ーム12の基端部12aは、これ以外の部分に比べて幅が細く設定されている。
【0013】 ロッカアーム12の基端部12a下面には、凹所12bが形成されている。凹 所12bは、基端部12aの全幅に亘り形成され、長手方向に延びている。この 凹所12bは、両端から中央部分に向けて、図示するように円周面状にに窪んで いる。この凹所12bは、油圧ラッシュアジャスタ10の摺動面14に合致する 。
【0014】 ロッカアーム12の基端部12aは、油圧ラッシュアジャスタ10の各ガイド 板16間に差し込まれ、凹所12bと摺動面14とを面接触させている。従って 、基端部12bの両側面は、各ガイド板16で挟持される。ロッカアーム12の 凹部12bは、油圧ラッシュアジャスタ10の摺動面14に沿って摺動し、ロッ カアーム12は油圧ラッシュアジャスタ10をピボットの支点として回動できる 。
【0015】 なお、カムシャフト5に形成されたカム6は、ニードルベアリング18を回転 させながらロッカアーム12を押し下げ、前述したように、ロッカアーム12を 回動させる。 以下、各ガイド板16の作用を説明する。 カム6がロッカアーム12を押し下げると、このロッカアーム12の凹所12 bは、油圧ラッシュアジャスタ10の摺動面14に沿って摺動し、従って、ロッ カアーム12が油圧ラッシュアジャスタ10に対して回動する。これにより、ロ ッカアーム12の先端部12cは、エンジンバルブ8をリフトさせる。
【0016】 油圧ラッシュアジャスタ10に設けられた各ガイド板16は、ロッカアーム1 2の基端部12aを挟持し、ロッカアーム12の基端部12aの動きを前記回動 方向のみに規制する。従って、基端部12aは、ロッカアーム12の側方に振れ ることがなく、油圧ラッシュアジャスタ10からの脱落を防止される。 次に、本考案を適用したエンジンの動弁装置の第2実施例を説明する。なお、 この動弁装置20は、上述した動弁装置1に対して、油圧ラッシュアジャスタ2 2の頭部及びロッカアーム24の基端部24aの各形状が相違している。従って 、この相違点のみを説明し、その他の部位についての説明は省略する。
【0017】 図4の動弁装置20において、油圧ラッシュアジャスタ22のプランジャ23 の頭部には、連結片26が一体に形成されている。連結片26は、図4及び図5 に示すように、ロッカアーム24の長手方向に細長く成形されている。この連結 片26の上面26aは、図2に示す摺動面14と同様に、両端縁から中央に向け て、円周面状に膨らんでいる。
【0018】 また、ロッカアーム24の基端部24a下面には、図6に示すように、凹所2 8が形成されている。凹所28は、ロッカアーム24の長手方向に延びており、 両側端より中央に向けて、円周面状に深くなっている。この凹所28は、油圧ラ ッシュアジャスタ22の連結片26に合致する形状をなしている。 ロッカアーム24は、基端部24aの凹所28を油圧ラッシュアジャスタ22 の連結片26に嵌め込むことで、当該油圧ラッシュアジャスタ22に支持される 。図示しないカムで押し下げられたロッカアーム24は、凹所28を連結片26 の上面26aに摺動させながら回動し、他端部24cでエンジンバルブ8をリフ トさせる。
【0019】 また、ロッカアーム24の、凹所28の両側に位置する部分24dは、凹所2 8に挿入された連結片26を両側より挟持する。従って、ロッカアーム12の基 端部12aの動きは回動方向のみに規制され、ロッカアーム24の側方に振れる ことがない。これにより、ロッカアーム24の基端部12aは、油圧ラッシュア ジャスタ10から脱落することを防止される。
【0020】
以上説明したように本考案によれば、ラッシュアジャスタの先端部とロッカア ームの基端部との一方に、他方を両側から挟持する一対のガイド面を具備してエ ンジンの動弁装置を構成したので、ロッカアームの基端が側方に振れることを防 止する。この結果、ラッシュアジャスタよりロッカアームが外れることを防止す ることができるとの優れた効果がある。
【図1】本考案を適用したエンジンの動弁装置の第1実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図2】図1の油圧ラッシュアジャスタの頭部を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】図1のロッカアームの平面図である。
【図4】本考案を適用したエンジンの動弁装置の第2実
施例を示し、油圧ラッシュアジャスタ及びロッカアーム
の側面図である。
施例を示し、油圧ラッシュアジャスタ及びロッカアーム
の側面図である。
【図5】図4の油圧ラッシュアジャスタの頭部を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】図4のロッカアームの下面を示す図である。
1,20 動弁装置 3 シリンダヘッド 6 カム 8 エンジンバルブ 10,22 油圧ラッシュアジャスタ 12,24 ロッカアーム 12a,24a 基端部 16 ガイド板
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンのシリンダヘッドに取り付けら
れたラッシュアジャスタと、このラッシュアジャスタの
先端部に基端部が回動自在に支持され、カムシャフトの
カムにより押されて吸排気バルブをリフトさせるエンド
ピボットタイプのロッカアームとを備えたエンジンの動
弁装置において、 ラッシュアジャスタの先端部とロッカアームの基端部と
の一方に設けられ、他方を両側から挟持して、ロッカア
ームの基端部の動きを前記回動方向のみに規制する一対
のガイド面を具備したことを特徴とするエンジンの動弁
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075991U JPH0550002U (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075991U JPH0550002U (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | エンジンの動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550002U true JPH0550002U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14282442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10075991U Withdrawn JPH0550002U (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550002U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133558A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Koyo Seiko Co Ltd | ロッカアーム |
JP2011001906A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP10075991U patent/JPH0550002U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133558A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Koyo Seiko Co Ltd | ロッカアーム |
JP2011001906A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式ラッシュアジャスタ取付孔構造及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |