JP2011001659A - シールド防塵フード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シールド防塵フード10はフード体12と、マスク体14と、シールド体16と、から構成されている。フード体12のフード本体部18には切欠開口部20が形成されている。フード本体部18の両側部にはフードシールド連結手段22,22が取り付けられている。前記マスク体14のマスク本体部40の上部にはマスクシールド連結手段44,44が取り付けられている。前記シールド体16の上部にはシールドフード連結手段46,46が取り付けられている。シールド体16の下部にはシールドマスク連結手段48,48が取り付けられている。
【選択図】図1
Description
作業者が防塵フードを着用することにより作業者の頭部はフード部に覆われるので髪の毛等が抜けても抜けた髪の毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止できるようになっている。
しかし、防塵フードの正面には着用者の顔の目周辺部や口周辺部が露出できるように開口部が形成されている。
このため、従来の防塵フードにおいては抜けた髪の毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止することは可能であるが、作業中に前記開口部を通して作業者の抜けた眉毛、睫毛、鼻毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりしてしまうおそれがあるという不具合がある。
そこで、クリーンさが厳しく要求される製造工場等で使用する防塵フードとしてマスク部が設けられた防塵フードが提案されている(特許文献1)。
このマスク部を設けた防塵フードはフード部とマスク部で抜けた髪の毛や鼻毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止することは可能であるが、抜けた眉毛や睫毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止することは困難である。
また、前記防塵フードのマスク部はフード部に縫い付けられているので、マスク部だけを簡単に交換することはできず衛生面に欠けるという問題がある。
請求項2の発明は、フード体とマスク体と透明なシールド体とを備えてなるシールド防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うよう形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成された切欠開口部と、前記フード本体部に設けられたフードシールド連結手段と、前記フード本体部と共に前記フード体を構成すると共にフード本体部の下部に連続形成されたフードスカート部と、前記マスク体のマスク本体部に設けられたマスクシールド連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドフード連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドマスク連結手段と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の発明は、フード体とマスク体と透明なシールド体とを備えてなるシールド防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うよう形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成された切欠開口部と、前記フード本体部に設けられたフードシールド連結手段と、前記フード本体部と共に前記フード体を構成すると共にフード本体部の下部に連続形成されたフードスカート部と、前記マスク体のマスク本体部の両側に設けられた耳掛け紐と、前記マスク本体部に設けられたマスクシールド連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドフード連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドマスク連結手段と、を有してなることを特徴としている。
また、シールド防塵フードはマスク体のみを簡単に取り外すことができるので、簡単にマスク体のみを交換でき、衛生面で優れると共に環境にやさしいという優れた効果を有する。
図1に示されるように実施例のシールド防塵フード10はフード体12と、マスク体14と、シールド体16と、から構成されている。
図3に示されるように、このフード体12のフード本体部18は着用者(図示せず)の頭部を完全に覆うよう形成されている。このフード本体部18の正面には切欠開口部20が形成されている。
前記フード本体部18の両側部にはフードシールド連結手段22,22(図には左側部のみ示す)が取り付けられている。これらフードシールド連結手段22,22はスナップボタンで形成されている。
また、前記フード本体部18の両側部にはそれぞれ着用者の耳が対応する耳対応開口部24,24が形成され、これら耳対応開口部24にはメッシュ布26がそれぞれ設けられている。
図2に示されるように、前記フード本体部18の背面には頭部調節バンド28が設けられている。この頭部調節バンド28の先端裏面にはマジックテープ(登録商標)30が設けられ、フード本体部18の背面に設けられたマジックテープ(登録商標)32と係止可能になっている。前記頭部調節バンド28を使用することにより着用者の頭部の大きさに応じてフード本体部18をフィットさせることができるようになっている。
図1〜図3に示されるように、前記フード本体部18の下部にはフード本体部18と共に前記フード体12を構成するフードスカート部34が連続して形成されている。このフードスカート部34は着用者の肩部、胸上部、背中上部を覆うように形成されている。
図1、図3に示されるようにフードスカート部34の一端部である右端部34Aの上にフードスカート部34の他端部である左端部34Bがオーバーラップするようになっている。この右端部34Aの上部表面にはマジックテープ(登録商標)36が設けられ、左端部34Bの上部裏面にはマジックテープ(登録商標)38が設けられている。従って、前記マジックテープ(登録商標)36とマジックテープ(登録商標)38を係止すると、前記切欠開口部20の下部を閉じると共にフードスカート部34の右端部34Aと左端部34Bをオーバーラップ状態にして維持できるようになっている。
なお、前記フード本体部18、フードスカート部34はポリエステル、ポリエステルと綿の混紡、綿等の適宜材料によって形成されている。前記フード本体部18、フードスカート部34を前記材料の不織布で形成した場合は使い捨て用に適し、前記材料の生地で形成した場合は洗濯して再利用する場合に適する。
図4、図5に示されるように、前記マスク体14のマスク本体部40の両側には着用者の耳に掛ける耳掛け紐42,42がそれぞれ取り付けられている。また、マスク本体部40の上部にはマスクシールド連結手段44,44が取り付けられている。これらマスクシールド連結手段44,44はスナップボタンで形成されている。
前記シールド体16はシート状の無色透明な弾力性のある合成樹脂材で形成されている。このシールド体16の上部にはシールドフード連結手段46,46が取り付けられている。これらシールドフード連結手段46,46はスナップボタンで形成されている。また、前記シールドフード連結手段46,46は前記フードシールド連結手段22,22と係合可能となっている。
前記シールド体16の下部にはシールドマスク連結手段48,48が取り付けられている。これらシールドマスク連結手段48,48はスナップボタンで形成されている。また、シールドマスク連結手段48,48は前記マスクシールド連結手段44,44と係合可能となっている。
従って、前記マスクシールド連結手段44,44と前記シールドマスク連結手段48,48を係合すると図5に示されるように前記マスク体14と前記シールド体16は連結され、前記マスクシールド連結手段44,44と前記シールドマスク連結手段48,48を外すと図4に示されるように前記マスク体14と前記シールド体16を分離できるようになっている。
また、前記シールドフード連結手段46,46と前記フードシールド連結手段22,22を係合することにより、図1に示されるようにフード体12にマスク体14とシールド体16が連結される。
これにより、着用者がシールド防塵フード10を着用した場合にフード本体部18の開口部20は図1に示されるようにマスク体14とシールド体16によって完全に覆われるようになっている。
実施例のシールド防塵フード10は図1に示すような状態で着用する。
シールド防塵フード10を着用すると着用者の頭部はフード本体部18によって完全に覆われる。また、フード体12に形成された切欠開口部20に対応する着用者の口周辺部、鼻周辺部分はマスク体14のマスク本体部40によって覆われ、着用者の目周辺部はシールド体16によって覆われる。
この結果、作業者の髪の毛、鼻毛、眉毛、睫毛等が抜けても、髪の毛等はフード体12によって、鼻毛等はマスク体14によって、眉毛や睫毛等はシールド体16によってシールド防塵フード10の外部に落下したり飛散したりするのを防止することができる。
この結果、シールド防塵フード10を着用することによりクリーンさが要求される製造工場等のクリーンさが保たれ、クリーンさが厳しく要求される製造工場等においても十分な役割を果たすことができる。
また、前記マスクシールド連結手段44,44と前記シールドマスク連結手段48,48を外すとシールド体16からマスク体14を簡単に取り外すことができる。
このため、マスク体14が汚れた場合はシールド体16からマスク体14を取り外してシールド体16に別途に用意した新しいマスク体14を取り付けることができるので衛生的である。
しかも、シールド防塵フード10全体を交換する場合に比べて経済的であると共に環境にやさしい。
例えば、図6に示されるようにマスク体14のマスク本体40の両側部にマジックテープ(登録商標)50,50を設け、フード本体部18の切欠開口部20の周辺裏面にマジックテープ(登録商標)52,52を設けることにより、マスク体14をフード体12に取り付けるようにしてもよい。
また、前記シールドフード連結手段46,46はシールド体16に固定する場合だけでなく、図7に示すようにシールド体16に長孔56,56を貫通形成し、これら長孔56,56に前記シールドフード連結手段46,46を左右方向にスライド自在に取り付けてもよい。前記シールドフード連結手段46,46をスライド自在にすることにより着用者の頭部の大きさ等に対応させてシールド体16を配設できるというメリットがある。
12 フード体
14 マスク体
16 シールド体
18 フード本体部
20 切欠開口部
22 フードシールド連結手段
24 耳対応開口部
26 メッシュ布
28 頭部調節バンド
34 フードスカート部
44 マスクシールド連結手段
46 シールドフード連結手段
48 シールドマスク連結手段
Claims (3)
- フード体とマスク体と透明なシールド体とを備えてなるシールド防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うよう形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成された切欠開口部と、前記フード本体部に設けられたフードシールド連結手段と、前記マスク体のマスク本体部に設けられたマスクシールド連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドフード連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドマスク連結手段と、を有してなることを特徴とするシールド防塵フード。
- フード体とマスク体と透明なシールド体とを備えてなるシールド防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うよう形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成された切欠開口部と、前記フード本体部に設けられたフードシールド連結手段と、前記フード本体部と共に前記フード体を構成すると共にフード本体部の下部に連続形成されたフードスカート部と、前記マスク体のマスク本体部に設けられたマスクシールド連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドフード連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドマスク連結手段と、を有してなることを特徴とするシールド防塵フード。
- フード体とマスク体と透明なシールド体とを備えてなるシールド防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うよう形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成された切欠開口部と、前記フード本体部に設けられたフードシールド連結手段と、前記フード本体部と共に前記フード体を構成すると共にフード本体部の下部に連続形成されたフードスカート部と、前記マスク体のマスク本体部の両側に設けられた耳掛け紐と、前記マスク本体部に設けられたマスクシールド連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドフード連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドマスク連結手段と、を有してなることを特徴とするシールド防塵フード。
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