JP3157830U - シールド付防塵フード - Google Patents
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Abstract
Description
作業者が防塵フードを着用することにより作業者の頭部はフード部に覆われるので髪の毛等が抜けても抜けた髪の毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止できるようになっている。
しかし、防塵フードの正面には着用者の目元周辺部や口元周辺部が露出できるように開口部が形成されている。
このため、従来の防塵フードにおいては抜けた髪の毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止することは可能であるが、作業中に前記開口部を通して作業者の抜けた眉毛、睫毛、鼻毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりしてしまうおそれがあるという不具合がある。
そこで、クリーンさが厳しく要求される製造工場等で使用する防塵フードとしてマスク部が設けられた防塵フードが提案されている(特許文献1)。
このマスク部を設けた防塵フードはフード部とマスク部で抜けた髪の毛や鼻毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止することは可能であるが、抜けた眉毛や睫毛等が防塵フードの外部に落下したり飛散したりすることを防止することは困難である。
請求項2の考案は、フード体と透明なシールドとを備えてなるシールド付防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うように形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成されたシールド用開口部と、このシールド用開口部の周辺部に設けられると共に四辺が前記フード本体部と結合した矩形枠状のシールド保持部形成体と、前記フード本体部とシールド保持部形成体の間に設けられると共にシールドの周縁部が収容されるシールド保持部と、前記フード本体部の正面であって着用者の口元に対応する部分に形成された口元対応開口部と、この口元対応開口部を塞ぐように設けられた口元対応メッシュ体と、を有することを特徴としている。
請求項3の考案は、フード体と透明なシールドとを備えてなるシールド付防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うように形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成されたシールド用開口部と、このシールド用開口部の周辺部裏側に設けられると共に四辺が前記フード本体部と結合した矩形枠状のシールド保持部形成体と、前記フード本体部とシールド保持部形成体の間に形成されると共に前記シールドの周縁部が収容されるシールド保持部と、前記フード本体部の正面であって着用者の口元に対応する部分に形成された口元対応開口部と、この口元対応開口部を塞ぐように設けられた口元対応メッシュ体と、を有することを特徴としている。
請求項4の考案は、フード体と透明なシールドとを備えてなるシールド付防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うように形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成されたシールド用開口部と、このシールド用開口部の周辺部裏側に設けられると共に四辺が前記フード本体部と結合した矩形枠状のシールド保持部形成体と、前記フード本体部とシールド保持部形成体の間に形成されると共に前記シールドの周縁部が収容されるシールド保持部と、前記フード本体部の正面であって着用者の口元に対応するように形成された口元対応開口部と、この口元対応開口部を塞ぐように設けられた口元対応メッシュ体と、前記フード本体部の正面であって前記シールド用開口部の上方に形成された上部開口部と、この上部開口部を塞ぐように設けられた上部開口対応メッシュ体と、を有することを特徴としている。
本考案のシールド付防塵フードは、シールドが曇ることを防止することができるという優れた効果を有する。
さらに、本考案のシールド付防塵フードは、フード体を洗濯等することによりフード体が少し縮んだりしてもシールドをフード体に簡単かつ迅速に取り付けることができるという優れた効果を有する。
図1及び図2に示されるように実施例のシールド付防塵フード10はフード体12とシールド14と、から構成されている。
このフード体12のフード本体部16は着用者(図示せず)の頭部を完全に覆うよう形成されている。このフード本体部16の正面であって着用者の目元周辺部に対応する部分には正面視矩形状のシールド用開口部18が切り欠き形成されている。このシールド用開口部18には前記シールド14が対応して配設されるようになっている。前記シールド14はシート状の無色透明な弾力性のある薄い板状の合成樹脂材で形成されている。従って、シールド用開口部18にシールド14が対応して配設されても着用者は視界を遮られるようなことはないようになっている。
図3に示されるように、前記シールド用開口部18の周辺部にはシールド用開口部18に配設される前記シールド14を保持するシールド保持部20が形成されている。このシールド保持部20は前記シールド用開口部18の周辺部裏側に矩形枠状のシールド保持部形成体22を配設すると共にシールド保持部形成体22の四辺をフード本体部16にミシンで縫着することにより形成されている。
即ち、シールド保持部形成体22の上辺部22Aを前記フード本体部16と縫着することによりフード本体部16とシールド保持部形成体22によってシールド上縁収容保持部20Aが形成され、シールド保持部形成体22の下辺部22Bを前記フード本体部16と縫着することによりフード本体部16とシールド保持部形成体22によってシールド下縁収容保持部20Bが形成されている。また、シールド保持部形成体22の一側辺部22Cを前記フード本体部16と縫着することによりフード本体部16とシールド保持部形成体22によってシールド一側縁収容保持部20Cが形成され、シールド保持部形成体22の他側辺部22Dを前記フード本体部16と縫着することによりフード本体部16とシールド保持部形成体22によってシールド他側縁収容保持部20Dが形成されている。
これにより、図3に示されるように前記シールド14の上縁部14Aは前記シールド保持部20のシールド上縁収容保持部20Aに、下縁部14Bはシールド下縁収容保持部20Bに、一側縁部14Cはシールド一側縁収容保持部20Cに、他側縁部14Dはシールド他側縁収容保持部20Dに、それぞれ着脱可能に収容されるようになっている。
図1及び図2に示されるように、前記フード本体部16の正面であって着用者の口元に対応する部分には口元対応開口部24が切り欠き形成されている。この口元対応開口部24には口元対応開口部24を塞ぐように口元対応メッシュ体26が設けられている。
前記口元対応開口部24を設けることにより口や鼻穴から出る息や呼吸のために吸い込む空気は口元対応開口部24から排出されたり取り込まれるので着用者は息苦しくなったり、前記シールド14が曇ったりするようなことはない。
また、前記口元対応開口部24に口元対応メッシュ体26を設けることにより口元対応開口部24から髪の毛等が外部に落下するのを防止できる。なお、この実施例では口元対応メッシュ体26は2枚重ねて二重にして配設されており、口元対応開口部24から髪の毛等が外部に落下するのをより確実に防止できるようになっている。
図1に示されるように、前記フード本体部16の両側部にはそれぞれ着用者の耳が対応する耳対応開口部30,30が形成され(図面では一方の耳対応開口部30のみを示す)、これら耳対応開口部30,30には耳対応メッシュ体32がそれぞれ設けられている。なお、この実施例では耳対応メッシュ体32は2枚重ねて二重にして配設されており、耳元対応開口部30,30から髪の毛等が外部に落下するのをより確実に防止できるようになっている。
また、前記フード本体部16の両側部にはそれぞれ頭部調節用紐34,34が取り付けられている。従って、頭部調節用紐34,34を使用することにより着用者の頭部の大きさに応じてフード本体部16をフィットさせてシールド防塵フード10を着用することができるようになっている。
図1及び図2に示されるように、前記フード本体部16の下部にはフード本体部16と共に前記フード体12を構成するフードスカート部36が連続して形成されている。このフードスカート部36は着用者の肩部、胸上部、背中上部を覆うように形成されている。
なお、この実施例においては前記フード本体部16、シールド保持部形成体22、フードスカート部36はポリエステル、ポリエステルと綿の混紡、綿等の適宜材料によって形成されている。
実施例のシールド付防塵フード10は図1に示すような状態で着用する。
シールド付防塵フード10を着用すると着用者の頭部はフード本体部16によって完全に覆われる。
これにより、着用者の目元周辺部はシールド14が対応し、着用者の口元周辺部分は口元対応メッシュ体26が対応する。
このため、着用者の髪の毛、鼻毛、眉毛、睫毛等が抜けても、髪の毛等はフード体12によって、眉毛や睫毛等はシールド14によって、鼻毛等は口元対応メッシュ体26によってシールド付防塵フード10の外部に落下したり飛散したりするのを防止することができる。
この結果、シールド付防塵フード10を着用することによりクリーンさが要求される製造工場等のクリーンさが保たれ、クリーンさが厳しく要求される製造工場等においても十分な役割を果たすことができる。
前記シールド付防塵フード10には口元開口部24と口元対応メッシュ体26が設けられているので普通に呼吸することができる。
また、着用者が口や鼻穴から呼吸をして息は口元対応メッシュ体26を通してシールド付防塵フード10の外部に排出されるのでフード本体部16の内部にこもることはないためシールド14が曇ることを防止できる。
このため、シールド付防塵フード10を着用していても息苦しかったりシールド14が曇ったりしないため、シールド付防塵フード10を着用していない時とほぼ同様な状態で作業を行うことができるのでシールド付防塵フード10を着用することにより作業効率が低下するようなことはない。
なお、実施例のシールド付防塵フード10のフード本体部16にシールド14を取り付ける場合は図4に示されるようにシールド14をフード本体部16の正面側に配設してからシールド14の上縁部14Aをシールド保持部20のシールド上縁収容保持部20Aに、下縁部14Bをシールド下縁収容保持部20Bに、一側縁部14Cをシールド一側縁収容保持部20Cに、他側縁部14Dをシールド他側縁収容保持部20Dに、それぞれ嵌め込むようにして収容するだけの簡単な作業でシールド14をシールド保持部20に簡単かつ迅速に収容することができる。
従って、実施例のシールド付防塵フード10においてはフード体12を洗濯等したことによりフード体12が少し縮んだりしても簡単かつ迅速にシールド14を取り付けることができる。
図5に示されるように第2実施例のシールド付防塵フード40は前記フード本体部16の正面であって前記シールド用開口部18の上方に上部開口部42が切り欠き形成されている。この上部開口部42には上部開口部42を塞ぐように上部開口対応メッシュ体44が設けられている。なお、この実施例では上部開口対応メッシュ体44は2枚重ねて二重にして配設されており、上部開口部42から髪の毛等が外部に落下するのをより確実に防止できるようになっている。
従って、シールド付防塵フード40においては前記シールド用開口部18の上方に上部開口部42を形成し上部開口対応メッシュ体44を配設したのでシールド付防塵フード40を着用することにより着用者の頭部に生ずる蒸れ等を防止することができる。
また、上部開口部42に上部開口対応メッシュ体44を設けることにより上部開口部42から髪の毛等が落下するのを防止できる。
なお、他の構成及び作用、効果は第1実施例のシールド付防塵フード10と同一であるので、その説明は省略する。
また、実施例ではシールド保持部形成体22とフード本体部16を縫ってシールド保持部形成体22とフード本体部16を結合したが、これに限定されるものでなく例えば接着剤でシールド保持部形成体22をフード本体部16に結合してもよいことは勿論である。
なお、実施例では口元対応メッシュ体26、耳対応メッシュ体32、上部開口対応メッシュ体44は2枚重ねて二重に配設したが、口元対応メッシュ体26、耳対応メッシュ体32、上部開口対応メッシュ体44は1枚でも、あるいは3枚以上重ねて配設してもよいことは勿論である。
また、実施例ではフード本体部16の両側部に耳対応開口部30,30を形成すると共に耳対応開口部30,30に耳対応メッシュ体32を設けたが、シールド付防塵フードのタイプによっては耳対応開口部30,30を形成しなくてよい。
12 フード体
14 シールド
16 フード本体部
18 シールド用開口部
20 シールド保持部
20A シールド上縁収容保持部
20B シールド下縁収容保持部
20C シールド一側縁収容保持部
20D シールド他側縁収容保持部
22 シールド保持部形成体
22A 上辺部
22B 下辺部
22C 一側辺部
22D 他側辺部
24 口元対応開口部
26 口元対応メッシュ体
30 耳対応開口部
32 耳対応メッシュ体
34 頭部調節用紐
36 フードスカート部
Claims (4)
- フード体と透明なシールドとを備えてなるシールド付防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うように形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成されたシールド用開口部と、このシールド用開口部の周辺部に設けられると共に前記シールドの周縁部が収容されることによりシールドを保持するシールド保持部と、前記フード本体部の正面であって着用者の口元に対応するように形成された口元対応開口部と、この口元対応開口部を塞ぐように設けられた口元対応メッシュ体と、を有することを特徴とするシールド付防塵フード。
- フード体と透明なシールドとを備えてなるシールド付防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うように形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成されたシールド用開口部と、このシールド用開口部の周辺部に設けられると共に四辺が前記フード本体部と結合した矩形枠状のシールド保持部形成体と、前記フード本体部とシールド保持部形成体の間に設けられると共にシールドの周縁部が収容されるシールド保持部と、前記フード本体部の正面であって着用者の口元に対応する部分に形成された口元対応開口部と、この口元対応開口部を塞ぐように設けられた口元対応メッシュ体と、を有することを特徴とするシールド付防塵フード。
- フード体と透明なシールドとを備えてなるシールド付防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うように形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成されたシールド用開口部と、このシールド用開口部の周辺部裏側に設けられると共に四辺が前記フード本体部と結合した矩形枠状のシールド保持部形成体と、前記フード本体部とシールド保持部形成体の間に形成されると共に前記シールドの周縁部が収容されるシールド保持部と、前記フード本体部の正面であって着用者の口元に対応する部分に形成された口元対応開口部と、この口元対応開口部を塞ぐように設けられた口元対応メッシュ体と、を有することを特徴とするシールド付防塵フード。
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JP2011157640A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Toyo Rintofurii Kk | シールド付き防塵フード |
WO2014030643A1 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | 興研株式会社 | 防護服 |
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2009
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WO2014030643A1 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | 興研株式会社 | 防護服 |
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