JP6061628B2 - マスク交換可能な防塵シールド - Google Patents

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本発明は、無塵環境用に限らず、スポーツ用、医療現場用や花粉症対策用など、広い分野で使用される形態のマスクにも取付可能なシールドに関する。
従来から液晶、半導体等の電子・精密機器、薬品や食品、食品容器の製造工程或は病院等クリーン業界において、製品への異物混入を防止するため現場作業には、防塵服や防塵フード、手袋、マスクを着用するなど様々な配慮がなされている。なかでも、作業中に、作業者のまつ毛や、まゆ毛などが抜け落ちて、フード顔面の開口部から落下し、製品に混入する問題に対して目の周辺を覆うゴーグルを使用するなどして対処されてきたが、ゴーグルは、着用時に、装着用のベルトにより着用者の頭部を締め付けるため不快感があり、長時間の使用には適しないこと、また使用後には、着用時の圧迫により顔面にゴーグルの跡が残るなどの問題があり歓迎されない傾向がある。そのため、ゴーグルではなくディスポタイプのシールド付きマスクを用いたものが普及している。
この形態の防塵フードにおいて、マスクは汚れやすいが防塵フードのマスク部はフード部に縫い付けられているために、マスク部だけを簡単に交換することはできず衛生面に欠けるという問題を生じる。シールドはどうしても割高のコストとなるため、マスクが汚れたからといって頻繁に破棄できないからである。だからといって汚れたマスクをいつまでも使うわけにはいかず、適当なところで廃棄しなくてはならないが、その際、シールドは傷も付いておらずまだ問題はなくても廃棄しなければならない。そのため、コスト高となったり、不要の廃棄物を増やすこととなる。この問題を課題認識した特許文献1が提示されている。この発明はフード体とマスク体と透明なシールド体とを備えてなるシールド防塵フードであって、前記フード体を構成すると共に着用者の頭部を覆うよう形成されたフード本体部と、このフード本体部の正面に形成された切欠開口部と、前記フード本体部に設けられたフードシールド連結手段と、前記マスク体のマスク本体部に設けられたマスクシールド連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドフード連結手段と、前記シールド体に設けられたシールドマスク連結手段とを有してなることを特徴としている。この発明のシールド防塵フードは、正面に形成された切欠開口部がマスク体とシールド体によって覆われるので、抜けた眉毛や睫毛等がシールド防塵フードの外部に落下したり飛散したりするのを防ぐことができるという効果を有すると共に、マスク体のみを簡単に取り外すことができるので、簡単にマスク体のみを交換でき、衛生面で優れると共に環境にやさしいという効果を有するものとされている。
しかし、特許文献1のシールド防塵フードはマスクとシールドとフード本体がそれぞれ専用の連結手段で繋がれ一体構成となったものであって、これらが組合わされたものを一式揃えて使用しなければならず大がかりな製品となってしまうこと、また、頻繁に交換するマスクについても特定の製品を用いねばならず汎用性に欠けるものであった。この問題に関してはマスクとシールドのみの単純な組み合わせで、マスク部分を交換可能とした防塵具が特許文献2に紹介されている。この構成であれば、従来使用していた防塵服や防塵フードをそのまま使って、マスク交換可能なシールドが得られるはずである。しかし、この防塵具は下部を矩形状の垂版に構成し、上部に1対の切込みを設け、両端に耳かけ穴となる透口を穿設してなる基版の上辺に可撓片を接着し、前記垂版を折返し、門型版の両脚を該垂版の一分にそれぞれ接着し、透明版の両脚を切込みに着脱自在に差し込んでなる構造が採用されている。この防塵具における基版は耳にかけ鼻部から口部を覆うものであるから、防塵用マスクを兼ねたものと推察されるが、これを交換可能として使い捨てにすることは想定されて居らず、透明版を抜き取って清掃できるためのものとのみ説明されている。上記したようにこの基版は特殊な構造に作られているため、消耗品ではなく、その使用形態は汚れが付いた場合、透明版と基版を切り離し、透明版は拭きとったり洗浄するなりし、基版は塵を払ったり洗浄したりして清掃しつつ、両者を一対一で使用するものと解される。したがって、この防塵具は特定の基版を用いねばならず、汎用性に欠けると共に衛生面からの要望があっても容易にマスクを交換することができないものである。
特開2011−1659号公報 「シールド防護フード」 平成21年1月6日発行 実願昭55−101922号(実開昭55−19651号公報)を撮像したマイクロフィルム 「防塵具」 昭和55年2月7日公開
本発明は、上記の問題点を解決すること、すなわち、防塵服や防塵フードとは独立した別構造であるマスク付きシールドであって、マスクとして使い捨てマスクを含む汎用のマスクを用いることができ、そのマスク部だけを簡単に交換することができるマスク交換可能な防塵シールドを提供することにある。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、少なくとも着用者の顔幅で額から鼻背中程にかけ、両目を覆うと共に、鼻尖と口部近傍を切り欠き両側部は下顎近傍まで延在する形状のフィルム状の透明体を備え、該透明体はその下方側で頬骨近傍から下顎近傍にかけた両側部に留め外し自在の留具の一方が複数箇所に固定されており、前記透明体の下方側位置にマスクを載置したとき該マスクの紐を該透明体との間で挟持できるように留め具の他方が固定されたマスク取付部材が組合わされてなるものとした。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドの1形態では、マスク取付部材が、前記透明体の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープの延長形態のものであって、該延長部を折り返してマスクの紐を該透明体との間で挟持して留具が係合されることを特徴とするものとした。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドの1形態では、マスク取付部材が、前記透明体の下方形状とほぼ同形状のメッシュ布であって、該メッシュ布の周辺部はバイヤステープで縁取りされ、該バイヤステープで縁取りされたメッシュ布を前記透明体の下方部に重ねてマスクの紐を該透明体との間で挟持して留具が係合されることを特徴とするものとした。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドの1形態では、マスク取付部材が、前記透明体の下方部をカバーする矩形状のメッシュ布であって、該メッシュ布の周辺部はバイヤステープで縁取りされ、該バイヤステープで縁取りされたメッシュ布を前記透明体の下方部に重ねてマスクの紐を該透明体との間で挟持して留具が係合されることを特徴とするものとした。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドの変形形態では、マスク取付部材がバイヤステープで縁取りされたメッシュ布を前記透明体の下方部に重ねてマスクの紐を該透明体との間で挟持するものにおいて、その両側部のバイヤステープが前記透明体の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープの延長形態とされたものとした。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、前記透明体の下方側位置にマスクを載置し透明体の下方側で頬骨近傍から下顎近傍にかけた両側部に固定された留め外し自在の留具の一方とマスク取付部材に取付けられた留め具の他方とで該マスクの紐を前記透明体との間で挟持できるようにしたものであるから、特別仕様のマスクではなく、使い捨てマスクを組み合わせて使用することが出来る。これによって、コストのかかるシールドについては繰り返し使用が可能であり、安価な使い捨てマスクのみを交換することにより運転コストを引き下げることが出来ると共に、汚れやすいマスクは頻繁に交換することができるので、衛生上のメリットが生じる。
また、本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、シールドとマスクが一体構造とされるので、抜け落ちた睫毛や眉毛はシールド内側を経てマスク取付部材若しくはマスク内部に留められ、外部に撒き散らされることはない。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、耳または後頭部にかけるマスクの紐により安定してシールドとマスクを独立して顔面所定位置に保持させることができるので、共に使用する防塵フードや防塵服に対し干渉されることがなく、既に使用しているものと自由に組合わせて使用することができる。防塵フードに組合わされたシールドとマスクに比べ、コスト面のメリットは大きい。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、透明体が鼻尖と口部近傍を切り欠いた形状であるので、この領域を塞がないマスク取付部材を使用すれば、立体形状タイプのマスクの使用も可能である。また、マスク取付部材が、透明体の下方部をカバーする矩形状のメッシュ布であるものは、非立体形状タイプのマスクに対してマスク面全体を該マスク取付部材でカバーできるので、安定性が増す効果がある。更に、マスク取付部材が、その両側部のバイヤステープが透明体の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープの延長形態とされたものとしたものは透明体とマスク取付部材を一体構造とすることができ、マスクの挟持に当たって折り返して留具を止める作業が簡単であり便利である。
本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの第1実施形態を示す図であって、Aはシールド本体を、Bは共に使用する汎用の使い捨てマスクを、Cはそのマスクを装填した形態を示したものである。 本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの第2実施形態を示す図であって、Aはシールドの透明体を、Bはマスク取付部材を、Cは共に使用する立体型のマスクを、Dはそのマスクを装填した形態を示したものである。 本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの第3実施形態を示す図であって、図2に示したものの変形例である。 本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの第4実施形態を示す図であって、Aはシールドの透明体を、Bはマスク取付部材を、Cは使用する立体型のマスクを、Dはそのマスクを装填した形態を示したものの斜視図である。 参考例を示す図であって、Aはシールド本体を、Bは共に使用する汎用の使い捨てマスクを、Cはそのマスクを装填した形態を示したものである。 本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの変形例を示す図であって、Aはシールドの透明体を、B上段はマスク取付部材の表面を、B下段はマスク取付部材の裏面を、Cは汎用の使い捨てマスクを装填した形態を示したものである。 本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドを防塵フードと共に着用した例を示したものである。 フィルム裏面の頬部分を布材で被覆する例を示す図である。
本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの第1実施形態を図1に示す。Aはシールド本体の表面側を示している。シールドとなるフィルム状の透明体1は着用者の顔幅を越える幅を持ち、額から鼻背中程にかけ、両目を覆うと共に、鼻尖と口部近傍を切り欠き両側部1aは下顎近傍まで延在する形状となっている。この透明体1はその周囲をバイヤステープ3で縁取りされ、その下方側で頬骨近傍から下顎近傍にかけた両側部に留め外し自在の留具の一方4aが上下2箇所に固定されている。マスク取付部材2は通気性のよい粗いメッシュの布で概ね矩形状に作られており、その周囲をバイヤステープ3で縁取りされている。この図に示したものはマスク取付部材2が前記透明体1の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープ3の延長形態として両者が連結されると共に、両側辺には留め具の他方4bが固定された構成を採っている。マスクの装填は、透明体1の下方側位置に図のBに示すような汎用の使い捨てマスク5を載置し、前記マスク取付部材2を連結部で折返し該マスク5の紐を該透明体との間で挟持できるように対の留具4a,4bを留めて組合わされる。下端にできるバイアステープ3の折返しのループにマスクの下側の紐を通すことで、マスクの上側の紐は下顎近傍まで延在する透明体1の両側部1aを上から頬部に押さえつけることで、本発明の防塵シールドの装着安定性をよくできる。この実施形態のものはマスク取付部材2は概ね矩形状であり、マスクを外側から覆う形であるから、立体型のマスクには不適であり、図Bに示したような平たいマスク用である。上記のような構成であるから、防塵服や防塵フードとは独立構造であり、本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、従来使用している防塵服や防塵フードをそのまま使いながら使用することができる。また、一般に普及している使い捨てマスクを交換可能に装填することができることにより、汚れやすいマスクのみを適宜交換し、コストのかかる透明体1については継続使用が可能である。透明体のフィルム素材としては曇り難いアセテートフィルム系の防曇機能を備えたものを使用することが望ましい。なお、マスクは耳かけタイプに限らず図3,図7に示すようにオーバーヘッド型のものであってもよい。
図1に示した実施形態ではマスク取付部材2が透明体1の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープ3の延長形態として両者が連結されているが、マスク取付部材2を透明体1とは切り離し別体構成とすることもできる。この形態の場合はバイアステープ3の折返しのループがないので、図2の実施形態に示されるように下の留具4a,4bを2対とし、その間にマスクの下側の紐を通すことでマスク5の安定性をよくする。また、上記の実施形態では使用に際し透明体1の裏面が使用者の頬に直接接触することになるが、この肌触りを嫌う傾向があり、その場合には図8に示したように透明体1の裏面下方部に布7を貼って肌さわりをよくすることが出来る。
なお、留具には図示したスナップ形態に限らずマジックテープ(登録商標)など適宜なものが使用できる。
図2に示したものは、本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの第2実施形態のものである。この形態は立体型のマスクにも適用できる万能型となっている。図のBに示されるようにこのマスク取付部材2は矩形ではなく透明体1と同様に鼻尖と口部近傍を切り欠いた形状となっている点が特徴となっている。このマスク取付部材2も通気性のよい粗いメッシュの布で作られており、その周囲をバイヤステープ3で縁取りされている。この例ではマスク5の本体を挟むのではなく紐部のみを挟持するものであるから、透明体1と重ねるマスク取付部材2の密着性を高めるために、留具の対の数を多くしている。因みにこの例では透明体1の中央下方位置にも留具4aが固定されている。また、図示された例は透明体1とマスク取付部材2とが切り離された別体構成となっているので、下方の留具は2対ずつ取付けられている。従ってマスク取付部材2にはそれぞれ対応する位置に他方の留具4bが縁取りされたバイヤステープ3に取付られている。この形態のマスク装填は、例えば図Cに示すような立体型のマスク5を図Aに示す透明体1の下方位置に載せ、2組の下の留具4a,4bの間にマスクの下側の紐を通し、マスク取付部材2を上から重ね、マスク5の紐を該透明体1との間で挟持できるように複数対の留具4a,4bを留めて組合わされ、図Dに示す態様となる。この実施形態はマスク取付部材2が透明体1と同様に鼻尖と口部近傍を切り欠いた形状となっているので立体型マスクの突出部を拘束しないのでマスク本来の立体形状をそのまま保ったまま使用することができる。この実施形態は立体型マスク専用というわけではなく、一般の使い捨てマスクを装填することができ、多様なマスクに適用できる機能を持っている。この形態の防塵シールドも、防塵服や防塵フードとは独立構造であり、従来使用している防塵服や防塵フードをそのまま使いながら使用することができること、一般に普及している使い捨てマスクを交換可能に装填することができることにより、汚れやすいマスクのみを適宜交換し、コストのかかる透明体1については継続使用が可能であることは先の実施形態と同様である。また、肌さわりの問題には図8に示したように透明体1の裏面下方部に布7を貼って肌さわりをよくすることが出来ることも同様である。
図2に示した実施形態ではマスク取付部材2を透明体1とは切り離し別体構成となっているが、図3に示すようにマスク取付部材2が透明体1の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープ3の延長形態として両者が連結された形態とすることもできる。その場合は図2のBと異なり、マスク取付部材2を上下ひっくかえして裏返し、下端部同士をバイヤステープ3で連結する構成となる。この形態の場合はバイアステープ3の折返しのループができるので、図1の実施形態に示されるように下の留具4a,4bを1対とし、そのループ部にマスクの下側の紐を通すことでマスク5の装填安定性をよくすることができる。また、本発明で使用するマスクは耳かけタイプに限らず、図3のBに示したようなオーバーヘッドタイプのものでもよい。
図4に示す実施態様は、立体マスクを使用するのに適した形態となっている。シールド1はAに図示するように単体で構成し、周囲をバイヤステープで縁取りされている。マスク取付部材2はBに図示されるように使用者の口部に当たる部分が切り欠けられて略U字形状の肌触りのよい目の細かなメッシュ布2aと、中央で縫い合わされ切り欠き部のない略方形の粗いメッシュ布2bが両側部を縁取りするバイヤステープで連結されている。一方の細かなメッシュの布2aも粗いメッシュの布2bも周囲がバイヤステープで縁取りされており、更に粗いメッシュの布2bは上下の辺も中央もバイヤステープで縁取りされている。粗いメッシュの布2bはゆったりと膨らみを持たせて縁取りされており、立体型マスクの突起部を包み込む形態となっている。また、この例ではマスク取付部材2にオーバーヘッドタイプのバンド8が取付けられており、シールド1をマスク5によらず、しっかりと使用者の頭部に固定できるようにしており、該バンド8には使用者の頭部大きさに合わせて調整できる調整具8aが備えられている。この例に限らず、本発明では必要に応じていずれの実施形態でもこのようなバンド8を採用することができる。シールド1には図4のAに示されるように中央下辺部と左右両側辺に留具4a-1,4a-2,4a-3が取付けられ、マスク取付部材2には図4のBに示されるように細かなメッシュの布2aには上辺中央部と両側辺下方部に4b-1,4b-4,4b-5が、粗いメッシュの布2bには両側辺に上下2箇所に留具4a-4,4a-5と4b-2,4b-3が取付けられている。シールド1を左右にひっくり返し、表面を下側にして中央の留具4a-1を細かなメッシュの布2aの留具4b-1に止めて位置決めする。次に、図4のCに示すような立体型のマスク5を細かなメッシュの布2aの切り欠き部に突部を紙面下側にして載せ、粗いメッシュの布2bを折り返してシールド1とマスク5をマスク取付部材2に挟持させる。そのとき、細かなメッシュの布2aの留具4b-4,4b-5と粗いメッシュの布2bの留具4a-4,4a-5とが組み合わされるが、折り返されたバイヤステープのループ部にマスクの下側の紐を通すことでマスク5の安定性をよくする。そして、粗いメッシュの布2bの留具4b-2,4b-3をシールド1の留具4a-2,4a-3とが対となって止められる。シールド1とマスク5がマスク取付部材2に挟持されて組合わされた形態を図4のDに示す。
図5に示したものは、本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドには含まれない参考例である。Aはシールド本体の表面を示している。シールドとなるフィルム状の透明体1は先の2つの例と同様に着用者の顔幅を越える幅を持ち、額から鼻背中程にかけ、両目を覆うと共に、鼻尖と口部近傍を切り欠き両側部1aは下顎近傍まで延在する形状となっている。この透明体1はその周囲をバイヤステープ3で縁取りされ、その下方側で頬骨近傍から下顎近傍にかけた両側部に留め外し自在の留具の一方4aが上下2箇所に固定されている。マスク取付部材2は最もシンプルな構成で、布地を使わず左右のバイヤステープ3を上端部で幅広のバイヤステープ6で連結した構成となっている。この図に示したものはマスク取付部材2が前記透明体1の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープ3の延長形態として両者が連結されると共に、両側辺には留め具の他方4bが、固定された構成を採っている。マスクの装填は、透明体1の下方側位置に図のBに示すような汎用の使い捨てマスク5を載置し、前記マスク取付部材2を連結部で折返し該マスク5の紐を該透明体との間で挟持できるように対の留具4a,4bを留めて組合わされる。下端にできるバイアステープ3の折返しのループにマスクの下側の紐を通すことで、マスクの上側の紐は下顎近傍まで延在する透明体1の両側部1aを上から頬部に押さえつけることで、本発明の防塵シールドの装着安定性をよくできる。この実施形態のものはマスク取付部材2はコの字状のバイヤステープであり、マスクに対しては不干渉の形であるから、立体型のマスクにも使用可能である。上記のような構成であるから、これも防塵服や防塵フードとは独立構造であり、従来使用している防塵服や防塵フードをそのまま使いながら使用することができること、一般に普及している使い捨てマスクを交換可能に装填することができることにより、汚れやすいマスクのみを適宜交換し、コストのかかる透明体1については継続使用が可能であることは前述した例と同様である。
この参考例もマスク取付部材2を透明体1とは切り離し別体構成とすることもできる。その場合はバイアステープ3の折返しのループがないので、先の例で説明したように下の留具4a,4bを2対とし、その間にマスクの下側の紐を通すことでマスク5の安定性をよくする。また、上記の実施形態では使用に際し透明体1の裏面が使用者の頬に直接接触することになるが、この肌触りを嫌う傾向があり、その場合には図8に示したように透明体1の裏面下方部に布7を貼って肌さわりをよくすることが出来る。
次に、図6に示す本発明に係るマスク交換可能な防塵シールドの変形例について説明する。図Aに示すシールドの透明体1はシールドとなるフィルム状の透明体1は着用者の顔幅を越える幅を持ち、額から鼻背中程にかけ、両目を覆う形状は前述した例と同様であるが、下顎近傍まで延在する両側部1aがなく頬部までとなった形状となっている点で異なる。マスクを透明体1とマスク取付部材2とで挟持するのではなく、マスク取付部材2を包み込む形態である。透明体1はその周囲がバイヤステープ3で縁取りされており、その下方位置にはほぼ等しい位置に複数(この例では3つ)の留具の一方4aが固定されている。該透明体1と組合わされるマスク取付部材2は矩形形状の通気性のよいメッシュ布であって、その上辺に前記透明体1に固定された留具の他方4bが対応する位置に取付けられ、該マスク取付部材2の両側辺の上部には留め外し自在の留具の一方が複数箇所に固定されており、マスク取付部材の両側辺の下部には留め外し自在の留具の他方が対称位置に固定され、該マスク取付部材の上方側位置にマスクを載置して該マスク取付部材の下方側を折り返したとき、その折返し部分にマスクの下方の紐を挟持することにより、マスクの上方の紐は2組の留具の間を通し、該紐が頬部までしかない透明体1の両側部1aから外れないようにし、マスクと透明体が結合されることが安定した装着のためには望ましい。図Bの上段はマスク取付部材の表面側を、図Bの下段はマスク取付部材の裏面側を示している。図Cは汎用の使い捨てマスクをこの変形例に装填した形態を示したものである。また、この実施対応のマスク取付部材を折返した形態ではなく、2枚の矩形形状に構成し、重ねてマスクを挟むようにしてもよい。その場合は下方の留具も2組とし、マスクの下方の紐はその間を通すようにするのが好ましいことは先の例での説明から容易に理解されるであろう。
本発明のマスク交換可能な防塵シールドは、無塵環境用に限らず、スポーツ用、医療現場用や花粉症対策用など、ゴーグルを用いるより圧迫感がなく、軽快に使用できるので、広い分野で使用することが期待できる。
1 透明体
1a 透明体の両側部
2(2a,2b) マスク取付部材
3 バイヤステープ
4(4a,4b) 留め部材
5 マスク
6 幅広のバイヤステープ
7 肌ざわりのよい布
8 オーバーヘッドバンド
8a 調整具

Claims (4)

  1. 少なくとも着用者の顔幅で額から鼻背中程にかけ、両目を覆うと共に、鼻尖と口部近傍を切り欠き両側部は下顎近傍まで延在する形状のフィルム状の透明体を備え、該透明体はその下方側で頬骨近傍から下顎近傍にかけた両側部に留め外し自在の留具の一方が複数箇所に固定されており、前記透明体の下方側位置にマスクを載置したとき該マスクの紐を該透明体との間で挟持できるように留め具の他方が固定されたマスク取付部材が組合わされてなるマスク交換可能な防塵シールドであって、
    前記マスク取付部材は、前記透明体の下方形状とほぼ同形状のメッシュ布であって、該メッシュ布の周辺部はバイヤステープで縁取りされ、該バイヤステープで縁取りされたメッシュ布を前記透明体の下方部に重ねてマスクの紐を該透明体との間で挟持して留具が係合されることを特徴とするマスク交換可能な防塵シールド。
  2. 少なくとも着用者の顔幅で額から鼻背中程にかけ、両目を覆うと共に、鼻尖と口部近傍を切り欠き両側部は下顎近傍まで延在する形状のフィルム状の透明体を備え、該透明体はその下方側で頬骨近傍から下顎近傍にかけた両側部に留め外し自在の留具の一方が複数箇所に固定されており、前記透明体の下方側位置にマスクを載置したとき該マスクの紐を該透明体との間で挟持できるように留め具の他方が固定されたマスク取付部材が組合わされてなるマスク交換可能な防塵シールドであって、
    前記マスク取付部材は、前記透明体の下方部をカバーする矩形状のメッシュ布であって、該メッシュ布の周辺部はバイヤステープで縁取りされ、該バイヤステープで縁取りされたメッシュ布を前記透明体の下方部に重ねてマスクの紐を該透明体との間で挟持して留具が係合されることを特徴とするマスク交換可能な防塵シールド。
  3. 前記マスク取付部材は、その両側部のバイヤステープが前記透明体の両側部の周囲を縁取りしたバイヤステープの延長形態とされたものである請求項1または2に記載のマスク交換可能な防塵シールド。
  4. 少なくとも着用者の顔幅で額から鼻背中程にかけ、両目を覆うフィルム状の透明体を備え、該透明体はその下方位置にほぼ水平方向に留め外し自在の留具の一方が複数箇所に固定されており、該透明体と組合わされるマスク取付部材は、矩形形状のメッシュ布であって、該マスク取付部材には前記透明体に固定された留具の他方が対応する位置に取付けられ、該マスク取付部材の両側辺には留め外し自在の留具の一方が複数箇所に固定されており、該マスク取付部材の下方側若しくは別体のマスク取付部材には留め外し自在の留具の他方が対応位置に固定されたものからなり、マスクの装填に際しては該マスク取付部材にマスクを載置して該マスク取付部材によって両側から挟持するようにして、マスクと透明体が結合されることを特徴とするマスク交換可能な防塵シールド。
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