JP6928979B1 - マスクカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクの着用者による飛沫がマスクの外側に出ることを抑えると共に、外部からの飛沫がマスクの内側に入ることを抑え、しかも装着性が良好なマスクカバーを提供する。【解決手段】着用者Pの鼻と口とを覆うマスク9に取り付けるマスクカバー1であって、着用者Pの鼻と口とを覆ったマスク9を外面側から覆うシート状の本体部2と、着用者Pの顔の幅方向における本体部2の両端部のそれぞれに、本体部2の厚み方向で重ねられて本体部2の端部との間にマスク9の一部を挟むように構成された被覆部3とを備え、被覆部3は、着用者Pの顔に相当する上下方向において、本体部2の端部の上下方向の長さよりも短く設定され、且つ本体部2の端部の下端側に寄せられたマスクカバー1。【選択図】図1

Description

本発明は、着用者の鼻と口とを覆うマスクを外面側から覆うマスクカバーに関する。
従来、不織布で形成された使い捨てマスクが公知である(特許文献1参照)。このマスクは、着用者の鼻や口を覆う本体と、着用者の耳に掛ける環状部と、を含んでいる。環状部は、本体よりも高伸縮性の不織布により形成されている。これにより、マスクの装着時に環状部がよく伸びるため、このマスクの着用感は良好となっている。
特開平7−275384号公報
ところで、着用者が前記マスクを装着していても、飛沫が、マスクの本体を通過したり、マスクの本体の外周部と着用者の顔面との間に生じる隙間から通過したりすることがある。そのため、着用者が咳やくしゃみをすると、飛沫はマスクの外側に出るおそれがあり、着用者の周囲にいる人が咳やくしゃみをすると、飛沫はマスクの内側に入るおそれがある。
そこで、本発明は、マスクに取り付けられるマスクカバーであって、マスクの着用者による飛沫がマスクの外側に出ることを抑えると共に、外部からの飛沫がマスクの内側に入ることを抑え、しかも装着性が良好なマスクカバーを提供することを目的とする。
本発明は、着用者の鼻と口とを覆うマスクに取り付けるマスクカバーであって、着用者の鼻と口とを覆ったマスクを外面側から覆うシート状の本体部と、着用者の顔の幅方向における前記本体部の両端部のそれぞれに、前記本体部の厚み方向で重ねられて前記本体部の端部との間にマスクの一部を挟むように構成された被覆部とを備え、前記被覆部は、着用者の顔に相当する上下方向において、前記本体部の端部の上下方向の長さよりも短く設定され、且つ前記本体部の端部の下端側に寄せられたことを特徴とする。
かかる構成によれば、左右の被覆部と本体部の左右両端部とがマスクの一部(例えば、マスクの左右の紐)をそれぞれ挟んだ状態で、マスクカバーの本体部がマスクの外側に取り付けられるため、マスクカバーの装着時における着用者において、マスクからマスクカバーが脱落しにくく、着用者からの飛沫は、マスクカバーの本体部に遮られてマスクカバーの外部に出にくい。また、マスクカバーの外部から着用者に向かう、他者からの飛沫はマスクカバーの本体部に遮られるため、着用者が飛沫を吸い込むことを抑えることができる。被覆部は、本体部の端部よりも上下方向の長さが短く構成され、且つ本体部の幅方向の端部に対して下端側に寄せた配置であるため、本体部と被覆部とを重ねることで、マスクカバーの下側でマスクの一部を挟み、着用者の顔の丸みに沿わせるようにして、マスクカバーに丸みを持たせることがでるから、マスクカバーの上側までしっかりと自立させることができ、よって、マスクカバーの装着性が良好となる。
本発明は、前記本体部及び前記被覆部のうち少なくとも一方には、前記本体部の前記厚み方向の内面側から外面側へ挿通されて、マスクの装着部を挿通するための貫通孔が形成され、前記被覆部は、前記本体部の前記幅方向における端縁に連設されると共に、前記本体部の端部に重なるようにして、マスクの一部を挟むように構成された構成を採用できる。
かかる構成によれば、各被覆部が本体部の各端部に対して重なるから、本体部における幅方向の両端部において、マスクカバーの取り付け時における剛性を確保すると共に、マスクカバーの外側に引き出されたマスクの装着部を用いて、マスクカバーが取り付けられたマスクを装着することができる。
本発明によれば、マスクに取り付けられるマスクカバーであって、マスクの着用者による飛沫がマスクの外側に出ることを抑えると共に、外部からの飛沫がマスクの内側に入ることを抑える、しかも装着性が良好なマスクカバーを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るマスクカバーの模式図であって、マスクカバーを取り付けたマスクの着用時を示す模式図である。 図2は、マスクが取り付けられていないマスクカバーの正面図である。 図3は、マスクが取り付けられたマスクカバーの取り付けを説明するための模式図であり、マスクの一部を貫通孔に挿入した状態の模式図である。 図4は、図3におけるY−Y線断面矢視図である。 図5は、マスクが取り付けられたマスクカバーの取り付けを説明するための模式図であり、マスクの一部をマスクカバーに固定した模式図である。 図6は、変形例に係るマスクカバーの模式図である。 図7は、変形例に係るマスクカバーの模式図である。 図8は、変形例に係るマスクカバーの要部断面図である。 図9は、変形例に係るマスクカバーの要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図9を参照しつつ説明する。まず、図1ないし図5に基づいて、一実施形態を説明する。図1に示すように、マスクカバー1は、着用者Pの鼻と口とを覆うマスク9に取り付けられる。
マスクカバー1が取り付けられるマスク9は、例えば、不織布製のマスク、布マスク等である。マスク9は、例えば、着用者Pの鼻と口とを覆うマスク本体91と、着用者Pの頭に装着される装着部92とを有する。なお、マスク9は耳に掛けるタイプや頭部に掛けるタイプを含むものとする。本実施形態では、装着部92は、耳掛け可能にマスク本体91の左右に一対形成される。この場合、マスク9の装着部92は、マスク本体91の幅方向における端部から延び、着用者Pの耳に巻き付ける帯状の紐部に形成される。
図1及び図2に示すように、マスクカバー1は、マスク9(図1のマスク本体91)を外面側から覆うシート状の本体部2と、着用者Pの顔の幅方向における本体部2の両端部20のそれぞれに、本体部2の厚み方向で重ねられる被覆部3とを備える。また、本実施形態のマスクカバー1は、被覆部3と本体部2の端部20(具体的には、本体部2の被覆部3との重なり部分)とを接続する接続部4を備える。
以下の説明では、マスクカバー1の内側は使用時に着用者Pの顔と対向する側であり、マスクカバー1の外側は内側の反対側であると特定する。よって、マスクカバー1の内外方向は、本体部2の厚み方向である(図2における紙面に垂直な方向である)。マスクカバー1の上側は、着用者Pの頭側であり、マスクカバー1の下側は、着用者Pの足側と特定する。即ち、マスクカバー1の上側、下側は、図2における上側、下側である。さらに、マスクカバー1の幅方向は、マスクカバー1の着用者Pの顔の幅方向と特定する。即ち、マスクカバー1の幅方向は、図2における左右方向である。
マスクカバー1は、例えば平面視において、隅部をR状に切除した略8角形シートである。マスクカバー1は透明のシートであり、例えば、無色透明のシートである。また、マスクカバー1は左右対称形状である。
以下に、本体部2の構成を具体的に説明する。本体部2は平面視において、上端縁24及び下端縁25が平行な直線とされる。また、各上端縁24の各隅部から下方に至る辺は、幅方向外側に向けて傾斜する上辺部24aとされ、各下端縁25の各隅部から上方に至る辺は、幅方向外側に向けて傾斜する下辺部25aとされている。上辺部24aの下端と下辺部25aの上端は、それぞれ仮想の曲げ部11とされ、この両曲げ部11は、後述する被覆部3を折り曲げる線分とされている。即ち、曲げ部11は、本体部2と被覆部3との間(境界)に配置されている。また、前記上辺部24aと、下辺部25aの傾斜の相違は、上辺部24aの方が下辺部25aに比べて急峻である。
各曲げ部11には、図1及び図3で示すマスク9の装着部92を、本体部2の厚み方向の内面側から外面側へ挿通される貫通孔21が形成されている。貫通孔21は、例えば、上下方向に延びるスリット状である。本実施形態では、貫通孔21は、曲げ部11の下寄り、即ち、本体部2の下寄りに形成されている。
本体部2の端部20は、本体部2の幅方向における、それぞれの両側に位置している。端部20は、後述するように、本体部2の厚み方向で、被覆部3が重ねられる領域である。
このようにして、図1に示すように、本体部2は、マスク9(マスク本体91)の外面側を覆い、且つ着用者Pにおいては、少なくとも鼻と、口と、目とを含む領域を覆うように、上下、左右方向に延びている。また、本体部2は、着用者Pの顎から、両方の目までを連続して覆うように延びている。また、本体部2は、着用者Pのこめかみや頬を覆うように延びている。本実施形態では、本体部2は、着用者Pの顔面全体、即ち、上下方向は顎から額まで、左右方向は左右のもみあげ付近までを覆うように構成されている。
図2に示すように、前記被覆部3は、曲げ部11の延長上に形成され、本体部2の下側寄りに配置されている。被覆部3は、例えば、本体部2と同じ材質を用いて、本体部2と一体的に形成されている。また、被覆部3は、本体部2の端部20との間にマスク9の一部を挟むように構成されている。被覆部3は、本体部2の一方の端部20と他方の端部20とに、それぞれ1つ、厚み方向において重ねられることが可能とされている。換言すると、被覆部3は、本体部2の幅方向における曲げ部11に連設されると共に、本体部2の端部20に重なるように曲げ部11を介して折り返されることが可能とされて、マスク9の一部(マスク9の装着部92)を挟むように構成され、図3に示すように、被覆部3の内面30が本体部2の端部20の内面220と重なるように、曲げ部11を介して折り返すことが可能とされている。
本実施形態では、被覆部3の上下方向の長さが、本体部2の端部(曲げ部11)の上下方向の長さよりも短い。被覆部3は、着用者Pの顔に相当する上下方向において、本体部2の上下方向の長さよりも短く設定されており、且つ本体部2の端部の下端側に寄せられている。また、被覆部3は、本体部2と一体に形成されている。これらの構成により、被覆部3は、本体部2の端縁から外方へ延設された延設部とされている。
さらに詳しく、被覆部3の形状を説明する。本実施形態では、図2及び図3に示すように、被覆部3は、曲げ部11を本体部2と共通とすると共に、幅方向外側に向けて傾斜する被覆上辺部24bと、幅方向外側に向けて傾斜する被覆下辺部25bと、被覆上辺部24bと被覆下辺部25bとを連続する中間辺部30aとから形成されている。
各被覆上辺部24bの傾斜は、上辺部24aと同様であり、各被覆下辺部25bの傾斜は、下辺部25aと同様である。被覆上辺部24bの下端と被覆下辺部25bの上端は、上下方向に沿った中間辺部30aによって連続されている。また、各被覆部3は、各曲げ部11を共通として、略台形形状とされている。
本体部2及び被覆部3が上記のように形成されることで、マスクカバー1は、左右対称に形成されている。また、本体部2及び被覆部3が上記のように形成されることで、マスクカバー1では、上下方向の寸法が、幅方向の寸法よりも小さく形成されている。
次に、図3及び図4に基づいて、被覆部3が備えた接続部4について説明する。接続部4は、被覆部3と本体部2の端部20との間にマスク9の一部(例えば、マスク9の装着部92)を挟んだ状態で、被覆部3と本体部2の端部20とを接続するように構成されている。これにより、接続部4は、マスク9の一部をマスクカバー1に対して固定できる。接続部4は、本体部2と被覆部3との重なり部分、具体的には被覆部3の主面(例えば、被覆部3の内面30)と端部20の主面(例えば、端部20の内面220)とを接続する。
接続部4は、接着剤であり、被覆部3の内面30に設けられている。接続部4は、各被覆部3の左右方向途中部で、上下方向に亘って帯状に形成されている。接続部4は、被覆部3の左右方向途中部で、被覆上辺部24b及び被覆下辺部25bに亘るように、上下方向に沿って連続して一体的に形成されている。接続部4は、図4に示すように、マスクカバー1のマスク9への取り付け前の状態では、例えば、剥離紙5により覆われている。剥離紙5は、接続部4の幅方向を覆うのに充分な幅を備えており、被覆上辺部24b、被覆下辺部25b及び中間辺部30aに沿った形状に形成されている。
ところで、マスクカバー1(本体部2及び被覆部3)の厚みtは、20μm〜100μmである。具体的には、マスクカバー1(本体部2及び被覆部3)の厚みtは、40μm〜70μmが好ましい。マスクカバー1の厚みtがこのような範囲である場合、マスクカバー1にコシが出るので、マスクカバー1の取り付け時に、マスクカバー1が自立した状態(上下方向に延びた状態)が維持され易い。特に、マスクカバー1(本体部2)の厚みが、40μm〜70μmであると、コシと着用者Pの顔面の形状への追従性とを両立できるので、好ましい。マスクカバー1の厚みが20μmより薄くなると、コシがなくなるため自立状態を維持しにくく、100μmより厚くなると、着用時に顔面の形状に沿った形状になりにくい。なお、本実施形態のマスクカバー1の厚みは、均一であるが、不均一であってもよい。
マスクカバー1は、非透水性、抗菌性、耐候性、及び、防曇性の少なくとも一つを有することが好ましい。マスクカバー1が非透水性を有する場合、マスクカバー1は飛沫を通さない。また、マスクカバー1が抗菌性を有する場合、マスクカバー1に細菌が付着したとしても、この細菌が繁殖しにくい。マスクカバー1の材質が耐候性を有する場合、マスクカバー1は、気候条件の厳しい環境(例えば、屋外や紫外線が強い窓際等)で使用されたとしても、劣化しにくい。また、マスクカバー1が防曇性等を有する場合、例えばマスクカバー1を取り付けたマスク9を着用して温度差のある場所に移動しても、マスクカバー1が曇りにくい。
本実施形態の場合、マスクカバー1は、樹脂製のフィルムである。マスクカバー1を構成する樹脂製のフィルムは、OPP(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)とされる。なお、樹脂製のフィルムは、二軸延伸ポリアミドフィルム等であってもよい。また、樹脂製のフィルムは、複数の層で構成されたフィルム、例えば、多層ラミネートフィルムであってもよい。
このようなマスクカバー1をマスク9に取り付ける際には、次のような手順で行う。即ち、図3、図5に示すように、(1)本体部2にマスク9を重ねる。(2)マスク9の装着部92を貫通孔21に挿通する。(3)剥離紙5を除去する。(4)被覆部3を折り返す。
例えば、(1)について、図3に示すように、貫通孔21は、本体部2の下寄りに形成されているため、マスク本体91が本体部2の下寄りに重なるよう配置されることが好ましい。(2)について、貫通孔21を着用者Pの手指で開けるようにして、装着部92を挿通する。具体的には、装着部92を本体部2の内面側から被覆部3の外面側に亘るように貫通孔21に挿通する。(3)について、図4で示すように、剥離紙5は、着用者Pの手指で剥がすように除去される。(4)について、図5に示すように、被覆部3を、本体部2の端部20の一部に重なるように曲げ部11で折り返す。これにより、マスク9の装着部92を被覆部3と端部20との間に挟んだ状態で固定する。
前述のように、被覆部3は、本体部2の端部20の下側寄りに配置されているから、ここで言う、本体部2の端部20の前記一部とは、本体部2の下側寄りを意味する。そして、本実施形態のマスクカバー1では、被覆部3は、本体部2の幅方向における曲げ部11が頂点となるように、曲げ部11を介して折り返される。
以上のマスクカバー1では、一対の被覆部3と本体部2の端部20とがマスク9の一部(例えば、マスク9の装着部92)を挟んだ状態で、マスクカバー1の本体部2がマスク9の外側に取り付けられるため(図1参照)、マスクカバー1からマスク9が脱落しにくい。そして、着用者Pからの飛沫は、マスクカバー1の本体部2に遮られてマスクカバー1の外部に出にくい。また、マスクカバー1の外部から着用者Pに向かう飛沫はマスクカバー1の本体部2に遮られるため、着用者Pが飛沫を吸い込むことを抑えることができる。
本実施形態のマスクカバー1では、マスク9への取り付け状態において、接続部4は、本体部2の各端部20と各被覆部3とがマスク9の一部(例えば、マスク9の装着部92)を挟み込んだ状態を保持する。そのため、マスクカバー1のマスク9に対する位置ずれが抑えられる。
また、本実施形態のマスクカバー1では、各被覆部3が本体部2の各端部20に対して重なるように折り返されることにより、本体部2における幅方向の両端部20において取り付け時におけるマスクカバー1の剛性を確保するとともに、マスクカバー1の外側に引き出されたマスク9の装着部92を用いて、マスクカバー1が取り付けられたマスク9を装着することができる。
本実施形態のマスクカバー1では、マスクカバー1の本体部2が着用者Pの目を覆うように延びているため、マスクカバー1の外部から飛沫が着用者Pの目に向かっても本体部2に遮られるため、着用者Pの目に飛沫が入ることを抑えることができる。さらに、本実施形態のマスクカバー1では、本体部2が着用者Pのこめかみや頬を覆うように延びているため、着用者Pの側方から飛沫が着用者Pに向かっても本体部2に遮られるため、着用者Pの目、鼻、口に飛沫が届くことを抑えることができる。
しかも、図5に示すように、被覆部3は、幅方向外側に向けて傾斜する被覆上辺部24bと、幅方向外側に向けて傾斜する被覆下辺部25bと、被覆上辺部24bと被覆下辺部25bとを連続する中間辺部30aとから形成されて、本体部2の端部(この場合、曲げ部11)よりも上下方向の長さが短く構成されている。このため、曲げ部11を軸に本体部2に対して折り返し易い。そして、被覆部3は、本体部2の幅方向の端部に対して下端側に寄せた配置である。このため、本体部2と被覆部3とを重ねることで、マスクカバー1の下側でマスク9の装着部92を挟み、着用者Pの顔の丸みに沿わせるようにすることができ、しかも、マスクカバー1に丸みを持たせることがでるから、マスクカバー1の上側までしっかりと自立させることができ、したがって、マスクカバーの装着性が良好となる。また、被覆部3が本体部2に重なることで厚みが増して自立形状を保持しやすくなる。さらに、被覆部3を曲げ部11で折り返しているため、この曲げ部11のコシによって自立形状を保持しやすくなる。
本発明のマスクカバーは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態のマスクカバー1では、八つの角部を備えていた。しかしながら、上辺部24a及び被覆上辺部24bは急峻な円弧状に形成され、下辺部25a及び被覆下辺部25bは緩やかな円弧状に形成されていてもよい。また、中間辺部30aも円弧状に形成することもできる。つまり、被覆部3の外縁形状を曲線状に形成することもできる。
上記実施形態のマスクカバー1では、八つの角部を備えていた。しかしながら、マスクカバー1では、図6に示すような形状が考えられる。図6のマスクカバー1では、本体部2の上部に、略直角に交差する角部δが形成され、本体部2の両端辺2Aの途中に、上記実施形態と同様の被覆部3が連設される。即ち被覆部3は、急峻な傾斜の被覆上辺部24bと、緩やかな傾斜の被覆下辺部25bとを有している。そして、被覆上辺部24bは、端辺2Aの下側に、該端辺2Aに対して幅方向外側に屈曲するように連続している。被覆下辺部25bは、本体部2における下辺部25aと同様の傾斜である。また、被覆部3の内面30に接続部4が設けられ、本体部2の端部20の内面220と重なるように、曲げ部11を介して折り返すことが可能である。なお、本体部2の両端辺2A(本体部の端部)と、曲げ部11は同一線上にある。また、曲げ部11に沿うように、上記実施形態と同様の貫通孔21が形成されている。
本実施形態によれば、被覆部3は、被覆上辺部24bと、被覆下辺部25bと、中間辺部30aとから形成されて、本体部2の端部(この場合、曲げ部11)よりも上下方向の長さが短く構成されている。このため、曲げ部11を軸に本体部2に対して折り返し易い。そして、被覆部3は、本体部2の幅方向の端部に対して下端側に寄せた配置である。このため、本体部2と被覆部3とを重ねることで、マスクカバー1の下側でマスク9の装着部92を挟み、着用者Pの顔の丸みに沿わせるようにすることができ、しかも、マスクカバー1に丸みを持たせることがでるから、マスクカバー1の上側まで確りと自立させることができ、したがって、マスクカバーの装着性が良好となる。
図6のマスクカバー1では、下辺部25aを有していたが、各端辺2Aが上下方向に沿う形状とすることもできる。すなわち、本体部2は、左右方向の長さが上下方向よりも長い略矩形に形成されると共に、各被覆部3は、本体部2の端辺2Aの下寄りに一体形成した構成とすることもできる。
上記実施形態のマスクカバー1では、接続部4は、上下方向において連続して設けられていたが、図7に示すように、上下方向において隙間をあけて(間欠的に)設けられてもよい。また、接続部4は、上下方向以外の方向に亘って設けられてもよい。例えば、接続部4は、幅方向(左右方向)に亘って設けられたり、斜め方向に延びるように設けられたり、或いは左右に蛇行するように設けられたりすることが考えられる。なお、図7では、剥離紙5は切除したものを表している。
上記実施形態のマスクカバー1では、接続部4は、被覆部3に設けられていたが、被覆部3及び本体部2の少なくとも一方に設けられていればよい。本体部2に設ける場合、接続部4は、本体部2の端部における内面に設けられ、本体部2の端部20の内面と被覆部3の内面とを接続することになる。なお、接続部4を本体部2の端部に設ける場合では、例えば、剥離紙5を除去し、本体部2の内面にマスク9を配置し、マスク9の装着部92を貫通孔21に挿通する。これによって、マスク9(装着部92)を本体部2に仮止めができ、続いて、曲げ部11を軸に、被覆部3を折り返すようにして、本体部2にマスク9を装着することができる。このとき、被覆部3は、曲げ部11に連設されているから、被覆部3の内面が本体部2の端部20の内面と重なるように折り返される。
接続部4は、接着剤に限らず、例えば、ファスナー(点ファスナー、線ファスナー、面ファスナー)や粘着剤等であってもよい。接続部4がファスナーである場合、本体部2にはファスナーを構成する一方の部材(例えば、オス部材)が設けられ、被覆部3には他方の部材(例えば、メス部材)が設けられることが考えられる。接続部4が粘着剤である場合、例えば、シリコン製の粘着シートであることが考えられる。
上記実施形態のマスクカバー1は、接続部4を備えていたが、図8に示すように、接続部4を設けず、本体部2と被覆部3とをマスクカバー1の厚み方向で重ね合わせた構成であってもよい。本実施形態のマスクカバー1の場合、曲げ部11が折曲されて、被覆部3が本体部2の幅方向の一部に重ね合わされる。本実施形態では、マスクカバー1の製造工程において、マスクカバー1を形成することができる。具体的には、曲げ部11を加熱や加圧することで、本体部2と被覆部3とが、曲げ部11に折り癖がついた状態で隙間を介して(非接続の状態で)厚み方向で重ねられる。そして、貫通孔21は、本体部2に形成されることが考えられる。本実施形態の場合では、着用者Pが、本体部2と被覆部3との間の前記隙間を広げて、マスク9の装着部92を貫通孔21に挿入することができる。マスクカバー1は、樹脂製のフィルムであるから、本体部2と被覆部3との間の隙間を広げ易い。
なお、上記実施形態では、貫通孔21は、上下方向に延びるスリット状に形成されていたが、本実施形態の場合では、曲げ部11で折り返されるから、着用者Pがマスク9の装着部92を貫通孔21に通し易くするために、本体部2あるいは被覆部3側へ広げることも考えられる。または、本体部2あるいは被覆部3側へ広げることもあり得るが、スリット状の貫通孔21の上下方向(長手方向)の両端に丸孔を組み合わせて形成することもできる。
上記実施形態のマスクカバー1では、被覆部3は、本体部2の幅方向における曲げ部11が頂点となるような曲げ部11を介して折り返されていたが、この曲げ部11を折り目として折り返されてもよい。例えば、本体部2の幅方向における曲げ部11に予めハーフカット加工等を施しておき、折り目を介して折り返してもよい。
上記実施形態のマスクカバー1では、本体部2と被覆部3とは一体であった。しかしながら、図9に示すように、本体部2と被覆部3とは別体であってもよい。この場合、被覆部3は、本体部2の材質と別の材質(例えば、不織布)で構成されることが考えられる。本実施形態の場合でも、接続部4は、本体部2あるいは被覆部3に設けることができ、貫通孔21は、本体部2あるいは被覆部3に形成することができる。図9の場合では、例えば、被覆部3に接続部4が設けられ、接続部4が剥離紙5で覆われており、また、本体部2に貫通孔21が形成される。そして、マスク9の装着部92を貫通孔21に通してから、被覆部3側の剥離紙5を取除いて、本体部2に被覆部3を取り付ける。別例として図では示さないが、本体部2に接続部4が設けられ、接続部4よりも本体部2の端部側に貫通孔21が形成されている場合では、マスク9の装着部92を貫通孔21に通すことで、マスク9の仮止めができる。
なお、マスクカバー1において、本体部2は、少なくとも着用者Pの鼻と口とを含む領域を覆っていればよく、目を覆っていなくてもよい。また、各実施形態におけるマスクカバー1の角部の角度はR状に形成することもできる。
上記実施形態のマスクカバー1では、耳に掛けるタイプのマスク9で説明したが、マスク9は、頭部に掛けるタイプであってもよい。
1…マスクカバー、2…本体部、3…被覆部、4…接続部、5…剥離紙、9…マスク、10…角部、11…曲げ部、20…端部、21…貫通孔、22…内面、23…外面、24…上端縁、25…下端縁、24a…上辺部、24b…被覆上辺部、25a…下辺部、25b…被覆下辺部、30…内面、30…中間辺部、91…マスク本体、92…装着部、220…内面、P…着用者

Claims (2)

  1. 着用者の鼻と口とを覆うマスク本体と該マスク本体を着用者に装着する装着部とを含むマスクに取り付けられるマスクカバーであって、着用者の鼻と口とを覆ったマスク本体を外面側から覆い、且つ、着用者の少なくとも目と鼻と口を含む領域を覆うように、上下方向に連続して形成されるシート状の本体部と、着用者の顔の幅方向における前記本体部の両端部のそれぞれに、前記本体部の厚み方向で重ねられて前記本体部の端部との間に前記装着部を挟むように構成された被覆部とを備え、
    前記本体部は、上端を形成する上端縁と、該上端縁の各隅部から幅方向外側に傾斜する上辺部と、を備え、
    前記被覆部は、着用者の顔に相当する上下方向において、前記本体部の端部の上下方向の長さよりも短く設定され、且つ前記本体部の端部の下端部に寄せられ、前記上辺部の下端から下方へ延びる曲げ部を介して前記本体部に連設され、該曲げ部で折り返すことで前記本体部の端部に重ねられるよう構成されており、しかも、前記上辺部の下端に連続して、該上辺部と同様の傾斜で幅方向外側に傾斜する被覆上辺部を備えることを特徴とするマスクカバー。
  2. 前記本体部及び前記被覆部のうち少なくとも一方には、前記本体部の前記厚み方向の内面側から外面側へ挿通されて、マスクの装着部を挿通するための貫通孔が形成され、前記被覆部は、前記本体部の前記幅方向における端縁に連設されると共に、前記本体部の端部に重なるようにして、マスクの一部を挟むように構成されている請求項1に記載のマスクカバー。
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